JP2020184962A - 根毛除去装置 - Google Patents

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津与志 中山
Tsuyoshi Nakayama
津与志 中山
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Abstract

【課題】甘藷類や根菜類等の野菜の表面を傷つけることなく根毛を除去し、作業者が手間をかけず、且つ安全に使用することができる根毛除去装置を提供する。【解決手段】野菜Pの根毛を除去する根毛除去装置100は、筐体10と、筐体10に回転軸21を中心に回転自在に設けられる回転体20と、回転体20の外周に設けられた根毛除去部30と、回転体20を回転軸21を中心に回転駆動させる駆動体40とを備える。また根毛除去部30は、柔軟性を有する網目状の繊維体31を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、甘藷類や根菜類等の野菜の根毛を除去する根毛除去装置に関する。
通常、甘藷類や根菜類の野菜は根毛が完全に取り除かれず、ある程度根毛が付着した状態で収穫される。そして、収穫後、それらの根毛を取り除く、いわゆるひげ取りと呼ばれる作業が行われる。従来のひげ取り作業は、手作業か、バーナーで根毛を焼くか、ループ状の回転体でこそぎ取る等の方法が採用されていた。
しかしながら、手作業では手間がかかっていた。またバーナーで焼く方法等では、商品となる野菜に焼け跡が付いて商品価値が下がる上、安全上の問題もある。さらに一本のループ状の回転体でこそぎ取る方法では、ループが引っ掛かることがある上、この方法でも野菜の表面に傷が付いて商品価値が下がる懸念があった。さらに、近年、農業に従事する者の数は減少しており、人手不足が深刻化している。このため、簡便で手間がかからない方法の開発が望まれている。
一方で、収穫後の根菜からひげ根を切断する技術が開発されている。例えば、特許文献1に示す根菜収穫機は、圃場の根菜を収穫して搬送する収穫部と、根菜の搬送経路に位置して根菜のひげ根を切断する切断刃が備えられ、回転する切断刃でひげ根を切断する。
特開2018−050575公報
しかしながら、特許文献1の根菜収穫機の切断刃は、剛性を有する刃であって柔軟性を有するものではない。このような剛性を有する刃では、柔らかく、微細な根毛を除去しにくいという問題があった。また、作業者の手に当たると怪我をするおそれがあった。さらに、このような切断刃は根菜類の表面にも傷を付ける可能性があり、根菜類の商品価値が下がるおそれがあった。
本発明は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的の一は、甘藷類や根菜類等の野菜の表面を傷つけることなく微細な根毛まで除去し、作業者が手間をかけず、且つ安全に使用することができる根毛除去装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る根毛除去装置によれば、筐体と、前記筐体に、回転軸を中心に回転自在に設けられる回転体と、前記回転体の外周に設けられた根毛除去部と、前記回転体を前記回転軸を中心に回転駆動させる駆動体とを備え、前記根毛除去部は、柔軟性を有する網目状の繊維体を備えることができる。上記構成により、根毛除去部の網目状の繊維体は柔軟性があるため、野菜の表面に傷がついて商品価値が下がることを回避できる。特に、収穫直後の野菜、例えば甘藷は皮が薄いものも多く、傷がつきやすい。このような場合でも、柔軟性を有する網目状の繊維体を用いることで、野菜の表面を傷付けることなく根毛を除去できる。また、多数の網目状を採用することにより、甘藷などの微細な根毛を、網目を構成する複数の細かな開口穴のいずれかに案内して絡め取ることができるため、通常であれば除去しにくい微細な根毛まで取りやすく、確実に除去できる。さらに、作業中に根毛除去部が作業者の手が当たっても、根毛除去部が柔軟性を有するため作業者が怪我をする可能性が低い。さらにまた、構成が簡易であるため、操作が簡単で扱いやすく、設置する場所をとらない。加えて網目状の繊維体は既製品を安価に入手できるため、製造費用も抑えられる。さらにまた、従来であれば人の手により行っていたひげ取り作業を、根毛除去装置により簡単且つ確実に行えるため、手間がかからず、人手不足の解消に貢献し得る。
また、第2の側面に係る根毛除去装置によれば、上記構成に加えて、前記回転体の回転数を制御する回転速度制御部を備えることができる。上記構成により、回転速度制御部で回転体の回転数を制御できるため、例えば甘藷類や根菜類の水分量が少なく取り易い根毛の場合は、回転数を低くし、一方で水分量が多く根毛を取りにくい場合は、回転数を上げる等、根毛の強度に応じて回転数を調整することで、確実に根毛を除去できる。
さらに、第3の側面に係る根毛除去装置によれば、上記構成に加えて、さらに、前記根毛除去部が、前記繊維体を複数備えることができる。上記構成により、繊維体の数を多くして、根毛除去の作業領域に広い面積を確保し短時間で確実に根毛を除去できる。
さらにまた、第4の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記複数の繊維体を、前記回転体の回転軸方向に複数並べることができる。上記構成により、繊維体の数を多くして、根毛除去の作業領域に広い面積を確保し短時間で確実に根毛を除去できる。
さらにまた、第5の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記複数の繊維体を、前記回転軸の回転方向に沿って並べることができる。上記構成により、繊維体の数を多くして、根毛除去の作業領域に広い面積を確保し短時間で確実に根毛を除去できる。
さらにまた、第6の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記回転体の外周上の第一点を通り、前記回転軸方向に延長された第一線上において、互いに離間して設けられた複数の第一繊維体よりなる第一繊維体群と、前記回転体の外周上の第一点と異なる第二点を通り、前記回転軸方向に延長された第二線上において、互いに離間して設けられた複数の第二繊維体よりなる第二繊維体群とを備え、前記第一繊維体群を構成する各第一繊維体と前記第二繊維体群を構成する各第二繊維体とを、前記回転軸方向においてオフセットして配置することができる。上記構成により、隣り合う繊維体をオフセット配置するため、回転軸方向に密に繊維体を配置することが可能となり、野菜の表面に対し連続的に根毛除去効果を発現させることができる。
さらにまた、第7の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記回転軸と直交する平面上において、前記第一点と第二点とを結ぶ直線が前記回転軸を通るように、該第一点及び第二点を配置することができる。上記構成により、第一点と第二点とを結ぶ直線が回転軸を通るため、第一点及び第二点をそれぞれ通る第一繊維体群と、第二繊維体群とを180度の等間隔で配置できるようにしている。これにより、回転体がバランスよく回転できる。
さらにまた、第8の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記繊維体と前記回転体とを連結する繊維体側連結部を備えることができる。上記構成により、柔軟性を有する繊維体を、確実に回転体に連結することができる。
さらにまた、第9の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記繊維体側連結部は筒状に形成され、前記回転体は、前記外周に連結穴を形成し、前記根毛除去装置がさらに、前記連結穴側において、前記繊維体側連結部が挿入され、前記繊維体側連結部を着脱自在に連結する回転体側連結部を備えることができる。上記構成により、繊維体側連結部を回転体側連結部に挿入するだけで簡単に繊維体を回転体に連結することができる。また、簡単に取り外すこともできるため、繊維体の取り替えが容易となる。
さらにまた、第10の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記繊維体は、V字状に形成された頂点側に前記繊維体側連結部を設けることができる。上記構成により、V字状の繊維体の両側で野菜を挟み込むようにしているため、繊維体を効率的に野菜の表面に沿わせることができ、確実に根毛を除去できる。
さらにまた、第11の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記繊維体は、柔軟性を有するシートを網目状にして形成することができる。上記構成により、シート状の繊維体は野菜の表面に対する当たりが柔らかいため、野菜の表面に傷を付きにくくすることができる。
さらにまた、第12の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記繊維体は、合成樹脂から作製することができる。合成樹脂は優れた柔軟性を備えつつ耐久性に優れているため、好ましい。
さらにまた、第13の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記筐体は中空状であって、上方を開放した開口部を形成し、該中空状の内部に前記回転体を配置することができる。上記構成により、上方を開放しているため、根毛除去装置の上方から対象物の出し入れがしやすく作業性に優れる。また、回転体を筐体の内側に設けているため、除去した根毛等が、装置本体の側面から外部に飛び散ることを防止できる。
さらにまた、第14の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記回転体を、円筒状とすることができる。上記構成により、回転体の側面を大きくでき、根毛除去部を固定する面積を広く確保できる。
さらにまた、第15の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記筐体の開口部の縁部を覆うように設けられるフレームを備えることができる。上記構成により、筐体の開口部の縁部の強度を強化するとともに、開口部の縁部から除去した根毛等が、装置本体の外部に飛び散ることを防止できる。
さらにまた、第16の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記筐体の開口部を覆うカバー部を備えることができる。上記構成により、除去した根毛等が、筐体の開口部から外部に飛び散ることを防止できる。
さらにまた、第17の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、前記駆動体を、モータとすることができる。
さらにまた、第18の側面に係る根毛除去装置によれば、上記何れかの構成に加えて、さらに、野菜を、甘藷類又は根菜類とすることができる。
本発明の実施形態1に係る根毛除去装置を示す斜視図である。 図1の根毛除去装置の分解斜視図である。 図1の根毛除去装置で根毛を除去する様子を示す斜視図である。 図1の根毛除去装置で根毛を除去する様子を示す模式断面図である。 図1の回転体及び根毛除去部の斜視図である。 図1の繊維体の網目を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の変形例を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図である。 図1の繊維体の網目の他の変形例を示す写真である。 図1の根毛除去部を示す斜視図である。 図1の回転体と根毛除去部とを連結する状態を示す図である。 図1の回転体の平面図である。 図8の回転体の回転軸と直交する平面を示す模式断面図である。 実施形態2に係る根毛除去部を示す斜視図である。 実施形態3に係る根毛除去部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定されない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一若しくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る野菜の根毛除去装置を図1〜図9に示す。これらの図において、図1は本発明の実施形態1に係る根毛除去装置を示す斜視図、図2は図1の根毛除去装置の分解斜視図、図3は図1の根毛除去装置で根毛を除去する様子を示す斜視図、図4は図1の根毛除去装置で根毛を除去する様子を示す模式断面図、図5は図1の回転体及び根毛除去部の斜視図、図6Aは図1の繊維体の網目を示す平面図である。図6Bは図1の繊維体の網目の変形例を示す平面図、図6Cは図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図、図6Dは図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図、図6Eは図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図、図6Fは図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図、図6Gは図1の繊維体の網目の他の変形例を示す平面図、図6Hは図1の繊維体の網目の他の変形例を示す写真、図7は図1の根毛除去部を示す斜視図、図8は図1の回転体と根毛除去部とを連結する状態を示す図、図9は図1の回転体の平面図、図10は図8の回転体の回転軸と直交する平面を示す模式断面図を、それぞれ示している。
図1及び図2に示す根毛除去装置100は、筐体10と、筐体10に、回転軸21を中心に回転自在に設けられる回転体20と、回転体20の外周に設けられ、柔軟性を有する繊維よりなる繊維体31を含む根毛除去部30と、回転体20を回転軸21を中心に回転駆動させる駆動体であるモータ40とを備える。
(筐体10)
筐体10は、中空状であって、上方を開放した開口部である筐体側開口部11を形成している。筐体10はまた、四隅に設けられる脚部12を備える。筐体10はさらに、図2に示すように平面視矩形状の長辺を構成する2つの対向する面10a、10aと、短辺を構成する2つの対向する面10b、10bとを有している。なお、筐体10は平面視を長方形状とする他、正方形状としたり、隅部を落とした八角形状等、多角形状としてもよい。この筐体10は、強度を有する材質、例えばステンレス等の金属板で構成する。また、樹脂製としてもよい。樹脂製とすることで、根毛除去装置を軽量化できる。
(回転体20)
回転体20は、筐体10の内部に、回転軸21を中心に回転自在に配置される。回転軸21は、2つの対向する面10a、10a同士の間に設けられる。これにより、平面視矩形状の長辺側に沿って、根毛除去部30が位置することとなり、根毛除去部30を長く延伸させて根毛除去の作業領域に広い面積を確保することができる。図2の例では、回転軸21は2つの対向する面10a、10aのほぼ中央部分に配置されている。これによって、筐体10の内部で回転体20を安定的に保持できる。回転体20は、金属製のものが好ましい。金属は剛性と耐久性に優れているからである。ただ、本願発明の回転体20は金属製に限られるものではない。例えば、強化プラスチックなど他の材料も選択し得る。回転体20に強化プラスチックを使用すれば、より軽量な根毛除去装置100を実現できる。
この回転体20は、中空の円筒状に形成される。円筒状としたことで、円筒状の側面を大きくでき、根毛除去部30を固定する面積を広く確保できる。また円周を大きくしつつも、中空としたことで回転体20を軽量化でき、回転駆動力の負荷を軽減できる。なお、回転体20は円筒状に限定されるものではない。回転でき、側部に根毛除去部が設けることができれば、三角柱状、四角柱状等、他の様々な形状を採用し得る。
このような根毛除去装置100は、回転体20に設けられた根毛除去部30の繊維体31をモータ40により回転させながら、甘藷類や根菜類等の野菜の表面に沿わせることにより生じる摩擦力により、甘藷類や根菜類の根毛を除去することができる。根毛除去装置100を用いて根毛を除去するには、作業者は、例えば図3に示すように、回転体20を回転させた状態で、甘藷類や根菜類等の野菜を手などで保持して、後で述べるフレーム側開口64に近付ける。このとき、図4の垂直断面図に示すように、高速回転する回転体20の円周に固定された根毛除去部30の軌跡上に、根毛が位置されるように野菜Pを手で近付ける。これにより、高速回転する根毛除去部30に根毛が触れて、根毛が削ぎ落とされて除去される。
筐体10は、図3の斜視図に示すように、上方を開放しているため、甘藷類や根菜類Pの出し入れがしやすく、作業効率を上げることができる。また、回転体20を筐体10の内側に設けているため、除去した根毛等が、筐体10により外部に飛び散ることを防止することができる。必要に応じて、筐体10の下方側の開口に、トレイを配置しておき、削ぎ落とされた根毛をトレイ上に溜めて、まとめて廃棄するようにしてもよい。これにより、廃棄物となる削ぎ落とされた根毛の廃棄も容易に行える。
(根毛除去部30)
図5に示すように、根毛除去装置100において、根毛除去部30は、回転体20の外周に連結され、柔軟性を有する網目状の繊維体31と、繊維体31を回転体20に連結する繊維体側連結部32とを備える。また根毛除去部30の長さは、例えば8cm〜16cmとする。
(繊維体31)
繊維体31は、合成樹脂を多数の網目状にして作製することが好ましい。合成樹脂は、優れた柔軟性を備えつつ耐久性に優れているからである。具体的には、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン等が利用できる。網目の大きさは特に限定されないが、縦0.3cm〜1.0cm、横0.3cm〜1.0cm程度であれば、甘藷などの微細な根毛を、網目を構成する複数の細かな開口穴のいずれかに案内して絡め取ることができるため、好ましい。
また、網目の形状や配置についても特に限定されない。例えば、図6Aに示すように、矩形状の網目を採用し得る。さらに変形例として、図6Bに示す六角形状の網目や、図6Cに示す円形状の網目をマトリクス状に整列させたもの、図6Dに示す隣接する円形状の網目をオフセット配置させたもの、図6Eに示す三角形状の網目、図6Fに示す三角形状の網目をある程度離間させたもの、図6Gに示す円形状の網目をある程度離間させたものなど様々な形状や配置を採用し得る。さらにまた、繊維体31として、既製品の例えば図6Hに示す洗濯ネットに使用されるような網目状の合成樹脂を使用できる。既製品であれば、入手しやすく、価格も安価であるからである。
本願出願人は、野菜の根毛の除去に適した素材を多数検討し、多くの試行錯誤を重ねた結果、柔軟性のある合成繊維を網目状とした繊維体が最も適していることを見出し、本発明を成すに至った。野菜の根毛の除去に際して求められる特性として、根毛を確実に除去できることに加えて、野菜の表面を傷付けないこと、作業者に安全であること、安価で入手が容易であること等が挙げられる。すなわち、作業者の手に触れても怪我をすることなく、また植物の表面に触れても傷を付けて商品価値を落とすことがないよう、柔軟性を有していながらも、確実に根毛を除去できることが求められる。このような観点から、様座な材質、形状のものを試作して検討したところ、柔軟性のある合成繊維が、安全性や傷の回避の点で適していることが判明した。さらに、根毛の除去性能を高めるべく検討したところ、紐状やループ状とするよりも、布状のシートに多数の穴を形成した網目状の繊維体が、根毛の除去性能が高いことが判明した。
網目状の繊維体31は柔軟性があるため、野菜の表面に傷がついて商品価値が下がることを回避できる。特に、収穫直後の野菜、例えば甘藷は皮が薄いものも多く、傷がつきやすい。このような場合でも、柔軟性を有する網目状の繊維体を用いることで、野菜の表面を傷付けることなく根毛を除去できる。また、多数の網目状を採用することにより、甘藷などの微細な根毛を、網目を構成する複数の細かな開口穴のいずれかに案内して絡め取ることができるため、通常であれば除去しにくい微細な根毛まで取りやすく、確実に除去できる。さらに、作業中に根毛除去部が作業者の手が当たっても、根毛除去部が柔軟性を有するため作業者が怪我をする可能性が低い。さらにまた、構成が簡易であるため、操作が簡単で扱いやすく、設置する場所をとらない。加えて網目状の繊維体は既製品を安価に入手できるため、製造費用も抑えられる。さらにまた、従来であれば人の手により行っていたひげ取り作業を、根毛除去装置により簡単且つ確実に行えるため、手間がかからず、人手不足の解消に貢献し得る。
(繊維体側連結部32)
ここで、繊維体31を直接回転体20の外周に接着することもできるが、本実施形態においては、根毛除去部30が、繊維体31を回転体20に連結する繊維体側連結部32を備える。繊維体側連結部32により、柔らかい繊維体31を確実に保持することができるため、繊維体31を回転体20に安定して連結することができる。繊維体側連結部32は、例えば、繊維体31より厚みが大きく、強度が高い樹脂製の繊維状の束により作製することが好ましい。合成樹脂は、優れた柔軟性を備えつつ耐久性に優れているからである。具体的には、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン等が利用できる。繊維体側連結部32は、概ね矩形板状の繊維の束を中央部分で折り曲げ、両端部側で、図7に示すV字状に形成された繊維体31の頂点側を挟み込むようにして、繊維体31を保持する。この繊維体側連結部32を接着剤等で回転体20の外周に直接接着することもできる。
(回転体側連結部22)
ただ、本実施形態においては、回転体20が図8に示す回転体側連結部22を備える。繊維体側連結部32を回転体側連結部22に連結することにより、繊維体31を回転体20に連結できる。この場合、回転体20は外周に連結穴23を形成する。また、繊維体側連結部32は、図7に示すように、両端側に一対の板状の把持部32a、32aと、筒部32bとを備える。そして、繊維体31のV字状の頂点側を一対の把持部32a、32aで挟んで保持し、筒部32bは中空にしている。回転体側連結部22は、細長い棒状で、回転体20の内側であって、連結穴23近傍に設けられる。つまり回転体側連結部22は、連結穴23から外側に突出せず、回転体20の内側に留まっている。また、回転体側連結部22は、回転体20の表面に沿って湾曲していてもよい。そして、図8に示すように、繊維体側連結部32の筒部32bに回転体側連結部22を挿入することにより、繊維体31を回転体20に着脱自在に連結することができる。つまり、筒部32bに回転体側連結部22を挿入するだけで、簡単に繊維体31を回転体20に連結することができる。また、簡単に取り外すこともできるため、繊維体31の取り替えが容易となる。この回転体側連結部22は、金属製のものが好ましい。金属は剛性と耐久性に優れているからである。ただ、本願発明の回転体側連結部は金属製に限られるものではない。例えば、強化プラスチックなど他の材料も選択し得る。
(第一繊維体群33及び第二繊維体群34)
根毛除去装置100はさらに、図9及び図10に示すように、回転体20の外周上の第一点24を通り、回転軸21の軸方向に延長された第一線上において、互いに離間して設けられた複数の第一繊維体31aよりなる第一繊維体群33と、回転体20の外周上の第一点と異なる第二点25を通り、回転軸21の軸方向に延長された第二線上において、互いに離間して設けられた複数の第二繊維体31bよりなる第二繊維体群34とを備える。また、第一繊維体群33を構成する各第一繊維体31aと、第二繊維体群34を構成する各第二繊維体31bとを、回転軸21の軸方向においてオフセットして配置している。第一繊維体31a及び第二繊維体31bの個数及び繊維体を離間する間隔は、特に限定されない。図9に示すように、本実施形態においては、第一繊維体群33に3つの第一繊維体31aを、第二繊維体群34に2つの第二繊維体31bをそれぞれ設けている。同じ繊維体群の隣り合う繊維体31a又は31bは、距離D1ずつ離間されている。そして、隣接する第一繊維体31aと第二繊維体31bは距離D2程度オフセットして配置されている。距離D1及びD2は特に限定されないが、例えば、D1を50mm程度、D2を25mm程度とすることができる。このように、オフセット配置することにより、回転軸方向に密に繊維体31を配置することが可能となり、野菜の表面に対し連続的に根毛除去効果を発現させることができる。
また、第一点24及び第二点25を設ける箇所は、特に限定されるものではない。例えば、図10に示すように、回転軸21と直交する平面上において、第一点24と第二点25とを結ぶ直線が回転軸21を通るように、該第一点24及び第二点25を配置することができる。第一点24と第二点25とを結ぶ直線が回転軸21を通ることで、第一点24を通り、回転軸21の軸方向に延長された第一線上及び第二点25を通り、回転軸21の軸方向に延長された第二線上にそれぞれ配置される第一繊維体群33と、第二繊維体群34とを、180度の等間隔で配置することができる。これにより、回転体がバランスよく回転できる。
このように、繊維体31の数を多く設ければ、根毛除去の作業領域に広い面積を確保し、ひげ取りに際して接触回数を増やし、ひげ取りの処理能力を向上させることができる。その結果、短時間で確実に根毛を除去できる。ただ、本発明は繊維体31の数を本実施形態の数、及び態様に限定するものではない。繊維体の数は回転軸方向に1つ以上設ければよい。また、回転体20の回転方向に繊維体の列を2列以上設けてもよいが、1列のみでもよい。根毛を取り除く甘藷類や根菜類に合わせて適当に設定することができる。
さらに、本実施形態の根毛除去部30において、繊維体31は、一枚の概ね矩形状である網目状の合成樹脂を折り曲げてV字状としている。より具体的には、図7に示すように短辺と長辺を有する一枚の矩形状の合成樹脂の短辺を半分に折り曲げた後、長辺を半分に折り曲げてV字状としている。V字状の繊維体31の両側で野菜を挟み込むようにしているため、繊維体を効率的に野菜の表面に沿わせることができ、確実に根毛を除去できる。ここで、一枚の網目状の合成樹脂を短辺で折り曲げた後、長辺で折り曲げて、V字状の繊維体31を形成したが、例えば、短辺では折り曲げず、長辺のみ折り曲げてV字状を形成しても良い。また、一枚の合成樹脂を折り曲げるのではなく、複数枚の網目状の合成樹脂の一端側を互いに接続してV字状を形成してもよい。
(モータ40)
また、回転体20の一端側に駆動体であるモータ40を設ける。本実施形態において、モータ40は回転体20の一端側であって、筐体10の外側、たとえば、筐体10の面10aの外側に設けられる。モータ40と回転体20の一端は筐体10に貫通させた穴を介して連結される。モータ40を回転させることで、回転体20が回転されて、根毛除去部30も回転される。モータ40は、単相や三相の商用電源に接続されて駆動される。モータ40には、速度変化が容易なブラシレスモータが好適に利用できる。
(モータ収納部41)
このモータ40は筐体10の外側に露出して設けられてもよいが、図1等で示すように、モータ収納部41に収納することもできる。モータ収納部41により、モータ40が外部の物と接触して破損することを防ぐことができる。本実施形態において、モータ収納部41は中空の概ね直方体状で、筐体10のモータ40が設けられている面10aに、モータ40を覆うように取り付けられる。つまり、モータ収納部41の面10aと接触する面は、モータ40を収納するために開放されている。また、モータ収納部41は、モータ収納部41の面10aと接触する面の縦方向の両側部に、面10に接続するための一対の接続片42を備えてもよい。この接続片42に貫通孔を設け、ネジ止めすることにより、モータ収納部41を筐体10に取り付けることができる。また、モータ40に、電源を供給するためのケーブル等を接続するため、モータ収納部41の底面を開放してもよい。このように、モータ収納部41の形状は、モータ40を収納できれば、いかなる形状に限定されるものではない。さらに、モータ収納部41は、金属製のものが好ましい。金属は剛性と耐久性に優れているからである。ただ、本願発明のフレームは金属製に限られるものではない。例えば、強化プラスチックなど他の材料も選択し得る。
(回転速度制御部50)
この根毛除去装置100は、根毛除去部30の回転数を調整可能とすることで、根毛を除去する応力を調整できる。すなわち、根毛が弱い力でも除去できる場合は回転数を低くし、逆に根毛が取りにくい場合は回転数を増やすことで、確実に根毛を除去できる。よって、根毛の対象となる野菜の種類や、同じ野菜でも季節によって、あるいは収穫地によって、根毛の太さや堅さ等、除去し難さが異なる場合に、回転数を調整して適切な除去性能を発揮できる。このため根毛除去装置100は、モータ40の回転数を制御する回転速度制御部50を備える。回転速度制御部50はケーブルでモータ40に接続され、モータ40の回転数を制御することにより回転体20の回転数を制御する。例えば、甘藷類や根菜類等の野菜の水分量が多いとき、野菜の表面に張りがあり、根毛が取りにくくなる。一方、甘藷類や根菜類等の野菜の水分量が少なくなると、根毛が取り易くなる。そこで、根毛が取りにくい場合は回転体20の回転数を、例えば、1300rpm〜1800rpm程度に上げる。根毛が取り易い場合は回転体20の回転数を、例えば、900rpm〜1200rpm程度に下げる。つまり、甘藷類や根菜類等の野菜の状態に合わせて、回転速度制御部50で回転体20の回転数を制御し、確実かつ効率的に根毛を除去することができる。
また、上述では回転速度制御部50とモータ40はケーブルで接続されている。ただ、本発明は回転速度制御部50とモータ40とを有線接続する態様に限定するものではなく、無線接続したものとすることもできる。例えば、回転速度制御部にリモートコントローラを採用し、モータ側に受信機を設け、モータ40をリモートコントロールしてもよい。この場合、作業者が回転体20の回転数を遠隔操作できるため便利である。
無線接続方式は、専用の通信方式とする他、既知の規格化された方式、例えばWiFiやBluetooth、ZigBee(いずれも商品名)等が利用できる。また、専用のリモートコントローラを用いる他、既存の通信装置を用いてもよい。例えば専用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンをリモートコントローラとして、WiFiやBluetoothでモータの回転数を調整できるようにしてもよい。
(フレーム60)
根毛除去装置100はさらに、図2に示すように、筐体側開口部11の縁部を覆うように設けられるフレーム60を備えてもよい。フレーム60は、筐体側開口部11に着脱式に装着することができ、作業性とメンテナンス性を両立している。フレーム60は、対向する長辺61a、61a及び短辺61b、61bを有する概ね矩形板状の枠体61と、枠体61の長辺61a側の表面端部に立設された一対の側壁62、62と、一対の設置片63、63とを備える。枠体61は中央部分に、筐体側開口部11より若干小さいフレーム側開口64を形成している。そして、図3に示すように、フレーム60を筐体側開口部11の縁部を覆うように載置した際、フレーム側開口64を通して使用者が野菜Pを筐体10内に出し入れするようにしている。一対の側壁62、62は、枠体61の長辺61a側の表面端部に上方向に突出するようにそれぞれ設けられる。また、設置片63は、板状であって、枠体61の長辺61a側の裏面から回転体20に向かって下方向に突出している。そして、フレーム60を筐体側開口部11の縁部に載置した際に、設置片63が筐体10の内側に位置し、設置片63の先端側が、回転体20と対向するように設けられる。このとき、フレーム接続部63の先端側の形状を回転体20の形状に合わせ、回転体20の外周より若干大きな概ね半円形とすることが好ましい。半円形とすることにより、設置片63の先端側が回転体20と接触することを防止することができるからである。
この設置片63により、フレーム60を筐体10に安定して設置することができ、フレーム60が筐体10から意図せず外れたりすることを防ぐことができる。さらに、側壁62は枠体61の表面から立設されているため、使用者がフレーム60を筐体10に取り付けたり、取り外したりする際に持ちやすく、フレーム60を扱いやすくなる。フレーム60は、金属製のものが好ましい。金属は剛性と耐久性に優れているからである。ただ、本願発明のフレームは金属製に限られるものではない。例えば、強化プラスチックなど他の材料も選択し得る。このようなフレーム60により、筐体側開口部11の縁部の強度を強化するとともに、筐体側開口部11の縁部から除去した根毛等が、装置本体の外部に飛び散ることを防止できる。
(カバー部70)
根毛除去装置100はさらにまた、筐体側開口部11の上方を覆うカバー部70を備えてもよい。このカバー部70でもって、除去された根毛が周囲に飛び散る事態を抑制できる。カバー部70は、いわゆるフード形状をしている。そしてカバー部70で、筐体側開口部11の1/2程度を覆うようにしている。例えば、図2に示すカバー部70は、一対の概ね扇形状の側部71、71と、一対の側部71、71を接続する湾曲部72とを備える。湾曲部72は、扇形状の側部71の円弧に沿って湾曲され、一対の側部71、71を接続するように設けられる。さらに、一対の側部71、71はそれぞれ、側部71の外面から突出し、下方向に延出する係合部73を備える。そして、フレーム60の上方向に突出している側壁62を係合部73に挿入することにより、カバー部70を根毛除去装置100に着脱自在に取り付けることができる。ただ、本願発明のカバー部は、フレーム60に取り付ける態様に限定されるものではない。カバー部を筐体10に直接取り付けてもよい。また、カバー部70は、上述の形状に限られない。筐体側開口部11の上方をある程度覆うことができれば、いかなる形状も採用し得る。例えば、カバー部70を概ね直方体形状としてもよい。さらに、カバー部70は金属製のものが好ましい。金属は剛性と耐久性に優れているからである。ただ、本願発明のカバー部は金属製に限られるものではない。例えば、強化プラスチックなど他の材料も選択し得る。
[実施形態2]
また、根毛除去部30の繊維体31の形状は、一枚の網目状の合成樹脂を短辺で一度折り曲げた後、長辺で折り曲げて、V字状の繊維体31を形成する態様に限定されない。図11の実施形態2の根毛除去部30Bに示すように、一枚の概ね矩形状である網目状の合成樹脂の短辺を複数回折り曲げて根毛除去部30Bを形成してもよい。この場合、繊維体31cにある程度の強度を持たせることができ、固い根毛を除去するのに適当である。
[実施形態3]
さらに、一枚の概ね矩形状である網目状の合成樹脂を折り曲げずに使用してもよい。例えば、図12の実施形態3の根毛除去部30Cに示すように、一枚の概ね矩形状である網目状の合成樹脂を繊維体31dとして設けてもよい。一枚の繊維体31dは野菜の表面に対する当たりが柔らかく、野菜の表面に傷がつきにくくすることができる。
本発明に係る根毛除去装置は、さつまいもやごぼう、大根、トウモロコシ、人参、長いも等の甘藷類や根菜類の野菜の根毛を除去する用途に好適に利用できる。
100…根毛除去装置
10…筐体
10a、10b…筐体の面
11…筐体側開口部
12…脚部
20…回転体
21…回転軸
22…回転体側連結部
23…連結穴
24…第一点
25…第二点
30、30B、30C…根毛除去部
31、31a、31b、31c、31d…繊維体
32…繊維体側連結部
32a…把持部
32b…筒部
33…第一繊維体群
34…第二繊維体群
40…モータ
41…モータ収納部
42…接続片
50…回転速度制御部
60…フレーム
61…枠体
61a…長辺
61b…短辺
62…側壁
63…設置片
64…フレーム側開口
70…カバー部
71…側部
72…湾曲部
73…係合部
D1…同じ繊維体群の隣接する第一繊維体又は第二繊維体を離間する距離
D2…隣接する第一繊維体と第二繊維体とをオフセットする距離
P…野菜

Claims (18)

  1. 野菜の根毛を除去する根毛除去装置であって、
    筐体と、
    前記筐体に、回転軸を中心に回転自在に設けられる回転体と、
    前記回転体の外周に設けられた根毛除去部と、
    前記回転体を前記回転軸を中心に回転駆動させる駆動体と、
    を備え、
    前記根毛除去部は、柔軟性を有する網目状の繊維体を備える根毛除去装置。
  2. 請求項1に記載の根毛除去装置であって、さらに、
    前記回転体の回転数を制御する回転速度制御部を備える根毛除去装置。
  3. 請求項1又は2に記載の根毛除去装置であって、
    前記根毛除去部は、前記繊維体を複数備える根毛除去装置。
  4. 請求項3に記載の根毛除去装置であって、
    前記複数の繊維体を、前記回転体の回転軸方向に複数並べてなる根毛除去装置。
  5. 請求項3又は4に記載の根毛除去装置であって、
    前記複数の繊維体を、前記回転軸の回転方向に沿って並べてなる根毛除去装置。
  6. 請求項3に記載の根毛除去装置であって、さらに、
    前記回転体の外周上の第一点を通り、前記回転軸方向に延長された第一線上において、互いに離間して設けられた複数の第一繊維体よりなる第一繊維体群と、
    前記回転体の外周上の第一点と異なる第二点を通り、前記回転軸方向に延長された第二線上において、互いに離間して設けられた複数の第二繊維体よりなる第二繊維体群とを備え、
    前記第一繊維体群を構成する各第一繊維体と前記第二繊維体群を構成する各第二繊維体とが、前記回転軸方向においてオフセットして配置されてなる根毛除去装置。
  7. 請求項6に記載の根毛除去装置であって、
    前記回転軸と直交する平面上において、前記第一点と第二点とを結ぶ直線が前記回転軸を通るように、該第一点及び第二点が配置されてなる根毛除去装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、さらに、
    前記繊維体と前記回転体とを連結する繊維体側連結部を備える根毛除去装置。
  9. 請求項8に記載の根毛除去装置であって、
    前記繊維体側連結部は筒状に形成され、
    前記回転体は、前記外周に連結穴を形成し、
    前記根毛除去装置がさらに、前記連結穴側において、前記繊維体側連結部が挿入され、前記繊維体側連結部を着脱自在に連結する回転体側連結部を備える根毛除去装置。
  10. 請求項8又は9に記載の根毛除去装置であって、
    前記繊維体は、V字状に形成された頂点側に前記繊維体側連結部を設けてなる根毛除去装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、
    前記繊維体は、柔軟性を有するシートを網目状に形成してなる根毛除去装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、
    前記繊維体は、合成樹脂からなる根毛除去装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、
    前記筐体は中空状であって、上方を開放した開口部を形成し、該中空状の内部に前記回転体を配置してなる根毛除去装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、
    前記回転体が、円筒状である根毛除去装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、さらに
    前記筐体の開口部の縁部を覆うように設けられるフレームを備える根毛除去装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、さらに
    前記筐体の開口部を覆うカバー部を備える根毛除去装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、
    前記駆動体が、モータである根毛除去装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか一項に記載の根毛除去装置であって、
    野菜が、甘藷類又は根菜類である根毛除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114589740A (zh) * 2022-02-16 2022-06-07 刘博雅 基于绳子接触的保健品原料杂须分离设备

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JPS5171360U (ja) * 1974-09-30 1976-06-04
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