JP2016189090A - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ転送の向きを考慮して近接無線通信タグの割り込み設定を行う。【解決手段】メインメニュー画面151においてアドレス帳転送ボタン157が押下されるとアドレス帳送信機能の設定モードとなり、ペアリングボタン156が押下されるとペアリング機能の設定モードとなる。設定された動作モードに基づいて、CPU101は、第1の割り込み設定と第2の割り込み設定のいずれかをNFCタグ割り込み設定として選択する。第2の割り込み設定は、NFCタグ制御部107に書き込まれている情報が外部装置である携帯端末300によって読み取られた際に割り込み信号を発生させることを示す。第1の割り込み設定は、携帯端末300によってNFCタグ制御部107に情報が書き込まれた際に割り込み信号を発生させることを示す。【選択図】図7

Description

本発明は、近接無線通信タグを搭載した情報処理装置における近接無線通信タグの制御に関する。
近年、複数の無線通信手段(方式)を有する装置が開発されている。このような装置間で、低速の無線通信手段を介して、より高速の無線通信手段を接続するための情報を送受信した後に、高速の無線通信手段に切り替える技術が提案されている(特許文献1)。一般的に、低速の無線通信手段にはRFID(RadioFrequency Identification)やNFC(Near Field Communication)が用いられる。また、高速の無線通信手段にはBluetooth(登録商標)や無線LAN(LocalArea Network)が用いられることが多い。
RFIDやNFC等の通信方式は、主にリーダ/ライタと「近接無線通信タグ」と呼ばれるモジュールとの間で適用される。リーダ/ライタとは、電波を送出してタグからのデータの読み取り及びタグへのデータの書き込みを行うものである。タグとは、リーダ/ライタから送出された電波を利用して通信を実行するものである。また、タグには通信手段として無線通信手段のみ有するものと、無線通信手段とは独立した通信手段を有するものとがある。一般的に、タグが有する無線通信手段とは独立した通信手段は有線で実現され、タグを搭載する装置の主制御部との通信に使用される。タグは、主に自律で無線通信を実行可能である。そのため、タグには割り込み信号を生成する仕組みが設けられ、タグを搭載する装置は、タグが無線通信を完了したことを、タグが生成する割り込み信号によって検出する仕組みを備えている。タグは、リーダ/ライタからの要求に従い応答する機能を具備している。従って、タグが生成する割り込み信号は主に、リーダ/ライタから送出される電波を検知したことを通知するものと、リーダ/ライタの要求に正常に応答したことを通知するものがある。
特開2012−68748号公報
しかしながら、外部装置におけるリーダ/ライタによるタグに対するデータの読み取り/書き込みを行うために、タグを搭載する装置においては、タグにより生成される割り込み信号の種類を選択しなければならないものが存在する。このため、タグが無線通信手段を介して実行するデータ転送の向きを考慮して、生成する割り込み信号の種類をタグに対して設定する仕組みが求められていた。
本発明の目的は、データ転送の向きを考慮して近接無線通信タグの割り込み設定を行うことができるにすることにある。
上記目的を達成するために本発明は、近接無線通信タグを備える情報処理装置であって、近接無線通信に関する動作モードを設定する第1の設定手段と、外部装置によって前記近接無線通信タグに情報が書き込まれた際に割り込み信号を発生させることを示す第1の割り込み設定と、前記近接無線通信タグに書き込まれている情報が外部装置によって読み取られた際に割り込み信号を発生させることを示す第2の割り込み設定のいずれかを選択して、前記近接無線通信タグに設定する第2の設定手段とを備え、前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段により設定されている動作モードに基づいて、前記第1の割り込み設定と前記第2の割り込み設定のいずれかを選択することを特徴とする。
本発明によれば、データ転送の向きを考慮して近接無線通信タグの割り込み設定を行うことができる。
情報処理装置を含む情報処理システムの全体の構成を示す図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 携帯端末の構成を示すブロック図である。 メインメニュー画面構成を示す図である。 ペアリングメニュー画面構成を示す図である。 アドレス帳送信メニュー画面構成を示す図である。 機能制御処理を示すフローチャートである。 機能制御処理の続きのフローチャートである。 第2の実施の形態におけるメインメニュー画面構成を示す図である。 ユーザインタフェース画面構成を示す図である。 NFCタグ機能設定制御処理を示すフローチャートである。 NFCタグ機能起動時制御処理を示すフローチャートである。 ユーザインタフェース画面構成を示す図である。 NFCタグ機能設定制御処理の一部を示すフローチャートである。 ワンタッチ通信機能制御処理を示すフローチャートである。 NFCタグ機能起動時制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの全体の構成を示す図である。この情報処理システムは、情報処理装置としての画像形成装置100、パーソナルコンピュータ200、及び外部装置としての携帯端末300から構成される。有線のローカルエリアネットワーク(LAN)600を通じて、画像形成装置100とパーソナルコンピュータ200とが接続されている。
画像形成装置100は、コピー機能、プリント機能、スキャン機能を有している。画像形成装置100は、外部機器との通信インタフェースとして、NFC通信700を行うためのNFC用インタフェース、無線LAN通信800を行うための無線LAN用インタフェース、および有線LAN用インタフェースを具備する。画像形成装置100は、低速の無線通信手段としてNFCを具備するが、これに限るものではなく、NFCの代わりにRFID等を具備しても良い。また、画像形成装置100は、無線LAN通信800にてIEEE802.11シリーズをサポートするが、これに限るものではなく、Bluetooth(登録商標)等の無線通信を使用しても良い。
パーソナルコンピュータ200は、画像形成装置100に印刷ジョブを送信し、また、画像形成装置100により電子化されたデータを参照することができる。パーソナルコンピュータ200は、LAN600に接続される有線LAN用インタフェースを具備する。携帯端末300は、NFC用インタフェースおよび無線LAN用インタフェース等を具備した持ち運び可能な情報処理端末装置であり、スマートフォンやタブレットPC等である。携帯端末300は、NFC通信700を介して画像形成装置100と通信でき、送受信される情報としてIPアドレス等が挙げられる。また、携帯端末300は、無線LAN通信800を介して携帯端末300内の画像データを画像形成装置100に送信することで、画像データの印刷を実行させることができる。LAN600は、イーサネット(登録商標)等で実現されるネットワーク接続であり、画像形成装置100及びパーソナルコンピュータ200は、LAN600を介して各種データを送受信する。
図2は、画像形成装置100の構成を示すブロック図である。CPU101は、画像形成装置100全体を制御する中央演算ユニットである。RAM102は、CPU101で実行されるプログラムを格納すると共に、CPU101が演算に用いるデータを一時的に格納する為のワークメモリである。ROM103は、画像形成装置100の起動に用いるプログラムを格納している。HDD104は、画像形成装置100の制御に関するソフトウェアや各種設定、保存された文書データ等を格納するハードディスクドライブ(HDD)である。操作部120は、ユーザが画像形成装置100を制御するためのものであり、画像形成装置100とユーザとの間での情報の入出力を行う。操作部120は、LCD、タッチパネルおよびハードウェアキー(いずれも図示せず)を有する。ユーザがLCD上に表示されるボタンを選択する場合は、ユーザが表示されているボタンに触れれば良い。操作部I/F105は、操作部120に対するインタフェースであり、操作部120への入出力データを中継する。CPU101は、操作部I/F105を介して受信するユーザが選択したキー情報およびタッチパネル(図示せず)上の座標情報に基づいて画像形成装置100を制御する。
近接無線通信タグとしてのNFCタグ制御部107は、NFC通信700を介したデータの送受信のための制御を行う。NFCタグ制御部107は、NFC通信700の実行に伴い割り込み信号を生成し、CPU101にNFCタグ制御部107の状態変化を通知する。アンテナ108は、NFC通信700を行うための電波を送受信する。フラッシュROM127は、NFCタグ制御部107に接続され、NFCタグ制御部107で取り扱われるデータの一時保持に使用される。
画像形成装置100は、NFCタグ制御部107で取り扱われるデータの一時保持にフラッシュROM127を使用するが、これに限るものではない。フラッシュROM127の代替として、他の不揮発性メモリや、電池とSRAMとの組み合わせ等であってもよい。有線LANモジュール106は、LAN600を介した外部機器とのデータの送受信のための制御を行う。無線LANモジュール131は、無線LAN通信800を介してデータの送受信を行うための制御を行う。また、無線LANモジュール131は、無線LAN通信800を行うための電波を送受信するアンテナ(図示せず)を内蔵している。
タイマ121は、CPU101で実行されるプログラムの指示によりクリア、カウント開始、カウント停止、現在のカウント値の確認等の制御が可能な32bitカウンタで実現される。また、タイマ121には閾値の設定が可能であり、タイマ121のカウント値が閾値を超えた場合にCPU101に対する割り込み信号を生成する機能を有する。電源制御部125は、画像形成装置100の電源を制御するブロックであり、CPU101からの指示、また、ユーザによる電源スイッチ(図示せず)の操作により電源の制御を行う。CPU101は、ユーザからの操作を一定期間受け付けていない状態、あるいは、LAN600を介して印刷ジョブを一定期間受信していない状態を検出すると、電源制御部125を介して不要な部分への電源供給を停止させる。この結果、画像形成装置100は省電力動作状態へと移行する。CPU101は、ユーザからの操作を検知したとき、LAN600を介して印刷ジョブを受信したとき、あるいは、NFC通信700の実行を検知したとき、画像形成装置100を省電力動作状態から通常動作状態に移行させる。電源制御部125は、電源スイッチ(図示せず)による電源オフの操作を検出することが可能であり、検出した結果を電源オフ要求としてCPU101に通知する。CPU101は、電源オフ要求を受信すると画像形成装置100を電源オフできる状態へと移行させ、電源制御部125に対して電源停止の指示をする。電源部126は、画像形成装置100に対する交流電源を直流電源に変換する電源であり、電源制御部125の指示により変換動作をオフ/オンする。
CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、操作部I/F105、有線LANモジュール106、無線LANモジュール131、NFCタグ制御部107及び電源制御部125は、システムバス114を介して接続されている。イメージバスI/F109は、システムバス114と画像バス115との中継、データ構造の変換を担う。画像バス115は画像処理を担当する各ブロックを接続している。すなわち、画像バス115には、RIP110、デバイスI/F111、プリンタ画像処理部112、スキャナ画像処理部113が接続されている。RIP110は、ラスタイメージプロセッサ(RIP)であり、ページ記述言語(PDL)コードやディスプレイリストをビットマップイメージに変換する。デバイスI/F111は、スキャナ部130やプリンタ部140と画像バス115を接続するインタフェースであり、スキャナ部130とはスキャナバス116を介して接続され、プリンタ部140とはプリンタバス117を介して接続される。デバイスI/F111は、スキャナ部130からスキャナバス116を介して受信した画像データを画像バス115に送信するためのタイミング調整を行う。また、デバイスI/F111は、画像バス115からプリンタバス117を介してプリンタ部140への画像データ送信のためのタイミング調整を行う。スキャナ部130は、スキャナセンサーが生成した画像データに対し、画像形成装置100に応じた補正、解像度変換、等の処理を行う。プリンタ部140は、プリント出力する画像データに対し、画像形成装置100のプリントエンジンに応じた補正、解像度変換、等の処理を行う。
図3は、携帯端末300の構成を示すブロック図である。CPU301は、携帯端末300全体を制御する中央演算ユニットである。RAM302は、CPU301で実行されるプログラムを格納し、CPU301が演算に用いるデータを一時的に格納する為のワークメモリである。フラッシュROM303は、CPU301が使用するプログラムや各種データを格納する。操作部304は、ユーザと携帯端末300間での情報の入出力を行うものであり、LCDおよびタッチパネル(いずれも図示せず)にて構成される。カメラ305は、静止画や動画を撮影する。無線LANモジュール306は、無線LANを介してデータの送受信を行うための制御を行う。また、無線LANモジュール306は、無線LAN通信800を行うための電波を送受信するアンテナ(図示せず)を内蔵している。NFCモジュール307は、NFCを介してデータ送受信のための制御を行う。また、NFCモジュール307は、NFC通信700を行うための電波を送受信するアンテナ(図示せず)と、NFC通信700で取り扱われるデータの一時保持に使用するフラッシュROM(図示せず)とを内蔵している。タイマ308は、CPU301で実行されるプログラムの指示によりクリア、カウント開始、カウント停止、現在のカウント値の確認、等の制御が可能な32bitカウンタで実現される。電源制御部309は、携帯端末300に電源を供給するものであり、主にバッテリーで実現される。CPU301、RAM302、操作部304、カメラ305、無線LANモジュール306、NFCモジュール307、タイマ308は省電力動作モードを有している。CPU301で実行されるプログラムの指示により、電源制御部309と連携して各部の消費電力が抑制される。CPU301、RAM302、フラッシュROM303、操作部304、カメラ305、無線LANモジュール306、NFCモジュール307およびタイマ308は、システムバス310を介して接続され、相互にデータの送受信が行われる。
図4は、画像形成装置100の操作部120に表示されるメインメニュー画面構成を示す図である。図4に示すメインメニュー画面構成の表示は、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。
メインメニュー画面151は、画像形成装置100が起動した後に操作部120に表示されるが、ユーザのID認証サービス(図示せず)を導入している画像形成装置100ではID認証処理が正常に終了した場合に遷移する。メニュー画面のタイトル152には、「メインメニュー」と表示される。コピーボタン153は、ユーザがコピー機能を実行させる場合に選択される。センドボタン154は、ユーザがセンド機能を実行させる場合に選択される。ボックスボタン155は、ユーザがボックス機能を実行させる場合に選択される。ペアリングボタン156は、ユーザがペアリング機能を実行させる場合に選択される。
ここで、ペアリング機能とは、画像形成装置100および携帯端末300を無線LAN通信800を介して接続する機能である。本実施の形態におけるペアリング機能では、画像形成装置100のIPアドレスが携帯端末300にNFC通信700を介して送信され、その後、携帯端末300が、受信したIPアドレスを無線LAN通信の送信先IPアドレスとして設定する。しかし、ペアリング機能はこれに限るものではなく、Bluetooth(登録商標)等のその他の無線通信技術を使用して画像形成装置100と携帯端末300を接続するための設定処理を実行しても良い。
ペアリング機能を設定することは、本発明における、NFCタグ制御部107に書き込まれている情報が外部装置である携帯端末300によって読み取られた際に割り込み信号を発生させることを示す「第2の割り込み設定」に該当する。本実施の形態では、外部装置(携帯端末300)によってNFCタグ制御部107から読み取られる情報として、NFC通信よりも高速の無線通信方式(無線LAN通信)によって外部装置を接続するための情報を例示する。
アドレス帳転送ボタン157は、画像形成装置100および携帯端末300間でのアドレス帳機能を実行する場合に選択されるボタンである。本実施の形態におけるアドレス帳送信機能は、携帯端末300内に保持されているアドレス帳データを画像形成装置100に送信するものである。しかし、アドレス帳送信機能はこれに限るものではなく、画像形成装置100内のアドレス帳データを携帯端末300に送信しても良いし、転送向きをユーザに選択させる仕組みを設けても良い。アドレス帳送信機能を設定することは、本発明における、外部装置である携帯端末300によってNFCタグ制御部107に情報が書き込まれた際に割り込み信号を発生させることを示す「第1の割り込み設定」に該当する。本実施の形態では、外部装置(携帯端末300)によってNFCタグ制御部107に書き込まれる情報として、アドレス帳データを例示する。
図5は、操作部120に表示されるペアリングメニュー画面構成を示す図である。この画面構成の表示は、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。ペアリングメニュー画面160へは、図4に示すメインメニュー画面151においてペアリングボタン156が押下されると遷移する。ペアリングメニュー画面160のタイトル161にはペアリングと表示される。画像形成装置100と携帯端末300とでペアリングを行う場合、ユーザはペアリングメニュー画面160の表示に従って操作する。ユーザがペアリング操作を行った後に閉じるボタン162を押下すると、CPU101は、操作部120にメインメニュー画面151を表示させる。
図6は、操作部120に表示されるアドレス帳送信メニュー画面構成を示す図である。この画面構成の表示は、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。アドレス帳送信メニュー画面165へは、図4に示すメインメニュー画面151においてアドレス帳転送ボタン157が押下されると遷移する。アドレス帳送信メニュー画面165のタイトル166にはアドレス帳送信と表示される。画像形成装置100と携帯端末300でアドレス帳送信を行う場合、ユーザはアドレス帳送信メニュー画面165の表示に従って操作する。ユーザがアドレス帳送信操作を行った後に閉じるボタン167を押下すると、CPU101は、操作部120にメインメニュー画面151を表示させる。
図7及び図8は、画像形成装置100による機能制御処理を示すフローチャートである。この処理は、メインメニュー画面151(図4)が表示されると開始され、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。
まず、CPU101は、メインメニュー画面151においてペアリングボタン156が押下されたか否かを判別し(ステップS151)、ペアリングボタン156が押下された場合は、ステップS100以降のペアリング機能制御処理へ移行する。この場合、第2の割り込み設定が選択されることになる。ペアリングボタン156が押下されない場合は、CPU101は、アドレス帳転送ボタン157が押下されたか否かを判別する(ステップS152)。アドレス帳転送ボタン157が押下された場合は、図8のステップS200以降のアドレス帳送信機能制御処理へ移行する。この場合、第1の割り込み設定が選択されることになる。アドレス帳転送ボタン157が押下されない場合は、CPU101は、その他の処理を実行し(ステップS153)、処理をステップS151に戻す。ここで、その他の処理においては、例えば、コピーボタン153やセンドボタン154等の押下に応じた処理が実行される。
このように、ペアリングボタン156またはアドレス帳転送ボタン157が押下されることで、ユーザの指示に従ってCPU101が近接無線通信(NFC)に関する動作モードを設定することになる。CPU101は、本発明における、動作モード(ペアリング機能の設定モードまたはアドレス帳送信機能の設定モード)を設定する第1の設定手段として機能する。そしてステップS151、S152で、実行する機能制御処理が定まる。従ってCPU101は、第1の割り込み設定または第2の割り込み設定を選択する第2の設定手段として機能する。
ところで、NFCタグ制御部107は、外部磁界検出割り込み、応答成功割り込み、及び書込み成功割り込みの生成が可能であり、且つ、応答成功割り込みと書込み成功割り込みについては何れか一方を選択可能である。ここで、外部磁界検出割り込みは、NFCタグ制御部107がアンテナ108を介して外部に発生した磁界を検出した場合に生成される。従って、外部磁界検出割り込みは、画像形成装置100に外部装置が近接したことを示す。応答成功割り込みは、NFCタグ制御部107がNFC通信700を介して携帯端末300から受信したコマンドに正常に応答を実行した場合に生成される。書込み成功割り込みは、NFCタグ制御部107がNFC通信700を介して携帯端末300から受信したデータをフラッシュROM127に正常に書き込んだ場合に生成される。
図7のステップS100では、CPU101は、NFCタグ制御部107が生成する割り込み信号の種類(種別)を設定するべく、システムバス114を介してNFCタグ制御部107の設定を行う。ここではペアリング機能制御処理を行う場合であるので、CPU101は、NFCタグ割り込み設定として外部磁界検出割り込みと応答成功割り込みを選択するようにNFCタグ制御部107を設定する(第2の割り込み設定)。
次に、ステップS101では、CPU101は、ペアリングデータ設定を行う。すなわち、CPU101は、システムバス114を介してNFCタグ制御部107にペアリングデータを送信する。そしてNFCタグ制御部107は、受信したペアリングデータをフラッシュROM127に保持する。次に、CPU101は、システムバス114を介してNFCタグ制御部107に対してNFCタグ機能を有効化する設定を行う(ステップS102)。CPU101は、RAM102上の空き領域にローカル変数として応答成功フラグ(図示せず)を用意し、その値として0を設定する(ステップS103)。応答成功フラグは、携帯端末300がNFC通信700を介して画像形成装置100からペアリングデータを正常に読み取ったか否かを判定するためのソフトウェアフラグである。
次に、CPU101は、システムバス114を介して操作部120に含まれるタッチパネル(図示せず)を介して閉じるボタン162(図5)が押下されたか否かを判別する(ステップS104)。その判別の結果、閉じるボタン162が押下されていない場合は、CPU101は、NFCタグ制御部107から生成される割り込み信号を確認し、割り込み信号が受信されたか否かを判別する(ステップS105)。その判別の結果、割り込み信号が受信されていない場合は、CPU101は処理をステップS104に戻す。一方、NFCタグ制御部107から生成された割り込み信号が受信された場合は、CPU101は受信した割り込み信号の種別を確認し、その種別が外部磁界検出割り込みであるか否かを判別する(ステップS106)。
その判別の結果、受信した割り込み信号の種別が外部磁界検出割り込みでない場合は、応答成功割り込みであるので、CPU101は、応答成功フラグに1を設定し(ステップS107)、処理をステップS104に戻す。一方、割り込み信号の種別が外部磁界検出割り込みである場合は、CPU101は応答成功フラグが1であるか否かを判別する(ステップS108)。その判別の結果、応答成功フラグが0である場合は、CPU101は、処理をステップS104に戻す。一方、応答成功フラグが1である場合は、CPU101は、NFCタグ通信成功制御として、ユーザに対してNFC通信700が成功したことを通知して(ステップS109)、処理をステップS103に戻す。このNFCタグ通信成功制御においては、CPU101は、例えば、NFC通信700が成功したことを操作部120に表示することで報知する。しかし報知の態様はこれに限るものではなく、LEDを設けて点灯制御を行っても良いし、スピーカを設けて音を鳴らしても良い。このNFCタグ通信成功制御によって、通信の成功終了をユーザに知らせることができる。
ステップS104の判別の結果、閉じるボタン162が押下された場合は、CPU101はシステムバス114を介してNFCタグ制御部107に対してNFCタグ機能を無効化する設定を行い(ステップS110)、機能制御処理を終了させる。
図8のステップS200では、CPU101は、NFCタグ制御部107が生成する割り込み信号の種類を設定するため、システムバス114を介してNFCタグ制御部107の設定を行う。ここでは、アドレス帳送信機能制御処理を行う場合であるので、CPU101は、NFCタグ割り込み設定として、外部磁界検出割り込みと書込み成功割り込みを選択するようにNFCタグ制御部107の設定を行う(第1の割り込み設定)。次にCPU101は、システムバス114を介してNFCタグ制御部107に対してNFCタグ機能を有効化する設定を行う(ステップS201)。CPU101は、RAM102上の空き領域にローカル変数として書込み成功フラグ(図示せず)を用意し、その値として0を設定する(ステップS202)。書込み成功フラグは、携帯端末300がNFC通信700を介して画像形成装置100にアドレス帳データを正常に書き込んだか否かを判定するためのソフトウェアフラグである。
次に、CPU101は、システムバス114を介して操作部120に含まれるタッチパネル(図示せず)を介して閉じるボタン167(図6)が押下されたか否かを判別する(ステップS203)。その判別の結果、閉じるボタン167が押下されていない場合は、CPU101は、NFCタグ制御部107から生成される割り込み信号を確認し、割り込み信号が受信されたか否かを判別する(ステップS204)。その判別の結果、割り込み信号が受信されていない場合は、CPU101は処理をステップS203に戻す。一方、NFCタグ制御部107から生成された割り込み信号が受信された場合は、CPU101は受信した割り込み信号の種別を確認し、その種別が外部磁界検出割り込みであるか否かを判別する(ステップS205)。
その判別の結果、受信した割り込み信号の種別が外部磁界検出割り込みでない場合は、書込み成功割り込みであるので、CPU101は書込み成功フラグに1を設定し(ステップS206)、処理をステップS203に戻す。一方、割り込み信号の種別が外部磁界検出割り込みである場合は、CPU101は書込み成功フラグが1であるか否かを判別する(ステップS108)。その判別の結果、書込み成功フラグが0である場合は、CPU101は、処理をステップS203に戻す。一方、書込み成功フラグが1である場合は、CPU101は、NFCタグ通信成功制御として、ユーザに対してNFC通信700が成功したことを、例えばステップS109と同様の態様で通知する(ステップS208)。このNFCタグ通信成功制御によって、通信の成功終了をユーザに知らせることができる。
次に、ステップS209では、CPU101は、アドレス帳データ転送の処理を実行する。まず、CPU101は、フラッシュROM127に保持されているアドレス帳データを画像形成装置100で使用可能なデータとするため、システムバス114を介してNFCタグ制御部107にアドレス帳データの送信を指示する。するとNFC通信700を介して携帯端末300からアドレス帳データが画像形成装置100へ転送される。CPU101は、HDD104に保持されているアドレス帳データとNFC通信700を介して受信したアドレス帳データをマージし、ユーザが使用可能なものにする。
なお、本実施の形態では、画像形成装置100は、NFC通信700を介して受信したアドレス帳データをHDD104に保持する。しかし、これに限るものではなく、セキュリティの観点からNFC通信700を介して受信したアドレス帳データはRAM102のみに保持し、画像形成装置100の電源オフにより消去されるものとしても良い。
ステップS203の判別の結果、閉じるボタン167が押下された場合は、CPU101はシステムバス114を介してNFCタグ制御部107に対してNFCタグ機能を無効化する設定を行い(ステップS210)、機能制御処理を終了させる。
本実施の形態によれば、メインメニュー画面151(図4)においてアドレス帳転送ボタン157またはペアリングボタン156のいずれかが押下されると、NFCに関する動作モードが設定される。そして、設定された動作モードに基づいて、CPU101は、第1の割り込み設定と第2の割り込み設定のいずれかをNFCタグ割り込み設定として選択する。第1の割り込み設定(アドレス帳送信機能)ではデータの転送の向きは携帯端末300から画像形成装置100へと向かう向きとなる。第2の割り込み設定(ペアリング機能の設定)では、画像形成装置100から携帯端末300へと向かう向きとなる。従って、データ転送の向きを考慮して近接無線通信タグの割り込み設定を行うことができる。
また、動作モードはユーザから受け付けた操作に基づいて設定されるので、ユーザにとって使い勝手がよい。さらに、応答成功割り込みまたは書込み成功割り込みが発生した後に外部磁界検出割り込みが発生すると、通信の成功が報知される(ステップS109、S208)。これにより、通信の成功終了をユーザに知らせることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、設定された動作モードを示す設定情報を画像形成装置100が電源オフにされた状態でも保持しておき、次に電源がオンにされた際には、保持された設定情報に基づいて動作モードを設定する。ペアリング機能またはアドレス帳送信機能の何れか一方はユーザにより選択され、その機能に関する設定情報が設定登録される。従って、第1の実施の形態に対し、図4に代えて図9を用い、さらに図10〜図12を加えて第2の実施の形態を説明する。画像形成装置100及び携帯端末300を含む情報処理システムの基本的構成は第1の実施の形態と同じである(図1〜図3)。図7、図8については第2の実施の形態においても一部を参照する。
図9は、本発明の第2の実施の形態において操作部120に表示されるメインメニュー画面構成を示す図である。図9において、図4と相違する部分を主に説明する。設定/登録ボタン158は、画像形成装置100の動作設定および登録情報の変更を行う場合に選択されるボタンである。本実施の形態では、ユーザが設定/登録ボタン158を押下することで、ペアリング機能、あるいは、アドレス帳送信機能の何れか一方を選択する。これらの操作を経て、動作モードを示す設定情報である「NFCタグ機能設定値」が設定される。
図10(a)、(b)、(c)は、操作部120に表示される設定値を登録/変更するためのユーザインタフェース画面構成を示す図である。これらの画面構成は、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。
まず、図10(a)に示す設定/登録メニュー画面は、メインメニュー画面151(図9)において設定/登録ボタン158が選択された場合に操作部120に表示される。設定/登録メニュー画面において、タイトル170には設定/登録と表示される。設定/登録メニューの階層を示す階層ウインドウ171は、ユーザに対して現在選択されている画像形成装置100における設定/登録メニューの階層情報を伝える。詳細メニュー表示ウインドウ172は、現在のメニュー階層においてユーザが選択可能な詳細メニューの一覧を表示している。図10(a)で表示されている設定/登録メニュー画面では、画像形成装置100がNFC通信700を介して実行可能なサービスを選択することができる。ペアリング選択ボタン173は、NFC通信700を介したペアリング機能を有効とする場合に選択するものである。アドレス帳送信選択ボタン174は、NFC通信700を介したアドレス帳送信機能を有効とする場合に選択するものである。本実施の形態では、設定/登録メニューにて登録された設定情報(NFCタグ機能設定値)をCPU101の制御に基づきHDD104に保持する構成である。そのため、画像形成装置100の電源がオフされても各種設定が保存される。
上へボタン175は、現在のメニュー階層に対して1階層上のメニューに移動する際にユーザが選択するボタンである。閉じるボタン176は、表示しているメニューを閉じる際にユーザが選択するボタンである。ページ数表示欄177は、複数ページで構成される詳細メニューの現在表示されているページ数をユーザに伝えるものである。前ページ移動ボタン178は、複数ページで構成されるメニューの現在表示されているページ数より1ページ前に移動する指示を行うボタンであり、ページ数表示欄177と連携している。後ページ移動ボタン179は、複数ページで構成される詳細メニューの現在表示されているページ数より1ページ後に移動する指示を行うボタンであり、ページ数表示欄177と連携している。メッセージ表示欄180は、ユーザが選択したメニューに関する簡単な説明等のメッセージをユーザに伝える。本実施の形態では、メッセージ表示欄180には、画像形成装置100がNFC通信700を介して画像形成装置100が実行可能なサービスとして、ペアリング機能が選択されていることが表示されている。
図10(b)は、ペアリング選択ボタン173が押下された場合に操作部120に表示されるペアリング設定確認ウインドウ185である。ユーザは、ペアリング機能を有効にする場合に設定OKボタン186を押下する。CPU101は、設定OKボタン186が押下されたことを検出した後、NFCタグ制御部107に対してペアリング機能向けの設定の実行、および、HDD104に保持されている対象の設定値の更新を行いう。その後、CPU101は、操作部120に設定/登録メニュー画面構成(図10(a))を表示させる。一方、ユーザは、ペアリング機能の設定操作を無効にする場合には設定キャンセルボタン187を押下する。CPU101は、設定キャンセルボタン187が押下されたことを検出した後、操作部120に設定/登録メニュー画面構成を表示させる。
図10(c)は、アドレス帳送信選択ボタン174が押下した場合に操作部120に表示されるアドレス帳送信設定確認ウインドウ188である。ユーザは、アドレス帳送信機能を有効にする場合に設定OKボタン189を押下する。CPU101は、設定OKボタン189が押下されたことを検出した後、NFCタグ制御部107に対してアドレス帳送信機能向けの設定の実行、および、HDD104に保持されている対象の設定値の更新を行う。その後、CPU101は、操作部120に設定/登録メニュー画面構成を表示させる。一方、ユーザは、アドレス帳送信機能の設定操作を無効にする場合には設定キャンセルボタン190を押下する。CPU101は、設定キャンセルボタン190が押下されたことを検出した後、操作部120に設定/登録メニュー画面構成を表示させる。
図11は、NFCタグ機能設定制御処理を示すフローチャートである。この処理は、図10(a)に示す設定/登録メニュー画面構成が表示された状態において、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。
まず、CPU101は、HDD104に保存されたNFCタグ機能設定値を確認する(ステップS300)。NFCタグ機能設定値は、後述するステップS305、S311で設定ないし更新される設定情報である。次に、CPU101は、NFCタグ機能設定値に基づき現在の設定状態をメッセージ表示欄180に表示するよう制御する(ステップS301)。CPU101は、ユーザのタッチパネル操作に基づいて制御し、まず、設定/登録メニュー画面(図10(a))においてペアリング選択ボタン173が押下されたか否かを判別する(ステップS302)。その判別の結果、ペアリング選択ボタン173が押下された場合は、CPU101は、ペアリング設定確認ウインドウ185(図10(b))を表示するよう制御する(ステップS303)。
CPU101は、ペアリング設定確認ウインドウ185において、設定OKボタン186が押下されたか否かを判別する(ステップS304)。設定OKボタン186が押下されていない場合は、CPU101は、設定キャンセルボタン187が押下されたか否かを判別する(ステップS307)。CPU101は、これらいずれかのボタンの押下があるまでステップS304、S307の処理を繰り返す。設定OKボタン186が押下されると、CPU101は、NFCタグ制御部107に対してペアリング機能向けの設定を実行して、HDD104に保存されているNFCタグ機能設定値を更新する(ステップS305)。これにより、ペアリング機能が有効であることが保存される。ペアリング機能向けの設定は、NFCタグ割り込み設定およびペアリングデータ設定を意味するが、これに限るものではなく、設定情報更新の必要に応じてNFCタグ機能の有効化設定およびNFCタグ機能の無効化設定を含んでも良い。
その後、処理はステップS306に進む。ステップS307の判別の結果、設定キャンセルボタン187が押下された場合も、処理はステップS306に進む。ステップS306では、CPU101は、ペアリング設定確認ウインドウ185の非表示制御を行い、処理をステップS300に戻す。
ステップS302の判別の結果、ペアリング選択ボタン173が押下されない場合は、アドレス帳送信選択ボタン174が押下されたか否かを判別する(ステップS308)。その判別の結果、アドレス帳送信選択ボタン174が押下された場合は、CPU101は、アドレス帳送信設定確認ウインドウ188(図10(c))を表示するよう制御する(ステップS309)。次に、CPU101は、アドレス帳送信設定確認ウインドウ188において、設定OKボタン189が押下されたか否かを判別する(ステップS310)。設定OKボタン189が押下されていない場合は、CPU101は、設定キャンセルボタン190が押下されたか否かを判別する(ステップS313)。CPU101は、これらいずれかのボタンの押下があるまでステップS310、S313の処理を繰り返す。設定OKボタン189が押下されると、CPU101は、NFCタグ制御部107に対してアドレス帳送信機能向けの設定を実行して、HDD104に保存されているNFCタグ機能設定値を更新する(ステップS311)。これにより、アドレス帳送信機能が有効であることが保存される。アドレス帳送信機能向けの設定は、NFCタグ割り込み設定を意味するが、これに限るものではなく、設定情報更新の必要に応じてNFCタグ機能の有効化設定およびNFCタグ機能の無効化設定を含んでも良い。
その後、処理はステップS312に進む。ステップS313の判別の結果、設定キャンセルボタン190が押下された場合も、処理はステップS312に進む。ステップS312では、CPU101は、アドレス帳送信設定確認ウインドウ188の非表示制御を行い、処理をステップS300に戻す。
ステップS308の判別の結果、アドレス帳送信選択ボタン174が押下されない場合は、CPU101は、設定/登録メニュー画面構成(図10(a))において上へボタン175が押下されたか否かを判別する(ステップS314)。そして上へボタン175が押下された場合は、CPU101は、1階層上のメニューを表示するよう制御し(ステップS315)、図11の処理を終了させる。一方、上へボタン175が押下されない場合は、閉じるボタン176が押下されたか否かを判別する(ステップS316)。その判別の結果、CPU101は、閉じるボタン176が押下されない場合は処理をステップS302に戻す一方、閉じるボタン176が押下された場合は、NFCタグ機能設定メニューの表示を終了するよう制御する(ステップS317)。この時点でHDD104に保持されているNFCタグ機能設定値が、画像形成装置100の電源がオフされても消去されずに残り、電源オン時には読み出される。なお、NFCタグ機能設定値を記憶する記憶装置は、電源オフでも記憶の保持ができればよいので、HDD104以外の不揮発メモリ等であってもよい。
ステップS317の処理後、図11の処理は終了する。なお、ステップS316で、閉じるボタン176が押下されない場合に、前ページ移動ボタン178または後ページ移動ボタン179の押下に応じたページ切り替えの表示処理を実行してもよい。
図12は、NFCタグ機能起動時制御処理を示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置100の電源がオンにされたことで開始される起動処理の一部として、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。
まず、CPU101は、HDD104に保存されているNFCタグ機能設定値を確認する(ステップS400)。NFCタグ機能設定値として、ペアリング機能が有効であることが保存されていたか否かをCPU101は判別する(ステップS401)。その判別の結果、NFCタグ機能設定値として、ペアリング機能が有効であることが保存されていた場合は、処理をステップS402に進める。一方、NFCタグ機能設定値として、ペアリング機能が有効であることが保存されていない場合は、NFCタグ機能設定値として、アドレス帳送信機能が有効であることが保存されていた場合であるので、CPU101は処理をステップS403に進める。
ステップS402では、CPU101は、NFCタグ制御部107に対してペアリング機能向けの設定を実行する。ここでいうペアリング機能向けの設定は、NFCタグ割り込み設定(図7のステップS100に相当)及びペアリングデータ設定(図7のステップS101に相当)を意味する。この処理後は、ペアリング機能制御処理に関する図7のステップS102〜S109の処理が実行される。なお、ペアリング機能向けの設定としてはこれに限るものではなく、設定情報更新の必要性に応じてNFCタグ機能の有効化設定およびNFCタグ機能の無効化設定を含んでも良い。
ステップS403では、CPU101は、NFCタグ制御部107に対してアドレス帳送信機能向けの設定を実行する。ここでいうアドレス帳送信機能向けの設定は、NFCタグ割り込み設定(図8のステップS200に相当)を意味する。この処理後は、アドレス帳送信機能制御処理に関する図8のステップS201〜S209の処理が実行される。なお、アドレス帳送信機能向けの設定としてはこれに限るものではなく、設定情報更新の必要性に応じてNFCタグ機能の有効化設定およびNFCタグ機能の無効化設定を含んでも良い。
本実施の形態によれば、データ転送の向きを考慮して近接無線通信タグの割り込み設定を行うこと、及び、通信の成功終了をユーザに知らせることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、動作モードを示す設定情報としてユーザによって設定されたNFCタグ機能設定値が装置電源のオフの間も保持され、再び電源がオンにされた際には、保持されたNFCタグ機能設定値に基づいて動作モードが設定される。そして動作モードに基づいて第1の割り込み設定と第2の割り込み設定のいずれかが選択される。従って、装置起動時に直ちに動作モードを設定し、割り込み設定を選択することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態では、ユーザのワンタッチ操作でペアリング機能とアドレス帳送信機能を実行できるようにする。ワンタッチ操作とは、ユーザが画像形成装置100のアンテナ108と携帯端末300のNFCモジュール307を一度だけ近づけてNFC通信700を実行することを意味する。CPU101による選択・設定が可能な割り込み設定として、上述した第1の割り込み設定、第2の割り込み設定のほかに第3の割り込み設定が加わる。第3の割り込み設定は、NFCタグ制御部107に書き込まれている情報が携帯端末300によって読み取られた際かまたは携帯端末300によってNFCタグ制御部107に情報が書き込まれた際に割り込み信号を発生させることを示すものである。
第2の実施の形態に対して、図10、図12に代えて図13、図16を用いると共に、さらに図14、図15を加えて第3の実施の形態を説明する。
図13(a)、(b)は、操作部120に表示される設定値を登録/変更するためのユーザインタフェース画面構成を示す図である。これらの画面構成は、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。図13(a)に示す設定/登録メニュー画面は、図9に示すメインメニュー画面構成において設定/登録ボタン158が選択された場合に操作部120に表示される。この画面構成は、図10(a)に示す設定/登録メニュー画面構成に対し、詳細メニュー表示ウインドウ172内にワンタッチ通信選択ボタン195が加わった点だけが異なるので、相違しない部分の説明は省略する。ワンタッチ通信選択ボタン195は、ユーザのワンタッチ操作でペアリング機能とアドレス帳送信機能を実行する場合に選択するものである。
図13(b)は、ワンタッチ通信選択ボタン195が押下されると、操作部120に表示されるワンタッチ通信設定確認ウインドウ196である。ユーザは、ワンタッチ通信機能を有効にする場合に設定OKボタン197を押下する。CPU101は、設定OKボタン197が押下されたことを検出した後、NFCタグ制御部107に対してワンタッチ通信機能向けの設定の実行、および、HDD104に保持されている対象の設定値の更新を行う。その後、CPU101は、操作部120に設定/登録メニュー画面構成(図13(a))を表示させる。ユーザは、ワンタッチ通信機能の設定操作を無効にする場合に設定キャンセルボタン198を押下する。CPU101は、設定キャンセルボタン198が押下されたことを検出した後、操作部120に設定/登録メニュー画面構成を表示させる。
図14は、第3の実施の形態におけるNFCタグ機能設定制御処理の一部を示すフローチャートである。図11のステップS308の判別の結果、設定/登録メニュー画面構成(図13(a))においてアドレス帳送信選択ボタン174が押下されない場合は、CPU101は処理を図14のステップS500に進める。ステップS500では、CPU101は、設定/登録メニュー画面構成(図13(a))においてワンタッチ通信選択ボタン195が押下されたか否かを判別する。その判別の結果、CPU101は、ワンタッチ通信選択ボタン195が押下されない場合は、図11のステップS314に処理を進める一方、ワンタッチ通信選択ボタン195が押下された場合は、処理をステップS501に進める。
ステップS501では、CPU101は、ワンタッチ通信設定確認ウインドウ196(図13(b))を表示するよう制御する。次に、CPU101は、ワンタッチ通信設定確認ウインドウ196において、設定OKボタン197が押下されたか否かを判別する(ステップS502)。設定OKボタン197が押下されていない場合は、CPU101は、設定キャンセルボタン198が押下されたか否かを判別する(ステップS508)。CPU101は、これらいずれかのボタンの押下があるまでステップS502、S508の処理を繰り返す。設定OKボタン197が押下されると、CPU101は、タイマ121を初期化する(ステップS503)。ここで、タイマ121の初期化は、カウント値のクリア、タイマ閾値の設定、タイマが閾値を超えた場合に生成する割り込み機能の有効化を意味する。
次に、CPU101は、RAM102に保持されたNFCタグ機能制御に関連するローカル変数を初期化する(ステップS504)。このローカル変数には、上述した書込み成功フラグ及び応答成功フラグに加えて、タイマ開始フラグ(図示せず)が適用される。タイマ開始フラグは、CPU101がワンタッチ通信機能向けにタイマ121に対して開始指示を実行したか否かを判定するためのソフトウェアフラグである。次に、CPU101は、NFCタグ割り込み設定として、外部磁界検出割り込みと書込み成功割り込みを選択するようにNFCタグ制御部107の設定(第3の割り込み設定)を実行する(ステップS505)。
次に、CPU101は、HDD104に保持されているNFCタグ機能設定値にワンタッチ通信機能を設定する(ステップS506)。これにより、動作モードとして、第2の実施の形態にはなかったワンタッチ通信機能が有効であることが保存される。その後、処理はステップS507に進む。また、ステップS508の判別の結果、設定キャンセルボタン198が押下された場合も処理はステップS507に進む。ステップS507では、ワンタッチ通信設定確認ウインドウ196の非表示制御を行う。その後、処理は図11のステップS300に進む。
図15は、ワンタッチ通信機能制御処理を示すフローチャートである。この処理は、図14のステップS506を経てワンタッチ通信機能が有効になっている場合に実行され、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。
まず、CPU101は、ワンタッチ通信機能制御に関連する割り込み信号、すなわち、NFCタグ制御部107が生成した割り込み信号またはタイマ121が生成した割り込み信号が受信されたか否かを判別する(ステップS600)。CPU101は、割り込み信号が受信されるまでその処理を継続し、割り込み信号が受信されると、受信した割り込み信号の種類を確認し、その信号が、タイマ121が生成したタイマ割り込み信号であるか否かを判別する(ステップS601)。ここで、タイマ割り込み信号は、タイマ開始から、閾値で規定される所定時間が経過した時点で生成される。
その判別の結果、受信した割り込み信号がタイマ割り込み信号である場合は、CPU101は、RAM102に保持された応答成功フラグが1であるか否かを判別し(ステップS602)、応答成功フラグが1である場合は、処理をステップS604に進める。一方、応答成功フラグが1でない場合は、書込み成功フラグが1であるか否かを判別する(ステップS603)。その判別の結果、CPU101は、書込み成功フラグが1である場合は、処理をステップS604に進める一方、書込み成功フラグが1でない場合は、処理をステップS605に進める。
ステップS604では、CPU101は、ユーザに対してNFC通信700が成功したことを、例えばステップS109、S208と同様の態様で通知する。このNFCタグ通信成功制御によって、通信の成功終了をユーザに知らせることができる。このNFCタグ通信成功制御(ステップS604)が実行されるためには、ステップS617またはステップS619を経ている必要がある。従って、第3の割り込み設定による割り込み信号が発生したことに応じて、通信の成功が報知される。
CPU101は、続くステップS605では、書込み成功フラグに0を設定して初期化し、ステップS606では、応答成功フラグに0を設定して初期化する。次に、CPU101は、タイマ121の初期化処理として、カウント値のクリア、タイマ閾値の設定、タイマが閾値を超えた場合に生成する割り込み機能の有効化を実行する(ステップS607)。そしてCPU101は、タイマ開始フラグに0を設定して初期化し(ステップS608)、処理をステップS600に戻す。
ステップS601の判別の結果、受信した割り込み信号がタイマ割り込み信号でない場合は、NFCタグ制御部107が生成した割り込み信号であるので、CPU101は、タイマ開始フラグが1であるか否かを判別する(ステップS609)。その判別の結果、タイマ開始フラグが1でない場合は、CPU101は、システムバス114を介してタイマ121のカウント開始設定を実行し(ステップS610)、タイマ開始フラグに1を設定する(ステップS611)。その後、処理はステップS612に進む。一方、タイマ開始フラグが1である場合も処理はステップS612に進む。
ステップS612では、CPU101は、受信した、NFCタグ制御部107が生成した割り込み信号の種別を確認し、その種別が外部磁界検出割り込みであるか否かを判別する。その判別の結果、割り込み信号の種別が外部磁界検出割り込みである場合は、CPU101は、システムバス114を介してタイマ121を停止する(ステップS613)。次に、CPU101は、タイマ121のカウント値をクリアして(ステップS614)、再度、タイマ121のカウントを開始する(ステップS615)。その後、処理はステップS600に戻る。
一方、割り込み信号の種別が外部磁界検出割り込みでない場合は、CPU101は、割り込み信号の種別が書込み成功割り込みであるか否かを判別する(ステップS616)。その判別の結果、割り込み信号の種別が書込み成功割り込みである場合は、CPU101は、書込み成功フラグに1を設定する(ステップS617)。そしてCPU101は、NFCタグ割り込み設定として外部磁界検出割り込みと応答成功割り込みを選択するようにNFCタグ制御部107を設定する(ステップ618)。その後、処理はステップS600に戻る。一方、割り込み信号の種別が書込み成功割り込みでない場合は、応答成功割り込みであるので、CPU101は、応答成功フラグに1を設定して(ステップS619)、処理をステップS600に戻す。
図16は、NFCタグ機能起動時制御処理を示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置100の電源がオンにされたことで開始される起動処理の一部として、ROM103およびHDD104に保存されたソフトウェアに基づいてCPU101により制御される。このフローチャートは、図12に対してステップS700、S701を追加したものである。
まず、ステップS400〜S402の処理は図12で説明したのと同様である。ステップS401の判別の結果、NFCタグ機能設定値として、ペアリング機能が有効であることが保存されていない場合は、CPU101は、処理をステップS700に進める。ステップS700では、CPU101は、NFCタグ機能設定値として、アドレス帳送信機能が有効であることが保存されていたか否かを判別する。その判別の結果、NFCタグ機能設定値として、アドレス帳送信機能が有効であることが保存されていた場合は、CPU101は、図12で説明したのと同様にステップS403を実行する。一方、NFCタグ機能設定値として、アドレス帳送信機能が有効であることが保存されていない場合は、NFCタグ機能設定値として、ワンタッチ通信機能が有効であることが保存されていた場合であるので、CPU101は処理をステップS701に進める。ステップS701では、CPU101は、NFCタグ制御部に対してワンタッチ通信機能向けの設定を実行する。ワンタッチ通信機能向けの設定は、ローカル変数初期化、タイマ初期化、NFCタグ割り込み設定を意味するが、これに限るものではない。
図12で説明したのと同様に、ステップS402の処理後はペアリング機能制御処理に関する図7のステップS102〜S109の処理が実行される。図12で説明したのと同様に、ステップS403の処理後はアドレス帳送信機能制御処理に関する図8のステップS201〜S209の処理が実行される。また、ステップS701の処理後は、図15のステップS600以降の処理が実行される。
本実施の形態によれば、第2の実施の形態に対して、ペアリング機能、アドレス帳送信機能に加えて、設定可能な動作モードとしてワンタッチ通信機能が追加される。そして、設定された動作モードに基づいて選択可能な割り込み設定として、第1の割り込み設定、第2の割り込み設定に加えて、第3の割り込み設定が追加される。よって、第2の実施の形態と同様の効果を奏するだけでなく、ユーザが画像形成装置100に携帯端末300を一度近づけるワンタッチ操作によってペアリング機能とアドレス帳送信機能を実行でき、使い勝手が向上する。
なお、第2、第3の実施の形態において、NFCタグ機能設定値として設定できるものとして、ペアリング機能、アドレス帳送信機能、ワンタッチ通信機能を例示した。しかしこれらに限るものではなく、他のNFCタグ機能やNFC通信700を無効化する機能を設定できるようにしてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
101 CPU
107 NFCタグ制御部
300 携帯端末
700 NFC通信

Claims (12)

  1. 近接無線通信タグを備える情報処理装置であって、
    近接無線通信に関する動作モードを設定する第1の設定手段と、
    外部装置によって前記近接無線通信タグに情報が書き込まれた際に割り込み信号を発生させることを示す第1の割り込み設定と、前記近接無線通信タグに書き込まれている情報が外部装置によって読み取られた際に割り込み信号を発生させることを示す第2の割り込み設定のいずれかを選択して、前記近接無線通信タグに設定する第2の設定手段とを備え、
    前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段により設定されている動作モードに基づいて、前記第1の割り込み設定と前記第2の割り込み設定のいずれかを選択することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の設定手段は、ユーザから受け付けた操作に基づいて前記動作モードを設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の設定手段により設定された動作モードを示す設定情報を、当該情報処理装置の電源がオフにされた状態でも保持する保持手段を有し、
    前記第1の設定手段は、当該情報処理装置の電源がオフにされた後に電源がオンにされた際には、前記保持手段に保持された設定情報に基づいて前記動作モードを設定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の割り込み設定による割り込み信号または前記第2の割り込み設定による割り込み信号が発生した後に、当該情報処理装置に外部装置が近接したことを示す外部磁界検出割り込みが発生すると、通信の成功を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の設定手段は、外部装置によって前記近接無線通信タグに情報が書き込まれた際かまたは前記近接無線通信タグに書き込まれている情報が外部装置によって読み取られた際に割り込み信号を発生させることを示す第3の割り込み設定を選択して前記近接無線通信タグに設定することが可能であり、
    前記第2の設定手段は、前記第1の設定手段により設定されている動作モードに基づいて、前記第1の割り込み設定、前記第2の割り込み設定及び前記第3の割り込み設定のいずれか1つを選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第3の割り込み設定による割り込み信号が発生したことに応じて、通信の成功を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記近接無線通信はNFCであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記近接無線通信タグはNFCタグであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 外部装置によって前記近接無線通信タグから読み取られる情報は、前記近接無線通信よりも高速の無線通信方式によって外部装置を接続するための情報であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 外部装置によって前記近接無線通信タグに書き込まれる情報は、アドレス帳データであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 近接無線通信タグを備える情報処理装置の制御方法であって、
    近接無線通信に関する動作モードを設定する第1の設定ステップと、
    外部装置によって前記近接無線通信タグに情報が書き込まれた際に割り込み信号を発生させることを示す第1の割り込み設定と、前記近接無線通信タグに書き込まれている情報が外部装置によって読み取られた際に割り込み信号を発生させることを示す第2の割り込み設定のいずれかを選択して、前記近接無線通信タグに設定する第2の設定ステップとを備え、
    前記第2の設定ステップは、前記第1の設定ステップにより設定されている動作モードに基づいて、前記第1の割り込み設定と前記第2の割り込み設定のいずれかを選択することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 請求項11記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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