JP2016188216A - キノリン化合物およびそのような化合物を含有する医薬組成物の調製方法 - Google Patents

キノリン化合物およびそのような化合物を含有する医薬組成物の調製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キナーゼFlt−3(fms様チロシンキナーゼ3)の阻害、製御及び/又は調整する低分子化合物であって、望ましくない工程汚染物質又は副産物の形成を最小化するキノリンを含有する化合物の新規な調製工程、及び該化合物を含有する医薬組成物の提供。【解決手段】式Iで表されるキノリンを含有する組成物、又はその薬学的に許容される塩の製法。[X1及びX2は各々独立にH、Br、CI又はF;n1及びn2は各々独立に1又は2]【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本願は、参照により本明細書に組み込まれている、2011年2月10日に出願された米国仮特許出願第61/441520号および2011年2月10日に出願された米国仮特許出願第61/441527号の優先権の利益を主張するものである。
本開示は、プロテインキナーゼ酵素活性の調節に有用な化合物の調製方法に関する。より具体的には、本開示は増殖、分化、プログラム細胞死、遊走、およびケモインベージョンのような細胞の活動を調節するのに有用なキノリンの調製方法およびそのような化合物を含有する医薬組成物に関する。
従来、癌治療における劇的な改善は新規のメカニズムを介して作用する治療薬剤の同定に関係がある。癌治療に利用されうる1つのメカニズムはプロテインキナーゼ活性の調節であり、それはプロテインキナーゼ活性を通じたシグナル伝達が腫瘍細胞の多くの特徴に関与するためである。プロテインキナーゼシグナル伝達は、例えば、腎臓、胃、頭頸部、肺、乳房、前立腺、および結腸直腸癌、肝細胞がん、脳腫瘍細胞の成長や増殖に特に関連性がある。
プロテインキナーゼは受容体型と非受容体型に分類される。受容体型チロシンキナーゼは種々の生物学的活性を持つ非常に多くの膜貫通型受容体より成る。受容体型チロシンキナーゼの詳細な議論についてはPlowman et al., DN&P 7(6): 334-339, 1994を参照されたい。プロテインキナーゼおよびそれらのリガンドは様々な細胞の活動において重要な役割を果たすため、プロテインキナーゼ酵素活性の脱制御は、癌に関連する制御不能な細胞の成長のような、変えられた細胞の性質を導き得る。腫瘍学的な示唆に加えて、変えられたキナーゼシグナリングは、例えば、免疫不全、心臓血管の疾患、炎症性疾患、および変性疾患を包含する非常に多くの他の病理学的な疾患に関連がある。したがって、プロテインキナーゼは低分子薬発見における魅力的な標的である。抗血管形成および増殖抑制活性に対し、低分子調節における特に魅力的な標的は、受容体チロシンキナーゼc‐Met、KDR、c‐Kit、Axl、flt‐3、およびflt‐4を包含する。
キナーゼc‐Metは、Met、Ron、およびSeaを包含するヘテロ二量体性の受容体型チロシンキナーゼ(RTKs)のサブファミリーの原型的なメンバーである。c‐Metの内因性のリガンドは肝細胞増殖因子(HGF)であり、強力な血管新生誘導因子である。HGFのc‐Metへの結合は自己リン酸化を介した受容体の活性化を誘導し、その結果、受容体依存性のシグナリングが増加し、それにより細胞増殖や浸潤を促進する。抗HGF抗体またはHGFアンタゴニストは生体内での腫瘍転移を阻害することが示されている(Maulik et al Cytokine & Growth Factor Reviews 2002 13, 41-59参照)。c‐Metの過剰発現は乳房、大腸、腎臓、肺、扁平上皮細胞、骨髄性白血病、血管腫、黒色腫、星状細胞腫、および膠芽細胞腫を包含する様々な腫瘍のタイプで現れる。加えて、c‐Metのキナーゼドメインの活性化突然変異が遺伝性および散発性の腎乳頭腫や扁平上皮細胞がんで同定されている(例えばMaulik et al., Cytokine & growth Factor reviews 2002 13, 41-59;Longati et al., Curr Drug Targets 2001, 2, 41-55; Funakoshi et al., Clinica Chimica Acta 2003 1-23参照)。
上皮細胞増殖因子(EGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)、およびエフリンのシグナル伝達の阻害は細胞増殖および血管新生、腫瘍の成長および生存に必要な2つの鍵となる細胞のプロセスを抑制する(Matter A., Drug Disc. Technol. 2001 6, 1005-1024)。キナーゼKDR(キナーゼ挿入ドメイン受容体型チロシンキナーゼと言う)やflt‐4(fms様チロシンキナーゼ‐4)はいずれもVEGF受容体である。EGF、VEGF、およびエフリンのシグナル伝達の阻害は細胞増殖および血管新生、腫瘍の成長および生存に必要な2つの鍵となる細胞のプロセスを抑制する(Matter A. Drug Disc. Technol. 2001 6, 1005-1024)。EGFおよびVEGF受容体は低分子阻害の望ましい標的である。VEGFファミリーの全てのメンバーが細胞表面のチロシンキナーゼ受容体(VEGFRs)に結合することにより、細胞の応答を刺激し、それらを二量体化させ、リン酸転移を通じて活性化を引き起こす。VEGF受容体はイムノグロブリン様ドメインを有する細胞外の部分、単一の膜貫通領域、およびわずかなチロシンキナーゼドメインを含有する細胞内の部分を有する。VEGFはVEGFR‐1とVEGFR‐2に結合する。VEGFR‐2はVEGFに対する既知の細胞応答のほとんど全てを仲介することで知られている。
キナーゼc‐Kit(幹細胞因子受容体またはスチール因子受容体とも呼ばれる)は血小板由来成長因子受容体のサブファミリーに属するタイプ3の受容体型チロシンキナーゼ(RTK)である。c‐Kitおよびc‐Kitリガンドの過剰発現は、ヒトの消化管間質腫瘍、肥満細胞症、胚細胞腫瘍、急性骨髄性白血病(AML)、NKリンパ腫、小細胞肺癌、神経芽細胞腫、婦人科腫瘍、および大腸がんを包含する様々なヒトの疾患にみられる。さらに、c‐Kitの発現上昇はまた、1型の神経線維腫症(NF‐1)、間葉腫瘍GISTs、および肥満細胞症に関わる新生組織形成の発展や活性化c‐Kitに関わる他の障害に関連する。
キナーゼFlt‐3(fms様チロシンキナーゼ‐3)は、AMLの患者の大部分で、膜近傍もしくはキナーゼドメインの活性化ループの変異を介して構成的に活性化されている(Reilly, Leuk. Lymphoma, 2003, 44: 1-7)。
上記のc‐Met、VEGFR2、KDR、c‐Kit、Axl、flt‐3、およびflt‐4のようなキナーゼのシグナル伝達を特に阻害、制御および/または調節する低分子化合物は、異常な細胞増殖や血管新生に関連する病態を治療するまたは抑える手段として特に望ましい。そのような低分子の1つが化合物IAであり、化学構造
を有する。WO2005/030140は、化合物IA(表2、化合物12、実施例48)の合成を記載し、またキナーゼ(Assays、表4、エントリー289)のシグナル伝達を阻害、制御および/または調節するこの分子の治療活性について開示しており、その内容の全体は参照により本明細書に組み込まれている。
治療効果は治療薬に関する一番の関心事であるが、医薬組成物はその開発と同じくらい重要と成り得る。一般的に、薬剤開発企業は十分な水溶性(溶出速度を包含する)、貯蔵安定性、吸湿性、および再現性等の望ましい特性を有する医薬組成物を発見するために努力しており、それらの全てが薬剤のプロセス可能性、製造、および/またはバイオアベイラビリティに影響を与え得る。
結果的に、望ましくない工程汚染物質または副産物の形成を最小化する化合物IAのようなキノリンを作る新しい工程を発見する必要がある。また、工程副産物が本質的にない化合物IAのようなキノリンを含有する新しい医薬組成物も必要である。
これらおよび他の必要性は、キノリンを含有する組成物またはその薬学的に許容される塩の製法を目的とした本開示により満たされる。
1つの態様において、本開示は式Iの化合物


またはその薬学的に許容される塩の調製方法に関し、ここで、
はH、Br、ClまたはFであり、
はH、Br、ClまたはFであり、
n1は1〜2であり、
n2は1〜2である。
上記化合物を調製するのに有用な中間体もまた開示されている。
式Iの化合物はプロテインキナーゼモジュレータとして有用であり、それらはRetおよびc‐Metを包含する様々なプロテインキナーゼを阻害する。
他の態様において、本開示は化合物IA
からの化合物IB
の調製方法であって、
(a)化合物IA、L‐リンゴ酸、メチルエチルケトンおよび水を含む混合物を加熱し撹拌する工程、
(b)混合物を冷却する工程、
(c)連続的に混合物を真空蒸留する工程、および
(d)化合物IBをろ過により単離する工程、を含む、調製方法を提供する。
他の態様において、本開示は化合物IA

からの化合物IB
の調製方法であって、
(a)化合物IA、L‐リンゴ酸、メチルエチルケトンおよび水を含む混合物を加熱し撹拌する工程、
(b)混合物を冷却する工程、
(c)混合物を化合物IBと分散させる工程、
(d)混合物を真空蒸留する工程、および
(e)化合物IBをろ過により単離する工程、を含む、調製方法を提供する。
他の態様において、本開示は構造が

である、100ppm未満の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物I、IA、またはIBを提供する。
他の態様において、本開示は経口投与のための式Iの化合物、化合物IA、または化合物IBを含有する医薬組成物を提供する。
他の態様において、本開示は表1
による医薬錠剤組成物を提供する。
他の態様において、本開示は表2
による医薬錠剤組成物を提供する。
他の態様において、本開示は表2A
による医薬錠剤組成物を提供する。
他の態様において、本開示は表3
による医薬カプセル組成物を提供する。
他の態様において、本開示は表4
による医薬カプセル組成物を提供する。
他の態様において、本開示は表5
による医薬カプセル組成物を提供し、ここでIB重量均等物が与えられる。
他の態様において、本開示は表6
による医薬カプセル組成物を提供し、ここでIB重量均等物が与えられる。
他の態様において、本発明は構造が

である、100ppm未満の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物I、IA、またはIBを含む医薬組成物および薬学的に許容されるキャリアを目的とする。
本明細書に記載する本開示に多くの異なる態様および実施形態があり、各態様および各実施形態は、本開示の範囲に関して限定的ではない。「態様」または「実施形態」という用語が本明細書のどこに現れるかに関わらず、「態様」および「実施形態」という用語は非限定的であることを意図している。本明細書で使用する「含む」という移行用語は、「包含する」、「含有する」または「特徴とする」と同義語であり、包括的またはオープンエンドであり、付加的な記載のない要素を除外しない。
定義
本明細書で使用されるように、以下の語および表現は一般に下記に定める意味を持つことを意図するが、それらが使用される文脈が別の意味を示す、またはそれらが何か異なることを意味すると明確に定義される場合は例外とする。
「〜できる」という語は、「〜しなければならない」という語と対比して、非限定的な意味で使用される。したがって、例えば本発明の多くの態様において、ある要素が特定の特性を持つことを「できる」と記載する場合、それは本発明により対象の要素がその特性を持つことを許可されるという意味であり、それを持つ必要があるわけではない。
基「R」が環系上に「浮遊する」ように描かれた場合、他に定義される場合を除き、安定した構造が形成される限り、置換基「R」が環系のどの原子にも存在しうることを意味し、描かれるか、暗示されるか、明確に定義される水素を環の原子の1つから置換すると仮定する。
そのように描かれた「浮遊する」基が複数ある場合、例えば2つの基がある場合、他に定義される場合を除き、「浮遊する」基は環系のどの原子にも存在しうることを意味し、この場合においてもそれぞれが、描かれるか、暗示されるか、明確に定義される環上の水素を置換すると仮定する。
「薬学的に許容される塩」は酸付加塩を包含する。
「薬学的に許容される酸付加塩」は、遊離塩基の生物学的効果を保持し、生物学的または他の意味で望ましくない塩であって、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸、またはその混合物、および例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p‐トルエンスルホン酸、サリチル酸等の有機酸、またはその混合物とともに形成される塩を表す。
「本質的に工程副産物または汚染物質のない」という表現で使用する「本質的にない」は、本明細書で開示される化合物または組成物が200ppm以下のそのような副産物または汚染物質と混合されることを意味する。
本開示は以下の実施例によりさらに例示されるが、本開示の範囲または精神をそれらに記載の特定の手順に制限するものとして解釈されるものではない。他に指定しない限り、出発物質および様々な中間体は、商業的供給源から得ても、市販の有機化合物から調製しても、または周知の合成方法を用いて調製してもよい。
方法
態様1:式Iの化合物の製法
本発明の態様(1)は式Iの化合物

またはその薬学的に許容される塩の調製方法に関し、ここで、
はH、Br、ClまたはFであり、
はH、Br、ClまたはFであり、
n1は1〜2であり、
n2は1〜2であり、
その方法は式g(1)の化合物を反応物質z(1)と接触させ式Iの化合物を生じる工程

を含む。
反応は、有利には、適切な反応条件下で行われる。適切な反応条件の非限定的な例は、塩基性条件の使用を包含する。態様(1)で使用可能な塩基性条件の非限定的な例は、例えば水性のKOH、NaOH、KCO、NaCO、KPO、NaPO、KHPO、NaHPO等の無機塩基、またはその混合物の使用を包含する。適切な反応条件の他の非限定的な例は、適切な溶媒の使用を包含する。使用可能な適切な溶媒の非限定的な例は、例えばTHF、アセトン、エタノール等の水混和性溶媒、またはその混合物を包含する。適切な反応条件の他の非限定的な例は、適切な温度の使用を包含する。反応に使用できる適切な温度は、約10℃から約30℃の範囲、あるいは約15℃から約28℃の範囲、あるいは約20℃から約25℃の範囲の温度を包含する。反応により形成される生成物は遊離塩基形であり、この遊離塩基形は当技術分野で周知の方法により、その薬学的に許容される塩に変換されてもよい。例えば、式Iの化合物は、L‐リンゴ酸および適切な溶媒を加えることによりL‐リンゴ酸塩に変換できる。
式Iの化合物の有用性は、参照により本明細書に組み込まれている、WO2005/030140A2でさらに記載される。
態様(1)の実施形態 パートA
態様(1)の他の実施形態において、XはClまたはFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはClまたはFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはHである。
態様(1)の他の実施形態において、XはHである。
態様(1)の他の実施形態において、n1は1である。
態様(1)の他の実施形態において、n2は1である。
態様(1)の他の実施形態において、n1は2である。
態様(1)の他の実施形態において、n2は2である。
上記の態様(1)の式Iの全ての化合物は、X、X、n1、またはn2のそれぞれに対しパートAにおいて開示された択一的な実施形態のいずれかと、X、X、n1、またはn2のそれぞれに対しパートAにおいて開示された他の択一的な実施形態のいずれかとの組み合わせ、およびそのような組み合わせのいずれかの薬学的に許容される塩を包含する。
態様(1)の実施形態 パートB
態様(1)の他の実施形態において、n1およびn2はそれぞれ1である。
態様(1)の他の実施形態において、n1およびn2はそれぞれ2である。
態様(1)の他の実施形態において、n1は1、n2は2である。
態様(1)の他の実施形態において、n1は2、n2は1である。
態様(1)の他の実施形態において、XはH、XはFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはF、XはHである。
態様(1)の他の実施形態において、XおよびXはそれぞれHである。
態様(1)の他の実施形態において、XおよびXはそれぞれFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはCl、XはHである。
態様(1)の他の実施形態において、XはH、XはClである。
態様(1)の他の実施形態において、XおよびXはそれぞれClである。
態様(1)の他の実施形態において、XはCl、XはFである。
態様(1)の他の実施形態において、XはF、XはClである。
態様(1)の実施形態 パートC
態様(1)の実施形態において、式g(1)の化合物は、式f(1)の化合物を反応物質y(1)と反応させ式g(1)の化合物を生じることにより作ることができ、
ここで、LGは脱離基を表し、Xおよびn2はそれぞれ態様(1)または態様(1)パートAの実施形態のいずれかに定義された通りである。脱離基の非限定的な例は、Cl、Br、またはF等のハロ基を包含する。2‐フルオロ‐4‐アミノフェノールおよび4‐アミノフェノール等の反応物質y(1)の様々な化合物が市販されている。また、当業者は、市販の出発物質を用い、周知の技術を用いてこれらの市販の出発物質を修正し反応物質y(1)の範囲内の様々な化合物を生じることにより、反応物質y(1)のバリエーションを作ることができる。
この実施形態の反応は、有利には、適切な反応条件下で行われる。適切な反応条件の非限定的な例は、極性溶媒等の適切な溶媒の使用を包含する。使用可能な極性溶媒の非限定的な例は、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、酢酸エチル、N‐メチルピロリドン(NMP)、炭酸プロピレン等、またはその混合物を包含する。他の実施形態において、極性溶媒はジメチルアセトアミド(DMA)である。他の実施形態において、極性溶媒はジメチルスルホキシド(DMSO)である。他の実施形態において、極性溶媒はジメチルホルムアミド(DMF)である。他の実施形態において、極性溶媒は酢酸エチルである。他の実施形態において、極性溶媒はN‐メチルピロリドン(NMP)である。他の実施形態において、極性溶媒は炭酸プロピレンである。他の実施形態において、溶媒はTHFおよびDMAを含む混合物等の溶媒の混合物である。
反応物質f(1)およびy(1)は、約10℃から約30℃、あるいは約15℃から約28℃、あるいは約20℃から約25℃の温度でともに加えることができる。その後、混合物を約80℃から約125℃、あるいは約95℃から約110℃、あるいは約100℃から約105℃の温度に加熱し、反応が完了するまで選択された温度を保持する。
態様(1)のこの工程における、適切な反応条件の他の非限定的な例は、金属水酸化物または非求核塩基等の適切な塩基の使用を包含する。金属水酸化物の例は、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを包含する。使用可能な非求核塩基の非限定的な例は、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムテトラメチルピペリジド、および例えばナトリウムtert‐ブトキシド、カリウムtert‐ブトキシド、ナトリウムペントキシド等のアルカリ金属アルコキシド、またはその混合物を包含する。好ましくは、塩基はナトリウムtert‐ブトキシドまたはナトリウムtert‐ペントキシドである。1つの実施形態において、塩基はナトリウムtert‐ペントキシドである。一般的にナトリウムtert‐ペントキシドは、テトラヒドロフランに溶解した35重量パーセントの塩基溶液または95重量パーセントの固体試薬として市販されている。好ましくは、ナトリウムtert‐ペントキシドは、95重量パーセント固体である。
一般的に、使用されるf(1)のモルに対して約1.1から3.0モル当量の塩基が使用される。より好ましくは、使用されるf(1)のモルに対して1.3から2.5モル当量の塩基が使用される。より好ましくは、使用されるf(1)のモルに対して1.5から2.2モル当量の塩基が使用される。より好ましくは、使用されるf(1)のモルに対して1.7から2.1モル当量の塩基が使用される。
一般的に、使用されるアミノフェノールのモル当量の量は、使用される塩基のモル当量を上回る。1つの実施形態において、使用される塩基のモル当量に対して1.1から2モル当量のアミノフェノールが使用される。
いったん反応が実質的に完了すると、反応混合物は約10℃から約25℃の温度に冷却することができる。約5℃から約35℃に及ぶ温度を保持する速度で予冷した水を入れることができる。あるいは、約10℃から約25℃に及ぶ温度を保持する速度で予冷した水を入れることができる。非限定的な例として、予冷した水は約0℃から約10℃に及ぶ温度でもよい。他の非限定的な例として、予冷した水は約2℃から約7℃に及ぶ温度でもよい。沈殿物は、標準条件下でろ過により回収でき、標準精製法により精製できる。
態様(1)の実施形態 パートD
態様(1)の実施形態において、式f(1)の化合物は、式e(1)の化合物を式f(1)の化合物に変換することにより作ることができ、

ここで、LGは脱離基を表す。使用可能な脱離基の非限定的な例は、ハロゲン化剤により加えることができるハロ基(例えば、Cl、Br、またはF)を包含する。使用可能なハロゲン化剤の非限定的な例は、例えばSOCl、SOCl、COCl、PCl、POCl等の塩素化剤を包含する。
反応は、有利には、適切な反応条件下で行われる。態様(1)のパートDにおける適切な反応条件の非限定的な例は、適切な溶媒の使用を包含する。式e(1)の化合物のハロゲン化における使用可能な適切な溶媒の非限定的な例は、例えばCHCN、DMF等の極性の非プロトン性溶媒、またはその混合物を包含する。他の実施形態において、アセトニトリルに溶解したPOCl、DMFに溶解したCOCl、またはDMFに溶解したSOClを用いて塩素化を行うことができる。塩素化剤の添加は、有利には、約60℃から約90℃の温度で行う。他の実施形態において、塩素化剤の添加は、約70℃から約85℃の温度で行うことができる。他の実施形態において、塩素化剤の添加は、約74℃から約80℃の温度で行うことができる。その後、生成物はろ過により回収でき、標準的な方法を用い精製できる。
態様(1)の実施形態 パートE
態様(1)の実施形態において、反応物質z(1)は、反応物質z(1a)を塩素化剤と反応させ反応物質z(1)を生じることにより作ることができ、
ここで、XはBr、ClまたはFであり、n1は1〜2である。反応物質z(1a)の化合物は、WO2005/030140A2の実施例25に記載した方法にしたがい作ることができ、当業者は、市販の出発物質を用い、反応物質z(1a)の範囲内の様々な化合物を考え出し、必要な置換を行うことができる。WO2005/030140A2の実施例25は、参照により本明細書に組み込まれている。
反応は、有利には、適切な反応条件下で行われる。適切な反応条件の非限定的な例は、例えばPOCl、塩化オキサリル等の塩素化剤の使用を包含する。他の実施形態において、塩素化剤として塩化オキサリルが用いられる。適切な反応条件の非限定的な例は、約0℃から約25℃の範囲の温度で、あるいは約5℃から約20℃の範囲の温度で、反応を行うことを包含する。適切な反応条件の他の非限定的な例は、適切な溶媒中で反応を行うことを包含する。使用可能な適切な溶媒の非限定的な例は、例えばハロゲン化炭化水素(例えば、ジクロロメタンおよびクロロホルム)、エーテル(例えばEtO)、ジオキサン、触媒的DMFを含有するテトラヒドロフラン(THF)等の極性の非プロトン性溶媒、またはその混合物を包含する。その結果得られた反応物質z(1)を含有する溶液は、さらなる処理なしに、式Iの化合物を作るために用いることができる。
態様(1)の他の実施形態
態様(1)の他の実施形態において、式Iの化合物は、式IA‐1の化合物
またはその薬学的に許容される塩であって、ここで、XはH、Cl、BrまたはFであり、XはH、Cl、BrまたはFである。化合物IAは遊離塩基形であるか、その薬学的に許容される塩に変換されてもよい。したがって、化合物IAは、L‐リンゴ酸および適切な溶媒を加えることによりそのL‐リンゴ酸塩に変換できる。
態様(1)のパートDの他の実施形態において、式e(1)の化合物は、化合物e(2)

であり、式f(1)の化合物は化合物f(2)

である。
態様(1)のパートCの他の実施形態において、式f(1)の化合物は、化合物f(2)

であり、反応物質y(1)は、反応物質(y)(2)
であり、ここで、Xは水素またはフッ素であり、式g(1)の化合物は式g(2)

である。
さらなる実施形態において、反応は非求核塩基を用いる。さらなる実施形態において、非求核塩基はアルカリ金属アルコキシドであり、反応は極性溶媒中で行われる。さらなる実施形態において、アルカリ金属アルコキシドはナトリウムtert‐ブトキシドであり、極性溶媒はDMAである。
態様(1)のパートCの他の実施形態において、式f(1)の化合物は、化合物f(2)

であり、反応物質y(1)は、反応物質(y)(3)
であり、ここで、Xは水素またはフッ素であり、式g(1)の化合物は化合物g(3)

である。
本開示の態様(1)の他の実施形態において、式g(1)の化合物は、化合物g(3)

であり、反応物質z(1)は、反応物質(z)(2)
であり、式Iの化合物は化合物IA
である。
さらなる実施形態において、反応は、無機塩基の存在下で行われる。さらなる実施形態において、無機塩基はKCOであり、この反応において用いられる溶媒はTHFとHOの組み合わせである。
本開示の態様(1)の他の実施形態において、式g(1)および反応物質z(1)それぞれにおけるXおよびXは、それぞれClまたはFから選択される。他の実施形態において、式g(2)および反応物質z(1)それぞれにおけるXおよびXは、いずれもFである。
式f(2)の化合物またはその薬学的に許容される塩は、塩素化剤を用い、適切な溶媒中で式e(2)の化合物を式f(2)の化合物に変換することにより作ることができる。
式f(2)の化合物は、その遊離塩基形であるか、その薬学的に許容される塩に変換されてもよい。この態様において使用可能な反応条件は、態様(1)のパートEにおいて開示された反応条件のいずれかを包含する。
態様2:式g(2)の化合物の製法
本開示の態様(2)は化合物g(2)

またはその薬学的に許容される塩の調製方法に関し、その方法は化合物f(2)を反応物質y(3)と適切な溶媒中で塩基性条件下(例えば2,6‐ルチジンを使用)で反応させ化合物g(3)を生じる工程
を含む。この態様において使用可能な反応条件は、態様(1)のパートCにおいて開示された反応条件のいずれかを包含する。
この態様において使用可能な代わりの反応条件は、態様(1)のパートCおよびDにおいて開示された反応条件のいずれかを包含する。
態様3:化合物IBの製法
前述の通り、1つの態様において、本発明は化合物IA
からの化合物IB
の調製方法であって、
(a)化合物IA、L‐リンゴ酸、メチルエチルケトンおよび水を含む混合物を加熱し撹拌する工程、
(b)混合物を冷却する工程、
(c)連続的に混合物を真空蒸留する工程、および
(d)化合物IBをろ過により単離する工程、を含む、調製方法を提供する。
本態様の1つの実施形態において、化合物IAは、メチルエチルケトン(MEK)/水(1:1)の混合物に溶解した十分な量のL‐リンゴ酸と混合される。あるいは、L‐リンゴ酸は、メチルエチルケトンに溶解した化合物IAの混合物に水溶液として加えられる。一般に、L‐リンゴ酸の量は化合物IAに対し1モル当量より多い。MEK/水に溶解した化合物IAおよびL‐リンゴ酸の混合物は、例えばかき混ぜ等により撹拌しながら約40〜70℃、好ましくは約50〜60℃、より好ましくは約55〜60℃で、約1から約5時間加熱される。加熱終了時に、混合物を任意でろ過により浄化し、透明溶液を得る。その後、その結果得られた透明溶液を1から約5回、150から200mmHg、55℃の最大ジャケット温度で真空蒸留し、所望の結晶性化合物IBを提供する。
1つの実施形態において、L‐リンゴ酸は、化合物IAに水溶液として入れられる。一般に、L‐リンゴ酸の量は化合物IAに対し1モル当量より多い。MEK/水に溶解した化合物IAおよびL‐リンゴ酸の混合物は、例えばかき混ぜ等により撹拌しながら約40〜70℃、好ましくは約50〜60℃、より好ましくは約55〜60℃で、約1から約5時間加熱される。加熱終了時に、混合物を任意でろ過により浄化し、約30〜40℃の温度、より好ましくは約33〜37℃の温度の透明溶液を得る。この透明溶液は、結晶化を促進するために任意で分散される。分散後、その結果得られた混合物は上記のように真空蒸留される。
1つの実施形態において、化合物IBはN‐1形態である。他の実施形態において、化合物IBはN‐2形態である。他の実施形態において、化合物IBはN‐1形態およびN‐2形態の混合物である。化合物IBのN‐1およびN‐2形態の調製方法は、内容の全体が参照により本明細書に組み込まれているWO2010/083414(PCT/US2010021194)に開示されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物IAまたはIBに関する。1つの実施形態において、化合物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物IAに関する。1つの実施形態において、化合物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物IBに関する。1つの実施形態において、化合物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されたN‐1形態の化合物IBに関する。1つの実施形態において、化合物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されたN‐2形態の化合物IBに関する。1つの実施形態において、化合物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されたN‐1形態およびN‐2形態の混合物としての化合物IBに関する。1つの実施形態において、化合物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。他の実施形態において、化合物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
医薬組成物
他の実施形態において、本開示は、化合物I、IA、またはIBを含む医薬組成物に関する。薬学的に許容される組成物の製剤化に使用される様々なキャリア、その大量調製およびそれに続く単位剤形への製造のための周知の技術が、本明細書に開示される医薬組成物を作るために用いられ、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 21st edition, 2005, ed. D. B. Troy, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, and Encyclopedia of Pharmaceutical Technology, eds. J. Swarbrick and J. C. Boylan, 1988-1999, Marcel Dekker, New Yorkに記載されている。組成物に使用されるキャリアおよび賦形剤の量は、使用される活性成分(すなわち、化合物I、IAまたはIB)の量により比例的に変えることができる。
1つの実施形態において、医薬組成物は錠剤である。
他の実施形態において、医薬組成物はカプセルである。
他の実施形態において、医薬組成物は化合物IAを含む。
他の実施形態において、医薬組成物は化合物IBを含む。
他の実施形態において、医薬組成物はN‐1多形体としての化合物IBを含む。
他の実施形態において、医薬組成物はN‐2多形体としての化合物IBを含む。
他の実施形態において、医薬組成物はN‐1形態およびN‐2形態の混合物としての化合物IBを含む。
他の実施形態において、本開示は、化合物IAまたはIB、1つ以上の充填剤、1つ以上の崩壊剤、1つ以上の流動促進剤、および1つ以上の潤滑剤を含む医薬組成物に関する。
この実施形態において、充填剤は微結晶性セルロースを含む。
この実施形態において、崩壊剤はクロスカルメロースナトリウムを含む。
この実施形態において、崩壊剤はクロスカルメロースナトリウムおよびデンプングリコール酸ナトリウムを含む。
この実施形態において、流動促進剤はヒュームドシリカを含む。
この実施形態において、潤滑剤はステアリン酸を含む。
他の実施形態において、本開示は、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、ラクトース、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、コロイド状二酸化ケイ素、およびステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物に関する。
他の実施形態において、本開示は、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、界面活性剤、クロスカルメロースナトリウム、コロイド状二酸化ケイ素、およびステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物に関する。
他の実施形態において、本開示は、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒュームドシリカ、およびステアリン酸を含む医薬組成物に関する。
他の実施形態において、本開示は、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、無水ラクトース、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、二酸化ケイ素、およびステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物に関する。
他の実施形態において、本開示は、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、無水ラクトース、ヒドロキシプロピルセルロース、界面活性剤、クロスカルメロースナトリウム、二酸化ケイ素、およびステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物に関する。
他の態様において、本開示は上記の表1、2、2A、3、4、5、および6による医薬組成物を提供する。組成物は、当業者に利用可能な方法により調製される。例えば、錠剤製剤は、錠剤組成物の成分を合わせ、混合し、圧縮することにより調製される。カプセル組成物は、成分を合わせ、混合し、その後ブレンドをゼラチンカプセルに入れることにより調製される。
例えば、25mgのカプセル(表3、10%薬物負荷製剤)は、以下のように調製される。製剤原料を粉砕機を通し解砕する。解砕した製剤原料はその後、等体積のプロソルブHD90とともにふるいにかけられる。ステアリン酸を除く賦形剤はふるいにかけられ、ともにふるいをかけられた製剤原料と一緒にブレンダーに入れられる。混合物はVブレンダーで混合される。この工程が繰り返され無潤滑ブレンドの第2の副ロットを製造する。2つの副ロットはその後Vブレンダーで一緒に混ぜ合わされ、等体積の無潤滑ブレンドとともにふるいをかけられたステアリン酸で潤滑される。その後、自動カプセル充填機を用いて最終ブレンドを不透明な、サイズ1のゼラチンカプセルに封入する。その後、カプセルは自動重量選別機を通して重量選別される。
100mgのカプセル(表4、50%薬物負荷製剤)を、潤滑ブレンドより前に混ぜ合わされる、5kgのブレンドの2つの等しい副ロットにおいて製造する。製剤原料を粉砕機を通し解砕する。ステアリン酸を除く賦形剤はふるいにかけられ、解砕した製剤原料と一緒にミキサーに入れられる。混合物は高せん断ミキサーで混合される。この工程が繰り返され無潤滑ブレンドの第2の副ロットを製造する。その後、自動カプセル充填機を用いて最終ブレンドをスウェーデンの経口用不透明(oraopaque)な、サイズ1のゼラチンカプセルに封入する。その後、カプセルは自動重量選別機を通して重量選別される。
50および60mgのカプセル(表5および6)は、25および100mgのカプセルと同じ方法で調製する。
他の態様において、本開示は式IAまたはIBの化合物を含む医薬組成物および100ppm未満の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された薬学的に許容されるキャリアに関する。構造が


である6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールは、塩化物f(1)を作る試薬e(1)として用いることができ、化合物IAまたはIBの合成中に作られる副産物である。人体への投与を予定した医薬組成物において6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールのような汚染物質または副産物の濃度を最小限に抑えることが望まれる。
1つの実施形態において、先の実施形態(例えば、表1、2、2A、3、4、5、および6の医薬組成物)のいずれかで定義するような医薬組成物は、100ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、先の実施形態のいずれかで定義するような医薬組成物は、50ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、先の実施形態のいずれかで定義するような医薬組成物は、25ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、先の実施形態のいずれかで定義するような医薬組成物は、15ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、先の実施形態のいずれかで定義するような医薬組成物は、10ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、先の実施形態のいずれかで定義するような医薬組成物は、5ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、先の実施形態のいずれかで定義するような医薬組成物は、2.5ppmの6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された、化合物IAまたはIB、1つ以上の充填剤、1つ以上の崩壊剤、1つ以上の流動促進剤、および1つ以上の潤滑剤を含む医薬組成物に関する。
この実施形態において、充填剤は微結晶性セルロースを含む。
この実施形態において、崩壊剤はクロスカルメロースナトリウムを含む。
この実施形態において、崩壊剤はクロスカルメロースナトリウムおよびデンプングリコール酸ナトリウムを含む。
この実施形態において、流動促進剤はヒュームドシリカを含む。
この実施形態において、潤滑剤はステアリン酸を含む。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒュームドシリカ、およびステアリン酸を含む医薬組成物に関する。この実施形態の1つの実施形態において、組成物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、無水ラクトース、ヒドロキシプロピルセルロース、界面活性剤、クロスカルメロースナトリウム、二酸化ケイ素、およびステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物に関する。この実施形態の1つの実施形態において、組成物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
他の実施形態において、本開示は、100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された、化合物IAまたはIB、微結晶性セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ヒュームドシリカ、およびステアリン酸を含む医薬組成物に関する。この実施形態の1つの実施形態において、組成物は50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。この実施形態の他の実施形態において、組成物は2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されている。
本発明は以下のスキーム1の実施例およびその説明によりさらに例示されるが、本発明の範囲または精神をそれらに記載の特定の手順に制限するものとして解釈されるものではない。以下の実施例で明示するように、本発明により網羅される化合物を生成するために、出発物質を変更し、追加の工程を採用できることを当業者は認識するであろう。上記の変形のいくつかを達成するために、異なる溶媒または試薬の使用を必要とするかもしれないことも当業者は認識するであろう。特に指定のない限り、全ての試薬および溶媒は市販の標準的な等級であり、さらなる精製なしに使用する。例えば、空気、窒素、水素、アルゴン等の反応を進めるために適切な雰囲気は、当業者には明らかである。
N‐(4‐{[6、7‐ビス(メチルオキシ)キノリン‐4‐イル]オキシ}フェニル)‐N´‐(4‐フルオロフェニル)シクロプロパン‐1、1‐ジカルボキサミドおよびその(L)‐リンゴ酸塩の調製
N‐(4‐{[6,7‐ビス(メチルオキシ)キノリン‐4‐イル]オキシ}フェニル)‐N´‐(4‐フルオロフェニル)シクロプロパン‐1,1‐ジカルボキサミドおよびその(L)‐リンゴ酸塩の調製のための使用可能な合成経路を図1

に示す。
4‐クロロ‐6、7‐ジメトキシ‐キノリンの調製
反応器に6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オール(47.0kg)およびアセトニトリル(318.8kg)を順に入れた。その結果得られた混合物を約60℃に加熱し、オキシ塩化リン(POCl、130.6kg)を加えた。POClを加えた後、反応混合物の温度を約77℃に上げた。3%未満の出発物質が残る(工程中の高速液体クロマトグラフィー[HPLC]分析)時点で、反応は完了と見なした(約13時間)。反応混合物を約2〜7℃に冷却した後、ジクロロメタン(DCM、482.8kg)、26%NHOH(251.3kg)、および水(900L)の冷却溶液でクエンチした。その結果得られた混合物を約20〜25℃に加熱し、相を分離した。有機相をAWハイフロスーパーセルNF(セライト;5.4kg)の床を通してろ過し、ろ床をDCM(118.9kg)で洗浄した。合わせた有機相を塩水(282.9kg)で洗浄し、水(120L)と混合した。相を分離し、有機相を溶媒の除去を伴う真空蒸留により濃縮した(約95Lの残留量)。DCM(686.5kg)を有機相を含む反応器に入れ、溶媒の除去を伴う真空蒸留により濃縮した(約90Lの残留量)。その後、メチルt‐ブチルエーテル(MTBE、226.0kg)を入れ、混合物の温度を−20から−25℃に調節し2.5時間保持した結果、固体沈殿物を得、その後それをろ過しn‐ヘプタン(92.0kg)で洗浄し、フィルタにおいて約25℃、窒素下で乾燥し、表題の化合物を得た(35.6kg)。
4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミンの調製
N,N‐ジメチルアセトアミド(DMA、184.3kg)に溶解した4‐アミノフェノール(24.4kg)を4‐クロロ‐6,7‐ジメトキシキノリン(35.3kg)、ナトリウムt‐ブトキシド(21.4kg)およびDMA(167.2kg)を含有する反応器に20〜25℃で入れた。その後、この混合物を100〜105℃に約13時間加熱した。工程内のHPLC分析を用いて決定したときに反応が完了したとみなされた後(残存する出発物質<2%)、反応器の内容物を15から20℃で冷却し、水(予め冷却、2から7℃、587L)を15から30℃の温度を保持する速度で入れた。その結果得られた固体沈殿物をろ過し、水(47L)およびDMA(89.1kg)の混合物、最終的に水(214L)で洗浄した。その後、ろ過ケーキを約25℃でフィルタにおいて乾燥させ、粗4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミン(湿重量59.4kg、LODを基に計算すると乾燥重量41.6kg)を生じた。粗4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミンをテトラヒドロフラン(THF、211.4kg)およびDMA(108.8kg)の混合物中で約1時間還流し(約75℃)、その後0〜5℃に冷却し、約1時間熟成した後、固体をろ過し、THF(147.6kg)で洗浄し、フィルタにおいて真空下、約25℃で乾燥し、4‐(6、7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミン(34.0kg)を生じた。
4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミンの代替的調製
4‐クロロ‐6,7‐ジメトキシキノリン(34.8kg)および4‐アミノフェノール(30.8kg)およびナトリウムtertペントキシド(1.8当量、88.7kg、THF溶液中35重量パーセント)、続いてN,N‐ジメチルアセトアミド(DMA、293.3kg)を反応器に入れた。その後、この混合物を105〜115℃に約9時間加熱した。工程内のHPLC分析を用いて決定したときに反応が完了したとみなされた後(残存する出発物質<2%)、反応器の内容物を15から25℃で冷却し、水(315kg)を2時間以上にわたり、20から30℃の間の温度を維持しながら加えた。その後、反応混合物を20から5℃でさらに1時間撹拌した。粗生成物をろ過により回収し、88kgの水および82.1kgのDMAの混合物、続いて175kgの水で洗浄した。生成物をろ過乾燥により53時間乾燥させた。LODは1%w/w未満を示した。
代替手順において、1.6当量のナトリウムtert‐ペントキシドを用い、反応温度を110〜120℃から上げた。加えて、許容発熱を45℃までとして、冷却温度を35〜40℃に上げ、水添加の開始温度を35〜40℃に調節した。
1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボン酸の調製
トリエチルアミン(19.5kg)を、シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸(24.7kg)のTHF(89.6kg)冷却(約5C)溶液に、バッチ温度が5℃を超えない速度で加えた。溶液を約1.3時間撹拌した後、バッチ温度を10℃未満に保ちつつ、塩化チオニル(23.1kg)を加えた。添加が完了した時、温度を10℃未満に保ちつつ、溶液を約4時間撹拌した。その後、4‐フルオロアニリン(18.0kg)のTHF(33.1kg)溶液を、バッチ温度が10℃を超えない速度で加えた。混合物を約10時間撹拌し、その後反応が完了したとみなした。その後、反応混合物を酢酸イソプロピル(218.1kg)で希釈した。この溶液を、水酸化ナトリウム水溶液(10.4kg、119Lの水に溶解し50%)をさらに水(415L)で希釈したもの、次いで水(100L)、最後に塩化ナトリウム水溶液(100Lの水に20.0kgを溶解)で順に洗浄した。有機溶液を40℃未満で真空蒸留により濃縮し(100Lの残留量)、続いてn‐ヘプタン(171.4kg)を加えた結果、固体沈殿物を得た。固体をろ過により回収しn‐ヘプタン(102.4kg)で洗浄した結果、湿った粗1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボン酸(29.0kg)を得た。粗1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボン酸を約25℃でメタノール(139.7kg)に溶解し、続いて水(320L)を加えた結果スラリーを得、それをろ過により回収し、水(20L)およびn‐ヘプタン(103.1kg)で順に洗浄し、その後フィルタにおいて約25℃、窒素下で乾燥し、表題の化合物を得た(25.4kg)。
1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボニルクロリドの調製
塩化オキサリル(12.6kg)を1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボン酸(22.8kg)のTHF(96.1kg)およびN,N‐ジメチルホルムアミド(DMF;0.23kg)の混合溶液に、バッチ温度が25℃を超えない速度で加えた。この溶液をさらなる処理なしに次の工程で用いた。
1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボニルクロリドの代替的調製
反応器に1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボン酸(35kg)、344gのDMF、および175kgのTHFを入れた。反応混合物を12〜17℃に調節し、その後反応混合物に19.9kgの塩化オキサリルを1時間にわたって入れた。反応混合物を12〜17℃で3から8時間撹拌放置した。この溶液をさらなる処理なしに次の工程で用いた。
シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド(化合物IA)の調製
1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボニルクロリドを含有する先の工程からの溶液を、化合物4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミン(23.5kg)および炭酸カリウム(31.9kg)の混合物のTHF(245.7kg)および水(116L)の溶液に、バッチ温度が30℃を超えない速度で加えた。反応が完了した時(約20分)、水(653L)を加えた。混合物を20〜25℃で約10時間撹拌した結果、生成物の沈殿物を得た。生成物をろ過により回収し、THF(68.6kg)および水(256L)の予め作製した溶液で洗浄し、まずフィルタにおいて約25℃、窒素下で、その後約45℃、真空下で乾燥し、表題の化合物を得た(41.0kg、LODを基に計算すると38.1kg)。
シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミドの代替的調製
反応器に4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミン(35.7kg、1当量)、続いて412.9kgのTHFを入れた。反応混合物に、169kgの水に溶解した48.3のKCOの溶液を入れた。上の1‐(4‐フルオロ‐フェニルカルバモイル)‐シクロプロパンカルボニルクロリドの代替的調製で記載した酸塩化物溶液を、最低でも2時間にわたり、20〜30℃の間の温度を維持しながら4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニルアミンを含有する反応器に移した。反応混合物を最低でも3時間、20〜25℃で撹拌した。その後、反応温度を30〜25℃に調節し、混合物を撹拌した。撹拌を止め、混合物の相を分離することができた。下の水相を除去、廃棄した。残りの上の有機相に804kgの水を加えた。反応を15〜25℃で最低でも16時間撹拌放置した。
生成物を沈殿させた。生成物をろ過し、179kgの水と157.9のTHFの混合物で2回に分けて洗浄した。粗生成物を真空下で少なくとも2時間乾燥した。その後、乾燥した生成物を285.1kgのTHFに取り込んだ。その結果得られた懸濁液を反応槽に移し、約30分間、30〜35℃に加熱が必要であったが、懸濁液が透明な(溶解)溶液になるまで撹拌した。その後、456kgの水を20kgのSDAG‐1エタノール(2時間に亘ってメタノールで変性したエタノール)と溶液に加えた。混合物を15〜25℃で少なくとも16時間撹拌した。生成物をろ過し、143kgの水と126.7のTHFの混合物で2回に分けて洗浄した。生成物を40℃の最大温度の設定点で乾燥した。
代替手順において、酸塩化物形成の間の反応温度を10〜15℃に調節した。再結晶温度は、1時間で15〜25℃から45〜50℃に変更し、その後2時間以上で15〜25℃に冷却した。
シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド、(L)リンゴ酸塩(化合物IB)の調製
シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド(1〜5;13.3kg)、L‐リンゴ酸(4.96kg)、メチルエチルケトン(MEK;188.6kg)および水(37.3kg)を反応器に入れ、混合物を約2時間加熱還流した(約74℃)。反応器の温度を50から55℃に下げ、反応器の内容物をろ過した。上記のこれらの連続的な工程を、同量の1〜5(13.3kg)、L‐リンゴ酸(4.96kg)、MEK(198.6kg)および水(37.2kg)から始めてさらに2回繰り返した。合わせたろ液を、約74℃でMEK(1133.2kg)(おおよその残留量711L;KF≦0.5%w/w)を用いて大気圧で共沸乾燥した。反応器の内容物の温度を20から25℃に下げ約4時間保持した結果、固体沈殿物を得、これをろ過しMEK(448kg)で洗浄し、真空下、50℃で乾燥し表題の化合物を得た(45.5kg)。
シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド、(L)リンゴ酸塩の代替的調製
シクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド(47.9kg)、L‐リンゴ酸(17.2)、658.2kgのメチルエチルケトン、および129.1kgの水(37.3kg)を反応器に入れ、混合物を50〜55℃に約1〜3時間加熱し、その後、55〜60℃でさらに4〜5時間加熱した。混合物を1μmのカートリッジを通したろ過により浄化した。反応器の温度を20〜25℃に調節し、150〜200mmHgの真空度、55℃の最大ジャケット温度、558〜731Lの体積範囲で真空蒸留した。
真空蒸留は、それぞれ380kg、380.2kgのメチルエチルケトンを入れることにより、さらに2回行った。3回目の蒸留の後、159.9kgのメチルエチルケトンを入れることによりバッチの体積をシクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド18v/wとし、880Lの全体積を得た。245.7のメチルエチルケトンを調節することにより追加の真空蒸留を行った。反応混合物を20〜25℃で少なくとも24時間、適度な撹拌放置をした。生成物をろ過し415.1kgのメチルエチルケトンで3回に分けて洗浄した。生成物を真空下、45℃のジャケット温度の設定点で乾燥した。
代替手順において、129.9kgの水に溶解した17.7kgのL‐リンゴ酸の溶液をメチルエチルケトン(673.3kg)に溶解したシクロプロパン‐1,1‐ジカルボン酸[4‐(6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐イルオキシ)‐フェニル]‐アミド(4‐フルオロ‐フェニル)‐アミド(48.7kg)に加えるように添加の順番を変更した。
化合物IB、形態N‐1の調製
テトラヒドロフラン(12mL/g‐バルク‐LR(限定試薬);1.20L)およびN‐(4‐{[6,7‐ビス(メチルオキシ)‐キノリン‐4‐イル]オキシ}フェニル)‐N´‐(4‐フルオロフェニル)シクロプロパン‐1,1‐ジカルボキサミド(100g;1.00当量;100.00g)および(L)‐リンゴ酸(1.2当量(モル);32.08g)を1Lの反応器に加え溶液を調製した。水(0.5317mL/g‐バルク‐LR;53.17mL)を加え、溶液を60℃に加熱し、固体が十分に溶解するまでその温度を1時間維持した。溶液をポリッシュフィルタに通した。
60℃で、アセトニトリル(12mL/g‐バルク‐LR;1.20L)を8時間にわたって加えた。溶液を60℃で10時間保持した。その後、溶液を20℃まで冷却し、1時間保持した。固体をろ過しアセトニトリル(12mL/g‐バルク‐LR;1.20L)で洗浄した。固体を60℃(25mmHg)で6時間乾燥し、白色結晶性固体として化合物(I)、形態N‐1(108g;0.85当量;108.00g;収率85.22%)を得た。
化合物IB、形態N‐1の代替的調製
溶液を190mLのテトラヒドロフラン(110mL)、メチルイソブチルケトン、および29mLの水で調製した。次に、この溶液20mLを褐色瓶に移し、その後、N‐(4‐{[6,7‐ビス(メチルオキシ)‐キノリン‐4‐イル]オキシ}フェニル)‐N´‐(4‐フルオロフェニル)シクロプロパン‐1,1‐ジカルボキサミド、(L)‐リンゴ酸塩を加え濃いスラリーが形成されるまで飽和させ、室温で撹拌しながら少なくとも2時間熟成させた。ブフナーろうとを通したろ過により固体を除去し、透明な飽和溶液とした。
別途、化合物IBの2つのバッチの既知量:(1)ラマン分光分析による、約41%の化合物IB、形態N‐1および59%の化合物IB、形態N‐2を含有した300mgのバッチ1、および(2)化合物IB、形態N‐2に類似のXPRDパターンを有した200mgのバッチ2、で粉体混合物を作製した。
化合物IB、形態N‐1および化合物(I)、形態N‐2の粉体混合物を飽和溶液に加え、スラリーを磁気撹拌しながら、室温で25日間熟成した。その後、スラリーを採取しブフナーろうとを通してろ過し、162mgのウエットケーキを得た。ウエットケーキを真空オーブン中45℃で乾燥し、128mgのN‐1形態の結晶性化合物IBを得た。
結晶性化合物IB、形態N‐2の調製
結晶性化合物IB、形態N‐2種晶の調製
20mlのアセトンおよび300mgの化合物IA(N‐(4‐{[6,7‐ビス(メチルオキシ)キノリン‐4‐イル]オキシ}フェニル)‐N´‐(4‐フルオロフェニル)シクロプロパン‐1,1‐ジカルボキサミド)を25mlのスクリューキャップ付きバイアルで混ぜ合わせ溶液を調製した。次に、0.79Mの(L)‐リンゴ酸原液0.758mlを磁気撹拌しながらバイアルに加えた。その後、溶液を24時間常温で撹拌放置した。その後サンプルを0.45μmのPTFEフィルタカートリッジで吸引ろ過し、真空、常温で一晩乾燥した。
結晶性化合物IB、形態N‐2の調製
N‐(4‐{[6,7‐ビス(メチルオキシ)‐キノリン‐4‐イル]オキシ}フェニル)‐N´‐(4‐フルオロフェニル)シクロプロパン‐1,1‐ジカルボキサミド(48g;1.00当量;48.00g)およびテトラヒドロフラン(16.5mL/g‐バルク‐LR;792.00mL)を反応器に加えた。含水量は水1wt%に調節した。溶液を60℃に加熱した。いったん溶解すると、溶液をポリッシュフィルタに通し第1の溶液を得た。
別の反応器で、(L)‐リンゴ酸(1.2当量(モル);15.40g)をメチルイソブチルケトン(10mL/g‐バルク‐LR;480.00mL)およびテトラヒドロフラン(1mL/g‐バルク‐LR;48.00mL)に溶解した。次に、50mLの(L)‐リンゴ酸溶液を50℃で第1の溶液に加えた。種晶を加え(1%、480mg)、リンゴ酸溶液を50℃で添加ろうとを用いて液滴で加えた(1.3ml/分、3時間以上)。スラリーを50℃で18時間保持し、その後30分間以上で25℃に冷却する。固体をろ過し、20%のテトラヒドロフラン/メチルイソブチルケトン(10V、480mL)で洗浄する。固体を真空下、60℃で5時間乾燥し、オフホワイト結晶性固体として化合物IB(55.7g;0.92当量;55.70g;収率91.56%)を得た。
医薬組成物の安定性研究
当技術分野で周知の工程により成分を混合することで表3および4


の医薬カプセル組成物を調製した。
様々な温度および相対湿度での経時的な6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールの形成を観察するためカプセル組成物で安定性研究を行った。結果は表7Aおよび7B、および表8Aおよび8Bに要約する。



表7Aおよび7Bおよび8Aおよび8Bに要約された結果は、カプセル製剤において6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールの形成が経時的に50ppm以下に最小限に抑えられたことを示している。
前述の開示は、明確さと理解を目的として図面および例を用い、ある程度詳細に記載されている。本発明は、様々な特定のおよび好ましい実施形態および技術を参照して記載されている。しかしながら、本発明の精神および範囲内にとどめつつ、多くの変形および修正を加えることができると理解されるべきである。添付の請求項の範囲内で変更および修正を実施できることは、当業者には明らかである。したがって、上記の記載は例示を意図したものであり、限定的ではないと理解される。したがって、本発明の範囲は、上記の記載を参照して決定されるべきではなく、以下に添付の請求項、およびそれらの請求項に認められる同等物の全範囲を参照して決定されるべきである。本明細書において引用される全ての文献は、その全体が参照により援用される。

Claims (34)

  1. 式Iの化合物
    またはその薬学的に許容される塩の調製方法であって、ここで、
    はH、Br、ClまたはFであり、
    はH、Br、ClまたはFであり、
    n1は1〜2であり、
    n2は1〜2であり、
    式g(1)の前記化合物を反応物質z(1)と接触させ式Iの前記化合物を生じる工程
    を含む、調製方法。
  2. 式g(1)の前記化合物は、式f(1)の化合物を反応物質y(1)と反応させ式g(1)の前記化合物を生じる工程
    により作られ、ここで、LGは脱離基を表し、Xおよびn2はそれぞれ請求項1に定義された通りである、請求項1に記載の方法。
  3. 式f(1)の前記化合物は、化合物e(1)を式f(1)の前記化合物に変換する工程

    により作られ、ここで、LGは脱離基を表す、請求項2に記載の方法。
  4. 反応物質z(1)は、反応物質z(1a)を塩素化剤と反応させ反応物質z(1)を生じる工程
    により作られ、ここで、XはBr、ClまたはFであり、n1は1〜2である、請求項1に記載の方法。
  5. 式Iの前記化合物は、化合物IA‐1
    またはその薬学的に許容される塩であって、ここで、XはH、Cl、BrまたはFであり、XはH、Cl、BrまたはFである、請求項1に記載の方法。
  6. 式f(1)の前記化合物は、化合物f(2)

    であり、反応物質y(1)は、反応物質(y)(2)
    であり、ここで、Xは水素またはフッ素であり、式g(1)の前記化合物は式g(2)

    である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記反応は非求核塩基を用いる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記非求核塩基はアルカリ金属アルコキシドであり、前記反応は極性溶媒中で行われる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記アルカリ金属アルコキシドはナトリウムtert‐ブトキシドであり、前記極性溶媒はDMAである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記アルカリ金属アルコキシドはナトリウムtert‐ペントキシドであり、前記極性溶媒はDMAである、請求項8に記載の方法。
  11. 式g(1)の前記化合物は、化合物g(3)

    であり、反応物質z(1)は、反応物質(z)(2)
    であり、式Iの前記化合物は化合物IA
    である、請求項1に記載の方法。
  12. 前記反応は、無機塩基の存在下で行われる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記無機塩基はKCOであり、この反応において用いられる前記溶媒はTHFとHOの組み合わせである、請求項12に記載の方法。
  14. 化合物IA
    からの化合物IB
    の調製方法であって、
    (a)化合物IA、L‐リンゴ酸、メチルエチルケトンおよび水を含む混合物を加熱し撹拌する工程、
    (b)前記混合物を冷却する工程、
    (c)連続的に前記混合物を真空蒸留する工程、および
    (d)前記化合物IBをろ過により単離する工程、を含む、調製方法。
  15. 化合物IA
    からの化合物IB
    の調製方法であって、
    (a)化合物IA、L‐リンゴ酸、メチルエチルケトンおよび水を含む混合物を加熱し撹拌する工程、
    (b)前記混合物を冷却する工程、
    (c)前記混合物を前記化合物IBと分散させる工程、
    (d)前記混合物を真空蒸留する工程、および
    (e)前記化合物IBをろ過により単離する工程、を含む、調製方法。
  16. 100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物IAまたはIB。
  17. 100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された化合物IB。
  18. 100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されたN‐1形態の化合物IB。
  19. 100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されたN‐2形態の化合物IB。
  20. 100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合されたN‐1形態およびN‐2形態の混合物としての化合物IB。
  21. による医薬組成物。
  22. による医薬組成物。
  23. による医薬組成物。
  24. による医薬組成物。
  25. による医薬組成物。
  26. による医薬組成物。
  27. による医薬組成物。
  28. 100ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
  29. 50ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
  30. 25ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
  31. 15ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
  32. 10ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
  33. 5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
  34. 2.5ppm以下の6,7‐ジメトキシ‐キノリン‐4‐オールと混合された請求項20から27の医薬組成物。
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