JP2016185119A - 核酸の検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 試料中に含まれる標的核酸を、専用の検出装置を用いることなく、簡便かつ高感度に検出可能な方法、および前記方法を利用したキットを提供すること。【解決の手段】 試料中に含まれる標的核酸の増幅および前記増幅した標的核酸と標識物質を結合した第1の結合因子との特異的結合を同時に行なう第1の工程と、前記第1の工程で得られた標的核酸および第1の結合因子との複合体とメンブレンに結合した第2の結合因子とを展開液を用いたクロマトグラフィーにより特異的に結合させる第2の工程と、前記第2の工程で得られた標的核酸と第1の結合因子と第2の結合因子との複合体を第1の結合因子に結合した標識物質で検出する第3の工程とを含む、試料中に含まれる標的核酸の検出方法および前記方法を用いた検出キットにより、前記課題を解決する。【選択図】 図2

Description

本発明は、試料中に含まれる標的核酸を簡便かつ高感度に検出する方法、および前記方法を利用したキットに関する。
試料中に含まれる標的核酸の有無または量に基づき診断を行なう遺伝子診断では、前記標的核酸の量が極めて少なく、そのままでは充分な検出感度が得られないことから、多くの場合、PCR法、NASBA法(特許文献1および2)、TMA法(特許文献3)、TRC法(特許文献4および非特許文献1)といった核酸増幅方法を用いて前記標的核酸を増幅させてから行なう。
増幅した標的核酸を検出する方法としては、従来より、アガロースゲルなどを用いた電気泳動法や、標的核酸の一部とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な標識したオリゴヌクレオチドプローブを用いた核酸ハイブリダイゼーション法が知られている。しかしながら、電気泳動法は用手法で行なうこと、また標的核酸染色時に用いる試薬(インターカレーター)の中には発がん性を有する試薬があることから、当該試薬の取扱や廃棄に対し十分に注意を払う必要がある。核酸ハイブリダイゼーション法は、あらかじめ前記標識したプローブを増幅試薬に添加することで標的核酸の検出を自動的に行なえるため、前記取扱や廃棄に関するリスクは低減できる。しかしながら、核酸ハイブリダイゼーション法を利用した検出を行なうには、特殊な蛍光物質や専用の検出装置を必要とする。
増幅した核酸を検出する、より簡便な方法として、増幅した標的核酸を含む溶液や試薬などを多孔性メンブレン上に添加し、キャピラリー作用により展開することで、前記標的核酸を検出する核酸クロマトグラフィー法がある(特許文献5および6)。核酸クロマトグラフィー法は、専用の検出装置などを必要としない方法であるため、特に臨床用の遺伝子検査法として優れている。しかしながら、従来の核酸クロマトグラフィー法では、試料中の標的核酸を増幅する工程、標的核酸との結合により発色する試薬(発色分子)と前記標的核酸とを結合させる工程、および前記発色分子と結合した標的核酸を検出する工程、の3工程を必要とし、操作が煩雑なことが課題である。
特許第2650159号公報 特許第3152927号公報 特許第3241717号公報 特開2000−014400号公報 特開2001−157598号公報 特許第4268944号公報
Ishiguro,T.et al,Analytical Biochemistry,314,77−86(2003)
本発明の目的は、試料中に含まれる標的核酸を、専用の検出装置を用いることなく、簡便かつ高感度に検出可能な方法、および前記方法を利用したキットを提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の第一の態様は、以下の(1)から(3)の工程を含む、試料中に含まれる標的核酸の検出方法である。
(1)試料中に含まれる標的核酸の増幅と、前記増幅した標的核酸と標識物質を結合した第1の結合因子との特異的結合を同時に行なう工程
(2)(1)の工程で得られた標的核酸と第1の結合因子との複合体と、メンブレンに結合した第2の結合因子とを、展開液を用いたクロマトグラフィーにより特異的に結合させる工程
(3)(2)の工程で得られた標的核酸と第1の結合因子と第2の結合因子との複合体を第1の結合因子に結合した標識物質で検出する工程
また本発明の第二の態様は、標識物質が可視光を吸収または反射する物質である、前記第一の態様に記載の検出方法である。
また本発明の第三の態様は、第1の結合因子および第2の結合因子が、標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドである、前記第一または第二の態様に記載の検出方法である。
また本発明の第四の態様は、(1)の工程で増幅される標的核酸が複数種類あり、第1の結合因子および/または第2の結合因子が複数種類存在する、前記第一から第三の態様のいずれかに記載の検出方法である。
また本発明の第五の態様は、展開液が非イオン性界面活性剤を少なくとも含む、前記第一から第四のいずれかに記載の検出方法である。
また本発明の第六の態様は、標的核酸の増幅をNASBA法、TMA法、TRC法のいずれかの方法で行なう、前記第一から第五の態様のいずれかに記載の検出方法である。
さらに本発明の第七の態様は、
試料中に含まれる標的核酸を増幅するための酵素およびプライマーと、標識物質を結合した前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドと、非イオン性界面活性剤とを含む試薬と、
前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを結合したメンブレンと、
を含む、標的核酸の検出キットである。
また本発明の第八の態様は、標識物質を結合した標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを複数種類含んだ、前記第七の態様に記載のキットである。
また本発明の第九の態様は、メンブレンが、標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを複数種類結合したメンブレンである、前記第七または第八の態様に記載の検出キットである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において標的核酸とは、少なくとも1種類の細胞、細菌、真菌、ウイルスなどに由来した、一本鎖もしくは二本鎖DNAまたはRNAのうち、前記(1)の工程で増幅される領域のことをいう。なお標的核酸が一本鎖DNAまたはRNAの場合、それらの相補鎖も標的核酸に含まれる。なお前記(1)の工程でTRC法を用いた核酸増幅を行なう場合、標的核酸の長さは100から300塩基が好ましく、100から200塩基が特に好ましい。
試料中に含まれる標的核酸を本発明の検出方法を用いて検出する際、あらかじめ試料から当該標的核酸を抽出する工程を行なうと好ましい。標的核酸を抽出する方法に限定はなく、EDTA−SDS−フェノール−エタノール法、塩化リチウム−尿素法、プロテアーゼK−デオキシリボヌクレアーゼ法、フェノール−SDS法、グアニジンチオシアネート−塩化セシウム法、グアニジンチオシアネート−トリフルオロ酢酸セシウム法、酸性グアニジンチオシアネート−フェノール−クロロホルム法(AGPC法)、バナジルリボヌクレオシド複合法、磁性シリカ法が例示できる。また市販の核酸抽出キットを用いてもよい。
前記(1)の工程で用いる核酸増幅法としては、PCR法、NASBA法、TMA法、TRC法といった公知の方法を用いることができる。なお増幅した標的核酸の検出に、標識物質を結合した前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチド(第1の結合因子)と、前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチド(第2の結合因子)を結合したメンブレンとを用いる場合は、一本鎖DNAまたはRNAを増幅可能な非対称PCR法、NASBA法、TMA法、TRC法が好ましく、特に一定温度で一本鎖核酸の増幅が可能なNASBA法、TMA法、TRC法が好ましい。なお本明細書においてストリンジェントな条件とは、既知の条件から選定可能で、特に限定されるものではないが、例えば、42℃において、50%(v/v)ホルムアミド、0.1%ウシ血清アルブミン、0.1%フィコール、0.1%のポリビニルピロリドン、50mMリン酸ナトリウムバッファー(pH6.5)、150mMの塩化ナトリウム、75mMクエン酸ナトリウムが共存する条件下でハイブリダイズ可能な条件や、本明細書の実施例に記載の核酸増幅条件下でハイブリダイズ可能な条件があげられる。
本発明において第1の結合因子に結合させる標識物質は、メンブレンに結合した第2の結合因子および前記第1の結合因子と標的核酸とが結合し、前記第1の結合因子が前記メンブレンに一定量集まることで検出可能となる物質であればよく、着色高分子粒子、金コロイド、色素、蛍光物質が例示できる。特に可視光を吸収または反射する物質を標識物質として用いると、前記第1の結合因子が一定量集まることで目視での検出が可能となるため、好ましい。第1の結合因子と標識物質との結合は、結合因子の態様により、適宜選択でき、例えば、共有結合、静電気力による結合、抗原−抗体結合、リガンド−レセプター結合、ビオチン−アビジン結合、ヌクレオチド間のハイブリダイズ、またそれらの組み合わせがあげられる。
本発明において第1の結合因子および第2の結合因子は、増幅した標的核酸に特異的に結合可能な物質であればよいが、前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを第1の結合因子および第2の結合因子として用いると好ましい。前記好ましい例における、オリゴヌクレオチドの長さは8塩基以上あればよく、15塩基以上あると好ましく、18塩基以上あるとさらに好ましい。またオリゴヌクレオチドはDNA、RNA、またはそのキメラであってもよく、さらにそれらに人工的な塩基や化学的修飾を施したものでもよい。なお、前記(1)の工程で増幅される標的核酸に修飾を施す場合は、当該修飾した物質に対応した物質を第1の結合因子および第2の結合因子として用いることもできる。例えば、正電荷−負電荷、抗原−抗体、リガンド−レセプター、ビオチン−アビジン、またはそれらの組み合わせがあげられる。
本発明において第2の結合因子を固定させるメンブレンは、
第2の結合因子と直接または間接的に結合可能な物質であり、
前記(1)の工程で得られた、標的核酸と第1の結合因子との複合体を含む溶液から展開液を用いたクロマトグラフィーにより前記複合体を分離可能な物質であり、
かつ前記複合体と第2の結合因子とが結合した際、第1の結合因子に結合した標識物質を集積可能な物質、
であれば限定はなく、例えば、ニトロセルロース、ナイロンなどの多孔質メンブレンがあげられる。さらに第2の結合因子との結合を強固にするために、前記固相に適当な加工や官能基、結合因子の導入を行なってもよい。第2の結合因子と固相との結合は、結合因子の態様により適宜選択でき、例えば、共有結合、静電気力による結合、抗原−抗体結合、リガンド−レセプター結合、ビオチン−アビジン結合、ヌクレオチド間のハイブリダイズ、またそれらの組み合わせがあげられる。
本発明において、クロマトグラフィーとは、毛細管現象で溶液を一定方向へ移動、展開させる方法であり、薄膜クロマトグラフィー、ペーパークロマトグラフィー、キャピラリークロマトグラフィーなどが例示できる。また形状としては、展開用吸水性基材、展開液、展開層を併せもつキット型のものやディップスティック型のものが例示できる。
なお本発明の検出方法において、検出対象の標的核酸が複数種類ある場合は、前記(1)の工程で当該複数種類の標的核酸の増幅と、標識物質を結合した一種類(または複数種類)の第1の結合因子との特異的結合を行ない、前記(2)の工程で標的核酸と第1の結合因子との複合体と、メンブレンに結合した一種類(または複数種類)の第2の結合因子との特異的結合を行なえばよい。複数種類の第1の結合因子の例として、検出対象の標的核酸それぞれに対しストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドに標識物質を結合した態様があげられる。なお前記標識物質は、共通の標識物質であってもよいし、異なる性質(色等)を有した標識物質であってもよい。複数種類の第2の結合因子の例として、検出対象の標的核酸それぞれに対しストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドをメンブレンに結合した態様があげられる。
なお本発明の検出方法では、前記(2)の工程で、展開液を用いたクロマトグラフィーにより、標的核酸および第1の結合因子との複合体と第2の結合因子とを特異的に結合させるが、ここで用いる展開液には非イオン性界面活性剤を含ませるとよい。展開液に非イオン性界面活性剤を添加することでクロマトグラフィーによる分離が促進される一方、非イオン性界面活性剤は前記(1)の工程で行なう標的核酸の増幅反応を阻害しないからである。また、前記(1)の工程の反応液(例えば、試料中に含まれる標的核酸を増幅するための酵素およびプライマーと、標識物質を結合した前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドプライマーとを含む溶液)にあらかじめ非イオン性界面活性剤を添加すると、前記(1)の工程後の反応液をそのまま展開液として用いることができるため好ましい。非イオン性界面活性剤としては、当業者が通常用いる非イオン性界面活性剤の中から適宜選択することができ、Tween 20、Tween 60、Tween 80、Triton X−100(以上、商品名)が例示できる。中でもTween 20が、展開液に添加する非イオン性界面活性剤として好ましい。さらに、前記(2)の工程の前に、あらかじめメンブレンを非イオン性界面活性剤を含む溶液に浸すと、前記(3)の検出工程がより容易(例えば、より鮮明な目視検出が可能)となるため好ましい。
本発明の標的核酸の検出法は、試料中に含まれる標的核酸の増幅および前記増幅した標的核酸と標識物質を結合した第1の結合因子との特異的結合を同時に行なう第1の工程と、前記第1の工程で得られた標的核酸および第1の結合因子との複合体とメンブレンに結合した第2の結合因子とを展開液を用いたクロマトグラフィーにより特異的に結合させる第2の工程と、前記第2の工程で得られた標的核酸と第1の結合因子と第2の結合因子との複合体を第1の結合因子に結合した標識物質で検出する第3の工程とを含むことを特徴としている。
本発明の方法および前記方法を用いた本発明のキットにより、試料中に含まれる標的核酸を簡便かつ高感度に検出することができる。なお前記第1の結合因子に結合した標識物質として可視光を吸収または反射する物質を用いると、標的核酸の有無を目視により検出でき、特別な装置を用いる必要がなくなるため、増幅産物の検出工程に要す時間および工程数を減らすことができる。
インターカレーター性蛍光色素で標識された核酸プローブの構造図。B、B、B、Bは塩基を示す。なお、3’末端側−OHからの伸長反応を防止するために3’末端側−OHはグリコール酸修飾がなされている。 本発明の検出法を用いてインフルエンザウイルスRNAの検出を行なった結果を示した図。 本発明の検出法を用いて各型のインフルエンザウイルスRNAの検出を行なった結果を示した図。
以下、インフルエンザウイルスRNAおよびRegIVを標的核酸とした場合の実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
実施例1 インフルエンザウイルス標準RNAの調製
後述の実施例で使用する、インフルエンザウイルスRNA(以下、標準RNAと表記)は、以下に示す方法で調製した。
(1)配列番号15(H1N1亜型A型インフルエンザウイルス、セグメント5、cDNA部分配列、GenBank No.FJ969536の410番目から930番目までの塩基配列)、配列番号16(H3N2亜型A型インフルエンザウイルス、セグメント5、cDNA部分配列、GenBank No.NC_007369の455番目から975番目までの塩基配列(ただし663番目のCはT))および配列番号17(B型インフルエンザウイルス、セグメント7、cDNA部分配列、GenBank No.CY115184の206番目から735番目までの塩基配列)に記載の塩基配列からなる2本鎖DNAを調製し、それぞれT−Vector pMD20(タカラバイオ製)へ挿入した(なお、当該cDNA配列の相補鎖の5’末端側にはSP6プロモーターを付加している)。
(2)(1)で調製したプラスミドDNAを、挿入したインフルエンザウイルスcDNA配列の5’末端側で制限酵素消化し、直鎖状のDNAを調製した。
(3)(2)で調製したDNAを鋳型として、SP6 RNAポリメラーゼによるインビトロ転写を行なった。その後、DNase I処理により前記鋳型DNAを完全消化し、精製することで標準RNAを調製した。調製したRNAは、260nmにおける吸光度を測定して定量した。
なお、本例で調製した標準RNAの全長は約500塩基と、インフルエンザウイルスRNAの全長(セグメント5:約1500塩基、セグメント7:約1100塩基)の一部であるが、インフルエンザウイルスRNAの測定には十分適用可能である。
実施例2 標識物質を結合した第1の結合因子の作製
標識物質として、直径500nmのラテックス粒子Estapor(メルク製)を使用し、以下に示す方法で、当該標識物質をインフルエンザウイルスRNAとストリンジェントな条件でハイブリダイス可能なオリゴヌクレオチド(第1の結合因子)に結合させた。
(1)ラテックス粒子1.4×1010個に対し、3’末端側をアミノ基で修飾した配列番号10から12に記載の配列を含むオリゴヌクレオチドをそれぞれ150ng添加し、30分室温で静置した。なお配列番号10は配列番号15と、配列番号11は配列番号16と、配列番号12は配列番号17と、それぞれストリンジェントな条件でハイブリダイス可能な塩基配列である。
(2)さらに水溶性カルボジイミドを終濃度10mg/mLとなるよう添加し、室温で2時間反応させ、ラテックス粒子を当該オリゴヌクレオチドに結合させた。
(3)遠心により得られた沈殿(標識物質を結合した第1の結合因子)は、Tween 20およびSDSを含む溶液により洗浄し、バッファー(0.5mM EDTA、1M NaCl、および0.05% Tween 20を含む10mM Tris−HCl(pH7.4))中に保存した。
実施例3 メンブレンに結合した第2の結合因子の作製
メンブレンとして、ニトロセルロースメンブレンHF120(メルク製)を台紙(メルク製)に結合させたものを使用し、以下に示す方法で当該メンブレンにインフルエンザウイルスRNAとストリンジェントな条件でハイブリダイス可能なオリゴヌクレオチド(第2の結合因子)を結合させた。
(1)配列番号13および/または14に記載の配列からなるオリゴヌクレオチド50μMを塗布機を用いて、メンブレンに塗布した。なお配列番号13は配列番号15および16と、配列番号14は配列番号17と、それぞれストリンジェントな条件でハイブリダイス可能な塩基配列である。
(2)UVを2分間照射後、37℃で2時間乾燥することで、前記オリゴヌクレオチドをメンブレンに結合させた。
実施例4 インターカレーター性蛍光色素で標識された核酸プローブの調製
Ishiguroらの方法(Ishiguro,T.et al,Nucleic Acids Res.,24,4992−4997(1996))により、配列番号7に記載の配列の5’末端から17番目のTと18番目のTの間、および配列番号8に記載の配列の5’末端から8番目のAと9番目のTの間のリン酸ジエステル部分にリンカーを介してオキサゾールイエローを結合させ、インターカレーター性蛍光色素で標識された核酸プローブ(以下、INAFプローブと表記)を調製した(図1)。なお配列番号7は配列番号15および16と、配列番号8は配列番号17と、それぞれストリンジェントな条件でハイブリダイス可能な塩基配列である。
実施例5 展開液の検討
試料中に含まれる標的核酸の増幅および前記増幅した標的核酸と標識物質を結合した第1の結合因子との特異的結合を同時に行なう工程で用いる反応液に、界面活性剤を添加することでクロマトグラフィーが可能となるか検討した。
(1)調製したRegIV標準RNA(配列番号22)を、TEバッファーを用いて10コピー/5μLとなるように希釈し、これをRNA試料として用いた。
(2)以下の組成の反応液17μLを0.5mL容量PCRチューブ(Individual Dome Cap PCR Tube、SSI製)に分注した後、実施例2で作製した配列番号20に記載のオリゴヌクレオチドを結合したラテックス粒子を10個(2μL)添加し、種々の濃度および種類の界面活性剤をさらに3μL添加した。
反応液の組成:濃度は開始液添加後(30μL中)の最終濃度
60mM Tris−HCl緩衝液(pH8.6)
各0.25mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各2.6mM ATP、CTP、GTP、TTP
3.06mM ITP
70mM トレハロース
0.2μM 第一のプライマー(配列番号18):当該プライマーには、各配列番号に記載の塩基配列の5’末端側にT7プロモーター配列(配列番号9)が付加されている
0.2μM 第二のプライマー(配列番号19)
6.4U AMV逆転写酵素(ライフサイエンス製)
142U T7 RNAポリメラーゼ
(3)上記の反応液を46℃で4分間保温後、以下の組成の開始液8μLを添加した。
開始液の組成:濃度は開始液添加後(30μL中)の最終濃度
21.2mM 塩化マグネシウム
102.7mM 塩化カリウム
1.2% グリセロール
11.5% DMSO
(4)上記の混合溶液に対し、実施例3で作製した配列番号21に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドを結合したメンブレンを浸し、クロマトグラフィーを行なった。
結果を表1に示す。非イオン性界面活性剤を添加することでクロマトグラフィーが可能となることがわかる。
Figure 2016185119
実施例6 界面活性剤の添加による核酸増幅反応への影響
試料中に含まれる標的核酸の増幅および前記増幅した標的核酸と標識物質を結合した第1の結合因子との特異的結合を同時に行なう工程で用いる反応液に、界面活性剤を添加することで前記標的核酸の増幅反応に影響をおよぼすか検討した。
(1)実施例1で調製したA型(H1N1亜型)インフルエンザウイルス標準RNA(配列番号15)を、TEバッファーを用いて10コピー/5μLとなるように希釈し、これをRNA試料として用いた。
(2)以下の組成の反応液14μLを0.5mL容量PCRチューブ(Individual Dome Cap PCR Tube、SSI製)に分注し、これに前記RNA試料5μLを添加した。さらに実施例2で作製した配列番号10に記載のオリゴヌクレオチドを結合したラテックス粒子10個(2μL)と、種々の濃度および種類の界面活性剤溶液3μLを添加した。
反応液の組成:濃度は開始液添加後(30μL中)の最終濃度
60mM Tris−HCl緩衝液(pH8.6)
各0.25mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各2.6mM ATP、CTP、GTP、TTP
3.06mM ITP
70mM トレハロース
20nM INAFプローブ(配列番号7)(実施例4で調製)
0.2μM 第一のプライマー(配列番号1):当該プライマーには、各配列番号に記載の塩基配列の5’末端側にT7プロモーター配列(配列番号9)が付加されている
0.2μM 第二のプライマー(配列番号2)
6.4U AMV逆転写酵素(ライフサイエンス製)
(3)上記の反応液を46℃で4分間保温後、以下の組成の開始液8μLを添加した。
開始液の組成:濃度は開始剤添加後(30μL中)の最終濃度
21.2mM 塩化マグネシウム
102.7mM 塩化カリウム
1.2% グリセロール
11.5% DMSO
(4)引き続きPCRチューブを直接測定可能な温調機能付き蛍光分光光度計(TRCRapid−160、東ソー製)を用い、46℃で反応させると同時に反応液の蛍光強度(励起波長470nm、蛍光波長520nm)を経時的に30分間測定した。開始液添加時を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時間の蛍光強度値をバックグラウンドの蛍光強度比で割った値)が1.2を超えた場合を陽性判定とした。
結果を表2に示す。非イオン性界面活性剤の中でもTween(商品名)系は比較的高濃度(1%(w/v)程度)でも標的核酸の増幅反応に影響を与えていないことがわかる。一方、Triton X−100(商品名)は0.05%(w/v)で標的核酸の増幅反応を阻害していることから、非イオン性界面活性剤としてTriton X−100(商品名)を用いる場合は、比較的低濃度(0.05%(w/v)未満)で添加する必要があることがわかる。
実施例7 インフルエンザウイルスRNAの目視検出(その1)
(1)実施例6(2)で添加する界面活性剤を0.05%(w/v)のTween 20(商品名)とし、実施例6(4)の反応時間を10分間とした他は、実施例6と同様の操作を行なった。
(2)実施例3で作製した配列番号13に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドを結合させたメンブレンを(1)の操作後の反応液が入ったPCRチューブに入れ、クロマトグラフィーを行なった。
結果を図2に示す。クロマトグラフィー開始後約1分で、増幅されたインフルエンザウイルスRNA由来のバンドを確認することができた。
Figure 2016185119
実施例8 インフルエンザウイルスRNAの目視検出(その2)
(1)実施例1で調製したA型(H1N1亜型)インフルエンザウイルス標準RNA(配列番号15)、A型(H3N2亜型)インフルエンザウイルス標準RNA(配列番号16)およびB型インフルエンザウイルス標準RNA(配列番号17)を、TEバッファーを用いてそれぞれ10コピー/5μLとなるように希釈し、これらをRNA試料として用いた。
(2)以下の組成の反応液14μLを0.5mL容量PCRチューブ(Individual Dome Cap PCR Tube、SSI製)に分注し、これに前記RNA試料のいずれかを5μL添加した。さらに実施例2で作製した配列番号10から12に記載のオリゴヌクレオチドを結合したラテックス粒子各10個(2μL)と、種々の濃度のTween 20(商品名)3μLを添加した。
反応液の組成:濃度は開始液添加後(30μL中)の最終濃度
60mM Tris−HCl緩衝液(pH8.6)
各0.25mM dATP、dCTP、dGTP、dTTP
各2.6mM ATP、CTP、GTP、TTP
3.06mM ITP
70mM トレハロース
20nM INAFプローブ(配列番号7および8)(実施例4で調製)
各0.2μM 第一のプライマー(配列番号1、3および5):当該プライマーには、各配列番号に記載の塩基配列の5’末端側にT7プロモーター配列(配列番号9)が付加されている
各0.2μM 第二のプライマー(配列番号2、4および6)
6.4U AMV逆転写酵素(ライフサイエンス製)
(3)上記の反応液を46℃で4分間保温後、以下の組成の開始液8μLを添加した。
開始液の組成:濃度は開始剤添加後(30μL中)の最終濃度
21.2mM 塩化マグネシウム
102.7mM 塩化カリウム
1.2% グリセロール
11.5% DMSO
(4)引き続きPCRチューブを直接測定可能な温調機能付き蛍光分光光度計(TRCRapid−160、東ソー製)を用い、46℃で反応させると同時に反応液の蛍光強度(励起波長470nm、蛍光波長520nm)を経時的に30分間測定した。開始液添加時を0分として、反応液の蛍光強度比(所定時間の蛍光強度値をバックグラウンドの蛍光強度比で割った値)が1.2を超えた場合を陽性判定とした。
(5)(4)の反応後の溶液に、実施例3で作製した配列番号13および14に記載の配列からなるオリゴヌクレオチドを結合させたメンブレンを入れ、クロマトグラフィーを行なった。
オリゴヌクレオチドを結合したラテックス粒子を各10個ずつ添加しても、Tween 20(商品名)を添加することで、標的核酸の増幅反応への影響を抑えることができた(表3)。また0.05%(w/v)のTween 20(商品名)を添加して増幅反応を行なった後の反応液についてクロマトグラフィーを行なった結果、開始後約1分で増幅された各インフルエンザウイルスRNA由来のバンドを確認することができた(図3)。
Figure 2016185119

Claims (9)

  1. 以下の(1)から(3)の工程を含む、試料中に含まれる標的核酸の検出方法。
    (1)試料中に含まれる標的核酸の増幅と、前記増幅した標的核酸と標識物質を結合した第1の結合因子との特異的結合を同時に行なう工程
    (2)(1)の工程で得られた標的核酸と第1の結合因子との複合体と、メンブレンに結合した第2の結合因子とを、展開液を用いたクロマトグラフィーにより特異的に結合させる工程
    (3)(2)の工程で得られた標的核酸と第1の結合因子と第2の結合因子との複合体を第1の結合因子に結合した標識物質で検出する工程
  2. 標識物質が可視光を吸収または反射する物質である、請求項1に記載の検出方法。
  3. 第1の結合因子および第2の結合因子が、標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドである、請求項1または2に記載の検出方法。
  4. (1)の工程で増幅される標的核酸が複数種類あり、第1の結合因子および/または第2の結合因子が複数種類存在する、請求項1から3のいずれかに記載の検出方法。
  5. 展開液が陰イオン界面活性剤を少なくとも含む、請求項1から4のいずれかに記載の検出方法。
  6. 標的核酸の増幅をNASBA法、TMA法、TRC法のいずれかの方法で行なう、請求項1から5のいずれかに記載の検出方法。
  7. 試料中に含まれる標的核酸を増幅するための酵素およびプライマーと、標識物質を結合した前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドと、陰イオン界面活性剤とを含む試薬と、
    前記標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを結合したメンブレンと、
    を含む、標的核酸の検出キット。
  8. 標識物質を結合した標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを複数種類含んだ、請求項7に記載のキット。
  9. メンブレンが、標的核酸とストリンジェントな条件でハイブリダイズ可能な塩基配列を含むオリゴヌクレオチドを複数種類結合したメンブレンである、請求項7または8に記載の検出キット。
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