JP2016186011A - インク、インクカートリッジ、インク吐出装置、インク吐出方法、硬化物 - Google Patents

インク、インクカートリッジ、インク吐出装置、インク吐出方法、硬化物 Download PDF

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弘志 萱嶋
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淳 川原
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Abstract

【課題】液滴状に分散されている液状物の分散安定性が高く、かつ隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現するインクを提供すること。
【解決手段】放射線硬化型化合物と、前記放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物と、界面活性剤とを含むインクである。
【選択図】図1

Description

本発明は、インク、インクカートリッジ、インク吐出装置、インク吐出方法、硬化物に関する。
例えば、特許文献1には、「低沸点溶媒を混合したインクを調整し、硬化反応で発生する反応熱によりインクに含有している低沸点溶媒を気化せしめ、インク膜を多孔質化することで、隠蔽性の高い白色インク膜を形成するインク」が開示されている。
特許文献2には、「光重合性モノマー、モノマーに非相溶な物質、両者に共通の溶媒および光重合開始剤を含有するインク」が開示されている。
特開2005−298757号公報 国際公開第WO97/44363号
本発明の課題は、放射線硬化型化合物と、前記放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物と、を含む系に、更に界面活性剤を含まない場合に比べ、液滴状に分散されている液状物の分散安定性が高く、かつ隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現するインクを提供することである
上記課題は、以下の手段により解決される。
請求項1に係る発明は、
放射線硬化型化合物と、前記放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物と、界面活性剤とを含むインク。
請求項2に係る発明は、
前記液状物で形成された液滴の内部に存在する固体粒状物を更に含む請求項1に記載のインク。
請求項3に係る発明は、
前記固体粒状物が、酸化チタン粒子である請求項2に記載のインク。
請求項4に係る発明は、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクを収容したインクカートリッジ。
請求項5に係る発明は、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクを収容し、前記インクを吐出する吐出部と、
吐出した前記インクを硬化する放射線を照射する放射線照射部と、
を備えるインク吐出装置。
請求項6に係る発明は、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクを吐出し、吐出したインクを放射線照射により硬化するインク吐出方法。
請求項7に係る発明は、
放射線硬化型化合物の硬化物であり、空隙と、空隙の内部に存在する固体粒状物とを含む硬化物。
請求項1に係る発明によれば、放射線硬化型化合物と、前記放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物と、を含む系に、更に界面活性剤を含まない場合に比べ、液滴状に分散されている液状物の分散安定性が高く、かつ隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現するインクが提供される。
請求項2に係る発明によれば、液状物で形成された液滴の内部に存在する固体粒状物を含まない場合に比べ、隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現するインクが提供される。
請求項3に係る発明によれば、固体粒状物がメラミン・ホルムアルデヒド縮合樹脂粒子である場合に比べ、隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現するインクが提供される。
請求項4、5、又は6に係る発明によれば、放射線硬化型化合物と、前記放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物と、を含む系に、更に界面活性剤を含まないインクを適用した場合に比べ、インク中で液滴状に分散されている液状物の分散安定性が高く、かつ、隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現するインクカートリッジ、インク吐出装置、又はインク吐出方法が提供される。
請求項7に係る発明によれば、放射線硬化型化合物の硬化物の空隙の内部に、固体粒状物が存在しない場合に比べ、隠蔽性に優れた硬化物が提供される。
本実施形態に係る記録装置(インク吐出装置の一例)を示す概略構成図である。 本実施形態に係る記録装置(インク吐出装置の一例)における吐出装置周辺を示す部分平面図である。 本実施形態に係るインクを示す模式図である。 本実施形態に係るインクの硬化物を示す模式図である。 他の本実施形態に係るインクの硬化物を示す模式図である。
以下、本発明の一例である実施形態について詳細に説明する。
[インク]
本実施形態に係るインクは、放射線硬化型化合物と、放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物(以下「液状物の液滴」とも称する)と、界面活性剤とを含む。なお、液状物の液滴は、放射線硬化型化合物に分散された状態でインク中に含まれる。また、本実施形態に係るインクは、放射線硬化型化合物の硬化前の材料を示している。
本実施形態に係るインクは、上記構成により、液状物の液滴の分散安定性が高く、かつ隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現する。この理由は、以下に示すよう推測される。
従来、隠蔽性を優れた硬化物(例えば、白色画像)を形成する目的で、放射線硬化型化合物に、酸化チタン等の顔料を配合したインクが知られている。しかし、酸化チタン等の顔料は、放射線硬化型化合物に対して比重が大きいため、顔料が沈降し易い、このため、インクを収容したカートリッジを振とうさせたり、専用の循環式の吐出ヘッドを用いたりする必要がある。
一方で、放射線硬化型化合物と、放射線硬化型化合物に分散されている液状物の液滴と、を含むインクが知られている。このインクを用いて、硬化物を形成した後又は形成するとき、液状物の液滴を気化させることで、硬化物中に空隙が分散された状態で形成される。空隙が分散された硬化物は、空隙による光散乱(硬化物と空隙中の気体(空気)との界面での光散乱)により、隠蔽性が得られる。
しかし、インクを長期間保存した場合、液状物の液滴の分散安定性が低下し、液状物の液滴同士が接触して合一し、径の大きな液状物の液滴へと成長することがある。液状物の液滴の径が成長した状態のインクにより硬化物を形成すると、液状物の液滴を気化させた後の空隙の径も大きくなり、空隙による光散乱性が低下し、隠蔽性も低下する。
これに対して、放射線硬化型化合物と、放射線硬化型化合物に分散されている液状物の液滴と、を含むインクに、更に、界面活性剤を含めると、液状物の液滴の分散安定性が高まる。界面活性剤は、非相溶な液状物の液滴と放射線硬化型化合物との界面に存在し易く、液状物の液滴の分散安定性が高まる(図3参照)。これにより、インクを長期保管しても、液状物の液滴の径の成長が抑制され、インクにより形成した硬化物の空隙の光散乱性の低下も抑制する(図4参照)。
以上から、本実施形態に係るインクは、液状物の液滴の分散安定性が高く、かつ隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現すると推測される。そして、インク中に白色以外の色材を含めない場合、硬化物の白色度も高まり、白色インクとして有用となる。また、液状物の液滴の径の成長が抑制されるため、インクジェット方式での吐出不良も抑制され易くなる。
また、本実施形態に係るインクは、更に、液状物の液滴(液状物で形成された液滴)の内部に存在する固体粒状物を含むことがよい。液状物の液滴の内部に、固体粒状物が存在すると、インクにより形成される硬化物の空隙の内部にも、固体粒状物が存在することとなる。硬化物の空隙の内部に固体粒状物が存在すると、硬化物と空隙中の気体(空気)との界面と共に、空隙中の気体(空気)と固体粒状物との界面が形成され、光散乱性が更に高まる(図5参照)。このため、液状物の液滴の内部に、固体粒状物が存在すると、硬化物の隠避性が更に高まる。そして、インク中に白色以外の色材を含めない場合、硬化物の白色度も高まり、白色インクとして有用となる。
また、液状物の液滴は、比重が小さいため、固体粒状物を内部に存在させた状態でも、放射線硬化型化合物との比重差は小さい。このため、液状物の液滴の沈降、つまり、固体粒状物の沈降も抑制される。
なお、図3〜図5中、101は、放射線硬化型化合物を示す。101Aは、放射線硬化型化合物の硬化物を示す。102は、液状物の液滴を示す。102Aは、空隙を示す。106は、固体粒状物を示す。
以下、本実施形態に係るインクの詳細について説明する。
本実施形態に係るインクは、放射線硬化型化合物と、液状物の液滴と、界面活性剤とを含む。また、インクには、液状物の液滴の内部に存在する固体粒状物も含むことが好ましい。
なお、インクは、これら以外に、光重合開始剤、重合禁止剤、界面活性剤、色材等のその他添加剤を含んでもよい。
(放射線硬化型化合物)
放射線硬化型化合物(以下、単に「放射線硬化型化合物」とも称する)は、放射線(例えば紫外線、電子線)により、硬化(重合)する化合物である。放射線硬化型化合物は、モノマーであっても、オリゴマーであってもよい。
放射線硬化型化合物は、放射線硬化性官能基(放射線重合性官能基)を有する化合物が挙げられる。放射線硬化性官能基としては、エチレン性不飽和二重結合(例えば、N−ビニル基、ビニルエーテル基、(メタ)アクリロイル基等)、エポキシ基、オキセタニル基等が挙げられる。放射線硬化型化合物としては、エチレン性不飽和結合基(好ましくは(メタ)アクリロイル基)を有する化合物がよい。具体的には、放射線硬化型化合物としては、例えば、(メタ)アクリレート(単官能の(メタ)アクリレート、多官能の(メタ)アクリレート)等が挙げられる。
なお、本明細書において、(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよびメタクリレートの双方を意味する。また、(メタ)アクリロイルとは、アクリロイル基およびメタクリロイル基の双方を意味する。
−(メタ)アクリレート−
単官能の(メタ)アクリレートとしては、例えば、直鎖状、分岐状、又は環状のアルキル(メタ)アクリレート、水酸基を有する(メタ)アクリレート、複素環を有する(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド化合物等が挙げられる。
アルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、4−t−シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
水酸基を有する(メタ)アクリレートとしては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールのブロックポリマーのモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
複素環を有する(メタ)アクリレートとしては、例えばテトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン、4−(メタ)アクリロイルオキシメチル−2−シクロヘキシル−1,3−ジオキソラン、アダマンチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド化合物としては、例えば、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミドおよび
N−ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
多官能の(メタ)アクリレートのうち、2官能の(メタ)アクリレートとしては、例えば、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、EO(エチレンオキサイド)変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、PO(プロピレンオキサイド)変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、EO変性水添ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、EO(エチレンオキサイド)変性ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
多官能の(メタ)アクリレートのうち、3官能以上の(メタ)アクリレートとしては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、エトキシ化グリセリントリアクリレート、テトラメチロールメタントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、EO(エチレンオキサイド)変性ジグリセリンテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート変性アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
放射線硬化型化合物としては、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等も挙げられる。これらの中でも、放射線硬化型化合物としては、ウレタン(メタ)アクリレートがよい。
−ウレタン(メタ)アクリレート−
ウレタン(メタ)アクリレートは、ウレタン構造と1個(好ましくは2個)以上の(メタ)アクリロイル基を一分子内に有する化合物であることがよい。ウレタン(メタ)アクリレートは、モノマーであってもよし、オリゴマーであってもよいが、オリゴマーであることがよい。
ウレタン(メタ)アクリレートの官能数((メタ)アクリロイル基の数)は、2以上20以下(好ましくは2以上15以下)がよい。
ウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、ポリイソシアネート化合物と、ポリオール化合物と、水酸基含有(メタ)アクリレートとを用いた反応生成物が挙げられる。具体的には、ウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、ポリイソシアネート化合物およびポリオール化合物を反応させたプレポリマーであって、末端にイソシアネート基を有するプレポリマーと、水酸基含有(メタ)アクリレートとの反応生成物が挙げられる。また、ウレタン(メタ)アクリレートとしては、ポリイソシアネート化合物と、水酸基含有(メタ)アクリレートとの反応生成物が挙げられる。
・ポリイソシアネート化合物
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、鎖状飽和炭化水素イソシアネート、環状飽和炭化水素イソシアネート、芳香族ポリイソシアネート等が挙げられる。これら中でも、ポリイソシアネート化合物は、近紫外領域に光吸収帯を持たない鎖状飽和炭化水素イソシアネート、近紫外領域に光吸収帯を持たない環状飽和炭化水素イソシアネートが好ましい。
鎖状飽和炭化水素イソシアネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
環状飽和炭化水素イソシアネートとしては、例えば、イソホロンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、水添トルエンジイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ジイソシアネート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。
・ポリオール化合物
ポリオール化合物としては、例えば、ジオール、多価アルコール等が挙げられる。
ジオールとしては、例えば、アルキレングリコール(例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,3,5−トリメチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,16−ヘキサデカンジオール、1,2−ジメチロールシクロヘキサン、1,3−ジメチロールシクロヘキサン、1,4−ジメチロールシクロヘキサン等)等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、ヒドロキシル基を3個以上含有するアルキレン多価アルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、エリスリトール、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、マンニトール等)が挙げられる。
ポリオール化合物としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール等も挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、多価アルコールの多量体、多価アルコールとアルキレンオキサイドとの付加物、アルキレンオキサイドの開環重合体等が挙げられる。
ここで、多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,8−デカンジオール、オクタデカンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキサントリオール等が挙げられる。
アルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフラン等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、多価アルコールと二塩基酸との反応生成物、環状エステル化合物の開環重合体等が挙げられる。
ここで、多価アルコールとしては、例えば、ポリエーテルポリオールの説明で例示した多価アルコールが挙げられる。
二塩基酸としては、例えば、カルボン酸(例えば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等)、カルボン酸の無水物等が挙げられる。
環状エステル化合物としては、例えば、ε−カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、グリコールとアルキレンカーボネートとの反応生成物、グリコールとジアリールカーボネートとの反応生成物、グリコールとジアルキルカーボネートとの反応生成物等が挙げられる。
ここで、アルキレンカーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート、1,2−プロピレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート等が挙げられる。ジアリールカーボネートとしては、例えば、ジフェニルカーボネート、4−メチルジフェニルカーボネート、4−エチルジフェニルカーボネート、4−プロピルジフェニルカーボネート、4,4’−ジメチルジフェニルカーボネート、2−トリル−4−トリルカーボネート、4,4’−ジエチルジフェニルカーボネート、4,4’−ジプロピルジフェニルカーボネート、フェニルトルイルカーボネート、ビスクロロフェニルカーボネート、フェニルクロロフェニルカーボネート、フェニルナフチルカーボネート、ジナフチルカーボネート等が挙げられる。
ジアルキルカーボネートとしては、例えば、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−n−プロピルカーボネート、ジイソプロピルカーボネート、ジ−n−ブチルカーボネート、ジイソブチルカーボネート、ジ−t−ブチルカーボネート、ジ−n−アミルカーボネート、ジイソアミルカーボネート等が挙げられる。
・水素基含有(メタ)アクリレート
水素基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。水素基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、グリシジル基含有化合物(例えばアルキルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)アクリレート等)と(メタ)アクリル酸との付加物も挙げられる。
ウレタン(メタ)アクリレートの重量平均分子量としては、500以上5000以下が好ましく、1000以上3000以下がより好ましい。
ウレタン(メタ)アクリレートの重量平均分子量は、ポリスチレンを標準物質としたゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定される値である。
なお、放射線硬化型化合物は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
(液状物の液滴)
液状物の液滴は、放射線硬化型化合物に非相溶な液状物で構成される。つまり、液状物の液滴は、放射線硬化型化合物をマトリクスとして、液状物がエマルジョン化した状態となっている。
ここで、非相溶とは、互いの液体同士が、25℃において混じりあわずに各々独立した相で存在する状態を示す。具体的には、非相溶とは、放射線硬化型化合物に対して40質量%液状物を滴下し10min撹拌後、撹拌を止め24h静置した際に相分離および白濁が起こっていることを示す。
液状物としては、例えば、揮発性の各種溶媒が挙げられる。特に、液状物としては、沸点が30℃以上150℃以下(好ましくは60℃以上120℃以下)の溶媒が好ましい。
液状物として具体的には、水、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、エーテル系溶媒、エステル系溶媒、炭化水素系溶媒、炭化水素系溶媒等が挙げられる。
水としては、例えば、蒸留水、イオン交換水、限外濾過水、純水等が挙げられる。
アルコール系溶媒としては、一分子中にアルコール性水酸基を持つ溶媒である。水溶性アルコール系溶媒は、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール、エチレングリコール、エチレングリコールのモノアルキルエーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコールのモノアルキルエーテル、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールのモノアルキルエーテル、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール等が挙げられる。
ケトン系溶媒は、一分子中にケトン基を持つ溶媒である。水溶性ケトン系溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
エーテル系溶媒は、一分子中にエーテル結合を持つ水溶性の溶媒である。水溶性エーテル系溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、トリオキサン、1,2 ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等が挙げられる。
エステル系溶媒としては、一分子中にエーテル結合を持つ溶媒である。酢酸メチル、酢酸エチル、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル等が挙げられる。
これらの中でも、液状物としては、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、水、メタノール、エタノールが好ましい。
液状物の液滴の体積平均粒径(以下「D50v」とも称する)は、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、0.1μm以上1μm以下が好ましく、0.15μm以上0.5μm以下がより好ましい。
液状物の液滴の体積平均粒径は、濃厚系粒径アナライザー FPAR−1000(大塚電子(株)製)を用いて行う。その測定は放射線硬化型化合物で10倍に希釈したインクを測定セルに入れて行う。測定には放射線硬化型材料の粘度および屈折率を入力値として採用する。
なお、液状物は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、カルボン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エステル塩などが挙げられる。具体的にはアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、高級アルキルリン酸エステル塩、高級アルコールエチレンオキサイド付加物のリン酸エステル塩等が使用でき、例えば、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ケリルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸塩等も有効に使用される。
カチオン性界面活性剤としては、テトラアルキルアンモニウム塩、アルキルアミン塩、ベンザルコニウム塩、アルキルピリジウム塩、イミダゾリウム塩等が挙げられ、例えば、ジヒドロキシエチルステアリルアミン、2−ヘプタデセニル−ヒドロキシエチルイミダゾリン、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、ステアラミドメチルピリジウムクロライド等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸型及びベタイン型などのカルボン酸塩型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型などが挙げられる。また、アラニン型、アミドプロピルベタイン型、スルホベタイン型、アミドアミンオキシド型、イミダゾリン型なども存在し、具体的には、アルキルベタイン、スルホベタイン、サルフェートベタイン、イミダゾリドンベタイン、アミドプロピルベタイン、アミノジプロピオン酸塩等を用いることができる。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリエチレングリコール型、多価アルコール型など挙げられる。ポリエチレングリコール型としては、高級アルコールアルキレンオキサイド付加物、アルキルフェノールアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アルキレンオキサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステルアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アミドアルキレンオキシド付加物、ポリアルキレングリコールアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。一方、多価アルコール型としては、グリセロール脂肪酸エステル、多価アルコールアルキルエーテル、アルカノールアミン類脂肪酸アミドなどが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、アセチレングリコール、アセチレングリコールのオキシエチレン付加物、脂肪族アルカノールアミド、グリセリンエステル、ソルビタンエステル等も挙げられる。
その他、界面活性剤としては、その他、ポリシロキサンオキシエチレン付加物等のシリコーン系界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等のフッ素系界面活性剤;スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント;なども挙げられる。
また、界面活性剤としては、顔料等の色材を分散させる高分子分散剤等も挙げられる。
高分子分散剤としては、例えば、酸性基や塩基性基の官能基を持った高分子、高分子化合物の塩が挙げられる。
高分子分散剤としては、例えば、主鎖として、ポリエステル鎖、ポリアクリル鎖、ポリウレタン鎖、ポリアミン鎖、ポリカプロラクトン鎖、ポリエステルポリアミン鎖に、側鎖として、側鎖として酸性基(カルボキシル基、スルホン基、ヒドロキシル基)又はその塩、及び塩基性基(アミノ基等)又はその塩の少なくとも一つを有する高分子等が挙げられえる。
高分子分散剤として具体的には、例えば、次の1)〜7)に例示のものが挙げられる。
1)酸性基又はその塩を持つ単量体を重合した酸性基含有重合体(例えば、ポリアクリル酸又はその塩、ポリビニル硫酸又はその塩、ポリベンゼンスルホン酸又はその塩、縮合ナフタレンスルホン酸又はその塩、セルロース誘導体、澱粉誘導体等)
2)塩基性基又はその塩を持つ単量体を重合した塩基性基含有重合体(例えば、ポリ(メタクリルオキシアルキルアンモニウム)又はその塩、ポリ(メタクリルオキシアリールアンモニウム)又はその塩、ポリ(アクリルオキシアルキルアンモニウム)又はその塩、ポリ(アクリルオキシアリールアンモニウム)又はその塩、ポリ(ジアリルアンモニウム)又はその塩、ポリスチリルメチレンイミダゾリウム類又はその塩類、ポリスチリルメチレンピリジニウム類又はその塩類等の4級アンモニウム基又はその塩を有する高分子;アルギン酸又はその塩、ゼラチン、アルブミン、カゼイン、アラビアゴム、トラガントゴム、リグニンスルホン酸塩等の天然高分子類など)
3)ノニオン性基を持つ単量体を重合した重合体(例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール−部分ホルマール化物、ポリビニルアルコール−部分ブチラール化物、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、ビニルピロリドン−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド体、ビニルピロリドン−ビニルピリジン共重合体、ビニルピロリドン−ビニルイミダゾール共重合体、ポリエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック共重合体、ポリエチレンオキシド/プロピレンオキシドランダム共重合体)
4)酸性基含有高分子に使用する酸性基又はその塩を持つ単量体と、ノニオン性基を持つ単量体との共重合体
5)塩基性基含有重合体に使用する塩基性基又はその塩を持つ単量体と、ノニオン性基を持つ単量体との共重合体
6)酸性基含有高分子に使用する酸性基又はその塩を持つ単量体と、塩基性基含有重合体に使用する塩基性基又はその塩を持つ単量体との共重合体
7)酸性基含有高分子に使用する酸性基又はその塩を持つ単量体と、塩基性基含有重合体に使用する塩基性基又はその塩を持つ単量体と、ノニオン性の単量体との共重合体
なお、界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
(固体粒状物)
固体粒状物としては、例えば、無機粒子、有機粒子、無機有機複合粒子等が挙げられる。
無機粒子としては、例えば、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化スズ、カオリン、タルク等の白色顔料の粒子が挙げられる。
有機粒子としては、例えば、ポリスチレン粒子、ベンゾグアナミン粒子、メラミン粒子、アクリル粒子、ベンゾグアナミン・ホルムアルデヒド縮合物樹脂粒子、ベンゾグアナミン・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物樹脂粒子、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物樹脂粒子、ポリメタクリル酸メチル架橋物樹脂粒子、スチレン・アクリル架橋物樹脂粒子、ポリメタクリル酸メチル架橋物樹脂粒子等の白色粒子が挙げられる。
有機粒子としては、アルキレンビスメラミン誘導体(例えばエチレンビスメラミン、N,N’−ジシクロヘキシルエチレンビスメラミン、N,N’−ジメチルエチレンビスメラミン、プロピレンビスメラミン等)、ビススチルベンスルホン酸誘導体−第4級アンモニウム化合物複合塩等の白色粒子も挙げられる。
無機有機複合粒子としては、例えば、シリコーンゴム粒子、シリコーン樹脂粒子等が挙げられる。
これらの中でも、固体粒状物としては、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から酸化チタン粒子、酸化ジルコニウム粒子、メラミン・ホルムアルデヒド縮合樹脂粒子が好ましく、酸化チタン粒子がより好ましい。
固体粒状物の体積平均粒径(以下「D50v」とも称する)は、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、0.05μm以上0.5μm以下が好ましく、0.1μm以上0.3μm以下がより好ましい。
固体粒状物の体積平均粒径は、濃厚系粒径アナライザー FPAR−1000(大塚電子(株)製)を用いて行う。その測定は放射線硬化型化合物で10倍に希釈したインクを測定セルに入れて行う。測定には放射線硬化型材料の粘度および屈折率を入力値として採用する。
なお、固体粒状物は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
ここで、固体粒状物が液状物の液滴内に存在していることの確認は、例えば、インクの状態で、光学顕微鏡観察(HIROX社のデジタルマイクロスコープKH−7700を用いました。)を行い、固体状粒子を含まないインク(液状物の液滴のみのインク)と比べ、白くなっているか否かで行う。つまり、より白くなっていれば、固体粒状物が液状物の液滴内に存在していると判断できる。
(放射線重合開始剤)
放射線重合開始剤としては、放射線ラジカル重合開始剤、放射線カチオン重合開始剤等の周知の重合開始剤が挙げられる。
放射線ラジカル重合開始剤としては、例えば、芳香族ケトン類、アシルフォスフィンオキサイド化合物、芳香族オニウム塩化合物、有機過酸化物、チオ化合物(チオキサントン化合物、チオフェニル基含有化合物等)、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、ケトオキシムエステル化合物、ボレート化合物、アジニウム化合物、メタロセン化合物、活性エステル化合物、炭素ハロゲン結合を有する化合物、アルキルアミン化合物等が挙げられる。
放射線ラジカル重合開始剤として具体例には、例えば、アセトフェノン、アセトフェノンベンジルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、キサントン、フルオレノン、べンズアルデヒド、フルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、4,4'−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、2,4−ジエチルチオキサントン、及びビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等の周知の放射線重合開始剤が挙げられる。
放射線カチオン重合開始剤としては、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、1−[4−(4−ベンゾイルフェニルスルファニル)フェニル]−2−メチル−2−(4−メチルフェニルスルホニル)プロパン−1−オン等も挙げられる。
なお、放射線重合開始剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
(重合禁止剤)
重合禁止剤としては、例えば、フェノール系重合禁止剤(例えば、p−メトキシフェノール、クレゾール、t−ブチルカテコール、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2'−メチレンビス(4−エチル−6−ブチルフェノール)、4,4'−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)等)、ヒンダードアミン、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)、ヒドロキノン等の周知の重合禁止剤が挙げられる。
なお、重合禁止剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
(その他の添加剤)
上記以外で、その他の添加剤としては、例えば、色材、溶剤、増感剤、定着剤、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、増粘剤、分散剤、重合促進剤、浸透促進剤、湿潤剤(保湿剤)等の周知の添加剤が挙げられる。
(各成分の含有量)
−放射線硬化型化合物の含有量−
放射線硬化型化合物の含有量は、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、インク全体に対して、50質量%以上99質量%以下が好ましく、60質量%以上95質量%以下がより好ましく、70質量%以上90質量%以下が更に好ましい。
−液状物の含有量−
液状物(全液状物の液滴)の含有量は、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、インク全体に対して、1質量%以上50質量%以下が好ましく、5質量%以上40質量%以下がより好ましく、10質量%以上30質量%以下が更に好ましい。
−界面活性剤の含有量−
界面活性剤の含有量は、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、インク全体に対して、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、1質量%以上50質量%以下がより好ましく、3質量%以上30質量%以下が更に好ましく、5質量%以上20質量%以下が特に好ましい。
−固体粒状物の含有量−
固体粒状物の含有量は、液状物の液滴の分散安定性向上、及び硬化物の隠避性向上の点から、インク全体に対して、0質量%以上70質量%以下が好ましく、1質量%以上70質量%以下がより好ましく、20質量%以上60質量%以下が更に好ましく、30質量%以上50質量%以下が特に好ましい。
−放射線重合開始剤の含有量−
放射線重合開始剤の含有量は、例えば、インク全体に対して、1質量%以上10質量%以下が好ましく、3質量%以上5質量%以下がより好ましい。
−重合禁止剤の含有量−
重合禁止剤の含有量は、例えば、インク全体に対して、0.1質量%以上1質量%以下が好ましく、0.3質量%以上0.5質量%以下がより好ましい。
(インクの特性)
本実施形態に係るインクの表面張力は、例えば20mN/m以上40mN/m以下の範囲が挙げられる。
ここで、表面張力は、ウイルヘルミー型表面張力計(協和界面科学株式会社製)を用い、23℃、55%RHの環境において測定した値である。
本実施形態に係るインクの粘度は、例えば5mPa・s以上50mPa・s以下の範囲が挙げられる。
ここで、粘度は、レオマット115(Contraves製)を測定装置として用いて、測定温度は23℃、せん断速度は1400s−1の条件で測定した値である。
[インク吐出装置/インク吐出方法]
本実施形態に係るインク吐出装置は、上記本実施形態に係るインクを収容し、インクを吐出する吐出部と、吐出したインクを硬化する放射線を照射する放射線照射部と、を備える。
本実施形態に係るインク吐出装置では、本実施形態に係るインクを吐出し、吐出したインクを放射線照射により硬化するインク吐出方法が実現される。
本実施形態に係るインク吐出装置には、本実施形態に係るインクを収容し、当該装置に着脱されるようカートリッジ化されたインクカートリッジを備えていてもよい。
以下、本実施形態に係るインク吐出装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、インク吐出装置の一例として、上記本実施形態に係るインクを白色インクとして適用した態様の記録装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る記録装置(インク吐出装置の一例)を示す概略構成図である。図2は、本実施形態に係る記録装置における記録ヘッド周辺を示す部分平面図である。
本実施形態に係る記録装置12(インク吐出装置の一例)は、例えば、図1〜図2に示すように、筐体14内の下部に、給紙容器16が備えられており、給紙容器16内に積層された用紙P(記録媒体の一例)を取り出しロール18で1枚ずつ取り出す機構を有している。取り出された用紙Pは、搬入経路22を構成する複数の搬入ローラ対20で搬送される。
給紙容器16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張力を付与されつつ支持された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッド30(吐出部の一例)及び記録ヘッド31(吐出部の一例)が配置されており、搬送ベルト28における平坦部分に対向している。この記録ヘッド30が搬送ベルト28の平坦部分に対向した領域が、記録ヘッド30から用紙Pにインクの液滴が吐出される吐出領域となっている。搬入ローラ対20を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域に至り、記録ヘッド30に対向した状態となり、記録ヘッド30から画像情報に応じて吐出されたインクの液滴が用紙Pの表面に付着する。
ここで、記録ヘッド30は、白色以外の色のインク(以下、「カラーインク」とも称する)と吐出する記録ヘッドである。白色以外の各色の記録ヘッド30は、それぞれ、記録装置12に着脱されるカラーインクカートリッジ30Aと供給管(不図示)を通じて連結され、白色以外の色のインクカートリッジ30Aにより、各色のカラーインクがそれぞれ記録ヘッド30へ供給される。
また、記録ヘッド31は、白色インクを吐出する記録ヘッドである。白色の記録ヘッド31は、白色インクが、白色インクカートリッジ31Aと供給管(不図示)を通じて連結され、白色インクカートリッジ31Aにより、白色インクが記録ヘッド31へ供給される。
記録ヘッド30は、例えば、図2に示すように、有効な記録領域(インクを吐出するノズルの配置領域)が用紙Pの幅(用紙Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向の長さ)以上とされた長尺状の記録ヘッドである。
なお、記録ヘッド30は、これに限られず、用紙Pの幅よりも短尺状の記録ヘッドであって、用紙Pの幅方向に移動してインクを吐出する方式(所謂キャリッジ方式)の記録ヘッドであってもよい。
記録ヘッド30は、インクの液滴を熱により吐出する、所謂サーマル方式であってもよいし、インクの液滴を圧力により吐出する、所謂圧電方式等、公知のものが適用される。
記録ヘッド30としては、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つの記録ヘッドが搬送方向に沿ってアレイ状に配置されている。無論、記録ヘッド30は、上記4色のそれぞれに対応した4つの記録ヘッド30を配置する形態に限られず、目的に応じて、ブラック(K)に対応した一つの記録ヘッド30を配置した形態であってよいし、他の中間色を加えた4色以上のそれぞれに対応した4つ以上の記録ヘッド30を配置した形態であってもよい。
記録ヘッド30の上流側(用紙Pの搬送方向上流側)には、白色インク(S)を吐出する記録ヘッド31が配置されている。カラーインクが吐出される前又は後(図1においては、インクが吐出される前)に、該白色インク(S)を吐出する。
記録ヘッド31の構成については、上記記録ヘッド30と同様であるため、説明を省略する。
記録ヘッド30,31の上流側(用紙Pの搬送方向上流側)には、帯電ロール32が配置されている。帯電ロール32は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、接地された従動ロール26との間に電位差を生じさせ、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させる。
記録ヘッド30,31の下流側(用紙Pの搬送方向下流側)には、搬送ベルト28の上方に、放射線照射装置50(放射線照射部の一例)が配置されている。
放射線照射装置50は、搬送ベルト28の上の用紙Pに付着したインクに対して、放射線を照射する。
紫外線照射装置50は、例えば、図2に示すように、有効な放射線照射領域(放射線を照射する光源の配置領域)が記録ヘッド30,31による記録領域の幅(用紙Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向)以上とされた長尺状の放射線照射装置である。
なお、放射線照射装置50は、これに限られず、記録ヘッド30による記録領域の幅よりも短尺状の放射線照射装置であって、記録ヘッド30による記録領域の幅方向に移動して放射線を照射する方式(所謂キャリッジ方式)の放射線照射装置であってもよい。
放射線照射装置50としては、インクの種類に応じて選択される。放射線照射装置50としては、例えば、紫外線照射装置、電子線照射装置等が挙げられる。
ここで、紫外線照射装置としては、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、デイープ紫外線ランプ、マイクロ波を用い外部から無電極で水銀灯を励起するランプ、紫外線レーザー、キセノンランプ、紫外線発光ダイオード(UV−LED)等の光源を有する装置が適用される。
電子線照射装置としては、例えば、走査型、カーテン型、プラズマ放電型等の電子照射装置が挙げられる。
放射線照射装置50の下流側(用紙Pの搬送方向下流側)には、剥離板34が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離板34の下流側(用紙Pの搬送方向下流側)で排出経路36を構成する複数の排出ローラ対38で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙容器40に排出される。
次に、本実施形態に係る記録装置12の動作について説明する。
本実施形態に係る記録装置12では、用紙Pは、給紙容器16から取り出しロール18で1枚ずつ取り出され、搬入経路22を経由して搬送ベルト28へ搬送される。
次に、用紙Pは、帯電ロール32により搬送ベルト28に静電吸着され、搬送ベルト28の回転により記録ヘッド30,31の下方へ搬送される。
次に、用紙Pは、記録ヘッド30,31により、各色のインクが吐出され、目的とする画像が記録される。
次に、用紙Pに付着したインクに対して、放射線照射装置50により放射線が照射され、インク中の放射線硬化型化合物の硬化反応(重合反応)が進行し、インク(インクによる画像)が硬化して用紙Pに固定化する。
次に、インク(インクによる画像)が固定化(形成)された用紙Pは、排出経路36を経由し、排紙容器40に排出される。
このようにして、本実施形態に係る記録装置12では、インク(インクによる画像)が固定化(記録)された用紙Pが得られる。
なお、本実施形態に係る記録装置12では、記録ヘッド30,31によってインクの液滴を用紙Pの表面に直接吐出する方式について説明したが、これに限られず、例えば中間転写体にインクの液滴を吐出した後に、中間転写体上のインクの液滴を用紙Pに転写する方式であってもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、用紙Pとして枚葉紙にインク(インクによる画像)を固定化(形成)する方式について説明したが、連帳機を用いて、用紙Pとしてロール紙にインク(インクによる画像)を記録する方式であってもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、用紙Pにインクを吐出後、熱布乾燥、乾燥ドラムによる乾燥、レーザー照射による加熱等の加熱機構を設けてもよい。
つまり、本実施形態に係る記録装置12は、上記構成に限られず、周知のインクジェット方式の記録装置が採用される。
本実施形態は、限定的に解釈されるものではなく、本発明の要件を満足する範囲内で実現されることは、言うまでもない。
[硬化物]
本実施形態に係る硬化物は、放射線硬化型化合物の硬化物であり、空隙と、空隙の内部に存在する固体粒状物とを含む(図5参照)。具体的には、例えば、本実施形態に係る硬化物は、上記本実施形態に係るインクであって、液状物の液滴(液状物で形成された液滴)の内部に存在する固体粒状物を更に含むインクの硬化物である。なお、硬化物は、膜状でも、三次元造形物でもよい。
本実施形態に係る硬化物は、硬化物の空隙の内部に固体粒状物が存在することで、硬化物と空隙中の気体(空気)との界面と共に、空隙中の気体(空気)と固体粒状物との界面が形成され、光散乱性が高まる。このため、硬化物の隠避性が高い。そして、インク中に白以外の色材を含めない場合、硬化物の白色度も高まり、白色の硬化物として有用となる。
[インク、インク吐出装置、インク吐出方法、硬化物の用途]
本実施形態に係るインクは、液状物の液滴の分散安定性が向上し、かつ隠蔽性に優れた硬化物の形成を実現する。インクに白色以外の色材を含まない場合、白色度の高い硬化物の形成を実現する。このため、本実施形態に係るインクは、白色(隠蔽用途)の画像記録用のインク、白色(隠蔽用途)の三次元造形物製造用の造形材(モデル材)として適用できる。
また、本実施形態に係るインクを利用したインク吐出装置又は方法は、画像記録装置又は方法、三次元造形物製造装置又は方法等として適用できる。
また、本実施形態に係る硬化物は、隠蔽性に優れる。また、硬化物が白色以外の色材を含まない場合、白色度にも優れる。このため、白色(隠蔽用途)の画像、白色(隠蔽用途)の三次元造形物等として適用できる。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例により限定されるものではない。なお、特に断りがない限り「部」は「質量部」を意味する。
[実施例1]
放射線硬化型化合物として紫外線硬化型モノマー「VEEA−AI(日本触媒社製)、2−(2−(ビニロキシエトキシ)エチルアクリレート)75質量部に、界面活性剤(分散剤「Solsperse71000(ルーブリゾール社製)、)2質量部、及び、液状物としてイオン交換水20質量部を加え、ホモジナイザーで0.5時間分散した。そして、得られた分散液に光重合開始剤Irgacure819を3質量部溶解させ、インクを調製した。
なお、インクを観察したところ、インク中には、液状物(水)の液滴が分散されているのが確認できた。
[実施例2]
固体粒状物としてメラミン・ホルムアルデヒド縮合樹脂粒子「商品名:エポスターS(日本触媒社製)、D50v=0.2μm」40質量部、界面活性剤(分散剤「商品名:フォスファノール RS―610(東邦化学社製)」)4質量部、液状物としてイオン交換水56質量部を混合し、ジルコニアビーズ(φ1mm)を用いてロッキングミルで1時間分散し、顔料分散液を調製した。
次に、放射線硬化型化合物として紫外線硬化型モノマー「VEEA−AI(日本触媒社製)、2−(2−(ビニロキシエトキシ)エチルアクリレート)75質量部に、界面活性剤(分散剤「Solsperse71000(ルーブリゾール社製)」)2質量部、及び、調製した顔料分散液20質量部を加え、ホモジナイザーで0.5時間分散した。そして、得られた分散液に光重合開始剤Irgacure819を3質量部溶解させ、インクを調製した。
なお、インクを観察したところ、インク中には、液状物(水)の液滴が分散されているのが確認できた。また、既述の方法に従って確認したところ、固体粒状物(メラミン・ホルムアルデヒド縮合樹脂粒子)が、液状物(水)の液滴内に存在していることが確認できた。
[実施例3]
固体粒状物として酸化チタン粒子「JR405(テイカ社製)、0.21μm」40質量部、界面活性剤(分散剤「商品名:フォスファノール RS―610(東邦化学社製)」)4質量部、液状物としてイオン交換水56質量部を混合し、ジルコニアビーズ(φ1mm)を用いてロッキングミルで1時間分散し、顔料分散液を調製した。
次に、放射線硬化型化合物として紫外線硬化型モノマー「VEEA−AI(日本触媒社製)、2−(2−(ビニロキシエトキシ)エチルアクリレート)75質量部に、界面活性剤(分散剤「Solsperse71000(ルーブリゾール社製)」)2質量部、及び、調製した顔料分散液20質量部を加え、ホモジナイザーで0.5時間分散した。そして、得られた分散液に光重合開始剤Irgacure819を3質量部溶解させ、インクを調製した。
なお、インクを観察したところ、インク中には、液状物(水)の液滴が分散されているのが確認できた。また、既述の方法に従って確認したところ、固体粒状物(酸化チタン粒子)が、液状物(水)の液滴内に存在していることが確認できた。
[比較例1]
紫外線硬化型モノマーの部数を77質量部とし、界面活性剤を添加しない以外は、実施例1と同様にして、インクを調製した。
なお、目視によりインクを観察したところ、インク中には、液状物(水)の液滴が分散直後には形成されるものの、短時間で合一してしまったため、塗膜の評価はできなかった。
[比較例2]
放射線硬化型化合物として紫外線硬化型モノマー「VEEA−AI(日本触媒社製)、2−(2−(ビニロキシエトキシ)エチルアクリレート)87質量部に、固体粒状物としてメラミン・ホルムアルデヒド縮合樹脂粒子「商品名:エポスターS(日本触媒社製)、D50v=0.21μm」8質量部、及び界面活性剤「商品名:分散剤「Solsperse71000(ルーブリゾール社製)」2質量部を加え、ホモジナイザーで0.5時間分散した。そして、得られた分散液に光重合開始剤Irgacure819を3質量部溶解させ、インクを調製した。
[比較例3]
放射線硬化型化合物として紫外線硬化型モノマー「VEEA−AI(日本触媒社製)、2−(2−(ビニロキシエトキシ)エチルアクリレート)87質量部に、固体粒状物として酸化チタン粒子「JR405(テイカ社製)、D50v=0.21μm」8質量部、及び界面活性剤「商品名:分散剤「Solsperse71000(ルーブリゾール社製)」2質量部を加え、ホモジナイザーで0.5時間分散した。そして、得られた分散液に光重合開始剤Irgacure819を3質量部溶解させ、インクを調製した。
[測定/評価]
各例で調製したインクについて、次の測定/評価を行った。結果を表1に示す。
(インク中の液状物の液滴の体積平均粒径の測定)
各例で調製したインクについて、インク中の液状物の液滴の体積平均粒径(D50v)を既述の方法にて測定した。
(分散安定性)
各例で調製したインクを20mLサンプル瓶に入れ静置し、濃度の不均一化を観察し、以下の基準により評価した。
−評価基準−。
A(◎):経時3か月でも濃度均一
B(○):経時1か月で濃度不均一
C(△):経時2週間で濃度不均一
D(×):経時1週間で濃度不均一
(白色度)
各例で調製したインクの塗膜を透明なフィルム上に形成した後、インクの塗膜に紫外線を照射し硬化して、厚み5μmの白色硬化膜を形成した。なお、紫外線による硬化条件は、UV−LEDを用いて、照射波長365nm、硬化エネルギー150mJとした。
得られた白色硬化膜を透明なフィルムごと黒紙上に置き、X−Rite 939を用いて、白色硬化膜のCIE1976(L)表色系を測定した。測定値から下記式を用い白色度Wを算出した。
式:W=100−((100−L*2)+a*2+b*21/2
そして、以下の評価基準で評価した。
−評価基準−
A(◎):60%以上
B(○):50%以上60%未満
C(△):40%以上50%未満
D(×):40%未満
(隠蔽性)
各例で調製したインクの塗膜を透明なフィルム上に形成した後、インクの塗膜に紫外線を照射し硬化して、厚み5μmの白色硬化膜を形成した。なお、紫外線による硬化条件は、UV−LEDを用いて、照射波長365nm、硬化エネルギー150mJとした。
得られた白色硬化膜について、隠蔽率を求めた。隠蔽率は次のように求めた。
得られた白色硬化膜を透明なフィルムごと隠ぺい率試験用の黒紙上に置き、X-Rite 939を用いて三刺激値Yを測定し、下記式を用いて隠蔽率を算出した。
式:隠ぺい率=Yb/Yw(Yb:黒紙上での三刺激値Y、Yw:白色硬化膜上での三刺激値Y)
そして、以下の評価基準により評価した。
−評価基準−
A(◎):隠蔽率40%以上
B(○):隠蔽率30%以上40%未満
C(△):隠蔽率20%以上30%未満
D(×):隠蔽率20%未満
以下、各例の詳細、及び評価結果等について、表1に一覧にして示す。
なお、表1中、界面活性剤の含有量は、インク中の含有量を示す。液状物の含有量は、インク中の含有量を示す。固体粒状物の含有量は、インク中の含有量を示す。また、メラミン樹脂粒子は「メラミン・ホルムアルデヒド縮合樹脂粒子」を示している。
上記結果から、本実施例1は、比較例1に比べ、インクの分散安定性がよく、隠蔽性、及び白色度が高い白色硬化膜が得られていることがわかる。
また、固体粒状物を含む本実施例2〜3のインクは、粒子(粒状物)を含まない実施例1に比べ、隠蔽性、及び白色度が高い白色硬化膜が得られていることがわかる。更に、本実施例2〜3は、比較例2〜3に比べ、インクの分散安定性がよく、隠蔽性、及び白色度が高い白色硬化膜が得られていることがわかる。
12 記録装置
14 筐体
16 給紙容器
18 ロール
20 搬入ローラ対
22 搬入経路
24 駆動ロール
26 従動ロール
28 搬送ベルト
30 記録ヘッド
30A 白色以外の色のインクカートリッジ
31 記録ヘッド
31A 白色インクカートリッジ
32 帯電ロール
34 剥離板
36 排出経路
38 排出ローラ対
40 排紙容器
50 放射線照射装置

Claims (7)

  1. 放射線硬化型化合物と、前記放射線硬化型化合物に非相溶で、かつ液滴状に分散されている液状物と、界面活性剤とを含むインク。
  2. 前記液状物で形成された液滴の内部に存在する固体粒状物を更に含む請求項1に記載のインク。
  3. 前記固体粒状物が、酸化チタン粒子である請求項2に記載のインク。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクを収容したインクカートリッジ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクを収容し、前記インクを吐出する吐出部と、
    吐出した前記インクを硬化する放射線を照射する放射線照射部と、
    を備えるインク吐出装置。
  6. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のインクを吐出し、吐出したインクを放射線照射により硬化するインク吐出方法。
  7. 放射線硬化型化合物の硬化物であり、空隙と、空隙の内部に存在する固体粒状物とを含む硬化物。
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