JP2016192738A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子メールに添付されている画像データの印刷に用いるサイズのシートが格納されていない場合は、電子メールの受信を行わないようにする。
【解決手段】ユーザは、電子メールに添付されている画像データの印刷に使用すべきシートサイズを設定する。MFPは、外部装置から送信された電子メールを受信すると、受信した電子メールに添付された画像データの印刷を行う。MFPは印刷に使用すべきサイズのシートが格納部(カセット)に格納されていない場合は、電子メールの受信を行わないように制御するS902。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像データを受信して印刷する画像形成装置に関するものである。
コピー、印刷、ファクス、インターネットファクスなどの機能を有する画像形成装置が知られている。上記画像形成装置は、複数のサイズのシートを印刷に使用することが可能となっている。また、シートを格納するための格納部を複数備える画像形成装置も知られている。
このような画像形成装置において、外部装置から受信した画像データをシートに印刷する場合に、複数の格納部に格納された複数のサイズのシートから最適なシートを自動的に選択し、印刷することが知られている(例えば、特許文献1)。
また、電子メールに添付されている画像データを印刷する場合に、当該印刷に使用するシートのサイズを予めユーザに設定させ、受信した画像を設定されたシートに合わせて縮小又は拡大して印刷する画像形成装置が知られている(特許文献2)。
特開平9−65045号公報 特開2006−72646号公報
電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定できるようにしたときに、対応するシートが格納部に格納されていない場合が考えられる。この場合、電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷ジョブはシート無しエラーで一時中断される。このとき、一時中断された印刷ジョブはメモリやストレージなどの記憶領域に保持される。
また、電子メールの受信は、ユーザによる問い合わせの指示がなされた場合又は事前に設定された一定間隔毎(例えば60分毎)に行われるため、一度の受信で複数の電子メールを受信し、印刷することがある。このときシート無しエラーが発生すると、複数の印刷ジョブが一時中断され、記憶領域に保持されることとなる。
ところで、ハードウェア資源(特に記憶領域)の乏しい画像形成装置は、一時データを保持する領域が少ない。このような画像形成装置において、多数の印刷ジョブが保持されると、一時中断された印刷ジョブによって記憶領域が圧迫され、画像処理装置の他の機能の動作に影響を与える恐れがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、電子メールに添付された画像データの印刷に使用するサイズのシートが格納部に格納されていない場合に電子メールの受信が行われることを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の画像形成装置はシートを格納する格納部を備え、格納部から給送されたシートに画像を印刷する画像形成装置であって、電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷手段と、電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定する設定手段と、前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていない場合は、前記受信手段による電子メールの受信を行わないように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電子メールに添付された画像データの印刷に使用するサイズのシートが格納されていない場合に、電子メールの受信を行わないようにすることができる。従ってシート無しエラーの発生を抑制することができる。
画像形成システムの全体図である。 MFP101の構成を示すブロック図である。 操作部116を示す外観図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 印刷に使用可能なシートサイズを管理するテーブルのデータモデルを示す図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 問い合わせ指示の受け付け制御を説明するフローチャートである。 電子メールに添付された画像データの印刷制御を説明するフローチャートである。 電子メールに添付された画像データの印刷制御を説明するフローチャートである。 受信プリントサイズの設定制御を説明するフローチャートである。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システムを示すブロック図である。ネットワーク100上には、MFP(Multifunction Peripheral)101、PC102、メールサーバ103が互いに通信可能に接続されている。本実施形態では画像形成装置の一例としてMFP101を、情報処理装置の一例としてPC102を説明する。なおMFP101やPC102は、ネットワーク100を介してインターネット(不図示)と接続され、複数のメールサーバを経由して外部装置との間で電子メールの送受信を行うことができる。
まず、PC102について説明する。PC102には、メールクライアントがインストールされている。メールクライアントは、メールサーバ103を介して外部の装置(PC102と同様の情報処理装置や、画像形成装置など)に作成した電子メールを送信したり、外部装置から電子メールを受信して表示したりする。
メールサーバ103は、電子メールの配送及び送受信の役割を担う。メールサーバ103は、ネットワーク100を介して電子メールを受信する。受信した電子メールは、電子メールアドレス毎に設けられたメールボックスに仕分けされ、ストレージ(不図示)に保存される。なお、各々の電子メールアドレスは、ユーザ情報(ユーザ名及びパスワード)と紐づいて管理されている。MFP101やPC102のメールクライアントは、POP3やIMAPなどの通信プロトコルを利用して、メールサーバ103のメールボックスに仕分けされた電子メールを受信することができる。
次に、MFP101について説明する。MFP101は、シート上の画像を読み取る読取機能、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、MFP101は、メールサーバ103を介して、他の画像形成装置(不図示)などから送信された電子メールを受信することができる。また、MFP101は、受信した電子メールに添付された画像データを印刷することができる。本実施形態のMFP101は、ITU−T勧告のインターネットファクシミリデータ伝送方式T.37に基づいて送信された電子メールを受信し、印刷することができる。また、T.37に基づいて、画像データを添付した電子メールを送信する(インターネットファックスを送信する)ことができる。
なお、本実施形態では、メールサーバ103が送信サーバ(SMTPサーバ)機能と受信サーバ(POPサーバ)機能の両方を備える場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば負荷分散のために送信用のサーバと受信用のサーバを分離させた構成となっていてもよい。
図2は、本実施形態に係るMFP101の構成を示すブロック図である。CPU111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ROM112は、CPU111で実行可能な制御プログラムを格納する。また、ROM112は、ブートシーケンスやフォント情報などを記憶する。RAM113は、CPU111の主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM112及びストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。ストレージ114は、フラッシュメモリ等で構成される。なお、本実施形態のMFP101は、RAM113とストレージ114の記憶領域のサイズが小さく、画像データや印刷データを保持するための領域を大きく確保することができない。このため、印刷ジョブが一時中断状態で保持されると、メモリフルが発生し、動作が制限される場合がある。例えば、メモリフル状態のMFP101は、ファクスなどの送受信機能、印刷機能、コピー機能などが利用できない状態となる。
なお、本実施形態のMFP101では、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F115は、操作部116と制御部110を接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの指示を入力したりする。
読取部I/F117は、読取部118と制御部110を接続する。読取部118はシート上の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって生成された画像データは、外部装置に送信されたり、シート上に印刷されたりする。
印刷部I/F119は、印刷部120と制御部110を接続する。CPU111は、印刷すべき画像データ(印刷対象の画像データ)を印刷部I/F119を介して印刷部120に転送する。印刷部120は、給紙カセット124から給送されたシート上に画像を印刷する。
給紙カセット124は複数備えられており、各々の給紙カセットに対応付けて、格納するシートサイズに関する属性が登録される。また、給紙カセット124には、シート有無センサ(不図示)が備えられており、カセット124内にシートが格納されているか否かを判断することができる。なお、本実施形態では、MFP101が給紙カセット124を複数備える場合を例示しているがこれに限定されるものではない。給紙カセット124が一つの場合にも適用することができる。以下、MFP101が備える給紙カセットを「格納部」と呼ぶ。なお、MFP101は、手差しトレイ(不図示)を備えていてもよい。
また、制御部110は、通信部I/F123を介してネットワーク100に接続される。通信部I/F123は、ネットワーク100上の外部装置に画像データや情報を送信したり、ネットワーク100上の情報処理装置から印刷データや情報を受信したりする。ネットワークを介した送受信の方法としては、前述した電子メールを用いての送受信や、その他のプロトコル(例えば、FTPやSMB)を用いた送信を行うことができる。更に、MFP101はモデム(不図示)及びPSTN(不図示)を介して図示しないファクス装置との間におけるファクシミリ送受信を行うこともできる。
図3は、操作部116を示す外観図である。操作部116は、後述する操作画面を表示するタッチパネル320及び各種のハードキーからなる。パネル320及び各種のハードキーはユーザからの指示を受け付ける受付手段として機能する。
操作部116にはパネル320上に表示される画面上の選択肢を選択するためのスクロールキー312と、スクロールキーによって選択された選択肢を決定するためのOKキー311が備えられている。ユーザは、スクロールキー312とOKキー311を用いて画面上の選択肢から1つの項目を指定することができる。また、ユーザは、パネル320に表示される選択肢を指やスタイラス等のオブジェクトで直接タッチし、選択肢を指定することもできる。
用紙選択キー301は、格納部が格納するシートサイズを設定する際に使用するキーである。状況確認キー302はMFP101の状態を確認する画面(状況確認画面)を表示するためのキーである。ユーザは、状況確認画面を介して電子メールの手動受信を行うことができる。メニューキー303は、MFP101の各種設定を変更する設定変更画面を表示する際に使用するキーである。
次に、格納部に格納されるシートサイズの登録について説明する。ユーザは操作部116の用紙選択キー301を押下して、格納部に格納されるシートサイズを登録することができる。図4は、CPU111が操作部116のパネル320に表示する操作画面の一例を示す図であり、図4(a)は格納部が格納するシートに関する設定画面(以下用紙設定画面)を示している。ユーザは格納部に対応する選択肢(手差し、カセット1及びカセット2)をタッチ操作やハードキーによる選択操作により指定することができる。操作画面410は、給紙カセット1が選択された状態を例示している。CPU111は、格納部に対応する選択肢が指定された場合は、パネル320に操作画面411を表示する。操作画面411は、格納部が格納するシートサイズとしてA4(選択肢401)が選択された状態を例示している。ユーザは操作画面411を介して選択された格納部が格納するシートのサイズを設定することができる。スクロールバー405は、全体の選択肢の数や現在表示されている位置をユーザに通知するものである。ユーザはスクロールキー312U及び312D又はタッチ操作を使用してパネル320に表示される選択肢をスクロールして、複数サイズの中から格納部が格納するシートサイズを設定することができる。
図6は、印刷に使用可能なシートサイズの一例を示すものである。操作画面411に示すように、CPU111は、項目601に示すシートサイズの一覧をスクロール可能に表示する。
図6では、MFP101が印刷に使用可能なシートサイズ毎に各項目が対応付けて格納されている。項項目603にはシートサイズ毎に幅方向の長さ(短辺の長さ)が格納されている。また、項目604にはシートサイズ毎の印刷時の送り方向の長さ(長辺の長さ)が格納されている。なお、項目602については後述する。図6のテーブルには更にシートに関する属性として、シートの種類(普通紙や厚紙など)が格納されていてもよい。
図4の説明に戻り、CPU111は、画面411を介してユーザにより選択されたシートのサイズを、選択された格納部に格納されるシートの属性として登録する。選択された格納部に格納されるシートの属性は、各格納部に対応付けられてストレージ114又はRAM113等の記憶領域に格納される。
また、各格納部に格納されるシートの属性は、格納部に設けられたセンサ等に基づいて自動で登録するようにしてもよい。なお、各格納部に格納されるシートの属性は、CPU111が印刷部120と協働して印刷処理を行う場合などに適宜参照される。
次に、受信した電子メールに添付された画像データを印刷する受信プリント機能について説明する。本実施形態の受信プリント機能では、受信した電子メールのヘッダ情報から送信元のメールアドレスや送信日を確認するための情報(以下受信情報と呼ぶ)を生成し、電子メールに添付された画像データと共に印刷を行うこともできる。
この際に様々な画像サイズで送られてきた画像データを、ユーザが希望するサイズのシートに揃えて印刷したい場合がある。このため、本実施形態では、予め電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズをユーザに設定させ、上記印刷に使用するシートサイズに合わせて受信した画像を縮小又は拡大して印刷を行うことができるようになっている。
ここで、ユーザが設定したサイズのシートが格納部に格納されていない場合が考えられる。この場合、電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷ジョブはシート無しエラーで一時中断することとなる。このとき、一時中断された印刷ジョブはRAM113やストレージ114などの記憶領域に保持される。しかしながら、RAM113やストレージ114などの記憶領域が少ない画像形成装置では、印刷ジョブが保持されると、記憶領域が占有されてしまう恐れがある。
また、電子メールの受信処理は、パネル320を介しユーザの指示がなされた場合又は事前に設定された一定間隔毎(例えば60分毎)に行なわれる。従って、MFP101が、1回の受信処理で複数の電子メールを受信して印刷する場合がある。ユーザが設定したサイズ(以下、受信プリントサイズと呼ぶ)のシートが格納部に格納されていない状態で、MFP101が複数の電子メールを受信すると、複数の印刷ジョブが一時中断状態で記憶領域に保持されることになる。この場合、保持された複数の印刷ジョブによって記憶領域が圧迫され、画像処理装置の他機能の動作に影響を与える恐れさえある。
この問題を鑑みて、本実施形態では、電子メールに添付された画像データの印刷に用いるシートサイズのシートが格納部に格納されていない場合に、電子メールの受信が行われることを抑制することについて説明する。
<受信プリントサイズの設定>
まず、受信プリント機能で使用するシートサイズの設定について説明する。ユーザは、メニューキー303を押下して、MFP101の備える機能に関する設定や、MFP101の動作制御に関する設定を変更することができる。
図5は、CPU111が操作部116のパネル320に表示する設定画面の一例を示す図であり、図5(a)は第1の実施形態における電子メールに関する設定画面を示している。CPU111は、メニューキー303が押下された場合に、メニュー画面(不図示)を表示する。CPU111は、メニュー画面(不図示)を介して電子メールに関する設定が指定されたと判断すると、電子メールに関する設定画面510を表示する。
ユーザは画面510を介して、電子メールの送信機能に関する設定や、受信プリント機能に関する設定を行うことができる。選択肢511は受信プリント機能に関する設定を行う場合に使用する選択肢である。CPU111は、操作部116を介して選択肢511が指定された場合は、受信プリント機能に関する設定画面512を表示する。受信プリント機能に関する設定の一項目として、ユーザは受信プリントサイズの設定を行うことができる。選択肢513は、受信プリントサイズの設定を行う場合に使用する選択肢である。CPU111は、操作部116を介して選択肢513が指定された場合は、受信プリントサイズに関する設定画面514を表示する。ユーザは画面514を介して受信プリント機能で使用するシートサイズの設定を行うことができる。
受信プリントで使用するシートサイズの設定について説明する。CPU111は、画面514に受信プリント機能で使用するシートサイズとして設定可能なシートサイズをパネル320に表示する。具体的には、CPU111は、図6に示すシートサイズに関するテーブルを参照する。項目602は、受信プリント機能で使用できるシートサイズであるか否かを示す項目である。項目602には、受信プリント機能で使用できるシートサイズであれば「○」が、受信プリント機能で使用できないシートサイズであれば「×」が格納されている。なお、項目602の設定値は、幅方向の長さが所定の条件を満たすシートサイズであれば「○」が、所定の条件を満たさないシートサイズであれば「×」が予め格納されているものとする。なお、本実施形態では、所定の条件として幅方向の長さが「182mm以上」の場合を例示しているが、これに限定されるものではない。印刷物の読みやすさを考慮して所定のサイズ以上(例えばA4以上)のシートサイズを所定の条件としてもよい。また、所定の条件は、受信情報を印字する文字数などを考慮して適宜変更されてもよい。
図5の説明に戻り、CPU111は、テーブルの項目602に「○」が格納されたサイズを検索し、「○」が格納されたサイズの一覧を生成する。次にCPU111は、画面514に示すように生成したサイズの一覧をパネル320に表示する。
ユーザはスクロールキー312U及び312Dを使用して画面514に表示される選択肢をスクロールして、受信プリントサイズを設定することができる。また、ユーザはパネル320に表示された選択肢をタッチすることで、受信プリントサイズを設定することもできる。画面514は、受信プリントサイズとして選択肢515に示すLTRサイズが選択されている場合を例示している。なお、受信プリントサイズの設定は、CPU111が後述するフローチャートに対応する制御を行う場合に適宜参照される。
<メールサーバへの問い合わせ>
次に、メールサーバへの問い合わせについて説明する。本実施形態では、ユーザがパネル320を介して手動でメールサーバへの問い合わせを指示することができる。また、予め設定された問い合わせ間隔毎に自動で問い合わせを行うこともできる。
ユーザは、メニューキー303を押下して、MFP101の備える機能に関する設定や、MFP101の動作制御に関する設定を変更することができる。CPU111は、メニューキー303が押下された場合に、メニュー画面(不図示)を表示する。CPU111は、メニュー画面(不図示)を介して電子メールサーバに関する設定を行うユーザ指示を受け付けた場合に、電子メールサーバに関する設定画面420をパネル320に表示する。図4(b)は、電子メールサーバに関する設定画面を示している。
ユーザは画面420を介して、SMTPサーバに関する設定やPOPサーバに関する設定を行うことができる。具体的には、SMTPサーバ及びPOPサーバのアドレスや、各サーバでの認証に必要なユーザID及びパスワードの設定を行うことができる。
また、POPサーバに関する設定の一項目として、POPサーバへの問い合わせについて設定することができる。選択肢421は、POPサーバへの問い合わせに関する設定(以下POP受信設定)を行う場合に使用する選択肢である。CPU111は、操作部116を介して選択肢421が指定された場合は、POP受信設定画面422を表示する。ユーザは画面422を介してPOP受信設定として「ON」及び「OFF」のいずれかを設定することができる。POP受信設定が「OFF」に設定された場合は、POPサーバへの問い合わせを行わない設定となる。なお、POP受信設定が「OFF」に設定された場合は、手動によるPOPサーバへの問い合わせについても受け付けないように制御する(詳細は後述する)。一方、POP受信設定が「ON」に設定された場合は、POPサーバへの問い合わせを行う設定となる。POP受信が「ON」に設定された場合は、更に電子メールを自動受信する間隔(以下、自動受信間隔)を設定することができる。
CPU111は、画面422を介して選択肢423が指定された場合は、自動受信間隔を設定する画面424を表示する。ユーザは画面424を介して電子メールを自動受信する間隔を「0」〜「99」の範囲で設定することができる。「0」が設定された場合は、自動受信を行わない設定となる。また「1」以上の値が設定された場合は、設定された間隔(分単位)でPOPサーバへ問い合わせを行う設定となる。例えば、「10」が設定された場合は、10分毎にPOPサーバへ問い合わせを行う設定となる。CPU111は、不図示のリアルタイムクロックと協働して、設定した自動受信間隔毎にPOPサーバへの問い合わせを開始する指示を出す。図4(b)を介してなされた設定情報は、ストレージ114に格納される。なお、格納された設定情報は、後述する制御において適宜参照される。
次に、手動によるPOPサーバへの問い合わせについて説明する。まず、ユーザは、状況確認キー302を押下して、ジョブ状況の確認を行うことができる。図7は、CPU111が操作部116のパネル320に表示する画面の一例を示す図である。図7(a)は手動によるPOPサーバへの問い合わせに関する画面の一例を示している。
CPU111は、状況確認キー302が押下された場合に、状況確認画面700をパネル320に表示する。ユーザは画面700を介して、MFP101のジョブ実行状況や履歴情報を確認することができる。選択肢701は、受信ジョブに関する状況を確認するための選択肢である。CPU111は、選択肢701が指定された場合は、受信ジョブ画面を表示する。この際、CPU111は、MFP101の設定や格納部の状態に基づいて、POPサーバへの問い合わせを行えないように表示画面を制御する。
より具体的な制御について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8に示すフローチャートの各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。CPU111は、操作部116を介して選択肢701が指定されたと判断した場合(即ち、手動による問い合わせの選択肢を表示する場合)に図8に示すフローチャートに対応する制御を実行する。
ステップS800では、CPU111は、POP受信設定がONであるか否かを判断する。CPU111は、ストレージ114に格納されたPOP受信設定を取得し、設定値がONの場合は、ステップS801に進み、設定値がOFFの場合は、ステップS802に進む。
ステップS801では、CPU111は、受信プリントサイズに対応するシートが格納部に格納されているか否かを判断する。CPU111は、格納部に格納されるシートの属性として登録されたシートのサイズと、格納部が備えるシート有無センサ(不図示)に基づいて、受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されているか否かを判断する。受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されている場合は、ステップS803に進み、受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されていない場合は、ステップS802に進む。
ステップS802では、CPU111は、手動によるPOPサーバへの問い合わせの指示を行う選択肢703を選択できない状態とした受信画面をパネル320に表示し、手動による問い合わせの指示を受け付ける処理を終了する。一方、ステップS803では、CPU111は選択肢703を含む各項目を選択できる状態とした受信画面をパネル320に表示する。
ステップS804では、CPU111は操作部116を介したユーザ操作を受け付ける。次に、ステップS805では、CPU111は、電子メール受信が指示されたか否かを判断する。電子メール受信確認(選択肢703)が指定された場合は、ステップS806に進み、電子メール受信確認が指定されていない場合はステップS804に戻る。なお、このとき電子メール受信確認以外の項目が指定された場合は、対応する処理を実行する。ステップS806では、CPU111は電子メールの受信中であることをユーザに対して提示し、ステップS903に進み電子メールの受信処理を行う。図7(a)に示すポップアップ画面705はユーザに対して提示する画面の一例である。電子メールの受信処理については、後述する図9のフローチャートで説明する。
このように、本実施形態では、POP受信設定が有効(ON)の場合であっても、受信プリント機能で使用するサイズのシートが格納されていない場合は、ユーザ操作によるPOPサーバへの問い合わせを行えないように操作画面を制御することができる。
なお、本実施形態ではCPU111が受信プリント機能で使用するサイズのシートが格納されていない場合に、選択肢703を選択できないように制御する場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、CPU111は、受信プリント機能で使用するサイズのシートが格納されていない場合であって、選択肢703が選択されたと判断した場合に、電子メールの受信が行えないこと及びその理由をユーザに通知するようにしてもよい。具体的な処理については、図7(b)を用いて説明する。例えば、格納部に格納されるシートの属性として、受信プリントサイズと同じサイズが登録されている場合であって、当該格納部がシート切れを起こしている場合には、受信プリントサイズに対応するシートの補充を促す画面を表示する。ポップアップ画面715はシート補充画面の一例である。
また、例えば、格納部に格納されるシートの属性として、受信プリントサイズと同じシートサイズが登録されていない場合は、シートの交換又は受信プリントサイズの設定変更を促す画面を表示する。ポップアップ画面712は設定変更画面の一例である。「用紙設定」は用紙設定画面410に遷移するための選択肢であり、「受信プリント」は受信プリントサイズに関する設定画面514に遷移するための選択肢である。ユーザは設定変更を促すポップアップ画面712を介して格納部に格納されるシートを入れ替えた後に、「用紙設定」を指定して、格納部に格納されるシートの属性を登録する画面に移動することができる。またユーザは「受信プリント」を指定して、受信プリントサイズを設定する画面に移動することができる。
更に、CPU111は、選択肢703を選択できないよう制御する場合にも、図7(b)で示した画面と同様の情報をパネル320のステータスバー(不図示)等に表示するようにしてもよい。
<受信プリント処理>
次に本実施形態の受信プリント機能に関する制御について説明する。図9及び図10は、受信プリント機能の動作を示すフローチャートである。図9及び図10に示すフローチャートの各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
CPU111は、MFP101の起動時に図9のフローチャートに対応する制御を実行する。ステップS901では、CPU111は、タイマ割り込みによりPOPサーバへの問い合わせを行うと判断すると、ステップS902に進む。一方、タイマ割り込みによる問い合わせがなされない場合は、ステップS901に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
ステップS902では、CPU111は、格納部に受信プリントサイズに対応するシートが格納されているか否かを判断する。CPU111は、格納部に格納されるシートの属性として登録されたシートのサイズと、格納部が備えるシート有無センサ(不図示)に基づいて、受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されているか否かを判断する。受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されている場合は、ステップS903に進み、受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されていない場合は、ステップS901に戻る。なお、CPU111は、ステップS902でNOの場合に、受信プリントが行うことができない状況であることを操作部116に表示するようにしても良い。例えば、デバイス状況を確認する画面(不図示)などに受信プリントが行えない状況であることを表示すればよい。また、図7(b)の画面712に例示するようなポップアップ画面を表示するようにしてもよい。
ステップS903では、CPU111は、ストレージ114に格納されたユーザID及びパスワードをPOPサーバに送信してログイン(認証)を要求する。ログインに成功すると、ステップS904に進む。なお、CPU111は、ログインに失敗した場合には、パネル320に接続エラー画面を表示してステップS901に戻る(不図示)。
ステップS904では、CPU111は、POPサーバへSTATコマンド送信し、POPサーバからの応答を待つ。なお、STATコマンドは、ログインユーザのメールボックスに格納された電子メール数とデータサイズを確認するためのコマンドである。POPサーバから応答を受信すると、ステップS905に進む。
ステップS905では、POPサーバから受信した応答に基づいて、メールボックスに格納された電子メール数が0であれば、電子メールがないと判断して、ステップS906に進む。一方、応答に基づいて、メールボックスに格納された電子メール数が1つ以上であれば、電子メールが有ると判断して、ステップS910に進む。
ステップS906では、CPU111は、手動によるPOPサーバへの問い合わせであるか判断する。ステップS901におけるPOPサーバへの問い合わせのトリガが手動による問い合わせに基づくものであればステップS907に進む。一方、手動による問い合わせに基づくものでなければ(タイマ割り込みによる自動的な問い合わせに基づくものであれば)ステップS901に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
ステップS907では、CPU111は、パネル320に受信データがないことを示すポップアップ画面706(図7)を表示し、ステップS901に戻る。CPU111は、ポップアップ画面706を介して「閉じる」キーが押下された場合は、ポップアップ画面を閉じる。
一方、ステップS910では、CPU111は、POPサーバに受信したい電子メールに対応するメッセージ番号を指定したRETRコマンド送信し、電子メールを受信する。また、CPU111は、受信した電子メールのヘッダ情報及び添付ファイルを取得する。
ステップS911では、CPU111は、受信した電子メールに添付された添付ファイルが印刷可能なフォーマットであるか否かを判断する。添付ファイルが存在しない場合、又は、添付ファイルのフォーマットが処理できないフォーマットの場合は、印刷不可能であると判断し、ステップS913に進む。一方添付ファイルが印刷可能なフォーマットであれば、S912に進む。ステップS912では、CPU111は添付ファイルの印刷処理を行う。詳細は図10のフローチャートで説明する。
ステップS913では、CPU111は、POPサーバに対してDELEコマンドを送信し、印刷が完了した電子メールをメールボックスから削除して、ステップS914に進む。ステップS914では、CPU111は、受信すべき電子メールがまだ残っている場合は、ステップS910に戻り、残りの電子メールの受信及び印刷処理を行う。一方、CPU111は、POPサーバから受信すべき電子メールを全て受信し終えると、ステップS901に戻り、POPサーバへの問い合わせを行うためのイベントの発生を待つ。
ステップS1001では、CPU111は、添付ファイルをデコードする。また、デコードした画像データを受信プリントサイズに合わせて拡大又は縮小し、印刷に使用する出力画像を生成する。ステップS1002では、CPU111は、ステップS1001で出力画像の生成に成功したか判断する。出力画像の生成に成功した場合は、ステップS1004に進み、処理の途中でエラーなどが発生し、出力画像の生成に失敗した場合は、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、CPU111は、ステップS1001で生成した添付ファイルとヘッダ情報を破棄して印刷を中止して、ステップS913に進む。
ステップS1004では、CPU111は、ステップS910で取得した電子メールのヘッダ情報などのテキスト情報に基づいて受信情報のテキストデータを生成する。次に、CPU111は、生成した受信情報のテキストデータをラスタライズして印刷用画像データを生成し、ステップS1001で生成した出力画像に付加する。ラスタライズされた受信情報を付加する位置は、出力画像のヘッダ部であってもよいし、出力画像のフッタ部であってもよい。また、出力画像に重畳して印刷するようにしてもよいし、出力画像の外側に印刷するようにしてもよい。
次に、ステップS1005では、CPU111は、ストレージ114に格納された受信プリントサイズを取得する。次に取得した受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されているか判断する。なお、ステップS1005、S1008、及びS1009は、電子メールに添付されている画像データの印刷や、PC等から受信した画像データの印刷などに伴い、受信プリントで使用するサイズのシートが無くなった場合の処理を想定した処理である。
受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されている場合は、印刷に使用するシートを当該格納部から給送することを決定してステップS1007に進む。一方、取得した受信プリントサイズと同じサイズのシートが格納部に格納されていない場合は、ステップS1008に進む。
ステップS1007では、CPU111は印刷部120及び格納部を制御して、印刷に使用するシートを印刷部に給送し、受信情報を付加した出力画像を当該シート上に印刷させる。シートへの印刷が完了するとステップS913に進む。
一方、ステップS1008では、CPU111は、シート補充画面をパネル320に表示する。CPU111は、シートを補充するための情報をユーザに提示して、ユーザにシートの補充を促す。
ステップS1009では、CPU111は、格納部にシートが補充されたか判断する。CPU111は、シートが補充されたことを検知した場合、ステップS1007へ進み、印刷を再開する。CPU111は、シートが補充されたことを検知しない場合は、シートが補充されるまで待つ。
以上説明したように、本実施形態のMFP101は、電子メールに添付された画像データの印刷に用いるシートサイズのシートが格納部に格納されていない場合は、ユーザによる手動問い合わせを受け付けないように制御する。一方、電子メールに添付された画像データの印刷に用いるシートサイズのシートが格納部に格納されている場合は、ユーザによる手動問い合わせを行えるように制御する。また、本実施形態のMFP101は、POPサーバへの問い合わせを行うイベントが発生した場合であっても、電子メールに添付された画像データの印刷に用いるシートサイズのシートが格納部に格納されていない場合は、電子メールの受信を行わない。従って、受信プリント機能によるシート無しエラーの発生を抑制することができる。
更に本実施形態では、ユーザによる手動問い合わせを受け付けないように制御する場合は、添付された電子メールを受信するために必要な設定を行うための画面へ遷移することができる。従って、設定変更を行いたいユーザの利便性を高めることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、第1の実施形態に加えて、受信プリントサイズの設定を受け付ける際に、格納部に格納されているシートサイズに基づいた選択肢を表示することについて説明する。なお、第2の実施形態において、前提となる装置のハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と同様の構成については、詳細な説明は省略する。
本実施形態における、受信プリントサイズを設定する制御について説明する。図5(b)は、第2の実施形態における電子メールに関する設定画面を示している。
ユーザは操作部116を操作して受信プリント機能に関する設定画面512を表示する。なお、画面512までの画面遷移については第1の実施形態と同様の制御であるため省略する。
ユーザは画面512を介して、受信プリントサイズの設定を行うことができる。選択肢520は、第2の実施形態における受信プリントサイズの設定を行う場合に使用する選択肢である。CPU111は、操作部116を介して選択肢520が指定された場合は、受信プリントサイズに関する設定画面521を表示する。ユーザは画面521を介して受信プリント機能で使用するシートサイズの設定を行うことができる。
受信プリント機能で使用するシートサイズの設定について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11に示すフローチャートの各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。CPU111は、操作部116を介して選択肢520が指定されたと判断した場合(即ち、受信プリント機能で使用するシートサイズの設定指示を受け付けたと判断した場合)に図11に示すフローチャートに対応する制御を実行する。
ステップS1101では、CPU111は、シートサイズの管理テーブル(図6)に基づいて、受信プリント機能で使用できるシートサイズの一覧を取得する。CPU111は、テーブルの項目602に「○」が格納されたシートサイズを検索し、「○」が格納されたシートサイズの一覧を生成する。
ステップS1102では、CPU111は、格納部に格納されるシートの属性情報を取得する。なお、シートの属性情報としては、図6の項目601に示したIndexキーなどが用いられる。
ステップS1103では、CPU111は、受信プリント機能で使用できるシートサイズが格納部に格納されるシートの属性として登録されているか否か判断する。具体的には、格納部に格納されるシートの属性として登録されているサイズを管理テーブル(図6)から検索し、当該サイズに対応する項目602が「○」であるか「×」であるかを判断する。判断の結果、「○」であるサイズが格納部の属性として登録されている場合は、ステップS1110に進み、「○」であるサイズが格納部の属性として登録されていない場合は、ステップS1105に進む。
ステップS1105では、CPU111は、パネル320に警告画面を表示する。例えば、CPU111は、警告画面として図5(b)のポップアップ画面524に示す画面を表示する。ステップS1106では、CPU111は、操作部116を介して画面を閉じる指示が入力された場合は、ステップS1107に進み、画面を閉じる指示が入力されない場合は、ステップS1106に戻る。ステップS1107では、CPU111は、パネル320に表示する画面を用紙設定画面410に切り替え、設定受付の処理を終了する。
一方、ステップS1110では、CPU111は、格納部の属性として登録されていないサイズをグレーアウトしたシートサイズ選択画面を表示する。画面521は、シートサイズ選択画面の一例を示している。選択肢522は、受信プリントサイズとして設定可能なシートサイズを示す。選択肢523は、グレーアウトしたシートサイズを示す。ここでは、格納部にA4サイズとはがきサイズが設定されている場合の受信プリントサイズの設定画面を例示している。ステップS1110では、画面521に例示するように、格納部に設定されたシートサイズ且つ、受信プリント機能で使用できるシートサイズが選択可能に表示される。
ステップS1111では、CPU111は操作部116を介した入力指示を受け付ける。ステップS1112では、CPU111はOKキーが押下されたか判断する。OKキー311が押下された場合は、ステップS1114に進み、OKキー311が押下されない場合は、ステップS1116に進む。また、CPU111は、パネル320に表示された選択肢がタッチ操作により指定されたと判断した場合についても、ステップS1114に進むように制御する。
ステップS1116では、CPU111は戻るキー313が押下されたか判断する。戻るキー313が押下された場合は、ステップS1117に進み、戻るキー313が押下されない場合は、ステップS1111に戻り、操作部116を介した入力を受け付ける。ステップS1117では、CPU111は、画面521を介してなされた設定を破棄して、画面512に戻り、受信プリントサイズの設定受付処理を終了する。
一方、ステップS1114では、画面521を介してなされた設定に基づいてストレージ114に格納された受信プリントサイズの設定値を上書きし、受信プリントサイズの設定受付処理を終了する。
このように、図11のフローチャートに基づいた設定制御を行うことにより、受信プリント機能で使用するシートサイズを設定する際に、格納部に格納されたシートサイズに基づいて、選択できるシートサイズを絞り込むことができる。これにより、受信プリント機能で使用するシートサイズのシートが格納部に格納されていないという状況が発生しないようにすることができる。
ただし、図11のフローチャートに基づいた設定制御を行ってもなお、例えば受信プリント機能で使用するシートサイズを設定した後に格納部のシートが入れ替えられる場合が考えられる。このため、図11のフローチャートに加えて、第1の実施形態で説明した図8乃至10のフローチャートに示す処理を実行するようにしても良い。
なお、本実施形態では、選択肢523をグレーアウト表示し選択できないように制御する場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、CPU111は、格納部の属性として登録されていないサイズが選択された場合に、当該サイズを設定できない旨を通知するようにしてもよい。例えば、CPU111は、画面521の表示中に選択肢523が指定された場合は、ユーザに対してカセット(格納部)格納部の属性として登録されていないサイズを設定できない旨のメッセージを通知するようにしてもよい。
このように、第2の実施形態のMFP101は電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定する際に、格納部に格納されるシートの属性として登録されているサイズが設定されるように制御する。従って、電子メールに添付された画像データの印刷を行う際に、印刷に使用するサイズのシートが格納されていないという状況が発生しないようにすることができる。
更に、格納部に格納されるシートの属性として登録されていないサイズが選択された場合に、設定できない旨を通知することができる。
<その他の実施形態>
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態では、給紙カセット124などの格納部がシート有無センサを備える場合を例示したが、これに限定されるものではない。格納部がシート有無センサを備えない場合にも本発明を適用できる。この場合、電子メールに添付された画像データの印刷に使用するサイズが格納部に対応付けて登録されていない場合に、電子メールの受信を行わないように制御することができる。従って、格納部に格納されるシートの属性(サイズ)と電子メールに添付された画像データの印刷に使用するサイズが不一致の場合は、電子メールに添付された画像データの印刷が行われることを抑制することができる。故に、シート無しエラーの発生を抑制することができる。
また、シート有無センサを備える場合であっても、シート有無センサによる検知結果を電子メールに添付された画像データの印刷に関する制御には利用しない画像形成装置にも本発明を適用できる。この場合、シート有無センサを備えない場合と同様に電子メールに添付された画像データの印刷に使用するサイズが格納部に格納するシートの属性として登録されているか否かに基づいて電子メールの受信を行うか否かを判断する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 MFP
111 CPU
116 操作部
120 印刷部
124 給紙カセット

Claims (14)

  1. シートを格納する格納部を備え、格納部から給送されたシートに画像を印刷する画像形成装置であって、
    電子メールを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷手段と、
    電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていない場合は、前記受信手段による電子メールの受信を行わないように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、前記格納部に格納されるシートの属性として登録されているサイズを前記電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズとして設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記設定手段により設定されたサイズと同じサイズが前記格納部に格納するシートの属性として登録されていない場合に、前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていないと判断することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記格納部は、シートの有無を検知するセンサを更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定されたサイズと同じサイズが前記格納部に格納するシートの属性として登録されている場合であっても、前記格納部が備える前記センサによりシートが無いと検知した場合は、前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていないと判断することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記設定手段は、前記電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズとして設定可能なサイズが1つもない場合に、所定の画面を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記設定手段は、前記所定の画面が閉じられた場合に、前記格納部に関する設定画面を表示させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. メールサーバへ電子メールを問い合わせる指示を行うための画面を表示する表示手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていない場合は、前記画面を介した前記問い合わせ指示を受け付けないように前記表示手段を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. メールサーバへ電子メールを問い合わせる指示を行うための画面を表示する表示手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていない場合に、前記画面を介して前記問い合わせ指示を受け付けた場合は、前記設定手段によるシートのサイズの設定を行うための画面を表示するよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. メールサーバへ電子メールを問い合わせる指示を行うための画面を表示する表示手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていない場合に、前記画面を介して前記指示を受け付けた場合は、前記格納部に格納されているシートを交換するための画面を表示するよう前記表示手段を制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 電子メールの自動受信間隔を設定する第2の設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. シートを格納する格納部を備え、格納部から給送されたシートに画像を印刷する画像形成装置であって、
    電子メールを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷手段と、
    電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定する設定手段と、
    前記格納部に格納されていないサイズが、電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズとして設定されないように前記設定手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. シートを格納する格納部を備え、格納部から給送されたシートに画像を印刷する画像形成装置の制御方法であって、
    電子メールを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信した電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷工程と、
    電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定されたサイズのシートが前記格納部に格納されていない場合は、前記受信工程における受信を行わないように制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. シートを格納する格納部を備え、格納部から給送されたシートに画像を印刷する画像形成装置の制御方法であって、
    電子メールを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信した電子メールに添付されている画像データを印刷する印刷工程と、
    電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズを設定する設定工程と、
    前記格納部に格納されていないサイズが、電子メールに添付されている画像データの印刷に使用するシートのサイズとして設定されないように前記設定工程を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 請求項12または13に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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