JP2016182859A - バンパー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】低速の大荷重に対する複数の高さにおける荷重吸収性能と、歩行者保護性能とを同時に確保するバンパー構造を提供する。【解決手段】アッパーアブソーバ15を有するアッパー部11と、ロアアブソーバ21を有するロア部12と、を備え、アッパーアブソーバ15はアッパー受面19を前端部に有し、ロアアブソーバ21はロア受面25を前端部に有する構造であり、アッパーアブソーバ15は、第1アッパー受面19aを有する第1アッパーアブソーバ15aと、第2アッパー受面19bを有する第2アッパーアブソーバ15bと、に上下に分割され、第2アッパーアブソーバ15b及びロアアブソーバ21は、第1アッパーアブソーバ15aより軟質に形成され、第1アッパーアブソーバ15aの前後方向の一部にえぐり部31が形成され、第2アッパー受面19bが第1アッパー受面19a及びロア受面25より後方に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、アッパーアブソーバとロアアブソーバとが上下に離間して配置されたバンパー構造に関する。
従来、歩行者の脚部に対する保護性能を向上するために、アッパーアブソーバとロアアブソーバとを上下に離間させて配置したバンパー構造が提案されている。特許文献1には、接触時の歩行者の下肢に与えるダメージを軽減するため、上側バンパビームとバンパフェイスとの間に上側衝撃吸収部材を介装し、ロアフレームとバンパフェイスとの間に下側衝撃吸収部材を介装した車体前部構造が提案されている。特許文献1では、ラジエータパネルのロアフレームを利用してロアアブソーバを支持することで、下部のバンパビームを不要にし、その分のスペースを利用して設計の自由度を向上させている。
特許文献2には、バンパーアブソーバとバンパーフェイシアとの間の間隙の寸法を調整して、衝突エネルギーの吸収量を向上させて、小型化した車両用バンパーが提案されている。
特開2001−277964号公報 特開2012−66717号公報
上記特許文献1に開示された技術では、上下に配置されたアブソーバにより歩行者脚部の保護性能を確保できるようにすると、低速で大きな荷重が負荷された際の荷重吸収性能を満足させることが容易でなかった。特許文献2に開示された技術では、上下の間隙等を設定することでアブソーバの高さ範囲内で荷重吸収性能を確保できるようにすると、歩行者保護性能を満足させることが容易でなかった。
そこで、本発明は、車両のバンパーに対し、複数の高さで低速の大荷重が負荷された場合にも、これらの荷重に対する荷重吸収性能と、歩行者保護性能とを同時に確保することが可能なバンパー構造を提供することを目的とする。
本発明のコンセプトは以下のとおりである。
[1]アッパーアブソーバを有するアッパー部と、前記アッパーアブソーバと離間して下方に配置されたロアアブソーバを有するロア部と、を備え、前記アッパーアブソーバは荷重が入力されるアッパー受面を前端部に有し、前記ロアアブソーバは荷重が入力されるロア受面を前端部に有するバンパー構造において、
前記アッパーアブソーバは、第1アッパー受面を有する第1アッパーアブソーバと、第2アッパー受面を有する第2アッパーアブソーバと、に上下に分割され、
前記第2アッパーアブソーバ及び前記ロアアブソーバは、前記第1アッパーアブソーバより軟質に形成されていることを特徴とする、バンパー構造。
[2]前記第1アッパーアブソーバの前後方向の一部にはえぐり部が形成されている、前記[1]に記載のバンパー構造。
[3]前記第2アッパー受面が前記第1アッパー受面及び前記ロア受面より後方に配置されている、前記[1]又は[2]に記載のバンパー構造。
[4]前記第2アッパーアブソーバは、前記第1アッパーアブソーバより軟質の発泡樹脂からなる、前記[1]乃至[3]の何れかに記載のバンパー構造。
[5]前記第2アッパーアブソーバと前記ロアアブソーバは、発泡倍率が同等である発泡樹脂からなる、前記[1]乃至[4]の何れかに記載のバンパー構造。
[6]前記第1アッパーアブソーバは後方で支持部に支持され、えぐり部が該支持部に支持された後面から前方に向けて設けられている、前記[1]乃至[5]の何れかに記載のバンパー構造。
[7]前記第1アッパーアブソーバと前記第2アッパーアブソーバが一体成形されている、前記[1]乃至[6]の何れかに記載のバンパー構造。
本発明によれば、車両のバンパーに対し、複数の高さで低速の大荷重が負荷された場合にも、これらの荷重に対する荷重吸収性能と、歩行者保護性能とを同時に確保することが可能なバンパー構造を提供することができる。
本発明の実施形態におけるバンパー構造が装着された車両の前部を示す概略断面図である。 図1に示すバンパー構造のアッパーアブソーバの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて詳細に説明する。本発明の実施形態は、車両前端に配置されたフロントバンパに適用した例である。各図中、Frは車両前方、Upは車両上方を示している。本発明の実施形態に係るバンパー構造は、図1に示すように、アッパー部11とロア部12とを備えている。
アッパー部11は、アッパーアブソーバ15を備えている。このアッパーアブソーバ15は、車幅方向に延びる支持部としてのバンパーリインフォース13に固定されて支持されている。アッパーアブソーバ15の前端部は、断面略コ字状のアッパーバンパーフェイス17内に配置されている。アッパーアブソーバ15の前端部には荷重が入力されるアッパー受面19が設けられている。
ロア部12は、図示しない車体骨格やリインフォースメント等の支持部に直接又は間接に支持されたロアアブソーバ21を備えている。ロアアブソーバ21はアッパーアブソーバ15と離間して下方に配置されている。ロアアブソーバ21の前端部は断面略コ字状のロアバンパーフェイス23内に配置され、このロアアブソーバ21の前端部に荷重が入力されるロア受面25が設けられている。
アッパーアブソーバ15は、図2に示すように、各々硬さの異なる第1アッパーアブソーバ15aと第2アッパーアブソーバ15bとを上下に隣接して備えている。第1アッパーアブソーバ15aと第2アッパーアブソーバ15bとは二色成形等で一体成形されていることが望ましいが、別体であってもよい。第1アッパーアブソーバ15a及び第2アッパーアブソーバ15bは、上下に隣接配置されてそれぞれ所定の断面形状で車幅方向に連続して延びている。
第1アッパーアブソーバ15aは、上下方向の幅が略一定で前方側に突出する第1突部27aと、上下方向の幅が第1突部27aより狭い第1固定部29aとを有している。第1突部27aの前端部は、アッパー受面19の一部を構成する第1アッパー受面19aとなっている。第1固定部29aは、後端部でバンパーリインフォース13に固定支持されており、この第1固定部29aには前後方向の一部を弱体化するためのえぐり部31が形成されている。
えぐり部31はバンパーリインフォース13に支持された第1アッパーアブソーバ15aの後面に開口し、前方に向けて所定深さに設けられている。えぐり部31の形状、大きさ、深さは、第1及び第2アッパーアブソーバ15a,15b並びにロアアブソーバ21の硬さ、これらの位置、形状、大きさなどと組み合わせて設定される。
第1アッパーアブソーバ15aは、前方から負荷された荷重を変形により吸収できる材料により構成されている。第1アッパーアブソーバ15aの材料は、えぐり部31が設けられていない部位において低速で大きな荷重が第1アッパー受面19aに負荷された際、車体の他の部材に変形等の損傷が生じない程度に荷重を吸収する材料が選択される。本実施形態では、第1アッパーアブソーバ15aの所望の荷重吸収特性が得られる硬質樹脂、具体的には発泡倍率0%又は低発泡倍率の硬質発泡樹脂により形成される。
第2アッパーアブソーバ15bは、上下方向の幅が先端側ほど狭くなるように前方側に突出した第2突部27bと、上下方向の幅が第2突部27bより広い第2固定部29bとを有している。第2突部27bの前端部には第2アッパー受面19bが設けられている。この第2アッパー受面19bは、第1アッパー受面19aと離間して配置されてアッパー受面19の一部を構成している。第2固定部29bは後端部でバンパーリインフォース13に固定支持されている。第2アッパーアブソーバ15bは、第2アッパー受面19bが第1アッパーアブソーバ15aの第1アッパー受面19aより後方に位置するように配置されている。この第2アッパーアブソーバ15bは、好ましくは、第1アッパー受面19a及び後述するロアアブソーバ21のロア受面25より後方に位置するように配置されている。
また第2アッパーアブソーバ15bは、前方から負荷された荷重を変形により吸収できる材料により構成されている。第2アッパーアブソーバ15bの材料は、前方から低速で大きな荷重が第2アッパー受面19bに負荷された際、車体の他の部材に変形等の損傷が生じない程度に荷重が吸収できる材料を選択するのがよい。
本実施形態では、第2アッパーアブソーバ15bは所望の荷重吸収特性が得られる樹脂により形成されており、第1アッパーアブソーバ15aより高い発泡倍率を有して第1アッパーアブソーバ15aより軟質の樹脂が選択されている。この発泡樹脂は第1アッパーアブソーバ15aと同一の樹脂であって発泡倍率が異なるものを使用することができる。第2アッパーアブソーバ15bは、第1アッパーアブソーバ15aと同じ荷重が負荷された場合、第1アッパーアブソーバ15aより大きいストロークで荷重が吸収される硬さ及び形状を有する。
ロア部12は、図1に示すように、アッパーアブソーバ15と離間した下方の位置に配置されたロアアブソーバ21を有している。ロアアブソーバ21は前端部に荷重が入力されるロア受面25を有している。ロアアブソーバ21は、ロア受面25の前後方向の位置が、第1アッパーアブソーバ15aの第1アッパー受面19aと同等又は第1アッパー受面19aより前方に配置されるのがよい。
ロアアブソーバ21は、変形により荷重を吸収する樹脂成形体が使用されている。この材料は、歩行者の脚部が衝突した際にその衝撃力を十分に吸収して保護できる歩行者脚部の保護性能が得られる樹脂で成っている。そのような樹脂として、例えば第1及び第2アッパーアブソーバ15a,15bと同様に発泡樹脂を用いることができる。ロアアブソーバ21の硬さは、第1アッパーアブソーバ15aより軟質に形成されており、第2アッパーアブソーバの発泡倍率が同等であり、第2アッパーアブソーバの硬さと同等としてもよい。
次に、上述のバンパー構造を備えた車両の動作について説明する。
まず、バンパー構造に対し、低速でバンパーの高い位置に大荷重が負荷された場合を検討する。例えば、車両と同程度の大きな重量を有する振子を時速8km/h以下の低速で、車両の高さ20インチ付近でバンパーに衝突させると、アッパーバンパーフェイス17を介して第1アッパーアブソーバ15aの第1アッパー受面19aに荷重が入力される。すると、えぐり部31が設けられている第1アッパーアブソーバ15aの後方側から変形して潰れ、続いてえぐり部31が設けられていない前方側が変形して潰れる。これにより、負荷されたエネルギーが第1アッパーアブソーバ15aにより十分に吸収されて車体の各部の損傷が防止される。
また、バンパー構造に対し、低速でバンパーの低い位置にバンパーの高い位置と同等の大荷重が負荷された場合を検討する。例えば車両と同程度の大きな重量を有する振子を時速8km/h以下の低速で、車両の高さ16インチ付近でバンパーに衝突させる試験では、アッパーバンパーフェイス17を介して第2アッパーアブソーバ15bの第2アッパー受面19bに荷重が入力される。すると、第2アッパーアブソーバ15bの前方側が変形し、さらに後方側も変形して潰れる。このとき、車両バンパーの高い位置に荷重が負荷された場合に比べて大きくストロークし、負荷されたエネルギーが第2アッパーアブソーバ15bにより十分に吸収されて車体の各部の損傷が防止される。
さらに、バンパー構造に対し、例えば歩行者の脚部に模した脚部インパクタを時速40km/hで車両に衝突させる場合では、アッパーバンパーフェイス17を介して第1アッパーアブソーバ15aの第1アッパー受面19aと、ロアバンパーフェイス23を介してロアアブソーバ21のロア受面25と、に荷重が入力される。すると、第1アッパーアブソーバ15aのえぐり部31が設けられている後方側が変形して潰れるとともに、ロアアブソーバ21が変形して潰れる。このとき、第2アッパーアブソーバ15bは後方に配置されていて、しかも第1アッパーアブソーバ15aより軟質であるため、脚部インパクタの衝撃吸収に対する寄与は小さい。これにより、負荷されたエネルギーが第1アッパーアブソーバ15aの後方側及びロアアブソーバ21により十分に吸収されることで、脚部インパクタへの負荷を低減して脚部インパクタの損傷を防止できる。
このようなバンパー構造によれば、アッパーバンパーフェイス17内に配置されたアッパーアブソーバ15が、第1アッパーアブソーバ15aと第2アッパーアブソーバ15bとに上下に分割されているので、アッパーアブソーバ15の上側と下側とで材質、形状、配置などを別々に設定できる。そのため、アッパーバンパーフェイス17の種々の形状内において所定の性能を実現することが可能である。これによりバンパーの意匠における自由度を向上することが可能である。
さらにアッパーバンパーフェイス17の上側と下側とで荷重の吸収特性を異ならせることができるが、この場合は第2アッパーアブソーバ15bを第1アッパーアブソーバ15aより軟質に形成する。そのため、アッパーバンパーフェイス17の上側に低速で大きな荷重が負荷されたときには、第1アッパーアブソーバ15aにより少ないストロークで荷重を吸収できる。逆に、アッパーバンパーフェイス17の下側に低速で大きな荷重が負荷されたときには、第2アッパーアブソーバ15bにより大きなストロークで荷重を吸収できる。このようにして、バンパーの複数の高さに大きな荷重を低速で受けた際にも、高さに応じた荷重吸収性能を確保できる。
本実施形態にあっては、アッパーアブソーバ15とロアアブソーバ21とが設けられ、第2アッパーアブソーバ15bが第1アッパーアブソーバ15aより軟質に形成されるとともに、さらに、第2アッパー受面19bが第1アッパー受面19a及びロア受面25より後方に配置されている。そのため、第2アッパーアブソーバ15bの影響をできるだけ低減して、第1アッパーアブソーバ15a及びロアアブソーバ21により歩行者保護性能を確保できる。
本発明の実施形態では、第1アッパーアブソーバ15aの前後方向の一部にえぐり部31を有することから、第1アッパーアブソーバ15aが第2アッパーアブソーバ15bやロアアブソーバ21より硬質に形成されていても、第1アッパーアブソーバ15aを部分的に弱体化できる。かくして、第1アッパーアブソーバ15aとロアアブソーバ21とによって歩行者保護性能を確保できる。従って、本実施の形態では、車両バンパーの複数の高さにおける低速の大荷重に対する荷重吸収性能と、歩行者保護性能とを両立させることが可能である。
本実施形態のバンパー構造によれば、第2アッパーアブソーバ15bが第1アッパーアブソーバ15aより高い発泡倍率を有する発泡樹脂からなる。そのため、荷重を変形により吸収する第2アッパーアブソーバ15bを軽量に作製することができることに加えて、硬さの調整が容易である。特に、第1アッパーアブソーバ15aと第2アッパーアブソーバ15bとが発泡倍率が異なる同一又は同系の樹脂であれば、発泡倍率の調整で硬さを設定できる。よって、第1アッパーアブソーバ15aと第2アッパーアブソーバ15bとの硬さの調整が容易で、このようなバンパー構造を容易に製造することができる。
本実施形態のバンパー構造によれば、第1アッパーアブソーバ15aのバンパーリインフォース13に支持される後面から、前方に向けてえぐり部31が設けられているので、えぐり部31の形状、大きさ、深さなどを調整することで、第1アッパーアブソーバ15aの後方の所定長さを容易に弱体化できる。そのため、第1アッパーアブソーバ15aのえぐり部31が設けられていない部位で、大きな荷重を低速で受けた際の所望の荷重吸収性能を確保でき、えぐり部31が設けられた部位で、歩行者脚部の保護性能を確保できる。
実施形態は、本発明の範囲内において適宜変更可能である。実施形態では、第1及び第2アッパーアブソーバ15a,15b並びにロアアブソーバ21を中実の発泡樹脂により形成した例について説明したが、各受面19a,19bに負荷された荷重を変形することで吸収するものであればよく、例えば無発泡の樹脂や金属の中空部材であっても使用可能である。
また実施形態では、アッパーアブソーバ15が第1アッパーアブソーバ15aと第2アッパーアブソーバ15bとからなる例について説明したが、上下に3個以上に分割されていてもよい。
11:アッパー部
12:ロア部
13:バンパーリインフォース
15:アッパーアブソーバ
15a:第1アッパーアブソーバ
15b:第2アッパーアブソーバ
17:アッパーバンパーフェイス
19:アッパー受面
19a:第1アッパー受面
19b:第2アッパー受面
21:ロアアブソーバ
23:ロアバンパーフェイス
25:ロア受面
27a:第1突部
27b:第2突部
29a:第1固定部
29b:第2固定部
30:車輪
31:えぐり部

Claims (7)

  1. アッパーアブソーバを有するアッパー部と、前記アッパーアブソーバと離間して下方に配置されたロアアブソーバを有するロア部と、を備え、前記アッパーアブソーバは荷重が入力されるアッパー受面を前端部に有し、前記ロアアブソーバは荷重が入力されるロア受面を前端部に有するバンパー構造において、
    前記アッパーアブソーバは、第1アッパー受面を有する第1アッパーアブソーバと、第2アッパー受面を有する第2アッパーアブソーバと、に上下に分割され、
    前記第2アッパーアブソーバ及び前記ロアアブソーバは、前記第1アッパーアブソーバより軟質に形成されていることを特徴とする、バンパー構造。
  2. 前記第1アッパーアブソーバの前後方向の一部にはえぐり部が形成されている、請求項1に記載のバンパー構造。
  3. 前記第2アッパー受面が前記第1アッパー受面及び前記ロア受面より後方に配置されている、請求項1又は2に記載のバンパー構造。
  4. 前記第2アッパーアブソーバは、前記第1アッパーアブソーバより軟質の発泡樹脂からなる、請求項1乃至3の何れかに記載のバンパー構造。
  5. 前記第2アッパーアブソーバと前記ロアアブソーバは、発泡倍率が同等である発泡樹脂からなる、請求項1乃至4の何れかに記載のバンパー構造。
  6. 前記第1アッパーアブソーバは後方で支持部に支持され、えぐり部が該支持部に支持された後面から前方に向けて設けられている、請求項1乃至5の何れかに記載のバンパー構造。
  7. 前記第1アッパーアブソーバと前記第2アッパーアブソーバが一体成形されている、請求項1乃至6の何れかに記載のバンパー構造。
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