JP2016193392A - デミスタユニット及びegrシステム - Google Patents

デミスタユニット及びegrシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2016193392A
JP2016193392A JP2015073758A JP2015073758A JP2016193392A JP 2016193392 A JP2016193392 A JP 2016193392A JP 2015073758 A JP2015073758 A JP 2015073758A JP 2015073758 A JP2015073758 A JP 2015073758A JP 2016193392 A JP2016193392 A JP 2016193392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
demister
casing
exhaust gas
water storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015073758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6150834B2 (ja
JP2016193392A5 (ja
Inventor
中川 貴裕
Takahiro Nakagawa
貴裕 中川
平岡 直大
Naohiro Hiraoka
直大 平岡
和久 伊藤
Kazuhisa Ito
和久 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2015073758A priority Critical patent/JP6150834B2/ja
Priority to CN201680019091.0A priority patent/CN107427754B/zh
Priority to PCT/JP2016/059017 priority patent/WO2016158571A1/ja
Priority to KR1020177027251A priority patent/KR102084835B1/ko
Publication of JP2016193392A publication Critical patent/JP2016193392A/ja
Publication of JP2016193392A5 publication Critical patent/JP2016193392A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6150834B2 publication Critical patent/JP6150834B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D45/00Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces
    • B01D45/04Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia
    • B01D45/08Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia by impingement against baffle separators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D47/00Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
    • B01D47/10Venturi scrubbers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/13Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
    • F02M26/35Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with means for cleaning or treating the recirculated gases, e.g. catalysts, condensate traps, particle filters or heaters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/02Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
    • F01N3/04Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust using liquids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Abstract

【課題】デミスタユニット及びEGRシステムにおいて、ドレン誘導部からデミスタ本体への水の逆流を抑制してミスト除去効率の向上を図る。【解決手段】中空形状をなして排ガスの入口部61と出口部62が設けられるケーシング51と、ケーシング51内で排ガスからミストを除去するデミスタ本体52と、デミスタ本体52の下部に連結されてデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管(ドレン誘導部)53と、ドレン管53からデミスタ本体52への排ガスの流入を阻止する貯水部(封止部)67とを設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、排ガスからミストを除去するデミスタユニット、このデミスタユニットが適用されるEGRシステムに関するものである。
湿式排ガス処理装置を介してボイラから排出される排ガスは、ミストを含んでいることから、この排ガスに含まれるミストを除去する必要がある。排ガスに含まれるミストを除去するものとして、デミスタやミストエリミネータがあり、例えば、下記特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載された湿式排ガス処理装置は、ボイラからの排ガスを入口煙道により除塵塔に導入し、ここで排ガス中の煤塵を除去した後、排ガスが除塵塔デミスタを通過するときに排ガス中のミストを除去するものである。
また、排ガス中のNOxを低減するものとしては、排ガス再循環(EGR)がある。このEGRは、内燃機関の燃焼室から排出された排ガスの一部を、燃焼用気体として、燃焼室に戻すものである。そのため、燃焼用気体は、酸素濃度が低下し、燃料と酸素との反応である燃焼の速度を遅らせることで燃焼温度が低下し、NOxの発生量を減少させることができる。
特開平08−131764号公報
従来のデミスタにて、入口から導入された排ガスは、デミスタ本体内に設けられた屈曲流路を通過することで、含有するミストが屈曲流路の壁面に衝突し、分離される。デミスタ本体は、下部にドレン管が連結されており、排ガスから分離されたミストがドレン管を通して下部にタンクに貯留される。ところで、デミスタは、出口に連結されるブロワにより内部が吸引されることで、入口から排ガスが導入される。そのため、デミスタは、デミスタ本体の出口側が負圧となる。すると、タンク内の水がドレン管の下部から吸入されてデミスタ本体に逆流してしまうおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、ドレン誘導部からデミスタ本体への水の逆流を抑制してミスト除去効率の向上を図るデミスタユニット及びEGRシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のデミスタユニットは、流体の入口部と出口部が設けられるケーシングと、前記ケーシング内で流体からミストを除去するデミスタ本体と、前記デミスタ本体の下部に連結されて前記デミスタ本体により分離された前記ミストを下方に導くドレン誘導部と、前記ドレン誘導部から前記デミスタ本体への流体の流入を阻止する封止部と、を備えることを特徴とするものである。
従って、入口部からケーシング内に導入された流体は、デミスタ本体を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン誘導部から下方に導かれる。このとき、ドレン誘導部に封止部が設けられていることから、出口部側が負圧になっても、入口部からケーシング内に導入された流体が、ドレン誘導部を通してデミスタ本体
へ流入することはない。その結果、ドレン誘導部からデミスタ本体への水の逆流を抑制してミスト除去効率の向上を図ることができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ドレン誘導部は、基端部が前記デミスタ本体の下部に連結されるドレン管であり、前記封止部は、前記ドレン管内に貯水することで流体の流入を阻止することを特徴としている。
従って、ドレン誘導部をドレン管とし、封止部によりこのドレン管内に貯水することで封止することから、簡単な構成でドレン管を通したデミスタ本体への流体の流入を容易に防止することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記封止部は、前記ドレン管に設けられる貯水部であることを特徴としている。
従って、封止部としてドレン管に貯水部を設けるため、封止部の構成を簡素化することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ドレン管は、上端部が前記デミスタ本体の下部に連結される直線部と、前記直線部の下端部に連結されて上方に屈曲する前記貯水部としての屈曲部とを備えることを特徴としている。
従って、貯水部として屈曲部を設けることで、簡単な構成で容易にデミスタ本体への流体の逆流を防止することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ドレン管は、前記ドレン排出管に連結されることを特徴としている。
従って、ドレン管をドレン排出管に連結することで、排ガスから分離したミストを直接ドレン排出管に流すこととなり、貯水タンクへの配管を減らすことができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ドレン管は、前記封止部が前記ケーシングの外側に配置されることを特徴としている。
従って、ドレン管の封止部がケーシングの外側に配置されることで、封止部が異物により閉塞したとき、容易にこの異物を除去することができ、メンテナンス性を向上することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ドレン管は、前記ケーシング内に開口されることを特徴としている。
従って、ドレン管をケーシング内に開口することで、ドレン管を小型化することができ、製造コストを低減することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記封止部は、前記ケーシングに設けられる貯水部であり、前記ドレン管の先端部が前記貯水部に連通されることを特徴としている。
従って、ドレン管の先端部がケーシングの貯水部に連通することで、ドレン管の形状を変更することなく、このドレン管を封止することができ、構成の簡素化及び低コスト化す
ることができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ドレン排出管の上端部が前記ケーシングの底部より上方に開口することで前記貯水部が設けられることを特徴としている。
従って、ドレン排出管の上端部をケーシングの底部より上方に開口することで貯水部を構成しており、ケーシング内に容易に貯水部を形成することができ、構成を簡素化することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ケーシングの底部に仕切板が固定されることで前記貯水部が設けられることを特徴としている。
従って、ケーシングの底部に仕切板を固定して貯水部を設けることで、ケーシング内に容易に貯水部を形成することができ、構成を簡素化することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記仕切板は、下端部に排出孔が形成されることを特徴としている。
従って、貯水部に溜まった異物を排出孔から容易に排出することができる。
本発明のデミスタユニットでは、前記ケーシングにおける前記出口部と前記貯水タンクの上部とを連通する連通管が設けられることを特徴としている。
従って、ケーシングにおける出口部は、ブロワの吸引力が作用することから負圧になり、この負圧が連通管を通して貯水タンクの上部に作用するため、ケーシング内で排ガスから分離されたミストをドレン排水管から貯水タンクに適正に排出することができる。
また、本発明のEGRシステムは、エンジンから排出された排ガスの一部を燃焼用気体の一部として前記エンジンに再循環する排ガス再循環ラインと、前記排ガス再循環ラインを流れる排ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去するスクラバと、前記スクラバから排出された排ガスが導入される前記デミスタユニットと、を備えることを特徴とするものである。
従って、エンジンから排出された排ガスは、その一部が排ガス再循環ラインを通るとき、スクラバによりこの排ガス再循環ラインを流れる排ガスに対して水が噴射されることで有害物質が除去され、デミスタユニットにより含有するミストが除去された後、エンジンに供給される。このとき、デミスタユニットでは、入口部からケーシング内に導入された流体は、デミスタ本体を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン誘導部から下方に導かれる。このとき、ドレン誘導部に封止部が設けられていることから、出口部側が負圧になっても、入口部からケーシング内に導入された流体が、ドレン誘導部を通してデミスタ本体へ流入することはない。その結果、ドレン誘導部からデミスタ本体への水の逆流を抑制してミスト除去効率の向上を図ることができる。
本発明のデミスタユニット及びEGRシステムによれば、ドレン誘導部からデミスタ本体への水の逆流を抑制してミスト除去効率の向上を図ることができる。
図1は、第1実施形態のデミスタユニットが適用されたEGRシステムを備えたディーゼルエンジンを表す概略図である。 図2は、第1実施形態のEGRシステムを表す概略構成図である。 図3は、第1実施形態のデミスタユニットを表す縦断面図である。 図4は、第1実施形態のデミスタユニットを表す水平断面図である。 図5は、第2実施形態のデミスタユニットの入口部を表す縦断面図である。 図6は、第3実施形態のデミスタユニットの入口部を表す縦断面図である。 図7は、第3実施形態のドレン管とドレン排出管との連結部を表す側面図である。 図8は、第4実施形態のデミスタユニットを表す縦断面図である。 図9は、第5実施形態のデミスタユニットを表す縦断面図である。 図10は、第5実施形態の仕切板を表す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るデミスタユニット及びEGRシステムの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のデミスタユニットが適用されたEGRシステムを備えたディーゼルエンジンを表す概略図、図2は、第1実施形態のEGRシステムを表す概略構成図である。
第1実施形態にて、図1に示すように、舶用ディーゼルエンジン10は、エンジン本体11と、過給機12と、EGRシステム13を備えている。
図2に示すように、エンジン本体11は、図示しないが、プロペラ軸を介して推進用プロペラを駆動回転させる推進用の機関(主機関)である。このエンジン本体11は、ユニフロー掃排気式のディーゼルエンジンであって、2ストロークディーゼルエンジンであり、シリンダ内の吸排気の流れを下方から上方への一方向とし、排気の残留を無くすようにしたものである。エンジン本体11は、ピストンが上下移動する複数のシリンダ(燃焼室)21と、各シリンダ21に連通する掃気トランク22と、各シリンダ21に連通する排気マニホールド23とを備えている。そして、各シリンダ21と掃気トランク22との間に掃気ポート24が設けられ、各シリンダ21と排気マニホールド23との間に排気流路25が設けられている。そして、エンジン本体11は、掃気トランク22に給気ラインG1が連結され、排気マニホールド23に排気ラインG2が連結されている。
過給機12は、コンプレッサ31とタービン32とが回転軸33により一体に回転するように連結されて構成されている。この過給機12は、エンジン本体11の排気ラインG2から排出された排ガスによりタービン32が回転し、タービン32の回転が回転軸33により伝達されてコンプレッサ31が回転し、このコンプレッサ31が空気及び/または再循環ガスを圧縮して給気ラインG1からエンジン本体11に供給する。コンプレッサ31は外部(大気)から空気を吸入する吸入ラインG6に接続されている。
過給機12は、タービン32を回転した排ガスを排出する排気ラインG3が連結されており、この排気ラインG3は、図示しない煙突(ファンネル)に連結されている。また、排気ラインG3から給気ラインG1までの間にEGRシステム13が設けられている。
EGRシステム13は、排ガス再循環ラインG4、G5、G7と、スクラバ42と、デミスタユニット14と、EGRブロワ(送風機)47とを備えている。このEGRシステム13は、舶用ディーゼルエンジン10から排出された排ガスの一部を空気と混合した後、過給機12により圧縮して燃焼用気体として舶用ディーゼルエンジン10に再循環させることで、燃焼によるNOxの生成を抑制するものである。なお、ここでは、タービン32の下流側から排ガスの一部を抽気したが、タービン32の上流側から排ガスの一部を抽気してもよい。
なお、以下の説明にて、排ガスとは、エンジン本体11から排気ラインG2に排出された後、排気ラインG3から外部に排出されるものであり、再循環ガスとは、排気ラインG3から分離された一部の排ガスが排ガス再循環ラインG4、G5、G7によりエンジン本体11に戻されるものである。
排ガス再循環ラインG4は、一端が排気ラインG3の中途部に接続されている。排ガス再循環ラインG4は、EGR入口バルブ(開閉弁)41Aが設けられており、他端がスクラバ42に接続されている。EGR入口バルブ41Aは、排ガス再循環ラインG4を開閉することで、排気ラインG3から排ガス再循環ラインG4に分流する排ガスをON/OFFする。なお、EGR入口バルブ41Aを流量調整弁とし、排ガス再循環ラインG4を通過する排ガスの流量を調整するようにしてもよい。
スクラバ42は、ベンチュリ式のスクラバであり、中空形状をなすスロート部43と、排ガスが導入されるベンチュリ部44と、元の流速に段階的に戻す拡大部45とを備えている。スクラバ42は、ベンチュリ部44に導入された排ガスに対して水を噴射する水噴射部46を備えている。スクラバ42は、SOxや煤塵などの微粒子(PM)といった有害物質が除去された排ガス及び有害物質を含む排水を排出する排ガス再循環ラインG5が連結されている。なお、本実施形態では、スクラバとしてベンチュリ式を採用しているが、この構成に限定されるものではない。
排ガス再循環ラインG5は、デミスタユニット14とEGRブロワ47が設けられている。
デミスタユニット14は、水噴射により有害物質が除去された排ガスと排水を分離するものである。デミスタユニット14は、排水をスクラバ42の水噴射部46に循環する排水循環ラインW1が設けられている。そして、この排水循環ラインW1は、排水を一時的に貯留するホールドタンク49とポンプ50が設けられている。
EGRブロワ47は、スクラバ42内の排ガスを排ガス再循環ラインG5からデミスタユニット14に導くものである。
排ガス再循環ラインG7は、一端がEGRブロワ47に接続されると共に、他端が混合器(図示略)を介してコンプレッサ31に接続されており、EGRブロワ47により排ガスがコンプレッサ31に送られる。排ガス再循環ラインG7は、EGR出口バルブ(開閉弁または流量調整弁)41Bが設けられている。吸入ラインG6からの空気と、排ガス再循環ラインG7からの排ガス(再循環ガス)は、混合器で混合されることで燃焼用気体が生成される。なお、この混合器は、サイレンサと別に設けられてもよいし、混合器を別途設けることなく、排ガスと空気を混合する機能を付加するようにサイレンサを構成してもよい。そして、過給機12は、コンプレッサ31が圧縮した燃焼用気体を給気ラインG1からエンジン本体11に供給可能であり、給気ラインG1にエアクーラ(冷却器)48が設けられている。このエアクーラ48は、コンプレッサ31により圧縮されて高温となっ
た燃焼用気体と冷却水とを熱交換することで、燃焼用気体を冷却するものである。
上述したデミスタユニット14は、図3及び図4に示すように、ケーシング51と、デミスタ本体52と、ドレン管(ドレン誘導部)53と、ドレン排出管54と、貯水タンク55とを備えている。
ケーシング51は、中空の矩形状をなし、内部空間を形成する容器として構成されている。即ち、ケーシング51は、上流側壁部51a、下流側壁部51b、左右側壁部51c、天井部51d、底部51eにより箱型に形成されている。ケーシング51は、一端部(図3及び図4にて、右端部)の上側に排ガス(実線の矢印)および排水(点線の矢印)が導入される入口部61が形成される一方、他端部(図3及び図4にて、左端部)の上側に排ガスが排出される出口部62が形成されている。そして、入口部61が上流側壁部51aに形成され、出口部62が下流側壁部51bに形成されている。このケーシング51は、排ガス再循環ラインG5上に設けられている。
デミスタ本体52は、ケーシング51内に配置されており、入口部61から導入された排ガスを通過させることで、排ガスが含有するミストを分離し、ミストを除去した後の排ガスを出口部62へ導くものである。デミスタ本体52は、内部に排ガスが通過できるような複数回屈曲した流路(図示せず)が設けられ、全体として蛇腹の板状体として構成されている。ケーシング51は、鉛直方向における中間部であって、排ガスの流動方向の中間部から下流側に向けてデミスタ支持板63が配置されている。このデミスタ支持板63は、水平方向に沿って配置された板材であり、側部が左右側壁部51cに固定され、一端部が下流側壁部51bに固定されている。デミスタ本体52は、デミスタ支持板63における他端部上に設置されており、側部が左右側壁部51cに密着し、上端部が天井部51dに密着している。
ケーシング51は、入口部61とデミスタ本体52との間に上流側流路64が設けられ、デミスタ本体52と出口部62との間に下流側通路65が設けられている。また、ケーシング51は、上流側流路64の連通するようにデミスタ支持板63の下方に下方側空間部66が設けられている。デミスタ本体52は、下部にデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管53が設けられている。ドレン管53は、鉛直方向に沿って配設される直線状の管であり、上端部がデミスタ支持板63を貫通して、デミスタ本体52に連結されており、下端部がケーシング51の下方側空間部66に開口している。
ケーシング51は、下部にドレン(排水)を外部の下方に排出するドレン排出管54が設けられている。ドレン排出管54は、鉛直方向に沿って配設される直線状の管であり、ケーシング51の底部51eを貫通している。ドレン排出管54は、下端部が貯水タンク55の上部に連結されており、ケーシング51から排出されたドレンを貯水タンク55に貯留することができる。この貯水タンク55は、水処理装置の一部を構成するものであり、この水処理装置は、貯水タンク55に貯留されたドレン水を処理する。
ケーシング51は、下方側空間部66に貯水部67が設けられている。この貯水部67は、ドレン排出管54の上端部がケーシング51の底部51eより上方に所定高さH1の位置に開口することで形成される。そのため、ケーシング51は、排ガスから分離されたミストがドレン水となって貯水部67に溜まり、ドレン水の液面WFが形成される。このドレン水の液面WFがドレン排出管54の上端部まで到達すると、このドレン水がドレン排出管54の上端部の開口から内部に流れ、貯水タンク55に排出される。
ところで、デミスタ本体52における下流側通路65は、排ガス再循環ラインG5を介してEGRブロワ47(図2参照)に接続されることから、このEGRブロワ47の吸引
力により負圧となる。すると、入口部61から、上流側流路64に導入された排ガスが、デミスタ本体52側に流れずにドレン管53の下部から吸入されてデミスタ本体52に逆流してしまうおそれがある。そのため、ドレン管53からデミスタ本体52への排ガスの逆流(流入)を阻止する封止部が設けられている。
この封止部は、ドレン管53内に貯水することで排ガスの逆流を阻止するものであり、ケーシング51に設けられる貯水部67が機能する。即ち、前述したように、ドレン排出管54は、上端部の開口がケーシング51の底部51eから所定高さH1の位置に設けられており、ドレン管53は、下端部の開口がケーシング51の底部51eから所定高さH1より低い所定高さH2の位置に設けられている。そのため、ドレン管53は、下部が貯水部67に溜まったドレン水に連通し、最大で高さH(H=H1−H2)だけ浸入することとなる。
また、ケーシング51における下流側通路65と、貯水タンク55の上部(空間部)とは、連通管68により連通されている。前述したように、デミスタ本体52における下流側通路65が負圧になることから、この連通管68を均圧管として機能させることで、デミスタユニット14と貯水タンク55の内部が均圧される。なお、連通管68は、上流側通路64と貯水タンク55の上部とを連通していてもよい。この場合でもデミスタユニット14と貯水タンク55の内部を均圧とすることができる。
以下、第1実施形態のEGRシステムの作用を説明する。
図2に示すように、エンジン本体11は、掃気トランク22からシリンダ21内に燃焼用気体が供給されると、ピストンによってこの燃焼用気体が圧縮され、この高温の燃焼用気体に対して燃料が噴射することで自然着火し、燃焼する。そして、発生した燃焼ガスは、排ガスとして排気マニホールド23から排気ラインG2に排出される。エンジン本体11から排出された排ガスは、過給機12におけるタービン32を回転した後、排気ラインG3に排出され、EGR入口バルブ41A及びEGR出口バルブ41Bが閉止しているときは、全量が排気ラインG3から外部に排出される。
一方、EGR入口バルブ41A及びEGR出口バルブ41Bが開放しているとき、排ガスは、その一部が排気ラインG3から排ガス再循環ラインG4に流れる。排ガス再循環ラインG4に流れた排ガス(再循環ガス)は、スクラバ42により、有害物質が除去される。即ち、スクラバ42は、排ガスがベンチュリ部44を高速で通過するとき、水噴射部46から水を噴射することで、この水により排ガスを冷却すると共に、有害物質を水と共に落下させて除去する。そして、有害物質を含む排水は、EGRガスと共にデミスタユニット14に流入する。
スクラバ42により有害物質が除去された排ガスは、排ガス再循環ラインG5に排出され、デミスタユニット14により排水が分離された後、排ガス再循環ラインG7により過給機12に送られる。そして、この排ガスは、吸入ラインG6から吸入された空気と混合されて燃焼用気体となり、過給機12のコンプレッサ31で圧縮された後、エアクーラ48で冷却され、給気ラインG1からエンジン本体11に供給される。
ここで、デミスタユニット14による処理について説明する。
図3及び図4に示すように、入口部61からケーシング51内の上流側流路64に導入された排ガスは、正面にあるデミスタ本体52に流入し、複数回屈曲した流路の板状体に衝突することで、含まれるミストがこの板状体に付着する。すると、デミスタ本体52の板状体に付着したミストは、自重により下方へ流れ落ち、デミスタ支持板63を貫通する
ドレン管53の上部開口に流入する。そして、ドレン管53内に流入したミストは、内部を通ってケーシング51の下方側空間部66に流れ落ちる。
ケーシング51は、ドレン排出管54の上端部の開口がケーシング51の底部51eから所定高さH1の位置にあることから、ドレン管53からケーシング51の下方側空間部66に流れ落ちたミストは、貯水部67に貯留される。また、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、ミストを帯同しており、このミストによるドレン水も貯水部67に貯留される。そして、貯水部67は、ドレン水の液面WFが所定高さH1まで上昇すると、このドレン水がドレン排出管54に流入し、このドレン排出管54を通して貯水タンク55に排出される。
また、貯水部67は、ドレン水の液面WFが所定高さH2まで上昇すると、ドレン管53の下部が貯水部67に溜まったドレン水に水没し、封止部が形成される。そのため、入口部61から上流側流路64に導入された排ガスがドレン管53の下部から吸入されてデミスタ本体52に逆流することが防止される。また、下流側通路65と貯水タンク55が連通管68により連通されていることから、この下流側通路65と貯水タンク55の内部が均圧されるため、この点でも、排ガスがドレン管53の下部からデミスタ本体52に逆流することが防止される。
一方、デミスタ本体52によりミストが除去された排ガスは、下流側流路65を通って出口部62から排出される。
このように第1実施形態のデミスタユニットにあっては、中空形状をなして排ガスの入口部61と出口部62が設けられるケーシング51と、ケーシング51内で排ガスからミストを除去するデミスタ本体52と、デミスタ本体52の下部に連結されてデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管(ドレン誘導部)53と、ドレン管53からデミスタ本体52への排ガスの流入を阻止する貯水部(封止部)67とを設けている。
従って、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、デミスタ本体52を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン管53から下方に流れ落ちる。このとき、ドレン管53は、下端部が貯水部67に溜まったドレン水内に侵入していることから、ここにドレン水が浸入して封止部が設けられている。そのため、簡単な構成で容易にデミスタ本体52への上流側流路64に存在する排ガスの流入を防ぐことで適切にドレンを排出することができる。
第1実施形態のデミスタユニットでは、ドレン誘導部をドレン管53とし、封止部としてドレン管53内に貯水することで排ガスの流入を阻止している。具体的に、封止部として、ケーシング51に貯水部67を設け、ドレン管53の下端部を貯水部67のドレン水を侵入させている。従って、簡単な構成でドレン管53を通したデミスタ本体52への排ガスの流入を容易に防止することができ、構成の簡素化及び低コスト化することができる。
第1実施形態のデミスタユニットでは、ケーシング51内のドレンを下方に排出するドレン排出管54と、ドレン排出管54から排出されたドレンを貯留する貯水タンク55とを設け、ドレン排出管54の上端部をケーシング51の底部51eより上方に開口することで貯水部67を設けている。従って、ケーシング51内に貯水部67を形成することで、容易に封止部を形成することができ、構成を簡素化することができる。
第1実施形態のデミスタユニットでは、ケーシング51における出口部62と貯水タン
ク55の上部とを連通する連通管68を設けている。従って、ケーシング51における出口部62は、EGRブロワ47の吸引力が作用することから負圧になり、この負圧が連通管68を通して貯水タンク55に作用するため、ケーシング51の出口部62と貯水タンク55が均圧され、ケーシング51内で排ガスから分離されたミストをドレン排水管54から貯水タンク55に適正に排出することができる。また、連通管68を設けることで、ドレン管54の内径を小さくすることができると共に、デミスタ本体52と貯水タンク55とのヘッド差を小さくすることができ、装置のコンパクト化が可能となる。
また、第1実施形態のEGRシステムにあっては、エンジン本体11から排出された排ガスの一部を燃焼用気体の一部としてエンジン本体11に再循環する排ガス再循環ラインG4と、排ガス再循環ラインG4を流れる排ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去するスクラバ42と、スクラバ42から排出された排ガスが導入されるデミスタユニット14とを設けている。
従って、エンジン本体11から排出された排ガスは、その一部が排ガス再循環ラインG4を通るとき、スクラバ42によりこの排ガス再循環ラインG4を流れる排ガスに対して水が噴射されることで有害物質が除去され、デミスタユニット14により含有するミストが除去された後、エンジン本体11に供給される。このとき、デミスタユニット14では、排ガスがデミスタ本体52を通過することで、含まれるミストが除去され、ドレン管53から下方に流れ落ちる。このとき、ドレン管53は、下端部が貯水部67に溜まったドレン水内に侵入していることから、ここにドレン水が浸入して封止部が設けられている。そのため、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスが、ドレン管53を通してデミスタ本体52へ逆流することはない。その結果、ドレン管53からデミスタ本体52へのドレン水の逆流を抑制してミスト除去効率を向上することができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態のデミスタユニットの入口部を表す縦断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を備える部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態において、図5に示すように、デミスタユニット70は、ケーシング51と、デミスタ本体52と、ドレン管(ドレン誘導部)71と、ドレン排出管72と、貯水タンク55とを備えている。
ケーシング51は、入口部61と出口部62が形成され、入口部61と出口部62の間にデミスタ本体52が配置されている。デミスタ本体52は、下部にデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管71が設けられている。ドレン管71は、直線部81と、第1屈曲部82と、第2屈曲部83とから構成されている。直線部81は、鉛直方向に沿って配設される直線状の管であり、上端部がデミスタ支持板63を貫通してデミスタ本体52に連結されている。第1屈曲部82は、上方に屈曲する正面視がU字形状をなす曲線状の管であり、一端部が直線部81の下端部に連結されている。第2屈曲部83は、下方に屈曲する正面視が逆U字形状をなす曲線状の管であり、一端部が第1屈曲部82の他端部に連結され、他端部が下方側空間部66に対して上方に向けて開口している。
なお、ドレン管71は、直線部81と第1屈曲部82と第2屈曲部83とから構成されるものに限定されない。例えば、直線部81と第1屈曲部82とから構成してもよく、直線部81と第1屈曲部82と第2屈曲部83に加えて直線部や屈曲部などを加えて構成してもよく、直線部81をなくして第1屈曲部82だけで構成してもよい。
ケーシング51は、ドレンを外部に排出するドレン排出管72が設けられている。ドレン排出管72は、鉛直方向に沿って配設される直線状の管であり、上端部がケーシング51の底部51eに連結され、下端部が貯水タンク55の上部に連結されており、ケーシング51から排出されたドレンを貯水タンク55に貯留することができる。
ケーシング51は、底部51eに傾斜板84,85が固定されている。この傾斜板8,85は、ケーシング51の底部51eに開口するドレン排出管72の上端部に向けて下方に傾斜している。この傾斜板84,85は、ケーシング51に流れ込んだドレン水をドレン排出管72に導くものである。
ドレン管71からデミスタ本体52への排ガスの逆流(流入)を阻止する封止部が設けられている。この封止部は、ドレン管71に設けられる貯水部としての第1屈曲部82であり、第2屈曲部83を介して下方側空間部66に開口している。ここで、封止部としての屈曲部は、正面視がU字形状をなす第1屈曲部82であり、また、正面視がS字形状をなす第1屈曲部82及び第2屈曲部83である。
そのため、入口部61からケーシング51内の上流側流路64に導入された排ガスは、正面にあるデミスタ本体52に流入し、複数回屈曲した流路の板状体に衝突することで、含まれるミストがこの板状体に付着する。すると、デミスタ本体52の板状体に付着したミストは、自重により下方へ流れ落ち、デミスタ支持板63を貫通するドレン管71の上部開口に流入する。そして、ドレン管71内に流入したミストは、内部を通ってケーシング51の下方側空間部66に流れ落ちる。
ドレン管71は、直線部81と第1屈曲部82と第2屈曲部83とから構成されることから、ドレン管71内に流入したミストは、直線部81から第1屈曲部82に至り、この第1屈曲部82に一時的に溜まってから第2屈曲部83に押し出され、ケーシング51の下方側空間部66に流れ落ちる。そして、ドレン管71からケーシング51内に流れ落ちたドレン水は、傾斜板84,85によりドレン排出管54に流入し、このドレン排出管54を通して貯水タンク55に排出される。
また、ドレン管71は、第1屈曲部82にドレン水が溜まることで封止部が形成される。そのため、入口部61から上流側流路64に導入された排ガスがドレン管71の下部から吸入されてデミスタ本体52に逆流することが防止される。また、下流側通路65と貯水タンク55が連通管68により連通されていることから、この下流側通路65と貯水タンク55の内部が均圧されるため、この点でも、排ガスがドレン管71の下部からデミスタ本体52に逆流することが防止される。
一方、デミスタ本体52によりミストが除去された排ガスは、下流側流路65を通って出口部62から排出される。
このように第2実施形態のデミスタユニットにあっては、デミスタ本体52の下部に連結されてデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管(ドレン誘導部)71と、ドレン管71からデミスタ本体52への排ガスの流入を阻止する貯水部(封止部)としての第1屈曲部82とを設けている。
従って、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、デミスタ本体52を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン管71から下方に流れ落ちる。このとき、ドレン管71は、第1屈曲部82にドレン水が溜まることで封止部が設けられている。そのため、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスが、ドレン管71を通してデミスタ本体52へ逆流することはない。その結果、ド
レン管71からデミスタ本体52へのドレン水の逆流を抑制してミスト除去効率を向上することができる。
また、ドレン管71に第1屈曲部82を形成することで、ドレン水が溜まる封止部を設けており、ドレン管71の形状を変更するだけでよく、ケーシング51を変更することはなく、全体構成を簡素化することができる。
第2実施形態のデミスタユニットでは、ドレン管71を、上端部がデミスタ本体52の下部に連結される直線部81と、直線部81の下端部に連結されて上方に屈曲する第1屈曲部82とから構成している。従って、第1屈曲部82により、簡単な構成で容易にデミスタ本体52への上流側流路64に存在する排ガスの流入を防ぐことで適切にドレンを排出することができる。
第2実施形態のデミスタユニットでは、ドレン管71をケーシング51内に開口している。従って、ドレン管71を小型化することができ、製造コストを低減することができる。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態のデミスタユニットの入口部を表す縦断面図、図7は、ドレン管とドレン排出管との連結部を表す側面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を備える部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態において、図6及び図7に示すように、デミスタユニット90は、ケーシング51と、デミスタ本体52と、ドレン管(ドレン誘導部)91と、ドレン排出管72と、貯水タンク55とを備えている。
ケーシング51は、入口部61と出口部62が形成され、入口部61と出口部62の間にデミスタ本体52が配置されている。デミスタ本体52は、下部にデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管91が設けられている。ドレン管91は、直線部101と、第1屈曲部102と、第2屈曲部103と、第3屈曲部104とから構成されている。
直線部101は、鉛直方向に沿って配設される直線状の管であり、ケーシング51の下方側空間部66内に配置され、上端部がデミスタ支持板63を貫通してデミスタ本体52に連結され、下端部がケーシング51の底部51eに開口して連結されている。第1、第2、第3屈曲部102,103,104は、ケーシング51の下方の外側に配置されている。第1屈曲部102は、上方に屈曲する正面視がU字形状をなす曲線状の管であり、一端部が直線部101の下端部に連結されている。第2屈曲部103は、下方に屈曲する正面視が逆U字形状をなす曲線状の管であり、一端部が第1屈曲部102の他端部に連結されている。第3屈曲部104は、90度に湾曲する曲線状の管であり、一端部が第2屈曲部103の下端部にフランジ105を介して連結されている。
ケーシング51は、下部にドレンを外部の下方に排出するドレン排出管72が設けられており、上端部がケーシング51の底部51eに連結され、下端部が貯水タンク55の上部に連結されている。ドレン管91は、第3屈曲部104の他端部が上下方向における中途部に連結されている。
ドレン管91からデミスタ本体52への排ガスの逆流(流入)を阻止する封止部が設けられている。この封止部は、ドレン管91に設けられる貯水部としての第1屈曲部102であり、第2屈曲部103及び第3屈曲部104を介してドレン排出管72に連通してい
る。ここで、封止部としての屈曲部は、正面視がU字形状をなす第1屈曲部102である。
そのため、入口部61からケーシング51内の上流側流路64に導入された排ガスは、正面にあるデミスタ本体52に流入し、複数回屈曲した流路の板状体に衝突することで、含まれるミストがこの板状体に付着する。すると、デミスタ本体52の板状体に付着したミストは、自重により下方へ流れ落ち、デミスタ支持板63を貫通するドレン管91の上部開口に流入する。そして、ドレン管91内に流入したミストは、内部を通ってケーシング51の下方側空間部66に流れ落ちる。
ドレン管91は、直線部101と第1屈曲部102と第2屈曲部103と第3屈曲部104とから構成されることから、ドレン管91内に流入したミストは、直線部101から第1屈曲部102に至り、この第2屈曲部102に一時的に溜まってから第2屈曲部103に押し出され、第3屈曲部104を通ってドレン排出管72に流入する。そして、ドレン管91からドレン排出管72に流入したドレン水は、このドレン排出管72を通して貯水タンク55に排出される。
また、ドレン管91は、第1屈曲部102にドレン水が溜まることで封止部が形成される。そのため、入口部61から上流側流路64に導入された排ガスがドレン管91の下部から吸入されてデミスタ本体52に逆流することが防止される。
一方、デミスタ本体52によりミストが除去された排ガスは、下流側流路65を通って出口部62から排出される。
このように第3実施形態のデミスタユニットにあっては、デミスタ本体52の下部に連結されてデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管(ドレン誘導部)91と、ドレン管91からデミスタ本体52への排ガスの流入を阻止する貯水部(封止部)としての第1屈曲部102とを設けている。
従って、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、デミスタ本体52を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン管91から下方に流れ落ちる。このとき、ドレン管91は、第1屈曲部102にドレン水が溜まることで封止部が設けられている。そのため、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスが、ドレン管91を通してデミスタ本体52へ逆流することはない。その結果、ドレン管91からデミスタ本体52へのドレン水の逆流を抑制してミスト除去効率を向上することができる。
第3実施形態のデミスタユニットでは、ドレン管91の下端部をドレン排出管72の中途部に連結している。従って、デミスタ本体52で排ガスから分離したミストをドレン管91により直接ドレン排出管72に流すこととなり、ケーシング51内でのドレン水の増大を抑制することができる。
第3実施形態のデミスタユニットでは、ドレン管91は、第1、第2、第3屈曲部102,103,104をケーシング51の外側に配置することで、封止部を構成する第1屈曲部102をケーシング51の外部に位置させている。従って、第1、第2、第3屈曲部102,103,104が異物により閉塞したとき、第1、第2、第3屈曲部102,103,104を取外して異物を除去することができ、メンテナンス性を向上することができる。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態のデミスタユニットを表す縦断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を備える部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第4実施形態において、図8に示すように、デミスタユニット110は、ケーシング51と、デミスタ本体52と、ドレン管(ドレン誘導部)111と、ドレン排出管72と、貯水タンク55とを備えている。
ケーシング51は、入口部61と出口部62が形成され、入口部61と出口部62の間にデミスタ本体52が配置されている。デミスタ本体52は、下部にデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管111が設けられている。ドレン管111は、直線部121と、屈曲部122とから構成されている。
直線部121は、鉛直方向に沿って配設される直線状の管であり、ケーシング51の下方側空間部66内に配置され、上端部がデミスタ支持板63を貫通してデミスタ本体52に連結され、下端部がケーシング51の底部51eに開口して連結されている。屈曲部122は、上方に屈曲する正面視がU字形状をなす曲線状の管であり、ケーシング51の下方の外部に配置されている。屈曲部122は、一端部が直線部121の下端部に連結され、他端部が底部51eに開口して上流側流路64に連結されている。ケーシング51は、下部にドレンを外部の下方に排出するドレン排出管72が設けられており、上端部がケーシング51の底部51eに連結され、下端部が貯水タンク55の上部に連結されている。
ドレン管111からデミスタ本体52への排ガスの逆流(流入)を阻止する封止部が設けられている。この封止部は、ドレン管111に設けられる貯水部としての屈曲部122である。ここで、封止部としての屈曲部は、正面視がU字形状をなす屈曲部122である。
そのため、入口部61からケーシング51内の上流側流路64に導入された排ガスは、正面にあるデミスタ本体52に流入し、複数回屈曲した流路の板状体に衝突することで、含まれるミストがこの板状体に付着する。すると、デミスタ本体52の板状体に付着したミストは、自重により下方へ流れ落ち、デミスタ支持板63を貫通するドレン管111の上部開口に流入する。また、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、ドレン水を帯同しており、このドレン水が上流側流路64からドレン管111に流入する。
ドレン管111は、屈曲部122が設けられていることから、ドレン管111内に流入したミストや上流側流路64からドレン管111に流入したドレン水は、この屈曲部122に一時的に溜まり、封止部が形成される。その後、屈曲部122がドレン水で充満されると、ドレン管111内に流入したミストは、内部を通って上流側流路64に押し出される。そして、ドレン管111から上流側流路64に流入したドレン水は、ドレン排出管72を通して貯水タンク55に排出される。
また、ドレン管111は、屈曲部122にドレン水が溜まることで封止部が形成される。そのため、入口部61から上流側流路64に導入された排ガスがドレン管111から吸入してデミスタ本体52に逆流することが防止される。また、下流側通路65と貯水タンク55が連通管68により連通されていることから、この下流側通路65と貯水タンク55の内部が均圧されるため、この点でも、排ガスがドレン管111の下部からデミスタ本体52に逆流することが防止される。
一方、デミスタ本体52によりミストが除去された排ガスは、下流側流路65を通って出口部62から排出される。
このように第4実施形態のデミスタユニットにあっては、デミスタ本体52の下部に連結されてデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管(ドレン誘導部)111と、ドレン管111からデミスタ本体52への排ガスの流入を阻止する貯水部(封止部)としての屈曲部122とを設けている。
従って、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、デミスタ本体52を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン管111から上流側流路64に流れる。このとき、ドレン管111は、屈曲部122にドレン水が溜まることで封止部が設けられている。そのため、入口部61から上流側流路64に導入された排ガスが、ドレン管111を通してデミスタ本体52へ逆流することが防止される。その結果、ドレン管111からデミスタ本体52へのドレン水の逆流を抑制してミスト除去効率を向上することができる。
第4実施形態のデミスタユニットでは、ドレン管111に屈曲部122を設け、下端部を上流側流路64に連通している。従って、排ガスに帯同する排水(点線の矢印)を屈曲部122に供給して早期に水封することができる。
第4実施形態のデミスタユニットでは、ドレン管111の屈曲部122をケーシング51の外側に配置している。従って、屈曲部122が異物により閉塞したとき、この屈曲部122を取外して異物を除去することができ、メンテナンス性を向上することができる。
[第5実施形態]
図9は、第5実施形態のデミスタユニットを表す縦断面図、図10は、仕切板を表す斜視図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を備える部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第5実施形態において、図9及び図10に示すように、デミスタユニット130は、ケーシング51と、デミスタ本体52と、ドレン管(ドレン誘導部)131と、ドレン排出管72と、貯水タンク55とを備えている。
ケーシング51は、入口部61と出口部62が形成され、入口部61と出口部62の間にデミスタ本体52が配置されている。デミスタ本体52は、下部にデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管131が設けられている。ドレン管131は、約90度に屈曲した湾曲状をなす管であり、ケーシング51の下方側空間部66内に配置され、上端部がデミスタ支持板63を貫通してデミスタ本体52に連結され、下端部が隔壁部123に開口して上流側流路64に連結されている。ケーシング51は、下部にドレンを外部の下方に排出するドレン排出管72が設けられており、上端部がケーシング51の底部51eに連結され、下端部が貯水タンク55の上部に連結されている。
ドレン管131からデミスタ本体52への排ガスの逆流(流入)を阻止する封止部が設けられている。ケーシング51は、上流側流路64における底部51eの上面部に仕切板141が固定されている。この仕切板141は、隔壁部123と所定間隔を空けて平行をなすように配置されており、下端部に複数の排出孔142が形成されている。ここで、複数の排出孔142は、異物およびドレン水を排出することができる。上述した封止部は、ケーシング51の上流側流路64にて、隔壁部123と仕切板141により設けられる貯水部143であり、ドレン管131の他端部が隔壁部123を貫通して連通している。
そのため、入口部61からケーシング51内の上流側流路64に導入された排ガスは、正面にあるデミスタ本体52に流入し、複数回屈曲した流路の板状体に衝突することで、含まれるミストがこの板状体に付着する。すると、デミスタ本体52の板状体に付着した
ミストは、自重により下方へ流れ落ち、デミスタ支持板63を貫通するドレン管131の上部開口に流入する。そして、ドレン管131内に流入したミストは、内部を通ってケーシング51の上流側流路64に流れる。
上流側流路64は、仕切板141により貯水部143が設けられ、ドレン管131の下端部が貯水部143に連通していることから、ドレン管131内に流入したミストは、上流側流路64の貯水部143に流れる。そして、ドレン管131から貯水部143に流れたドレン水は、複数の排出孔142を通って、または、仕切板141をオーバーフローしてドレン排出管72に流入し、このドレン排出管72を通して貯水タンク55に排出される。
また、ドレン管131は、貯水部143にドレン水が溜まることで封止部が形成される。そのため、入口部61から上流側流路64に導入された排ガスがドレン管131から吸入してデミスタ本体52に逆流することが防止される。また、排ガスのドレン水は、未燃の燃料やオイルなどが異物として混入しており、この異物が貯水部143に溜まってドレン水の貯留量を減少させてしまうおそれがある。しかし、ドレン水に混入した異物は、複数の排出孔142により貯水部143から排出されることとなり、貯水部143の貯水量を減少させることはない。
一方、デミスタ本体52によりミストが除去された排ガスは、下流側流路65を通って出口部62から排出される。
このように第5実施形態のデミスタユニットにあっては、デミスタ本体52の下部に連結されてデミスタ本体52により分離されたミストを下方に導くドレン管(ドレン誘導部)131を設けると共に、ケーシング51の底部51eの上面に仕切板141を固定することで貯水部(封止部)143を設け、ドレン管131の下端部を貯水部143に連通している。
従って、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスは、デミスタ本体52を通過することで、含まれるミストが除去され、このミストは、自重によりドレン管131から貯水部143に流れる。このとき、ドレン管131は、下端部が貯水部に溜まるドレン水に連通することで封止部が設けられている。そのため、入口部61からケーシング51内に導入された排ガスが、ドレン管131を通してデミスタ本体52へ逆流することはない。その結果、ドレン管131からデミスタ本体52へのドレン水の逆流を抑制してミスト除去効率を向上することができる。
第5実施形態のデミスタユニットでは、仕切板141に貯水部143から異物及びドレン水を排出する排出孔142を形成している。従って、貯水部143に溜まった異物及びドレン水を排出孔142から容易に排出することができる。
なお、上述した第4、第5実施形態にて、隔壁部123により上流側流路64と下方側空間部66とを区画したが、この隔壁部123により下方側空間部66を構成するケーシング51における下流側壁部51bの下側の一部と底部51eの下流側の一部をなくしてもよい。即ち、ドレン管111の直線部121とドレン管131をケーシング51の外部に配置してもよい。
また、上述した実施形態にて、ドレン管53,71,91,111,131やドレン排水管54を1本として説明したが、複数本設けてもよい。また、ケーシング51の出口部62と貯水タンク55の上部とを連通する連通管68をケーシング51の外側に設けたが、連通管68の一部をケーシング51内に配置してもよい。
また、上述した実施形態では、舶用ディーゼルエンジンとして、主機関を用いて説明したが、発電機として用いられるディーゼルエンジンにも適用することができる。
10 舶用ディーゼルエンジン
11 エンジン本体
12 過給機
13 EGRシステム
14,70,90,110,130 デミスタユニット
41A EGR入口バルブ
41B EGR出口バルブ
42 スクラバ
47 EGRブロワ
48 エアクーラ(冷却器)
51 ケーシング
52 デミスタ本体
53,71,91,111,131 ドレン管(ドレン誘導部)
54,72 ドレン排出管
55 貯水タンク
61 入口部
62 出口部
63 デミスタ支持板
67,143 貯水部(封止部)
68 連通管
81,121 直線部
82,122 第1屈曲部(封止部、貯水部)
83 第2屈曲部
84,85 傾斜板
123 隔壁部
141 仕切板
142 排出孔
G4,G5,G7 排ガス再循環ライン
G6 吸入ライン
W1 排水循環ライン

Claims (13)

  1. 流体の入口部と出口部が設けられるケーシングと、
    前記ケーシング内で流体からミストを除去するデミスタ本体と、
    前記デミスタ本体の下部に連結されて前記デミスタ本体により分離された前記ミストを下方に導くドレン誘導部と、
    前記ドレン誘導部から前記デミスタ本体への流体の流入を阻止する封止部と、
    を備えることを特徴とするデミスタユニット。
  2. 前記ドレン誘導部は、基端部が前記デミスタ本体の下部に連結されるドレン管であり、前記封止部は、前記ドレン管内に貯水することで流体の流入を阻止することを特徴とする請求項1に記載のデミスタユニット。
  3. 前記封止部は、前記ドレン管に設けられる貯水部であることを特徴とする請求項2に記載のデミスタユニット。
  4. 前記ドレン管は、上端部が前記デミスタ本体の下部に連結される直線部と、前記直線部の下端部に連結されて上方に屈曲する前記貯水部としての屈曲部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のデミスタユニット。
  5. 前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ドレン管は、前記ドレン排出管に連結されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のデミスタユニット。
  6. 前記ドレン管は、前記封止部が前記ケーシングの外側に配置されることを特徴とする請求項5に記載のデミスタユニット。
  7. 前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ドレン管は、前記ケーシング内に開口されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のデミスタユニット。
  8. 前記封止部は、前記ケーシングに設けられる貯水部であり、前記ドレン管の先端部が前記貯水部に連通されることを特徴とする請求項2に記載のデミスタユニット。
  9. 前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ドレン排出管の上端部が前記ケーシングの底部より上方に開口することで前記貯水部が設けられることを特徴とする請求項8に記載のデミスタユニット。
  10. 前記ケーシング内のドレンを下方に排出するドレン排出管と、前記ドレン排出管から排出されたドレンを貯留する貯水タンクとが設けられ、前記ケーシングの底部に仕切板が固定されることで前記貯水部が設けられることを特徴とする請求項8に記載のデミスタユニット。
  11. 前記仕切板は、下端部に排出孔が形成されることを特徴とする請求項10に記載のデミスタユニット。
  12. 前記ケーシングにおける前記出口部と前記貯水タンクの上部とを連通する連通管が設け
    られることを特徴とする請求項5から請求項7と請求項9から請求項11のいずれか一項に記載のデミスタユニット。
  13. エンジンから排出された排ガスの一部を燃焼用気体の一部として前記エンジンに再循環する排ガス再循環ラインと、
    前記排ガス再循環ラインを流れる排ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去するスクラバと、
    前記スクラバから排出された排ガスが導入される請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のデミスタユニットと、
    を備えることを特徴とするEGRシステム。
JP2015073758A 2015-03-31 2015-03-31 デミスタユニット及びegrシステム Active JP6150834B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015073758A JP6150834B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 デミスタユニット及びegrシステム
CN201680019091.0A CN107427754B (zh) 2015-03-31 2016-03-22 除雾器单元以及egr系统
PCT/JP2016/059017 WO2016158571A1 (ja) 2015-03-31 2016-03-22 デミスタユニット及びegrシステム
KR1020177027251A KR102084835B1 (ko) 2015-03-31 2016-03-22 데미스터 유닛 및 egr 시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015073758A JP6150834B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 デミスタユニット及びegrシステム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016193392A true JP2016193392A (ja) 2016-11-17
JP2016193392A5 JP2016193392A5 (ja) 2016-12-28
JP6150834B2 JP6150834B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=57006733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015073758A Active JP6150834B2 (ja) 2015-03-31 2015-03-31 デミスタユニット及びegrシステム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6150834B2 (ja)
KR (1) KR102084835B1 (ja)
CN (1) CN107427754B (ja)
WO (1) WO2016158571A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113803545A (zh) * 2021-10-29 2021-12-17 中船黄埔文冲船舶有限公司 一种排气管疏水装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3437719A1 (en) 2017-08-01 2019-02-06 Alfa Laval Corporate AB A scrubber for cleaning of a gas
EP3437718A1 (en) 2017-08-01 2019-02-06 Alfa Laval Corporate AB A scrubber for cleaning of a gas
KR102039913B1 (ko) * 2018-03-29 2019-11-05 삼성중공업 주식회사 선박의 연소 공기 처리 시스템
CN109372659A (zh) * 2018-10-26 2019-02-22 江苏中远环保科技有限公司 一种控制循环冷却器中的节能环保装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927071U (ja) * 1972-06-07 1974-03-08
JPS5221655A (en) * 1975-07-07 1977-02-18 Masami Fujii Earth electrode of electrolytic corrosion_proof
JPH08254160A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd ディーゼル機関の排気ガス還流制御装置
JPH09290113A (ja) * 1996-04-30 1997-11-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルミストセパレータ
JPH1038208A (ja) * 1996-05-02 1998-02-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ミストキャッチャ
JP2002332919A (ja) * 2001-02-26 2002-11-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス再循環システム
JP2012518748A (ja) * 2009-03-18 2012-08-16 エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド 排ガスまたは燃焼ガス再循環を備える大型ターボ過給型2サイクルディーゼルエンジンならびにNOx排出およびすす排出を減少させるための方法
JP2013170539A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス再循環システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4634634Y1 (ja) * 1968-06-01 1971-11-30
JPS5221655Y2 (ja) * 1972-09-30 1977-05-18
JPH08131764A (ja) 1994-11-04 1996-05-28 Babcock Hitachi Kk 湿式排ガス処理方法および装置
KR20080078180A (ko) * 2007-02-22 2008-08-27 여옥규 기액분리수단이 구비된 유해가스여과장치
US20140150758A1 (en) * 2012-12-04 2014-06-05 General Electric Company Exhaust gas recirculation system with condensate removal
JP2014190254A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 吸気冷却システム
CN203598609U (zh) * 2013-12-06 2014-05-21 江苏民生特种设备集团有限公司 一种双钩波形板除雾装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927071U (ja) * 1972-06-07 1974-03-08
JPS5221655A (en) * 1975-07-07 1977-02-18 Masami Fujii Earth electrode of electrolytic corrosion_proof
JPH08254160A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd ディーゼル機関の排気ガス還流制御装置
JPH09290113A (ja) * 1996-04-30 1997-11-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルミストセパレータ
JPH1038208A (ja) * 1996-05-02 1998-02-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ミストキャッチャ
JP2002332919A (ja) * 2001-02-26 2002-11-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス再循環システム
JP2012518748A (ja) * 2009-03-18 2012-08-16 エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド 排ガスまたは燃焼ガス再循環を備える大型ターボ過給型2サイクルディーゼルエンジンならびにNOx排出およびすす排出を減少させるための方法
JP2013170539A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガス再循環システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113803545A (zh) * 2021-10-29 2021-12-17 中船黄埔文冲船舶有限公司 一种排气管疏水装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016158571A1 (ja) 2016-10-06
KR20170120685A (ko) 2017-10-31
CN107427754B (zh) 2020-05-05
JP6150834B2 (ja) 2017-06-21
CN107427754A (zh) 2017-12-01
KR102084835B1 (ko) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6150834B2 (ja) デミスタユニット及びegrシステム
JP6412976B2 (ja) デミスタユニット及びegrシステム
EP3517767B1 (en) Engine intake and exhaust system and engine equipped therewith
JP6120143B2 (ja) 内燃機関のインタークーラ凝縮水排出装置
WO2017138339A1 (ja) デミスタユニット及びegrシステム
JP6171194B1 (ja) デミスタユニット及びegrシステム
CN112879184B (zh) Egr系统
CN107530609B (zh) 除雾器单元和egr系统
JP6412977B2 (ja) デミスタユニット及びegrシステム
JP6131794B2 (ja) エンジンの吸気装置
KR102393267B1 (ko) 데미스터 유닛
JP7306307B2 (ja) インタークーラー
KR20180029708A (ko) 차량용 egr 쿨러
JP6213232B2 (ja) エンジンの吸気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161026

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161026

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161026

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20161118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6150834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250