JP2016190570A - 把持検出装置及び静電容量センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】構造を単純化し把持検出性能の低下を防止した把持検出装置及び静電容量センサを提供する。
【解決手段】ステアリングホイール1に装着される静電容量センサ2、運転者がステアリングホイールを把持したか否かを判定する判定部3を備え、静電容量センサは長尺形状の複数の電極部2a〜2fを有し、複数の電極部はリム11の延びる方向に沿って延在するとともにリムの周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側の間隔が大きくなるように並設され、複数の電極部は2以上の電極部が共通接続される第1の電極組と第1の電極組に属する電極部の間に配置される1以上の第1の電極組に共通接続されない他の電極部とを有し、判定部3は第1の電極組の電極部と他の電極部との少なくとも2つの電極部で把持したと判定する把持検出装置。
【選択図】図5
【解決手段】ステアリングホイール1に装着される静電容量センサ2、運転者がステアリングホイールを把持したか否かを判定する判定部3を備え、静電容量センサは長尺形状の複数の電極部2a〜2fを有し、複数の電極部はリム11の延びる方向に沿って延在するとともにリムの周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側の間隔が大きくなるように並設され、複数の電極部は2以上の電極部が共通接続される第1の電極組と第1の電極組に属する電極部の間に配置される1以上の第1の電極組に共通接続されない他の電極部とを有し、判定部3は第1の電極組の電極部と他の電極部との少なくとも2つの電極部で把持したと判定する把持検出装置。
【選択図】図5
Description
この発明は、自動車のステアリングホイールの把持を検知する把持検出装置及び把持検出装置に用いられる静電容量センサに関する。
自動車のステアリングホイールに静電容量式センサを装着し、静電容量式センサによる人体の近接検知に基づいて運転者によるステアリングホイールの把持を検出する把持検出装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1に記載の把持検出装置では、ステアリングホイールの円環形状のリム(把持部分)に静電容量タッチパネルを装着し、静電容量タッチパネルを構成する多数の検知電極のうち、人体の近接を検知した検知電極の総面積等が所定値以上のときに運転者がステアリングホイールを把持していると判定することで、運転者の不用意な接触による把持の誤検出を回避している。
特許文献2に記載の把持検出装置では、ステアリングホイールの円環状のリムの内周側と外周側に検知電極を1つずつ配置し、これら2つの検知電極がそれぞれ人体の近接を検知したときに運転者がステアリングホイールを把持していると判定することで、運転者の不用意な接触による把持の誤検出を回避している。
特許文献2に記載の把持検出装置では、ステアリングホイールの円環状のリムの内周側と外周側に検知電極を1つずつ配置し、これら2つの検知電極がそれぞれ人体の近接を検知したときに運転者がステアリングホイールを把持していると判定することで、運転者の不用意な接触による把持の誤検出を回避している。
しかしながら、特許文献1に開示された把持検出装置では、二次元的に配置された多数の検知電極を有する静電容量タッチパネルを使用しているので、センサICへの配線数も多くなり、構造が複雑となる問題がある。
特許文献2に開示された把持検出装置では、リムに2つの検知電極を配置するだけなのでセンサICへの配線数も少なく構造も単純であるが、運転者は、ステアリングホイールを把持する際に、離れた位置に配置された2つの検知電極にそれぞれ指を近づけるように意識して、ステアリングホイールを把持しなければならず、把持検出性能が低くなりやすいという問題がある。
特許文献2に開示された把持検出装置では、リムに2つの検知電極を配置するだけなのでセンサICへの配線数も少なく構造も単純であるが、運転者は、ステアリングホイールを把持する際に、離れた位置に配置された2つの検知電極にそれぞれ指を近づけるように意識して、ステアリングホイールを把持しなければならず、把持検出性能が低くなりやすいという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、配線数を減らしてセンサ構造の単純化を図り、かつステアリングホイールの把持検出性能の低下防止を図った把持検出装置及び静電容量センサを提供することを目的としている。
本発明に係る把持検出装置は、ステアリングホイールと、前記ステアリングホイールのリムに装着される静電容量センサと、前記静電容量センサによる人体の近接検知に基づいて運転者がステアリングホイールを把持したか否かを判定する判定部と、を備える把持検出装置であって、前記静電容量センサは、長尺形状の静電容量検出電極からなる複数の電極部を有し、複数の前記電極部は、前記リムの延びる方向に沿って延在するとともに、前記リムが延びる方向を軸心とした前記リムの周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側の間隔が大きくなるように並設され、複数の前記電極部は、少なくとも2つの電極部が共通接続される第1の電極組と、前記第1の電極組に属する電極部の間に配置される少なくとも1つの電極部であって前記第1の電極組に共通接続されない他の電極部とを有し、前記判定部は、前記第1の電極組に属する電極部と前記他の電極部との少なくとも2つの電極部で人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定することを特徴とする。
本発明に係る把持検出装置によれば、静電容量センサが、長尺形状の静電容量検出電極からなる複数の電極部を有し、複数の電極部は、リムの延びる方向に沿って延在するとともに、リムの周方向に沿って並設されており、センサ構造が単純である。また、リムの周方向に沿って並設された複数の電極部は、リム外周側よりもリム内周側の方が配置間隔が大きくなっている。運転者がステアリングホイールを把持する場合、リム外周側を中心に把持されることから、リム外周側では高い把持検出性能が要求される一方、リム内周側では、外周側ほどの把持検出性能は要求されない。そのため、要求される把持検出性能に応じて電極部の配置間隔を相違させることで、必要な把持特性を維持しつつ、電極部数を低減させて構造の単純化をは図ることができる。
また、本発明に係る把持検出装置では、リムの周方向に沿って並設された複数の電極部は、共通接続された2つの電極部(第1の電極組)の間に、これらと共通接続されない電極部が少なくとも1つ配置されるので、互いが共通接続されない電極部を近傍に配置されることになる。さらに判定部が、互いが共通接続されない少なくとも2つの電極部、即ち第1の電極組と他の電極部でそれぞれ人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定する。このため、電極部数に比べて検知回路へ延びる配線数を減らしつつ、把持検出性能の低下防止を図ることができる。
また、上記把持検出装置において、複数の前記電極部は、前記他の電極部が、少なくとも2つの電極部を共通接続した第2の電極組を有し、前記判定部は、前記第1の電極組に属する電極部と前記第2の電極組に属する電極部との少なくとも2つの電極部で人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成しても良い。
また更に、上記把持検出装置において、複数の前記電極部は、前記他の電極部が、前記第2の電極組と共通接続されない少なくとも2つの電極部を共通接続した第3の電極組をさらに有し、前記判定部は、前記第1の電極組に属する電極部と前記第2の電極組に属する電極部と前記第3の電極部に属する電極部との少なくとも3つの電極部で人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成されていても良い。
また、本発明に係る静電容量センサは、ステアリングホイールのリムに装着される静電容量センサであって、絶縁性を有する可撓性基板と、前記可撓性基板の上に設けられた長尺形状の静電容量検出電極からなり前記静電容量検出電極の幅方向に並んで配置される複数の電極部とを有し、複数の前記電極部は、前記リムに装着されたときに、前記リムの延びる方向に沿って延在するように、かつ、前記リムの延びる方向を軸心とする前記リムの周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側が大きな間隔で並設されるように構成されており、複数の前記電極部のうち、少なくとも2つの電極部が共通接続され、共通接続された前記少なくとも2つの電極部の間に配置される少なくとも1つの電極部が共通接続された前記少なくとも2つの電極部と共通接続されないことを特徴としている。
本発明に係る静電容量センサによれば、長尺形状の静電容量検出電極からなる複数の電極部が、リムの延びる方向に沿って延在するようにリムに装着されるとともに、リムの周方向に沿って並設されるように構成されるため、センサ構造が単純である。また、リムに装着されたときに複数の電極部がリムの周方向に沿ってリムの外周側よりもリムの内周側の間隔が大きくなるように並設されるので、必要とされる把持検出性能を確保しつつ電極部数を低減できる。さらに、複数の電極部のうち少なくとも2つの電極部を共通接続するとともに、共通接続された2つの電極部の間に、これらと共通接続されない電極部を少なくとも1つ配置するように構成しているため、互いが共通接続されない電極部が近傍に配置されるように各電極部が並設され、把持検出性能を低下させることなく複数の電極部から検知回路へ延びる配線数を削減することができる。
なお、本発明で「リムの延びる方向」とは、リムの外形形状に沿う方向を言い、例えば円環形状のリムの場合は、円環形状に沿う方向を言う。また、「リムの延びる方向を軸心とするリムの周方向」とは、リムの延びる方向と垂直に交わる面でリムを切断したときの、リム断面の外周に沿う方向を言い、以下の説明において、リムの周方向と呼ぶことがある。
また、「リム内周側」とは、リム周面のうちステアリングホイールの中心側を向いた側を言い、「リム外周側」とは、リム周面のうちステアリングホイールの外側を向いた側を言う。
また、「リム内周側」とは、リム周面のうちステアリングホイールの中心側を向いた側を言い、「リム外周側」とは、リム周面のうちステアリングホイールの外側を向いた側を言う。
本発明によれば、配線数を減らして構造の簡易化を図り、かつステアリングホイールの把持検出性能の低下防止を図ることが可能である。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態に係る把持検出装置及び静電容量センサについて図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る把持検出装置及び静電容量センサについて、図1〜図5を参照して説明する。
以下、本発明の実施形態に係る把持検出装置及び静電容量センサについて図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態に係る把持検出装置及び静電容量センサについて、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る把持検出装置の概略図である。
図1は、車体に取付けられたステアリングホイール1を座席側からみた正面図であって、本実施形態に係る把持検出装置10では、ステアリングホイール1のリム11に3つの静電容量センサ2が装着されている。そして、本実施形態に係る把持検出装置10は、ステアリングホイール1のリム11に装着された静電容量センサ2による人体の近接検知に基づき、判定部3が運転者によるステアリングホイールの把持を検出するように構成されている。
図1は、車体に取付けられたステアリングホイール1を座席側からみた正面図であって、本実施形態に係る把持検出装置10では、ステアリングホイール1のリム11に3つの静電容量センサ2が装着されている。そして、本実施形態に係る把持検出装置10は、ステアリングホイール1のリム11に装着された静電容量センサ2による人体の近接検知に基づき、判定部3が運転者によるステアリングホイールの把持を検出するように構成されている。
ステアリングホイール1は、円環状のリム11と、円環状をなすリム11の内周側空間に配置されたセンター部12とを有し、センター部12の3本のスポークを介してリム11とセンター部12とが連結されている。また、センター部12には判定部3が設けられているており、コンタクト配線23を介して静電容量センサ2を構成する長尺形状の静電容量検出電極22からなる複数の電極部と接続されている。
ステアリングホイール1は、車体に対して回転自在に取付けられているが、以下の説明において、車両直進時の操舵状態であるステアリングホイール1(図1に示す状態)を基準とし、ステアリングホイール1又はリム11の上下左右方向を説明するものとする。
ステアリングホイール1は、車体に対して回転自在に取付けられているが、以下の説明において、車両直進時の操舵状態であるステアリングホイール1(図1に示す状態)を基準とし、ステアリングホイール1又はリム11の上下左右方向を説明するものとする。
本実施形態に係る把持検出装置10では、静電容量センサ2は、ステアリングホイール1の円環状のリム11の右方、上方、左方の3領域にそれぞれ装着されている。
静電容量センサ2は、長尺形状の静電容量検出電極22からなる複数の電極部を有し、リム11の延びる方向に沿って延在する複数の電極部が、リム11の延びる方向を軸心とするリム11の周方向に沿って並設されている。そして各電極部は、それぞれが人体の近接を検知するように構成されている。
静電容量センサ2は、長尺形状の静電容量検出電極22からなる複数の電極部を有し、リム11の延びる方向に沿って延在する複数の電極部が、リム11の延びる方向を軸心とするリム11の周方向に沿って並設されている。そして各電極部は、それぞれが人体の近接を検知するように構成されている。
本実施形態では、円環状のリム11の右方、上方、左方の3領域に、それぞれ静電容量センサ2を装着したが、これら3領域にわたって一つの静電容量センサ2を装着しても良い。また、下方領域も含めリム11全周にわたって静電容量センサ2を装着しても良い。また判定部3を、ステアリングホイール1のセンター部12内に設けたが、センター部12以外の場所に設けても良く、ステアリングホイール1から離れた別の場所に設けても良い。
図2は、図1におけるA−A´線に沿った断面図である。
ステアリングホイール1のリム11には、リム11の中心骨格を構成する断面略円形状のコア材111の周囲に、6つの電極部2a〜2f(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。またその外周上には、緩衝材112を介して革材等からなるステアリングスキン113が覆われている。
ステアリングホイール1のリム11には、リム11の中心骨格を構成する断面略円形状のコア材111の周囲に、6つの電極部2a〜2f(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。またその外周上には、緩衝材112を介して革材等からなるステアリングスキン113が覆われている。
静電容量センサ2が装着されたコア材111の外周上に、緩衝材112を介してステアリングスキン113を覆うことにより、静電容量センサ2表面の凹凸を軽減することができる。また、コア材111、静電容量センサ2、緩衝材112及びステアリングスキン113の接着は、例えば両面粘着テープや接着剤によって行うことができる。
図2に示すように、リム11に装着された静電容量センサ2の6つの電極部2a〜2fは、リム11の周方向に沿って不均等な間隔で並設されている。
すなわち、6つの電極部2a〜2fのうち、2つの電極部2cと2fがリム外周側の中央とリム内周側の中央とに対向配置され、リム外周側の中央に配置された電極部2cと隣合う2つの電極部(電極部2b,2d)は、電極部2cに対して略50°間隔の位置に配置され、リム内周側の中央に配置された電極部2fと隣合う2つの電極部(電極部2e,2a)は、電極部2cに対して略70°間隔の位置に配置され、リム外周側よりリム内周側の方が電極部の配置間隔(2つの電極部の離間距離)が大きくなっている。
すなわち、6つの電極部2a〜2fのうち、2つの電極部2cと2fがリム外周側の中央とリム内周側の中央とに対向配置され、リム外周側の中央に配置された電極部2cと隣合う2つの電極部(電極部2b,2d)は、電極部2cに対して略50°間隔の位置に配置され、リム内周側の中央に配置された電極部2fと隣合う2つの電極部(電極部2e,2a)は、電極部2cに対して略70°間隔の位置に配置され、リム外周側よりリム内周側の方が電極部の配置間隔(2つの電極部の離間距離)が大きくなっている。
図3は、本発明の一実施形態に係る静電容量センサの平面図であり、ステアリングホイール装着前の平面図である。図4は図3の静電容量センサの断面図であり、(a)は、B−B′線に沿った断面図、(b)は、C−C′線に沿った断面図、(c)は、D−D′線に沿った断面図である。
図3に示すように、静電容量センサ2は、絶縁性を有する可撓性基板21と、この可撓性基板21の上に形成された複数の長尺形状の静電容量検出電極22とを有する。
可撓性基板21は、例えばポリイミドやPETなどの薄くて可撓性のあるフィルムを用いることができる。
可撓性基板21上の静電容量検出電極22は、銀(Ag)、銅(Cu)のベタ状配線、メッシュ状配線又はこれらの導電材料による縁取り配線の上にカーボン材料をベタ塗り、又はメッシュ状に形成する等により形成され、それぞれ長尺形状に形成されている。また、可撓性基板21上の各静電容量検出電極22は、幅方向(短手方向)の長さ(電極幅)がそれぞれ均一に形成されている
可撓性基板21は、例えばポリイミドやPETなどの薄くて可撓性のあるフィルムを用いることができる。
可撓性基板21上の静電容量検出電極22は、銀(Ag)、銅(Cu)のベタ状配線、メッシュ状配線又はこれらの導電材料による縁取り配線の上にカーボン材料をベタ塗り、又はメッシュ状に形成する等により形成され、それぞれ長尺形状に形成されている。また、可撓性基板21上の各静電容量検出電極22は、幅方向(短手方向)の長さ(電極幅)がそれぞれ均一に形成されている
静電容量センサ2は、1つの可撓性基板21上に形成された6つの長尺形状の静電容量検出電極22からなる電極部2a〜2fを有し、これら電極部2a〜2fは、電極部の長手方向に交わる方向(幅方向)に沿って並んで配置されている。また、静電容量センサ2をステアリングホイール1のリム11に装着したとき、6つの長尺形状の電極部2a〜2fは、リム11の延びる方向に沿ってそれぞれが延在するとともに、リム11の周方向に沿って並設されるように構成されている。
そして、6つの電極部2a〜2fを構成する各静電容量検出電極22のうち、リム外周側の中央及びリム内周側の中央に配置される電極部2c,2fを構成する各静電容量検出電極22は、ほぼ直線上に延びる長尺形状に形成され、それらの間に配置される電極部2a,2b,2d,2eを構成する各静電容量検出電極22は、リム11の曲率に合わせた円弧形状に形成されている。円弧形状の部分の曲率半径は、可撓性基板21を含めた電極部2a〜2fの可撓性、伸縮性などを考慮して決定すれば良い。
また、6つの電極部2a〜2fはリム11に装着されたときに、リム11の周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側の間隔が大きくなるように並設されるように構成されている。具体的には、各電極部2a〜2fの長手方向における中央部において、電極部2eと電極部2fとの間隔は、電極部2aと電極部2bとの間隔、電極部2bと電極部2cとの間隔、電極部2cと電極部2dとの間隔、電極部2dと電極部2eとの間隔が大きくなるように配置されている。また、リム11に装着したときに、電極部2aと電極部2fとの間隔が、電極部2eと電極部2fとの間隔と同じになるように、電極部2aから電極部2fまでの長さが設定されている。
静電容量センサ2の各電極部2a〜2fは、コンタクト配線23を介して判定部に接続されている。
コンタクト配線23は、可撓性基板21上に形成された3つの配線層23a〜23cを有し、これら配線層23a〜23cは、6つの電極部2a〜2fの長手方向と交わる方向に延びて形成されている。
また、図4(a)〜(c)に示すように、各配線層23a〜23cは、各電極部2a〜2fとの交差部分において、各電極部2a〜2fと離間された状態で各電極部2a〜2fの下層に形成されている。なお、可撓性基板21上に形成された各電極部2a〜2fと各配線層23a〜23cは、レジスト等の絶縁層25によって覆われ保護されているとともに、一部を除き互いが絶縁されている。
コンタクト配線23は、可撓性基板21上に形成された3つの配線層23a〜23cを有し、これら配線層23a〜23cは、6つの電極部2a〜2fの長手方向と交わる方向に延びて形成されている。
また、図4(a)〜(c)に示すように、各配線層23a〜23cは、各電極部2a〜2fとの交差部分において、各電極部2a〜2fと離間された状態で各電極部2a〜2fの下層に形成されている。なお、可撓性基板21上に形成された各電極部2a〜2fと各配線層23a〜23cは、レジスト等の絶縁層25によって覆われ保護されているとともに、一部を除き互いが絶縁されている。
図4(a)に示すように、各電極部2a〜2fの下層に形成された配線層23aは、貫通配線24を介して2つの電極部2a,2dに接続され、これら2つの電極部2a,2dを共通接続している。また図4(b)に示すように、配線層23bは、貫通配線24を介して2つの電極部2b,2eに接続され、これら2つの電極部2b,2eを共通接続している。また図4(c)に示すように、配線層23cは、貫通配線24を介して2つの電極部2c,2fに接続され、これら2つの電極部2c,2fを共通接続している。
このため本実施形態では、静電容量センサ2から判定部3へ延びるコンタクト配線23の配線数(配線層23a〜23cの数)が、静電容量センサ2の電極数(電極部2a〜2fの数)よりも削減(半減)されている。
このため本実施形態では、静電容量センサ2から判定部3へ延びるコンタクト配線23の配線数(配線層23a〜23cの数)が、静電容量センサ2の電極数(電極部2a〜2fの数)よりも削減(半減)されている。
そして、静電容量センサ2を構成する6つの電極部2a〜2fは一次元的に配列され、配線層23aによって共通接続された2つの電極部[2a,2d]間に、これらと共通接続されない電極部2b,2cが配置されている。また、配線層23bにより共通接続された2つの電極部[2b,2e]間に、これらと共通接続されない電極部2c,2dが配置され、配線層23cにより共通接続された2つの電極部[2c,2f]間に、これらと共通接続されない電極部2d,2eが配置されている。
図5は、本発明の一実施形態に係る把持検出装置のブロック図であり、静電容量センサ2を構成する電極部2a〜2fの配置と、静電容量センサ2及び判定部3の電気的構成とを示す。なお、図5に示す把持検出装置10では、電極部2a〜2fが装着されるステアリングホイールのリムをコア材111のみ示して、電極部2a〜2fの配置を示している。
図5に示すように、把持検出装置10は、コア材111の周囲に配置さえた静電容量センサ2と、静電容量センサ2の各電極部2a〜2fによる人体の近接検知に基づき、運転者によるステアリングホイールの把持を検出する判定部3とを備え、静電容量センサ2から判定部3へは3つのコンタクト配線23が延びて形成されている。
静電容量センサ2を構成する6つの電極部2a〜2fは、リム11の周方向に沿って不均等な間隔で並設され、リム外周側の中央に配置された電極部2cと隣り合う電極部2b,2dがそれぞれ電極部2cに対して略50°間隔で配置され、リム内周側の中央に配置された電極部2fと隣り合う電極部2e,2aがそれぞれ電極部2fに対して略70°間隔で配置されている。即ち、リム内周側に配置される電極部2a,2f,2eの間隔がリム外周側に配置される電極部2b,2c,2dの間隔よりも大きい。
また、6つの電極部2a〜2fは、3つの組に分けられ(第1〜第3の電極組)、同一の組に属する電極部同士[2a,2d]、[2b,2e]、[2c,2f]が共通接続されている。そして、隣り合う電極部同士(例えば2aと2f,,2b)は互いに共通接続されず、それぞれが異なる組に属している。具体的には、リム外周側の中央とリム内周側の中央に対向配置された2つの電極部[2c,2f]同士で共通接続され1つの電極組(第1の電極組)を構成する。また、これら電極部2c,2fと隣り合う各電極部のうち、図5に示すように、電極部2c,2fの時計回り方向の隣に配置された各電極部[2a,2d]同士で共通接続され1つの電極組(第2の電極組)を構成し、反時計回り方向の隣に配置された各電極部[2b,2e]同士で共通接続され1つの電極組(第3の電極組)を構成している。なお、本実施形態における第2の電極組及び第3の電極組は本発明における他の電極部に相当する。
判定部3は、第1〜第3のC−V変換回路31a〜31cと、第1〜第3の検知回路32a〜32cと、演算回路33を備えて構成されている。
そして、第1の電極組に属する2つの電極部[2a、2d]は第1のC−V変換回路31aを介して第1の検知回路32aへ配線され、第2の電極組に属する2つの電極部[2b、2e]は第2のC−V変換回路31bを介して第2の検知回路32bへ配線され、第3の電極組に属する2つの電極部[2c、2f]は第3のC−V変換回路31cを介して第3の検知回路32cへ配線されている。
そして、第1の電極組に属する2つの電極部[2a、2d]は第1のC−V変換回路31aを介して第1の検知回路32aへ配線され、第2の電極組に属する2つの電極部[2b、2e]は第2のC−V変換回路31bを介して第2の検知回路32bへ配線され、第3の電極組に属する2つの電極部[2c、2f]は第3のC−V変換回路31cを介して第3の検知回路32cへ配線されている。
第1のC−V変換回路31aは、第1の電極組に属する2つの電極部[2a,2d]を積分回路の一部として接続し、電極部2a,2dで検出した静電容量値によってデューティ比が変化する電圧パルスを生成することにより、静電容量値を電圧パルスに変換する。同様に、第2のC−V変換回路31bは、第2の電極組に属する2つの電極部[2b,2e]を積分回路の一部として接続し、第3のC−V変換回路31cは、第3の組に属する電極部[2c,2f]積分回路の一部として接続し、接続されている電極部で検出した静電容量値によってデューティ比が変化する電圧パルスを生成することにより、静電容量値を電圧パルスに変換する。
第1〜第3の検知回路32a〜32cは、第1〜第3のC−V変換回路31a〜31cから出力される電圧パルスを直流化して所定のしきい値と比較することにより、静電容量値を検出する。また、検出された静電容量値に基づいて、各検知回路32a〜32cに接続された電極部[2a,2d]、[2b,2e]、[2c,2f]における人体の近接を検知し、人体の近接が検知されたときは、演算回路33への出力をアクティブとする。
演算回路33は、第1〜第3の検知回路32a〜32cのいずれか1つのみがアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールに接触したと判定し、第1〜第3の検知回路32a〜32cの2つ又は全ての出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成され、運転者によるステアリングホイールの不用意な接触と把持とを識別し、把持誤検出を防止する。
なお、演算回路33は、第1〜第3の検知回路32a〜32cの1つ又は2つの出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールに接触したと判定し、第1〜第3の検知回路32a〜32cの全ての出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成されていても良い。
この場合、把持を識別するための角度範囲を大きく設定できる。すなわち、例えば軟らかい腕等がステアリングホイールに接触し、隣り合う2つの電極部(例えば、電極部2a,2b)で人体の近接が検知されても、演算回路33は把持と判定せず、運転者が指を折り曲げてリム11を把持し、3つの電極部(例えば、電極部2a,2b,2c)で人体の近鉄が検知されたときに、演算回路33は把持と判定する。これによって、腕等が不用意に接触したときの把持誤検出も防止することができる。
この場合、把持を識別するための角度範囲を大きく設定できる。すなわち、例えば軟らかい腕等がステアリングホイールに接触し、隣り合う2つの電極部(例えば、電極部2a,2b)で人体の近接が検知されても、演算回路33は把持と判定せず、運転者が指を折り曲げてリム11を把持し、3つの電極部(例えば、電極部2a,2b,2c)で人体の近鉄が検知されたときに、演算回路33は把持と判定する。これによって、腕等が不用意に接触したときの把持誤検出も防止することができる。
以上のように、本実施形態に係る把持検出装置10によれば、静電容量センサ2が、長尺形状の静電容量検出電極22からなる6つの電極部2a〜2fを有し、6つの電極部2a〜2fは、リム11の延びる方向に沿って延在するとともに、リム11の周方向に沿って並設されており、センサ構造が単純である。また、リム11の周方向に沿って並設された6つの電極部2a〜2fは、リム外周側(電極部2a,2f間、電極部2f,2e間)よりもリム内周側(電極部2a,2b間、電極部2b,2c間、電極部2c,2d間、電極部2d,2e間)の方が配置間隔が大きくなっている。運転者がステアリングホイール1を把持する場合、リム外周側を中心に把持されることから、リム外周側では高い把持検出性能が要求される一方、リム内周側では、外周側ほどの把持検出性能は要求されない。そのため、要求される把持検出性能に応じて電極部の配置間隔を相違させることで、必要な把持特性を維持しつつ、電極部数を低減させて構造の単純化をは図ることができる。
また、本実施形態に係る把持検出装置10では、リム11の周方向に沿って並設された6つの電極部2a〜2fは、共通接続された2つの電極部(電極部2a,2d間(第1の電極組間)、電極部2b,2e間(第2の電極組間)、電極部2c,2f間(第3の電極組間))の間に、これらと共通接続されない電極部(第1の電極組間には電極部2b,2c又は電極部2e,2f、第2の電極組間には電極部2c,2d又は電極部2f,2a、第3の電極組間には電極部2d,2e又は電極部2a,2b)が少なくとも1つ配置(本実施形態では2つ)され、互いが共通接続されない電極部を近傍に配置され、判定部3が、互いが共通接続されない少なくとも2つの電極部、即ち電極部2a,2d及び電極部2b,2e、電極部2a,2d及び電極部2c,2f、電極部2b,2e及び電極部2c,2f、又は電極部2a,2d、電極部2b,2e及び電極部2c,2fでそれぞれ人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定するため、電極部数に比べて検知回路へ延びる配線数を減らしつつ、把持検出性能の低下防止を図ることができる。
また、本実施形態に係る静電容量センサ2によれば、長尺形状の静電容量検出電極22からなる6つの電極部2a〜2fが、リム11の延びる方向に沿って延在するようにリム11に装着されるとともに、リム11の周方向に沿って並設されるように構成されるため、センサ構造が単純である。また、リム11に装着されたときに6つの電極部2a〜2fがリム11の周方向に沿ってリム外周側(電極部2a,2f間、電極部2f,2e間)よりもリム内周側(電極部2a,2b間、電極部2b,2c間、電極部2c,2d間、電極部2d,2e間)の間隔が大きくなるように並設されるので、必要とされる把持検出性能を確保しつつ電極部数を低減できる。さらに、複数の電極部2a〜2fのうち少なくとも2つの電極部、即ち電極部2a,2d、電極部2b,2e、電極部2c,2fをそれぞれ共通接続するとともに、共通接続された2つの電極部の間(電極部2a,2d間、電極部2b,2e間、電極部2c,2f間)に、これらと共通接続されない電極部(電極部2a,2d間には電極部2b,2c又は電極部2e,2f、電極部2b,2e間には電極部2c,2d又は電極部2f,2a、電極部2c,2f間には電極部2d,2e又は電極部2a,2b)を少なくとも1つ配置(本実施形態では2つ)するようにしているため、互いが共通接続されない電極部が近傍に配置されるように各電極部2a〜2fが並設され、把持検出性能を低下させることなく6つの電極部2a〜2fから検知回路へ延びる配線数を削減することができる。
[把持検出装置の変形例]
以下、図6〜図9を参照して、本実施形態に係る把持検出装置の変形例について説明する。図6〜図9において、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[第1変形例]
以下、図6〜図9を参照して、本実施形態に係る把持検出装置の変形例について説明する。図6〜図9において、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
[第1変形例]
図6は、本実施形態の第1変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図6に示す第1変形例に係る把持検出装置10aでは、上記一実施形態と同様に、ステアリングホイール1のリム11に、6つの電極部2a〜2f(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
そして、第1変形例に係る把持検出装置10aでは、6つの電極部2a〜2fが2つの組(第1の電極組及び第2の電極組)に分けられ、静電容量センサ2から判定部3に2つのコンタクト配線23が延びて形成されている。また、6つの電極部2a〜2fの配置間隔(電極部同士の離間距離)は、リム内周側に配置された2つの電極部2f,2aの間隔のみが電極部2a〜2fのそれぞれの間隔よりも大きくなっている。
具体的には、本変形例の把持検出装置10aでは、リム11の周方向に沿って6つの電極部2a〜2fが並設され(同図では、コア材111の周囲に配置)、6つの電極部間のうち、5つの電極部間が略45°間隔となり、リム内周側の2つの電極部[2f,2a]間のみが略135°間隔となるように、それぞれが配置されている。また6つの電極部2a〜2fのうち、リム11の周方向に沿って略90°間隔に配置された3つの電極部[2a,2c,2e]が同一の組として共通接続され第1の電極組を構成し、第1の検知回路32aへ配線されるとともに、リム11の周方向に沿って90°間隔に配置された3つの電極部[2b,2d,2f]が同一の組として共通接続され第2の電極組を構成し、第2の検知回路32bへ配線されている。そして、第1の電極組に属する3つの電極部の各電極部2a,2c,2e間には、それぞれ第2の電極組に属する各電極部2b,2d,2fがそれぞれ配置されている。
そして、本変形例の把持検出装置10aでは、判定部3の演算回路33は、第1又は第2の検知回路32a,32bのいずれか1つのみがアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールに接触したと判定し、第1及び第2の検知回路32a,32bの双方の出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成され、運転者によるステアリングホイールの不用意な接触と把持とを識別し、把持誤検出を防止している。なお、本変形例における第2の電極組は本発明における他の電極部に相当する。
なお、本変形例の把持検出装置10aでは、リム内周側の電極部間(図6の電極部[2f,2a]間)以外の範囲では、各電極部同士の配置間隔が小さく、把持を識別するための角度範囲が、本発明の実施形態の把持検出装置10に比べて狭くなるように構成されている。
[第2変形例]
図7は、本実施形態の第2変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図7に示す第2変形例に係る把持検出装置10bでは、ステアリングホイール1のリム11に5つの電極部2a〜2e(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
図7は、本実施形態の第2変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図7に示す第2変形例に係る把持検出装置10bでは、ステアリングホイール1のリム11に5つの電極部2a〜2e(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
そして、第2変形例に係る把持検出装置10bでは、5つの電極部2a〜2eが2つの組(第1の電極組及び第2の電極組)に分けられ、静電容量センサ2から判定部3に2つのコンタクト配線23が延びて形成されている。また、5つの電極部2a〜2eの配置間隔(電極部同士の離間距離)は、リム内周側に配置された2つの電極部2e,2aの間隔のみが電極部2a〜2eのそれぞれの間隔よりも大きくなっている。
具体的には、本変形例の把持検出装置10bでは、リム11の周方向に沿って5つの電極部2a〜2eが並設され(同図では、コア材111の周囲に配置)、5つの電極部間のうち、4つの電極部間が略60°間隔となり、リム内周側の2つの電極部[2e,2a]間のみが略120°間隔となるように、それぞれが配置されている。また、リム11の周方向に沿って略均等間隔(略120°間隔)に配置された3つの電極部[2a,2c,2e]が同一の組として共通接続されて第1の電極組を構成し第1の検知回路32aへ配線されている。また、これら3つの電極部の各電極部間のうち2つの電極部間[2a,2c][2c,2e]の中央に、これらと共通接続されない電極部2b,2dがそれぞれ配置され、これら2つの電極部[2b,2d]が同一の組として共通接続されて第2の電極組を構成し第2の検知回路32bへ配線されている。そして、リム内周側の電極部[2e,2a]間には、電極部が配置されてない。
そして、本変形例の把持検出装置10bでは、判定部3の演算回路33は、第1変形例と同様に、第1又は第2の検知回路32a,32bのいずれか1つのみがアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールに接触したと判定し、第1及び第2の検知回路32a,32b双方の出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成され、運転者によるステアリングホイールの不用意な接触と把持とを識別し、把持誤検出を防止している。なお、本変形例における第2の電極組は本発明における他の電極部に相当する。
[第3変形例]
図8は、本実施形態の第3変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図8に示す第3変形例に係る把持検出装置10cでは、第2変形例と同様に、ステアリングホイール1のリム11に5つの電極部2a〜2e(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
図8は、本実施形態の第3変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図8に示す第3変形例に係る把持検出装置10cでは、第2変形例と同様に、ステアリングホイール1のリム11に5つの電極部2a〜2e(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
そして、第3変形例に係る把持検出装置10cでは、5つの電極部2a〜2eが3つの組(第1〜第3の電極組)に分けられ、静電容量センサ2から判定部3に3つのコンタクト配線23が延びて形成されている。また、5つの電極部2a〜2eの配置間隔(電極部同士の離間距離)は、第2変形例と同様に、リム内周側に配置された2つの電極部2e,2aの間隔のみが電極部2a〜2eのそれぞれの間隔よりも大きくなっている。
具体的には、本変形例の把持検出装置10cでは、リム11の周方向に沿って5つの電極部2a〜2eが並設され(同図では、コア材111の周囲に配置)、5つの電極部間のうち、4つの電極部間が略60°間隔となり、リム内周側の2つの電極部[2e,2a]間のみが略120°間隔となるように、それぞれが配置されている。また、リム11の周方向に沿って略均等間隔(略120°間隔)に配置された3つの電極部[2a,2c,2e]が同一の組として共通接続されて第1の電極組を構成し第1の検知回路32aへ配線されている。また、第1の電極組に属する一部の電極部[2a,2c]間に、これらと共通接続されない電極部2bを配置して第2の検知回路32bに配線し、第1の電極組に属する他の一部の電極部[2c,2e]間の中央に、これらと共通接続されない電極部2dを配置して第3の検知回路32cに配線している。そして、第2変形例と同様に、リム内周側の電極部[2e,2a]間には、電極部を配置していない。
すなわち、本変形例は、電極部2b,2dが共通接続されておらず、それぞれ第2又は第3の検知回路32b,32cに配線される点が、第2変形例と相違する。
すなわち、本変形例は、電極部2b,2dが共通接続されておらず、それぞれ第2又は第3の検知回路32b,32cに配線される点が、第2変形例と相違する。
そして、本変形例の把持検出装置10cでは、判定部3の演算回路33は、本発明の実施形態と同様に、第1又は第3の検知回路32a〜32cのいずれか1つのみがアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールに接触したと判定し、第1〜第3の検知回路32a〜32cの少なくとも2つの出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成され、運転者によるステアリングホイールの不用意な接触と把持とを識別し、把持誤検出を防止している。なお、本変形例における電極部2b,2dは本発明における他の電極部に相当する。
[第4変形例]
図9は、本実施形態の第4変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図9に示す第4変形例に係る把持検出装置10dでは、ステアリングホイール1のリム11に7つの電極部2a〜2g(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
図9は、本実施形態の第4変形例に係る把持検出装置のブロック図である。図9に示す第4変形例に係る把持検出装置10dでは、ステアリングホイール1のリム11に7つの電極部2a〜2g(静電容量検出電極22)を有する静電容量センサ2が装着されている。
そして、第4変形例に係る把持検出装置10dでは、7つの電極部2a〜2gが3つの組(第1〜第3の電極組)に分けられ、静電容量センサ2から判定部3に3つのコンタクト配線23が延びて形成されている。また、7つの電極部2a〜2gの配置間隔(電極部同士の離間距離)は、リム内周側に配置された2つの電極部2g,2aの間隔のみが電極部2a〜2gのそれぞれの間隔よりも大きくなっている。
具体的には、本変形例の把持検出装置10dでは、リム11の周方向に沿って7つの電極部2a〜2gが並設され(同図では、コア材111の周囲に配置)、7つの電極部間のうち、6つの電極部間が略40°間隔となり、リム内周側の2つの電極部[2g,2a]間のみが略120°間隔となるように、それぞれが配置されている。また、リム11の周方向に沿って略均等間隔(略120°間隔)に配置された3つの電極部[2a,2d,2g]が同一の組として共通接続されて第1の電極組を構成し第1の検知回路32aへ配線されるとともに、第1の電極組に属する一部の電極部[2a,2d]間に、これらと共通接続されない2つの電極部2b,2cが略均等間隔(略40°間隔)に配置され、第1の電極組に属する他の一部の電極部[2d,2g]間に、これらと共通接続されない2つの電極部2e,2fが略均等間隔(略40°間隔)に配置されている。そして、リム内周側の電極部[2g,2a]間には、電極部を配置していない。また、略120°間隔で配置された2つの電極部2b,2eが同一の組として共通接続されて第2の電極組を構成し第2の検知回路32bへ配線され、略120°間隔で配置された2つの電極部2c,2fが同一の組として共通接続されて第3の電極組を構成し第3の検知回路32cへ配線されている。
すなわち、本変形例は、第1の電極組に属する3つの電極部[2a,2d,2g]の2つの電極部間(電極部[2a,2d]間、及び電極部[2d,2g]間)にそれぞれ第2及び第3の電極組に属する電極部2b,2c及び2e,2fがそれぞれ一つずつ配置されている点が、第2及び第3変形例と相違する。
すなわち、本変形例は、第1の電極組に属する3つの電極部[2a,2d,2g]の2つの電極部間(電極部[2a,2d]間、及び電極部[2d,2g]間)にそれぞれ第2及び第3の電極組に属する電極部2b,2c及び2e,2fがそれぞれ一つずつ配置されている点が、第2及び第3変形例と相違する。
そして、本変形例の把持検出装置10dでは、判定部3の演算回路33は、本発明の実施形態と同様に、第1又は第3の検知回路32a〜32cのいずれか1つのみがアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールに接触したと判定し、第1〜第3の検知回路32a〜32bの少なくとも2つの出力がアクティブになったときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成され、運転者によるステアリングホイールの不用意な接触と把持とを識別し、把持誤検出を防止している。なお、本変形例における第2及び第3電極組は本発明における他の電極部に相当する。
第1〜第4のいずれの変形例に係る把持検出装置も、本発明の実施形態に係る把持検出装置と同様に、運転者によるステアリングホイールの不用意な接触による把持誤検出を防止できる。また、、配線数を減らして構造の簡易化を図り、かつステアリングホイールの把持検出性能の低下防止を図ることができる。また例えばリム外周側などの、その範囲のみで把持される頻度が高く、高い把持検出性能が要求される部分と、リム内周側などの、その範囲のみで把持される頻度が低く、高い把持検出性能が要求されない部分との電極部の配置間隔を相違させ、リム外周側よりもリム内周側の配置間隔を相違させることで、無駄な電極を増加させることなく、必要に応じた把持検出性能を得ることができる。
なお、本発明の把持検出装置の特徴的な構成は、ステアリングホイールのリムに装着される静電容量センサが長尺形状の静電容量検出電極からなる複数の電極部を有し、複数の電極部は、リムの延びる方向に沿って延在するとともに、リムの周方向に沿って不均等な間隔で並設され、複数の電極部のうち、少なくとも2つの電極部が共通接続されるとともに、共通接続された2つの電極部の間に、これらと共通接続されない電極部が少なくとも1つ配置されるように構成されることである。また、静電容量センサによる人体の近接検知に基づいて運転者によるステアリングホイールの把持を検出する判定部が、互いが共通接続されない少なくとも2つの電極部で人体の近接を検知したときに、運転者がステアリングホイールを把持したと判定するように構成されていることである。
したがって、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、本実施形態の以外の静電容量センサを構成する電極部の数、共通接続される電極部の数、各電極部の配置間隔、共通接続される電極部の配置間隔に適宜変更可能である。
したがって、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、本実施形態の以外の静電容量センサを構成する電極部の数、共通接続される電極部の数、各電極部の配置間隔、共通接続される電極部の配置間隔に適宜変更可能である。
1 ステアリングホイール
11 リム
111 コア材
112 緩衝材
113 ステアリングスキン
2 静電容量センサ
2a〜2g 電極部
21 可撓性基板
22 静電容量検出電極
23 コンタクト配線
23a〜23c 配線層
24 貫通配線
25 絶縁層
3 判定部
31a〜31c C−V変換回路
32a〜32c 検知回路
33 演算回路
11 リム
111 コア材
112 緩衝材
113 ステアリングスキン
2 静電容量センサ
2a〜2g 電極部
21 可撓性基板
22 静電容量検出電極
23 コンタクト配線
23a〜23c 配線層
24 貫通配線
25 絶縁層
3 判定部
31a〜31c C−V変換回路
32a〜32c 検知回路
33 演算回路
Claims (4)
- ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールのリムに装着される静電容量センサと、
前記静電容量センサによる人体の近接検知に基づいて運転者がステアリングホイールを把持したか否かを判定する判定部と、を備える把持検出装置であって、
前記静電容量センサは、長尺形状の静電容量検出電極からなる複数の電極部を有し、複数の前記電極部は、前記リムの延びる方向に沿って延在するとともに、前記リムが延びる方向を軸心とした前記リムの周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側の間隔が大きくなるように並設され、
複数の前記電極部は、少なくとも2つの電極部が共通接続される第1の電極組と、前記第1の電極組に属する電極部の間に配置される少なくとも1つの電極部であって前記第1の電極組に共通接続されない他の電極部とを有し、
前記判定部は、前記第1の電極組に属する電極部と前記他の電極部との少なくとも2つの電極部で人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定することを特徴とする把持検出装置。 - 複数の前記電極部は、前記他の電極部が、少なくとも2つの電極部を共通接続した第2の電極組を有し、
前記判定部は、前記第1の電極組に属する電極部と前記第2の電極組に属する電極部との少なくとも2つの電極部で人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定すること特徴とする請求項1に記載の把持検出装置。 - 複数の前記電極部は、前記他の電極部が、前記第2の電極組と共通接続されない少なくとも2つの電極部を共通接続した第3の電極組をさらに有し、
前記判定部は、前記第1の電極組に属する電極部と前記第2の電極組に属する電極部と前記第3の電極部に属する電極部との少なくとも3つの電極部で人体の近接が検知されたときに運転者がステアリングホイールを把持したと判定することを特徴とする請求項2に記載の把持検出装置。 - ステアリングホイールのリムに装着される静電容量センサであって、
絶縁性を有する可撓性基板と、
前記可撓性基板の上に設けられた長尺形状の静電容量検出電極からなり前記静電容量検出電極の幅方向に並んで配置される複数の電極部とを有し、
複数の前記電極部は、前記リムに装着されたときに、前記リムの延びる方向に沿って延在するように、かつ、前記リムの延びる方向を軸心とする前記リムの周方向に沿ってリム外周側よりもリム内周側が大きな間隔で並設されるように構成されており、
複数の前記電極部のうち、少なくとも2つの電極部が共通接続され、共通接続された前記少なくとも2つの電極部の間に配置される少なくとも1つの電極部が共通接続された前記少なくとも2つの電極部と共通接続されないことを特徴としている静電容量センサ。
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