JP2016196153A - 化粧シート、及び化粧板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、手触り感及び耐汚染性に優れるとともに、太陽光に含まれる赤外光の熱の蓄熱作用を抑制可能な化粧シートを提供することを目的とする。
【解決手段】 化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層1の一方の面側に、印刷により形成された絵柄印刷層2と、最表面に形成された凸部3aとを備える。そして、凸部3aは、高さが30μm以上100μm以下であり、互いの間隔が1m以上2mm以下であり、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなり、着色熱可塑性樹脂層1は、酸化チタンを顔料とし、絵柄印刷層2は、赤外光の透過率が80%以上であるインキを印刷インキとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、化粧シート、及び化粧板に関する。
従来、化粧シートとしては、例えば、窓枠、床、面材等の内装部材に使用されるものがある(特許文献1参照)。このような化粧シートの表面には、通常、手触り感が良好となるように、盛上げ印刷により凸部等が設けられる。
特開2013−193311号公報
しかしながら、盛上げ印刷により凸部を設けた場合、手触り感が良好となるものの、表面の耐汚染性が低下する可能性があった。また、化粧シートは、特に夏場において、太陽光に含まれる赤外光の熱を蓄熱せず、室内の温度上昇を抑制することも要求される。
本発明は、上記のような点に着目したもので、手触り感及び耐汚染性に優れるとともに、太陽光に含まれる赤外光の熱の蓄熱作用を抑制可能な化粧シート、及び化粧板を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様である化粧シートは、着色熱可塑性樹脂層の一方の面側に、印刷により形成された絵柄印刷層と、最表面に形成された凸部とを備え、凸部は、高さが30μm以上100μm以下であり、互いの間隔が1m以上2mm以下であり、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなり、着色熱可塑性樹脂層は、酸化チタンを顔料とし、絵柄印刷層は、赤外光の透過率が80%以上であるインキを印刷インキとすることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、電離放射線硬化型樹脂からなる凸部が粒形と割合とを限定した粒状粒子を含むことで、手触り感及び耐汚染性に優れたものとすることができる。また、絵柄印刷層が赤外光を透過し、透過した赤外光を着色熱可塑性樹脂層が反射するため、赤外光の熱の蓄熱作用を抑制できる。これにより、手触り感及び耐汚染性に優れるとともに、太陽光に含まれる赤外光の熱の蓄熱作用を抑制制可能な化粧シートを提供できる。
本発明に基づく実施形態に係る化粧板を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、及び構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(化粧板10)
本実施形態の化粧板10は、図1に示すように、着色熱可塑性樹脂層1の一方の面側に、絵柄印刷層2、及び透明艶調整層3がこの順に積層されて化粧シート20が形成され、着色熱可塑性樹脂層1の他方の面側に、プライマー層4を介して基材5を貼り合わせて構成される。本実施形態の化粧板10は、特に、窓枠、床、面材等の内装用途に好適なものである。
(着色熱可塑性樹脂層1)
着色熱可塑性樹脂層1は、熱可塑性樹脂からなるシート状の層である。熱可塑性樹脂としては、特に限定されず、既知の熱可塑性樹脂を使用できる。例えばホモポリプロピレン系樹脂、ランダムポリプロピレン系樹脂等のポリプロピレン系樹脂、またはポリエステル系樹脂が好ましい。また、着色熱可塑性樹脂層1の熱可塑性樹脂には、ヒンダートフェノール系酸化防止剤、紫外線吸収剤及びヒンダートアミン系光安定剤等を添加してもよい。
また、着色熱可塑性樹脂層1を構成する樹脂は、酸化チタンを顔料として含んでいる。これにより、着色熱可塑性樹脂層1は、赤外光が絵柄印刷層2を透過すると、透過した赤外光を反射する。また、熱可塑性樹脂100質量部に対し、酸化チタンを23質量部以上50質量部以下の範囲内で含む。これにより、絵柄印刷層2が透過した赤外光をより適切に反射でき、また着色熱可塑性樹脂層1をより適切に形成(成膜)できる。
なお、本実施形態では、顔料である酸化チタンを着色熱可塑性樹脂層1の樹脂内に含ませる例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、着色熱可塑性樹脂層1の絵柄印刷層2側の面に酸化チタンを顔料とする塗料を塗工する構成としてもよい。
(絵柄印刷層2)
絵柄印刷層2は、意匠性を付与するための絵柄の印刷により形成された層である。絵柄としては、例えば、木目、石目、抽象柄等、化粧シート20を用いる箇所に適した絵柄を選択できる。また、印刷インキは、例えば、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン、及び酸化チタンのいずれか、或いはこれらの混合物を顔料として含んでいる。これにより、印刷インキは、赤外光の透過率が80%以上となっている。それゆえ、絵柄印刷層2が赤外光を透過し、透過した赤外光を着色熱可塑性樹脂層1が反射するため、赤外光の熱による蓄熱作用が低減される。
ここで、印刷インキの透過率の測定方法としては、例えば、厚み25μmの2軸延伸PETフィルム(東レ株式会社製ルミラーS50)に対し、重量1g/m2となるよう顔料を分散したインキで印刷し、株式会社島津製作所製分光光度計UV3600によって波長782nm以上2500nm以下の領域を2nm毎に測定点数860点の透過率を測定し、各波長の透過率(%T)の合計値を測定点数で除算した除算結果を、赤外光の透過率とする方法がある。即ち、式「赤外光の透過率=赤外線各波長(782nm以上2500nm以下)の測定透過率(%T)合計値÷測定点数(860)」で算出する。
また、絵柄印刷層2の厚みは5μm以上10μm以下が好ましい。さらに、絵柄印刷層2を構成する樹脂内における酸化チタンの比率は50%以下とすることが好ましい。
(透明艶調整層3)
透明艶調整層3は、光沢を調整するための透明なシート状の層である。例えば、各種の透明熱可塑性樹脂層との接着性、化粧シート20を導管溝内へ彎曲させる際の変形追従性、耐擦傷性を考慮すれば、2液硬化型ウレタン樹脂等のバインダー樹脂に艶調整剤(艶消剤)を添加した組成物からなる。艶調整剤としては、例えば、シリカ、アルミナ(α−アルミナ等)、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリナイト、アルミノシリケート等の無機物、或いはポリカーボネート、ナイロン、ウレタン樹脂等の有機物(樹脂)の微粒子を使用することができる。艶調整剤の平均粒径は1μm以上10μm以下が好ましい。艶調整剤の添加量は、所望の光沢に応じて適宜選択するが、最大で30質量%程度とする。
2液硬化型ウレタン樹脂としては、例えば、ポリオールを主体とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とするウレタン樹脂を使用することができる。ポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するものであって、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリウレタンポリオールを用いることができる。
また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネートを使用することができる。例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いは、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネートを用いることができる。また、上記各種イソシアネートの付加体又は多量体を用いることができる。例えば、トリレンジイソシアネートの付加体、トリレンジイソシアネート3量体(trimer)等がある。なお、上記イソシアネートにおいて脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネートは、耐候性、耐熱黄変性も良好にできる点で好ましく、例えば1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを使用できる。
艶消部分の艶は、各艶調整剤を添加して、反射光沢係数値で3から5程度とするのが意匠的に好ましい。
(凸部3a)
透明艶調整層3の表面、つまり、化粧シート20の最表面には、複数の凸部3aが設けられている。凸部3aの高さは30μm以上100μm以下であり、凸部3a同士の間隔は1mm以上2mm以下である。また、凸部3aは、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなる。電離放射線硬化型樹脂としては、例えば、電磁波又は荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線又は電子線等を照射することにより、架橋、硬化する樹脂組成物を使用することができる。具体的には、電離放射線もしくは紫外線硬化性樹脂組成物として慣用されている重合性モノマー及び重合性オリゴマーないしはプレポリマーの中から適宜選択して使用することができる。
代表的には、重合性モノマーとしては、例えば、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。多官能性(メタ)アクリレートとしては、例えば、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。具体的には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの多官能性(メタ)アクリレートは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、多官能性(メタ)アクリレートとともに、その粘度を低下させるために単官能性(メタ)アクリレートを併用してもよい。単官能性(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの単官能性(メタ)アクリレートは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合性オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つオリゴマー、例えば、エポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系等が挙げられる。ここで、エポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーも用いることができる。ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、或いは多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエーテル(メタ)アクリレート系オリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
さらに、重合性オリゴマーとしては、他にポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリレート基をもつ疎水性の高いポリブタジエン(メタ)アクリレート系オリゴマー、主鎖にポリシロキサン結合をもつシリコーン(メタ)アクリレート系オリゴマー、小さな分子内に多くの反応性基をもつアミノプラスト樹脂を変性したアミノプラスト樹脂(メタ)アクリレート系オリゴマー、或いはノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテル等の分子中にカチオン重合性官能基を有するオリゴマー等がある。
電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し20質量部以上30質量部以下含有する粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子としては、樹脂等の有機系、ガラスやシリカ等の無機系等があり、特に限定はしないが、手触り感と耐汚染性の点から真球状のアクリルビーズが好適である。含有量が20質量部より少ない場合、または粒径が3μmより小さい場合には、手触り感があまり感じられないものとなる。また、含有量が30質量部より多い場合、または粒径が10μmより大きい場合には、耐汚染性が悪くなる傾向となる。
また、凸部3aには、所望物性に応じて、各種添加剤を配合することができる。この添加剤としては、例えば、耐候性改善剤、耐摩耗性向上剤、重合禁止剤、架橋剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、接着性向上剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤、着色剤等が挙げられる。
また、複数の凸部3aの配置パターンは、特に限定されず、丸、四角形、六角形等の規則的に並んだような定形の形状としてもよく、不定型な絵柄形状としてもよい。不定型な絵柄形状とした場合、触感、マット感、光沢感及び意匠性に優れるため好ましい。また、絵柄印刷層2の絵柄と同調させることで、絵柄をよりリアルにみせることができる。
凸部3aを構成する樹脂(混合物)には、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、反応型シリコーン樹脂を10質量部以上50質量部以下含有することが好ましい。反応型シリコーン樹脂としては、例えば、主鎖にシリコン骨格をもった材料、剥型剤等に使用されるシリコーンオイル等があるが、特には耐汚染性の点から側鎖にシリコン骨格をもった紫外線効果型アクリレート樹脂が好適である。反応型シリコーン樹脂の含有量が10質量部より少ない場合には、耐汚染性が悪くなる傾向である。また、反応型シリコーン樹脂の含有量が50質量部より多い場合には、シリコンのブリードアウトによる基材5との接着不良等の不具合が起こる可能性がある。或いは、後述する透明耐汚染樹脂層3bに用いる樹脂と同様のものであれば表面が同様の樹脂からなり、好ましいものとなる。
(透明耐汚染樹脂層3b)
また、透明艶調整層3の表面、つまり、化粧シート20の表面のうち凸部3aがない部分には、透明耐汚染樹脂層3bが設けられている。透明耐汚染樹脂層3bを構成する樹脂としては、例えば、ブロックイソシアネート硬化型ウレタン系樹脂を使用することができる。また、透明耐汚染樹脂層3bの厚みは0.5μm以上1.5μm以下が好ましい。層厚が0.5μmより薄い場合には、十分な耐汚染の効果が得られない。また、層厚が1.5μmより厚い場合には、立体感と意匠性を損なうものとなる。
(プライマー層4)
プライマー層4は、プライマー剤からなるシート状の層である。プライマー剤としては、特に限定されず、既知のプライマー剤を用いることができる。例えば、ウレタン系、アクリル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系等の各種のプライマー剤を使用することができる。また、プライマー層4を構成するプライマー剤には、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の粉末を添加してもよい。これにより、プライマー層4の表面を粗面化でき、化粧シート20の巻取保存時のブロッキングを防止でき、投錨効果によりラミネート用接着剤との接着性を向上できる。
(基材5)
基材5は、金属系または木質系からなる板状の部材である。金属系としては、例えば、アルミ、鋼、ステンレス、複合パネルを使用することができる。複合パネルとしては、例えば、芯材となる樹脂層と、樹脂層の両面それぞれに貼り付けられた金属板(アルミニウム、ガルバリウム、ステンレス等)とを備えたものがある。また、木質系としては、MDF(medium density fiberboard)、合板、パーチクルボードを使用することができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態に係る発明は、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態に係る化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層1の一方の面側に、印刷により形成された絵柄印刷層2と、最表面に形成された凸部3aを備える。そして、凸部3aは、高さが30μm以上100μm以下であり、互いの間隔が1m以上2mm以下であり、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなり、着色熱可塑性樹脂層1は、酸化チタンを顔料とし、絵柄印刷層2は、赤外光の透過率が80%以上であるインキを印刷インキとする。
このような構成によれば、電離放射線硬化型樹脂からなる凸部3aが粒形と割合とを限定した粒状粒子を含むことで、手触り感及び耐汚染性に優れたものとすることができる。また、絵柄印刷層2が赤外光を透過し、透過した赤外光を着色熱可塑性樹脂層1が反射するため、赤外光の熱の蓄熱作用を抑制できる。これにより、手触り感及び耐汚染性に優れるとともに、太陽光に含まれる赤外光の熱の蓄熱作用を抑制制可能な化粧シート20を提供できる。
(2)本実施形態に係る化粧シート20は、凸部3aを構成する樹脂(混合物)が、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、反応型シリコーン樹脂を10質量部以上50質量部以下含む。
このような構成によれば、表面の耐汚染性をより良好にすることができる。
(3)本実施形態に係る化粧シート20は、化粧シート20の表面のうち凸部3aがない部分に、層厚0.5μm以上1.5μm以下の透明耐汚染樹脂層3bを設けた。
このような構成によれば、絵柄印刷層2の絵柄と凸部3aとによる立体感及び意匠性を損なうことなく、表面の耐汚染性をより良好にすることができる。
(4)本実施形態に係る化粧シート20は、絵柄印刷層2が、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン、及び酸化チタンのいずれか、或いはこれらの混合物を顔料として含む。
このような構成によれば、着色熱可塑性樹脂層1、絵柄印刷層2を適切に形成できる。
(5)本実施形態に係る化粧シート20は、熱可塑性樹脂100質量部に対し、酸化チタンを23質量部以上50質量部以下の範囲内で含む。
このような構成によれば、絵柄印刷層2が透過した赤外光をより適切に反射でき、また着色熱可塑性樹脂層1を適切に形成(成膜)できる。
(6)本実施形態に係る化粧板10は、化粧シート20を基材5に貼りあわせてなる。
このような構成によれば、化粧シート20の赤外光による反りの発生を抑制できる。
次に、本発明に基づく実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1では、ポリブチレンテレフタレート系樹脂100質量部に対し、ヒンダードフェノール系酸化防止剤を3質量部、紫外線吸収剤を1質量部、ヒンダードアミン系光安定剤を1質量部、酸化チタンを23質量部添加した混合物を使用して着色熱可塑性樹脂層1を設けた。着色熱可塑性樹脂層1の厚みは75μmとした。続いて、着色熱可塑性樹脂層1の表面に、ウレタン樹脂と塩化ビニル=酢酸ビニル共重合樹脂とを7:3で混合した混合物100質量部に対し、ヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートとを2:8で混合した硬化剤を3質量部、イソインドリノン、ポリアゾ、フタロシアニンからなる顔料を3質量部添加したインキを使用してグラビア印刷により木目柄を印刷し、絵柄印刷層2を設けた。絵柄印刷層2の印刷インキの赤外光の透過率は80%とした。
続いて、絵柄印刷層2上に、シリカの粉末を添加して艶を低く調整し、反応型シリコーン樹脂(バインダー樹脂)を20質量部、紫外線開始剤を適量添加した混合物(紫外線硬化型樹脂)を塗工して透明艶調整層3を設けた。紫外線硬化型樹脂の塗布量(乾燥後の塗布量)は10g/m2とした。また、透明艶調整層3の反射光沢係数は4とした。
続いて、透明艶調整層3が架橋硬化した後、透明艶調整層3上に、ブロックイソシアネート硬化型ウレタン系樹脂を塗工して透明耐汚染樹脂層3bを設けた。ブロックイソシアネート硬化型ウレタン系樹脂の塗布量(乾燥後の塗布量)は1g/m2とした。透明耐汚染樹脂層3bが乾燥した後、絵柄印刷層2の絵柄と同調する印刷版で、凸部3aの高さが30μm、凸部3a同士の間隔が1mmとなるように紫外線剤を20質量部添加したインキを使用して盛り上げ印刷により凸部3aを設けて、化粧シート20を設けた。
(実施例2)
実施例2では、凸部3aへのウレタンビースの添加量を20質量部とした。それ以外は、実施例1と同様の手順により、実施例2の化粧シート20を作製した。
(比較例1)
比較例1では、絵柄印刷層2に用いる顔料をカーボンブラックとした。それ以外は、実施例1と同様の手順により、比較例1の化粧シート20を作製した。
(比較例2)
比較例2では、凸部3aへのウレタンビースの添加量を5質量部とした。それ以外は、実施例1と同様の手順により、比較例2の化粧シート20を作製した。
(比較例3)
比較例3では、凸部3aへのウレタンビースの添加量を40質量部とした。それ以外は、実施例1と同様の手順により、比較例3の化粧シート20を作製した。
(評価判定)
以上の各実施例及び各比較例の化粧シート20について、次の評価を実施した。
(感触)
各実施例及び各比較例の化粧シート20と、ウレタンビーズを含有していない以外は実施例1と同様の化粧シート20とで手触り感に違いが感じられるかをブラインド評価させた。その際、手触り感に違いが感じられる場合を合格「○」、手触り感に違いが感じられない場合を不合格「×」とした。
(耐汚染性)
化粧シート20を油性マーカーで汚し、油性マーカーの汚れをティッシュペーパで拭き取る試験を行った。その際、簡単に拭き取れる場合を合格「○」、汚れの拭き残しが発生する場合を不合格「×」とした。
(遮熱性)
JISK5602に準拠し、塗膜の日照反射率を測定した。測定は、株式会社島津製作所製の分光光度計UV3600を用いて行った。その際、塗膜の日射反射率が40%以上である場合を合格「〇」、40%以下である場合を不合格「×」とした。
(蓄熱性)
縦21cm、横29.7cm、厚みが0.5mmの無塗装鋼板に対し、接着剤を用いて片面のみ化粧シート20を貼り合わせた。そして、化粧シート20から真上に15cm離した位置にハロゲン球を設置し、ハロゲン球から化粧シート20に120分間連続して光を照射し、鋼板の表面及び裏面の温度を1分毎に記録して最大値を測定した。
評価結果を表1に示す。
Figure 2016196153
表1から、凸部3aの高さが30μm以上100μm以下、凸部3a同士の間隔が1m以上2mm以下であり、凸部3aが電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなり、着色熱可塑性樹脂層1が酸化チタンを顔料とし、絵柄印刷層2が赤外光の透過率が80%以上であるインキを印刷インキとして、本発明の範囲を満足する実施例1、実施例2では、感触、耐汚染性、遮熱性、蓄熱性ともに良好であることが分かった。即ち、手触り感及び耐汚染性に優れるとともに、太陽光による反りの発生を抑制できることが分かった。
これに対し、比較例1は、遮熱性が不合格であり、蓄熱性を表す鋼板の温度が実施例1、実施例2よりも10℃程度高くなってしまった。また、比較例2は、感触が不合格「×」になってしまった。さらに、比較例3は、耐汚染性が不合格「×」になってしまった。
なお、実施例1において、凸部3aの高さが30μm以上100μm以下、凸部3a同士の間隔が1m以上2mm以下であり、凸部3aが電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなり、着色熱可塑性樹脂層1が酸化チタンを顔料とし、絵柄印刷層2が赤外光の透過率が80%以上であるインキを印刷インキとして、本発明の範囲で調整して実施してみたところ、実施例1、実施例2と同様な効果を得た。
1 着色熱可塑性樹脂層
2 絵柄印刷層
3 透明艶調整層
3a 凸部
3b 透明耐汚染樹脂層
4 プライマー層
5 基材
10 化粧板
20 化粧シート

Claims (6)

  1. 着色熱可塑性樹脂層の一方の面側に、印刷により形成された絵柄印刷層と、最表面に形成された凸部とを備え、
    前記凸部は、高さが30μm以上100μm以下であり、互いの間隔が1m以上2mm以下であり、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、粒径3μm以上10μm以下の粒状粒子を20質量部以上30質量部以下添加した混合物からなり、
    前記着色熱可塑性樹脂層は、酸化チタンを顔料とし、
    前記絵柄印刷層は、赤外光の透過率が80%以上であるインキを印刷インキとすることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記混合物は、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対し、反応型シリコーン樹脂を10質量部以上50質量部以下含むことを特徴とする請求項1記載の化粧シート。
  3. 化粧シートの表面のうち前記凸部がない部分に、層厚0.5μm以上1.5μm以下の透明耐汚染樹脂層を設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか記載の化粧シート。
  4. 前記印刷インキは、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン、及び酸化チタンのいずれか、或いはこれらの混合物を顔料として含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の化粧シート。
  5. 前記着色熱可塑性樹脂層は、熱可塑性樹脂100質量部に対し、酸化チタンを23質量部以上50質量部以下の範囲内で含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の化粧シート。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の化粧シートを基材に貼りあわせてなることを特徴とする化粧板。
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