JP2016189984A - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 立位と臥位の両方の撮影に対応するには、立位用の放射線撮影装置と臥位用の放射線撮影装置の2種類をそれぞれ撮影室に設置するか、臥位に適した大きさの寝台を回転させる等の大型の装置を設置する必要がある。撮影スペースを余分に取る必要がある上に、起立した寝台は立位撮影で被検者の目前を覆うため、被検者に余分な負担をかける事になる。【解決手段】 本発明は、長手方向に複数の撮影部を有する長尺の架台を有する放射線撮像装置であって、前記架台は、床面に平行な水平形態と前記床面に垂直な直立形態とを有し、前記水平形態において長手方向の載置面積を拡張する補助板を有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、放射線を用いた医療用画像診断装置、非破壊検査装置、分析装置などに応用される放射線撮像装置に関する。
近年の医療分野では、被検者に対する撮影として胸部、腹部などの単純撮影以外に躯体のゆがみや異常を把握するために全脊椎や全下肢を撮影するといった観察領域の尺が長い撮影(以下長尺撮影とする)に対する要望がある。この様な要望に応えるため、観察領域を複数の区画に分け、各区画に対して放射線を照射して得られた分割画像を結合して診断画像を得る手法や、大面積の放射線撮影装置もしくは複数の放射線撮影装置を並べて、一度の放射線曝写で診断画像を得る手法がある。
但し、いずれの撮影手法においても、放射線撮影装置は立位又は臥位のいずれかの姿勢をとった被検者を撮影する事に特化したものが多い。立位姿勢の被検者しか撮影できない放射線撮影装置は、立ち上がる事が困難な被検者に対して放射線撮影を行う事は被検者に多大な負担をかける事になる。また、臥位姿勢の被検者しか撮影できない放射線撮影装置では、立位姿勢での撮影画像で診断する医師の要望に応える事が困難になる。
特許文献1には放射線発生源の撮影方向を回転させる事で立位用の放射線撮影装置と臥位用の放射線撮影装置の両方に対応できる放射線撮影システムが提案されている。特許文献2では被検者が横臥する寝台を回転させる事で立位にも臥位にも対応できる放射線撮影装置が提案されている。
特開2013−132408公報 特開2014−68986公報
しかしながら、特許文献1の構造では、立位用の放射線撮影装置と臥位用の放射線撮影装置の2種類を撮影室に設置しておく必要があり、撮影室には放射線撮影装置2台分の設置面積を要する。特許文献2のシステムにおいては1台分の設置面積で対応する事が可能であるが、回転させる寝台は被検者を横臥させるのに十分な面積を有するほどの放射線撮影部よりも大きいものである。このような大型の寝台を寝台の略中心部を軸に回転するため、放射線撮影システムが未使用の時でも、撮影室には寝台の水平方向にも上下方向にも余分にスペースを確保する事が求められる。さらには、このような大型の寝台をそのまま立位用に起立させた場合、被検者が寝台と向き合って立位姿勢を保持する事は顔を塞ぐように寝台が起立しているため困難である。
上記課題に鑑み、本発明は、長尺撮影が可能な撮影面積を有する放射線撮像装置を余分なスペースを設けることなく設置可能とし、被検者に負担をかける事なく立位も臥位も両方の姿勢で撮影可能とする放射線撮像装置を提供する事を目的とする。
本発明の放射線撮像装置は、長手方向に複数の撮影部を有する長尺の架台を有する放射線撮像装置であって、前記架台は、床面に平行な水平形態と前記床面に垂直な直立形態とを有し、前記水平形態において長手方向の載置面積を拡張する補助板を有していることを特徴とする。
本発明によれば、長尺撮影用の放射線撮像装置において、一つの架台で立位と臥位の両方の撮影に対応する事が可能となる。
第1実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。 第2実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。 第3実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。 第4実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。 第5実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。 第6実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。 第7実施形態に係る放射線撮像装置の構成を示す模式図。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、実施形態を通じて同一の構成要素には同一の参照符号を付している。
(第1実施形態)
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る長尺撮影用放射線撮像装置の構成を説明する。
図1(a)は、被検者を立位で撮影する撮像装置の例を示す。本実施形態では、3つの撮影部2が、長尺の架台1の長手方向に並べて納められている。被検者3の全脊椎又は全下肢を1回の曝写で撮影できるように、架台1の内部には複数の撮影部2を並べる事によって長尺撮影に対応した構成になっている。立位姿勢の被検者3は、床面に垂直な直立形態の架台1に向き合って接触するように起立している。放射線源4は、被検者3が立っている方向から曝写方向が撮影部2と正面から向き合うように設置されている。架台1に接続されている補助板5は、被検者3の目の前を塞がないように折り畳まれている。なお、補助板5は略垂直方向に起立している保持支柱6とも接続されているため、架台1は保持支柱6に沿って略垂直状態になるように起立して支持される。このような構成にする事によって、立位姿勢で起立している被検者3に向かって放射線源4から放射線を曝写し、立位撮影における被検者3の長尺撮影の画像情報を取得することができる。
図1(b)は、架台1を直立形態から水平形態へ変化させる切り替え動作を示す。この変化の過程で、車輪11は、架台1の下端部を床面上で、保持支柱6から離れるように略水平方向にスライド移動させる。関節軸51は、架台1と補助板5とを連結し、補助板5を折り畳み及び展開する。スライド機構61は、補助板5を、保持支柱5に沿って、回転させながら略垂直方向に移動させる。架台1を臥位撮影用に略水平方向へ変形させるために、車輪11を回転させながら架台1の下部を保持支柱6の前方へ引き出す。この時、補助板5はスライド機構61によって保持支柱5の下方へスライドしながら、関節軸51によって架台1から展開される。
図1(c)は、被検者を臥位で撮影する撮像装置の例を示す。架台1が、床面に平行な水平形態の時、補助板5は架台1と略均一平面内に水平に展開された状態で接続される。この形態によって、架台1は、長手方向の載置面積が拡張され、被検者3は補助板5が接続された架台1の上に、頭部から脚部まで載置可能な状態で横臥する事ができる。被検者3が架台1に横臥した状態で放射線源4を被検者3の上部に設置し、被検者3に向けて放射線を曝写する事で、臥位撮影における被検者3の長尺撮影の画像情報を取得することができる。
架台1を保持支柱6の前方へ引き出す構造とする事によって、保持支柱6の背面側直近に撮影室の壁を背負うようにして、撮像装置を設置する事が可能となる。また、臥位撮影終了後に立位撮影を行う際には、図1(a)〜図1(c)の手順を逆にすれば良く、補助板5を架台1に対して折り畳みながら、補助板5を保持支柱6に沿って引き上げていけばよい。架台1は補助板5に引き上げられながら車輪11によって保持支柱6に向かってスライド移動しながら立ち上がり略垂直方向へ起立する。このような作業によって、臥位撮影の形態から立位撮影の形態へ変形する事が可能となる。
本実施形態によれば、立位撮影と臥位撮影において、それぞれ被検者3に負担をかけない最適な形態へ変形する長尺撮影用の放射線撮像装置を提供する事が可能となる。また、撮影室の壁際に撮像装置を設置する事が可能であるため、撮影室における設置面積を省スペース化する事が可能となる。
(第2実施形態)
図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る長尺撮影用放射線撮像装置の構成を説明する。
図2(a)は、架台1を、直立形態から水平形態へ変化させる力を制御する、力調整部としてのバネ機構を追加した例を示す。臥位撮影のために架台1を保持支柱6の前方に向かって引き出す際、補助板5は関節部51を軸として回動し、架台1から展開する。この展開作業の途中では、架台1と補助板5には重力によって鉛直下方向に荷重Fmが作用しており、作業者はこの荷重Fmを保持しながら作業を行う。しかし、荷重Fmを保持しながら展開作業を行う事は、作業者にとって負担になるばかりでなく、作業者が意図しない速度で架台1が落下し、急激に展開動作が行われる可能性もある。そこで、図2(a)に示すように、補助板5は関節部51を介して架台1に接続されているが、これに加えて引っ張りばね52を介して接続される構造としてもよい。引っ張りばね52を介して補助板5と架台1を接続する事によって、この展開作業中には補助板5が折り畳まれる方向に引っ張り力Fkが作用する。関節部51を軸に、荷重Fmによって架台1と補助板5を展開する方向に作用するモーメントと、引っ張り力Fkによって架台1と補助板5折り畳む方向に作用するモーメントが釣り合うように、引っ張りばね52のばね定数と接続部を調整する。このように調整する事によって、作業者は展開作業中に荷重Fmを保持せずに負担無く作業する事が可能となる。また、この引っ張りばね52は臥位撮影から立位撮影へ変形される際にも作用する。立位撮影用に架台1を補助板5と折り畳みながら引き上げる際にも、作業者は重力による荷重Fmを保持しながら作業する事になる。しかし、展開作業時と同様に引っ張りばね52が架台1と補助板5を折り畳むように引っ張り力Fkが作用し、引っ張り力Fkによるモーメントが荷重Fmによる展開モーメントと釣り合っていれば、作業者は荷重Fmを保持せずに架台1を折り畳む事が可能となる。
図2(b)は、力調整部として、カウンターウェイトを追加した例を示す。補助板5又はスライド機構61にワイヤー62を介して重り64と接続してもよい。保持支柱6の頂上近傍にプーリ―63が設けられており、補助板5又はスライド機構61に接続されたワイヤー62はプーリ―63を経由して重り64に接続されている。重り64はワイヤー62によって保持支柱6の頂上付近から吊り下げられるような構造となっており、保持支柱6にそって上下にスライド可能となっている。作業者が展開作業を行う際、架台1と補助板5には重力による荷重Fmが作用して作業者に負担をかけるが、重り64に重力による荷重Fgが作用し、ワイヤー62を介して架台1と補助板5を釣り上げる方向に力が作用する。この重り荷重Fgによる釣り上げ力が架台1及び補助板5の荷重Fmと釣り合うように調整する事によって、作業者は展開作業中に荷重Fmを保持せずに負担無く作業する事が可能となる。また、この荷重Fgによる釣り上げ力は臥位撮影から立位撮影へ変形される際にも作用する。立位撮影用に架台1を補助板5と折り畳みながら引き上げる際にも、作業者は重力による荷重Fmを保持しながら作業する事になる。しかし、展開作業時と同様に重り荷重Fgによる釣り上げ力が架台1と補助板5を引き上げるように作用し、荷重Fmと釣り合っていれば、作業者は荷重Fmを保持せずに架台1を折り畳む事が可能となる。
図2(c)は、力調整部として、アクチュエータ65を追加した例を示す。ワイヤー62の一方は、補助板5もしくはスライド機構61を介して架台1に接続されており、もう一方でアクチュエータ65に接続され巻き取られている。アクチュエータ65はコントローラー66と有線もしくは無線で通信可能となっており、コントローラー66から送信される信号によって回転する。コントローラーから信号が送信されていない状態では、アクチュエータは回転せず、制動力が作用している。ワイヤー62は架台1及び補助板5から常に重力による荷重Fmの作用を受けているが、アクチュエータ65の制動力が荷重Fmと釣り合う事で、架台1及び補助板5の位置を保持する状態になっている。ここで、作業者が臥位撮影をするためには、コントローラーを操作し、アクチュエータを回転させればよい。アクチュエータを反時計回りに回転させ、ワイヤー62を引き出すように動作させる。架台1及び補助板5に作用する重力で荷重Fmが鉛直下向き方向に常に作用しているため、アクチュエータを回転させた分だけ架台1と補助板5は展開動作を行うため、作業者に負担無く変形させる事が可能となる。立位撮影を行う際には、反対にアクチュエータ65が時計回りになるように、コントローラー66を操作する。アクチュエータを時計回りに回転させ、ワイヤー62を巻き取るように動作させる。ワイヤー62を巻き取る力Faが架台1及び補助板5に作用する荷重Fmより大きくなるようにアクチュエータの力を大きくする事で、架台1及び補助板5は折り畳み動作を行いながら引き上がっていく。この動作によって作業者に負担無く立位撮影の形態に変形させる事が可能となる。
本実施形態によれば、補助的な力を作用させる事によって、作業者が展開、折り畳み作業の負担を軽減する事を特徴とする。また、本実施形態の各々の構造は、単独で用いても良いし、この内の2つないし全ての構造を併用しても良い。
(第3実施形態)
図3を参照して、本発明の第3実施形態に係る長尺撮影用放射線撮像装置の構成を説明する。
図3(a)は、立位撮影で持ち手を有する撮像装置の例を示す。被検者3を立位姿勢で撮影する様子を示しているが、架台1の側部の両面には持ち手7が設けられている。被検者3は、この持ち手7を把持して両腕で自身の体重を保持する事で立位姿勢を保つ事を補助する事が可能となる。
図3(b)は、臥位撮影で柵を有する撮像装置の例を示す。臥位の撮影では持ち手7が被検者3の両側に配置される構造となっても良い。長尺の臥位の撮影では被検者3は、架台1及び補助板5の上に横臥する。但し、被検者3が姿勢を変更する際や、撮影部2の位置を調整しようと動いた際には、架台1又は補助板5の載置面からはみ出す可能性がある。そこで、持ち手7を被検者3の両側に配置する事で被検者3のはみ出し防止の柵とする事が可能となる。また、図3(c)に示すように、臥位撮影を行う前に被検者3が架台1の上に載る際には、持ち手7が被検者3の搭乗動作の妨げにならないように、折り畳める構造となっても良い。このような構造とする事によって、被検者3は簡易に架台1の上に搭乗する事が可能となる。
図3(d)は、変形作業で持ち手を利用する作業者の様子を示す。作業者31が持ち手7を持って変形作業を行うようにしてもよい。作業者31が立位形態から臥位形態もしくは臥位形態から立位形態へ変形させる際、架台1及び補助板5には常に重力による荷重Fmが作用しており、作業者31はこれを保持しながら作業する必要がある。そこで、持ち手7を作業者31が把持できる場所に配置し、荷重Fmを釣り上げるのに十分な強度を保つ材質、例えば鉄やステンレス、もしくはアルミニウムの様な金属材料によって構成され、作業者31が把持しやすい形状、例えばパイプや棒の曲げ形状にする。持ち手7を以上の様な構成にする事によって、作業者31は持ち手7を把持して変形作業を行う事が可能となり、作業性が向上する。
(第4実施形態)
図4を参照して、本発明の第4実施形態に係る長尺撮影用放射線撮像装置の構成を説明する。
図4(a)、(b)は、上下動機構を有する臥位撮影での撮像装置の例を示す。被検者3に対して臥位撮影を行う形態で、上下動支持部8は、架台1を支持する。この例ではパンタグラフ機構による上下動機構を示しているが、入れ子式のテレコスピック機構であっても良い。臥位姿勢で被検者3が架台1に搭乗するにあたって、被検者3が足腰の弱い老人や足腰に疾患や負傷個所がある場合には、図4(a)に示すように、架台1の高さは低ければ低い方が搭乗する負担が小さくなる。但し、撮影部2を内蔵した架台1の高さは、撮影においては放射線源1との距離は一定に保たれている必要があるため、図4(b)に示すように、被検者3が搭乗した後には高さを上げて放射線源4との距離を調整する必要がある。
図4(c)、(d)は、上下動機構A部の例を示す。上下動機構8の一方にスライド機構81を設ける。スライド機構81は上下動機構の一方の端部を架台と略水平方向に限定してスライド可能な構造となっている。そして、このスライド機構81には雌ねじ部が設けられており、この雌ねじ部にはスピンドル82の片端が挿入されている。スピンドル82のもう一端はアクチュエータ83に接続されており、アクチュエータ83によってスピンドル82は回転する。スピンドル82の回転を受けてスライド機構81は架台に沿った略水平方向で移動するため、上下動機構8は架台1を上下させる事が可能となる。したがって作業者はアクチュエータ―を動作させるコントローラー84を操作する事によって、架台1を上下させる事が可能となる。又は、図4(d)に示すように、スライド機構81に油圧ジャッキ83を接続してもよい。作業者は油圧ジャッキ83のレバーを上下に動作させる事によって上下動機構8を動かし、架台1を上下に動作させる事が可能となる。また、いずれの場合においても、図示はしてないが、上下動機構8には架台1の下限を決めるストッパーを備えている事が望ましい。架台1や上下動機構8が建屋の床面との段差と干渉する事や作業者の足と干渉する事を回避する事が可能となる。
(第5実施形態)
図5を参照して、本発明の第5実施形態に係る長尺撮影用放射線撮像装置の構成を説明する。
図5(a)は、立位撮影での撮影部位置調整機構の例を示す。スライド部21は、架台1に設けられたスライダレール12に沿って、撮影部2を長手方向にスライドさせる。立位撮影の形態において作業者はスライド部21をスライダレール12に沿って移動させる事により、撮影部2の位置を略垂直方向に移動させる事が可能となる。また、撮影部2及びスライド部21は重力によって荷重を受けるが、ストッパー22をスライダレール21に噛み合わせる事によって任意の位置でスライド部を止める事が可能となる。なお、ストッパー22はバネによる押し付けでスライダレール12に摩擦力で静止させてもよく、ストッパー22を磁石にして磁性体で構成されたスライダレール12と磁力で静止させてもよい。以上の様な構造とする事によって、被検者3の立位撮影に必要な撮影部位と撮影部2の上下位置が一致していない場合には、被検者3の位置を上下に移動させる事なく、撮影部2の位置だけを移動させる事によって、簡易に位置調整する事が可能となる。
図5(b)は、臥位撮影での撮影部位置調整機構の例を示す。撮影部2を内蔵したスライド部21は、架台1に設けられたスライダレール12に沿って移動させる事が可能である。臥位撮影の形態においては、略水平方向に撮影部2を移動させる事が可能となる。図5(a)の場合と同様に、ストッパー22によって、スライド部21の位置を静止させる事も可能である。以上の様な構造とする事によって、被検者3の臥位撮影に必要な撮影部位と撮影部2の水平位置が一致していない場合には、被検者3の位置を移動させる事なく、撮影部2の位置だけを移動させる事によって、簡易に位置調整する事が可能となる。さらに、補助板5にもスライダレール53を設ける事により、スライド部21の移動範囲を拡張させる事が可能となり、これに合わせて撮影部2の位置調整範囲が広がる事になる。また、臥位撮影においては、被検者3が横臥する架台1と撮影部2を分離させる事で、被検者3の体重が撮影部2にかかる事を回避させる事が可能となる。
(第6実施形態)
図6を参照して、本発明の第6実施形態に係る長尺撮影用放射線撮影装置の構成を説明する。
図6(a)は、立位撮影する撮影装置の例を示す。架台1は、複数の関節を有するリンク機構で構成される支持脚9によって略垂直方向に起立している。被検者3は、架台1に向き合って接触するように起立している。放射線源4は、被検者3が立っている方向から放射線曝写方向が架台1と正面から向き合うように設置されている。補助板5は、架台1と支持脚9とに接続され、架台1の背面に配置されているスライドレール54に沿ってスライド可能な構造となっている。このような構成にする事によって、立位姿勢で起立している被検者3に向かって放射線源4から放射線を曝写し、立位撮影における被検者3の長尺撮影の画像情報を取得することができる。
図6(b)は、架台1を直立形態から水平形態へ変化させる切り替え動作を示す。架台1を臥位撮影用に略水平方向へ変形させるために、支持脚9のリンク機構を動作させ、架台1の下部を前方に押し出すように回転させる。この時、補助板5は支持脚9のリンク機構によってスライドレール54に沿ってスライドしながら上部へ押し出される。そして、図6(c)に示すように、架台1が略水平方向に設置された時、補助板5は架台1と略均一平面内に水平に展開された状態で接続される。この形態によって、架台1は、長手方向の載置面積が拡張され、被検者3は補助板5が接続された架台1の上に、頭部から脚部まで載置可能な状態で横臥する事が可能となる。被検者3が架台1に横臥した状態で放射線源4を被検者3の上部に設置し、被検者3に向けて放射線を曝写する事で、臥位撮影における被検者3の長尺撮影の画像情報を取得する。
なお、補助板5は必ずしもリンク機構9と接続されている必要はない。作業者が手動で引き出して架台1と接続する構造であっても良い。
また、図6(d)に示すように、補助板5に挿入突起55を設け、架台1の端部に設けたアタッチメント穴部13に差し込んで架台1と補助板5を接続する構造としても良い。この嵌め込み構造は架台1と補助板5の挿入突起と穴の関係が逆になっても良い。また、アタッチメント構造は嵌め込み式だけでなく、ネジ類を用いた締結構造としてもよい。
(第7実施形態)
図7を参照して、本発明の第7実施形態に係る長尺撮影用放射線撮像装置の構成を説明する。
図7(a)は、臥位撮影する撮像装置の例を示す。架台1の足元側から補助板14が引き出せる構造となっても良い。被検者3の体格が架台1の面積よりも大きすぎる場合や、必要な撮影部位と撮影部2との位置関係によっては補助板5との接続で載置面積が広がった架台1の上から、さらに体の一部がはみ出る可能性もあり、被検者3に負担をかける要因となる。そこで補助板14を架台1の足元側から引き出す事によって載置面積をさらに拡大し、被検者3の全身を搭載する事が可能となるため、被検者3の負担を低減できる。補助板14は架台1の内部からスライド引き出しする構造となっているが、架台1の内部ではなく外部の裏面から引き出せる構造となってもよい。
また、図7(b)に示すように、補助板14が関節部を有する折り畳み構造となっていて、展開する構造となっても良い。
以上のような構成にする事で、被検者3の体格や撮影部位によらず、被検者3の全身を架台の上に搭載する事が可能となる。
1 架台
2 撮影部
4 放射線源
5 補助板
6 保持支柱

Claims (7)

  1. 長手方向に複数の撮影部を有する長尺の架台を有する放射線撮像装置であって、
    前記架台は、床面に平行な水平形態と前記床面に垂直な直立形態とを有し、
    前記水平形態において長手方向の載置面積を拡張する補助板を有していることを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記架台を支持する支柱を有し、
    前記補助板は、前記架台の、前記直立形態から前記水平形態への変化の過程で、前記支柱に沿って回転しながら移動することにより、前記水平形態において、前記架台の長手方向に沿って配置されることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  3. 前記架台は、前記架台の下端部が前記支柱から離れる方向に移動することにより、前記直立形態から前記水平形態へ変化することを特徴とする請求項2記載の放射線撮像装置。
  4. 前記架台を前記直立形態から前記水平形態へ変化させる力を制御する力調整部を有することを特徴とする請求項3記載の放射線撮像装置。
  5. 前記架台が前記直立形態のとき、被検者が前記架台に沿って立位姿勢を保持するための持ち手が、前記架台の側部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  6. 前記撮影部を前記架台の長手方向にスライドさせるスライド部を有することを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  7. 長手方向に複数の撮影部を有する長尺の架台と、前記架台を支持する支持脚とを有する放射線撮像装置であって、
    前記架台は、立位での撮影に対応した直立形態と、臥位での撮影に対応した水平形態とを有し、
    前記支持脚に接続され、前記架台の背面をスライドすることにより、前記水平形態において長手方向の載置面積を拡張する補助板を有していることを特徴とする放射線撮像装置。
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