JP2016191195A - 防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設 - Google Patents

防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設 Download PDF

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Abstract

【課題】屋根下周辺に滞留する塵埃を含め、施工場所に滞留する塵埃を効率良く集塵することが可能であると共に、集塵に利用する構造を防音に兼用して簡単な構造で構成することが可能な防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設を提供する。【解決手段】外側仮設構造3及び仮設屋根4、外側仮設構造内側の内側防音壁構造5、並びに仮設屋根の防音構造4eを含み、施工領域1を覆う大空間仮設構造体2と、大空間仮設構造体内部の一側に、外側仮設構造と内側防音壁構造とで区画して形成され、仮設屋根近くに開口部6aを有する吸引用ダクト6と、大空間仮設構造体の他側に位置する外側仮設構造に形成され、外気を導入する外気供給口13と、内側防音壁構造に形成され、外気供給口からの外気を導入する外気取り入れ口14と、大空間仮設構造体の外部に設置され、吸引用ダクトと接続されて、施工領域で発生する塵埃dを除去回収し排気する集塵機16とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、屋根下周辺に滞留する塵埃を含め、施工場所に滞留する塵埃を効率良く集塵することが可能であると共に、集塵に利用する構造を防音に兼用して簡単な構造で構成することが可能な防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設に関する。
建物解体現場などの施工場所を覆って構築され、施工に伴って発生する塵埃を防塵処理する大空間仮設施設として、特許文献1が知られている。特許文献1の「解体工事用の構造物、解体工事における防塵方法および解体物の処理方法。」は、粉塵や有害物の飛散を確実に防止した上で解体対象物に対し解体処理を施すことができるようにすることを課題とし、解体対象設備に対して解体処理を施すに際し、当該解体対象設備を覆う用に供する解体工事用の構造物であって、解体対象設備を取り囲んだ状態で構築される内側防塵建屋と、この内側防塵建屋を所定の隙間空間を介してさらに取り囲むように構築される外側防塵建屋と、内側防塵建屋内における解体処理により生じた粉塵の内側防塵建屋からの漏洩が防止されるように当該内側防塵建屋内の圧力調節を行う圧力調整手段とが備えられている。圧力調整手段は、内側防塵建屋のあらゆる場所から満遍なく、吸引したり、加圧するようにしている。
特開2003−147976号公報
建物解体現場などの施工場所で発生する塵埃は、単に空気中に舞うだけでなく、作業機機の稼働や解体作業に伴う発熱で生じる上昇気流により、上方へ舞い上がり、大空間仮設施設の屋根下周辺に密度濃く滞留することが考えられる。
また、この種の大空間仮設施設内で行われる各種作業で発生する騒音は、近隣に悪影響を与えないように、防音することが好ましい。
特許文献1に開示されている技術では、圧力調整手段により、内側防塵建屋のあらゆる場所から圧力調整を行うようにしているが、内側防塵建屋内部の全体空間を対象としているため、効率が良くないという課題があった。特に、内側防塵建屋内の上方に滞留する塵埃に対し、内側防塵建屋内にダウンフローを確保するようにして、そのような塵埃を効果的に除去できる技術とは言えなかった。さらに、特許文献1では、防音性に問題があるという課題もあった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、屋根下周辺に滞留する塵埃を含め、施工場所に滞留する塵埃を効率良く集塵することが可能であると共に、集塵に利用する構造を防音に兼用して簡単な構造で構成することが可能な防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設を提供することを目的とする。
本発明にかかる防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設は、面材で覆って構築された外側仮設構造及び仮設屋根、該外側仮設構造と並設してその内側に構築された内側防音壁構造、並びに該仮設屋根の防音構造を含み、施工領域を覆って外部から遮蔽する大空間仮設構造体と、該大空間仮設構造体内部の一側に、互いに間隔を隔てて向かい合う上記外側仮設構造と上記内側防音壁構造とで区画してそれらの間に形成され、上記仮設屋根近くに開口部を有する吸引用ダクトと、上記大空間仮設構造体の他側に位置する上記外側仮設構造に形成され、外気を該大空間仮設構造体内部へ導入する外気供給口と、該外気供給口を有する上記外側仮設構造に向かい合う上記内側防音壁構造に形成され、該外気供給口からの外気を施工領域へ導入する外気取り入れ口と、上記大空間仮設構造体の外部に設置され、上記吸引用ダクトと接続されて、該大空間仮設構造体内部の雰囲気を吸引して施工領域を陰圧にし、施工領域で発生する塵埃を除去回収し排気する集塵機とを備えたことを特徴とする。
前記開口部には、開かれて前記吸引用ダクトを前記大空間仮設構造体内部に連通させ、閉じられて該吸引用ダクトを該大空間仮設構造体内部から遮蔽する開閉可能な開閉部材が設けられることを特徴とする。
前記開閉部材、前記外気供給口、並びに前記外気取り入れ口は、施工領域で作業の進捗に従って移動される施工箇所に対応させて複数形成されることを特徴とする。
前記吸引用ダクトには、複数のダクト部に区分け可能に仕切り部材が設けられると共に、前記集塵機は、各ダクト部個々に接続するために複数設置されることを特徴とする。
前記外側仮設構造の前記外気供給口と、前記内側防音壁構造の前記外気取り入れ口は、音が前記大空間仮設構造体外部へ透過するのを低減するために、互いに位置をずらして配置されることを特徴とする。
前記外側仮設構造の前記外気供給口には、直接音が前記大空間仮設構造体外部へ透過するのを遮るために、遮音用カバーが設けられることを特徴とする。
前記集塵機を設置する防音建屋を備えることを特徴とする。
本発明にかかる防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設にあっては、屋根下周辺に滞留する塵埃を含め、施工場所に滞留する塵埃を効率良く集塵することができると共に、集塵に利用する構造を防音に兼用して簡単な構造で構成することができる。
本発明に係る防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設の好適な一実施形態を示す正面断面図である。 図1に示した大空間仮設施設を、施工箇所が作業の進捗に従って移動される様子と併せて示す平面図である。 図1に示した大空間仮設施設に備えられる吸引用ダクト及び開閉部材を示す要部拡大図である。 図3に示した吸引用ダクトの開口部周辺及び開閉部材を示す斜視図である。 図1に示した大空間仮設施設に備えられる外気供給口及び外気取り入れ口周辺を示す要部拡大平面図である。 図5に示した外気供給口周辺の側面図である。 本実施形態の変形例を示す、図3に対応する要部拡大図である。
以下に、本発明にかかる防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設の正面断面図、図2は、図1に示した大空間仮設施設を、施工箇所が作業の進捗に従って移動される様子と併せて示す平面図、図3は、図1に示した大空間仮設施設に備えられる吸引用ダクト及び開閉部材を示す要部拡大図、図4は、図3に示した吸引用ダクトの開口部周辺及び開閉部材を示す斜視図、図5は、図1に示した大空間仮設施設に備えられる外気供給口及び外気取り入れ口周辺を示す要部拡大平面図、図6は、図5に示した外気供給口周辺の側面図、図7は、本実施形態の変形例を示す、図3に対応する要部拡大図である。
図1及び図2に示すように、建物の解体現場などの施工領域1には、当該施工領域1を外部から遮蔽するように覆って、大空間仮設構造体2が構築される。大空間仮設構造体2は、施工領域1の周りを取り囲む外側仮設構造3及び外側仮設構造3の上に掛けられて、施工領域1を上方から閉鎖する仮設屋根4と、外側仮設構造3と並設してその内側に構築される内側防音壁構造5と、仮設屋根4の防音構造4eとを含んで構成される。
図示例では、大空間仮設構造体2の外側仮設構造3は、平面四角形状に形成されているが、これに限らず、円形状や多角形状等であってもよい。内側防音壁構造5は、外側仮設構造3の平面形態に沿って形成され、平面四角形状で形成される。仮設屋根4は、外側仮設構造3の上方開口を閉鎖できれば、どのような形態であっても良い。
四角形状の大空間仮設構造体2の長さ方向に沿う二辺及び幅方向に沿う二辺の各辺には、並設配置の外側仮設構造3と内側防音壁構造5とで間隙が形成され、これら四辺の間隙は、施工領域1を取り囲んで配置される。
本実施形態では、互いに向かい合う長さ方向に沿う二辺のうち、一方の一辺が大空間仮設構造体2内部から塵埃dを排出する一側(以下、排気側という)とされ、他方の一辺が大空間仮設構造体2内部へ外気を取り入れる他側(以下、給気側という)とされる。大空間仮設構造体2の排気側に位置される一辺の間隙は、後述する吸引用ダクト6として利用される。排気側の一辺に相対向して給気側に位置される一辺の間隙は、外気を取り入れるために利用される。
これら排気側及び給気側の間隙は図2に示すように、大空間仮設構造体2の長さ方向両端部に達し、当該両端部位置において、幅方向に沿う二辺に位置される間隙に対し、外側仮設構造3及び内側防音壁構造5の下端から上端に亘って、塞ぎ部材7で塞がれ、これにより、排気側及び給気側の間隙は、相互に分離される。なお、幅方向に沿う二辺に位置される間隙は、空所とされる。
また、図2には、矢印Sで示すように、大空間仮設構造体2内部の施工領域1で、施工箇所が作業の進捗に従って順次移動される様子が示されている(X1は施工済、X2は施工中、X3は未施工を示す)。もちろん、施工箇所の移動なしに、すなわち施工領域1全体に対して一気に作業が行われる場合もある。
図3に示すように、外側仮設構造3は、大空間仮設構造体2の最外側に配置され、かつ仮設用パイプ材を組み合わせて構成される平面状の仮設外側枠組3aと、仮設外側枠組3aの外側面全面に張られる面材3bとで構成される。仮設屋根4は、大空間仮設構造体2の天面に配置され、かつ仮設外側枠組3と同様に構成された平面状の仮設天面枠組4aと、仮設天井枠組4aの外側面全面に張られる面材4bとで構成される。面材3b,4bは、養生シートなどのシート材で構成される。面材3b,4bは、シート形態に限らず、パネル形態であっても良い。
これにより、施工領域1は、その全周囲が面材3b,4bで覆われて、全天候型で常時施工可能とされる。
仮設屋根4はさらに、仮設天面枠組4aの下方に、仮設用パイプ材で構成される連結材4cを介して、仮設天面枠組4aと同様に構成される平面状の仮設天井枠組4dが設けられ、仮設天面枠組4aと組み合わせて二重構造で構成される。仮設屋根4には、防音構造として、仮設天面枠組4aの下側に、面材4bの内側面全面に亘り、防音シート材が張られる。防音パネルであっても良い。
図3に示すように、外側仮設構造3の内側に並設される内側防音壁構造5は、仮設外側枠組3aの内方に、仮設用パイプ材で構成される連結材8を介して、仮設外側枠組3aと同様に構成された仮設内側枠組5aと、仮設内側枠組5aの内側面全面に張られる防音パネル5bとで構成される。内側防音壁構造5は、外側仮設構造3と並行して、仮設屋根4近くに達する高さまで構築される。
これにより、防音のために、施工領域1は、その全周囲が内側防音壁構造5と仮設屋根4の防音構造4eとで取り囲まれる。また、仮設屋根4の仮設天面枠組4a及び仮設天井枠組4dと、外側仮設構造3及び内側防音壁構造5とは、大空間仮設構造体2の長さ方向全長に亘り、立体湾曲枠組体9を介して連結される。立体湾曲枠組体9に対しても、仮設屋根4の防音構造4eが拡張して施される。
大空間仮設構造体2の排気側には、当該大空間仮設構造体2の内部に、連結材8により互いに間隔を隔てて向かい合う外側仮設構造3と内側防音壁構造5とで区画してそれらの間に、仮設屋根4近くに開口部6aを有する吸引用ダクト6が形成される。吸引用ダクト6及び開口部6aは、大空間仮設構造体2の長さ方向一辺に沿って連続的に一連に形成される。
吸引用ダクト6の内部には図2に示すように、大空間仮設構造体2の長さ方向一辺に沿って間隔を隔てて、当該吸引用ダクト6を複数のダクト部10に区分けする仕切り部材11が配設される。言い換えれば、仕切り部材11は、吸引用ダクト6を施工箇所X1〜X3の移動方向に複数に分割して、吸引用ダクト6に、移動する施工箇所X1〜X3に対応する複数のダクト部10を形成する。
吸引用ダクト6の上端部であって、仮設屋根4近くの立体湾曲枠組体9に臨んで開口される開口部6aは、大空間仮設構造体2内部から塵埃dを排出するために形成される。開口部6aは、特に、仮設屋根4下周辺に舞い上がって滞留する塵埃dをできる限り漏れなく集塵するために、大空間仮設構造体2の上方位置に形成される。
開口部6aには、開かれて吸引用ダクト6を大空間仮設構造体2内部に連通させ、閉じられて吸引用ダクト6を大空間仮設構造体2内部から遮断する開閉部材12が設けられる。図3及び図4に示すように、開閉部材12は、空気が流れると煽られて開口部6aを開放し、流れが治まることで開口部6aを封鎖する養生シートなどの柔軟なシート材で形成される。本実施形態にあっては、開閉部材12は、仮設屋根4の防音構造4eを構成する防音シート材を、開口部6aへ向かって延長することで構成されている。
具体的には、開閉部材12は例えば、仮設屋根4の防音構造4eの防音シート材の端部を利用して、その上端部12aが仮設屋根4の仮設天面枠組4aに接合して取り付けられ、仮設天面枠組4aから垂らし降ろされる中間部12bが、立体湾曲枠組体9よりも内側に位置する仮設天井枠組4dに対しその下方から吸引用ダクト6側へ向けて掛け回され、さらに、下端部12cが、仮設天井枠組4d位置よりも立体湾曲枠組体9を介して外側となる、仮設内側枠組5aと仮設外側枠組3aとの間、すなわち吸引用ダクト6内部に垂らし降ろされて、開口部6a周辺に設置される。これにより、仮設屋根4から内側防音壁構造5、すなわち外側仮設構造3に亘り、従ってまた大空間仮設構造体2全体に対して、連続的な遮音性能が確保される。
そして、このシート状の開閉部材12は、仮設屋根4から吊り降ろされながら、吸引用ダクト6に向かう風の流れに煽られて、開口部6aを開き、また風が収まると、仮設内側枠組5aに接するように垂れて、開口部6aを閉じるようになっている。この場合、開口部6aの開きは小さく、その隙間からの騒音Nの漏洩は最小限に抑えられる。開閉部材12は、大空間仮設構造体2の長さ方向一辺に沿って、すなわち当該一辺に沿う吸引用ダクト6の長さ方向に複数配設される。
より具体的には、開閉部材12は、施工領域1での作業の進捗に従って移動される施工箇所X1〜X3に対応させて複数設けられる。開閉部材12は、図7に示すように、仮設天井枠組4dに上端が回転自在に支持され、下端が仮設内側枠組5aに当接され、手動で開け閉めされるパネル材で形成してもよい。パネル材であれ、シート材であれ、開口部6aを閉じる機能により、大空間仮設構造体2内部から外部へ漏れ出る騒音Nを遮断する防音性が確保される。
大空間仮設構造体2の給気側には、図1及び図2に示すように、外気を大空間仮設構造体2内部へ導入するために、吸引用ダクト6が形成される外側仮設構造3と向かい合う、当該外側仮設構造3とは反対側に位置する外側仮設構造3を貫通形成して、外気供給口13が設けられる。外気供給口13を有する外側仮設構造3に向かい合う内側防音壁構造5には、これを貫通して、外気供給口13からの外気を施工領域1へ導入する外気取り入れ口14が形成される。
従って、外気は、大空間仮設構造体2の給気側から、外気供給口13及び外気取り入れ口14を通じて、施工領域1、すなわち大空間仮設構造体2内部に取り込まれる。外気取り入れ口14は、内側防音壁構造5の下部に形成することが好ましい。
外側仮設構造3の外気供給口13と、内側防音壁構造5の外気取り入れ口14は、大空間仮設構造体2内部の騒音Nが外部へ透過するのを低減するために、左右方向もしくは上下方向、あるいは斜め方向に互いに位置をずらして配置される。
外気取り入れ口14は、開閉部材12の設置態様と同様に、施工領域1での作業の進捗に従って移動される施工箇所X1〜X3に対応させるために、大空間仮設構造体2の長さ方向一辺に沿って複数形成される。外気供給口13も、移動される施工箇所X1〜X3に対応させるために、当該外気取り入れ口14の複数配置に対応させて、大空間仮設構造体2の長さ方向一辺に沿って複数形成される。
図5及び図6に示すように、外気供給口13には、大空間仮設構造体2内部の騒音Nが直接外部へ透過するのを遮るために、遮音用カバー15が設けられる。
具体的には、遮音用カバー15は、外気供給口13から外側へ突出させて設置された一対の迫り出し壁部15aと、平面コ字状に形成され、一対の迫り出し壁部15a及び迫り出し壁15a周辺の外側仮設構造3との間に通気空間を保持しつつ、当該迫り出し壁部15aの周りを包囲する包囲壁部15bと、これら包囲壁部15b上及び迫り出し壁部15a上を一連に塞ぐ迫り出し屋根部15cとから構成される。遮音用カバー15全体も、仮設用パイプ材で構成されるフレームに、養生シートなどのシート材を張ることで構成される。
これにより、大空間仮設構造体2の内部は、外気供給口13を介して、包囲壁部15bに面し、大空間仮設構造体2の外部は、迫り出し壁部15aに面することとなり、騒音Nの直接的な外部漏洩が防止される。遮音用カバー15を設置する場合には、外気供給口13と外気取り入れ口14は、相互に見通せるように、同じ位置に形成するようにしてもよい。また、外気供給口13と外気取り入れ口14は、ダクト等で直接接続するようにしても良い。
上述した吸引用ダクト6には、大空間仮設構造体2の外部に設置した集塵機16が接続される。集塵機16は、吸引用ダクト6を通じて大空間仮設構造体2内部の雰囲気を吸引し、その吸引作用で施工領域1を陰圧にする。そして、施工領域1に発生する塵埃dを、吸引用ダクト6を通じて吸引し、当該塵埃dを回収除去すると共に、大空間仮設構造体2外部へ排気する。
本実施形態では、吸引用ダクト6が仕切り部材11で複数のダクト部10に区分けされていて、これに対応して集塵機16は複数台設置され、各集塵機16が各ダクト部10に、個々に接続される。集塵機16も騒音源であるため、集塵機16は、防音建屋17内部に設置される。
次に、本実施形態に係る防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設の作用について説明する。大空間仮設構造体2内部で発生する騒音Nの外部への放出は、内側防音壁構造5b及び仮設屋根4の防音構造4eで低減できると同時に、外気供給口13の遮音用カバー15、並びに開口部6aを閉じる開閉部材12によって低減できる。また、集塵機16の騒音も、防音建屋17によって低減できる。
他方、舞い上がって仮設屋根4下周辺に滞留する塵埃dを含め、大空間仮設構造体2内部で発生した塵埃dは、集塵機16による吸引作用で施工領域1から除去できる。排気側で集塵機16が稼働されると、その陰圧が吸引用ダクト6を介して大空間仮設構造体2内部に作用し、給気側では、外気供給口13から外気取り入れ口14を介して外気が施工領域1へ導入される。
導入された外気は、仮設屋根4付近に位置される開口部6aへ向かって一方向に上昇するように流れ(矢印Fで示す)、この流れに随伴されて、大空間仮設構造体2内部の下方に浮遊し、また仮設屋根4下に舞い上がって滞留する塵埃dが開口部6aへ向かって集中的に流れていく。
開口部6aを開閉する開閉部材12は、養生シートや防音シートのようなシート材であれば、風に煽られて開口部6aを開き、あるいはパネル材であれば、手動等で回動されて開口部6aを開き、これにより塵埃dは吸引用ダクト6へと導かれる。シート材の場合には、煽りの程度によっては開口部6aの開度を小さく維持できるので、良好な防音性も発揮させることができる。
吸引用ダクト6を介して集塵機16に達した塵埃dは、当該集塵機16で回収除去され、清浄化された空気が外部へ排気される。
本実施形態では、施工領域1での作業の進捗に従って移動される施工箇所X1〜X3に対応させて、吸引用ダクト6の開口部6aを開閉する開閉部材12、外気供給口13並びに外気取り入れ口14を備えているので、施工済あるいは未施工の箇所に対する集塵を行うことなく、塵埃dの発生が顕著な施工中の施工箇所に対応するダクト部10の開口部6aを開き、それに対応する集塵機16を稼働し、またそれに対応する外気供給口13及び外気取り入れ口14から効率良く外気を取り入れることができるので、省エネルギーで効果的な集塵を行うことができる。
施工箇所が移動したときには、開いていた開閉部材12を閉じて、移動位置の開閉部材12を開き、また稼働中の集塵機16の停止と停止中の集塵機16の起動を行うなどによって、集塵範囲を移動することができる。また、開閉部材12が、シート材である場合は、吸引用ダクト6に向かう風の流れに煽られて開閉するので、集塵機16の稼働状況に応じて、自然に開き程度が変化する利点がある。
以上説明した本実施形態に係る防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設にあっては、面材3b,4bで覆って構築された外側仮設構造3及び仮設屋根4、外側仮設構造3と並設してその内側に構築された内側防音壁構造5、並びに仮設屋根4の防音構造4eを含み、施工領域1を覆って外部から遮蔽する大空間仮設構造体2と、大空間仮設構造体2内部の排気側に、互いに間隔を隔てて向かい合う外側仮設構造3と内側防音壁構造5とで区画してそれらの間に形成され、仮設屋根4近くに開口部6aを有する吸引用ダクト6と、大空間仮設構造体2の給気側に位置する外側仮設構造3に形成され、外気を大空間仮設構造体2内部へ導入する外気供給口13と、外気供給口13を有する外側仮設構造3に向かい合う内側防音壁構造5に形成され、外気供給口13からの外気を施工領域1へ導入する外気取り入れ口14と、大空間仮設構造体2の外部に設置され、吸引用ダクト6と接続されて、大空間仮設構造体2内部の雰囲気を吸引して施工領域1を陰圧にし、施工領域1で発生する塵埃dを除去回収し排気する集塵機16とを備えたので、仮設屋根4下周辺に舞い上がって滞留する塵埃dを含め、施工領域1に滞留する塵埃dをきわめて効率良く集塵することができると共に、仮設内側枠組5aに防音パネル5bを張ることによって、集塵に利用する構造を防音に兼用して簡単な構造で構成することができる。
開口部6aに、開かれて吸引用ダクト6を大空間仮設構造体2内部に連通させ、閉じられて吸引用ダクト6を大空間仮設構造体2内部から遮蔽する開閉可能な開閉部材12を設けたので、防音性能を向上することができる。
開閉部材12、外気供給口13、並びに外気取り入れ口14を、施工領域1で作業の進捗に従って移動される施工箇所X1〜X3に対応させて複数形成したので、塵埃密度の高い場所から集中的に集塵することができると同時に、集塵を行わない箇所を外部から封鎖して、防音性能を高めることができる。
吸引用ダクト6には、複数のダクト部10に区分け可能に仕切り部材11が設けられると共に、集塵機16は、各ダクト部10個々に接続するために複数設置されるので、塵埃密度の高い場所から集中的に集塵することができると同時に、不必要な集塵を行わないようにして、省エネルギー化を確保することができる。
外側仮設構造3の外気供給口13と、内側防音壁構造5の外気取り入れ口14は、騒音Nが大空間仮設構造体2外部へ透過するのを低減するために、互いに位置をずらして配置されるので、防音効果を向上することができる。外側仮設構造3の外気供給口13には、直接騒音Nが大空間仮設構造体2外部へ透過するのを遮るために、遮音用カバー15が設けられるので、防音効果を向上することができる。集塵機16を設置する防音建屋17を備えたので、防音効果を向上することができる。
給気側を、機械式強制給気としないので、大空間仮設構造体2内部を常に負圧に保持することができ、大空間仮設構造体2の外部への塵埃dの放出を確実に防ぐことができる。
以上説明した本実施形態では、大空間仮設構造体2内部を区分して集塵する場合について説明したが、大空間仮設構造体2内部を一括して集塵するようにしてもよいことはもちろんである。この場合、吸引用ダクト6を分ける仕切り部材11は省略してもよく、また、開閉部材12や、外気取り入れ口14、外気供給口13、集塵機16は単一であってもよい。開閉部材12のシート材としては、垂れ下がるように設置する場合を説明したが、手動等で巻き上げて開口部6aを開くようにしてもよい。開口部6aのうち、施工箇所周辺以外の領域については、開閉部材12がシート材である場合、仮設内側枠組5aに仮固定するなどして、封鎖状態を確保できるようにしても良い。外気取り入れ口14には、導入される外気が上向き流れとなるように、ルーバーを設けたり、当該外気取り入れ口14自体を上向きに形成してもよい。
1 施工領域
2 大空間仮設構造体
3 外側仮設構造
4 仮設屋根
3b,4b 面材
5 内側防音壁構造
6 吸引用ダクト
6a 開口部
10 ダクト部
11 仕切り部材
12 開閉部材
13 外気供給口
14 外気取り入れ口
15 遮音用カバー
16 集塵機
17 防音建屋
d 塵埃
N 騒音
X1〜X3 施工箇所

Claims (7)

  1. 面材で覆って構築された外側仮設構造及び仮設屋根、該外側仮設構造と並設してその内側に構築された内側防音壁構造、並びに該仮設屋根の防音構造を含み、施工領域を覆って外部から遮蔽する大空間仮設構造体と、
    該大空間仮設構造体内部の一側に、互いに間隔を隔てて向かい合う上記外側仮設構造と上記内側防音壁構造とで区画してそれらの間に形成され、上記仮設屋根近くに開口部を有する吸引用ダクトと、
    上記大空間仮設構造体の他側に位置する上記外側仮設構造に形成され、外気を該大空間仮設構造体内部へ導入する外気供給口と、
    該外気供給口を有する上記外側仮設構造に向かい合う上記内側防音壁構造に形成され、該外気供給口からの外気を施工領域へ導入する外気取り入れ口と、
    上記大空間仮設構造体の外部に設置され、上記吸引用ダクトと接続されて、該大空間仮設構造体内部の雰囲気を吸引して施工領域を陰圧にし、施工領域で発生する塵埃を除去回収し排気する集塵機とを備えたことを特徴とする防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
  2. 前記開口部には、開かれて前記吸引用ダクトを前記大空間仮設構造体内部に連通させ、閉じられて該吸引用ダクトを該大空間仮設構造体内部から遮蔽する開閉可能な開閉部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
  3. 前記開閉部材、前記外気供給口、並びに前記外気取り入れ口は、施工領域で作業の進捗に従って移動される施工箇所に対応させて複数形成されることを特徴とする請求項2に記載の防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
  4. 前記吸引用ダクトには、複数のダクト部に区分け可能に仕切り部材が設けられると共に、前記集塵機は、各ダクト部個々に接続するために複数設置されることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
  5. 前記外側仮設構造の前記外気供給口と、前記内側防音壁構造の前記外気取り入れ口は、音が前記大空間仮設構造体外部へ透過するのを低減するために、互いに位置をずらして配置されることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
  6. 前記外側仮設構造の前記外気供給口には、直接音が前記大空間仮設構造体外部へ透過するのを遮るために、遮音用カバーが設けられることを特徴とする請求項1〜5いずれかの項に記載の防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
  7. 前記集塵機を設置する防音建屋を備えることを特徴とする請求項1〜6いずれかの項に記載の防音・集塵設備を備えた大空間仮設施設。
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