JP2016188100A - 容器用吊り具及び吊り具付き容器 - Google Patents

容器用吊り具及び吊り具付き容器 Download PDF

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Abstract

【課題】吊り下げ機能を確保しながら、容器底部に遮光性を持たせることが可能な容器用吊り具及び吊り具付き容器を提供することである。【解決手段】容器用吊り具10は、筒状に形成された吊り具本体11と、吊り具本体11の筒内に設けられ、当該本体の軸方向一端側の第1開口部17から引き出すことができるように形成されたフック20と、吊り具本体11の軸方向他端側の第2開口部18を塞ぐ封口板30とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、容器用吊り具及び吊り具付き容器に関する。
点滴ボトル等の容器の底部に取り付けられ、容器の吊り下げに使用される容器用吊り具が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。かかる吊り具は、容器底部に被せられる筒状の吊り具本体と、当該本体の筒内に設けられたフックとを備え、筒状ラベルによって容器底部に保持されている。吊り具を容器底部に取り付けた吊り具付き容器は、当該容器を吊り下げる際に、吊り具本体の開口部からフックを引き出して使用される。
ところで、内容物が光により変質する可能性がある場合は、顔料等の着色剤が添加された遮光性のある容器が使用されることが多い。しかし、遮光性の容器は、着色剤が原因となって使用済み容器の回収、再利用が難しいという問題がある。そこで、透明な容器を用いて、当該容器に遮光性の筒状ラベルを装着することで遮光性を付与する方法が提案されている。
実用新案公報昭59−31258 実用新案公報昭61−22587 実用新案公報昭62−32042
吊り具付き容器においても内容物の遮光性が要求される場合がある。このような場合に、使用済み容器の回収、再利用を考慮すると、透明な容器に遮光性の筒状ラベルを装着して遮光性を付与することが好適である。しかし、従来の吊り具では、吊り具本体の開口部から容器底部が露出し、特に吊り下げ使用時において遮光性を確保することができない。
本発明の目的は、吊り下げ機能を確保しながら、容器底部に遮光性を持たせることが可能な容器用吊り具及び吊り具付き容器を提供することである。
本発明に係る容器用吊り具は、筒状に形成された吊り具本体と、前記吊り具本体の筒内に設けられ、当該本体の軸方向一端側の第1開口部から引き出すことができるように形成されたフックと、前記吊り具本体の軸方向他端側の第2開口部を塞ぐ封口板とを備えることを特徴とする。
本発明に係る吊り具付き容器は、容器と、前記容器に装着された遮光性の筒状ラベルと、前記容器底部に被せられた上記容器用吊り具とを備え、前記筒状ラベルが前記容器用吊り具の一部を覆って装着されることにより、当該吊り具が前記容器底部に保持されていることを特徴とする。
本発明に係る容器用吊り具によれば、フックが引き出される吊り具本体の開口部と反対側の開口部が封口板によって塞がれるので、容器の吊り下げ機能を確保しながら容器底部の露出を防止することができる。即ち、透明な容器を用いた場合であっても、封口板によって容器底部を遮光することができ、遮光性の筒状ラベルを併用することで容器全体の遮光性を確保することができる。さらに、封口板は容器底部を保護する機能も有し、底部からの衝撃による容器の破損を抑制することもできる。
実施形態の一例である容器用吊り具が容器底部に取り付けられた吊り具付き容器の斜視図である。 実施形態の一例である容器用吊り具が容器底部に取り付けられた吊り具付き容器の断面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の斜視図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の正面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の背面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の右側面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の左側面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の平面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の底面図である。 図4中のAA線断面図である。 図4中のBB線断面図である。 図4中のCC線断面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の第2開口部を封口板で塞いだ状態の斜視図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の第2開口部を封口板で塞いだ状態の正面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の第2開口部を封口板で塞いだ状態の背面図である。 実施形態の一例である容器用吊り具の第2開口部を封口板で塞いだ状態の平面図である。 図14中のDD線断面図である。 図14中のEE線断面図である。 実施形態の一例である吊り具付き容器の使用状態を示す図である。 実施形態の他の一例である容器用吊り具の正面図である。 実施形態の他の一例である容器用吊り具の正面図である。
図面を参照しながら、実施形態の一例について詳細に説明する。
以下では、実施形態の一例である容器用吊り具10(以下、「吊り具10」とする)が円筒形状の胴部54を有する容器51に取り付けられて吊り具付き容器50が構成されるものとして説明する。容器51は、例えば点滴用ボトルであって、無色透明なガラス製、又は樹脂製の容器である。但し、本発明の適用はこれに限定されず、本発明に係る容器用吊り具は、吊り下げ使用される各種容器(例えば、消臭剤、芳香剤、防虫剤等が充填された容器など)に取り付けることができる。
図1及び図2に、実施形態の一例である吊り具付き容器50を示す。
図1は吊り具付き容器50の斜視図であり、図2は吊り具付き容器50の底部56近傍の断面図である。以下、吊り具付き容器50を平坦な面上に自立させたときに鉛直下方に位置する底部56(吊り具10)側を「下」、キャップ53側を「上」として説明する。
図1及び図2に示すように、吊り具付き容器50は、容器51と、容器51に装着された遮光性の筒状ラベル60と、容器51の底部56に被せられた遮光性の吊り具10とを備える。筒状ラベル60が吊り具10の一部を覆って装着されることで、吊り具10が容器51の底部56に保持されている。吊り具付き容器50は、吊り具10が取り付けられていない容器51と同様に平坦な面上に自立可能である。即ち、吊り具10は少なくともフック20が引き出されていない未使用状態において吊り具付き容器50の自立性を損なわない。
容器51は、上記の通り無色透明の点滴用ボトルであって、容器本体52と、当該本体の開口部(図示せず)を塞ぐキャップ53とを有する。容器本体52は、円筒形状の胴部54と、上方に向かって次第に縮径した肩部55と、吊り具10が被せられる部分である底部56とを有する。また、容器本体52は肩部55よりも上方に細い円筒形状の首部57を有し、キャップ53は首部57に取り付けられている。キャップ53は、遮光性を有することが好適である。
底部56は、底面視円形状を有する。底部56には、容器51の接地部分である接地用凸部56aが形成されている。接地用凸部56aは、例えば底部56の外周部が下方に膨出して環状に形成される。接地用凸部56aの内側(底部56の中心側)には上方に向かって窪んだ凹部56bが形成されており、接地用凸部56aの外側には胴部54にかけて徐々に拡径する傾斜部56cが形成されている。但し、接地用凸部56aは所謂ペタロイド形状等のように環状でなくてもよく、接地用凸部56aの先端は弧状に形成されていてもよく、平坦面を有していてもよい。
筒状ラベル60は、キャップ53から底部56に亘って装着されており、胴部54、肩部55、及び首部57の全体を覆っている。筒状ラベル60の上端部はキャップ53の側面にかかり、筒状ラベル60の下端部は底部56に被せられた吊り具10の下面にかかっている。これにより、筒状ラベル60がキャップ53まで隙間なく覆い、また吊り具10が底部56にしっかりと保持される。
筒状ラベル60は、筒状に形成された遮光性を有するラベルである。遮光性を有する筒状ラベル60をキャップ53から吊り具10に亘って装着することで、底部56以外の部分の遮光性を確保することができる。詳しくは後述するが、底部56は吊り具10によって遮光性が確保される。筒状ラベル60は、例えば透明なフィルム基材と、当該基材上に形成された遮光性の印刷層とを含む。遮光性の印刷層は、製品名や、メーカー名等を表示するデザイン印刷層を兼ねていてもよく、可視光線、或いは赤外・紫外線などの不可視光線等の目的とする波長の光を遮蔽する物質や顔料等の着色剤(以下、これらを総称して遮光性物質ということもある)を含有するインキを用いて形成される。遮光性物質の種類、添加量等は、目的とする遮光レベル等に応じて適宜変更できる。なお、筒状ラベル60には、フィルム基材自体に遮光性物質が含有されたラベルを用いてもよく、金属薄膜等が蒸着又はラミネートされたラベルを用いてもよい。
筒状ラベル60は、所謂巻き付けラベルや、ストレッチラベルであってもよいが、吊り具10の保持性等の観点から熱収縮性ラベルであることが好ましい。筒状ラベル60は、例えば収縮率が大きな方向(主収縮方向)が筒状体の周方向となるように、熱収縮性のフィルム基材(シュリンク基材)の端縁部同士を重ね合せて接合(センターシール)することで形成される。シュリンク基材を構成する材料としては、例えばポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂などの熱可塑性樹脂から選択される1種、又は2種以上の混合物が挙げられる。シュリンク基材は、良好な熱収縮性を発現するために、少なくとも主収縮方向に延伸されていることが好ましい。
吊り具10は、容器51の底部56に被せられ、筒状ラベル60により底部56に保持される。遮光性の筒状ラベル60を利用して吊り具10を保持することで、別途の保持手段を用いる必要がなく、また容器本体52と吊り具10の上端部との境界部分が筒状ラベル60に覆われることから当該境界部分から光が侵入するおそれもない。吊り具10は、封口板30が吊り具本体11の開口部(第2開口部18、後述の図10等参照)を塞いだ状態で底部56に取り付けられ、これにより底部56が遮光される。
吊り具10は、底部56の形状に対応した底面視円形状を有する。吊り具10の直径は、容器51の胴部54の直径と同等か、少し小さいことが好ましい。この場合、吊り具10の外周部が胴部54よりも外側に張り出さないため、例えば筒状ラベル60を装着する際にラベルに吊り具10が引っ掛かるといった不具合が防止される。なお、吊り具10の形状は、必ずしも底部56の形状に合わせなくてもよく、例えば底面視多角形状(四角形、六角形等)であってもよい。
吊り具10は、筒状ラベル60と同様に遮光性を有する。遮光性を有し且つ封口板30が吊り具本体11の開口部を塞いだ状態の吊り具10を底部56に被せることで、遮光性の筒状ラベル60を装着できない底部56に遮光性が付与される。吊り具10は、容器51の吊り下げ機能を確保しながら、底部56を遮光する機能を有する。吊り具10の構成材料は、当該機能を確保できるものであれば特に限定されず、金属、樹脂等が例示できる。吊り具10は、材料コスト、軽量性等の観点から、好ましくは樹脂製であって、例えば遮光性物質が含有された樹脂で構成される。遮光性物質の種類、添加量等は、筒状ラベル60の場合と同様に、目的とする遮光レベル等に応じて適宜変更できる。
以下、図3〜図18をさらに参照しながら、吊り具10の構成について詳説する。
図3〜図18は吊り具10を示す図であって、図3〜図12は吊り具本体11の第2開口部18が開放された状態を示し、図13〜図18は封口板30によって吊り具本体11の第2開口部18が塞がれた状態を示す。吊り具10は、例えば図3〜図12に示す状態で製造され、図13〜図18に示す状態で使用される。
図3〜図18に示すように、吊り具10は、容器51の底部56に被せられる筒状に形成された吊り具本体11と、吊り具本体11の筒内に設けられ、吊り具本体11の軸方向一端側の第1開口部17から引き出すことができるように形成されたフック20とを備える。筒状に形成された吊り具本体11は、軸方向両端が開口しており、吊り具本体11が底部56に被せられたときには第1開口部17が底部56と反対側を向く。従い、吊り具付き容器50では第1開口部17からフック20が引き出し可能であって、フック20は吊り具本体11に対して第1開口部17から引き出し可能に連結されている。
吊り具10は、吊り具本体11の軸方向他端側の第2開口部18を塞ぐ封口板30をさらに備える。即ち、封口板30は、吊り具本体11が容器51の底部56に被せられたときにフック20よりも底部56側に位置する。従い、容器51の吊り下げ機能確保しながら、底部56が露出することを防止できる。
本実施形態では、封口板30がヒンジ部40を介して吊り具本体11に連結されている。ヒンジ部40は、例えば従来公知のヒンジケースのヒンジ部と同様の構造を有し、封口板30は、吊り具本体11の第2開口部18を開閉可能な蓋であると言える。ヒンジ部40の一端は吊り具本体11の後述する外壁部14に接続され、他端は封口板30の端部に接続されている。ヒンジ部40を設けたことにより、吊り具本体11と封口板30がバラバラにならず、取扱い性が向上する。
吊り具10は、生産性の観点から、射出成形により形成されることが好適である。例えば、吊り具本体11と封口板30を別々に射出成形し、即ち吊り具本体11と封口板30を別部品として製造し、後工程でそれらを組み立てて吊り具10を形成してもよいが、好ましくは吊り具本体11、封口板30を含む吊り具10の全体を一体成形する。本実施形態では、ヒンジ部40を設けたことにより、第2開口部18が開いた状態(図3〜図12参照)で吊り具10を一体成形することができる。これにより、複数の部品を別々に作製してから組み立てる必要がなく生産性が向上する。なお、吊り具本体11の筒内にフック20を備えた吊り具10を射出成形により製造すると、吊り具本体11の軸方向両端には開口部(第1開口部17、第2開口部18)が形成される。
吊り具本体11は、容器51の底部56の形状に対応して円筒状に形成されており、筒内にフック20を配置可能な空間を有する。吊り具10の外周部を構成する吊り具本体11の直径(外径)は、上記の通り容器51の胴部54の直径よりも小さいことが好ましく、吊り具本体11は底部56の傾斜部56cに当接する。
吊り具本体11は、内周面を形成する内壁部13と、外周面を形成し、内壁部13よりも軸方向他端側に延びた外壁部14とを有することが好適である。内壁部13の内側に形成される空間がフック20の配置スペースとなり、内壁部13により形成される筒状体の軸方向両端に第1開口部17、第2開口部18がそれぞれ形成される。内壁部13と外壁部14は、吊り具本体11の下面を形成する基部12によって連結されている。換言すると、内壁部13及び外壁部14は、基部12上に立設した壁である。基部12は円環状に形成されており、一部が厚肉に形成されて内壁部13と外壁部14の保形性を高めている。基部12の下面は平坦であり、従い、吊り具付き容器50は容器51と同様の自立性を有する。
内壁部13は、例えば基部12の内周部に沿って形成され、基部12に対して垂直に立設する。内壁部13の高さは全長に亘って一定であることが好ましい。内壁部13は外壁部14よりも高さが低く、内壁部13上には封口板30が載置される。即ち、内壁部13の上端部が、容器51の底部56と反対側を向く封口板30の下面30bに当接して封口板30を支持し、これにより第2開口部18が塞がれる。内壁部13の高さが一定であり、また封口板30の後述する平坦部32が内壁部13上に載せられるため、吊り具本体11の下面に対して封口板30が平行に配置される。
外壁部14は、例えば基部12の外周部に沿って形成され、基部12に対して垂直に立設する。外壁部14の高さはヒンジ部40が接続された部分を除き一定であることが好ましい。外壁部14は、上記のように内壁部13よりも上方に長く延びており、吊り具本体11が容器51の底部56に被せられたときに傾斜部56cに当接する(図2参照)。外壁部14が底部56の接地用凸部56aの外側に形成された傾斜部56cに沿って当接することで、吊り具本体11が底部56から外れ難くなり、底部56に対して安定に保持される。
吊り具本体11は、外壁部14から内側に突出して内壁部13上に載置される封口板30の上面30a(容器51の底部56側を向く面)上に張り出す係止部15を有し、係止部15と内壁部13との間で封口板30を保持することが好適である。係止部15は、外壁部14の内壁部13よりも上方に延びた部分に形成される。係止部15は、1箇所に形成されてもよく、外壁部14の全長に亘って環状に形成されてもよいが、好ましくは互いに間隔をあけて複数形成される。本実施形態では、互いに均等な間隔をあけて3つの係止部15が形成されている。なお、基部12には、スリット16が形成されている。スリット16は、射出成形により吊り具10を形成する場合に係止部15に対応して係止部15の直下に形成される。スリット16は、例えば筒状ラベル60の熱収縮工程で吊り具10と容器51の間に浸入する湿気を排出するための通気孔として機能する。
フック20は、吊り具本体11の筒内であって内壁部13に囲まれた空間に設けられている。フック20は、使用前において吊り具本体11内に収容されているので、吊り具付き容器50の自立性を損なわない。フック20は、第1開口部17から引き出すことができるように形成されている。即ち、フック20は第1開口部17から引き出し可能な形状を有し、内壁部13に対して第1開口部17から引き出し可能に連結されている。本実施形態では、点滴スタンド等の吊り下げフック100(後述の図19参照)に引っ掛けられるリング部21と、第1アーム部22と、2本の第2アーム部23とでフック20が構成されている。リング部21は、第1アーム部22及び第2アーム部23を介して内壁部13に連結されている。フック20は、リング部21のみから構成されてもよいが、第1アーム部22及び第2アーム部23を設けることで、容器51の底部56から吊り下げフック100までの距離を長くすることができ、例えば容器51と吊り下げフック100との干渉が防止される。
リング部21は、円環状に形成されており、吊り下げフック100と接触する部分に凹部21aを有する。吊り下げフック100が凹部21aに嵌ることで吊り下げ時の安定性が向上する。第1アーム部22は、リング部21の凹部21aと対向する部分に一端部が接続され、凹部21aと反対側に真っ直ぐ延びる。2本の第2アーム部23は、第1アーム部22の他端部から内壁部13に沿って互いに反対側に延び、それぞれ内壁部13に連結される。2本の第2アーム部23は、後述の接続部25よりも接続部24に近い位置で内壁部13と連結されている。
フック20は、接続部24,25により内壁部13と接続されている。接続部24,25は、フック20が使用されるまでの間、フック20を吊り具本体11内に安定に保持し、使用時にはフック20を引っ張ることで容易に切断される。本実施形態では、接続部24,25が吊り具本体11の径方向に並んで設けられ、接続部24がリング部21と内壁部13を接続し、接続部25が第1アーム部22の他端部と内壁部13を接続している。
封口板30は、上述のように、吊り具本体11の第2開口部18を塞ぎ、容器51の底部56を遮光するための部材である。封口板30は、吊り具本体11の形状に対応して円板形状を有し、内壁部13上に載置されて第2開口部18の全体を塞ぐ。封口板30の直径は、吊り具本体11の内径、即ち内壁部13により形成される筒状体の直径よりも大きく、吊り具本体11の外径よりも小さい。従い、外壁部14よりも外側に張り出すことなく内壁部13上に載置され、内壁部13の上端部と外壁部14の上端部との間に収まる。封口板30は、係止部15をのり越えて吊り具本体11に嵌め込まれ、内壁部13の上端部と上面30a上に張り出す係止部15との間で保持される。
封口板30は、フック20と反対側、即ち上方に膨出していることが好ましい。これにより、封口板30からフック20までの距離が長くなって吊り具本体11内のスペースが広がり、フック20を引き出し易くなる。封口板30が上方に膨出して形成される上面30aの凸部31は、底部56に形成された凹部56bに嵌るように凹部56bの位置、形状等に対応して形成されることが好ましく、本実施形態では封口板30の中央部に正面視円形状に形成されている。凸部31は、凹部56bと接触しない範囲で大きく膨出していることが好ましい。凸部31が凹部56bに嵌ることで吊り具10の水平方向に対する位置ずれが抑制され、底部56に対する吊り具10の保持性が向上する。
封口板30は、凸部31の周囲に平坦部32を有することが好適である。平坦部32は、凸部31を囲んで環状に形成される。平坦部32は内壁部13上に配置され、平坦部32の上面30a側には底部56に形成された接地用凸部56aが配置される。即ち、平坦部32は内壁部13及び接地用凸部56aの位置に対応して形成される。基部12に対して垂直に形成された内壁部13上に平坦部32を配置することより、吊り具10を取り付けた状態でも容器51と同様の自立性が得られる。
封口板30には、例えば補強用のリブ33,34が形成される。リブ33,34は、平坦部32に沿って環状に形成されており、いずれも下方に向かって突出している。本実施形態では、リブ33が内壁部13の内側に位置し、リブ34が内壁部13と外壁部14の間に位置して、内壁部13を挟むように形成される。
以下、図19を参照しながら、吊り具付き容器50の使用状態の一例を説明する。
図19は、吊り具付き容器50の使用状態の一例を示す図であって、吊り具本体11内から引き出されたフック20のリング部21が吊り下げフック100に引っ掛けられた様子を示している。吊り具付き容器50は、吊り具10が被せられた容器51の底部56を鉛直上方に向けた状態で吊り下げられる。フック20は、例えばリング部21に指をかけて、底部56と反対側に引っ張ることで接続部24,25が切断され、第1開口部17から引き出すことができる。封口板30には凸部31が形成されているため、吊り具本体11内のスペースが広く、フック20を容易に引き出すことができる。
吊り具本体11の筒内からフック20を引き出してリング部21を吊り下げフック100に引っ掛けると、第1アーム部22及び第2アーム部23が鉛直方向に伸びる。なお、第1アーム部22及び第2アーム部23は、鉛直方向に真っ直ぐには伸びず略くの字状に延びる。かかる延伸状態を考慮して第2アーム部23の長さが設定されており、リング部21がちょうど容器51の中心軸上に配置される。従い、吊り具付き容器50を鉛直方向に沿って略真っ直ぐに吊り下げることができる。また、吊り下げフック100がリング部21に形成された凹部21aに嵌ることで安定した吊り下げ状態が得られる。アーム部を有するフック20によれば、リング部21を底部56から離すことができ、吊り下げフック100と容器51との干渉が防止される。
吊り具付き容器50では、封口板30が吊り具本体11の第2開口部18を塞いでいるため、容器51の底部56を鉛直上方に向けても底部56から光が侵入することがない。封口板30は、フック20が引き出される第1開口部17と反対側の第2開口部18を塞ぎ、フック20と底部56との間に配置されるため、フック20の引き出しを阻害することがない。つまり、吊り具10を用いた吊り具付き容器50によれば、吊り下げ性能を損なうことなく、底部56に遮光性を付与することができる。
上記実施形態は、本発明の目的を損なわない範囲で適宜設計変更できる。
図20及び図21に設計変更の一例を示す。
図20に示す例では、吊り具本体11の筒内にC字部71を有するフック70が設けられている点で上記実施形態と異なる。フック70は、フック20と同様に、第1アーム部22及び第2アーム部23を有する。図21に示す例では、吊り具本体11の筒内に略U字状のフック72が設けられている。いずれの場合も、フックは吊り具本体11の第1開口部17から引き出すことができるように形成されている。なお、フックには図示したもの以外にも種々の形状のものを適用可能である。
10 容器用吊り具(吊り具)、11 吊り具本体、12 基部、13 内壁部、14 外壁部、15 係止部、16 スリット、17 第1開口部、18 第2開口部、20,70,72 フック、21 リング部、21a 凹部、22,72 第1アーム部、23 第2アーム部、24,25 接続部、30 封口板、31 凸部、32 平坦部、33,34 リブ、40 ヒンジ部、50 吊り具付き容器、51 容器、52 容器本体、53 キャップ、54 胴部、55 肩部、56 底部、56a 接地用凸部、56b 凹部、56c 傾斜部、57 首部、60 筒状ラベル、71 C字部

Claims (6)

  1. 筒状に形成された吊り具本体と、
    前記吊り具本体の筒内に設けられ、当該本体の軸方向一端側の第1開口部から引き出すことができるように形成されたフックと、
    前記吊り具本体の軸方向他端側の第2開口部を塞ぐ封口板と、
    を備えた、容器用吊り具。
  2. 前記封口板は、ヒンジ部を介して前記吊り具本体に連結されている、請求項1に記載の容器用吊り具。
  3. 前記封口板は、前記フックと反対側に膨出している、請求項1又は2に記載の容器用吊り具。
  4. 前記吊り具本体は、内周面を形成する内壁部と、外周面を形成し、前記内壁部よりも軸方向他端側に延びた外壁部とを有し、
    前記封口板は、前記内壁部上に載置されて前記第2の開口部を塞ぐ、請求項1〜3の何れか1項に記載の容器用吊り具。
  5. 前記吊り具本体は、前記外壁部から内側に突出して前記内壁部上に載置される前記封口板上に張り出す係止部を有し、当該係止部と前記内壁部との間で前記封口板を保持する、請求項4に記載の容器用吊り具。
  6. 容器と、
    記容器に装着された遮光性の筒状ラベルと、
    前記容器底部に被せられた請求項1〜5の何れか1項に記載の容器用吊り具と、
    を備え、前記筒状ラベルが前記容器用吊り具の一部を覆って装着されることにより、当該吊り具が前記容器底部に保持されている、吊り具付き容器。
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