JP2016183352A - ホットメルト粘着剤の製造方法 - Google Patents

ホットメルト粘着剤の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 製造時や塗工時の作業性が良好で、粘着シートに用いた際の外観に優れ、特にディスプレイの貼り合わせに用いられた場合、ディスプレイの視認性に優れるホットメルト粘着剤及びその製造方法を提供する。【解決手段】 重合性単量体(a1)を必須の構成単量体とし前記(a1)以外の重合性単量体(a2)を任意の構成単量体とする単量体成分を重合して得られる(共)重合体(A)と、炭素数2〜20のモノカルボン酸、(特に炭素数2〜20の飽和脂肪族モノカルボン酸(B)が好ましい)とを含有することを特徴とするホットメルト粘着剤。【選択図】 なし

Description

本発明は、特にディスプレイ用として好適なホットメルト粘着剤の製造法に関する。
従来、ホットメルト粘着剤としては、例えば、アルキル基の炭素数が4〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、α,β−不飽和カルボン酸及びその他の重合性単量体を重合してなる共重合体からなる熱溶融型アクリル系感圧接着剤組成物(例えば、特許文献1参照)が知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の組成物は無溶剤型ホットメルト樹脂として取り扱うため、高温にさらされると架橋によって分子量が増加したり、微小な架橋物が発生し、製造時やホットメルト塗工時の作業性が損なわれたり、粘着層の外観不良を起こすという問題がある。
特開平9−137149号公報
本発明の目的は、製造時や塗工時の作業性が良好で、粘着シートに用いた際の外観に優れ、特にディスプレイの貼り合わせに用いられた場合、ディスプレイの視認性に優れるホットメルト粘着剤の製造方法を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。即ち本発明は、下記の一般式(1)で示される重合性単量体(a1)を必須の構成単量体とする単量体成分を重合して得られる重合体又は共重合体(A)と、炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)とを含有することを特徴とするホットメルト粘着剤(F)の製造方法であって、
前記重合性単量体(a1)を必須の構成単量体とする単量体成分を、水又は有機溶剤(E)の存在下に重合して得られる重合体組成物又は共重合体組成物から、前記炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)の存在下に前記水又は有機溶剤(E)を留去する工程を有することを特徴とするホットメルト粘着剤(F)の製造方法である。
[一般式(1)中、Rは水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数4〜18の炭化水素基であって、同じであっても異なっていてもよい。]
本発明のホットメルト粘着剤の製造方法で得られるホットメルト粘着剤は、塗工性に優れ、高温で使用しても微小な架橋物の発生がなく形成した粘着層が均一でその外観が優れており、着色が少なく、特にディスプレイに用いた場合、視認性に優れる。
また、本発明のホットメルト粘着剤の製造方法は、得られる粘着剤の溶融粘度が低く、粘着剤中に微小な架橋物が少ないことからフィルターによる詰まりも少ないため、生産性に優れる。
ホットメルト粘着剤(F)は、上記の一般式(1)で示される重合性単量体(a1)を必須の構成単量体とし、前記(a1)以外の重合性単量体(a2)を任意の構成単量体とする単量体成分を重合して得られる重合体又は共重合体[以下(共)重合体と記載することがある。](A)と炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)とを含有する。
(共)重合体(A)を含有するホットメルト粘着剤(F)を高温で使用すると(A)中のエステル基部分が副反応により架橋して、架橋物の発生や粘着剤の粘度が異常に上昇してしまうことがあり、特に、(A)が水酸基を有する場合もしくは副反応により水酸基が発生する場合は、水酸基と(A)中のエステル基部分とのエステル交換等の副反応が起こりやすくなり、架橋による粘度上昇や微小な架橋物の発生が起こりやすくなる。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は、炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)を含有することにより、高温での使用時に(共)重合体(A)中のエステル基部分がエステル交換により架橋する等の副反応により、微小な架橋物が発生したり、粘着剤の粘度が異常に上昇してしまうことがない。
本発明における(共)重合体(A)に用いられる重合性単量体(a1)の炭素数4〜18の炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基[n−、iso−又はt−ブチル基、n−、sec−、iso−又はネオペンチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミリスチル基、セチル基及びステアリル基等のアルキル基並びにオレイル基等のアルケニル基]、脂環式炭化水素基(シクロヘキシル基等)、芳香脂肪族炭化水素基(ベンジル基及びフェネチル基等)、芳香族炭化水素基(フェニル基等)が挙げられる。これらの内、(A)の粘着力の観点から好ましいのはn−ブチル基及び2−エチルヘキシル基である。(a1)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
共重合体(A)は(a1)以外の任意の重合性単量体(a2)を共重合体の単量体成分としてもよい。(a2)としては例えば以下の重合性単量体(1)〜(10)等が挙げられる。(a2)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(1)ビニル系炭化水素(炭素数2〜20):
(1−1)脂肪族ビニル系炭化水素:炭素数2〜20のアルケン類[エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン、オクタデセン及び前記以外のα−オレフィン等];炭素数4〜20のアルカジエン類[ブタジエン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン及び1,7−オクタジエン等]等。
(1−2)脂環式ビニル系炭化水素:モノ又はジシクロアルケン及びアルカジエン類[シクロヘキセン、(ジ)シクロペンタジエン、ビニルシクロヘキセン及びエチリデンビシクロヘプテン等];テルペン類(ピネン及びリモネン等)等。
(1−3)芳香族ビニル系炭化水素(炭素数8〜20):スチレン及びその(アルキル、シクロアルキル、アラルキル及びアルケニル)置換体(α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレン、ベンジルスチレン、クロチルベンゼン、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレン及びトリビニルベンゼン等);インデン及びビニルナフタレン等。
(2)重合性不飽和カルボン酸(炭素数3〜130)及びこれらの塩:
炭素数3〜12の重合性不飽和モノカルボン酸[(メタ)アクリル酸、クロトン酸、桂皮酸及びビニル安息香酸等];炭素数4〜12の重合性不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸及びメサコン酸等);前記炭素数4〜12の重合性不飽和ジカルボン酸の炭化水素(炭素数1〜18)エステル;コハク酸の水酸基含有単量体モノエステル[炭素数8〜130、例えば2−ヒドロキシアルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリレートの無水コハク酸開環付加体、ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン(炭素数2〜4)グリコールモノ(メタ)アクリレートの無水コハク酸開環付加体及び2−ヒドロキシアルキル(アルキル基の炭素数2〜4)(メタ)アクリレートのカプロラクトン(1〜5モル)付加体の無水コハク酸開環付加体];並びにこれらの塩等。
(3)スルホン基含有ビニル系単量体、ビニル系硫酸モノエステル化物及びこれらの塩:
炭素数2〜14のアルケンスルホン酸[ビニルスルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸及びメチルビニルスルホン酸等];スチレンスルホン酸及びその炭素数1〜24のアルキル置換体[α−メチルスチレンスルホン酸等];スルホアルキル(炭素数1〜8)(メタ)アクリレート又は(メタ)アクリルアミド[スルホプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエタンスルホン酸及び2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等];アルキル(炭素数3〜18)(メタ)アリルスルホコハク酸エステル;ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン(炭素数2〜4:オキシエチレン、オキシプロピレン、オキシブチレン:単独、ランダム、ブロックでもよい)モノ(メタ)アクリレートの硫酸エステル[ポリ(n=5〜15)オキシプロピレンモノメタクリレート硫酸エステル等];並びにこれらの塩。
(4)燐酸基含有ビニル系単量体及びその塩:
(メタ)アクリロイルオキシアルキル(炭素数1〜24)燐酸モノエステル[2−(メタ)アクリロイルオキシエチルホスフェート及びフェニル−2−アクリロイロキシエチルホスフェート等];(メタ)アクリロイルオキシアルカン(炭素数1〜24)ホスホン酸類[2−アクリロイルオキシエタンホスホン酸等];並びにこれらの塩等。
前記(2)〜(4)の塩としては、アルカリ金属塩(ナトリウム塩及びカリウム塩等)及びアルカリ土類金属塩(カルシウム塩及びマグネシウム塩等)等の塩が挙げられる。
(5)水酸基含有ビニル系単量体:
(5−1)炭素数2〜6のジオールの不飽和カルボン酸モノエステル[ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート{ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート(以下、HEAと略記)、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等}及びそのラクトン(炭素数4〜20、例えばブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクトン及びラウロラクトン)1〜5モル付加体等];
(5−2)ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン(炭素数2〜4)(メタ)アクリレート[ポリ(n=10)オキシエチレンモノ(メタ)アクリレート等];
(5−3)ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン(炭素数2〜4)(メタ)アリルエーテル[ポリ(n=10)オキシエチレン(メタ)アリルエーテル等];
(5−4)炭素数3〜8の不飽和アルコール[(メタ)アリルアルコール、クロチルアルコール、1−ブテン−3−オール及び2−ブテン−1,4−ジオール等];
(5−5)炭素数8〜15のスチレン化合物[ヒドロキシスチレン等];
(5−6)炭素数5〜30のアルケニルエーテル[ヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)アルケニル(炭素数3〜6)エーテル{2−ヒドロキシエチルプロぺニルエーテル等};蔗糖アリルエーテル等];
(5−7)炭素数4〜10の水酸基含有(メタ)アクリルアミド[N−メチロール(メタ)アクリルアミド等]等。
(6)含窒素ビニル系単量体:
(6−1)アミド基含有ビニル系単量体(炭素数3〜30):(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレン−ビス(メタ)アクリルアミド、桂皮酸アミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジベンジル(メタ)アクリルアミド、メタクリルホルムアミド、N−メチルN−ビニルアセトアミド及びN−ビニルピロリドン等;
(6−2)ニトリル基含有ビニル系単量体(炭素数3〜15):(メタ)アクリロニトリル、シアノスチレン及びシアノアルキル(炭素数1〜4)(メタ)アクリレート等;
(6−3)ニトロ基含有ビニル系単量体(炭素数炭素数8〜16):ニトロスチレン等;
(6−4)炭素数4〜10の水酸基含有(メタ)アクリルアミドのアルキル(炭素数1〜4)エーテル化物[N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等];
(6−5)炭素数5〜15の1級、2級アミノ基含有(メタ)アクリレート[アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート{アミノエチル(メタ)アクリレート等}、アルキル(炭素数1〜6)アミノアルキル(炭素数1〜6)(メタ)アクリレート{t−ブチルアミノエチルメタクリレート等}等];
(6−6)炭素数5〜10の1級又は2級アミノ基含有アクリルアミド[N−アミノアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリルアミド{N−アミノエチル(メタ)アクリルアミド等}及びアルキル(炭素数2〜6)アミノアルキル(炭素数1〜6)(メタ)アクリルアミド{t−ブチルアミノエチルアクリルアミド等}等]。
(7)エポキシ基含有ビニル系単量体:グリシジル(メタ)アクリレート等。
(8)ハロゲン含有ビニル系単量体:
塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ)アリルクロライド、クロルスチレン、ブロムスチレン、ジクロルスチレン、クロロメチルスチレン、テトラフルオロスチレン、クロロプレン、フッ素化オレフィン(炭素数2〜10、フッ素原子数1〜20)及びフッ素化アルキル(炭素数2〜10、フッ素原子数1〜20)(メタ)アクリレート等。
(9)ビニルエステル類:
炭素数2〜6の不飽和アルコール[ビニルアルコール、(メタ)アクリルアルコール及びイソプロペニルアルコール等]又はヒドロキシスチレンと炭素数1〜12のモノ又はポリカルボン酸とのエステル(酢酸ビニル、ビニルブチレート、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ジアリルフタレート、ジアリルアジペート、イソプロペニルアセテート、メチル−4−ビニルベンゾエート、ビニルメトキシアセテート、ビニルベンゾエート及びアセトキシスチレン等);アルキル(メタ)アクリレート(アルキルの炭素数1〜3又は19〜30)[メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート及びエイコシル(メタ)アクリレート等];多価(2〜3)アルコール不飽和カルボン酸エステル[エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート及びポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等]等。
(10)その他のビニル系単量体:
(10−1)ビニル(チオ)エーテル(メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、2−メトキシエチルビニルエーテル、メトキシブタジエン、2−ブトキシエチルビニルエーテル、3,4−ジヒドロ1,2−ピラン、2−ブトキシ−2’−ビニロキシジエチルエーテル、2−エチルメルカプトエチルビニルエーテル、フェノキシスチレン、ジビニルサルファイド、p−ビニルジフェニルサルファイド及びエチルビニルサルファイド等);
(10−2)アリルエーテル[ポリ(ジ〜テトラ)(メタ)アリロキシアルカン(炭素数2〜6)類{ジアリロキシエタン、トリアリロキシエタン、テトラアリロキシエタン、テトラアリロキシプロパン、テトラアリロキシブタン及びテトラメタアリロキシエタン等}等];
(10−3)ビニルケトン(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン及びビニルフェニルケトン等);
(10−4)ビニルスルホン(ビニルエチルスルフォン、ジビニルスルフォン及びジビニルスルフォキシド等);
(10−5)ポリ(n=2〜30)オキシアルキレン(炭素数2〜4)不飽和カルボン酸ジエステル[ポリ(n=10)オキシエチレンマレイン酸ジエステル等]等。
(a2)の内、粘着剤の凝集力の観点から好ましいのは、炭素数3〜12の重合性不飽和モノカルボン酸、炭素数4〜12の重合性不飽和ジカルボン酸の炭化水素基(炭素数1〜18)エステル、コハク酸の水酸基含有単量体モノエステル、炭素数3〜30のアミド基含有ビニル系単量体、アルキルの炭素数が1〜3のアルキル(メタ)アクリレート、炭素数2〜6の不飽和アルコール又はヒドロキシスチレンと炭素数1〜12のモノ又はポリカルボン酸とのエステル、炭素数2〜20のビニル系炭化水素、及び炭素数2〜6のジオールの不飽和カルボン酸モノエステル、更に好ましいのは(メタ)アクリル酸、アルキルの炭素数が1〜3のアルキル(メタ)アクリレート、炭素数2〜6の不飽和アルコールと炭素数1〜12のモノカルボン酸とのエステル、及びヒドロキシアルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレート、特に好ましいのは(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシブチル(メタ)アクリレートである。
(共)重合体(A)は必須の構成単量体(a1)及び任意の構成単量体(a2)からなる単量体成分を重合して得られる。単量体成分の合計重量を基準とする(a1)の量は粘着力の観点から、通常60〜100重量%、好ましくは70〜99.9重量%、特に好ましくは80〜99.9重量%である。粘着力の観点から、(a1)の内の50重量%以上がn−ブチル(メタ)アクリレート及び/又は2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートであることが好ましい。
単量体成分の合計重量を基準とする(a2)の量は粘着剤の凝集力の観点から、通常0〜40重量%、好ましくは0.1〜30重量%、更に好ましくは0.1〜20重量%である。
本発明における(共)重合体(A)の重量平均分子量(以下、Mwと略記)は、粘着剤の凝集力と塗工液の粘度の観点から好ましくは50,000〜2,000,000、更に好ましくは100,000〜700,000、特に好ましくは200,000〜600,000である。
本発明における(共)重合体(A)のMwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、測定することができる。
(共)重合体(A)のガラス転移点[以下、Tgと略記、測定法:DSC(走査型示差熱分析)法]は、粘着剤の粘着性の観点から好ましくは−80〜30℃、更に好ましくは−60〜20℃、特に好ましくは−40〜5℃である。
本発明における炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)としては、飽和脂肪族モノカルボン酸[直鎖飽和脂肪族モノカルボン酸(酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びエイコサン酸)、分岐飽和脂肪族モノカルボン酸(2−メチルプロパン酸、2−メチルブタン酸、3−メチルブタン酸、2,2−ジメチルプロパン酸、2−メチルペンタン酸、3−メチルペンタン酸、4−メチルペンタン酸、2,2−ジメチルブタン酸、2−エチルブタン酸、3,3−ジメチルブタン酸、2,2−ジメチルペンタン酸、2−メチル−2−エチルブタン酸、2,2,3−トリメチルブタン酸、2−エチルペンタン酸、3−エチルペンタン酸、2−メチルヘキサン酸、3−メチルヘキサン酸、4−メチルヘキサン酸、5−メチルヘキサン酸、イソヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、3,5−ジメチルヘキサン酸、2,2−ジメチルヘキサン酸、2−メチルヘプタン酸、3−メチルヘプタン酸、4−メチルヘプタン酸、2−プロピルペンタン酸、イソオクタン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、2,2,4,4−テトラメチルペンタン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、2−メチルオクタン酸、2−エチルヘプタン酸、3−メチルオクタン酸、イソノナン酸、ネオノナン酸、2,2−ジメチルオクタン酸、2−メチル−2−エチルヘプタン酸、2−メチル−2−プロピルヘキサン酸、イソデカン酸、ネオデカン酸、イソドデカン酸)、環状の飽和脂肪族モノカルボン酸(シクロプロパンカルボン酸、シクロブタンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸、シクロへキサンカルボン酸、シクロヘプタンカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸)等];芳香族モノカルボン酸(安息香酸、メチル安息香酸及びエチル安息香酸等);芳香脂肪族モノカルボン酸(フェニル酢酸及びフェニルプロピオン酸等)等が挙げられる。
これらの内、ホットメルト粘着剤の臭気及び耐腐食性の観点から好ましいのは、炭素数2〜20の飽和脂肪族モノカルボン酸であり、より好ましいのは炭素数4〜18の飽和脂肪族モノカルボン酸、更に好ましいのは炭素数6〜10の飽和脂肪族モノカルボン酸、特に好ましいのは直鎖又は分岐のヘキサン酸、直鎖又は分岐のヘプタン酸、直鎖又は分岐のオクタン酸及び直鎖又は分岐のノナン酸である。(B)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
(共)重合体(A)とモノカルボン酸(B)の重量比[(A):(B)]は、架橋物発生の抑制と臭気と高温環境下での着色の観点から、好ましくは100:0.001〜100:3、更に好ましくは100:0.005〜100:1であり、特に好ましくは100:0.01〜100:0.5である。
重合体又は共重合体(A)の150℃での粘度は塗工性の観点から5,000〜1,000,000mPa・sであることが好ましく、20,000〜200,000mPa・sであることがさらに好ましい
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は、更に酸化防止剤(C)を含有することができる。ホットメルト粘着剤(F)が酸化防止剤(C)を含有することで微小な架橋物の発生を更に抑制することができ、高温下での着色を抑制することができる。
本発明における酸化防止剤(C)としては、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(C1)、硫黄系酸化防止剤(C2)、リン系酸化防止剤(C3)、ラクトン系酸化防止剤(C4)及びアミン系酸化防止剤(C5)等が挙げられる。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(C1)としては、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(以下、BHTと略記)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t −ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](以下、IR10と略記)及びオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等が挙げられる。
硫黄系酸化防止剤(C2)としては、ジラウリル3,3’−チオジプロピオネート及びジステアリル3,3’−チオジプロピオネート等が挙げられる。
リン系酸化防止剤(C3)(ハロゲンを有していてもよい有機ホスファイト)としては、トリフェニルホスファイト、トリイソデシルホスファイト(以下、TDPと略記)、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト及びこれらのハロ置換体等が挙げられる。
ラクトン系酸化防止剤(C4)としては、5,7−ジ−t−ブチル−3−ヒドロキシベンゾ[b]フラン−2(3H)−オンとo−キシレンとの反応生成物等が挙げられる。
アミン系酸化防止剤(ヒンダード芳香族アミン)(C5)としては、オクチルジフェニルアミン、N−n−ブチル−p−アミノフェノール及びN,N−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン等が挙げられる。
これらの内、架橋物発生の抑制と着色の観点から好ましいのはヒンダードフェノール系酸化防止剤(C1)、リン系酸化防止剤(C3)及びラクトン系酸化防止剤(C4)、更に好ましいのは分子量が各700〜2000のヒンダードフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤であり、特に好ましいのは分子量が700〜2000のヒンダードフェノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤との併用である。酸化防止剤(C)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(C1)とリン系酸化防止剤(C3)とを併用する時の重量比[(C1):(C3)]は架橋物発生の抑制と、高温下での着色の抑制の観点から、好ましくは1:1〜1:30 より好ましくは1:3〜1:20であり、特に好ましくは1:5〜1:15である。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)が酸化防止剤(C)を含有する場合は、(共)重合体(A)と酸化防止剤(C)の重量比[(A):(C)]は架橋物発生の抑制の観点から、好ましくは100:0.001〜100:3、更に好ましくは100:0.005〜100:1であり、特に好ましくは100:0.01〜100:0.5である。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は、更に炭素数1〜20のモノオール(D)を含有することができる。ホットメルト粘着剤(F)がモノオール(D)を含有することで微小な架橋物の発生を更に抑制することができる。
炭素数1〜20のモノオール(D)としては、脂肪族モノオール(D1)及び芳香脂肪族モノオール(D2)等が挙げられる。(D)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
脂肪族モノオール(D1)としては、直鎖、分岐又は環状の脂肪族1価アルコール(メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ペンタノール、イソペンチルアルコール、ネオペンチルアルコール、ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノール、オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、デカノール、ウンデカノール、オクタデカノール、イソオクタデカノール、オクタデセノール、ドコサノール、14−メチルヘキサデカノール、アリルアルコール、クロチルアルコール、プロパルギルアルコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、α−テレピネオール及びアビエチノール等)等が挙げられる。
芳香脂肪族モノオール(D2)としては、ベンジルアルコール、サリチルアルコール、アニシルアルコール、シンナミルアルコール、ヒドロシンナミルアルコール、α−又はβ−フェニルエチルアルコール及びβ−フェニルプロピルアルコール等が挙げられる。
これらの内、架橋物発生の抑制と臭気の観点から、好ましいのは炭素数4〜20の脂肪族モノオール(D1)であり、より好ましいのは炭素数6〜10の脂肪族モノオール(D1)である。モノオール(D)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)がモノオール(D)を含有する場合は、(共)重合体(A)とモノオール(D)の重量比[(A):(D)]は架橋物発生の抑制と臭気の観点から、好ましくは100:0.001〜100:3、更に好ましくは100:0.005〜100:1であり、特に好ましくは100:0.01〜100:0.5である。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は、本発明の効果を阻害しない範囲で、必要に応じて粘着性付与樹脂、可塑剤、充填剤、顔料及び紫外線吸収剤等の各種添加剤の1種又は2種以上を更に含有することができる。
粘着性付与樹脂としては、例えばテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、フェノール樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、ロジン樹脂、変性ロジン樹脂、合成石油樹脂(脂肪族、芳香族又は脂環式合成石油樹脂等)、クマロン−インデン樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、ジシクロペンタジエン樹脂、及びこれらの中で水素添加可能な不飽和二重結合を有するものの水素添加物が挙げられる。粘着性付与樹脂は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
粘着性付与樹脂の使用量は、(A)の重量に基づいて、通常100重量%以下、粘着剤の臭気と着色の観点から好ましくは0〜20重量%、更に好ましくは0〜5重量%、特に好ましくは0重量%である。
可塑剤としては、例えば炭化水素系可塑剤[プロセスオイル、液状ポリブタジエン、液状ポリイソブチレン、液状ポリイソプレン、流動パラフィン、パラフィンワックス、エチレンとα−オレフィン(炭素数3〜20)の共重合(重量比99.9/0.1〜0.1/99.9)オリゴマー(Mw5,000〜100,000)及びプロピレンと、エチレンを除くα−オレフィン(炭素数4〜20)の共重合(重量比99.9/0.1〜0.1/99.9)オリゴマー(Mw5,000〜100,000)等];塩素化パラフィン;エステル系可塑剤、例えばフタル酸エステル(ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ジステアリルフタレート及びジイソノニルフタレート等)、アジピン酸エステル(ジオクチルアジペート等)、セバチン酸エステル(ジオクチルセバケート等)及び動植物油脂(例えばリノール酸及びリノレン酸);並びにこれらの中で水素添加可能な不飽和二重結合を有するものの水素添加物が挙げられる。可塑剤は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
可塑剤の使用量は、(A)の重量に基づいて、通常50重量%以下、粘着剤の臭気と着色の観点から好ましくは0〜30重量%、更に好ましくは0〜5重量%である。
充填剤としては、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、亜硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、けい酸アルミニウム、けい酸カルシウム、珪藻土、珪石粉、タルク、シリカ及びゼオライト等が挙げられる。
充填剤は、体積平均粒子径が好ましくは0.01〜5μm程度の微粒子であり、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
充填剤の使用量は、(A)の重量に基づいて、通常50重量%以下、粘着剤の粘着力と凝集力の観点から好ましくは0〜30重量%、更に好ましくは0重量%である。
顔料としては、無機顔料(アルミナホワイト、グラファイト、酸化チタン(超微粒子酸化チタン等)、亜鉛華、黒色酸化鉄、雲母状酸化鉄、鉛白、ホワイトカーボン、モリブデンホワイト、カーボンブラック、リサージ、リトポン、バライト、カドミウム赤、カドミウム水銀赤、ベンガラ、モリブデン赤、鉛丹、黄鉛、カドミウム黄、バリウム黄、ストロンチウム黄、チタン黄、チタンブラック、酸化クロム緑、酸化コバルト、コバルト緑、コバルト・クロム緑、群青、紺青、コバルト青、セルリアン青、マンガン紫及びコバルト紫等)及び有機顔料(シェラック、不溶性アゾ顔料、溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、フタロシアニンブルー及び染色レーキ等)が挙げられる。
顔料は、体積平均粒子径が好ましくは0.01〜5μm程度の微粒子であり、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
顔料の使用量は、(A)の重量に基づいて、通常20重量%以下、粘着剤の粘着力と凝集力の観点から好ましくは0〜10重量%であり、更に好ましくは0重量%である。
紫外線吸収剤としては、サリチル酸誘導体(サリチル酸フェニル、サリチル酸−p−オクチルフェニル及びサリチル酸−p−tert−ブチルフェニル等)、ベンゾフェノン化合物[2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン・トリヒドレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4−ドデシロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロキシ)プロポキシベンゾフェノン及びビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン等]、ベンゾトリアゾール化合物{2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−n−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール及び2,2−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]等}、シアノアクリレート化合物(2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート及びエチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等)等が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
紫外線吸収剤の使用量は、(A)の重量に基づいて、通常5重量%以下、粘着剤の粘着力の観点から好ましくは0〜1重量%である。
(A)の重量に基づく該各種添加剤の合計含量は、通常230重量%以下、粘着剤の粘着力の観点から好ましくは150重量%以下、更に好ましくは0〜120重量%である。
本発明における(共)重合体(A)は、単量体成分を水又は有機溶剤(E)中で公知の重合方法(溶液重合、乳化重合及び懸濁重合等)により製造することができる。
有機溶剤としては、炭素数2〜8のエステル(酢酸エチル、プロピオン酸エチル及び酢酸ブチル等)、炭素数1〜8のアルコール(メタノール、エタノール及びオクタノール等)、炭素数6〜10の炭化水素(シクロヘキサン、トルエン及び軽ナフサ等)及び炭素数3〜9のケトン(メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトン等)等が挙げられる。(E)は1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
溶液重合においては(E)として通常、前記有機溶剤が用いられ、その使用量は、単量体成分の合計重量に基づいて通常5〜900重量%、好ましくは10〜400重量%である。
乳化重合及び懸濁重合における媒体としては、水又は前記有機溶剤(E)等が挙げられ、その使用量は単量体成分の合計重量に基づいて通常5〜900重量%、好ましくは10〜400重量%である。また、乳化剤としてはオレイン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、エトキシ化テトラメチルデシンジオール及びメタクリル酸ジメチルアミノメチル等が挙げられる。更に、分散安定剤としてポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドン等を用いてもよい。
重合に際しては、公知の重合開始剤[アゾ系開始剤{2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル等)}及びパーオキシド系開始剤(ベンゾイルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド及びラウリルパーオキシド等)]を使用して行なうことができる。
重合反応の温度は通常−5〜150℃、好ましくは30〜120℃、反応時間は通常0.1〜50時間、好ましくは2〜24時間である。反応の終点は、単量体残留率が通常5重量%以下、好ましくは1重量%以下となることをガスクロマトグラフィ等で測定することにより確認できる。
得られた(共)重合体組成物から水又は有機溶剤(E)を留去することにより、(共)重合体(A)が得られるが、高温下で(E)を留去すると(A)中のエステル基部分がエステル交換により架橋する等の副反応により、架橋物の発生や粘着剤の粘度が異常に上昇してしまうことがあり、特に、(A)が水酸基を有する場合もしくは副反応により水酸基が発生する場合は、水酸基と(A)中のエステル基部分とのエステル交換等の副反応が起こりやすくなり、架橋による粘度上昇や微小な架橋物の発生が起こりやすくなる。従って、本発明においては媒体(E)の留去を前記炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)の存在下で行うことが好ましい。(B)の存在下で(E)を留去することにより、前記エステル交換等の副反応による微小な架橋物の発生や粘度上昇を抑えることができ、ハンドリング性が向上する。
モノカルボン酸(B)の使用量は、架橋物発生の抑制と臭気の観点から、(共)重合体(A)とモノカルボン酸(B)の重量比[(A):(B)]は上記に記載の通りである。
また、(E)の留去を前記炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)と前記酸化防止剤(C)との共存下で行うことにより、微小な架橋物の発生を更に抑制することができ、高温下での着色を抑制することができる。
酸化防止剤(C)の使用量は、架橋物発生の抑制の観点から、(共)重合体(A)と酸化防止剤(C)の重量比[(A):(C)]は上記に記載の通りである。
更に、(E)の留去を前記炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)と前記酸化防止剤(C)と前記炭素数1〜20のモノオール(D)との3物質共存下で行うことにより、微小な架橋物の発生を更に抑制することができ、高温下での着色を抑制することができる。
モノオール(D)の使用量は、架橋物発生の抑制と臭気の観点から、(共)重合体(A)とモノオール(D)の重量比[(A):(D)]は上記に記載の通りである。
(共)重合体(A)の溶液又は分散体から媒体(E)を留去する際の温度は、好ましくは70〜170℃、更に好ましくは100〜150℃である。(共)重合体(A)の溶液又は分散体から媒体(E)を留去する際の圧力は、好ましくは2kPa〜0.4MPa、更に好ましくは2kPa〜0.1MPa(常圧)である。反応時間は通常0.1〜10時間、好ましくは0.1〜5時間である。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は、(A)、(B)並びに必要により(C)、(D)及び各種添加剤を通常の混合装置(撹拌機を付した混合槽、スタティックミキサー等)で均一に混合することにより製造できる。(B)並びに必要により(C)及び(D)は、前述の通り、(A)の製造における媒体(E)の留去時に存在させることが好ましいが、留去時に使用した後、更にそれぞれを添加してホットメルト粘着剤における含有量を調整することができる。また、前記各種添加剤は、(A)の製造時に加えても(A)の製造後に混合してもよい。
ディスプレイ用粘着シートは、本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)から形成される粘着剤層を有し、通常、粘着剤層と被着体からなる。
被着体の材質としては、ガラス、各種プラスチック[ポリオレフィン(ポリエチレン及びポリプロピレン等)、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、レーヨン及びポリアミド等]、紙(和紙及びクレープ紙等)金属及び木材等が挙げられる。
被着体の形状としては、フィルム、シート、フラットヤーン、板、フォーム、織布及び不織布等が挙げられる。
被着体の表面は、離型処理されていてもよい。離型処理された被着体を用いると形成された粘着剤層を他の被着体に転写することが容易に可能となる。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)から形成される粘着層を形成するする方法としては、(1)ホットメルト粘着剤(F)を溶融して被着体に塗工する方法や、(2)フィルム状等にしたホットメルト粘着剤(F)を被着体間に配置させてから加熱する方法等が挙げられる。溶融温度又は加熱温度は熱安定性の観点から、好ましくは80〜160℃、更に好ましくは80〜130℃である。
塗工方法は特に限定されず、例えばスパイラル塗工、ロール塗工、スロットコート塗工、コントロールシーム塗工及びビード塗工等の公知の塗工方法を用いることができる。塗工装置としては、グラビアコータ、ロールコータ(グラビアロール及びリバースロール等)、リバースコータ、ドクターブレード、バーコータ、コンマコータ、ファウンテンダイコータ、リップコータ、ナイフコータ、カーテンコーター、ビード、スパイラル、スプレー、スロット及び押出機(単軸、二軸押出機及びニーダールーダー)等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下において、「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
実施例1[ホットメルト粘着剤(Q−1)の製造]
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を備えた反応容器に、溶剤としての酢酸エチル100部を仕込み昇温した。溶剤還流下、ブチルアクリレート90部、アクリル酸7部及びHEA3部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.075部を酢酸エチル50部に溶解した開始剤溶液とを反応容器内に窒素を吹き込みながら、滴下ロートを用いて5時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、同温度で系内を撹拌下に2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.105部を酢酸エチル10部に溶解した開始剤溶液を滴下ロートを用いて1時間かけて連続的に追加した。更に、溶剤還流下で重合を1時間継続した後、オクチル酸0.05部、酸化防止剤[BASFジャパン(株)社製イルガノックス1010]を0.5部及び2−エチルヘキサノール0.05部を添加した。その後、減圧下、130℃まで加熱し、酢酸エチルを留去させた。その後、130℃、背圧0.5MPaにて目開き0.196mmの工業用織金網(JIS G3556)にてろ過し、ホットメルト粘着剤(Q−1)を得た。
実施例2〜42及び比較例1〜3
重合性単量体(a−1)、(a1)以外の重合性単量体(a−2)、モノカルボン酸(B)、酸化防止剤(C)、モノオール(D)、溶剤(E)を表1、表2及び表3に記載のものに変更する以外は実施例1と同様にして、本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)及び比較用のホットメルト粘着剤(F’)を得た。
得られたホットメルト粘着剤の蒸発残留分、(共)重合体(A)のMw、(共)重合体(A)のTg及び粘着剤の150℃での粘度を表1、表2及び表3に示す。
重合体又は共重合体(A)及びホットメルト粘着剤の各物性は以下の測定方法で測定した。
[重合体又は共重合体(A)のMw]
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより、以下の条件で測定する。
装置:「HLC−8120GPC」[東ソー(株)製]
カラム:「Guardcolumn HXL−H」(1本)、「TSKgel GMHXL」(2本)[いずれも東ソー(株)製]
試料溶液:0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量:100μl
流量:1ml/分
測定温度:40℃
検出装置:屈折率検出器
基準物質:標準ポリスチレン
[重合体又は共重合体(A)のTg]
DSC(走査型示差熱分析)法により、以下の条件で測定する。
装置:「DSC210」「セイコー電子工業社製」
測定試料を−60℃から60℃まで昇温速度20℃/分で昇温して吸発熱変化を測定して、「吸発熱量」と「温度」とのグラフの最大ピーク温度以下でのベースラインの延長線と、最大ピークの立ち上がり部分から最大ピークの頂点までの最大傾斜を示す接線との交点に対応する温度をガラス転移点とする。
[重合体又は共重合体(A)の150℃での粘度]
JIS K7117−1:1999に準拠して(RB粘度型粘度計、RB6号スピンドル回転数2rpmの条件)、150℃での溶融粘度を測定した。
[ホットメルト粘着剤蒸発残留分]
ホットメルト粘着剤約2gを、直径80mm、深さ15mmのガラス製シャーレに精秤し、130℃に保たれた循風乾燥機中で90分間乾燥させた後の重量を乾燥前の重量で除して百分率で表した値である。
尚、表1、表2及び表3におけるIR10はヒンダードフェノール酸化防止剤[BASFジャパン(株)製「イルガノックス1010」(化学式量=1178)]である。
以下の方法により評価した粘着剤の製造時のハンドリング性、粘着剤の着色、塗工性及びアルミ腐食性の結果を表1、表2及び表3に示す。
<ホットメルト粘着剤の製造時のハンドリング性>
溶剤留去後の粘着剤を目視により観察して架橋物に関して以下の基準で評価した。
◎:粘着剤中に架橋物なし。
○:粘着剤中に架橋物が若干確認される。
×:粘着剤が架橋してしまって流動性がなくなってしまった
また、目開き0.196mmの工業用織金網にて、ろ過時の金網の詰まりに関して以下の基準で評価した。
◎:金網の詰まりなし。
○:金網に若干の詰まりが見られたが、取り出し速度が低下せず、取り出し可能であった。
△:取り出し可能であったが、金網の詰まりが見られ、取り出し速度が低下した。
×:金網が詰まってしまい、取り出し不可
<ホットメルト粘着剤の着色(色差)の評価方法>
50μmのポリエステルフィルム[東レ(株)製「ルミラー」タイプT]2枚の間に、ホットメルト粘着剤を挟み、100℃で加熱プレスすることにより粘着剤の厚さを100μmに調整した。得られた試験片の色差(b*)を測定して以下の基準で評価した。尚、試験片の色差(b*)は数値が小さいほうがよい。尚、色差は色差計(日本電色工業製「NDH−300A」)を用いて測定した。
<ホットメルト粘着剤の高温環境下での着色(色差)の評価方法>
50μmのポリエステルフィルム[東レ(株)製「ルミラー」タイプT]2枚の間に、ホットメルト粘着剤を挟み、100℃で加熱プレスすることにより粘着剤の厚さを100μmに調整した。得られた試験片を、温度80℃の環境下で7日放置した後、の色差(b*)を測定して以下の基準で評価した。尚、試験片の色差(b*)は数値が小さいほうがよい。尚、色差は色差計(日本電色工業製「NDH−300A」)を用いて測定した。
<ホットメルト粘着剤の塗工性の評価方法>
ホットメルト粘着剤を150℃で溶融し、23℃の環境温度下で、ポリエステル製化粧シート基材[東レ(株)製「ルミラー」タイプT:長さ10cm、幅2.5cm、厚さ200μm]面上にスロットコーターを用いて塗布量60g/mにて塗工し、1分後、該塗工面にポリエステル製化粧シート基材[東レ(株)製「ルミラー」タイプT:長さ10cm、幅2.5cm、厚さ200μm]を合わせ、その上から2kg荷重のゴムローラーを用いて300mm/分の速度で一往復させて貼り合わせ、試験片を作製した。得られた試験片の外観を目視で観察して以下の基準で評価した。
◎:外観に干渉縞、ピンホール等の欠陥なし。
○:外観に若干の干渉縞があるものの、ピンホール等の欠陥はない。
×:外観にピンホール等の欠陥がある。
<ホットメルト粘着剤のアルミ腐食性の評価方法>
ホットメルト粘着剤を150℃で溶融し、23℃の環境温度下で、ポリエステル製化粧シート基材[東レ(株)製「ルミラー」タイプT:長さ10cm、幅2.5cm、厚さ200μm]面上にスロットコーターを用いて塗布量60g/mにて塗工し、1分後、該塗工面にアルミ箔を合わせ、その上から2kg荷重のゴムローラーを用いて300mm/分の速度で一往復させて貼り合わせ、試験片を作製した。得られた試験片を、温度60℃、湿度90%RHの環境下で一日放置した後、アルミ箔表面を目視で観察して以下の基準で腐食性を評価した。
○:アルミ箔表面が変色しておらず腐食していない。
×:アルミ箔表面が変色しており腐食している。
本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は微小な架橋物がないため、形成される粘着層にピンホール等が発生せず、着色が少ないことから、ディスプレイに使用されるフィルム[偏光板保護フィルム、位相差フィルム、光拡散フィルム、視野角拡大フィルム、反射フィルム、反射防止フィルム、防眩フィルム及び輝度向上フィルム等]やディスプレイ基板(液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ及び電子ペーパー等のフラットパネルディスプレイ用基板並びに液晶ディスプレイ、信号及びネオンサイン等のバックライト用基板等)に用いられる粘着剤の原料として特に有用である。また、本発明の製造方法で得られるホットメルト粘着剤(F)は、各種光ディスク(VD、CD、DVD、MD、LD等)基板保護フィルムの粘着剤や、光ピックアップレンズ、カメラ用レンズ及びレンチキュラーレンズ等の光学レンズ並びにタッチパネル用基板及び導光板等の光学基板等の光学成形品の接着用の粘着剤の原料としても使用できる。

Claims (7)

  1. 下記の一般式(1)で示される重合性単量体(a1)を必須の構成単量体とする単量体成分を重合して得られる重合体又は共重合体(A)と、炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)とを含有することを特徴とするホットメルト粘着剤(F)の製造方法であって、
    前記重合性単量体(a1)を必須の構成単量体とする単量体成分を、水又は有機溶剤(E)の存在下に重合して得られる重合体組成物又は共重合体組成物から、前記炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)の存在下に前記水又は有機溶剤(E)を留去する工程を有することを特徴とするホットメルト粘着剤(F)の製造方法。
    [一般式(1)中、Rは水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数4〜18の炭化水素基であって、同じであっても異なっていてもよい。]
  2. 前記水又は有機溶剤(E)の留去を前記炭素数2〜20のモノカルボン酸(B)及び酸化防止剤(C)の存在下に行う請求項1に記載の製造方法。
  3. モノカルボン酸(B)が、炭素数2〜20の飽和脂肪族モノカルボン酸である請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 重合体又は共重合体(A)とモノカルボン酸(B)の重量比[(A):(B)]が100:0.001〜100:3である請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. ホットメルト粘着剤(F)が、更に酸化防止剤(C)を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 重合体又は共重合体(A)と酸化防止剤(C)の重量比[(A):(C)]が100:0.001〜100:3である請求項5に記載の製造方法。
  7. ホットメルト粘着剤(F)が、更に炭素数1〜20のモノオール(D)を含有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
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