JP2016190656A - 塗布容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器本体の口筒部から塗布部を容易に取り外して内容物を直接塗布することができると共に、塗布部の洗浄を簡単に行えるようにした塗布容器を創出することを課題とする。【解決手段】 流動性を有する内容物を収納する容器本体(1)と、容器本体(1)の口筒部(2)に設けられて内容物を注出するノズル(7)と、ノズル(7)から注出される内容物を塗布対象に塗布する塗布体(20)を備えると共に口筒部(2)に対して着脱可能に取り付けられた塗布栓(10)と、容器本体(1)の頭部に被嵌して前記ノズル(7)及び塗布栓(10)を覆うオーバーキャップ(60)と、を備える構成とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、塗布部を介して流動性を有する内容物を塗布する塗布容器に関する。
流動性を有する乳液等の化粧料や薬液などの内容物を収容し、容器本体側の胴部をスクイズすることによって注出された内容物を塗布ヘッドを介して塗布する塗布容器は、手を汚さずに内容物を塗布することができる点で便利である。このような塗布容器では、塗布ヘッドにフェルト、スポンジ等などからなる気泡構造体(軟質多孔質体ともいう。)を使用することにより、内容物をスムースに塗布できるようになっている(例えば、特許文献1)。
特開2004−90926号公報
しかし、上記特許文献1に記載された塗布容器においては、塗布ヘッドが、塗布ヘッド皿の側壁に一体的に設けられた抜け止め用の係止片によって係止される構成である。このため、塗布部を取り外し、内容物を口筒部から直接皮膚に塗布することが不可能であった。
また塗布ヘッドが乾燥すると、内容物がこびり付いて気泡構造体(軟質多孔質体)からなる塗布ヘッドの劣化が促進されやすくなるため、塗布ヘッドを容易に洗浄できるようにする構成が望まれている。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、容器本体の口筒部から塗布部(塗布ヘッド)を容易に取り外して内容物を直接塗布することができると共に、塗布部の洗浄を簡単に行えるようにした塗布容器を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる構成は、流動性を有する内容物を収納する容器本体と、この容器本体の口筒部に設けられて内容物を注出するノズルと、このノズルから注出される内容物を塗布対象に塗布する塗布体を備えると共に口筒部に対して着脱可能に取り付けられた塗布栓と、容器本体の頭部に被嵌してノズル及び塗布栓を覆うオーバーキャップと、を備えることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる構成では、塗布栓を容器本体から取り外さない場合には内容物を塗布体を介して塗布対象に塗布することができる。また塗布体を有する塗布栓を口筒部から取り外した場合には、塗布対象に対して内容物を容器本体から直接塗布することができる。
また塗布栓を口筒部から容易に取り外すことが可能となるため、塗布体の洗浄を簡単に行うことができるようになる。
また本発明の他の構成は、上記本発明の主たる構成に、塗布栓が、ノズルが挿入される貫通孔を有する塗布体と、塗布体を係止する係止部材と、係止部材との間に塗布体を挟み込んで保持すると共に口筒部に対して螺合により着脱可能な螺合部材とを有する、との構成を加えたものである。
上記構成では、確実に保持した塗布栓を、口筒部に対して着脱可能に連結することを達成し得る。

また本発明の他の構成は、上記構成に、係止部材と螺合部材とは、二重壁構造からなる螺合部材の内側壁と外側壁との間に係止部材の側壁が挿入され、係止部材)の側壁の内面に円弧状に突設された複数の第1係止凸部が、螺合部材の内側壁の外面に円弧状に突設された複数の第2係止凸部を下方に乗り越えることで互いに係止し合うように構成し、第2係止凸部の中心角を、周方向に隣接する一方の第1係止凸部と他方の第1係止凸部との間に形成される間隙の中心角よりも大きくした、との構成を加えたものである。
あるいは上記構成に、係止部材と螺合部材とは、二重壁構造からなる螺合部材の内側壁と外側壁との間に係止部材の側壁が挿入され、係止部材の側壁の外面に円弧状に突設された複数の第1係止凸部が、螺合部材の外側壁の内面に円弧状に突設された複数の第2係止凸部を下方に乗り越えることで互いに係止し合うように構成し、第2係止凸部の中心角を、周方向に隣接する一方の第1係止凸部と他方の第1係止凸部との間に形成される間隙の中心角よりも大きくした、との構成を加えたものである。
上記2つの構成では、所謂アンダーカット結合により係止部材と螺合部材とを容易に連結し得ると共に、連結後の分離を阻止して塗布体の離脱を確実に防止し得る。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、口筒部内にバックレス弁を備える、との構成を加えたものである。
上記構成では、口筒部内に残留している内容物が、容器本体内に吸い込まれ
て戻ることを防止し得る。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、オーバーキャップの下面に、塗布体の貫通孔に挿入されたノズルの先端に形成されている注出孔を封止する封止栓を垂下設した、との構成を加えたものである。
上記構成では、オーバーキャップで容器本体の頭部を被嵌した状態において胴部をスクイズしたとしても内容物が塗布体側に漏れ出すことを防止し得る。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、塗布体を、軟質多孔質体、ブラシ又は櫛歯のいずれかで形成した、との構成を加えたものである。
上記構成では、内容物の種類に応じた適切な塗布方法を提供し得る。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
容器本体の頭部に塗布体がセットされており、オーバーキャップを外すだけで内容物を即座に塗布することができるため、携行性を向上させることができる。
また塗布栓を容器本体から取り外さない場合には塗布体を介して塗布対象に塗布することができ、また塗布体を有する塗布栓を口筒部から取り外した場合には塗布対象に対して内容物を容器本体から直接塗布することができる。
また塗布栓を口筒部から容易に取り外すことが可能となるため、塗布体の洗浄を簡単に行うことができる。
さらに塗布栓を着脱自在としたことから、内容物を使い切った後に、空の容器本体を新しい容器本体1に交換して使用するレフィル容器とすることができる。
本発明の第1実施例を示す塗布容器の縦断面図である。 図1のII−II線における拡大断面図である。 容器本体から塗布栓を取り外した状態を示す塗布容器の縦断面図である。 オーバーキャップを取り外した状態を示す塗布栓の縦断面図である。 本発明の第2実施例を示す塗布容器の縦断面図である。 本発明の第3実施例を示す塗布容器の縦断面図である。 本発明の第4実施例を示す塗布容器の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す塗布容器の縦断面図、図2は図1のII−II線における拡大断面図、図3は容器本体から塗布栓を取り外した状態を示す塗布容器の縦断面図、図4はオーバーキャップを取り外した状態を示す塗布栓の縦断面図である。なお、図2では係止部材30及び螺合部材40を実線で示し、それよりも中心側に位置するノズル7、バックレス弁50、口筒部2及び外縁側に位置するオーバーキャップ60を破線で示している。
本発明の塗布容器は、流動性を有する内容物、例えば乳液などの化粧料や薬液、あるいは調理用油(サラダ油、オリーブオイル等)などを収容し、皮膚や調理器具(例えばフライパン)の表面等の塗布対象に塗布するための容器であり、主として、注出用のノズル7を備えてスクイズ可能な容器本体1と、塗布対象に接触して内容物を塗布する塗布体20を備えた塗布栓10と、容器本体1の頭部に被嵌されてノズル7及び塗布栓10を覆い隠すオーバーキャップ60とを有し、全体が合成樹脂材により形成されている。
容器本体1としてはチューブ容器やスクイズ容器などが代表されるが、押圧操作により胴部4が容易に変形して内部の内容物を注出できるタイプの容器であればこれらの容器に限定されるものではない。
容器本体1は肩部3上に立設された口筒部2を有し、この口筒部2の外周面には螺条2aが刻設されている。口筒部2内の底部には肩部3から連続する弁座部5が形成されており、この弁座部5の中央には小径からなる吐出口6が穿設されている。
ノズル7は、フランジ7cの下側に口筒部2内に挿入される短筒状の基部7bが形成され、またフランジ7cより上側には先端に向かって縮径状に形成されたノズル本体7aを有して構成され、このノズル本体7aの先端には注出孔7dが形成されている。
塗布栓10は塗布対象に対して内容物を塗布する塗布体20と、この塗布体20を係止する係止部材30と、この係止部材30との間に塗布体20を挟み込んで保持すると共に口筒部2の螺条2aに対して螺合により着脱可能な螺合部材40とを有して構成されている。
第1実施例に示す塗布体20は、例えば発泡ウレタンやゴムなどの軟質多孔質体から構成された略円柱状の部材である。塗布体20の中央にはノズル本体7aが挿入される貫通孔21が形成され、塗布体20の側面の下方の位置にはリング状から成る係止溝22が形成されている。塗布体20は、その上端部23を皮膚などの塗布対象に押し当てる状態で使用され、ノズル7の注出孔7dから注出される流動性の内容物を塗布対象に導いて塗布するものである。
係止部材30は略円筒状の部材であり、側壁31の内面のほぼ中央の高さ位置には中心に突出する複数の支持部32が設けられ、これら複数の支持部32の先端には略環状から成る係止リング33が連結されている。そして、この係止リング33が塗布体20の側面に形成された係止溝22を係合することで塗布体20を係止することが可能となっている。なお、係止リング33の内径寸法は、塗布体20の側面に形成された係止溝22の外径寸法よりも僅かに小さく形成されており、塗布体20が係止リング33に対して径方向外側に向かって付勢状態で挿入されていることにより外れ難くなっている。
係止部材30の側壁31内面の下方の位置には、円弧状から成る第1係止凸部34が突設されている。図2に示すように、第1係止凸部34は一定の中心角を有し、側壁31内面の複数の箇所(図2では4箇所)に周方向に一定の間隔を有して配置されている。
図1に示すように、螺合部材40は、略円筒状からなる内側壁41と外側壁42とを有する二重壁構造の部材であり、内側壁41と外側壁42とは下端側のフランジ部43において連結されている。フランジ部43の下端は外側壁42が側方に突出したスカート部44となっている。内側壁41の内面41Aには口筒部2の螺条2aと螺合する螺条41aが形成され、上端には中央が丸く穴が開いた円盤状の天板41Cが連設されている。天板41Cの上面は塗布体20の底面を支持する部分であり、上面を粗面処理することにより塗布体20の位置ずれを防止している。
内側壁41の外面41Bと外側壁42の内面42Aとが径方向に対向する部分には略円筒状から成る隙間Sが形成されている。図2に示すように、内側壁41の外面41Bには円弧状から成る第2係止凸部41bが円筒状の隙間S内に突設している。第2係止凸部41bは一定の中心角θ2を有して形成され、内側壁41の外面41Bの複数の箇所(図2では4箇所)に周方向に一定の間隔を有して配置されている。
塗布体20を係止した係止部材30は、その側壁31の下端を螺合部材40の内側壁41と外側壁42との間に形成される円筒状の隙間S内に下方に向けて挿入され、このとき係止部材30側の第1係止凸部34が螺合部材40側の第2係止凸部41bを下方に乗り越えることによって互い係合し合う構成である(アンダーカット係止)。
第2係止凸部41bの中心角θ2は、周方向に隣接する一方の第1係止凸部34と他方の第1係止凸部34との間に形成される周方向の間隙αの中心角θαよりも大きな角度で形成されている。これにより、第1係止凸部34と第2係止凸部41bとは互いに周方向に位置決めしなくても係止状態にすることが可能であるため、この点で係止部材30と螺合部材40とのセット性及び生産性を向上させることができる。また第1係止凸部34と第2係止凸部41bとが周方向に位置ずれしても両者の係止状態は解除されることがなく、係止部材30は螺合部材40から分離不能となる。またこの状態では、塗布体20はその底部が係止部材30と螺合部材40の天板41Cとの間に挟み込まれて保持されることになる。
図1に示すように、口筒部2内にはバックレス弁50が設けられている。バックレス弁50は、円筒状の弁基部51と、この弁基部51の底部側に連結された肉薄変形部52と、この肉薄変形部52を支点として揺動する円板状の弁体53とにより構成される。バックレス弁50は弁基部51を口筒部2の内壁に嵌入され、弁体53が弁座部5に形成されている吐出口6を開閉自在に仕切っている。バックレス弁50は、口筒部2側から容器本体1の胴部4側へ吐出口6を塞ぐように可動する。したがって、胴部4内が負圧になったときに、口筒部2内に残留していた内容物の容器本体1内への吸い込みを防止することが可能となっている。
オーバーキャップ60は、側壁61の上に頂壁62を有する有頂筒状の部材であり、頂壁62の下面には管状の封止栓63が垂下設され、側壁61の底部には係止片64が形成されている。そして、図1に示すようにオーバーキャップ60を容器本体1の頭部に被嵌して塗布体20を備えた塗布栓10を覆うと、側壁61の係止片64が塗布体20を構成する螺合部材40の外側壁42の外面に形成されている被係止部42bに係合して保持される。同時に、封止栓63が塗布体20の貫通孔21に挿入され、封止栓63の先端がノズル本体7aを外装して注出孔7dを封止することにより、内容物が漏れ出ることを防止することができるようになっている。
またオーバーキャップ60を持ち上げると、係止片64と被係止部42bとの間の係合が解除されるので、容器本体1の頭部に設けられた塗布栓10を露出させることができる。同時に、封止栓63によるノズル本体7aの外装も解除されるので、注出孔7dを開放することができる。
よって、使用者が胴部4をスクイズして胴部4内の内圧を増大させると、弁体53が押し上げられて吐出口6が開かれるので、流動性の内容物を容器本体1内から吐出口6、口筒部2を介してノズル7の先端から塗布体20に注出させることができる。よって、使用者は塗布体20の上端部23を、例えば皮膚の表面等の塗布対象に接触させながら摺動させることにより、内容物を塗布することが可能となる。
内容物が乳液等の化粧料である場合には、パフ等の塗布体20と乳液等が収納する容器本体1を夫々別々に用意する必要があるが、上記塗布容器では塗布体20が容器本体1の頭部に一体的に収納されているので携行に便利とすることができる。また使用者は、オーバーキャップ60を外して胴部4をスクイズするだけでよいので、塗布体20と容器本体1とが別々の構成に比較して簡単に塗布することができるようになる。しかも塗布栓10は容器本体1に対し、螺合部材40を介して螺合により着脱可能に連結されているため、塗布体20の上端部23を塗布対象に当接させた状態で塗布している途中に、塗布体20が係止部材30と螺合部材40との間に保持された状態にある塗布栓10から外れてしまうことがない。
また上述したように塗布栓10を構成する螺合部材40は口筒部2に対し螺合により着脱可能に連結されているので、塗布栓10を容器本体1から取り外したいときには、塗布栓10を回転させるという簡単な操作により容易に取り外すことが可能である(図3参照)。よって、容器本体1内の内容物を、ノズル7の先端の注出孔7dから塗布対象に向けて直接注出することができる。
また図4に示すように、図3に示す状態からさらにオーバーキャップ60を取り外すことにより、塗布体20を露出させることができるので、塗布体20を容易に洗浄することが可能となる。
さらに内容物を使い切った後には、塗布栓10を空の容器本体1から取り外して新しい容器本体1に交換することにより、レフィル容器として使用することも可能である。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
図5は本発明の第2実施例を示す塗布容器の縦断面図、図6は本発明の第3実施例を示す塗布容器の縦断面図、図7は本発明の第4実施例を示す塗布容器の縦断面図である。
第2実施例として図5に示す塗布容器が、上記第1実施例の塗布容器と異なる点は、主としてバックレス弁50を有しない構成を採用した点、容器本体1の具体例としてチューブ容器を使用した点、及び口筒部2内の底部に弁座部5及び吐出口6を有しない点にあり、その他の構成は上記第1実施例と同様である。このように、バックレス弁50を有しない塗布容器とすることもできる。
次に、第3実施例として図6に示す塗布容器が、上記第1実施例の塗布容器と異なる点は、主としてノズル7及びバックレス弁50の構成にある。
第3実施例に示す塗布容器では、ノズル7の基部7bが口筒部2と一体に形成されている。またバックレス弁50は、口筒部2の内壁内に嵌入される円筒状の弁基部51、弁座部55上に着座される円板状の弁体53、弁基部51及び弁体53の間を結ぶ複数本の弾性的に変形可能な連結体54、弁基部51の底部に形成された弁座部55及び弁基部51の穿設された吐出口56を有して構成されている。バックレス弁50は、容器本体1を構成するチューブ容器の下端側から胴部4内に挿入され、弁基部51の下端を口筒部2の下端に延設された係止部2bによって係止することにより保持されている。
この第3実施例の場合では、連結体54は弾性材料又は可撓性材料から成り、これを弁基部51の上縁部と弁体53との間で、螺旋状又は直線状に交差するように位置をずらして配設し、容器本体1をスクイズした際、押し出される内容物により連結体54が弾性変形する構造になっている。即ち、可動側の弁体53が固定側となる弁基部51の上縁部に近づくように変形し、これにより弁体53が弁座部55から離れ、結果としてバックレス弁50の吐出口56が開くようになっている。
なお、オーバーキャップ60の頂壁62の下面には、ピン状の封止栓63が垂下設されており、この封止栓63の先端がノズル7先端の注出孔7d内に挿入されて封止することにより、内容物が漏れ出ることを防止することができるようになっている。
次に、第4実施例として図7に示す塗布容器が、上記第3実施例の塗布容器と異なる点は、主として塗布体20の構成にあり、その構成は上記第3実施例と同様である。
第4実施例に示す塗布容器では、塗布体20が軟質多孔質体の代わりにブラシ24で構成されている。ブラシ24は、中央に穴を有する円盤状の基台24A上に多数のブラシ片25を植設することにより形成されている。
ブラシ24は、基台24Aを螺合部材40のフランジ部43上に載置した後、係止部材30を螺合部材40の外側壁42の内壁に嵌入させ、係止部材30の下端で基台24Aの周縁部を押さえ付けることにより保持されている。
第4実施例では、例えば、染み抜き液、白髪染め液、糊液等の流動性を有する内容液を収納するスクイズ性を有する容器本体1の上端口筒部2にブラシ24を取付け、この容器本体1の胴部4を押圧することにより、内容液をブラシ片25に吐出供給し、そのままこのブラシ片25により内容液を所望の塗布対象に塗布することができるようになる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施例では、第1係止凸部34を係止部材30の側壁31の内面に、第2係止凸部41bを螺合部材40の内側壁41の外壁41Bに夫々設けた構成を示して説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではなく、第1係止凸部34を係止部材30の側壁31の外面に、第2係止凸部を螺合部材40の外側壁42の内面42Aに設ける構成としてもよい。
また上記実施例では、塗布栓10と容器本体1の口筒部2との着脱を螺合による構成を示して説明したが、これに代えて、例えば塗布栓10と口筒部2の一方に形成されたバヨネット用突起と他方に形成されたバヨネット用溝とによるバヨネット係合など、塗布するときには塗布栓10が外れることがなく、塗布栓10を外したいときには簡単な操作で外すことが可能な構成であれは螺合に限定されるものでない。
また上記実施例では、オーバーキャップ60と塗布栓10との連結を係止片64と被係止部42bが係合することで保持される構成を示して説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではなく、ネジ構造により螺合する構成などその他の構成であってもよい。
また上記第4実施例では、塗布体20として、軟質多孔質体の代わりにブラシ24を設けた場合を示して説明したが、塗布体20は櫛歯などとすることもできる。
本発明は、容器本体側の胴部をスクイズすることによって注出される内容物を、塗布部を介して塗布する塗布容器の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 : 容器本体
2 : 口筒部
3 : 肩部
4 : 胴部
5 : 便座片
6 : 吐出口
7 : ノズル
7a : ノズル本体
7b : 基部
7c : フランジ
7d : 注出孔
10 : 塗布栓
20 : 塗布体
21 : 貫通孔
22 : 係止溝
23 : 塗布体の上端部
24 : ブラシ
25 : ブラシ片
30 : 係止部材
31 :側壁
32 : 支持部
33 :係止リング
34 : 第1係止凸部
40 : 螺合部材
41 : 内側壁
41A: 内側壁の内面
41B: 内側壁の外面
41C: 天板
41a: 螺条
41b: 第2係止凸部
42 : 外側壁
42A: 外側壁の内面
42b: 被係止部
43 : フランジ部
44 : スカート部
50 : バックレス弁
51 : 弁基部
52 : 肉薄変形部
53 : 弁体
54 : 連結体
55 : 便座片
56 : 吐出口
60 : オーバーキャップ
61 : 側壁
62 : 頂壁
63 : 封止栓
64 : 係止片
S : 円筒状の隙間
α : 周方向の間隙

Claims (7)

  1. 流動性を有する内容物を収納する容器本体(1)と、該容器本体(1)の口筒部(2)に設けられて内容物を注出するノズル(7)と、該ノズル(7)から注出される内容物を塗布対象に塗布する塗布体(20)を備えると共に前記口筒部(2)に対して着脱可能に取り付けられた塗布栓(10)と、前記容器本体(1)の頭部に被嵌して前記ノズル(7)及び前記塗布栓(10)を覆うオーバーキャップ(60)と、を備えることを特徴とする塗布容器。
  2. 塗布栓(10)が、ノズル(7)が挿入される貫通孔(21)を有する塗布体(20)と、該塗布体(20)を係止する係止部材(30)と、該係止部材(30)との間に前記塗布体(20)を挟み込んで保持すると共に口筒部(2)に対して螺合により着脱可能な螺合部材(40)とを有する請求項1記載の塗布容器。
  3. 係止部材(30)と螺合部材(40)とは、二重壁構造からなる前記螺合部材(40)の内側壁(41)と外側壁(42)との間に前記係止部材(30)の側壁(31)が挿入され、前記係止部材(30)の側壁(31)の内面に円弧状に突設された複数の第1係止凸部(34)が、前記螺合部材(40)の内側壁(41)の外面(41B)に円弧状に突設された複数の第2係止凸部(41b)を下方に乗り越えることで互いに係止し合うように構成し、前記第2係止凸部(41b)の中心角(θ2)を、周方向に隣接する一方の第1係止凸部(34)と他方の第1係止凸部(34)との間に形成される周方向の間隙(α)の中心角(θα)よりも大きくした請求項2記載の塗布容器。
  4. 係止部材(30)と螺合部材(40)とは、二重壁構造からなる前記螺合部材(40)の内側壁(41)と外側壁(42)との間に前記係止部材(30)の側壁(31)が挿入され、前記係止部材(30)の側壁(31)の外面に円弧状に突設された複数の第1係止凸部(34)が、前記螺合部材(40)の外側壁(42)の内面(42A)に円弧状に突設された複数の第2係止凸部(41b)を下方に乗り越えることで互いに係止し合うように構成し、前記第2係止凸部(41b)の中心角(θ2)を、周方向に隣接する一方の第1係止凸部(34)と他方の第1係止凸部(34)との間に形成される周方向の間隙(α)の中心角(θα)よりも大きくした請求項2記載の塗布容器。
  5. 口筒部(2)内にバックレス弁(50)を備える請求項1乃至4のいずれか一項に記載の塗布容器。
  6. オーバーキャップ(60)の下面に、塗布体(20)の貫通孔(21)に挿入された前記ノズル(7)の先端に形成されている注出孔(7d)を封止する封止栓(63)を垂下設した請求項1乃至5のいずれか一項に記載の塗布容器。
  7. 塗布体(20)を、軟質多孔質体、ブラシ又は櫛歯のいずれかで形成した請求項1乃至6のいずれか一項に記載の塗布容器。
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