JP2016188683A - 複合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の軸方向長さを短くすることが可能な複合装置を提供する。
【解決手段】本発明の複合装置は、ハウジング110を有するロータリーダンパ100と、ロータリーダンパ100に連結される渦巻きばね200とを備え、渦巻きばね200がハウジング110の周囲に配置されることを特徴とする。本発明は、渦巻きばね200がハウジング110の周囲に配置されるため、従来の装置よりも軸方向長さを短くすることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、渦巻きばねとロータリーダンパとを有して構成される単一又は一体の複合装置に関する。
従来、物体に駆動力を付与する渦巻きばねと、物体に抵抗力を付与するロータリーダンパとを有して構成される単一又は一体の複合装置が知られている。下記特許文献1及び2を参照されたい。
従来の複合装置では、特許文献1の図4及び特許文献2の図1に示されるように、渦巻きばねの内端がロータリーダンパのシャフトの一端に連結されていた。しかしながら、このような構成では、渦巻きばねが巻かれるときに、シャフトの一端側に荷重が集中するので、シャフトが偏心し易い。従って、シャフト又は軸受けの強度を高める設計が必要とされ、その結果として、装置の小型化を困難にさせていた。
また、従来の複合装置では、特許文献1の図4及び特許文献2の図1に示されるように、渦巻きばねの外端がロータリーダンパのハウジングに支持された固定部材に連結されていた。しかしながら、固定部材が渦巻きばねの外端の両側で支持されていないので、固定部材の強度を高める設計が必要とされていた。また、このような構成では、渦巻きばねが巻かれるときに、ハウジングの一端側に荷重が集中するので、ハウジングが偏心し易い。
例えば、ハウジングの内部空間にオイルが充填されたロータリーダンパでは、オイルの漏出を防止するためのシールが設けられているが、従来の複合装置の構成では、シャフト又はハウジングが偏心することによってシールが損傷し、オイルが漏出するおそれがあった。
さらに、特許文献1の図2及び特許文献2の図2に示されるように、渦巻きばねとロータリーダンパが重なり合った構成では、装置の軸方向長さが必然的に長くなるという欠点があった。
特許第5104824号公報 特許第4691286号公報
本発明が解決しようとする第1の課題は、装置の軸方向長さを短くすることが可能な複合装置を提供することである。第2の課題は、シャフト及び軸受けの強度を低下させることが可能な複合装置を提供することである。第3の課題は、固定部材の強度を低下させること、並びにシャフトの偏心を抑えることが可能な複合装置を提供することである。第4の課題は、ハウジングの偏心を抑えることが可能な複合装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は以下の複合装置を提供する。
1.ハウジングを有するロータリーダンパと、前記ロータリーダンパに連結される渦巻きばねとを備え、前記渦巻きばねが前記ハウジングの周囲に配置されることを特徴とする複合装置。
2.前記渦巻きばねの内端が前記ハウジングに連結されることを特徴とする前記1に記載の複合装置。
3.前記ロータリーダンパがシャフトと、前記シャフトの一端側に支持される第1のアームと、前記シャフトの他端側に支持される第2のアームと、第1のアーム及び第2のアームに支持される固定部材とを備え、前記渦巻きばねの外端が前記固定部材に連結されることを特徴とする前記1に記載の複合装置。
4.前記ロータリーダンパがシャフトと、前記シャフトの一端側に支持される第1のアームと、前記シャフトの他端側に支持される第2のアームと、第1のアーム及び第2のアームに支持される固定部材とを備え、前記渦巻きばねの内端が前記ハウジングに連結され、前記渦巻きばねの外端が前記固定部材に連結されることを特徴とする前記1に記載の複合装置。
5.前記渦巻きばねの内端が前記ハウジングの軸方向中央部分に連結されることを特徴とする前記2又は4に記載の複合装置。
6.前記固定部材が前記シャフトと可動体又は不動体との間に設けられるジョイントとして機能することを特徴とする前記3又は4に記載の複合装置。
7.前記ロータリーダンパが前記ハウジングと可動体との間に設けられるジョイントと、前記渦巻きばねの一面側で前記ジョイントを支持する第1の支持部と、前記渦巻きばねの他面側で前記ジョイントを支持する第2の支持部とを備えることを特徴とする前記1に記載の複合装置。
8.前記ロータリーダンパが前記ハウジングと可動体又は不動体との間に設けられる第1のジョイントと、前記渦巻きばねの一面側で第1のジョイントを支持する第1の支持部と、前記渦巻きばねの他面側で第1のジョイントを支持する第2の支持部とを備え、前記固定部材が前記シャフトと可動体又は不動体との間に設けられる第2のジョイントとして機能することを特徴とする前記3又は4に記載の複合装置。
前記1に記載の発明によれば、渦巻きばねがハウジングの周囲に配置されるため、従来の装置よりも軸方向長さを短くすることが可能になる。
前記2に記載の発明によれば、従来の装置とは異なり、渦巻きばねの内端がハウジングに連結されるため、シャフト及び軸受けの強度を低下させることが可能になる。
前記3に記載の発明によれば、固定部材が第1のアーム及び第2のアームに支持されるため、従来の装置よりも固定部材の強度を低下させることが可能になる。また、この発明によれば、第1のアームはシャフトの一端側に支持され、第2のアームはシャフトの他端側に支持されるため、荷重がシャフトの一端側と他端側に分散される。従って、シャフト及び軸受けの強度を低下させること、並びにシャフトの偏心を抑えることが可能になる。
前記4に記載の発明によれば、従来の装置とは異なり、渦巻きばねの内端がハウジングに連結されるため、シャフト及び軸受けの強度を低下させることが可能になる。この発明によれば、固定部材が第1のアーム及び第2のアームに支持されるため、従来の装置よりも固定部材の強度を低下させることが可能になる。また、この発明によれば、第1のアームはシャフトの一端側に支持され、第2のアームはシャフトの他端側に支持されるため、荷重がシャフトの一端側と他端側に分散される。従って、シャフト及び軸受けの強度を低下させること、並びにシャフトの偏心を抑えることが可能になる。
前記5に記載の発明によれば、渦巻きばねの内端がハウジングの軸方向中央部分に連結されるため、荷重がハウジングの一端側に偏ることなく、ハウジングの全体に分散される。従って、ハウジングの偏心を抑えることが可能になる。
前記6に記載の発明によれば、固定部材がシャフトと可動体又は不動体との間に設けられるジョイントとして機能するため、固定部材に加えてジョイントを設けなくてもよい。従って、部品点数を削減することが可能になる。また、固定部材は、シャフトの一端側に支持される第1のアーム及びシャフトの他端側に支持される第2のアームに支持されるため、荷重がシャフトの一端側と他端側に分散される。従って、シャフト及び軸受けの強度を低下させること、並びにシャフトの偏心を抑えることが可能になる。
前記7に記載の発明によれば、ハウジングと可動体との間に設けられるジョイントが、渦巻きばねの一面側で該ジョイントを支持する第1の支持部及び渦巻きばねの他面側で該ジョイントを支持する第2の支持部に支持されるため、荷重がハウジングの一端側及び他端側に分散される。従って、ハウジングの偏心を抑えることが可能になる。
前記8に記載の発明によれば、ハウジングと可動体又は不動体との間に設けられる第1のジョイントが、渦巻きばねの一面側で第1のジョイントを支持する第1の支持部及び渦巻きばねの他面側で第1のジョイントを支持する第2の支持部に支持されるため、荷重がハウジングの一端側及び他端側に分散される。従って、ハウジングの偏心を抑えることが可能になる。また、この発明によれば、固定部材がシャフトと可動体又は不動体との間に設けられる第2のジョイントとして機能するため、固定部材に加えてジョイントを設けなくてもよい。従って、部品点数を削減することが可能になる。また、固定部材は、シャフトの一端側に支持される第1のアーム及びシャフトの他端側に支持される第2のアームに支持されるため、荷重がシャフトの一端側と他端側に分散される。従って、シャフト及び軸受けの強度を低下させること、並びにシャフトの偏心を抑えることが可能になる。
図1は、本発明の実施例1の正面図である。 図2は、本発明の実施例1の背面図である。 図3は、本発明の実施例1で採用したケースの正面図である。 図4は、本発明の実施例1で採用したケースの断面図である。 図5は、本発明の実施例1の断面図である。 図6は、本発明の実施例1で採用したシャフトの外観図である。 図7は、本発明の実施例1で採用したロータリーダンパの内部構造を示す図である。 図8は、本発明の実施例1で採用した渦巻きばねの配置を示す図である。 図9は、中空のシャフトを採用した実施例の断面図である。 図10は、本発明の実施例2の断面図である。 図11は、本発明の実施例3の断面図である。
以下、本発明の実施例に基づいて本発明の実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明の技術的範囲は以下の説明の内容に限定されるものではない。
図1に示したように、本発明の一実施形態である実施例1は、ロータリーダンパ100及び渦巻きばね200を有して構成される単一又は一体の複合装置である。本発明で採用し得るロータリーダンパは、物体に抵抗力を付与し得るロータリーダンパである。「物体」とは、渦巻きばねの駆動力によって動く物を意味し、「抵抗力」とは、物体が動く速度を減速させる力を意味する。ロータリーダンパが抵抗力を発生するための構造は、既知の構造を採用し得る。
図1及び図2に示したように、実施例1で採用したロータリーダンパ100は、ハウジング110、シャフト120、第1のアーム130、第2のアーム140、固定部材150及びジョイント160を有して構成される。
図1に示したように、ハウジング110は、ケース111及びカバー112を有して構成される。図3及び図4に示したように、ケース111は、筒状の周壁111aと、周壁111aの一端を閉塞する底壁111bと、周壁111aの内周面から突出する隔壁111c,111dと、周壁111aの外周面から突出する突起111eと、突起111eに形成される溝111fと、底壁111bから外側に向かって延びる支持部111gと有して構成される。図5に示したように、カバー112は、ケース111の開口部(即ち、周壁111aの他端)を閉塞し得るように、ケース111に取り付けられている。
図6に示したように、シャフト120は、隔壁111c,111d間に配置される大径部121と、大径部121の両側に形成される小径部122,123とを有して構成される。また、このシャフト120は、図7に示したように、大径部121の外周面から突出するベーン124,125を有して構成される。小径部122,123の一方122はカバー112に形成された穴に挿通され、小径部122,123の他方123は底壁111bに形成された穴に挿通される。実施例1では、底壁111b及びカバー112がシャフト120の軸受けとして機能している(図5参照)。
実施例1で採用したロータリーダンパ100は、オイル170がハウジング110の内部で流動するときに生じる抵抗を利用して抵抗力を発生するものである。図7に示したように、オイル170は、ハウジング110の内部空間に充填される。ケース111とベーン124,125との間には、オイル170を一方向にだけ流す逆止弁181,182が設けられている。この構成によれば、物体の動きに連動してハウジング110が一方向に回転したときには、逆止弁181,182が閉じた状態で隔壁111c,111dがオイル170の中を移動するので、物体に付与する抵抗力が発生する。一方、物体の動きに連動してハウジング110が逆方向に回転したときには、逆止弁181,182が開いた状態で隔壁111c,111dがオイル170の中を移動するので、物体に付与する抵抗力はあまり発生しない。つまり、実施例1で採用したロータリーダンパ100は、ハウジング110の回転方向によって発生する抵抗力の大きさが異なる。
図5に示したように、ケース111とカバー112との間、ケース111とシャフト120との間及びカバー112とシャフト120との間には、オイル170の漏出を防止するために、シール191,192,193が設けられている。シール191,192,193としては、Oリングなどを用いることが可能である。
図2及び図5に示したように、第1のアーム130は、シャフト120の一端側に支持される。実施例1では、第1のアーム130がシャフト120と結合する穴131を有する。そして、第1のアーム130は、この穴131とシャフト120が結合することによって、シャフト120の一端側に支持されている。第1のアーム130は、シャフト120の周りで回転しないように、シャフト120に取り付けられる。実施例1では、第1のアーム130がシャフト120の周りで回転しないように、六角形状に成形されたシャフト120の一端と第1のアーム130の一端に形成された六角穴131が結合している。図2及び図5に示したように、第1のアーム130の他端には、固定部材150を支持する穴132が形成されている。
図1及び図5に示したように、第2のアーム140は、シャフト120の他端側に支持される。実施例1では、第2のアーム140がシャフト120と結合する穴141を有する。そして、第2のアーム140は、この穴141とシャフト120が結合することによって、シャフト120の他端側に支持されている。第2のアーム140は、シャフト120の周りで回転しないように、シャフト120に取り付けられる。実施例1では、第2のアーム140がシャフト120の周りで回転しないように、六角形状に成形されたシャフト120の他端と第2のアーム140の一端に形成された六角穴141が結合している。図1及び図5に示したように、第2のアーム140の他端には、固定部材150を支持する穴142が形成されている。
図5に示したように、固定部材150は、棒状に成形されている。固定部材150の一端は、第1のアーム130の他端に形成された穴132に支持され、固定部材150の他端は、第2のアーム140の他端に形成された穴142に支持されている。
ジョイント160は、ハウジング110と可動体を接続する継手である。「可動体」とは、渦巻きばね200の駆動力によって動く物体を意味する。例えば、背もたれが回動可能な座席では、背もたれが可動体に相当する。図5に示したように、実施例1では、ジョイント160が支持部111gに取り付けられている。また、実施例1では、シャフト120がシャフト120と不動体を接続するジョイントとしても機能している。「不動体」とは、渦巻きばね200の駆動力によって動かない物体を意味する。例えば、上記の座席では、座部のような背もたれ以外の部分が不動体に相当する。
図1及び図2に示したように、渦巻きばね200は、ロータリーダンパ100の周囲に配置される。より詳細には、図8に示したように、渦巻きばね200は、渦巻きばね200を構成する帯状の材料がケース111の周りで渦を巻くように配置される。このような配置は、従来の装置のようにロータリーダンパに渦巻きばねを重ね合わせた構成と比較して、装置の軸方向長さをより短くすることを可能にする。
渦巻きばね200は、ロータリーダンパ100に連結される。より詳細には、図8に示したように、渦巻きばね200の内側に位置する渦巻きばね200の端部である内端201がハウジング110に連結される。実施例1では、渦巻きばね200の内端201がハウジング110に形成された溝111fに支持されている。このような構成によれば、渦巻きばね200の内端201がシャフト120の一端に連結されていないため、シャフト120の偏心を抑えることができ、また、シャフト120及び軸受けの強度を従来の装置よりも低下させることができる。シャフト120及び軸受けの強度を低下させることは、より自由な設計を可能にし、また、製造コストの削減を可能にする。また、従来の装置では、渦巻きばねの内端がシャフトに連結されていたため、中空のシャフトにジョイントを挿入するような構成を採用できなかったが、実施例1のように渦巻きばね200の内端201をハウジング110に連結することによって、そのような構成を採用することも可能になる(図9参照)。
渦巻きばね200の内端201は、ハウジング110の軸方向中央部分に連結されることが好ましい。それにより、荷重がハウジング110の両端のいずれか一方に偏ることなく、ハウジング110の全体に分散されるため、ハウジング110の偏心を抑えることが可能になる。
図8に示したように、渦巻きばね200の外側に位置する渦巻きばね200の端部である外端202は、固定部材150に連結される。実施例1では、固定部材150が第1のアーム130及び第2のアーム140によって渦巻きばね200の外端202の両側で支持されているため、従来の装置よりも固定部材150の強度を低下させることができる。固定部材150の強度を低下させることは、より自由な設計を可能にし、また、製造コストの削減を可能にする。
上記のように構成される複合装置は、例えば、自動車の座席に適用し得る。この使用例では、座席が座面を有する座部(不動体)と、座部に回動可能に取り付けられた背もたれ(可動体)を有して構成される。この使用例では、ジョイント160が背もたれに設けられたブラケットに接続され、シャフト120が座部に設けられたブラケットに接続される。
背もたれを後方に回転させることによって、ハウジング110が回転すると共に、渦巻きばね200が巻かれる。このときに、渦巻きばね200に弾性エネルギーが蓄積される。ハウジング110の内部では、逆止弁181,182が開いた状態で隔壁111c,111dが回転する。従って、背もたれの回転を阻害するようなロータリーダンパ100の抵抗力は発生しない。
渦巻きばね200に蓄積された弾性エネルギーが放出されることによって、背もたれが後方から前方へ回転する。すなわち、変形した渦巻きばね200がもとの形に戻ろうとする力が駆動力となって背もたれに付与されることによって、背もたれは前方へ回転する。このときに、ハウジング110の内部では、逆止弁181,182が閉じた状態で隔壁111c,111dが回転し、それによりロータリーダンパ100の抵抗力が発生する。従って、渦巻きばね200の駆動力によって背もたれが急速に回転しようとするが、背もたれにロータリーダンパ100の抵抗力が付与されることによって背もたれの回転速度が減速される。
図10に示したように、本発明の他の実施形態である実施例2は、ケース111の底壁111bから外側に向かって延びる支持部111g(第1の支持部)に加えて、カバー112から外側に向かって延びる第2の支持部112aを備える点、及びジョイント160が第1の支持部111g及び第2の支持部112aに支持されている点で、実施例1と異なる。
実施例1では、ハウジング110と可動体との間に設けられるジョイント160が、渦巻きばね200の一面側でジョイント160を支持する第1の支持部111gだけで支持されるため、荷重がハウジング110の一端側に集中し、それによりハウジング110が偏心するおそれがある。
対照的に、実施例2は、ジョイント160が、渦巻きばね200の一面側でジョイント160を支持する第1の支持部111g及び渦巻きばね200の他面側でジョイント160を支持する第2の支持部112aに支持されるため、荷重がハウジング110の一端側及び他端側に分散される。従って、ハウジング110の偏心を効果的に抑えることが可能になる。
本発明のさらに別の実施形態である実施例3は、固定部材150がシャフト120と可動体又は不動体との間に設けられる第2のジョイントとして機能する点で、実施例2と異なる。
実施例3で採用した固定部材150は、実施例1及び2と同様に、第1のアーム130及び第2のアーム140に支持されている。しかしながら、図11に示したように、この固定部材150は、実施例1及び2とは異なり、第2のジョイントとして機能するために、第1のアーム130から突出する部分(第2のジョイントとして機能する部分150a)を有する。なお、実施例3では、シャフト120の位置を固定するために、シャフト120がシャフト120と不動体を接続するジョイントとしても機能している。
上記のように構成される複合装置は、例えば、第1の支持部111g及び第2の支持部112aに支持されたジョイント160(第1のジョイント)が可動体に接続され、第2のジョイント(固定部材150の一部分150a)が不動体に接続されて使用される。別の使用例では、第1のジョイント160が可動体に接続され、第2のジョイント150aが第1のジョイント160が接続される可動体とは異なる可動体に接続される。さらに別の使用例では、第1のジョイント160が不動体に接続され、第2のジョイント150aが可動体に接続される。
実施例3は、固定部材150がシャフト120と可動体又は不動体との間に設けられる第2のジョイントとして機能するため、固定部材150に加えてジョイントを設けなくてもよい。従って、部品点数を削減することが可能になる。また、固定部材150は、シャフト120の一端側に支持される第1のアーム130及びシャフト120の他端側に支持される第2のアーム140に支持されるため、荷重がシャフト120の一端側と他端側に分散される。従って、シャフト120及び軸受けの強度を低下させること、並びにシャフト120の偏心を抑えることが可能になる。
100 ロータリーダンパ
110 ハウジング
111 ケース
111a 周壁
111b 底壁
111e 突起
111f 溝
111c,111d 隔壁
111e 突起
111f 溝
111g 支持部(第1の支持部)
112 カバー
112a 第2の支持部
120 シャフト
121 大径部
122,123 小径部
124,125 ベーン
130 第1のアーム
131 穴(六角穴)
132 穴
140 第2のアーム
141 穴(六角穴)
142 穴
150 固定部材
150a 第2のジョイント(固定部材の一部分)
160 ジョイント(第1のジョイント)
170 オイル
181,182 逆止弁
191,192,193 シール
200 渦巻きばね
201 渦巻きばねの内端
202 渦巻きばねの外端

Claims (8)

  1. ハウジングを有するロータリーダンパと、前記ロータリーダンパに連結される渦巻きばねとを備え、前記渦巻きばねが前記ハウジングの周囲に配置されることを特徴とする複合装置。
  2. 前記渦巻きばねの内端が前記ハウジングに連結されることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  3. 前記ロータリーダンパがシャフトと、前記シャフトの一端側に支持される第1のアームと、前記シャフトの他端側に支持される第2のアームと、第1のアーム及び第2のアームに支持される固定部材とを備え、前記渦巻きばねの外端が前記固定部材に連結されることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  4. 前記ロータリーダンパがシャフトと、前記シャフトの一端側に支持される第1のアームと、前記シャフトの他端側に支持される第2のアームと、第1のアーム及び第2のアームに支持される固定部材とを備え、前記渦巻きばねの内端が前記ハウジングに連結され、前記渦巻きばねの外端が前記固定部材に連結されることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  5. 前記渦巻きばねの内端が前記ハウジングの軸方向中央部分に連結されることを特徴とする請求項2又は4に記載の複合装置。
  6. 前記固定部材が前記シャフトと可動体又は不動体との間に設けられるジョイントとして機能することを特徴とする請求項3又は4に記載の複合装置。
  7. 前記ロータリーダンパが前記ハウジングと可動体との間に設けられるジョイントと、前記渦巻きばねの一面側で前記ジョイントを支持する第1の支持部と、前記渦巻きばねの他面側で前記ジョイントを支持する第2の支持部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  8. 前記ロータリーダンパが前記ハウジングと可動体又は不動体との間に設けられる第1のジョイントと、前記渦巻きばねの一面側で第1のジョイントを支持する第1の支持部と、前記渦巻きばねの他面側で第1のジョイントを支持する第2の支持部とを備え、前記固定部材が前記シャフトと可動体又は不動体との間に設けられる第2のジョイントとして機能することを特徴とする請求項3又は4に記載の複合装置。
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