JP2016194016A - 感温性粘着剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温雰囲気下において高粘着かつ高弾性である感温性粘着剤を提供することである。
【解決手段】側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する側鎖結晶性ポリマーを含有し、前記側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤であって、前記側鎖結晶性ポリマーは、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合しており、ブロック型イソシアネートを、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜9重量部の割合でさらに含有するようにした。
【選択図】なし

Description

本発明は、感温性粘着剤に関する。
感温性粘着剤は、側鎖結晶性ポリマーを主成分として含有しており、側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却されると、側鎖結晶性ポリマーが結晶化することによって粘着力が低下する粘着剤である。感温性粘着剤は、シート、テープなどに加工されて、フラットパネルディスプレイ(Flat Panel Display:以下、「FPD」と言うことがある。)などの製造工程において、部材を仮固定するときに使用されている(例えば、特許文献1参照)。また、仮固定に使用される粘着剤として、アクリル系粘着剤にブロック型イソシアネートを分散させて、加熱により熱硬化させるものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
一方、タッチパネルなどのFPDの製造工程では、ガラスまたはフィルムシートなどが使用されている。中でもポリカーボネートフィルムは、ガラスに比べて破損の心配がなく、透明性も高く、複屈折率も低いことから近時注目されている部材である。
ところで、仮固定に使用される粘着剤は、工程によっては高温雰囲気下に曝されることがあるため、次のような物性が要求される。すなわち、高温雰囲気下において、部材の浮きを抑制するために高粘着であり、かつ部材の寸法安定性を維持するために高弾性である必要がある。特に、上述したポリカーボネートフィルムは、高温雰囲気下において、熱収縮しやすく、寸法安定性に劣る。したがって、FPDの製造工程においてポリカーボネートフィルムを仮固定する粘着剤には、高温雰囲気下における物性として、高粘着かつ高弾性が要求される。
しかし、上述した感温性粘着剤を含む従来の粘着剤は、高温雰囲気下における物性が、低粘着かつ高弾性か、または高粘着かつ低弾性であった。それゆえ、従来の粘着剤でポリカーボネートフィルムを仮固定すると、高温雰囲気下においてポリカーボネートフィルムに浮きまたは剥がれが発生するという問題があった。
特開2012−102212号公報 特開平7−331219号公報
本発明の課題は、高温雰囲気下において高粘着かつ高弾性である感温性粘着剤を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する側鎖結晶性ポリマーを含有し、前記側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤であって、前記側鎖結晶性ポリマーは、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合しており、ブロック型イソシアネートを、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜9重量部の割合でさらに含有する、感温性粘着剤。
(2)前記ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートが、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートである、前記(1)に記載の感温性粘着剤。
(3)前記ブロック型イソシアネートが、ブロック型ヘキサメチレンジイソシアネートである、前記(1)または(2)に記載の感温性粘着剤。
(4)80〜140℃の雰囲気温度において、前記ブロック型イソシアネートのブロック剤が解離する、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(5)前記側鎖結晶性ポリマーは、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1重量部以下の割合の金属キレート化合物によって架橋されている、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(6)140℃以上の軟化点を有する粘着付与剤を、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜20重量部の割合でさらに含有する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(7)150℃における貯蔵弾性率G’が、50,000Pa以上である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(8)150℃の雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度が、1.0N/25mm以上である、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(9)150℃の雰囲気温度を経た後の5℃の雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度が、0.6N/25mm以下である、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(10)フラットパネルディスプレイの製造工程におけるポリカーボネートフィルムの仮固定用である、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の感温性粘着剤。
(11)前記(1)〜(10)のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる、感温性粘着シート。
(12)前記(1)〜(10)のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる粘着剤層を、フィルム状の基材の片面または両面に積層してなる、感温性粘着テープ。
本発明によれば、高温雰囲気下において高粘着かつ高弾性であるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態に係る感温性粘着剤について詳細に説明する。本実施形態の感温性粘着剤は、側鎖結晶性ポリマーを含有する。側鎖結晶性ポリマーは、融点を有するポリマーである。融点とは、ある平衡プロセスにより、最初は秩序ある配列に整合されていたポリマーの特定部分が無秩序状態になる温度であり、示差熱走査熱量計(DSC)によって10℃/分の測定条件で測定して得られる値のことを意味するものとする。
側鎖結晶性ポリマーは、上述した融点未満の温度で結晶化し、かつ融点以上の温度では相転位して流動性を示す。すなわち、側鎖結晶性ポリマーは、温度変化に対応して結晶状態と流動状態とを可逆的に起こす感温性を有する。そして、本実施形態の感温性粘着剤は、融点未満の温度で側鎖結晶性ポリマーが結晶化したときに粘着力が低下する割合で側鎖結晶性ポリマーを含有する。つまり、本実施形態の感温性粘着剤は、側鎖結晶性ポリマーを主成分として含有しており、実質的に側鎖結晶性ポリマーによって構成されていることから、被着体から感温性粘着剤を剥離するときには、感温性粘着剤を側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却すれば、側鎖結晶性ポリマーが結晶化することによって粘着力が低下する。
融点としては、23℃以上であるのが好ましく、23〜26℃であるのがより好ましいが、これらに限定されるものではない。融点は、側鎖結晶性ポリマーの組成などを調整することによって所望の値に制御することができる。
側鎖結晶性ポリマーは、側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する。すなわち、側鎖結晶性ポリマーは、側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する櫛形のポリマーであり、この側鎖が分子間力などによって秩序ある配列に整合されることにより結晶化する。
側鎖結晶性ポリマーに炭素数16以上の直鎖状アルキル基を導入するには、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを重合すればよい。炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレートなどの炭素数16〜22の線状アルキル基を有する(メタ)アクリレートが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。なお、(メタ)アクリレートとは、アクリレートまたはメタクリレートのことを意味するものとする。
また、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、反応性フッ素化合物をさらに重合してもよい。炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートをさらに重合すると、感温性粘着剤の粘着物性を調整することができる。反応性フッ素化合物をさらに重合すると、側鎖結晶性ポリマーの結晶化による粘着力の低下に加えて、反応性フッ素化合物に起因する離型性が加わることから、感温性粘着剤の剥離性を向上させることができる。
炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
反応性フッ素化合物とは、反応性を示す官能基を有するフッ素化合物のことを意味するものとする。反応性を示す官能基としては、例えば、ビニル基、アリル基、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基などのエチレン性不飽和二重結合を有する基;エポキシ基(グリシジル基およびエポキシシクロアルキル基を含む)、メルカプト基、カルビノール基、カルボキシル基、シラノール基、フェノール基、アミノ基、水酸基などが挙げられる。
反応性フッ素化合物の具体例としては、下記一般式(I)で表される化合物などが挙げられる。
Figure 2016194016
[式中、R1は基:CH2=CHCOOR2−またはCH2=C(CH3)COOR2−(式中、R2はアルキレン基を示す。)を示す。]
一般式(I)中、R2が示すアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、メチルエチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などの炭素数1〜6の直鎖または分枝したアルキレン基などが挙げられる。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、下記式(Ia),(Ib)で表される化合物などが挙げられる。
Figure 2016194016
上述した反応性フッ素化合物は、市販品を用いることができる。市販の反応性フッ素化合物としては、例えば、いずれも大阪有機化学工業社製の「ビスコート3F」、「ビスコート3FM」、「ビスコート4F」、「ビスコート8F」、「ビスコート8FM」、共栄社化学(株)製の「ライトエステルM−3F」などが挙げられる。
本実施形態では、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを重合する。ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートは、そのヒドロキシアルキル基が、後述するブロック型イソシアネートにおけるイソシアネート基と反応可能な官能基として機能する。
ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレートなどの炭素数2〜6のヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。例示したこれらのモノマーのうち2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。
本実施形態の側鎖結晶性ポリマーは、上述したヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを、側鎖結晶性ポリマーを構成するモノマーの合計100重量%を基準にして、1〜10重量%の割合で重合する。なお、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレート以外の他のモノマーの重合割合は、特に限定されるものではない。例えば、側鎖結晶性ポリマーを、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートおよびヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートの共重合体で構成するときには、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを90〜99重量%、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合すればよい。また、側鎖結晶性ポリマーを、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートおよびヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートの共重合体で構成するときには、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを19〜45重量%、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを45〜80重量%、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合すればよい。側鎖結晶性ポリマーを、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート、反応性フッ素化合物およびヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートの共重合体で構成するときには、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを80〜98重量%、反応性フッ素化合物を1〜10重量%、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合すればよい。側鎖結晶性ポリマーを、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、反応性フッ素化合物およびヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートの共重合体で構成するときには、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを18〜40重量%、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを40〜80重量%、反応性フッ素化合物を1〜10重量%、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合すればよい。
重合方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法などが採用可能である。溶液重合法を採用する場合には、上述した各モノマーを溶剤に加えて40〜90℃程度で2〜10時間程度攪拌すればよい。
側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量としては、100,000以上が好ましく、300,000〜900,000がより好ましく、500,000〜700,000がより好ましいが、これらに限定されるものではない。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定し、得られた測定値をポリスチレン換算した値である。
ここで、本実施形態の側鎖結晶性ポリマーは、上述のとおり、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合する。そして、本実施形態の感温性粘着剤は、ブロック型イソシアネートを、側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜9重量部、好ましくは1〜6重量部の割合でさらに含有する。これらの構成によれば、感温性粘着剤が以下のように優れた物性を発揮するようになる。
すなわち、ブロック型イソシアネートは、イソシアネート化合物のイソシアネート基がブロック剤によって保護された構造を有する。このようなブロック型イソシアネートは、感温性粘着剤に含有しても常温(23℃)では反応せず、加熱されるとブロック剤が解離して反応可能なイソシアネート基が発生する。それゆえ、ブロック剤が解離する温度よりも低い温度では、ブロック型イソシアネートが反応しないため、本実施形態の感温性粘着剤は従来の感温性粘着剤と同様に優れた粘着物性を発揮する。そして、高温雰囲気下では、ブロック剤が解離して反応可能なイソシアネート基が発生し、このイソシアネート基がヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートのヒドロキシアルキル基と反応することによって感温性粘着剤が硬化する。本実施形態では、上述のとおり、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを特定の割合で重合し、かつブロック型イソシアネートを特定の割合で含有していることから、感温性粘着剤が粘着力を維持しつつ適度に硬化し、結果として高温雰囲気下において高粘着かつ高弾性を発揮することが可能となる。さらに、感温性粘着剤を側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度に冷却すると、優れた剥離性を発揮することも可能となる。
具体的な物性としては、150℃における貯蔵弾性率G’を50,000Pa以上、好ましくは50,000〜170,000Paにすることができる。また、150℃の雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度を1.0N/25mm以上、好ましくは1.0〜5.0N/25mmにすることができる。さらに、150℃の雰囲気温度を経た後の5℃の雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度を、0.6N/25mm以下にすることができる。150℃における貯蔵弾性率G’および各雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度は、後述する実施例に記載の測定方法で測定して得られる値である。
上述したブロック型イソシアネートにおけるイソシアネート化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのジイソシアネート系化合物などが挙げられる。ブロック型イソシアネートとしては、イソシアネート化合物がヘキサメチレンジイソシアネートであるブロック型ヘキサメチレンジイソシアネートが好ましい。
また、ブロック型イソシアネートにおけるブロック剤としては、例えば、ジメチルピラゾール(DMP)などのピラゾール系化合物、活性メチレン系化合物、2−ブタノンオキシム(MEKオキシム)などのオキシム系化合物などが挙げられる。ブロック剤は、80〜140℃の雰囲気温度において解離するのが好ましい。言い換えれば、ブロック型イソシアネートは、80〜140℃硬化タイプであるのが好ましい。
上述したブロック型イソシアネートは、市販品を用いることができる。市販のブロック型イソシアネートとしては、例えば、いずれも旭化成ケミカルズ社製の「SBN−70D」、「MF−K60B」、「MF−B60B」、「TPA−B80E」などが挙げられる。
一方、本実施形態の側鎖結晶性ポリマーは、側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1重量部以下の割合の金属キレート化合物によって架橋されているのが好ましい。これにより、感温性粘着剤の耐熱性を向上させることができる。
金属キレート化合物としては、例えば、多価金属のアセチルアセトン配位化合物、多価金属のアセト酢酸エステル配位化合物などが挙げられ、多価金属としては、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、鉄、チタン、亜鉛、コバルト、マンガン、ジルコニウムなどが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。例示したこれらの金属キレート化合物のうちアルミニウムのアセチルアセトン配位化合物またはアセト酢酸エステル配位化合物が好ましく、アルミニウムトリスアセチルアセトナートがより好ましい。
架橋反応は、側鎖結晶性ポリマーに金属キレート化合物を加えた後、加熱乾燥することによって行うことができる。加熱乾燥の条件としては、温度が90〜110℃程度であり、時間が1分〜20分程度である。
本実施形態の感温性粘着剤は、140℃以上の軟化点を有する粘着付与剤を、側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜20重量部の割合でさらに含有するのが好ましい。軟化点の上限値は、特に限定されないが、あまり高軟化点の粘着付与剤は調製が困難であることから、通常、170℃以下、好ましくは165℃以下である。軟化点は、JIS K 5902に規定される環球法に従って測定される値である。
粘着付与剤の組成としては、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、炭化水素系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリアミド系樹脂、フェノール系樹脂、ケトン系樹脂などが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。例示したこれらの粘着付与剤のうちロジン系樹脂が好ましい。ロジン系樹脂は、上述した側鎖結晶性ポリマーに対して優れた相溶性を発揮する。
ロジン系樹脂としては、例えば、ロジン誘導体などが挙げられ、ロジン誘導体としては、例えば、ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンなどの未変性ロジン(生ロジン)、または水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジンなどの変性ロジンをアルコール類によってエステル化したロジンエステル類;未変性ロジン、変性ロジン、各種ロジン誘導体などのロジン類の金属塩;未変性ロジン、変性ロジン、各種ロジン誘導体などにフェノールを酸触媒で付加させて熱重合することによって得られるロジンフェノール樹脂などが挙げられる。
例示したこれらのロジン誘導体のうち重合ロジンエステルが好ましい。重合ロジンエステルは、市販品を用いることができる。市販の重合ロジンエステルとしては、例えば、荒川化学工業社製の「ペンセルD−160」などが挙げられる。
上述した本実施形態の感温性粘着剤の使用形態としては、例えば、基材レスのシート状の形態が挙げられる。シート状とは、シート状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、シート状ないしフィルム状をも含む概念である。感温性粘着剤を感温性粘着シートとして使用する場合には、その厚さが15〜400μmであるのが好ましく、20〜150μmであるのがより好ましい。
また、本実施形態の感温性粘着剤は、テープ状の形態で使用することもできる。感温性粘着剤を感温性粘着テープとして使用する場合には、本実施形態の感温性粘着剤からなる粘着剤層を、フィルム状の基材の片面または両面に積層すればよい。フィルム状とは、フィルム状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、フィルム状ないしシート状をも含む概念である。
基材の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂が挙げられる。
基材は、単層体または複層体のいずれであってもよく、その厚さとしては、通常、5〜500μm程度である。基材には、粘着剤層に対する密着性を高めるうえで、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、ブラスト処理、ケミカルエッチング処理、プライマー処理などの表面処理を施すことができる。
基材の片面または両面に粘着剤層を積層するには、感温性粘着剤に溶剤を加えた塗布液を、コーターなどによって基材の片面または両面に塗布して乾燥させればよい。コーターとしては、例えば、ナイフコーター、ロールコーター、カレンダーコーター、コンマコーター、グラビアコーター、ロッドコーターなどが挙げられる。
粘着剤層の厚さとしては、5〜60μmであるのが好ましく、10〜60μmであるのがより好ましく、10〜50μmであるのがさらに好ましい。片面の粘着剤層の厚さと、他面の粘着剤層の厚さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
なお、本実施形態では、片面の粘着剤層が上述した感温性粘着剤からなる限り、他面の粘着剤層は特に限定されない。他面の粘着剤層を、例えば、上述した感温性粘着剤からなる粘着剤層で構成する場合、その組成は、片面の粘着剤層の組成と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、他面の粘着剤層を、例えば、感圧性接着剤からなる粘着剤層で構成することもできる。感圧性接着剤は、粘着性を有するポリマーであり、例えば、天然ゴム接着剤、合成ゴム接着剤、スチレン/ブタジエンラテックスベース接着剤、アクリル系接着剤などが挙げられる。
上述した本実施形態の感温性粘着シートおよび感温性粘着テープの表面には、離型フィルムを積層するのが好ましい。離型フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどからなるフィルムの表面に、シリコーンなどの離型剤を塗布したものなどが挙げられる。
上述した本実施形態の感温性粘着剤は、高温雰囲気下において高粘着かつ高弾性であることが要求される分野に好適に使用することができる。具体的には、本実施形態の感温性粘着剤は、タッチパネルなどのFPDの製造工程におけるポリカーボネートフィルムの仮固定用として好適に使用することができる。
以下、実施例を挙げて本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<感温性粘着シートの作製>
まず、表1に示すモノマーを表1に示す割合(重量部)で混合し、混合物を得た。使用したモノマーは、以下のとおりである。
C18A:ステアリルアクリレート
C1A:メチルアクリレート
RFC:大阪有機化学工業社製の上述した式(Ia)で表される反応性フッ素化合物「ビスコート3F」
HEA:2−ヒドロキシエチルアクリレート
次に、得られた混合物を酢酸エチル:トルエン=8:2(重量比)の混合溶媒200重量部に加え、混合液を得た。得られた混合液を55℃で4時間撹拌することによって各モノマーを重合させ、側鎖結晶性ポリマーを得た。
次に、得られた側鎖結晶性ポリマーにブロック型イソシアネート、金属キレート化合物および粘着付与剤をそれぞれ添加し、感温性粘着剤を得た。
ブロック型イソシアネートは、側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して固形分換算で表1に示す割合を添加した。使用したブロック型イソシアネートは、以下のA〜Dに示す4種類である。
ブロック型イソシアネート
A:旭化成ケミカルズ社製のブロック剤がジメチルピラゾール(DMP)であり110℃硬化タイプであるブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート「SBN−70D」
B:旭化成ケミカルズ社製のブロック剤が活性メチレン系化合物であり90℃硬化タイプであるブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート「MF−K60B」
C:旭化成ケミカルズ社製のブロック剤が2−ブタノンオキシム(MEKオキシム)であり120℃硬化タイプであるブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート「MF−B60B」
D:旭化成ケミカルズ社製のブロック剤がMEKオキシムであり130℃硬化タイプであるブロック型ヘキサメチレンジイソシアネート「TPA−B80E」
金属キレート化合物は、側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して固形分換算で表1に示す割合を添加した。なお、表1中の「金属キレート」とは、金属キレート化合物のことを意味するものとする。使用した金属キレート化合物は、以下のとおりである。
金属キレート化合物:川研ファインケミカル社製のアルミニウムトリスアセチルアセトナート
粘着付与剤は、側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して固形分換算で20重量部の割合で添加した。使用した粘着付与剤は、以下のとおりである。
粘着付与剤:荒川化学工業社製の軟化点が150℃以上である重合ロジンエステル「ペンセルD−160」
次に、得られた感温性粘着剤を酢酸エチルによって固形分が30重量%となるように調整し、塗布液を得た。そして、得られた塗布液を離型フィルム上に塗布し、100℃で10分間加熱して架橋反応させ、感温性粘着剤からなる厚さ25μmの感温性粘着シートを得た。なお、離型フィルムは、ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にシリコーンを塗布した厚さ50μmのものを用いた。
<評価>
得られた感温性粘着シートについて、重量平均分子量、融点、耐熱性、180°剥離強度、粘着性、150℃における貯蔵弾性率G’、弾性および剥離性を評価した。各評価方法を以下に示すとともに、その結果を表1に示す。
(重量平均分子量)
感温性粘着シートを作製する過程で得た側鎖結晶性ポリマーをGPCで測定し、その測定値をポリスチレン換算することによって、側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量を測定した。その結果を、表1中の「MW」の欄に示す。
(融点)
感温性粘着シートをDSCで10℃/分の測定条件で測定することによって、側鎖結晶性ポリマーの融点を測定した。なお、測定に用いた感温性粘着シートは、粘着付与剤を添加しなかった以外は、上述した感温性粘着シートの作製と同様にして作製した感温性粘着シートを用いた。
(耐熱性)
まず、50℃の雰囲気温度において、感温性粘着シートを介して厚さ50μmのポリカーボネートフィルムをガラス台座上に固定した。次に、雰囲気温度を150℃に上げ、60分間静置した後のポリカーボネートフィルムの状態を目視観察することによって、耐熱性を評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:ポリカーボネートフィルムに浮き、および剥がれがない。
×:ポリカーボネートフィルムに浮き、または剥がれがある。
(180°剥離強度)
150℃および5℃の各雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度をJIS Z0237に準拠して測定した。具体的には、50℃の雰囲気温度において、感温性粘着シートを介して幅25mm、厚さ50μmのポリカーボネートフィルムをガラス台座上に固定した後、ロードセルを用いて300mm/分の速度で180°剥離し、感温性粘着シートおよびポリカーボネートフィルム間の180°剥離強度を測定した。
[150℃]
雰囲気温度を50℃から150℃に上げ、この雰囲気温度で60分間静置した後に180°剥離した。その結果を、表1中の「150℃」の「剥離強度」の欄に示す。
[5℃]
雰囲気温度を50℃から150℃に上げ、この雰囲気温度で60分間静置した後、雰囲気温度を150℃から5℃に下げ、この雰囲気温度で20分間静置した後に180°剥離した。その結果を、表1中の「5℃」の「剥離強度」の欄に示す。
(粘着性)
上述した150℃の雰囲気温度における180°剥離強度の測定結果から感温性粘着シートの高温雰囲気下における粘着性を評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:150℃の雰囲気温度における180°剥離強度が、1.0N/25mm以上である。
×:150℃の雰囲気温度における180°剥離強度が、1.0N/25mm未満である。
(150℃における貯蔵弾性率G’)
サーモフィッシャーサイエンテフィック(Thermo Fisher Scientific)社製の動的粘弾性測定装置「HAAKE MARS III」を用いて、1Hz、5℃/分の条件で23℃から150℃に昇温し、150℃で60分間静置した後に、感温性粘着シートの150℃における貯蔵弾性率G’を測定した。その結果を、表1中の「150℃」の「G’」の欄に示す。
(弾性)
上述した150℃における貯蔵弾性率G’の測定結果から感温性粘着シートの高温雰囲気下における弾性を評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:150℃における貯蔵弾性率G’が、50,000Pa以上である。
×:150℃における貯蔵弾性率G’が、50,000Pa未満である。
(剥離性)
上述した5℃の雰囲気温度における180°剥離強度の測定結果から感温性粘着シートの剥離性を評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:5℃の雰囲気温度における180°剥離強度が、0.6N/25mm以下である。
×:5℃の雰囲気温度における180°剥離強度が、0.6N/25mmよりも大きい値である。
Figure 2016194016
表1から明らかなように、試料No.1〜14のうち試料No.2〜3、6〜8、10〜14は、150℃という高温雰囲気下において高粘着かつ高弾性であり、剥離性にも優れているのがわかる。
一方、ブロック型イソシアネートを含有していない試料No.1は、150℃における貯蔵弾性率G’が低く、高温雰囲気下において低弾性であった。また、ブロック型イソシアネートが9重量部よりも多い試料No.4〜5は、150℃の雰囲気温度における180°剥離強度が低く、高温雰囲気下において低粘着であり、耐熱性にも劣る結果を示した。2−ヒドロキシエチルアクリレートの重合割合が10重量%よりも多い試料No.9は、耐熱性に劣る結果を示した。

Claims (12)

  1. 側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する側鎖結晶性ポリマーを含有し、前記側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着剤であって、
    前記側鎖結晶性ポリマーは、ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートを1〜10重量%の割合で重合しており、
    ブロック型イソシアネートを、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜9重量部の割合でさらに含有する、感温性粘着剤。
  2. 前記ヒドロキシアルキル基を有する(メタ)アクリレートが、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートである、請求項1に記載の感温性粘着剤。
  3. 前記ブロック型イソシアネートが、ブロック型ヘキサメチレンジイソシアネートである、請求項1または2に記載の感温性粘着剤。
  4. 80〜140℃の雰囲気温度において、前記ブロック型イソシアネートのブロック剤が解離する、請求項1〜3のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  5. 前記側鎖結晶性ポリマーは、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1重量部以下の割合の金属キレート化合物によって架橋されている、請求項1〜4のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  6. 140℃以上の軟化点を有する粘着付与剤を、前記側鎖結晶性ポリマー100重量部に対して1〜20重量部の割合でさらに含有する、請求項1〜5のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  7. 150℃における貯蔵弾性率G’が、50,000Pa以上である、請求項1〜6のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  8. 150℃の雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度が、1.0N/25mm以上である、請求項1〜7のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  9. 150℃の雰囲気温度を経た後の5℃の雰囲気温度におけるポリカーボネートフィルムに対する180°剥離強度が、0.6N/25mm以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  10. フラットパネルディスプレイの製造工程におけるポリカーボネートフィルムの仮固定用である、請求項1〜9のいずれかに記載の感温性粘着剤。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる、感温性粘着シート。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載の感温性粘着剤からなる粘着剤層を、フィルム状の基材の片面または両面に積層してなる、感温性粘着テープ。
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