JPH1038208A - ミストキャッチャ - Google Patents

ミストキャッチャ

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JPH1038208A
JPH1038208A JP8938497A JP8938497A JPH1038208A JP H1038208 A JPH1038208 A JP H1038208A JP 8938497 A JP8938497 A JP 8938497A JP 8938497 A JP8938497 A JP 8938497A JP H1038208 A JPH1038208 A JP H1038208A
Authority
JP
Japan
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plate
mist
mist catcher
bottom plate
corrugated
Prior art date
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Pending
Application number
JP8938497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Mori
康 森
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミストキャッチャにおいて、ドレンとして回
収したミストが気流中に巻き込まれて再飛散することを
防止する。 【解決手段】 天板1と底板2と左右両側板3を有し、
かつ、前後に入口4と出口5が開口している筐体6内
に、波形板7の複数枚を互いに間隔をおいて左右両側板
3に平行に列設させたミストキャッチャにおいて、波形
板7の下端と接する面に底板2と間隔をおいてメッシュ
仕切板11を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気ボイラで発生
する蒸気等の気液混合物に適用される波形板を具えたミ
ストキャッチャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミストキャッチャの一例を図3に
示す。図3に示すものでは、天板1と底板2と左右両側
板3とを有し、かつ、前後に入口4と出口5とが開口し
ている直方体形状の筐体6内に、波形板7の複数枚をス
ペーサ8を介して互いに所要間隔をおいて左右両側板3
に平行に列設させ、これら波形板7を貫通する締め付け
ボルト9等により固定して分離器本体10を形成してい
る。
【0003】この従来のミストキャッチャにおける波形
板7内での流動状況を、模式的に図4に示す。これにつ
いて説明すると、ミストbを含んでいる気液流aは波形
板7の波形形状に沿って流れるが、曲がり部では、発生
する遠心力の作用によりミストbは波形板7に衝突し、
衝突した後のミストbは、図3に示すように波形板表面
を流下し底板2上を下流方向に流れる。このようにして
ミストbは気液流aから分離され、波形板7の終端では
ミストのない蒸気流cとなる。
【0004】ミストキャッチャの分離気本体10は、例
えば蒸気ボイラの場合、図5に示すように、2個の分離
器本体10が蒸発管102と降水管103と主蒸気管1
04とを有するドラム101内の気相部105にドレン
パイプ107を有する水受け106を介して水平に間隔
をおいて取り付けられていて、2個の分離器本体10の
上面は塞ぎ板108で接続されている。主蒸気管102
からドラム101内に供給される蒸気−水混合流体は、
ドラム101内に設けた仕切り板109とドラム内壁と
の間を通ってドラム内保有水110に向かって流れ落ち
る。
【0005】この流れ落ちる際の蒸気および保有水11
0中で蒸発する蒸気はミストキャッチャの分離器本体1
0に向かってドラム内を上昇し、ミストキャッチャ内で
ミストが回収され、回収されたミストはドレンとなって
ドレンパイプ107を経てドラム内保有水110に戻さ
れる。ドラム内保有水110は降水管103から図示さ
れないボイラ入口管に戻される。ミスト分離された後の
蒸気は、主蒸気管104を介して、例えば図示しない過
熱管でさらに加熱された後、タービンに送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来技術に
よる前記ミストキャッチャでは、波形板7の表面に付着
したミストは、波形板7の表面を下向きに流れて底板2
上に達し、ドレンとなって気流によって後流に押し流さ
れるが、波形板後流になるほど底板2上にたまるドレン
量は多くなるため、ドレンとして回収されたミストの一
部は気流中へ巻き込まれ、再びミストとなって飛散する
不具合があった。
【0007】本発明は、この不具合を解消して、ドレン
として回収されたミストが再びミストとなって飛散する
のを減少させることができるミストキャッチャを提供す
ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、天板と底板と
左右両側板とを有し、かつ、前後に入口と出口とが開口
している筐体内に、波形板の複数枚を互いに間隔をおい
て前後左右両側板に平行に列設させてなるミストキャッ
チャにおいて、前記波形板下端と接する面に前記底板と
間隔をおいてメッシュ仕切板を配置したことを特徴とす
る。
【0009】以上のように構成した本発明のミストキャ
ッチャにおいては、波形板の表面を流れ落ちるドレン
は、気流の流れのないメッシュ仕切板と底板との空間に
流入し出口に流出する。従って、本発明のミストキャッ
チャにおいては、ドレンとして回収されたミストが気流
中に巻き込まれて再飛散するのを効果的に防止する。
【0010】前記した本発明のミストキャッチャにおい
て、メッシュ仕切板と底板との間に形成される空間の入
口側に塞ぎ板を設けた構成を採用すると、波形板の表面
を流れ落ちるドレンは塞ぎ板によって気流のない状態と
されているメッシュ仕切板と底板との間の空間に流入し
円滑に出口へ流出でき、ドレンとして回収されたミスト
が気流中に再飛散するのを防止する上で更に効果があ
る。
【0011】以上説明した本発明によるミストキャッチ
ャの筐体の出口を入口よりも下にして配設すれば、重力
によりドレンの排出がさらにスムーズになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1及図2に示し
た実施の形態に基づいて具体的に説明する。
【0013】(実施の第1形態)先ず図1に示す実施の
第1形態について説明する。この実施形態は、蒸気ボイ
ラのドラムにおけるミストキャッチャに本発明を適用し
た場合であり、図3及び図4に示した従来の装置と同じ
構成の部分には説明を簡単にするため同じ符号を付して
ある。
【0014】図1に示すミストキャッチャにおける分離
器本体10は、天板1とメッシュ仕切板11と、底板2
と、左右両側板3とを有し、かつ、前後に入口4と出口
5とが開口している直方体形状の筐体6内に、波形板7
の複数枚をスペーサ8を介して互いに所要間隔をおいて
左右両側板3に平行に列設させ、これら波形板7を貫通
する締め付けボルト9等より固定して組立てられてい
る。
【0015】前記複数の波形板7の下端は、底板2の上
方に若干の等しい間隔をおいて位置しており、波形板7
の下端に接する面にメッシュ仕切板11が配置されてい
て、メッシュ仕切板11は底板2に平行をなし、かつ、
メッシュ仕切板11と底板2との間には間隔が形成され
ている。
【0016】本実施の形態のその他の構成は、図3及び
図4に示す従来のミストキャッチャの構成と実質同じで
あり、説明を省略する。
【0017】以上の構成を有する本実施の形態では、波
形板7の表面に付着したミストは、ドレンとなりメッシ
ュ仕切板11を通過しメッシュ仕切板11と底板2との
間の気流の流れのない空間を気流に巻き込まれることな
く出口方向に流出する。従って、本実施の形態では、ド
レンとして回収されたミストが気流中に巻き込まれて再
飛散することを効果的に防止することができる。
【0018】なお、分離器本体10の筐体6の出口5を
入口4よりも下にして配設すれば、重力によりドレンの
排出をさらにスムースとできる。
【0019】(実施の第2形態)次に、図2に示す実施
の第2形態について説明する。図2に示すミストキャッ
チャではメッシュ仕切板11と底板2との間に形成され
る空間の入口4側に塞ぎ板12が配置されていて、入口
4側が塞ぎ板12によって塞がれている。
【0020】その他の構成は、図1に示した実施の第1
形態によるミストキャッチャの構成と実質的に同じであ
る。
【0021】この実施の第2形態によるミストキャッチ
ャでは、塞ぎ板12の設置によってメッシュ仕切板11
と底板2との間の空間は気流の流れない空間とされてい
るので、波形板7の表面に付着したドレンは、メッシュ
仕切板11を通過しメッシュ仕切板11と底板2との間
の気流の流れのない空間を気流に巻き込まれることなく
円滑に出口方向に流出する。
【0022】以上、本発明を図示した実施の形態に基づ
いて具体的に説明したが、本発明は、これに限定され
ず、特許請求の範囲に示す本発明の範囲内でその具体的
構造、構成に種々の変更を加えることができることは言
うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるミス
トキャッチャにおいては、底板の上方に間隔をおいて複
数の波形板の下端に接するようにメッシュ仕切板を設置
しているので、波形板の表面に付着したミストの流下が
円滑に行われる。
【0024】また、前記メッシュ仕切板の設置に加え、
このメッシュ仕切板と底板との隙間の入口側に塞ぎ板を
設置しこの領域の蒸気流動の発生を防止した構成にする
と、波形板の表面に付着したミストの流下がなお円滑に
行われるものとなる。
【0025】その結果、本発明のミストキャッチャにお
いては、従来技術適用の場合よりも回収されたミストの
再飛散量が減少し、例えばタービンに送られる蒸気に含
まれるミスト量を減少させることが可能となる。これに
より、ミスト中に含まれるシリカなど、不純物のタービ
ン翼表面への付着量が減少し、タービン寿命が長く、あ
るいは、メンテナンス費用を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るミストキャッチ
ャを構成する分離器本体を示すもので、(a)はその上
面断面図、(b)はその側面断面図、(c)はその正面
図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るミストキャッチ
ャを構成する分離器本体を示すもので、(a)はその上
面断面図、(b)はその側面断面図、(c)はその正面
図である。
【図3】従来技術によるミストキャッチャを構成する分
離器本体の一例を示すもので、(a)はその上面断面
図、(b)はその側面断面図、(c)は正面図である。
【図4】図3に示す従来の分離器本体の波形板上の流動
状況を示す説明図であり、(a)はその平面図、(b)
はその斜視図である。
【図5】ドラム内における分離器本体の設置状況を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 天板 2 底板 3 左右両側板 4 入口 5 出口 6 筐体 7 波形板 8 スペーサ 9 締め付けボルト 10 分離器本体 11 メッシュ仕切板 12 塞ぎ板 101 ドラム 102 蒸発管 103 降水管 104 主蒸気管 105 気相部 106 水受け 107 ドレンパイプ 108 塞ぎ板 109 仕切り板 110 保有水 a 気液流 b ミスト c 蒸気流

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板と底板と左右両側板とを有し、か
    つ、前後に入口と出口とが開口している筐体内に、波形
    板の複数枚を互いに間隔をおいて前記左右両側板に平行
    に列設させてなるミストキャッチャにおいて、前記波形
    板下端と接する面に前記底板と間隔をおいてメッシュ仕
    切板を配置したことを特徴とするミストキャッチャ。
  2. 【請求項2】 前記メッシュ仕切板と前記底板との間に
    形成される空間の入口側に塞ぎ板を設けてなる請求項1
    記載のミストキャッチャ。
JP8938497A 1996-05-02 1997-04-08 ミストキャッチャ Pending JPH1038208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8938497A JPH1038208A (ja) 1996-05-02 1997-04-08 ミストキャッチャ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11159596 1996-05-02
JP8-111595 1996-05-02
JP8938497A JPH1038208A (ja) 1996-05-02 1997-04-08 ミストキャッチャ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1038208A true JPH1038208A (ja) 1998-02-13

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ID=26430802

Family Applications (1)

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JP8938497A Pending JPH1038208A (ja) 1996-05-02 1997-04-08 ミストキャッチャ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100655407B1 (ko) * 2005-07-29 2006-12-08 현대자동차주식회사 차량용 루프 랙 고정장치
WO2016158571A1 (ja) * 2015-03-31 2016-10-06 三菱重工業株式会社 デミスタユニット及びegrシステム

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KR20170120685A (ko) * 2015-03-31 2017-10-31 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 데미스터 유닛 및 egr 시스템

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