JP2016196428A - エクオール及びキレート剤を含有する外用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】美白効果が向上した外用組成物の提供。【解決手段】エクオール及びキレート剤を含有する外用組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、エクオール及びキレート剤を含有する外用組成物に関する。
従来、乳液、クリーム、化粧水、パック、洗浄料、ファンデーション、軟膏、分散液等の皮膚外用剤には、慢性的な紫外線曝露により生じる皮膚の老化、肌のくすみ等の様々な皮膚障害いわゆる光加齢を防止することを目的として、これらに種々の成分が加えられてきた。
例えば、N−ヒドロキシコハク酸イミドは、銅に対するキレート効果があり、このキレート効果によりチロシナーゼから銅を奪い、その結果、チロシナーゼの活性が阻害される。太陽光の照射などによって、メラノサイトが活性化された場合も、N−ヒドロキシコハク酸イミドの存在下では、チロシナーゼの活性が阻害されるため、メラニン産生が抑制され、その結果、優れた美白効果を奏すると考えられている(特許文献1)。
また、皮膚老化の原因の一つとして、生体内に発生する活性酸素の悪影響も論じられており、生体内に存在する鉄などの金属を介して発生するヒドロキシラジカルが、過酸化脂質を生成すること、タンパク質等にダメージを与える恐れがあることが報告されている。
例えば、細胞膜などに存在する脂質(LH)は、活性酸素のヒドロキシラジカルにより脂質ラジカルとなり、これが他の脂質と反応して過酸化脂質になると同時に新たな脂質ラジカルが生成すること(連鎖的脂質過酸化反応)が知られている。具体的には、まず、スーパーオキシドが3価鉄の鉄錯体を2価鉄の鉄錯体に還元し、その2価鉄は、細胞膜表面にわずかに存在する過酸化脂質をアルコキシラジカルとヒドロキシラジカルに分解する。そして、これらが細胞膜内奥の脂質不飽和部と反応し、水素を引き抜いて、連鎖的脂質過酸化反応を誘導すると考えられている(非特許文献1)。
そのため、金属キレート剤や紫外線防止剤、活性酸素除去剤、抗酸化剤を組合せた皮膚外用剤が開発され、皮膚老化を防止する試みがなされている(特許文献2)。
一方、エクオールは、イソフラボンの一種のダイゼインが腸内細菌により代謝されて生成する物質で、イソフラボンがエクオールに変換されることにより、イソフラボンの女性ホルモン様の生理作用が強くなることが確認され、更年期症状や骨粗鬆症の予防や改善(特許文献3)、皮膚の老化及びシワの予防や治療(特許文献4)、アレルギー症状の緩和(特許文献5)、美白化粧料(特許文献6)等への利用が提案されている。
エクオールは合成法或いは発酵法(特許文献7)による製造方法が知られており、合成法によるエクオールは既に試薬としても市販されている。このようなエクオールの機能を利用した皮膚外用組成物や飲食品は提案されているが(特許文献4)、エクオールとキレート剤を併用することにより、美白効果が相乗的に向上することは知られていない。
特開2006−248913号公報 特開2000−136123号公報 特表2001−523258号公報 特表2002−511860号公報 特許4479505号公報 特開2014−043472号公報 特表2006−504409号公報
"連鎖的脂質過酸化反応"、[online]、[平成27年3月31日検索]、インターネット(URL:http://hobab.fc2web.com/sub2-rennsatekisisitsukasannkahannnou.htm)
本発明は、美白効果が向上した外用組成物の提供を課題とする。
本発明者等は上記課題に鑑み、その解決手段を鋭意検討したところ、エクオール及びキレート剤を用いることにより美白効果が相乗的に向上することを発見し、上記課題を解決できることに想到した。本発明は以下の通りである。
<1>
エクオール及びキレート剤を含有する外用組成物。
<2>
前記キレート剤が、エデト酸(EDTA、エチレンジアミン四酢酸)及びその誘導体並びにそれらの塩、クエン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、サリチル酸及びその誘導体並びにそれらの塩、酒石酸及びその誘導体並びにそれらの塩、グルコン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、フィチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、デスフェリオキサミン、ジエチレントリアミン五酢酸及びその塩、o−フェナントロリン、トランスフェリン、フェリチン、ラクトフェリン、カフェイン酸、マルトール、プルプロガリン、及びピロガロールからなる群から選ばれる一種又は二種以上である、<1>に記載の外用組成物。
<3>
化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、または外用医薬品に利用される、<1>又は<2>に記載の外用組成物。
エクオール及びキレート剤を用いることにより、美白効果が相乗的に向上した外用組成物を提供できる。また、当該外用組成物を利用した、化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品を提供できる。さらに、エクオールの作用により、皮膚の老化及びシワの予防、アレルギー症状の緩和の効果が期待できる。
<エクオール>
本発明に係る外用組成物はエクオールを含有する。
エクオールを得る方法は特段限定されず、大豆発酵物や酪農産物から直接抽出してもよく、微生物を用いて生産してもよい。
大豆発酵物や酪農産物から抽出する場合、その原料は特段限定されないが、納豆、臭豆腐、味噌、醤油、卵や、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどが挙げられる。該原料は、いずれか1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。該天然物からの抽出方法及び抽出条件は特段限定されず、常法に従えばよい。例えば、水抽出、熱水抽出、温水抽出、アルコール抽出、超臨界抽出等の公知の抽出方法を用いることができる。
溶媒抽出を行う場合、溶媒としては、例えば、水;メタノール、エタノール等の低級ア
ルコールや、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール等のアルコール類(無水、含水の別を問わない);アセトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン等が挙げられ、好ましくは水、エタノール等である。これらの溶媒は、いずれか1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
得られた抽出物をそのままの状態で使用することもできるが、乾燥させて粉末状のものを用いてもよい。また、必要に応じて得られた抽出物に精製、濃縮処理等を施してもよい。精製処理としては、濾過又はイオン交換樹脂や活性炭カラム等を用いた吸着、脱色といった処理を行うことができる。また、濃縮処理としては、エバポレーター等の常法を利用できる。
また、得られた抽出物(又は精製処理物若しくは濃縮物)を凍結乾燥処理に供して粉末化する方法、デキストリン、コーンスターチ、アラビアゴム等の賦形剤を添加してスプレードライ処理により粉末化する方法等、公知の方法に従って粉末化してもよい。さらにその後に、必要に応じて純水、エタノール等に溶解して用いてもよい。
一方で、微生物を用いて生産する場合、その微生物がフラボン類を原料としてエクオールを生産できる限り、方法は特段限定されず、特表2006−504409号公報に記載の方法をはじめ、公知の方法で生産できる。
<キレート剤>
本発明に係る外用組成物はキレート剤を含有する。
前記キレート剤は、化粧料等に通常使用されているものであって、本発明の効果が発揮されるものであれば特段限定されない。例えば、エデト酸(EDTA、エチレンジアミン四酢酸)及びその誘導体並びにそれらの塩、クエン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、サリチル酸及びその誘導体並びにそれらの塩、酒石酸及びその誘導体並びにそれらの塩、グルコン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、フィチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、デスフェリオキサミン、ジエチレントリアミン五酢酸及びその塩、o−フェナントロリン、トランスフェリン、フェリチン、ラクトフェリン、カフェイン酸、マルトール、プルプロガリン、ピロガロール等を挙げることができる。これらはいずれか1種のみを用いてもよいし、複数種を用いてもよい。
中でも、エクオールと併用した際に美白効果がより相乗的に向上することから、エデト酸(EDTA)が好ましい。
これらのキレート剤の由来は特に制限されず、動植物由来、微生物由来、および合成品のいずれであってもよい。抽出方法や精製方法についても特に制限はなく公知の方法に従えばよい。
<外用組成物>
本発明に係る外用組成物はエクオール及びキレート剤を含有するものである。これらを併用することにより美白効果が相乗的に向上する。また、エクオールの作用により、皮膚の老化及びシワの予防、アレルギー症状の緩和などの効果が期待できる。このため、本発明に係る外用組成物は、化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品などに好ましく利用される。
本発明に係る外用組成物は、エクオール及びキレート剤のみとすることもできるが、これらの成分以外に、公知の賦形剤、香料、着色料、乳化剤、安定化剤、増粘剤、酵素、防腐剤、抗菌剤、滑沢剤、界面活性剤、崩壊剤、崩壊抑制剤、結合剤、吸収促進剤、吸着剤、保湿剤、可溶化剤、保存剤、風味剤、甘味剤、紫外線吸収剤等を、本発明の効果を損な
わない範囲で必要に応じて配合することができる。
本発明に係る外用組成物全量に対するエクオールの含有量は、本発明の所望の効果が発揮される限り特段限定されないが、通常0.0001〜1質量%であり、好ましくは0.0005〜0.1質量%であり、より好ましくは0.001〜0.05質量%である。
また、本発明に係る外用組成物全量に対するキレート剤の含有量は、本発明の所望の効果が発揮される限り特段限定されないが、通常0.01〜10質量%であり、好ましくは0.05〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜3質量%である。
<化粧品>
本発明に係る外用組成物は、化粧品の素材として利用する場合、水溶液、ローション、スプレー液、懸濁液および乳化液などの液状;粉末、顆粒およびブロック状などの固体状;クリームおよびペーストなどの半固体状;ゲル状等の各種所望の剤形に調製できる。
具体的には、例えば、化粧石鹸、シャンプー、洗顔料、リンス、アイクリーム、アイシャドウ、クリーム・乳液、化粧水、美容液、香水、おしろい、化粧油、頭髪用化粧品、染毛料、練香水、パウダー、パック、クレンジングクリーム、ひげそり用クリーム、ひげそり用ローション、日焼けオイル、日焼け止めオイル、日焼けローション、日焼け止めローション、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、ファンデーション、粉末香水、ほお紅、マスカラ、眉墨、爪クリーム、美爪エナメル、美爪エナメル除去液、洗毛料、浴用化粧品、口紅、リップクリーム、アイライナー、歯磨き、デオドラント剤、オーデコロン、養毛剤および育毛剤などとして使用することができる。
本発明に係る外用組成物を化粧品の素材として利用する場合には、目的に応じて、通常、化粧品に使用されている公知の様々な成分を含有することができる。例えば、非イオン性の界面活性剤や、低級アルコール、多価アルコールのほか、オリーブ油やツバキ油、スクワランなどの油類、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの脂肪酸などを含有することができる。
本発明に係る外用組成物を利用した化粧品は、常法に従って製造することができる。また、本発明に係る外用組成物の化粧品への配合量、配合方法、配合時期は適宜選択することができる。さらに、必要に応じて、瓶、袋、缶、スプレー缶、噴霧容器、箱、パック等の適宜の容器に封入することができる。
本発明に係る外用組成物を化粧品の素材として利用する場合、化粧品全量に対する本発明に係る外用組成物の含有量は、本発明の所望の効果が発揮される限り特段限定されないが、エクオールとして、通常0.0001〜1質量%であり、好ましくは0.0005〜0.1質量%であり、より好ましくは0.001〜0.05質量%である。
また、キレート剤として、通常0.01〜10質量%であり、好ましくは0.05〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜3質量%である。
<外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品>
本発明に係る外用組成物は、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、または外用医薬品の素材として利用する場合、水溶液、ローション、スプレー液、懸濁液および乳化液などの液状;粉末、顆粒およびブロック状などの固体状;クリームおよびペーストなどの半固体状;ゲル状等の各種所望の剤形に調製できる。
具体的には、軟膏剤、湿布剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメ
ント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが挙げられる。
これらの外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品は、常法に従い、必要に応じて、充填剤、増量剤、賦形剤、結合剤、保湿剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤など、当該技術分野において通常使用し得る既知の補助剤を用いて製造することができる。また、これらに、着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や、他の外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品を含有させてもよい。
本発明に係る外用組成物を、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、または外用医薬品の素材として利用する場合には、目的に応じて、通常、それらに使用されている公知の様々な成分や添加剤を含有することができる。例えば、高級アルコールやシリコーン、ロウ類、油類、アルコール類、エステル類、金属セッケン、ガム質、水溶性高分子化合物、界面活性剤、ビタミン類、アミノ酸のほか、動物や植物や生薬の抽出物やエキス、酵母エキスなどの微生物培養代謝物、顔料、収斂剤、殺菌・消毒薬、香料、色素・着色剤、甘味料、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質およびその分解物、動・植物性多糖類およびその分解物、動・植物性糖蛋白質およびその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などを含有することができる。
また、本発明に係る外用組成物はヒトに対して適用されるのが好ましいが、本発明の効果が発揮される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
本発明に係る外用組成物を、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、または外用医薬品の素材として利用する場合、それぞれの全量に対する本発明に係る外用組成物の含有量は、本発明の所望の効果が発揮される限り特段限定されないが、エクオールとして、通常0.0001〜1質量%であり、好ましくは0.0005〜0.1質量%であり、より好ましくは0.001〜0.05質量%である。
また、キレート剤として、通常0.01〜10質量%であり、好ましくは0.05〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜3質量%である。
以下、具体的な実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[製造例1 美白クリーム]
表1に記載の処方(処方例1)に基づいて、試験品A、対照品A、対照品Bの美白クリームを製造した。
精製水に、成分2、8、9を加え、70℃に加熱し、水溶液1とした。別途、成分3〜7を混合し、70℃で加熱後、成分1、10、11を加え、よく混合した。これを、先の70℃に加温した水溶液1に加えて、ホモジナイザーで均一になるまでよく混合し、脱気処理を行い、冷却することで、美白クリームを得た。
対照品Aでは成分1を含まないもの、対照品Bでは成分2を含まないものを同様に調製した。
Figure 2016196428
<実施例1、比較例1〜2(美白効果試験)>
製造例1で製造された、試験品A(実施例1)、対照品A(比較例1)、対照品B(比較例2)の美白クリームを用い、官能試験(美白効果試験)を実施した。
官能試験は、25〜55才の女性15名で実施した。毎日朝と夜の2回、6週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を顔に塗布した。くすみが目立たなくなったかどうかを、「有効」、「やや有効」、「無効」の3段階で評価した。結果を表2に示す。
Figure 2016196428
上記結果より、エクオール及びキレート剤を配合した試験品A(実施例1)を皮膚に適用することにより、肌のくすみを抑えられることが明らかとなった。具体的には、試験品A(実施例1)を用いた場合に「有効」と回答した被験者の人数は、対照品A(比較例1)と対照品B(比較例2)の場合を合わせた場合よりも多いことがわかった。
本発明は、化粧品や外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、外用医薬品に適用できる。

Claims (3)

  1. エクオール及びキレート剤を含有する外用組成物。
  2. 前記キレート剤が、エデト酸(EDTA、エチレンジアミン四酢酸)及びその誘導体並びにそれらの塩、クエン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、サリチル酸及びその誘導体並びにそれらの塩、酒石酸及びその誘導体並びにそれらの塩、グルコン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、フィチン酸及びその誘導体並びにそれらの塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、デスフェリオキサミン、ジエチレントリアミン五酢酸及びその塩、o−フェナントロリン、トランスフェリン、フェリチン、ラクトフェリン、カフェイン酸、マルトール、プルプロガリン、及びピロガロールからなる群から選ばれる一種又は二種以上である、請求項1に記載の外用組成物。
  3. 化粧品、外用医薬部外品、外用医療用品、外用衛生用品、または外用医薬品に利用される、請求項1又は2に記載の外用組成物。
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