JP2016195550A - 切断機および切断方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる切断機および切断方法を提供する。【解決手段】切断機1は、第1の回転軸2Aを軸に回転可能な第1の回転体2と、第2の回転体3を備える。第2の回転体3は、第1の回転軸2Aと略平行な第2の回転軸3Aを軸に第1の回転体2の回転方向と逆方向に回転可能である。第2の回転体3は、第1の回転体2から離れて配置されている。切断機1は、第1の回転軸2Aに対して略平行に第1の回転体2に取付けられた第1の線状部材6と、第2の回転軸3Aに対して略平行に第2の回転体3に取付けられた第2の線状部材7を備える。回転した第1の回転体2と第2の回転体3との間へ、第1の回転体2の第1の回転方向4および第2の回転体の第2の回転方向5と略同じ方向に被切断物を挿入する。【選択図】図1
Description
本発明は切断機および切断方法に関する。詳しくは、例えば、カモミールの花を摘み取るための切断機および切断方法に係るものである。
古くから、植物の葉や、花や、実が採取され、生薬や食べ物として利用されてきた。例えば、キク科の一種であるカモミールの花は、健胃剤などに利用されてきた。
こうした中、植物の葉や、花や、実を採取するための様々な方法や器具が提案されてきた。
こうした中、植物の葉や、花や、実を採取するための様々な方法や器具が提案されてきた。
例えば特許文献1には、図4に示すような摘採機が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載の摘採機100は、両側に操作ハンドル(101、102)を設けた刃物枠103の下片の前縁側に静止刃104を固定し、この上に往復刃105を重ねて、刃物枠103の上へ取付けた原動機106により往復運動させることにより茶葉を摘採させている。
すなわち、特許文献1に記載の摘採機100は、両側に操作ハンドル(101、102)を設けた刃物枠103の下片の前縁側に静止刃104を固定し、この上に往復刃105を重ねて、刃物枠103の上へ取付けた原動機106により往復運動させることにより茶葉を摘採させている。
また、摘採した茶葉は、刃物枠103に搭載した送風機107から送風管108へ送られ、その下部に設けた多数の分岐管109から刃物枠103内の全幅へ吹き出す風によって、刃物枠103の後側へ着脱する収容袋へ収容される。
しかしながら、特許文献1に記載された摘採機は、摘採した茶葉を集めるために、わざわざ送風機から吹き出た風によって茶葉を収容袋へ収容させており、送風機や送風管が必要となって構造が複雑化していた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる切断機および切断方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の切断機は、第1の回転軸を軸に回転可能な第1の回転体と、前記第1の回転軸と略平行な第2の回転軸を軸に前記第1の回転体の回転方向と逆方向に回転可能であり、かつ、同第1の回転体から離れて配置された第2の回転体と、前記第1の回転軸に対して略平行に前記第1の回転体に取付けられた第1の線状部材と、前記第2の回転軸に対して略平行に前記第2の回転体に取付けられた第2の線状部材とを備える。
ここで、第1の回転軸を軸に回転可能な第1の回転体と、第1の回転軸に対して略平行に第1の回転体に取付けられた第1の線状部材とによって、第1の回転体の回転に伴って第1の線状部材が動き、第1の線状部材が被切断物に力を付与できる。
また、第1の回転軸と略平行な第2の回転軸を軸に第1の回転体の回転方向と逆方向に回転可能であり、かつ、第1の回転体から離れて配置された第2の回転体と、第2の回転軸に対して略平行に第2の回転体に取付けられた第2の線状部材とによって、第2の回転体の回転に伴って第2の線状部材が動き、第1の回転体との間の空間において第1の線状部材が被切断物に力を付与する方向と略同じ方向に第2の線状部材が被切断物に力を付与できる。
また、第1の回転体との間の空間において第1の線状部材が被切断物に力を付与する方向と略同じ方向に第2の線状部材が被切断物に力を付与できるので、被切断物から切り離された部分を、一定の方向に送出することができる。
また、第1の回転軸に対して略平行に第1の回転体に取付けられた第1の線状部材と、第2の回転軸に対して略平行に第2の回転体に取付けられた第2の線状部材とによって、回転軸に対して略垂直に線状部材を回転体に取付けた場合よりも、被切断物に絡まりにくい。
また、本発明の切断機において、第1の回転体は、第1の回転軸を軸に回転可能な、かつ、第1の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第1の円盤部を有し、第2の回転体は、第2の回転軸を軸に回転可能な、かつ、第2の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第2の円盤部を有するものとすることができる。
この場合、第1の回転体と第2の回転体との間に挿入される被切断物から突出する突出物があっても、第1の円盤部同士の間の空間や、第2の円盤部同士の間の空間に突出物が入ることができ、第1の回転体と第2の回転体との間に被切断物を挿入しやすい。
さらに、本発明の切断機において、第1の線状部材は、第1の円盤部から突出した第1の突起部に着脱可能に取付けられ、第2の線状部材は、第2の円盤部から突出した第2の突起部に着脱可能に取付けられたものとすることができる。
この場合、第1の線状部材および第2の線状部材が破損したときに、すぐに新しいものに交換できる。
また、本発明の切断機において、第1の線状部材および第2の線状部材がゴム製である場合、被切断物や、被切断物から切り離された部分や、作業者の指を傷めにくい。
また、上記の目的を達成するために、本発明の切断方法は、第1の回転軸に対して略平行に第1の線状部材が取付けられた第1の回転体を同第1の回転軸を軸に回転させると共に、同第1の回転軸と略平行な第2の回転軸に対して略平行に第2の線状部材が取付けられた、かつ、同第1の回転体から離れて配置された第2の回転体を、同第2の回転軸を軸に同第1の回転体の回転方向と逆方向に回転させる回転工程と、該回転工程で回転した前記第1の回転体と前記第2の回転体との間へ、同第1の回転体の回転方向および同第2の回転体の回転方向と略同じ方向に被切断物を挿入する被切断物挿入工程とを備える。
ここで、第1の回転軸に対して略平行に第1の線状部材が取付けられた第1の回転体を第1の回転軸を軸に回転させると共に、第1の回転軸と略平行な第2の回転軸に対して略平行に第2の線状部材が取付けられた、かつ、第1の回転体から離れて配置された第2の回転体を、第2の回転軸を軸に第1の回転体の回転方向と逆方向に回転させる回転工程によって、第1の回転体の回転に伴って第1の線状部材を動かすことができると共に、第2の回転体の回転に伴って、第1の回転体との間の空間において第1の線状部材と略同じ方向に第2の線状部材を動かすことができる。
また、回転工程で回転した第1の回転体と第2の回転体との間へ、第1の回転体の回転方向および第2の回転体の回転方向と略同じ方向に被切断物を挿入する被切断物挿入工程によって、第1の回転体と第2の回転体との間の空間において、互いに略同じ方向に動いている第1の線状部材および第2の線状部材に円滑に被切断物を当てることができる。
本発明に係る切断機は、被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる。
本発明に係る切断方法は、被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる。
本発明に係る切断方法は、被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した切断機の一例を示す概略図である。
図1は、本発明を適用した切断機の一例を示す概略図である。
図1に示す本発明の切断機1は、第1の回転軸2Aを軸に回転可能な第1の回転体2を備える。
また、本発明の切断機1は、第2の回転体3を備える。
また、本発明の切断機1は、第2の回転体3を備える。
ここで、第2の回転体3は、第1の回転軸2Aと略平行な第2の回転軸3Aを軸に第1の回転体2の回転方向と逆方向に回転可能である。
また、第2の回転体3は、第1の回転体2から離れて配置されている。
また、第2の回転体3は、第1の回転体2から離れて配置されている。
また、第1の回転体2は、第1の回転軸2Aを軸に回転可能な、かつ、第1の回転軸2Aに沿った方向に互いに離れて配置された一対の第1の円盤部2Bを有する。
また、第2の回転体3は、第2の回転軸3Aを軸に回転可能な、かつ、第2の回転軸3Aに沿った方向に互いに離れて配置された一対の第2の円盤部を有する。
また、本発明の切断機1は、第1の回転軸2Aに対して略平行に第1の回転体2に取付けられた第1の線状部材6を備える。
また、本発明の切断機1は、第2の回転軸3Aに対して略平行に第2の回転体3に取付けられた第2の線状部材7を備える。
また、本発明の切断機1は、第2の回転軸3Aに対して略平行に第2の回転体3に取付けられた第2の線状部材7を備える。
ここで、第1の線状部材6は、第1の円盤部2Bの周縁から突出した、フック形状の第1の突起部2Cに着脱可能に取付けられている。
また、第2の線状部材7は、第2の円盤部3Bから突出した、フック形状の第2の突起部3Cに着脱可能に取付けられている。
また、第2の線状部材7は、第2の円盤部3Bから突出した、フック形状の第2の突起部3Cに着脱可能に取付けられている。
すなわち、第1の線状部材6および第2の線状部材7は、フック形状の第1の突起部2Cおよび第2の突起部3Cにそれぞれ輪ゴムを引っ掛けて伸ばし、線状にした物である。
また、第1の突起部2Cおよび第2の突起部3Cはそれぞれ、第1の円盤部2Bおよび第2の円盤部3Bの周方向に沿って、所定の間隔で周縁から突出している。
また、第1の線状部材と第2の線状部材が互いに一番接近したときの両者の距離は、第1の線状部材と第2の線状部材の間に植物を挿入したときに、植物が第1の線状部材と第2の線状部材の両方に接触できるほどの距離である。
また、第1の線状部材および第2の線状部材としては、このような輪ゴムに限定されるものではないことは勿論である。例えば、両端に輪部が形成された線状のゴム体や、両端に輪部が形成された糸を用いることもできる。
また、第1の回転軸2Aの一端は第1の滑車8に取付けられている。また、第1の回転軸2Aの他端は回転軸支持板12に回転可能に取付けられている。
また、第2の回転軸3Aの一端は第2の滑車9に取付けられている。また、第2の回転軸3Aの他端は回転軸支持板12に回転可能に取付けられている。
また、第1の滑車8および第2の滑車9は、滑車支持棒16に回転可能に取付けられている。
また、回転軸支持板12は、地面に置かれた底板13に対して略垂直に取付けられている。
また、滑車支持棒16も、地面に置かれた底板13に対して略垂直に取付けられている。
また、滑車支持棒16も、地面に置かれた底板13に対して略垂直に取付けられている。
すなわち、回転軸支持板12と滑車支持棒16は、互いに対向している。
なお、図1において、駆動モータ11を支持する部材の図示は省略している。
なお、図1において、駆動モータ11を支持する部材の図示は省略している。
また、図示していないが、駆動モータ11には、回転速度を調整するためにインバーターが取付けられている。
なお、必ずしもインバーターが取付けられていなくてもよい。
なお、必ずしもインバーターが取付けられていなくてもよい。
また、第1の滑車8および第2の滑車9には、ベルト10が掛け回されている。
また、ベルト10は、駆動モータ11にも掛け回されている。
また、図1に示すように、ベルト10は、第1の滑車8と第2の滑車9との間において1回ねじられている。
また、ベルト10は、駆動モータ11にも掛け回されている。
また、図1に示すように、ベルト10は、第1の滑車8と第2の滑車9との間において1回ねじられている。
従って、駆動モータ11の駆動力によってベルト10が駆動方向15へ動くと、第1の滑車8と第2の滑車9が回転する。
すなわち、ベルト10と第1の滑車8との間の摩擦力によって第1の滑車8が第1の滑車回転方向8Aに回転すると共に、ベルト10と第2の滑車9との間の摩擦力によって第2の滑車9が、第1の滑車回転方向8Aとは逆方向の第2の滑車回転方向9Aに回転する。
すなわち、ベルト10と第1の滑車8との間の摩擦力によって第1の滑車8が第1の滑車回転方向8Aに回転すると共に、ベルト10と第2の滑車9との間の摩擦力によって第2の滑車9が、第1の滑車回転方向8Aとは逆方向の第2の滑車回転方向9Aに回転する。
また、第1の回転軸2Aの一端は第1の滑車8に取付けられているので、第1の滑車8の第1の滑車回転方向8Aへの回転に伴って、第1の回転軸2Aも、第1の滑車回転方向8Aと同じ回転方向である第1の回転方向4へ回転する。
従って、第1の回転軸2Aを軸に、一対の第1の円盤部2Bも第1の回転方向4へ回転する。
また、第2の回転軸3Aの一端は第2の滑車9に取付けられているので、第2の滑車9の第2の滑車回転方向9Aへの回転に伴って、第2の回転軸3Aも、第2の滑車回転方向9Aと同じ回転方向である第2の回転方向5へ回転する。
すなわち、第1の回転軸2Aを軸に回転する第1の回転体2の回転方向と、第2の回転軸3Aを軸に回転する第2の回転体3の回転方向は、互いに逆方向である。
また、第1の回転体2の1分間の回転数と、第2の回転体3の1分間の回転数は、それぞれ100〜180回とすることができ、好ましくは120〜180回、さらに好ましくは140〜160回、最も好ましくは150回とすることができる。
第1の回転体2の回転数と第2の回転体3の回転数が1分間に100〜180回であれば、被切断物から切り離された部分を、一定の方向に安定して送出することができるので好ましい。
なお、必ずしもこのような回転数でなくてもよいことは勿論である。
また、第1の回転体2の回転数と、第2の回転体3の回転数は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
なお、必ずしもこのような回転数でなくてもよいことは勿論である。
また、第1の回転体2の回転数と、第2の回転体3の回転数は、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
また、第1の回転軸2Aおよび第2の回転軸3Aに、さらに別のベルトを、滑車を介さずに直接、掛け回すこともできる。
この場合、別のベルトは駆動モータにも掛け回されており、駆動モータから回転動力を第1の回転軸2Aと第2の回転軸3Aに与えて、第1の回転軸2Aと第2の回転軸3Aを回転させることができる。
この場合、別のベルトは駆動モータにも掛け回されており、駆動モータから回転動力を第1の回転軸2Aと第2の回転軸3Aに与えて、第1の回転軸2Aと第2の回転軸3Aを回転させることができる。
また、この場合、別のベルトは第1の回転軸2Aと第2の回転軸3Aとの間で1回ねじられるものとする。
また、1つの駆動モータに2つのベルトが掛け回されていてもよいし、2つの駆動モータそれぞれに、ベルトが1つずつ掛け回されていてもよい。
また、1つの駆動モータに2つのベルトが掛け回されていてもよいし、2つの駆動モータそれぞれに、ベルトが1つずつ掛け回されていてもよい。
ここで、第1の回転体は、必ずしも第1の回転軸を軸に回転可能な、かつ、第1の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第1の円盤部を有していなくてもよい。
また、第2の回転体も、必ずしも第2の回転軸を軸に回転可能な、かつ、第2の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第2の円盤部を有していなくてもよい。
また、第2の回転体も、必ずしも第2の回転軸を軸に回転可能な、かつ、第2の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第2の円盤部を有していなくてもよい。
そして、第1の回転体および第2の回転体は、例えば円柱体であるものとすることができる。
しかし、第1の回転体および第2の回転体がそれぞれ、このような一対の第1の円盤部および第2の円盤部を有していれば、第1の回転体と第2の回転体との間に挿入される被切断物例えば植物から突出する突出物例えば枝があっても、第1の円盤部同士の間の空間や、第2の円盤部同士の間の空間に枝が入ることができ、第1の回転体と第2の回転体との間に植物を挿入しやすいので好ましい。
しかし、第1の回転体および第2の回転体がそれぞれ、このような一対の第1の円盤部および第2の円盤部を有していれば、第1の回転体と第2の回転体との間に挿入される被切断物例えば植物から突出する突出物例えば枝があっても、第1の円盤部同士の間の空間や、第2の円盤部同士の間の空間に枝が入ることができ、第1の回転体と第2の回転体との間に植物を挿入しやすいので好ましい。
また、第1の線状部材は、必ずしも第1の円盤部から突出した第1の突起部に着脱可能に取付けられていなくてもよい。
また、第2の線状部材も、必ずしも第2の円盤部から突出した第2の突起部に着脱可能に取付けられていなくてもよい。
また、第2の線状部材も、必ずしも第2の円盤部から突出した第2の突起部に着脱可能に取付けられていなくてもよい。
例えば、第1の円盤部および第2の円盤部に直接、第1の線状部材および第2の線状部材を固着することもできる。
しかし、第1の線状部材および第2の線状部材がそれぞれ、このような第1の突起部および第2の突起部に着脱可能に取付けられていれば、第1の線状部材および第2の線状部材が破損したときに、すぐに新しいものに交換できるので好ましい。
しかし、第1の線状部材および第2の線状部材がそれぞれ、このような第1の突起部および第2の突起部に着脱可能に取付けられていれば、第1の線状部材および第2の線状部材が破損したときに、すぐに新しいものに交換できるので好ましい。
また、第1の線状部材および第2の線状部材は、必ずしも輪ゴムのようなゴム製でなくてもよく、例えば、金属製であってもよい。
しかし、第1の線状部材および第2の線状部材がゴム製であれば、被切断物例えば植物や、被切断物から切り離された部分例えば花や、作業者の指を傷めにくいので好ましい。
しかし、第1の線状部材および第2の線状部材がゴム製であれば、被切断物例えば植物や、被切断物から切り離された部分例えば花や、作業者の指を傷めにくいので好ましい。
また、回転体の回転軸に対して略平行にせず、回転軸に対して略垂直に線状部材を回転体に取付ける、すなわち線状部材の一端のみを回転体に取付けることも考えられる。
しかし、このような構造の場合、回転体に取付けられていない線状部材の先端は自由端であり、線状部材の先端は回転体の回転により振り回されやすいため、その先端部が植物の茎にからまりやすく、茎を傷つけやすい。
しかし、このような構造の場合、回転体に取付けられていない線状部材の先端は自由端であり、線状部材の先端は回転体の回転により振り回されやすいため、その先端部が植物の茎にからまりやすく、茎を傷つけやすい。
これに対して本発明の切断機は、第1の線状部材および第2の線状部材がそれぞれ、第1の回転軸および第2の回転軸に対して略平行に第1の回転体および第2の回転体に取付けられているので、自由端はなく、植物の茎にからまることはない。
図2は、本発明を適用した切断機に植物を挿入する様子の一例を示す概略図である。また、図3は、本発明を適用した切断機を用いて植物を切断する様子の一例を示す概略一部側面図である。
本発明の切断機1を用いてカモミール21を切断する、本発明の切断方法を説明する。
ここで、図2に示すように、カモミール21は、茎23と、茎23の先端に付いた花22とを有するものである。カモミールは、被切断物の一例である。
ここで、図2に示すように、カモミール21は、茎23と、茎23の先端に付いた花22とを有するものである。カモミールは、被切断物の一例である。
はじめに、第1の線状部材6が取付けられた第1の回転体2を第1の回転軸2Aを軸に第1の回転方向4に回転させると共に、第1の回転軸2Aと略平行な第2の回転軸3Aに対して略平行に第2の線状部材7が取付けられた、かつ、第1の回転体2から離れて配置された第2の回転体3を、第2の回転軸3Aを軸に第1の回転体の回転方向と逆方向である第2の回転方向5に回転させる。
すなわち回転工程を行なう。
すなわち回転工程を行なう。
次に、回転した第1の回転体2と、回転した第2の回転体3との間へ、第1の回転体2の第1の回転方向4および第2の回転体の第2の回転方向5と略同じ方向である挿入方向14にカモミール21を挿入する。
すなわち、被切断物挿入工程を行なう。
すなわち、被切断物挿入工程を行なう。
このとき、図2に示すように、第1の回転体2と第2の回転体3との間へ花22を向けて、カモミール21を挿入する。
図3に示すように、回転した第1の回転体2と第2の回転体3との間へ挿入された花22は、一定の方向(図3において右方向)に送出される。
すなわち、第1の回転体2と第2の回転体3との間の空間において、第1の線状部材6がカモミール21の花22に力を付与する方向と、第2の線状部材7がカモミール21の花22に力を付与する方向とが略同じなので、カモミール21の茎23から切り離された花22を、一定の方向(図3において右方向)に送出する。
なお、図3において、第1の線状部材および第2の線状部材を省略している。
なお、図3において、第1の線状部材および第2の線状部材を省略している。
以上のように、本発明の切断機は、第1の回転軸を軸に回転可能な第1の回転体と、第1の回転軸に対して略平行に第1の回転体に取付けられた第1の線状部材を備えているので、第1の回転体の回転に伴って第1の線状部材が動き、第1の線状部材が被切断物に力を付与できる。
また、本発明の切断機は、第1の回転軸と略平行な第2の回転軸を軸に第1の回転体の回転方向と逆方向に回転可能であり、かつ、第1の回転体から離れて配置された第2の回転体と、第2の回転軸に対して略平行に第2の回転体に取付けられた第2の線状部材を備えているので、第2の回転体の回転に伴って第2の線状部材が動き、第1の回転体との間の空間において第1の線状部材が被切断物に力を付与する方向と略同じ方向に第2の線状部材が被切断物に力を付与できる。
また、本発明の切断機は、第1の回転体との間の空間において第1の線状部材が被切断物に力を付与する方向と略同じ方向に第2の線状部材が被切断物に力を付与できるので、被切断物から切り離された部分を、一定の方向に送出することができる。
従って、本発明の切断機は、被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる。
また、本発明の切断方法は、第1の回転軸に対して略平行に第1の線状部材が取付けられた第1の回転体を第1の回転軸を軸に回転させると共に、第1の回転軸と略平行な第2の回転軸に対して略平行に第2の線状部材が取付けられた、かつ、第1の回転体から離れて配置された第2の回転体を、第2の回転軸を軸に第1の回転体の回転方向と逆方向に回転させる回転工程を備えているので、第1の回転体の回転に伴って第1の線状部材を動かすことができると共に、第2の回転体の回転に伴って、第1の回転体との間の空間において第1の線状部材と略同じ方向に第2の線状部材を動かすことができる。
また、本発明の切断方法は、回転工程で回転した第1の回転体と第2の回転体との間へ、第1の回転体の回転方向および第2の回転体の回転方向と略同じ方向に被切断物を挿入する被切断物挿入工程を備えているので、第1の回転体と第2の回転体との間の空間において、互いに略同じ方向に動いている第1の線状部材および第2の線状部材に円滑に被切断物を当てることができる。
従って、本発明の切断方法は、被切断物から切り離された部分を簡便に集めることができる。
1 切断機
2 第1の回転体
2A 第1の回転軸
2B 第1の円盤部
2C 第1の突起部
3 第2の回転体
3A 第2の回転軸
3B 第2の円盤部
3C 第2の突起部
4 第1の回転方向
5 第2の回転方向
6 第1の線状部材
7 第2の線状部材
8 第1の滑車
8A 第1の滑車回転方向
9 第2の滑車
9A 第2の滑車回転方向
10 ベルト
11 駆動モータ
12 回転軸支持板
13 底板
14 挿入方向
15 駆動方向
16 滑車支持棒
21 カモミール
22 花
23 茎
2 第1の回転体
2A 第1の回転軸
2B 第1の円盤部
2C 第1の突起部
3 第2の回転体
3A 第2の回転軸
3B 第2の円盤部
3C 第2の突起部
4 第1の回転方向
5 第2の回転方向
6 第1の線状部材
7 第2の線状部材
8 第1の滑車
8A 第1の滑車回転方向
9 第2の滑車
9A 第2の滑車回転方向
10 ベルト
11 駆動モータ
12 回転軸支持板
13 底板
14 挿入方向
15 駆動方向
16 滑車支持棒
21 カモミール
22 花
23 茎
Claims (5)
- 第1の回転軸を軸に回転可能な第1の回転体と、
前記第1の回転軸と略平行な第2の回転軸を軸に前記第1の回転体の回転方向と逆方向に回転可能であり、かつ、同第1の回転体から離れて配置された第2の回転体と、
前記第1の回転軸に対して略平行に前記第1の回転体に取付けられた第1の線状部材と、
前記第2の回転軸に対して略平行に前記第2の回転体に取付けられた第2の線状部材とを備える
切断機。 - 前記第1の回転体は、第1の回転軸を軸に回転可能な、かつ、同第1の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第1の円盤部を有し、
前記第2の回転体は、第2の回転軸を軸に回転可能な、かつ、同第2の回転軸に沿った方向に互いに離れて配置された一対の第2の円盤部を有する
請求項1に記載の切断機。 - 前記第1の線状部材は、前記第1の円盤部から突出した第1の突起部に着脱可能に取付けられ、
前記第2の線状部材は、前記第2の円盤部から突出した第2の突起部に着脱可能に取付けられた
請求項2に記載の切断機。 - 前記第1の線状部材および前記第2の線状部材はゴム製である
請求項1、請求項2または請求項3に記載の切断機。 - 第1の回転軸に対して略平行に第1の線状部材が取付けられた第1の回転体を同第1の回転軸を軸に回転させると共に、同第1の回転軸と略平行な第2の回転軸に対して略平行に第2の線状部材が取付けられた、かつ、同第1の回転体から離れて配置された第2の回転体を、同第2の回転軸を軸に同第1の回転体の回転方向と逆方向に回転させる回転工程と、
該回転工程で回転した前記第1の回転体と前記第2の回転体との間へ、同第1の回転体の回転方向および同第2の回転体の回転方向と略同じ方向に被切断物を挿入する被切断物挿入工程とを備える
切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015075786A JP2016195550A (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | 切断機および切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015075786A JP2016195550A (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | 切断機および切断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016195550A true JP2016195550A (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=57357210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015075786A Pending JP2016195550A (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | 切断機および切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016195550A (ja) |
Citations (5)
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JP2002027961A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-29 | Kitamura:Kk | 野菜の自動下葉とり装置 |
-
2015
- 2015-04-02 JP JP2015075786A patent/JP2016195550A/ja active Pending
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