JP2016184837A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016184837A
JP2016184837A JP2015063718A JP2015063718A JP2016184837A JP 2016184837 A JP2016184837 A JP 2016184837A JP 2015063718 A JP2015063718 A JP 2015063718A JP 2015063718 A JP2015063718 A JP 2015063718A JP 2016184837 A JP2016184837 A JP 2016184837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
terminal
transistor
output transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015063718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6523006B2 (ja
Inventor
卓 川添
Suguru Kawazoe
卓 川添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lapis Semiconductor Co Ltd filed Critical Lapis Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2015063718A priority Critical patent/JP6523006B2/ja
Priority to CN201610170888.2A priority patent/CN106020315B/zh
Priority to US15/081,840 priority patent/US10193337B2/en
Publication of JP2016184837A publication Critical patent/JP2016184837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6523006B2 publication Critical patent/JP6523006B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/565Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/045Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage adapted to a particular application and not provided for elsewhere
    • H02H9/046Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage adapted to a particular application and not provided for elsewhere responsive to excess voltage appearing at terminals of integrated circuits

Abstract

【課題】電圧レギュレータが生成した内部電源電圧が高圧化してしまった際に、当該内部電源電圧から内部回路を保護することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】電源電圧VDDに基づいて内部電源電圧Vdを生成し、これを電源ラインLVGに印加する電圧レギュレータ10と、電源ライン及び接地ラインLGNDを介して内部電源電圧の供給を受ける内部回路20と、ダーリントン接続された夫々PNP型の第1〜第Nのトランジスタとを含む。さらに、第1〜第Nのトランジスタ各々のコレクタ端子が接地ラインに接続されており、第1〜第Nのトランジスタのうちの第1のトランジスタQ1のエミッタ端子が電源ラインに接続されていると共に、第Nのトランジスタのベース端子が接地ラインに接続されている保護回路30と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、特に電圧レギュレータ及び保護回路が形成されている半導体装置に関する。
半導体装置として、電源端子を介して供給された電源電圧よりも低い内部電源電圧を生成し、この内部電源電圧によって内部回路を動作させるようにした電圧レギュレータを含むものが知られている。また、このような電圧レギュレータと共に、半導体装置外で発生した静電気放電(以下、ESDと称する)に伴う高電圧が電源端子を介して内部回路に印加されてしまうことを防止するESD保護回路を設けた半導体装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
当該ESD保護回路は、内部電源電圧用の電源ラインの電圧値が所定の電圧値以上の高電圧であり且つその電圧の立ち上がり時間が比較的短い場合に、電源ラインと接地ラインとを強制的に接続する(保護機能)ことにより、ESDに伴う高電圧から内部回路を保護する。
特開2010−3982号公報
しかしながら、上記したようなESD保護回路では、外来ノイズの影響によって電圧レギュレータが誤動作し、これにより内部回路の耐圧よりも高い内部電源電圧が出力された場合には、その保護機能が作動しない虞がある。つまり、外来ノイズの影響により、電圧レギュレータに含まれる例えばpチャネルMOS(metal-oxide-semiconductor)型の出力トランジスタのゲート電圧が低下してしまった場合には、内部電源電圧が増加する。ところが、このような出力トランジスタのゲート電圧の低下に伴う内部電源電圧の増加推移は、ESDによる電圧の増加推移よりも緩やかである為、保護機能が作動しない場合が生じるのである。
そこで、本発明は、電圧レギュレータが生成した内部電源電圧が高圧化してしまった際に、当該内部電源電圧から内部回路を保護することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、電源電圧に基づいて前記電源電圧の電圧値よりも低い電圧値を有する内部電源電圧を生成し前記内部電源電圧を電源ラインに印加する電圧レギュレータと、前記電源ライン及び接地ラインを介して前記内部電源電圧の供給を受ける内部回路と、ダーリントン接続された夫々PNP型の第1〜第N(Nは2以上の整数)のトランジスタを含み、前記第1〜第Nのトランジスタ各々のコレクタ端子が前記接地ラインに接続されており、前記第1〜第Nのトランジスタのうちの第1のトランジスタのエミッタ端子が前記電源ラインに接続されていると共に、前記第1〜第Nのトランジスタのうちの第Nのトランジスタのベース端子が前記接地ラインに接続されている保護回路と、を有する。
また、本発明に係る他の半導体装置は、電源電圧の電圧値よりも低い電圧値を有する内部電源電圧をpチャネルMOS型の出力トランジスタを介して電源ラインに印加する電圧レギュレータと、前記電源ライン及び接地ラインを介して前記内部電源電圧の供給を受ける内部回路と、前記電源ライン及び前記接地ラインに接続されており、前記電源ラインの電圧の増加に応じて前記電源ラインの電圧増加を抑制する保護回路と、を有し、前記出力トランジスタのソース端子には前記電源電圧が印加されており、前記出力トランジスタのゲート端子及び前記ソース端子間には前記出力トランジスタのゲート・ソース間電圧を前記電源電圧よりも低い所定の電圧値にクランプするクランプ回路が設けられている。
本発明においては、電源電圧に基づいて内部電源電圧を生成しこれを電源ライン及び接地ラインを介して内部回路に供給する電圧レギュレータに、以下の保護回路を接続する。すなわち、ダーリントン接続された夫々PNP型の第1〜第Nのトランジスタ各々のコレクタ端子を接地ラインに接続し、これら第1〜第Nのトランジスタのうちの第1のトランジスタのエミッタ端子を電源ラインに接続すると共に第Nのトランジスタのベース端子を接地ラインに接続した構成を有する保護回路を設ける。
かかる保護回路によれば、外来ノイズの影響により、電圧レギュレータで生成された内部電源電圧が高電圧化しても、この高電圧から内部回路を保護することが可能となる。
更に、本発明では、電圧レギュレータに含まれる出力トランジスタ、つまりソース端子に供給された上記電源電圧に基づいて当該内部電源電圧を電源ラインに出力するpチャネルMOS型の出力トランジスタのゲート端子及びソース端子間に、当該ゲート・ソース間電圧を電源電圧よりも低い電圧値にクランプするクランプ回路を設ける。かかる構成によれば、当該クランプ回路を設けていない構成に比して、内部電源電圧が高電圧化した際に電源ラインに流れ込む電流量が低くなる。よって、この電流を流し込むことになる第1のトランジスタのトランジスタサイズを小さくすることが可能となり、保護回路の小規模化が図られる。
本発明に係る半導体装置100の構成を示す回路図である。 増幅部12の内部構成の一例を示す回路図である。 増幅部12の内部構成の他の一例を示す回路図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る半導体装置100の構成の一例を示す回路図である。半導体装置100は、図1に示すように、電圧レギュレータ10、当該半導体チップの主機能を担う内部回路20、及び高電圧保護回路30を含む。これら電圧レギュレータ10、内部回路20、及び高電圧保護回路30は半導体チップに形成されている。
電圧レギュレータ10は、電源端子T1を介して供給された電源電圧VDD及び接地端子T2を介して供給された接地電位VSSに基づき、当該電源電圧VDDよりも低く且つ一定の電圧値を有する内部電源電圧Vdを生成し、これを電源ラインLVGを介して内部回路20に供給する。
図1に示すように、電圧レギュレータ10は、基準電圧生成部11及び増幅部12を有する。
基準電圧生成部11は、接地ラインLGNDに印加されている接地電位VSSに基づき、所定の電圧値を有する基準電圧RVを生成し、これを増幅部12のオペアンプOPの非反転入力端子に供給する。オペアンプOPの出力端子は電源ラインLVG及び抵抗R1の一端に接続されている。抵抗R1の他端には抵抗R2の一端が接続されており、当該抵抗R2の他端は接地ラインLGNDに接続されている。
抵抗R1及びR2からなる分圧回路は、電源ラインLVGの電圧、つまり内部電源電圧Vdを分圧した分圧電圧DVをオペアンプOPの反転入力端子に供給する。
図2は、上記したオペアンプOP、抵抗R1及びR2を含む増幅部12の内部構成の一例を示す回路図である。図2において、オペアンプOPは、定電流源GA、nチャネルMOS型のトランジスタN1〜N6、及びpチャネルMOS型のトランジスタP1〜P5を有する。
トランジスタN1のゲート端子には上記した基準電圧RVが供給されており、そのソース端子はトランジスタN2のソース端子及びトランジスタN3のドレイン端子に接続されている。尚、トランジスタN1のゲート端子は、オペアンプOPの非反転入力端子に相当する。トランジスタN1のドレイン端子は、トランジスタP1のゲート端子及びドレイン端子に接続されている。更に、トランジスタN1のドレイン端子には、トランジスタP4のゲート端子が接続されている。
トランジスタN2のゲート端子には、抵抗R1及びR2にて内部電源電圧Vdを分圧した分圧電圧DVが供給されている。尚、トランジスタN2のゲート端子は、オペアンプOPの反転入力端子に相当する。トランジスタN2のドレイン端子は、トランジスタP2のゲート端子及びドレイン端子に接続されている。更に、トランジスタN2のドレイン端子には、トランジスタP3のゲート端子が接続されている。
トランジスタN3のソース端子には、接地ラインLGNDを介して接地電位VSSが印加されており、そのゲート端子はトランジスタN4のゲート端子及びドレイン端子に接続されている。トランジスタN4のソース端子には、接地ラインLGNDを介して接地電位VSSが印加されている。電流源GAは、電源電圧VDDの供給を受けて所定の一定電流を生成し、これをトランジスタN4のドレイン端子に送出する。
トランジスタP1〜P4各々のソース端子には電源電圧VDDが印加されている。トランジスタP3のドレイン端子はトランジスタN5のドレイン端子及びゲート端子に接続されている。更に、トランジスタP3のドレイン端子には、トランジスタN6のゲート端子が接続されている。トランジスタP4のドレイン端子は、トランジスタP5のゲート端子及びトランジスタN6のドレイン端子に接続されている。トランジスタN5及びN6各々のソース端子には、接地ラインLGNDを介して接地電位VSSが印加されている。
出力トランジスタとしてのトランジスタP5のソース端子には電源電圧VDDが印加されており、そのドレイン端子は電源ラインLVGに接続されている。尚、以降、トランジスタP5を出力トランジスタとも称する。
尚、トランジスタP1〜P5各々のバックゲートには電源電圧VDDが印加されており、トランジスタN1〜N6各々のバックゲートには、接地ラインLGNDを介して接地電位VSSが印加されている。
上記した構成により、電圧レギュレータ10は、電源電圧VDDに基づき、分圧電圧DVの電圧値と基準電圧RVの電圧値との差分値に対応した電圧値を有する内部電源電圧Vdを生成し、これを出力トランジスタ(P5)を介して電源ラインLVGに印加する。つまり、出力トランジスタ(P5)は、電源ラインLVGの電圧を分圧した分圧電圧DVVと基準電圧RVとの差分値に対応した電圧を内部電源電圧Vdとして電源ラインLVGに印加するのである。これにより、出力トランジスタ(P5)を介して電源ラインLVGに印加された内部電源電圧Vdは、当該電源ラインLVGを介して内部回路20に供給される。
高電圧保護回路30は、電源ラインLVG及び接地ラインLGNDに接続されており、電源ラインLVGの電圧増加に応じて、当該電源ラインLVGの電圧増加を抑制する。つまり、高電圧保護回路30は、電圧レギュレータ10によって電源ラインLVGに印加された内部電源電圧Vdが増加した場合には、この内部電源電圧Vdの増加を抑制するという保護動作を行う。
高電圧保護回路30は、図1に示すように、夫々がバイポーラ型のPNPトランジスタであるトランジスタQ1〜Q3がダーリントン接続された回路を含む。トランジスタQ1〜Q3各々のコレクタ端子は接地ラインLGNDに接続されている。更に、トランジスタQ1〜Q3のうちのトランジスタQ1のエミッタ端子が電源ラインLVGに接続されていると共に、トランジスタQ3のベース端子が接地ラインLGNDに接続されている。
以下に、高電圧保護回路30の動作について、PNP型のトランジスタの閾値電圧、内部回路20の通常電源電圧及び電源耐電圧の各々が、
閾値電圧 :0.6ボルト
通常電源電圧:1.5ボルト
電源耐電圧 :4.0ボルト
であるとして説明する。
図1に示すように3個のトランジスタQ1〜Q3がダーリントン接続された構成における閾値電圧の合計、つまり合計閾値電圧は(0.6ボルト×3)=1.8ボルトである。よって、電圧レギュレータ10で生成された内部電源電圧Vdが閾値電圧(1.8ボルト)よりも低い通常電源電圧(1.5ボルト)を維持している間は、トランジスタQ1〜Q3はオフ状態となる。従って、この間、通常電源電圧(1.5ボルト)を有する内部電源電圧Vdが、そのまま電源ラインLVGを介して内部回路20に供給される。
ここで、外来ノイズの影響により、電圧レギュレータ10に含まれる出力トランジスタ(P5)のゲート電圧が低下すると、それに反比例して出力トランジスタ(P5)から出力される内部電源電圧Vdの電圧値が増加して行く。この際、電圧レギュレータ10で生成された内部電源電圧Vdの電圧値が、上記した合計閾値電圧(1.8ボルト)よりも高くなると、トランジスタQ1〜Q3の各々がオン状態となる(保護動作)。これにより、トランジスタQ1のエミッタ端子及びコレクタ端子を介して、電源ラインLVG及び接地ラインLGND間に電流が流れる。従って、この間、出力トランジスタのオン抵抗と、高電圧保護回路30のトランジスタQ1のオン抵抗とが整合する時点で、内部電源電圧Vdの増加が停止する。
よって、上記した保護動作によれば、外来ノイズの影響により、電圧レギュレータ10で生成された内部電源電圧Vdが増加してしまっても、内部回路20の電源耐電圧(4.0ボルト)に到る前にその電圧値の増加を停止させてクランプすることが可能となる。
尚、図1に示す高電圧保護回路30では、バイポーラ型のPNPトランジスタ(Q1〜Q3)を3段にダーリントン接続させた構成を採用しているが、その段数は3段に限定されるものではない。すなわち、高電圧保護回路30としては、各PNPトランジスタの合計閾値電圧が、内部回路20を動作させる通常電源電圧よりも高く、且つ内部回路20の電源耐電圧よりも低い電圧値となるような段数でPNPトランジスタをダーリントンさせた構成を採用すれば良いのである。
図3は、電圧レギュレータ10に含まれている増幅部12の他の内部構成の一例を示す回路図である。尚、図3に示される構成では、出力トランジスタ(P5)のゲート端子と電源ラインLVGとの間にクランプ回路CPを設けた点を除く他の構成は、図2に示すものと同一である。
図3において、クランプ回路CPは、夫々がPN接合型のダイオードD1〜D3が直列に接続されたものである。この際、ダイオードD1のアノード端子は出力トランジスタ(P5)のソース端子に接続されている。ダイオードD3のカソード端子は、トランジスタP5のゲート端子に接続されている。かかる構成により、クランプ回路CPは、出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧を電源電圧VDDよりも低く且つ出力トランジスタ(P5)の閾値電圧よりも高い電圧値にクランプする。
以下に、図3に示す構成を有する増幅部12を含む電圧レギュレータ10を採用した場合に為される高電圧保護回路30の動作について、PNPトランジスタの閾値電圧、内部回路20の通常電源電圧及び電源耐電圧が夫々、
閾値電圧 :0.6ボルト
通常電源電圧:1.5ボルト
電源耐電圧 :4.0ボルト
であるとして説明する。
図1に示すように3個のトランジスタQ1〜Q3がダーリントン接続された構成における閾値電圧の合計、つまり合計閾値電圧は(0.6ボルト×3)=1.8ボルトである。よって、電圧レギュレータ10で生成された内部電源電圧Vdが閾値電圧(1.8ボルト)よりも低い通常電源電圧(1.5ボルト)を維持している間は、トランジスタQ1〜Q3はオフ状態となる。従って、この間、通常電源電圧(1.5ボルト)を有する内部電源電圧Vdが、そのまま電源ラインLVGを介して内部回路20に供給される。
ここで、外来ノイズの影響により、電圧レギュレータ10に含まれる出力トランジスタ(P5)のゲート電圧が低下すると、それに反比例して出力トランジスタ(P5)から出力される内部電源電圧Vdの電圧値が増加して行く。この際、電圧レギュレータ10で生成された内部電源電圧Vdの電圧値が、上記した合計閾値電圧(1.8ボルト)よりも高くなると、トランジスタQ1〜Q3の各々がオン状態となる(保護動作)。これにより、トランジスタQ1のエミッタ端子及びコレクタ端子を介して、電源ラインLVG及び接地ラインLGND間に電流が流れる。従って、この間、出力トランジスタのオン抵抗と、高電圧保護回路30のトランジスタQ1のオン抵抗とが整合する時点で、内部電源電圧Vdの増加が停止する。
よって、上記した保護動作によれば、外来ノイズの影響により、電圧レギュレータ10で生成された内部電源電圧Vdが増加してしまっても、内部回路20の電源耐電圧(4.0ボルト)に到る前にその電圧値の増加を停止させてクランプすることが可能となる。
尚、出力トランジスタのオン抵抗と、高電圧保護回路30のトランジスタQ1のオン抵抗とが整合する時点は、トランジスタQ1のトランジスタサイズと、出力トランジスタのトランジスタサイズとのサイズ比によって決定する。
この際、出力トランジスタのトランジスタサイズは、電源電圧VDDに関する電源仕様で規定される最低電圧と、当該最低電圧で内部回路20を動作させた際にこの内部回路20に流すことが可能な電流量とによって決まる。例えば、増幅部12の電源電圧VDDの最低電圧が1.8ボルトであり、電圧レギュレータ10に関する仕様が1.5ボルトの内部電源電圧Vdで10mAの駆動能力を要求している場合、出力トランジスタとしては、ドレイン・ソース間電圧が0.3ボルトで10mAの駆動を行うことが可能なサイズを有するものを採用する必要がある。
そこで、下記の電流式に基づいて出力トランジスタ(P5)のサイズを決定する。
I=(1/2)・μ・Cox・(W/L)・(Vgs−Vt)2
I:駆動電流
μ:キャリア移動度
Cox:出力トランジスタ(P5)のゲート容量
W:出力トランジスタ(P5)のゲート幅
L:出力トランジスタ(P5)のゲート長
Vgs:出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧
Vt:出力トランジスタ(P5)の閾値電圧
ところで、電源端子T1を介して供給された電源電圧VDDとして取り得る電圧範囲は電源仕様によって規定されている。よって、この電源仕様に基づく電圧範囲内の最大の電圧値を有する電源電圧VDDが、電源端子T1を介して供給されることが想定される。当該電源仕様で規定される最大電圧値が例えば5ボルトである場合に、外来ノイズの影響により出力トランジスタ(P5)のゲート電圧が0ボルトまで低下してしまうと、出力トランジスタ(P5)は、5ボルトを有する内部電源電圧Vdを生成することになる。この際、図2に示す構成では、当該5ボルトの電圧値が、そのまま出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧Vgsと等しくなる。
よって、上記電流式によれば、出力トランジスタ(P5)は、電源電圧VDDの仕様で規定される最大電圧値(=Vgs)に対応した電流量を有する駆動電流を電源ラインLVGに送出することになる。すると、高電圧保護回路30は、このように電源ラインLVGに送出された駆動電流をトランジスタQ1を介して電源ラインLVGから接地ラインLGNDに向けて流し込むことにより、内部電源電圧Vdの電圧値(5ボルト)を内部回路20の電源耐電圧(4ボルト)未満に低下させる。
つまり、電圧レギュレータ10として図2に示される構成を採用した場合には、高電圧保護回路30のトランジスタQ1のサイズを、電源電圧VDDの仕様で規定される最大電圧値に対応した電流を流すことが可能な大きさに設定する必要がある。
一方、当該電圧レギュレータ10として図3に示す構成を採用した場合には、クランプ回路CPにより、出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧Vgsは、ダイオードD1〜D3各々の閾値電圧Vfの3倍の電圧値、つまり電源電圧VDD(5ボルト)よりも低い電圧にクランプされる。
よって、例えば閾値電圧Vfが0.8ボルトである場合には、電源電圧VDDの電圧値が5ボルトであっても、出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧Vgsは、2.4ボルトとなる。
すなわち、クランプ回路CPにより、出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧Vgsを電源電圧VDDの電圧値よりも小さくするのである。
よって、上記した電流式からも明らかなように、出力トランジスタ(P5)のゲート・ソース間電圧Vgsが電源電圧VDDの電圧値と等しくなる虞がある図2に示す構成を採用した場合に比べて、電源ラインLVGに送出される駆動電流を低下させることが可能となる。
これにより、電圧レギュレータ10として図3に示す構成を採用した場合には、図2に示す構成を採用した場合に比して、高電圧保護回路30のトランジスタQ1のトランジスタサイズを小さくすることが可能となり、高電圧保護回路30の小規模化が図られるのである。
尚、上記実施例では、高電圧保護回路30として、図1に示すように3段にダーリントン接続されたバイポーラ型のトランジスタQ1〜Q3を採用しているが、その縦続段数は3段に限定されない。すなわち、高電圧保護回路30としては、トランジスタQ1〜Q3のうちのQ2を省き、Q1のベース端子をQ3のエミッタ端子に接続したトランジスタ2段のダーリントン接続を採用しても良く、或いは、トランジスタQ1及びQ3間に2個以上のPNPトランジスタをダーリントン接続した構成を採用しても良い。つまり、高電圧保護回路30においてPNP型のトランジスタをダーリントン接続する段数は、ダーリントン接続するトランジスタ群の合計閾値電圧が、内部回路20の通常電源電圧以上であり且つ内部回路20の電源耐電圧よりも低くなる段数に設定すれば良いのである。
また、図3に示すクランプ回路CPでは直列3段に接続されたダイオードD1〜D3を採用しているが、その直列段数は3段に限定されない。
要するに、クランプ回路CPとしては、少なくとも、出力トランジスタ(P5)のソース端子にアノード端子が接続された第1のダイオード(D1)と、出力トランジスタのゲート端子にカソード端子が接続された第2のダイオード(D3)とを含む複数のダイオードが直列に接続された直列ダイオード群を有するものであれば良いのである。
また、図3に示すクランプ回路CPにおけるダイオードD1〜D3の各々に代えて、自身のゲート端子とドレイン端子(又はソース端子)同士が互いに接続された、いわゆるダイオード接続されたMOS型トランジスタを採用しても良い。
10 電圧レギュレータ
20 内部回路
30 高電圧保護回路
D1〜D3 ダイオード
Q1〜Q3 トランジスタ

Claims (8)

  1. 電源電圧に基づいて前記電源電圧の電圧値よりも低い電圧値を有する内部電源電圧を生成し前記内部電源電圧を電源ラインに印加する電圧レギュレータと、
    前記電源ライン及び接地ラインを介して前記内部電源電圧の供給を受ける内部回路と、
    ダーリントン接続された夫々PNP型の第1〜第N(Nは2以上の整数)のトランジスタを含み、前記第1〜第Nのトランジスタ各々のコレクタ端子が前記接地ラインに接続されており、前記第1〜第Nのトランジスタのうちの第1のトランジスタのエミッタ端子が前記電源ラインに接続されていると共に、前記第1〜第Nのトランジスタのうちの第Nのトランジスタのベース端子が前記接地ラインに接続されている保護回路と、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記電圧レギュレータは、前記電源ラインの電圧を分圧した分圧電圧と基準電圧との差分値に対応した電圧を、前記内部電源電圧として前記電源ラインに印加するpチャネルMOS型の出力トランジスタを含み、
    前記出力トランジスタのソース端子には前記電源電圧が印加されており、
    前記出力トランジスタのゲート端子及び前記ソース端子間には前記出力トランジスタのゲート・ソース間電圧を前記電源電圧よりも低い所定の電圧値にクランプするクランプ回路が設けられていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記所定の電圧値は前記出力トランジスタの閾値電圧よりも高いことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記クランプ回路は、前記出力トランジスタの前記ソース端子にアノード端子が接続された第1のダイオードと、前記出力トランジスタの前記ゲート端子にカソード端子が接続された第2のダイオードとを含む複数のダイオードが直列に接続された直列ダイオード群を有することを特徴とする請求項2又は3記載の半導体装置。
  5. 電源電圧の電圧値よりも低い電圧値を有する内部電源電圧をpチャネルMOS型の出力トランジスタを介して電源ラインに印加する電圧レギュレータと、
    前記電源ライン及び接地ラインを介して前記内部電源電圧の供給を受ける内部回路と、
    前記電源ライン及び前記接地ラインに接続されており、前記電源ラインの電圧の増加に応じて前記電源ラインの電圧増加を抑制する保護回路と、を有し、
    前記出力トランジスタのソース端子には前記電源電圧が印加されており、
    前記出力トランジスタのゲート端子及び前記ソース端子間には前記出力トランジスタのゲート・ソース間電圧を前記電源電圧よりも低い所定の電圧値にクランプするクランプ回路が設けられていることを特徴とする半導体装置。
  6. 前記保護回路は、ダーリントン接続された夫々PNP型の第1〜第N(Nは2以上の整数)のトランジスタを含み、
    前記第1〜第Nのトランジスタ各々のコレクタ端子が前記接地ラインに接続されており、前記第1〜第Nのトランジスタのうちの第1のトランジスタのエミッタ端子が前記電源ラインに接続されていると共に、前記第1〜第Nのトランジスタのうちの第Nのトランジスタのベース端子が前記接地ラインに接続されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記所定の電圧値は前記出力トランジスタの閾値電圧よりも高いことを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 前記クランプ回路は、前記出力トランジスタの前記ソース端子にアノード端子が接続された第1のダイオードと、前記出力トランジスタの前記ゲート端子にカソード端子が接続された第2のダイオードとを含む複数のダイオードが直列に接続された直列ダイオード群を有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1に記載の半導体装置。
JP2015063718A 2015-03-26 2015-03-26 半導体装置 Active JP6523006B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015063718A JP6523006B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 半導体装置
CN201610170888.2A CN106020315B (zh) 2015-03-26 2016-03-24 半导体装置
US15/081,840 US10193337B2 (en) 2015-03-26 2016-03-25 Semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015063718A JP6523006B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016184837A true JP2016184837A (ja) 2016-10-20
JP6523006B2 JP6523006B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=56975989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015063718A Active JP6523006B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10193337B2 (ja)
JP (1) JP6523006B2 (ja)
CN (1) CN106020315B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103200734B (zh) * 2013-02-20 2015-09-02 英飞特电子(杭州)股份有限公司 一种降低电流源输出电流纹波的方法及电路
JP2017054253A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社村田製作所 電圧レギュレータ回路
US10855258B1 (en) * 2019-08-16 2020-12-01 Cirrus Logic, Inc. Voltage control
CN112825477A (zh) * 2019-11-20 2021-05-21 圣邦微电子(北京)股份有限公司 一种高压运算放大器及其输入级电路
US20220223580A1 (en) * 2021-01-13 2022-07-14 Texas Instruments Incorporated Compact area electrostatic discharge protection circuit

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6442008B1 (en) * 1999-11-29 2002-08-27 Compaq Information Technologies Group, L.P. Low leakage clamp for E.S.D. protection
JP2010003982A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Fujitsu Ltd 電気回路
JP2010067894A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fuji Electric Systems Co Ltd Cmosの集積回路
US20110096446A1 (en) * 2009-10-28 2011-04-28 Intersil Americas Inc. Electrostatic discharge clamp with controlled hysteresis including selectable turn on and turn off threshold voltages

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2356490C2 (de) * 1973-11-13 1975-10-02 Robert 7995 Neukirch Buck Elektronisches, vorzugsweise berührungslos arbeitendes Schaltgerät
US6353520B1 (en) * 1999-06-03 2002-03-05 Texas Instruments Incorporated Shared 5 volt tolerant ESD protection circuit for low voltage CMOS process
US6920316B2 (en) * 2001-09-04 2005-07-19 Freescale Semiconductor, Inc. High performance integrated circuit regulator with substrate transient suppression
US7773355B2 (en) * 2005-09-19 2010-08-10 The Regents Of The University Of California ESD protection circuits for RF input pins
DE102006037500B3 (de) * 2006-08-10 2008-04-03 Infineon Technologies Ag ESD-Schutzschaltung mit geringem Leckstrom und Verfahren zum ESD-Schutz
US8675322B2 (en) * 2011-05-11 2014-03-18 Macronix International Co., Ltd. Electrostatic discharge protection device
US8854023B2 (en) * 2011-08-03 2014-10-07 Texas Instruments Incorporated Low dropout linear regulator
CN102662426B (zh) * 2012-05-07 2013-11-27 中国航天科技集团公司第九研究院第七七一研究所 一种具有自我esd保护功能的输出驱动电路
US9293912B2 (en) * 2013-09-11 2016-03-22 Analog Devices, Inc. High voltage tolerant supply clamp
CN103677057A (zh) * 2013-11-05 2014-03-26 苏州贝克微电子有限公司 一种电压调节器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6442008B1 (en) * 1999-11-29 2002-08-27 Compaq Information Technologies Group, L.P. Low leakage clamp for E.S.D. protection
JP2010003982A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Fujitsu Ltd 電気回路
JP2010067894A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Fuji Electric Systems Co Ltd Cmosの集積回路
US20110096446A1 (en) * 2009-10-28 2011-04-28 Intersil Americas Inc. Electrostatic discharge clamp with controlled hysteresis including selectable turn on and turn off threshold voltages

Also Published As

Publication number Publication date
US10193337B2 (en) 2019-01-29
US20160285260A1 (en) 2016-09-29
JP6523006B2 (ja) 2019-05-29
CN106020315A (zh) 2016-10-12
CN106020315B (zh) 2019-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6523006B2 (ja) 半導体装置
JP5593904B2 (ja) 電圧クランプ回路およびこれを用いた集積回路
JP5696074B2 (ja) 半導体装置
US10236684B2 (en) ESD protection circuit
US8248742B2 (en) Semiconductor device
JP2015002510A (ja) 静電気保護回路
JP2014241537A (ja) 静電気保護回路
US20090316316A1 (en) Electrical circuit
JP2014207412A (ja) Esd保護回路
JP2012195432A (ja) 半導体集積回路
US20110310514A1 (en) Electrostatic discharge protection circuit
JP2016167516A (ja) 静電気保護回路
JP5127496B2 (ja) 半導体装置
JP6177939B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2012209762A (ja) レベル生成回路
JP5646360B2 (ja) 半導体装置
JP6160545B2 (ja) 過電流保護回路
US10361557B2 (en) Semiconductor device
US20150062764A1 (en) Esd protection circuit
JP6421624B2 (ja) 降圧電源回路および集積回路
JP2021022687A (ja) 静電気保護回路
US8878601B2 (en) Power supply circuit with positive and negative feedback loops
JP7199325B2 (ja) スイッチ回路
JP5749821B2 (ja) 半導体装置
JP2005260039A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6523006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150