JP2016189040A - 自動販売機 - Google Patents
自動販売機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016189040A JP2016189040A JP2015067818A JP2015067818A JP2016189040A JP 2016189040 A JP2016189040 A JP 2016189040A JP 2015067818 A JP2015067818 A JP 2015067818A JP 2015067818 A JP2015067818 A JP 2015067818A JP 2016189040 A JP2016189040 A JP 2016189040A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- chute
- receiving space
- discharge port
- vending machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】簡単な構成で、自動販売機の安全を確保することを目的とする。
【解決手段】商品の商品排出口2から商品受空間3に、商品11の取り出し方向と交差する方向に商品を送り出すシュート5を設け、商品排出口2と商品受空間3との間に距離を設けると共に、商品取出口4から商品排出口2までの通路を屈曲させることにより、簡単な構成で、自動販売機の安全を確保することができる。
【選択図】図2
【解決手段】商品の商品排出口2から商品受空間3に、商品11の取り出し方向と交差する方向に商品を送り出すシュート5を設け、商品排出口2と商品受空間3との間に距離を設けると共に、商品取出口4から商品排出口2までの通路を屈曲させることにより、簡単な構成で、自動販売機の安全を確保することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は自動販売機に関し、特に、商品を商品排出口から商品取出口に送り出す箇所の構造(商品搬出装置とも称す)に関する。
自動販売機は、多くの商品を収納しており、購入された商品は、購入者が取り出すことができる商品受空間(商品取出スペース)に搬送され、この商品受空間に搬送された商品を、購入者が商品取出口を通して取り出すよう構成されている。
例えば、自動販売機内の収納庫において、同じ商品種類ごとに設けられた収納搬送路内に積み上げる態様で複数の商品が保持され、商品が購入されると、その商品に対応する収納庫の商品排出口から商品を商品受空間に排出していた。あるいは、自動販売機の外部から収納された商品が見える態様で商品が収納され、商品が購入されると、その商品を、商品搬送装置を用いて商品排出口を通して商品受空間まで搬送していた。
しかしながら、従来の自動販売機では、収納庫の商品排出口の前方に商品受空間があるなど、収納庫の商品排出口と商品受空間とが近接しているため、商品が払い出される前に商品受空間に手が挿入されると、手が商品排出口に設けられた排出口扉に挟まれるおそれがあり安全上問題があった。そのため、商品受空間や商品取出口にセンサを設け、手が挿入されたことをセンサが検出すると、商品の払い出しを中止し、事故を防止するという安全対策が施されている構造のものもあった。このように、従来の自動販売機では、安全対策のために、センサと商品の払い出しを中止する機構とを設ける必要があり、自動販売機の構成が複雑になるという問題点があった。
本発明は、簡単な構成で、自動販売機の安全を確保することを目的とする。
本発明の自動販売機は、複数の商品を収納する収納庫と、前記収納庫から前記商品が排出される商品排出口と、正面視で前記商品排出口とは左または右に異なりかつ前記商品排出口より低い位置に設けられて、取り出される前記商品が蓄積される商品受空間と、前記商品受空間より高い位置に設けられて前記商品受空間内の前記商品を取り出す商品取出口と、前記商品排出口の前方の商品搬出空間から前記商品受空間までを斜め下方につないで前記商品が滑り落ちるように案内するシュートとを有することを特徴とする。
また、本発明の自動販売機は、前記商品受空間と前記商品搬出空間との間に下方に延びる防止壁をさらに有し、前記防止壁が、前記商品排出口への手の侵入を抑制することを特徴とする。
また、本発明の自動販売機は、前記シュートが前記商品排出口より低い位置に設けられ、前記商品排出口と前記シュートとの間に、前記シュートと同じ傾斜方向でその角度が前記シュートの傾斜角度より大きく、かつ前記商品排出口の幅より短い傾斜面を備える姿勢制御シュートをさらに有することを特徴とする。
また、本発明の自動販売機は、前記シュートが前記商品排出口より低い位置に設けられ、前記商品排出口と前記シュートとの間に、前記商品排出口から商品が排出される方向に向かって低くなり、かつ前記商品受空間に向かって低くなる傾斜を備える姿勢制御シュートをさらに有することを特徴とする。
また、本発明の自動販売機は、前記姿勢制御シュートの前記商品受空間側の端部に形成されて前記シュートに対する段差をさらに有することを特徴とする。
以上のように、商品を蓄積する商品受空間を、正面視で前記商品排出口とは左または右に異なりかつ前記商品排出口より低い位置に設け、商品排出口から商品受空間を斜め下方につないで前記商品が滑り落ちるように案内するシュートを設け、商品排出口と商品受空間との間に距離を設けると共に、商品受空間より高い位置に商品取出口を設けて、商品取出口から商品排出口までの通路を屈曲させることにより、簡単な構成で、自動販売機の安全を確保することができる。
本発明の自動販売機の商品搬出装置について、図1〜図9を用いて説明する。
図1は自動販売機の構成例を示す正面図である。図2は本発明の商品搬出装置の構成を説明する概略図であり、自動販売機内の商品搬出装置を正面から透視した図である。図3は発明の商品搬出装置の構成を示す側断面図、図4は発明の防止壁を備える商品搬出装置の構成を示す概略図である。図5は本発明の姿勢制御シュートを備える商品搬出装置の構成を説明する概略図であり、自動販売機内の商品搬出装置を透視した斜視図である。図6〜図9は本発明の姿勢制御シュートを備える商品搬出装置の構成を説明する斜視図である。
図1は自動販売機の構成例を示す正面図である。図2は本発明の商品搬出装置の構成を説明する概略図であり、自動販売機内の商品搬出装置を正面から透視した図である。図3は発明の商品搬出装置の構成を示す側断面図、図4は発明の防止壁を備える商品搬出装置の構成を示す概略図である。図5は本発明の姿勢制御シュートを備える商品搬出装置の構成を説明する概略図であり、自動販売機内の商品搬出装置を透視した斜視図である。図6〜図9は本発明の姿勢制御シュートを備える商品搬出装置の構成を説明する斜視図である。
一般的に自動販売機は、収容庫に複数種類の商品が複数個収納され、購入者が購入する商品を選択し、選択された商品が、収容庫の商品排出口を通して商品受空間に排出される構成である。例えば、図1,図2に示すように、シースルー型の自動販売機10は、収納庫16内に収納された商品11がガラス板12を通して外部から視認できる構成である。例えば商品11は、奥行方向に同じ種類の商品11が並べられ、左右や上下に異なる複数の列ごとに異なる種類の商品11が並べられている。購入者は、前面扉20に設けられた選択ボタン13により商品11を選択する。収容庫16内で商品11を搬送するバケット14は、商品11が選択されると、選択された商品11が陳列された位置まで移動し、選択された商品11を積載して商品排出口2まで移動させるとともに商品排出口2から排出させる。本発明では後述する商品搬出構造により、商品11が商品排出口2から商品受空間3まで搬送され、購入者は、商品取出口4から手を挿入して商品受空間3の商品11を取り出すことができるよう構成されている。
なお、本発明の商品搬出装置1が設けられる自動販売機10はシースルー型に限らず、その他の構成の自動販売機10に用いることができる。例えば、収納庫が外部から視認できないように配置され、同じ種類の商品11が収納庫に設けられた収納搬送路内に縦積みされる構成(いわゆるサーペンタイン式の自動販売機や、直積み式の自動販売機など)であっても良い。この場合、選択された商品11は、バケット14に代わり、収納搬送路内に縦積みされた商品群における1番下段の商品11が商品払出装置より商品排出口2に排出される。以下の説明では、主にシースルー型の自動販売機10を例に説明する。
図2,図3に示すように、本発明の自動販売機10は、前面扉20を開閉自在に支持する自動販売機本体内に設けられて商品11を収納する収納庫16と、収納庫16内で上下左右に移動自在とされたバケット14等の搬送装置と、商品11を、収納庫16に設けられた商品排出口2から商品取出口4に送り出す商品搬出装置1とを備えている。前記商品搬出装置1は、このバケット14等の搬送装置から商品11が搬送されて排出される商品排出口2と、商品受空間3と、商品取出口4と、商品排出口2から排出された商品11を商品受空間3に移動させるシュート5などを備えている。なお、図2,図3における17は商品排出口2に設けられた排出口扉で、収納庫16内が冷却されるなど調温されている場合には、収納庫16や排出口扉17が断熱構造とされている。
商品11は、自動販売機10の収納庫16の商品出口である商品排出口2から、前面扉20の下部に設けられた商品搬出空間18(商品搬出装置1の内部)に排出される。シュート5は、商品排出口2から商品搬出空間18に排出された商品11を排出方向(この実施の形態では前後方向)と交差する方向(この実施の形態では左右方向および斜め下方)にすべり落とすように案内するものであり、正面視で右斜め下または左斜め下に傾く坂部分である。つまり、シュート5は商品11を商品排出口2から商品受空間3に導く傾斜した坂状の搬送路である。商品受空間3は、商品排出口2より低い位置であって、商品排出口2に対して正面視で右方向はたは左方向にオフセットしている(すなわち、異なる位置に配設されている)。商品受空間3は、前面扉20の下部に設けられ、シュート5を通って搬送された商品11を受けて蓄積する領域である。このように、購入された商品11は、商品排出口2からこの前方の商品搬出空間18(商品搬出装置1の内部)に排出され、シュート5によって横側斜め下方に滑り落ちて商品受空間3に搬送される。後述するように、商品取出口4は、前面扉20の下部における商品受空間3よりも高い位置に設けられている。
購入者は、商品受空間3に搬送された商品11を商品取出口4から取り出す。なお、従来の自動販売機では、一般的に商品排出口2の自動販売機の正面に向かって直前に商品受空間3が設けられていた。そのため、複数の商品11が商品受空間3に搬入されると、商品受空間3内で商品が縦に積まれるなどして、商品排出口を塞ぐことになり、多くの商品11を商品受空間3内に蓄積することができなかった。これに対し、本発明の商品搬出装置1では、商品11がシュート5を滑り落ちる態様で商品受空間3に搬入される。そのため、複数の商品11が商品受空間3に搬入されても、商品11は商品受空間3内で横方向に押しやられ、自動販売機10の幅に応じて商品受空間3の幅も広くできるので、従来に比べて多くの商品11を商品受空間3内に蓄積することができる。商品取出口4は、自動販売機10の前面扉20の下部に設けられた開口部であり、商品受空間3より高い位置に設けられる。商品11の購入者は、商品取出口4から手を挿入し、商品受空間3内に蓄積された商品11を取り出す。なお、商品取出口4には開閉式の扉15を設けても良い。通常、扉15は閉じており、購入者が手を挿入する際は、扉15を押し開けたり、手前に引いたりして手を挿入することができる。
このように、本発明の商品搬出装置1は、商品排出口2と商品受空間3とは横方向および高さ方向にずれており、商品排出口2から商品受空間3へ延びるシュート5は横側斜め下方向に傾斜し、商品取出口4も商品受空間3より高い位置に設けられている。このような構成により、商品取出口4から商品排出口2までの経路は、まず、商品取出口4から奥行き方向および下方に進み、その後、斜め横側の上方向に進み、再び奥行き方向に曲がって商品排出口2にいたる。そのため、商品取出口4から手を挿入しても、商品11が排出される商品排出口2に手が届くこと自体が非常に困難であり、購入者の手が商品排出口2から排出される商品11や排出口扉に挟まれることが減少し、簡単な構成で、自動販売機の安全を確保することができる。また、一般的な自動販売機では、商品取出口4から手を挿入して商品11の収納庫から商品11が盗まれることを防止するために、盗難防止装置を設けていた。これに対して本発明の商品搬出装置1では、収納庫は商品排出口2のさらに奥にあり、収納庫まで手を挿入することが不可能であるため、盗難防止装置を設ける必要性が低減され、簡単な構成で盗難を防止することも可能となる。
上記構成に加えて、図4に示すように、さらに防止壁6が設けられても良い。
防止壁6は、シュート5の上方の商品受空間3の入口部分、またはシュート5の途中、すなわち、商品受空間3と商品排出口2前方の商品搬出空間18との間に設けられる。防止壁6は、シュート5の上方において、シュート5と一定の間隔を空けて固定される任意の厚さの板(仕切壁部)であり、防止壁6とシュート5との隙間kは、商品11は通るが人の腕の挿入は抑制される間隔である。防止壁6は、シュート5上の全幅あるいは一部を覆い、シュート5方向に延びるように商品搬出装置1に固定される板である。防止壁6は1枚の板でも良いし、複数の板から構成されても良い。
防止壁6は、シュート5の上方の商品受空間3の入口部分、またはシュート5の途中、すなわち、商品受空間3と商品排出口2前方の商品搬出空間18との間に設けられる。防止壁6は、シュート5の上方において、シュート5と一定の間隔を空けて固定される任意の厚さの板(仕切壁部)であり、防止壁6とシュート5との隙間kは、商品11は通るが人の腕の挿入は抑制される間隔である。防止壁6は、シュート5上の全幅あるいは一部を覆い、シュート5方向に延びるように商品搬出装置1に固定される板である。防止壁6は1枚の板でも良いし、複数の板から構成されても良い。
このような防止壁6を設けることにより、商品11を商品受空間3に搬送することを可能としながら、手の挿入を抑制することができるため、簡単な構成で、より安全性を確保し、盗難を防止することができる。
さらに、図5に示すように、防止壁6にテーパ部7を設けることが好ましい。例えば、テーパ部7は商品受空間3に近づくほどシュート5との隙間が小さくなるような構成であり、防止壁6の商品排出口2(商品搬出空間18)側の面に形成される。商品11が比較的大きな形状であり、防止壁6とシュート5との隙間kが立った状態の商品11の高さHより狭い場合、商品11が立った状態で搬送されると、防止壁6で商品11が詰まることがあった。防止壁6にテーパ部7を設けることにより、シュート5上をすべり落ちる商品11が、商品11の高さHが高い状態で立って搬送されても、テーパ部7に沿って商品11が寝かされることが期待できる。そのため、防止壁6とシュート5との隙間kを商品11の外形のうち最も長い部分の長さH以上に空ける必要がなくなり、商品11が寝た状態の高さhであるHより狭い間隔に防止壁6とシュート5との隙間kを設定することができ、商品11を商品受空間3に搬送することを可能としながら、防止壁6とシュート5との隙間kをできるだけ狭くして手の挿入を抑制することができるため、簡単な構成で、より安全性を確保し、盗難を防止することができる。
上記の各構成における商品搬出装置1に、図6〜図9に示すように、さらに姿勢制御シュート8が設けられても良い。
姿勢制御シュート8は、商品排出口2からシュート5にわたって形成される(すなわち、商品排出口2前方の商品搬出空間18の下面部分に形成される)斜面である。
姿勢制御シュート8は、商品排出口2からシュート5にわたって形成される(すなわち、商品排出口2前方の商品搬出空間18の下面部分に形成される)斜面である。
シュート5の高さが高い、つまり商品排出口2とシュート5との間隔S(図2参照)が狭い場合、商品排出口2から排出される商品11は、商品排出口2から排出しきれずにシュート5の上で止まってしまう。そのため、シュート5は商品排出口2よりもある程度低い位置に設けることが望ましい。しかし、商品排出口2とシュート5との間に高低差があると、バケット14で搬送された商品11が商品排出口2から排出されて商品11がシュ−ト5上に着地したとき(例えば図3の状態)、排出時の勢いにより商品11がシュ−ト5との着地点を中心として前方へ回転してシュ−ト5上で立ち、立った状態でシュ−ト5上を滑り落ちる。そのため、シュート5上の障害物、商品受空間3の入り口、あるいは防止壁6に商品11が詰まる場合がある。これを解決するため商品排出口2から排出された商品11がシュ−ト5上に着地する前に姿勢制御シュ−ト8で受けて、商品11が立つことを防止する。
図6に示す姿勢制御シュート8は、シュート5と同じ傾斜方向でその角度がシュート5の傾斜角度より大きく、かつ商品排出口2の幅よりも短い傾斜面が形成されている。商品排出口2から排出された商品11は、シュート5に落下する前にこの姿勢制御シュート8の傾斜面に当たることにより、商品11の前方への回転力が強まる前に商品11の姿勢が商品受空間3に向かう方向に方向転換させられる。このため商品11の前方への回転力が弱まり、商品11が立つことが抑制される。また、姿勢制御シュート8は商品排出口2の幅よりも短いため、商品11はシュート5に直ぐに接して姿勢制御シュート8からシュート5に搬送される。
図7に示す姿勢制御シュート8は、商品排出口2から商品11が排出される方向である自動販売機の奥側から正面に向かう程(すなわち手前側程)低くなる傾斜と、商品受空間3に向かう程(この実施の形態では向かって左側ほど)低くなる傾斜とが複合された斜面である。姿勢制御シュート8が設けられることにより、商品排出口2から排出される商品11は、正面に向かう程に低くなる傾斜面で受けられるので寝た状態の姿勢で姿勢制御シュート8上を移動し、さらに商品受空間3に向かう程低くなる傾斜面で商品受空間3の方向に姿勢を変えながらシュート5に搬送される。このように、複合的な斜面上を商品11が滑り落ちるので、商品11がより安定する高さの低い状態(寝る状態)で滑らせるように作用し、商品11が立つことがより抑制される。また、複合的な斜面であるため、姿勢制御シュート8の斜面の面積が大きくなくても、比較的容易に商品11が倒れ、商品受空間3の方向に滑るように方向転換する。そのため、搬送中の商品11の高さは高さhとなり、シュート5上の構成、商品受空間3の入り口の高さ、あるいは防止壁6とシュート5との隙間kの制限が緩和される(図4参照)。そのため、商品受空間3の形状や寸法、シュート5上の商品11が搬送される通路の形状や寸法、防止壁6の形状や寸法等を制限が少なく、よりコンパクトに形成することができる。
これにより、簡単な構成で、より安全性を確保し、盗難を防止しながら、商品搬出装置全体の小型化を図ることもできる。なお、姿勢制御シュート8の斜面は平坦面に限らず、曲面であっても良い。また、姿勢制御シュート8はシュート5とは一体的に形成されても良く、あるいはシュート5とは別体で形成されて商品排出口2とシュート5との間に設置されていても良い。
このような姿勢制御シュート8に対して、図8に示すように、段差9を設けても良い。
段差9は、少なくとも姿勢制御シュート8の商品受空間3側の端部、あるいはさらに、商品排出口2から商品11が排出される方向の端部に設けられる。段差9は、その部分において、シュート5と姿勢制御シュート8との高さに差を設ける構成である。姿勢制御シュート8の傾斜面の角度は緩やかであることが望ましいが、商品11の表面状態や形状により、姿勢制御シュートの上に商品が止まってしまう虞がある。
段差9は、少なくとも姿勢制御シュート8の商品受空間3側の端部、あるいはさらに、商品排出口2から商品11が排出される方向の端部に設けられる。段差9は、その部分において、シュート5と姿勢制御シュート8との高さに差を設ける構成である。姿勢制御シュート8の傾斜面の角度は緩やかであることが望ましいが、商品11の表面状態や形状により、姿勢制御シュートの上に商品が止まってしまう虞がある。
そこで、姿勢制御シュート8とシュート5との間に段差9を設ける。そうすることにより、商品排出口2から排出された商品11が姿勢制御シュート8上で止まる前に段差部9を超えて商品11が姿勢を崩し、段差部9を落下してシュ−ト5に達する。
段差9は、設計上商品11の重心位置よりずらした位置、少なくとも商品搬出口2の商品受空間3側の端部よりも手前側(図中右側)に設けることが望ましく、商品排出口2から排出された商品11が姿勢制御シュート8上で商品受空間3の方向に姿勢が変えられると商品11の重心が段差9を越えるので、より確実に商品11をシュート5に搬送することができる。
このように姿勢制御シュート8の斜面で商品11が止まりそうになったとしても、商品11が段差9を落下する時の衝撃により、商品11を商品受空間3に向かわせるように作用する。そのため、商品11をより確実に搬送させることができ、商品11の詰まりが抑制される。段差9を設ける構成においては、図7に示すように、姿勢制御シュート8の商品排出口2から商品11が排出される方向における端部とその方向のシュート5の端部との間隔Lを少なくとも商品11の横幅lより大きくする。間隔Lが商品11の横幅lより小さいと、姿勢制御シュート8とシュート5の端部の自動販売機の壁等との間に商品11が挟まれて、商品11が詰まる場合がある。このように間隔Lを少なくとも商品11の横幅lより大きくすることにより、間隔Lにおけるシュート5上を商品11が滑り落ちることができ、商品11が詰まることをより確実に抑制することができる。
あるいは図9に示すように、姿勢制御シュート8の商品排出口2から商品11が排出される方向における端部とその方向のシュート5の端部との間隔Lを商品11の横幅lより十分に小さくする。そうすることで姿勢制御シュート8と自動販売機の壁等との間に商品11が挟まれる虞がなくなるので、商品11が詰まることをより確実に抑制することができる。
1 商品搬出装置
2 商品排出口
3 商品受空間
4 商品取出口
5 シュート
6 防止壁
7 テーパ部
8 姿勢制御シュート
9 段差
10 自動販売機
11 商品
12 ガラス板
13 ボタン
14 バケット
15 扉
16 収納庫
18 商品搬出空間
20 前面扉
2 商品排出口
3 商品受空間
4 商品取出口
5 シュート
6 防止壁
7 テーパ部
8 姿勢制御シュート
9 段差
10 自動販売機
11 商品
12 ガラス板
13 ボタン
14 バケット
15 扉
16 収納庫
18 商品搬出空間
20 前面扉
Claims (5)
- 複数の商品を収納する収納庫と、
前記収納庫から前記商品が排出される商品排出口と、
正面視で前記商品排出口とは左または右に異なりかつ前記商品排出口より低い位置に設けられて、取り出される前記商品が蓄積される商品受空間と、
前記商品受空間より高い位置に設けられて前記商品受空間内の前記商品を取り出す商品取出口と、
前記商品排出口の前方の商品搬出空間から前記商品受空間までを斜め下方につないで前記商品が滑り落ちるように案内するシュートと
を有することを特徴とする自動販売機。 - 前記商品受空間と前記商品搬出空間との間に下方に延びる防止壁をさらに有し、
前記防止壁が、前記商品排出口への手の侵入を抑制することを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記シュートが前記商品排出口より低い位置に設けられ、
前記商品排出口と前記シュートとの間に、前記シュートと同じ傾斜方向でその角度が前記シュートの傾斜角度より大きく、かつ前記商品排出口の幅より短い傾斜面を備える姿勢制御シュートをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機。 - 前記シュートが前記商品排出口より低い位置に設けられ、
前記商品排出口と前記シュートとの間に、前記商品排出口から商品が排出される方向に向かって低くなり、かつ前記商品受空間に向かって低くなる傾斜を備える姿勢制御シュートをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機。 - 前記姿勢制御シュートの前記商品受空間側の端部に形成されて前記シュートに対する段差をさらに有することを特徴とする請求項4記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015067818A JP2016189040A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015067818A JP2016189040A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016189040A true JP2016189040A (ja) | 2016-11-04 |
Family
ID=57239793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015067818A Pending JP2016189040A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016189040A (ja) |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015067818A patent/JP2016189040A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2010110360A1 (ja) | 薬剤充填装置 | |
JP2002092725A (ja) | 自動販売機 | |
JP2016189040A (ja) | 自動販売機 | |
JP5994441B2 (ja) | 商品搬送装置 | |
JP2019021030A (ja) | 商品払出装置 | |
CN110322620B (zh) | 自动售货机 | |
JPS6237437B2 (ja) | ||
JP5456445B2 (ja) | 棒金払出装置 | |
JPH0792863B2 (ja) | コンベア式商品棚の商品落下防止機構 | |
JP4968181B2 (ja) | 商品搬出装置 | |
JP2894369B2 (ja) | 自動販売機 | |
JPH074693Y2 (ja) | 自動販売機の商品棚装置 | |
JPH10261147A (ja) | 自動販売機 | |
JPH1055485A (ja) | ケースパック商品自動販売機 | |
JP2896010B2 (ja) | 自動販売機 | |
JP3399058B2 (ja) | 自動販売機の商品搬出シュータ | |
JP2006343820A (ja) | 自動販売機 | |
JP5904040B2 (ja) | 商品搬送装置 | |
JP2023039677A (ja) | 商品収納装置 | |
JP2002358566A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JPH10261150A (ja) | 自動販売機 | |
JP5343402B2 (ja) | 自動販売機 | |
JPH0658701B2 (ja) | 自動販売機のコンベア式商品棚装置 | |
JPH07146970A (ja) | 自動販売機の商品収納装置 | |
JP2000259937A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 |