JP2016188698A - サスペンション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロアシートやラバーシートといったロア部材に堆積していたダストをダストカバ内に吸い込み難くする。【解決手段】サスペンション装置1は、アッパ部材10とロア部材20との間で伸縮可能に設けられるコイルスプリング30と、コイルスプリング30の内側に設けられ、アッパ部材10に上端が取り付けられるダンパロッド43がダンパ本体41に対して伸縮可能なダンパユニット40と、アッパ部材10に上端が取り付けられる筒状蛇腹部51および筒状蛇腹部51の下周縁と連続して筒状蛇腹部51より小径に形成される筒状小径部52を有し、筒状蛇腹部51および筒状小径部52の内側にダンパ本体41が挿入されるダストカバ50と、筒状小径部52においてダストカバ50の下縁から離れた位置に形成される通気孔53と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などの車両に用いられるサスペンション装置に関する。
特許文献1は、アッパシートとロアシートとの間にコイルスプリングを挟み込むとともに、コイルスプリングの内側にダンパユニットを設けた一般的なサスペンション装置を開示する。特許文献1では、ダンパユニットのダンパロッドおよびダンパ本体のシール部分に砂などのダストが付着し難くなるようにダンパユニットの全体を覆うダストカバが設けられている。
特開平10−089397号公報 特開2003−322192号公報
しかしながら、ダンパユニットの全体をダストカバで覆う場合、ダストカバはダンパユニットおよびコイルスプリングとともに常に伸縮することになる。その結果、サスペンション装置としての追従性を低下させ、また、ダストカバの構造的にサスペンション装置の伸縮量を制限してしまうことになる。
そこで、特許文献2のように、ダストカバの上端部をアッパシートに取り付けるとともに、ダストカバの下縁をロアシートから離間可能にすることが考えられる。しかしながら、ダストカバの下縁をロアシートから離間可能にしただけでは、コイルスプリングが縮小してロアシートがダンパ本体に対して相対的に上昇し、相対的に上昇したロアシートがダストカバの下縁を押し上げてダストカバを圧縮し、さらにその後にコイルスプリングが伸長してロアシートが相対的に降下し、圧縮されていたダストカバが伸長する際に、ロアシートに堆積していたダストをダストカバ内に吸い込んでしまう。
また、特許文献2では、ロアシート上のラバーシートに切欠が形成されている。これにより、圧縮されていたダストカバが伸長する際に切欠から空気を吸い込み、負圧を抑制し、ロアシートに堆積していたダストをダストカバ内に吸い込むことを抑制できるように見受けられる。しかしながら、ロアシートおよびその上のラバーシートにはダストが堆積し易く、その結果としてラバーシートの切欠は埋まってしまい易い。このような場合には、ラバーシートの切欠は通気孔として機能できない。圧縮されていたダストカバが伸長する際には、ラバーシートに堆積していたダストをダストカバ内に吸い込んでしまう。
このように、サスペンション装置では、ロアシートやラバーシートといったロア部材に堆積していたダストをダストカバ内に吸い込み難くすることが求められている。
本発明に係るサスペンション装置は、アッパ部材とロア部材との間で伸縮可能に設けられるコイルスプリングと、前記コイルスプリングの内側に設けられ、前記アッパ部材に上端が取り付けられるダンパロッドがダンパ本体に対して伸縮可能なダンパユニットと、前記アッパ部材に上端が取り付けられる筒状蛇腹部および前記筒状蛇腹部の下周縁と連続して前記筒状蛇腹部より小径に形成される筒状小径部を有し、前記筒状蛇腹部および前記筒状小径部の内側に前記ダンパ本体が挿入されるダストカバと、前記筒状小径部において前記ダストカバの下縁から離れた位置に形成される通気孔と、を有する。
好適には、前記筒状小径部は、前記筒状蛇腹部のものよりも前記ダンパユニットの軸方向に沿うように傾斜した複数の傾斜面により蛇腹状に形成されている、とよい。
好適には、前記ダストカバは、前記筒状小径部の下周縁と連続して形成され、前記筒状小径部の下周縁から前記ロア部材へ向かって伸在する第一筒状延長部を有する、とよい。
好適には、前記ダストカバは、前記第一筒状延長部の下周縁と連続して形成され、前記第一筒状延長部の下周縁から外へ向かって斜め下に傾斜した環状スカート部を有し、前記ロア部材は、前記ダンパ本体の周囲において外へ向かって斜め下に傾斜する内周部と、前記内周部の外側において前記内周部より窪んだ外周部と、を有する、とよい。
好適には、前記環状スカート部は、前記ロア部材の前記内周部より大径に形成され、前記ダストカバは、前記環状スカート部の外周縁と連続して形成され、前記環状スカート部の外周縁から前記ロア部材へ向かって前記外周部と当接しない長さで伸在する第二筒状延長部を有する、とよい。
本発明では、ダンパユニットのダンパ本体が挿入されるダストカバは筒状蛇腹部の下周縁と連続して形成される筒状小径部を有し、この筒状小径部に通気孔が形成される。よって、コイルスプリングが縮小してロア部材がダンパ本体に対して相対的に上昇し、相対的に上昇したロア部材がダストカバの下縁を押し上げて筒状蛇腹部を圧縮し、さらにその後にコイルスプリングが伸長してロア部材が相対的に降下し、圧縮されていたダストカバの筒状蛇腹部が伸長し、伸長するダストカバ内に空気が吸い込まれることがあったとしても、該空気をダストカバに形成した通気孔から供給することができる。その結果、筒状のダストカバの下縁側から空気を吸い込み難くなり、その空気とともにたとえばロア部材の上に堆積しているダストをダストカバ内に吸い込み難くできる。
しかも、ダストカバにおいて筒状小径部は筒状蛇腹部より小径に形成されている。よって、相対的に上昇したロア部材がダストカバの下縁を押し上げても、筒状小径部が圧縮されて潰れ難い。筒状小径部が圧縮されて潰れてしまうと、その後にコイルスプリングが伸長する際に通気孔が塞がれてしまう可能性があるが、本発明ではそのような可能性を減らすことができる。
また、通気孔は、このように圧縮時に潰れにくい筒状小径部に形成されるだけでなく、さらにダストカバの下縁から離れた位置に形成される。よって、ダストカバの下縁がロア部材に当たるとしても、ロア部材に堆積したダストを通気口から吸い込み難い。
このように、本発明では、ダンパユニットの縮小時にダストカバの下縁がロア部材に当たるとしても、ロア部材に堆積したダストをダストカバ内に吸い込み難くできる。
図1は、本発明の実施形態に係るサスペンション装置についての伸長状態での縦断面図である。 図2は、図1のサスペンション装置についての圧縮状態での縦断面図である。 図3は、図1のダストカバの縦断面図である。 図4は、図1のサスペンション装置についての圧縮後の伸長時の動作説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るサスペンション装置1についての伸長状態での縦断面図である。
図2は、図1のサスペンション装置1についての圧縮状態での縦断面図である。
図1および図2に示すサスペンション装置1は、たとえば自動車の車体と車軸を支持するロアアームとの間に取り付けられる。サスペンション装置1は、路面の変動などに追従させて車軸および車軸に取り付けられた車輪を上下動させる。これにより、路面の変動などが車体にダイレクトに伝わり難くなり、安定した走行等が可能になる。このため、サスペンション装置1では、たとえば、それが取り付けられる自動車の要求に応じたストローク長(可変長)、路面変動などに対する即応性が重要になる。
そして、図1および図2に示すサスペンション装置1は、アッパシート10、ロアシート20、コイルスプリング30、ダンパユニット40、ダストカバ50、を有する。なお、本実施形態での上下、アッパおよびロアは、図1での図示姿勢を基準とした説明のための便宜的なものであり、サスペンション装置1は図1と上下を逆にして自動車等に取り付けられることもある。
アッパシート10は、たとえば自動車の車体に取り付けられる金属プレートである。
ロアシート20は、たとえば自動車のロアアームに取り付けられる金属プレートである。
コイルスプリング30は、コイル状に巻いた金属線である。コイル状に巻いたコイルスプリング30は、アッパシート10とロアシート20との間に配置される。コイルスプリング30は、アッパシート10とロアシート20との間で伸縮可能である。なお、図1には、コイルスプリング30とアッパシート10との間に、アッパラバーシート11が挟み込まれている。コイルスプリング30のバネ力により、自動車のロアアームは車体から離れる方向に付勢される。これにより、車体を揺らすことなくロアアームに取り付けられる車輪を路面変動などに追従させることができる。
ダンパユニット40は、コイルスプリング30を伸縮させるようにサスペンション装置1に入力される力を吸収する。これにより、サスペンション装置1に入力された力を減衰できる。ダンパユニット40は、たとえば、ダンパ本体41、ダンパキャップ42、ダンパロッド43、ダンパシール44を有する。
ダンパ本体41は、円筒形状の筒体である。ダンパ本体41の上端にはダンパキャップ42が取り付けられる。ダンパキャップ42の中心孔にダンパロッド43が挿入される。ダンパキャップ42とダンパロッド43との隙間には、樹脂製のダンパシール44が配置される。ダンパ本体41の内部にはオイル等が封入される。ダンパロッド43がダンパ本体41に対して挿抜されるように可動することで、ダンパロッド43はオイルの抵抗を受ける。
そして、ダンパロッド43の上端は、アッパシート10に固定される。図1では、ダンパロッド43の上端は、アッパシート10の中心孔に嵌め込まれ、アッパシート10の上からねじ止めされている。また、ダンパ本体41は、ロアシート20の貫通孔に挿入される。ロアシート20は、円筒形状のダンパ本体41の外周面に形成されたリブ部に下当たりする。これにより、ダンパユニット40は、コイルスプリング30の内側に設けられる。
荷重がかかっていないサスペンション装置1は、図1に示すように、コイルスプリング30のバネ力により最大長に延び、ダンパロッド43がダンパ本体41から大きく突出する。
これに対して、サスペンション装置1に荷重がかかると、サスペンション装置1は、図2に示すようにコイルスプリング30が縮み、ダンパロッド43がダンパ本体41に押し込まれた状態になる。この状態から図1の最大長の状態に復帰する際に、ダンパロッド43にオイルの抵抗が作用する。これにより、コイルスプリング30が振動的に伸縮し続けないようにできる。
ところで、このようなサスペンション装置1は、一般的に車体の下部に露出して設けられる。このため、泥や砂などがサスペンション装置1に付着し易い。そして、泥や砂といったダストが付着したダンパロッド43がダンパ本体41に押し込まれると、ダンパキャップ42とダンパロッド43との隙間を塞いでいる樹脂製のダンパシール44が損傷する。ダンパシール44が損傷すると、その損傷した箇所からダンパ本体41内のオイルが漏れる可能性がある。
このため、サスペンション装置1では、ダンパロッド43およびダンパシール44に対して、ダストカバ50を被せている。ダストカバ50は、たとえば図1に示すように、後述する筒状蛇腹部51の上端面がアッパシート10とダンパロッド43との間に挟み込まれるとともに、筒状蛇腹部51の下周縁と連続させて筒状蛇腹部51より小径の筒状小径部52を有する。筒状蛇腹部51および筒状小径部52の内側には、円筒形状のダンパ本体41が下から挿入される。そして、図1の最大長状態において、筒状小径部52は、円筒形状のダンパ本体41より外向きへ突出しているダンパキャップ42に対して下から当たる。これにより、ダストカバ50からダンパ本体41が抜けなくなる。ダンパロッド43およびダンパシール44は常にダストカバ50に覆われた状態となり、ダンパロッド43およびダンパシール44に対してダストが付着し難くなる。
また、コイルスプリング30が載せられるロアシート20は、コイルスプリング30が脱落しないように、かつ、コイルスプリング30の強い力で変形しないように、ダンパ本体41の周囲において外へ向かって斜め下に傾斜する内周部21と、内周部21の外側に形成されて内周部21より下側に窪んだ外周部22とを有する立体的な形状に形成される。そして、このようにロアシート20が立体的な形状に形成されることで、ロアシート20の上に砂や泥といったダストが堆積し易くなる。ロアシート20の上にダストが堆積した状態で、サスペンション装置1が縮んで仮にダストカバ50の下端がロアシート20に突き当たると、それにより堆積していたダストが巻き上げられ、その後にサスペンション装置1が伸長する際に内部が負圧になるダストカバ50の内側に巻き上げられたダストが空気とともに吸引されてしまう可能性がある。
よって、サスペンション装置1では、単にダストカバ50によりダンパロッド43およびダンパシール44を覆うだけでなく、ロアシート20に堆積したダストを伸長の際にダストカバ50内に吸引し難くする必要がある。特に、サスペンション装置1が対応可能なストローク長が長くなるほど、このような対策が必要になる。
以下、本実施形態での対策について説明する。
図3は、図1のダストカバ50の縦断面図である。
ダストカバ50は、筒状蛇腹部51、筒状小径部52、通気孔53、第一筒状延長部54、環状スカート部55、第二筒状延長部56、を有する。
筒状蛇腹部51は、複数の下傾斜面57と複数の上傾斜面58とを有する。下傾斜面57は円環形状を有し、その円環形状の外周縁が内周縁より下がっている。上傾斜面58は下傾斜面57と同径の円環形状を有し、その円環形状の外周縁が内周縁より上がっている。これらの内周縁は、ダンパキャップ42の外周より大径に形成される。そして、筒状蛇腹部51は、複数の下傾斜面57と複数の上側斜面とを交互に重ねて上下に重なる外周縁同士または内周縁同士をつなぎ合わせたものであり、全体して略円筒形状に形成される。そして、筒状蛇腹部51の上面には貫通孔が形成される。筒状蛇腹部51の上面が、アッパシート10とダンパロッド43との間に挟み込まれる。
筒状小径部52は、小内径上傾斜面59と小内径下傾斜面60とを有する。小内径上傾斜面59は円環形状を有し、その円環形状の外周縁が内周縁より上がっている。小内径下傾斜面60は円環形状を有し、その円環形状の外周縁が内周縁より下がっている。これらの内周縁は、ダンパキャップ42の外周より小径に形成される。そして、小内径上傾斜面59の外周縁は筒状蛇腹部51の最下段の下傾斜面57の外周縁と連結され、小内径上傾斜面59と小内径下傾斜面60とは重ねられて上下に重なる内周縁同士がつなぎ合わせされる。また、筒状蛇腹部51および筒状小径部52は、その全体がアッパシート10からダンパキャップ42までより長く形成されている。これにより、これらをアッパシート10に固定した状態で、ダンパロッド43からダンパキャップ42までの範囲は筒状蛇腹部51および筒状小径部52により覆われる。
また、筒状小径部52の小内径上傾斜面59および小内径下傾斜面60は、筒状蛇腹部51の上傾斜面58および下傾斜面57よりもダンパユニット40の軸方向に沿うように大きな傾斜になっている。これにより、互いに蛇腹状に形成されている筒状蛇腹部51および筒状小径部52の全体に対して上下方向への圧縮力が作用した場合、筒状小径部52よりも筒状蛇腹部51が優先して圧縮される。筒状小径部52は圧縮され難くなる。
通気孔53は、筒状小径部52の小内径下傾斜面60に形成される。筒状小径部52の下側には、第一筒状延長部54、環状スカート部55および第二筒状延長部56が形成される。よって、通気孔53は、ダストカバ50の下縁(ここでは第二筒状延長部56の下縁)から上へ離れた位置に形成される。通気孔53の個数およびサイズは、サスペンション装置1が伸長する際にダストカバ50内へ流入する空気の速度および量に対応するものとすればよい。これにより、ダストカバ50内へ流入する空気を、通気孔53から供給できる。
第一筒状延長部54は、小内径下傾斜面60の外周と同径の円筒形状を有する。第一筒状延長部54は、筒状小径部52の小内径下傾斜面60の外周縁と連続して形成される。これにより、第一筒状延長部54は、筒状小径部52の下周縁から下へ向かって伸在する。
環状スカート部55は、円環形状を有し、その円環形状の外周縁が内周縁より下がっている。環状スカート部55は、ロアシート20の内周部21の外周より大径に形成される。環状スカート部55の傾斜角度は、ロアシート20の内周部21の上面の傾斜角度と同じである。環状スカート部55は、第一筒状延長部54の下周縁と連続して形成される。これにより、環状スカート部55は、筒状小径部52の下周縁から外へ向かって斜め下に傾斜する。そして、環状スカート部55は、ロアシート20の内周部21の上面と面接触できる。
第二筒状延長部56は、環状スカート部55の外周と同径の円筒形状を有する。第二筒状延長部56は、環状スカート部55の外周縁と連続して形成される。これにより、第二筒状延長部56は、環状スカート部55の下周縁から下へ向かって伸在する。また、第二筒状延長部56は、ロアシート20の内周部21の高さより短く形成される。これにより、環状スカート部55がロアシート20の内周部21の上に面接触した状態で、第二筒状延長部56の下縁は、ロアシート20の外周部22から上へ離間し、外周部22と当接しない。
図4は、図1のサスペンション装置1についての圧縮後の伸長時の動作説明図である。
図4(A)は、サスペンション装置1が圧縮により最も縮んだ最小長状態である。図4(B)は、ダストカバ50の筒状蛇腹部51が伸長中の状態である。図4(C)は、ダストカバ50の筒状蛇腹部51が自然長に戻り、ダストカバ50の環状スカート部55がロアシート20の内周部21から離間した直後の状態である。図4(D)は、サスペンション装置1が最も伸長した最大長状態である。図4において、ロアシート20上にはダストが堆積している。
そして、サスペンション装置1に荷重が作用して、コイルスプリング30が縮小し、ロアシート20が相対的に上昇し、相対的に上昇したロアシート20がダストカバ50の下縁を押し上げてダストカバ50を圧縮すると、サスペンション装置1は図4(A)に示す最小長の状態になる。ダストカバ50は、環状スカート部55がロアシート20の内周部21と面接触した状態において、圧縮される。
その後、サスペンション装置1から荷重が抜けると、図4(B)に示すように、圧縮されていたコイルスプリング30が伸び始め、ロアシート20が相対的に降下し、圧縮されていたダストカバ50の筒状蛇腹部51が伸び始める。そして、伸長するダストカバ50の筒状蛇腹部51の内側へ吸気される空気は、通気孔53を通じて供給される。
さらに、サスペンション装置1から荷重が抜けると、図4(C)に示すように、ダストカバ50の筒状蛇腹部51が自然長に戻る。これにより、ダストカバ50の筒状蛇腹部51の内側への吸気は弱くなる。
さらに、サスペンション装置1から荷重が抜けると、図4(D)に示すように、ダンパロッド43がダンパ本体41から最大に突出し、サスペンション装置1は最大長の状態になる。
このように、圧縮されたサスペンション装置1が伸長する際に、ダストカバ50の筒状蛇腹部51の内側へ吸気される空気は、その伸長期間中全体にわたって通気孔53から供給され、筒状のダストカバ50の下縁側から空気を吸い込み難くなる。よって、仮にロアシート20上にはダストが堆積していて、ダストカバ50の下端がこのダストに触れることがあったとしても、その堆積したダストを巻き上げてダストカバ50の内側へ吸い込み難くなる。
また、圧縮されていたダストカバ50が図4(A)の圧縮状態から図4(C)の自然長状態へ戻る期間中においても通気孔53からダストカバ50の内側へ空気を供給しているので、圧縮されていたダストカバ50を伸長することがサスペンション装置1の伸長を妨げる負荷となり難い。そして、通気孔53が無かった場合には図4(C)の自然長状態に戻った際にダストカバ50内が高い負圧となっており、その結果としてダストカバ50の下縁がロアシート20から離間する際に大きな負圧がロアシート20の上側で発生するが、本実施形態ではそのような大きな負圧が発生しない。それゆえ、ダストカバ50に環状スカート部55を形成してこの環状スカート部55をロアシート20の内周部21と面接触して密着させているとしても、ダストカバ50の環状スカート部55は、伸長中にロアシート20の内周部21から容易に離間できる。
以上のように、本実施形態では、ダンパユニット40のダンパ本体41が挿入されるダストカバ50は筒状蛇腹部51の下周縁と連続して形成される筒状小径部52を有し、この筒状小径部52に通気孔53が形成される。よって、コイルスプリング30が縮小してロアシート20が相対的に上昇し、相対的に上昇したロアシート20がダストカバ50の下縁を押し上げて筒状蛇腹部51を圧縮し、さらにその後にコイルスプリング30が伸長してロアシート20が相対的に降下し、圧縮されていたダストカバ50の筒状蛇腹部51が伸長し、伸長するダストカバ50内に空気が吸い込まれることがあったとしても、該空気をダストカバ50に形成した通気孔53から供給することができる。その結果、筒状のダストカバ50の下縁側から空気を吸い込み難くなり、その空気とともにたとえばロアシート20の上に堆積しているダストをダストカバ50内に吸い込み難くできる。
しかも、ダストカバ50において筒状小径部52は筒状蛇腹部51より小径に形成されている。よって、相対的に上昇したロアシート20がダストカバ50の下縁を押し上げても、筒状小径部52が圧縮されて潰れ難い。筒状小径部52が圧縮されて潰れてしまうと、その後にコイルスプリング30が伸長する際に通気孔53が塞がれてしまう可能性があるが、本実施形態ではそのような可能性がない。
また、通気孔53は、このように圧縮時に潰れにくい筒状小径部52に形成されるだけでなく、さらにダストカバ50の下縁から離れた位置に形成される。よって、ダストカバ50の下縁がロアシート20に当たるとしても、ロアシート20に堆積したダストを吸い込み難い。
このように、本実施形態では、ダンパユニット40の縮小時にダストカバ50の下縁がロアシート20に当たるとしても、ロアシート20に堆積したダストをダストカバ50内に吸い込み難くできる。
また、本実施形態によれば、筒状小径部52は、筒状蛇腹部51と同様に複数の傾斜面59,60により蛇腹状に形成されているが、その複数の傾斜面59,60がダンパユニット40の軸方向に沿うように筒状蛇腹部51のもの(57,58)よりも傾斜している。よって、相対的に上昇したロアシート20によりダストカバ50が圧縮されることがあったとしても、筒状小径部52および筒状蛇腹部51の中の筒状蛇腹部51が優先的に圧縮され、筒状小径部52が圧縮され難くできる。ダストカバ50の全体が圧縮される際に筒状小径部52が圧縮され難くなり、通気孔53が塞がれ難くできる。その結果、圧縮後の伸長の際に通気孔53から空気を供給することができる。
また、本実施形態では、ダストカバ50は、筒状小径部52の下周縁と連続して形成されて筒状小径部52の下周縁からロアシート20へ向かって伸在する第一筒状延長部54を有する。よって、相対的に上昇したロアシート20がダストカバ50の下縁に当たった状態において、ロアシート20から通気孔53までの高さを確保できる。その結果、ロアシート20に堆積したダストをダストカバ50内に吸い込み難くできる。また、第一筒状延長部54によりダストカバ50の下部の剛性を高めるので、ダストカバ50の下縁がロアシート20に当たって変形することが起き難くなり、ロアシート20に堆積したダストを擦って巻き上げることが起き難くなる。
また、本実施形態では、ロアシート20は、ダンパ本体41の周囲において外へ向かって斜め下に傾斜する内周部21と、内周部21の外側において前記内周部21より窪んだ外周部22と、を有する。また、ダストカバ50は、第一筒状延長部54の下周縁と連続して形成され、筒状小径部52の下周縁から外へ向かって斜め下に傾斜した環状スカート部55を有する。よって、相対的に上昇したロアシート20がダストカバ50の下縁に当たる際には、ロアシート20の内周部21がダストカバ50の環状スカート部55と面接触することになる。ロアシート20がダストカバ50の下縁を押し上げる強い力を環状スカート部55の面接触により分散でき、該強い力によりダストカバ50の下縁が割れたり損傷したりすることを起き難くできる。また、環状スカート部55は、外へ向かって斜め下に傾斜して形成され、ロアシート20において外へ向かって斜め下に傾斜する内周部21が同軸となるように嵌め込まれるので、ロアシート20に当たった状態でダストカバ50がずれ難くなり、ロアシート20に堆積したダストを擦って巻き上げることが起き難くなる。
また、本実施形態では、環状スカート部55は、ロアシート20の内周部21より大径に形成され、ダストカバ50は、環状スカート部55の外周縁と連続して形成されて環状スカート部55の外周縁からロアシート20へ向かって伸在する第二筒状延長部56を有する。しかも、第二筒状延長部56は、外周部22と当接しない長さで伸在する。よって、ダストカバ50は、その下縁がロアシート20と直接的に当たらない。その結果、ダストカバ50がその下縁から割れてしまうことが起き難くなる。また、第二筒状延長部56により環状スカート部55の剛性を高めるので、環状スカート部55がロアシート20に当たった状態で変形し難くなり、ロアシート20に堆積したダストを擦って巻き上げることが起き難くなる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、ダストカバ50は、筒状蛇腹部51、筒状小径部52、第一筒状延長部54、環状スカート部55、および第二筒状延長部56を有する。
この他にもたとえば、ダストカバ50は、筒状蛇腹部51、筒状小径部52、第一筒状延長部54、環状スカート部55、および第二筒状延長部56の中の少なくとも筒状蛇腹部51および筒状小径部52を有するものであればよい。
また、第一筒状延長部54、環状スカート部55、および第二筒状延長部56は、その内の一部のみを筒状小径部52の下側に連結してよい。
これらの場合でも、筒状小径部52に通気孔53を形成することで、ダストカバ50が伸長する際にダストカバ50の内側へ吸気される空気をダストカバ50の筒状小径部52に形成された通気孔53から供給することができる。その結果、ロアシート20に堆積したダストなどをダストカバ50の内側へ吸い込み難くできる。
また、上記実施形態において、通気孔53は、筒状小径部52の中の小内径下傾斜面60に形成されている。
この他にもたとえば、通気孔53は、筒状小径部52の中の小内径上傾斜面59に形成されてもよい。
また、筒状小径部52を複数組の小内径下傾斜面60および小内径上傾斜面59により形成し、通気孔53をこのいずれかの傾斜面59,60に形成してよい。
また、上記実施形態では、ロアシート20自体に、内周部21と外周部22とを形成している。
この他にもたとえば、凹椀状のロアシート20の中心部分に内周部21と同じ形状のラバーシートを設けてもよい。
1…サスペンション装置
10…アッパシート(アッパ部材)
11…アッパラバーシート(アッパ部材)
20…ロアシート(ロア部材)
21…内周部
22…外周部
30…コイルスプリング
40…ダンパユニット
41…ダンパ本体
42…ダンパキャップ
43…ダンパロッド
44…ダンパシール
50…ダストカバ
51…筒状蛇腹部
52…筒状小径部
53…通気孔
54…第一筒状延長部
55…環状スカート部
56…第二筒状延長部
57…下傾斜面
58…上傾斜面
59…小内径上傾斜面
60…小内径下傾斜面

Claims (5)

  1. アッパ部材とロア部材との間で伸縮可能に設けられるコイルスプリングと、
    前記コイルスプリングの内側に設けられ、前記アッパ部材に上端が取り付けられるダンパロッドがダンパ本体に対して伸縮可能なダンパユニットと、
    前記アッパ部材に上端が取り付けられる筒状蛇腹部および前記筒状蛇腹部の下周縁と連続して前記筒状蛇腹部より小径に形成される筒状小径部を有し、前記筒状蛇腹部および前記筒状小径部の内側に前記ダンパ本体が挿入されるダストカバと、
    前記筒状小径部において前記ダストカバの下縁から離れた位置に形成される通気孔と、
    を有するサスペンション装置。
  2. 前記筒状小径部は、前記筒状蛇腹部のものよりも前記ダンパユニットの軸方向に沿うように傾斜した複数の傾斜面により蛇腹状に形成されている、
    請求項1記載のサスペンション装置。
  3. 前記ダストカバは、前記筒状小径部の下周縁と連続して形成され、前記筒状小径部の下周縁から前記ロア部材へ向かって伸在する第一筒状延長部を有する、
    請求項1または2記載のサスペンション装置。
  4. 前記ダストカバは、前記第一筒状延長部の下周縁と連続して形成され、前記第一筒状延長部の下周縁から外へ向かって斜め下に傾斜した環状スカート部を有し、
    前記ロア部材は、前記ダンパ本体の周囲において外へ向かって斜め下に傾斜する内周部と、前記内周部の外側において前記内周部より窪んだ外周部と、を有する、
    請求項3記載のサスペンション装置。
  5. 前記環状スカート部は、前記ロア部材の前記内周部より大径に形成され、
    前記ダストカバは、前記環状スカート部の外周縁と連続して形成され、前記環状スカート部の外周縁から前記ロア部材へ向かって前記外周部と当接しない長さで伸在する第二筒状延長部を有する、
    請求項4記載のサスペンション装置。
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