JP2016182835A - 車両用空調ユニット - Google Patents

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久善 吉崎
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Abstract

【課題】容易な温度および配風チューニングと快適な頭寒足熱が可能な車両用空調ユニットを実現する。
【解決手段】冷気流路11、暖気流路12、冷気と暖気とを混合する混合室13、混合室13に配設された混合手段30、混合室13の下流に配設された第1および第2の吹出流路14、15を備え、冷気流路11と混合室13が冷気開口部111で連通し、暖気流路12と混合室13が暖気開口部121で連通し、混合手段30は、冷気開口部111と暖気開口部121の開口面積を調整する可動壁部31、暖気の一部を第1の吹出流路14に導く暖気案内流路32、可動壁部31に形成されて冷気開口部111と暖気開口部121との間を通気する壁部流路311aを有し、冷気最小化位置と暖気最小化位置との間を変位することができる、車両用空調ユニットとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両における冷暖房などを行うための車両用空調ユニットに関するものである。
車両用空調ユニットは、エバポレータによって冷却された冷気と、ヒータコアによって加熱された暖気とを混合して空調用空気とし、この空調用空気を車室に吹出すことで、搭乗者に快適な冷暖房を行い、またフロントガラスなどの曇り止めのための除湿を行う。ここで、冷房は空調用空気における冷気混合比率を高めることで行われ、暖房は暖気混合比率を高めることで行われる。また除湿は、エバポレータによって冷却された冷気をヒータコアによって加熱して湿度を低くした空調用空気によって行われる。
冷暖房のために、車両用空調ユニットからセンタベント吹出口を経て車室に吹き出された空気(上方吹出空気)は、搭乗者の、主に上半身や頭部を暖めるなどし、フット吹出口を経て車室に吹き出された空気(下方吹出空気)は、搭乗者の主に足を暖めるなどする。したがって、搭乗者に快適な暖房、いわゆる頭寒足熱を実現するためには、上方吹出空気と下方吹出空気との温度差を適切に設定する温度チューニングと、両吹出空気の熱量差などを適切なものとするために、両吹出空気の吹出風量を適切に設定する配風チューニングが必要となる(フロントガラスの曇り止めは、デフロスト吹出口を経て車室に吹き出された空気(上方吹出空気)によって行われる。)。
しかし、車両の小型化、快適な居住性を確保するための車室スペースの拡張、および車両の高機能化にともなう搭載機器の増加などのために、車両用空調ユニットの小型化が求められた結果、温度チューニングおよび配風チューニングを実現するための、冷気と暖気との混合室のスペースなどに制約が生じた。こうした制約は、温度チューニングをクリティカルにしやすいことを否めない。
そこで、車両用空気調和装置(車両用空調ユニット)において、暖気と冷気とを混合して、上方の吹出口に送るか下方の吹出口に送るかの配風を行うロータリダンパ(配風調整ダンパ)に、暖気を上方の吹出口に向けて流すための案内通路を設けた技術が開発された(特許文献1)。この案内通路は、案内通路がないと下方の吹出口に流れてしまう暖気の一部を上方の吹出口に向けて流すことで、上方吹出空気と下方吹出空気との温度差を少なくすることができ(温度チューニングがクリティカルでなくなり)、当該技術によれば、快適な頭寒足熱が実現されるとされている。
また、暖気と冷気との混合比率を調整する混合フラップの周面の一部に凹部を設けた自動車用の暖房/空調装置(車両用空調ユニット)の技術が開発された(特許文献2)。当該技術によれば、エバポレータからの冷気の一部が混合フラップの凹部を通ってフット吹出口へ行く空調空気(下方吹出空気)の温度を適切に下げることができ(下肢の温まり過ぎを防ぐことができ)、快適な頭寒足熱を実現できるとされている。
また、暖気と冷気とを混合するドラム型の混合ドアの周面の少なくとも1つの領域が、混合ドアの回転軸と同軸(ドラムの周面形状)に配置されるとともに、回転軸に向かって湾曲した(周面形状に対し逆反りした)少なくとも1つの領域を有する自動車用空調装置(車両用空調ユニット)の技術が開発された(特許文献3)。
当該技術によれば、周面形状領域では、その内面(周面と回転軸との間の領域)で暖気が上方に配風され、またその外面で冷気が上方に配風される結果、暖気と冷気とが混合されて上方吹出空気となる。一方、逆反り領域では、上方および下方への冷気の配風が行われ、逆反り領域の外面によって下方に配風された冷気が暖気と混合して下方吹出空気となる。その結果、上方吹出空気と下方吹出空気とを適切に混合することができ、頭寒足熱を実現できるとされている。
国際公開WO2012/077539A1号公報 特許4434395号公報 特許4516569号公報
しかし、特許文献1が開示する技術では、案内通路を持ったロータリダンパの角度調整という、1つの調整項目によって、温度および配風の2項目のチューニングを行わねばならず、上方吹出空気および下方吹出空気の温度差のチューニングがクリティカルとなることが否めない。
また、特許文献2が開示する技術では、エバポレータからの冷気を暖気側に混合する一方、ヒータコアからの暖気を冷気側に混合しないため、改善の余地がある。
また、特許文献3が開示する技術では、周面形状領域と逆反り領域とが混合ドアの幅方向(ドアの回転軸の軸方向)で必然的に異なる領域に存在するため、混合ドアの幅方向で、上下方向の配風が異なってしまう。そのため、車幅方向において、上方吹出空気と下方吹出空気との混合度合いが異なって、車幅両側部領域において、適切な頭寒足熱を実現できるとはいえない。たとえば、車幅中央領域で快適な頭寒足熱を実現するように暖気と冷気の配風量を設定した場合、運転席および助手席においては車幅中央領域よりも上方吹出空気、下方吹出空気ともに温度が高くなり、快適な頭寒足熱の実現が困難となる(車幅方向で温度チューニングが変わってしまう。)。
そこで本発明は、温度チューニングおよび配風チューニングを容易にすることができ、上方吹出空気および下方吹出空気の温度差を適切なものとすることで、快適な頭寒足熱を実現し、また車幅方向における上方吹出空気と下方吹出空気との混合度合いを適切なものとすることができ、さらに上方の吹出口と下方の吹出口の両方から吹き出す吹出しモードのときに上方吹出空気を暖めることができる車両用空調ユニットの実現を課題とした。
上記課題を解決するため本発明にかかる車両用空調ユニットは、空気を冷却するための冷却手段を冷気流路に配設することができるとともに、空気を加熱するための加熱手段を暖気流路に配設することができ、冷気流路および暖気流路の下流に配設された混合室に、冷気開口部から冷気を流入させ、また暖気開口部から暖気を流入させ、混合室において冷気と暖気とを混合手段によって混合したうえで、混合室の下流に配設された第1の吹出流路および第2の吹出流路へと供給する。
混合手段は、冷気開口部を可動壁部で遮って冷気の流入量を最小化する冷気最小化位置と、暖気開口部を可動壁部で遮って暖気の流入量を最小化する暖気最小化位置との間を変位することができる。したがって、混合手段を変位させることで、混合室に流入する冷気および暖気の流量を変えて、第1の吹出流路および第2の吹出流路へと供給される空気の温度を調整することができる。
ここで混合手段は、冷気開口部および暖気開口部の開口面積を調整するための可動壁部と、暖気流路から流入した暖気の一部を第1の吹出流路に向けて導くための暖気案内流路と、冷気開口部と暖気開口部との間の通気を維持するために可動壁部に設けられた壁部流路とを有している。
暖気案内流路によって第1の吹出流路へと導かれる暖気は、混合手段の変位による影響を受けにくい。すなわち、混合手段の変位に対する第1の吹出流路に流入する暖気の流量変化が緩和される。第1の吹出流路へ流入しなかった暖気は第2の吹出流路に流入するから、混合手段の変位に対する第2の吹出流路に流入する暖気の流量変化も同様に緩和される。また暖気案内流路は、混合室において第1の吹出流路へと向かう冷気側に暖気を導入するから、該車両用空調ユニットから吹き出される上方吹出空気が暖められる。
したがって、第1の吹出流路に流入する暖気と第2の吹出流路に流入する暖気との流量差が大きくなりすぎること(温度差が大きくなりすぎること)を防いで、快適な頭寒足熱の暖房、およびクリティカルではない温度チューニング(適切な温度チューニング)が可能となり、加えて暖房能力が向上する。
壁部流路は、冷気開口部側から暖気開口部側へと冷気を流入させて、暖気開口部から混合室へと流入する暖気の温度を適切に低下させ、第1の吹出流路に流入する空気と第2の吹出流路に流入する空気との間の温度差が大きくなりすぎることを防ぐことができる(頭寒足熱をさらに快適にし、温度チューニングをさらに容易にする。)。
こうした温度チューニングは、配風チューニングとは別個のものであるから、配風チューニングと干渉しない。すなわち該車両用空調ユニットでは、適切な温度チューニングおよび適切な配風チューニングが実現される。
また暖気案内流路と壁部流路とは混合ドアの幅方向(ドアの回転軸の軸方向)で、必ずしも異なる領域に存在するものではないので、車幅方向における上方吹出空気と下方吹出空気との混合度合を適切に設定することができる。
このように該車両用空調ユニットは、適切な温度チューニングおよび配風チューニングを実現するとともに、第1の吹出流路が吹出す空気(上方吹出空気)と第2の吹出流路が吹出す空気(下方吹出空気)との間の温度差を適切な温度差として快適な頭寒足熱を実現することができ、上方吹出空気を暖めることができ、車幅方向における上方吹出空気と下方吹出空気との混合度合を適切に設定することができる(請求項1)。
混合室に配設された混合手段は回転軸部を有しており、混合手段の可動壁部は回転軸部を中心として回転し、回転軸部は可動壁部よりも下流に配設される(請求項2)。可動壁部は、冷気開口部側と暖気開口部側との間の通気のための壁部流路に加えて、冷気開口部側と暖気開口部側との間の通気を阻止するための通気阻止部を有している(請求項3)。
すなわち混合手段の可動壁部は、冷気開口部および暖気開口部の下流に配設された回転軸部を中心として回転することで、冷気開口部および暖気開口部の開口面積を調整するとともに、冷気開口部側と暖気開口部側との間の通気を、壁部流路によって確保して、冷気開口部側から暖気開口部側へと冷気を通流させることができる。ここで、壁部流路を通流する冷気の流量は、壁部流路の形状などで規定され、また通気阻止部によっても規定される。
通気阻止部が回転軸部を中心とした断面円弧形状の曲面であれば、混合手段の位置が変位(回転)しても、冷気開口部および暖気開口部の間の通気を阻止することができる。また壁部流路が、通気阻止部よりも曲率の小さな曲面、平面、回転軸部に向かって凸な曲面のうちの何れかであれば、混合手段の位置が変位(回転)しても冷気開口部および暖気開口部の間の通気を維持することができる(請求項4)。
暖気案内流路が暖気案内上流端と暖気案内下流端とを有し、暖気案内上流端が可動壁部の暖気開口部側に配設され、暖気案内下流端が可動壁部の冷気開口部側に配設されていれば、暖気案内流路は、暖気開口部から混合室に流入した暖気の一部を冷気開口部から混合室に流入した冷気に混合することができる(請求項5)。
暖気案内流路は、たとえば略U字形状の断面形状を有し、略U字形状の底部は混合手段の可動壁部に配設されるものであり(請求項6)、暖気案内流路は、たとえば通気阻止部よりも回転軸部の側に配設されるものである(請求項7)。
該車両用空調ユニットは、混合室から第1の吹出流路へ流入する空気の量と、第2の吹出流路へ流入する空気の量との配分を調整する配分調整手段を、さらに有するものであってもよい(請求項8)。そうすれば第1の吹出流路へ流入する空気の量と、第2の吹出流路へ流入する空気の量との配分を円滑にすることができる(配風チューニングをより容易なものとすることができる。)。
該車両用空調ユニットは、第1の吹出流路を通流する空気の温度が、第2の吹出流路を通流する空気の温度より低くするものであれば、搭乗者にとって快適な空調(頭寒足熱)を実現することができる(請求項9)。
また、該車両用空調ユニットでは、第1の吹出流路を通流した空気をデフロスト吹出口、センタベント吹出口およびサイドベント吹出口の少なくとも何れか1つの吹出口に供給することで(請求項10)、そして第2の吹出流路を通流した空気をフット吹出口に向けて供給することで(請求項11)、車内を快適に冷暖房することができ、また適切な除湿を実現することができる。
以上説明したように本発明にかかる車両用空調ユニットは、適切な温度チューニングおよび配風チューニングを実現し、また快適な頭寒足熱の暖房を実現するために、上方吹出空気および下方吹出空気の温度差を適切なものとするとともに、車幅方向における上方吹出空気と下方吹出空気との混合度合を適切に設定することができ、さらに上方吹出空気を暖めて適切な暖房を実現することができる。
本発明にかかる車両用空調ユニットの一実施例における断面概略構造を示す図である。 図1に示す車両用空調ユニットが備えるミックスドア(混合手段)の斜視概略構造を示す図である。 図2に示すミックスドアの側面概略構造(図3(a))および底面概略構造(図3(b))を示す図である。 図2に示すミックスドアが備える暖気案内流路32を説明するために、ミックスドアの正面概略構造(図4(a))および背面概略構造(図4(b))を示す図である。 図1に示す車両用空調ユニットが備えるミックスドアなどによる冷気と暖気との混合を説明するための混合室近傍の断面概略構造を示す図である。 図1に示す車両用空調ユニットが備えるミックスドアなどによる冷気と暖気との混合を説明するために冷気流および暖気流を示す図である。 図1に示す車両用空調ユニットが備えるミックスドアの変形例におけるミックスドアの側面概略構造(図7(a))および底面概略構造(図7(b))を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明にかかる車両用空調ユニットについて説明する。
<車両用空調ユニット>
図1に示すように車両用空調ユニット10は、送風器Bから供給された空気が通流する冷気流路11、冷気流路11に接続された暖気流路12、混合室13、冷気流路11と混合室13との間に介在する冷気開口部111、暖気流路12と混合室13との間に介在する暖気開口部121、混合室13に配設されたミックスドア(混合手段)30、混合室13の下流でかつ冷気開口部111側に配設された上部吹出流路(第1の吹出流路)14、同じく混合室13の下流でかつ暖気開口部121側に配設された下部吹出流路(第2の吹出流路)15、ミックスドア30の下流に配設された配風ドア(配分調整手段)40、および上部吹出流路14の下流に配設されたデフベントドア50を有している。そして、冷気流路11にはエバポレータN1が配設されており、暖気流路12にはヒータコアN2が配設されている。
上部吹出流路14は、冷気開口部111の上方に配設されて、暖気開口部121からの暖気よりも冷気開口部111からの冷気(冷気開口部111から上方に向けて吹出す冷気)が通流しやすくなっている。一方、下部吹出流路15は、冷気開口部111よりも暖気開口部121に近いところに配設されて、冷気開口部111からの冷気よりも暖気開口部121からの暖気が通流しやすくなっている。
ここでミックスドア30は、暖気と冷気との混合比率を調整するため(温度チューニングをするため)のものである。また配風ドア40は、混合室13で混合された空調用空気を、上部吹出流路14と下部吹出流路15とに分配するためのものである(混合室13から吹出される空調用空気を整流して、上方吹出空気および下方吹出空気の吹出風量の配風チューニングをするためのものである。)。またデフベントドア50は、上部吹出流路14の通気を整流して、上部吹出流路14の下流に配設されたベントダクト21およびデフロストダクト22からの、それぞれの吹出風量の比率を調整するものである。ミックスドア30、配風ドア40およびデフベントドア50は何れも空気流を整流するために、回転可能になっている。
以上の構成を有する車両用空調ユニット10では、送風機Bから冷気流路11に供給された空気は、エバポレータN1によって冷却されて冷気となり、この冷気の一部が暖気流路12に導入され、ヒータコアN2によって加熱されて暖気となる(図1に示すように、暖気流路12の上流端は、エバポレータN1の下流と冷気開口部111との間において、冷気流路11に接続されている。)。暖気流路12を通流した空気は、温度が上昇して乾燥する。
冷気開口部111を経て混合室13に流入した冷気と、暖気開口部121を経て混合室13に流入した暖気は、混合室13で所定の比率で混合されて空調用空気となって、配風ドア40で整流されて、上部吹出流路14、または下部吹出流路15へと流入し、上部吹出流路14から吹出され、あるいは下部吹出流路15から吹出される。ここで、上部吹出流路14から吹出される上方吹出空気は、冷暖房のため上部ダクト21を経て、たとえばセンタベントおよびサイドベントから吹出され、あるいは車窓の曇り止めのためデフロストダクト22を経て吹出される。一方、下部吹出流路15から車室に吹出される下方吹出空気は、たとえばフット側ダクトから吹出されて、搭乗者の主に下肢の暖房に供される。
なおエバポレータN1は、空気を冷却する目的を有するものであり、エバポレータに替えて、たとえば冷水などを通流させる冷却装置であってもよい。またヒータコアN2は、空気を加熱できる機能を有するものであればよく、たとえば温水によるヒータ、またはジュール熱を利用するヒータなどを用いることができる。
<ミックスドア(混合手段)>
図2、図3(a)および図3(b)に示すようにミックスドア30は、回転軸部35a、35bと、これら回転軸部35a、35bを中心として回転する可動壁部31と、可動壁部31よりも回転軸部35a、35b側に配設された暖気案内流路32と、回転軸部35a、35bと交わるように配設されて側面視形状が略扇形状をなす2つの側壁部33とを有している。
ミックスドア30の回転軸部35a、35bは、図示しない回転軸受部に支持されて可動壁部31よりも下流に配設されており、可動壁部31は、冷気開口部111と暖気開口部121との間で回転可能となっている(図1)。
可動壁部31で冷気開口部111を略塞ぐようにミックスドア30を変位させると、ミックスドア30は、冷気開口部111の開口面積を最小化する冷気最小化位置に位置づけられる。ここで冷気開口部111の開口面積とは冷気流路11と混合室13とを連通する面積である。可動壁部31が冷気最小化位置にあるときには、暖気開口部121の開口面積が最も広くなる。
同様に、可動壁部31で暖気開口部121を略塞ぐようにミックスドア30を変位させると、ミックスドア30は、暖気開口部121の開口面積を最小化する暖気最小化位置に位置づけられる。このときには、冷気開口部111の開口面積が最も広くなる。
したがって、ミックスドア30を冷気最小化位置に変位させることで、混合室13で混合されて流下する空調用空気の温度を最も高くすることができ、またミックスドア30を暖気最小化位置に変位させることで、混合室13から流下する空調用空気の温度を最も低くすることができる。
<可動壁部>
可動壁部31は、その上流側壁面311に壁部流路311aおよび通気阻止部311bを有している(図3(b))。壁部流路311aは、上流側壁面311の幅方向の中央部に形成されており、また通気阻止部311bは、上流側壁面311の幅方向の両側部側にそれぞれ形成されている。壁部流路311aの幅は、たとえば1つの通気阻止部311bの幅に略等しく、したがって可動壁部31の幅の略三分の一となっている。
通気阻止部311bは、回転軸部35a、35bを中心とする断面円弧形状の曲面(凸面)であって、たとえば冷気開口部111と暖気開口部121との間の縁部領域に接して、ミックスドア30の変位位置にかかわらず、冷気開口部111と暖気開口部121との間の通気を阻止する。
一方、壁部流路311aは、ミックスドア30の変位位置にかかわらず、冷気開口部111と暖気開口部121との間の通気を維持するためのものである。壁部流路311aは、たとえば回転軸部35a、35bを中心とする断面形状が、通気阻止部311bと同様の凸面で通気阻止部311bよりも曲率が小さい円弧形状(凸の曲面)、直線をなす面(平面)、または通気阻止部311bと逆の曲率を有する面(凹の曲面)、あるいはこれらを組み合わせた形状で構成される。
したがって壁部流路311aと通気阻止部311bとの間には段差が生じる。もちろん壁部流路311aの形状は、冷気開口部111と暖気開口部121との間の通気を維持するものであれば上記の形状に限定されない。
一方、可動壁部31の下流側壁面312は、両側壁部33の間において、段差の少ない曲面または平面をなしている。
ミックスドア30は、図3(a)および図3(b)に示すように、可動壁部31の冷気開口部111側端部に冷気側ドア端部31aを、可動壁部31の暖気開口部121側端部に暖気側ドア端部31bを有していてもよい(これら冷気側ドア端部31aおよび暖気側ドア端部31bは、さらに側壁部33に連続して形成されていてもよい。)。
これら冷気側ドア端部31aおよび暖気側ドア端部31bによって、ミックスドア30は、冷気最小化位置において冷気開口部111をより確実に閉塞することができ、また暖気最小化位置において暖気開口部121をより確実に閉塞することができる。
<暖気案内流路>
暖気案内流路32は、図2および図4(b)に示すように略U字形状の断面形状を有し、可動壁部31の下流側壁面312側に配設されている。暖気案内流路32は、略U字形状の底部32cが可動壁部31側に配設され、下流側が開口している。
暖気案内流路32の暖気案内上流端32aは可動壁部31の暖気開口部121側に配設され、暖気案内下流端32bは可動壁部31の冷気開口部111側に配設され、暖気案内下流端32bは、暖気案内上流端32aよりも可動壁部31から離間している(暖気案内下流端32bは暖気案内上流端32aよりも下流に配設されている。)。
したがって、暖気案内流路32は、暖気流路12から混合室13へと流入し暖気案内上流端32aへと到達した暖気を、暖気案内下流端32bへと導いて、冷気流路11から混合室13へと流入した冷気に混合することができる。暖気案内流路32の形状等は、暖気案内上流端32aに到達した暖気を混合室13へと流入した冷気に混合するものであれば上記の形状等に限定されない。
<混合室における冷気と暖気との混合>
次に、混合室13における冷気と暖気との混合などについて説明する。先ず、ミックスドア30が冷気最小化位置と暖気最小化位置との間にある場合における冷気と暖気との混合などについて説明する。
図5では、ミックスドア30は、冷気開口部111の開口率(冷気開口部111の最大開口面積に対する冷気開口部111の開口面積の比率)が50パーセント以下である一方、暖気開口部121の開口率が概ね50パーセント若しくはそれ以上となっている(暖気が冷気よりも多く混合室13に流入する。)。
このとき、冷気流路11を通流する冷気流112(図6の実線矢印)は、図6に示すように、冷気開口部111を通過して混合室13へと流入する主冷気流112aと、可動壁部31の壁部流路311aを通過して暖気開口部121側へと通流するバイパス冷気流112bとに分流される。
主冷気流112aは、冷気開口部111を通過直後、ミックスドア30の近傍において流路が拡がるために、ミックスドア30の近傍を上部吹出流路14の方向に向け通流する主混合冷気流112cと、可動壁部31の下流側壁面312(図2および図4(a)参照)に沿うようにして通流する副混合冷気流112dとに分流される。
一方、暖気流路12を通流する暖気流113(図6の破線矢印)は、暖気開口部121を通過直後、ミックスドア30の近傍において流路が拡がるため、ミックスドア30の近傍を下部吹出流路15に向け通流する主混合暖気流113aと、暖気案内流路32に導かれて主混合冷気流112cに向け通流する副混合暖気流113bとに分流される。
主混合冷気流112cと主混合暖気流113aとは、ミックスドア30の下流で混合することができる。また副混合冷気流112dは、可動壁部31の下流側壁面312に沿うようにして通流したのち主混合暖気流113aと混合することで、主混合暖気流113aを冷やすことができる。
さて、ミックスドア30の可動壁部31の下流側において、副混合冷気流112dおよび副混合暖気流113bは、交差・衝突する方向に通流する。しかし、副混合暖気流113bは、暖気案内流路32に導かれて通流するため、副混合冷気流112dとの衝突が略回避される(副混合冷気流112dおよび副混合暖気流113bは、互いに衝突せず交差することができる。)。こうして、上部吹出流路14に向け通流する主混合冷気流112cに副混合暖気流113bを混合することができ、また下部吹出流路15に向け通流する主混合暖気流113aに副混合冷気流112dを混合することができる。
したがって、上部吹出流路14および下部吹出流路15から吹出される空調用空気の温度差が大きくなることを防ぐことができる(適切な温度差とすることができる。)。また暖気開口部121近傍において、バイパス冷気流112bが暖気流113と混合して、冷気流112と暖気流113との間の温度差が緩和されるから、上部吹出流路14および下部吹出流路15から吹出される空調用空気の温度差を、より適切な温度差とすることができる。
このように、混合室13およびその近傍における冷気と暖気との混合は、ロータリー式ミックスドアで一般的に行われている主混合冷気流112cと主混合暖気流113aとの混合(混合1)と、主混合暖気流113aへの副混合冷気流112dの混合(混合2)の他に、壁部流路311aによってバイパス冷気流112bを暖気流113へ導く混合(混合3)と、暖気案内流路32によって副混合暖気流113bを主混合冷気流112cへ導く混合(混合4)とがある。そして、混合3と混合4とは双方向性のものだから、冷気を暖気側に混合するといった一方向性の混合とくらべ、上方吹出空気と下方吹出空気の温度差を合理的に調整することができる。
ここで、冷気開口部111の開口率を大きくすれば(暖気開口部121の開口率を小さくすれば)、上部吹出流路14および下部吹出流路15へ向けて通流する空調用空気の温度が低下する。一方、冷気開口部111の開口率を小さくすれば(暖気開口部121の開口率を大きくすれば)、上部吹出流路14および下部吹出流路15へ向けて通流する空調用空気の温度が上昇する。
このように、ミックスドア30を変位させることで、温度チューニングを行うことができ、両吹出流路から吹出される空調用空気の温度差を適切な温度差とすることができるため、冷気開口部111の開口率の変化(暖気開口部121の開口率の変化)に対する空調用空気の温度変化はクリティカルではない。すなわち適切な温度チューニングを容易に行うことができる。
ミックスドア30の下流に配設された配風ドア40は、混合室13で混合された空調用空気を整流することで、上部吹出流路14へと向かう空調用空気の流量を増加あるいは減少させるとともに、下部吹出流路15へと向かう空調用空気の流量を減少あるいは増加させることができる(配風ドア40によって、配風チューニングを行うことができる。)。
ここで、上部吹出流路14は、冷気開口部111の上方に配設されて、暖気開口部121からの暖気よりも冷気開口部111からの冷気が通流しやすくなっている。また、下部吹出流路15は、冷気開口部111よりも暖気開口部121に近いところに配設されて、冷気開口部111からの冷気よりも暖気開口部121からの暖気が通流しやすくなっている。
上部吹出流路14への空調用空気の流量を増加させるときには(下部吹出流路15への空調用空気の流量を減少させるときには)、混合室13と上部吹出流路14との間の流路が拡大するように配風ドア40の位置を変位させる。一方、下部吹出流路15への空調用空気の流量を増加させるときには、混合室13と上部吹出流路14との間の流路を狭めるように配風ドア40の位置を変位させる。
このように、温度チューニングはミックスドア30の変位によって行われ、そして配風チューニングは配風ドア40によって行われるから、温度チューニングと配風チューニングとの相互干渉を防ぐことができ(温度チューニングおよび配風チューニングが双方とも容易となる)、しかも快適な頭寒足熱を実現することができる。
なお、バイパス冷気流112bは、可動壁部31の通気阻止部311bを通流できないから、バイパス冷気流112bの流路幅は、壁部流路311aの幅によって規定される。壁部流路311aに沿って暖気開口部121側へと通流するバイパス冷気流112bに対する通気抵抗は、壁部流路311aの幅、曲面の形状等に依存するから、壁部流路311aの形状を適宜設定することで通気抵抗を定めることができる。
次に、ミックスドア30が冷気最小化位置にある場合における冷気と暖気との混合などについて説明する。この場合には、冷気流路11を流れる冷気流112は可動壁部31で阻止され、バイパス冷気流112bは暖気側ドア端部31bにより阻止されるので、混合室13に流入するのは、暖気流113のみとなる(空調用空気の温度は最も高くなる。)。
空調用空気は、配風ドア40で整流されて、上部吹出流路14および下部吹出流路15へと流入する。センタベントおよびサイドベントから吹出され、あるいは車窓の曇り止めのためデフロストから吹出される上方吹出空気と、フット側ダクトから吹出される下方吹出空気との温度差は、この場合には最小または略ゼロとなる。
すなわち、上方吹出空気および下方吹出空気の温度が何れも最も高くなり、上方吹出空気と下方吹出空気との配風チューニングのみを行うこととなる。
さらに、ミックスドア30が暖気最小化位置にある場合における冷気と暖気との混合などについて説明する。この場合には、暖気流路12を流れる暖気流113は可動壁部31で阻止され、混合室13に流入するのは、冷気流112のみとなる(空調用空気の温度は最も低くなる。)。
空調用空気は、配風ドア40で整流されて、上部吹出流路14および下部吹出流路15へと流入する。センタベントおよびサイドベントから吹出され、あるいは車窓の曇り止めのためデフロストから吹出される上方吹出空気と、フット側ダクトから吹出される下方吹出空気との温度差は、この場合にも最小または略ゼロとなる。
すなわち、上方吹出空気および下方吹出空気の温度が何れも最も低くなり、略上方吹出空気と下方吹出空気との配風チューニングのみを行うこととなる。
ミックスドア30の構成は上述したものに限定されない。例えば、側壁部33は、その外側壁面331に壁部流路331aを有しており、壁部流路331aは、外側壁面331自体が回転軸35a、35bの軸線に対して傾斜しており、冷気用ドア端部31aと暖気用ドア端部31bとの間が窪んでいる(図7(a)、図7(b))。このような形状としたので、ミックスドア30が冷気最小化位置と暖気最小化位置との間にある場合には、冷気流路11を通流して混合室13へと流入する主冷気流112aと、側壁部33の壁部流路331aを通過して暖気開口部121側へと通流するバイパス冷気流112eとに分流される。そして、暖気流113へ導かれ、下方吹出空気を冷やすことができる。一般に、車両用空調ユニットのフット吹出口は、ユニットの左右端部に備えられることが多く、ミックスドア30の左右の側壁部33、33に壁部流路331a、331aを設けて暖気流113を冷やす機能を付加することは、下方吹出空気を冷やすうえで合理的である。
また、暖気案内通路32は、通気阻止部311bと回転軸35a、35bとの間に配置されていることが望ましい。前記したように、暖気案内通路32は暖気流路12から混合室13へと流入し暖気案内上流端32aへ到達した暖気を、暖気案内下流端32bへと導くものである。ここで、暖気案内上流端32aは通気阻止部311bの回転軸35a、35b側に位置するので、暖気案内上流端32aに到達する暖気流は、ミックスドア30の位置が変位しても壁部流路311aを通過するバイパス冷気流112bの影響を受けにくく、従って暖気案内通路32に温度の高い空気を安定的に導くことができる。
以上説明したとおり、車両用空調ユニット10は、適切な温度チューニングおよび配風チューニングを実現し、また快適な頭寒足熱の暖房を実現するために、上方吹出空気および下方吹出空気の温度差を適切なものとするとともに、車幅方向における上方吹出空気と下方吹出空気との混合度合を適切に設定することができ、さらに上方吹出空気を暖めて適切な暖房を実現することができる。
なお本発明にかかる車両用空調ユニットは、実施例に記載されたものに限定されるものではなく、それらの趣旨を変更することなく、適宜変形して実施することができる。
本発明にかかる車両用空調ユニットは、工業的に製造および使用などすることができるから、また商業的に販売などすることができるから、本発明は経済的価値を有して産業上利用することができる発明である。
10 車両用空調ユニット
11 冷気流路
111 冷気開口部
12 暖気流路
121 暖気開口部
13 混合室
14 第1の吹出流路(上部吹出流路)
15 第2の吹出流路(下部吹出流路)
30 混合手段(ミックスドア)
31 可動壁部
311 可動壁部の上流側面
311a 可動壁部の壁部流路
311b 可動壁部の通気阻止部
312 可動壁部の下流側面
32 暖気案内流路
32a 暖気案内上流端
32b 暖気案内下流端
32c 暖気案内流路の底部
33 側壁部
331 側壁部の外側壁面
331a 側壁部の壁部流路
35a、35b 回転軸部
40 配分調整手段(配風ドア)
B 送風機
N1 冷却手段(エバポレータ)
N2 加熱手段(ヒータコア)

Claims (11)

  1. 冷気流路と、暖気流路と、前記冷気流路および前記暖気流路の下流に配設されて冷気と暖気とを混合する混合室と、前記混合室の下流に配設された第1の吹出流路と、第2の吹出流路と、前記混合室に配設された混合手段とを備え、
    前記冷気流路と前記混合室とは冷気開口部で連通し、前記暖気流路と前記混合室とは暖気開口部で連通し、
    前記混合手段は、
    前記冷気開口部と前記暖気開口部の開口面積を調整する可動壁部と、
    前記暖気流路からの暖気の一部を前記第1の吹出流路へと導くための暖気案内流路と、
    前記可動壁部に設けられ、前記冷気開口部と前記暖気開口部との間の通気を維持するための壁部流路とを有し、
    前記冷気開口部を前記可動壁部で遮って冷気流入を最小化する冷気最小化位置と、前記暖気開口部を前記可動壁部で遮って暖気流入を最小化する暖気最小化位置との間を変位することができ、
    前記混合手段を変位させることで、前記第1の吹出流路を通流する空気と前記第2の吹出流路を通流する空気との温度差を調整すること
    を特徴とする車両用空調ユニット。
  2. 前記混合手段は、回転軸部を有し、
    前記可動壁部は、回転軸部を中心として回転し、
    前記回転軸部が前記可動壁部よりも下流に配設されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の車両用空調ユニットにおいて、
    前記可動壁部は、その上流側面に、前記冷気開口部側と前記暖気開口部側との間の通気を阻止するための通気阻止部を、さらに有すること
    を特徴とする車両用空調ユニット。
  4. 前記通気阻止部は、前記回転軸部を中心とした断面円弧形状の曲面であり、
    前記壁部流路は、前記通気阻止部よりも曲率の小さな曲面、平面、前記回転軸部に向かって凸な曲面のうち、いずれかであることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記暖気案内流路は、暖気案内上流端と暖気案内下流端とを有し、
    前記暖気案内上流端は、前記可動壁部の前記暖気開口部側に配設され、
    前記暖気案内下流端は、前記可動壁部の前記冷気開口部側に配設されたこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用空調ユニット。
  6. 前記暖気案内流路は、略U字形状の断面形状を有し、前記暖気案内流路の底部は前記混合手段の前記可動壁部に配設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車両用空調ユニット。
  7. 前記暖気案内流路は、前記通気阻止部の前記回転軸部の側に配設されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車両用空調ユニット。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の車両用空調ユニットにおいて、
    前記混合室から前記第1の吹出流路へ流入する空気の量と、前記第2の吹出流路へ流入する空気の量との配分を調整する配分調整手段を、さらに有することを特徴とする車両用空調ユニット。
  9. 前記第1の吹出流路を通流する空気の温度が、前記第2の吹出流路を通流する空気の温度より低いことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の車両用空調ユニット。
  10. 前記第1の吹出流路を通流した空気は、デフロスト吹出口、センタベント吹出口およびサイドベント吹出口の少なくとも何れか1つの吹出口に向け流れることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の車両用空調ユニット。
  11. 前記第2の吹出流路を通流した空気は、前記フット吹出口に向けて流れることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の車両用空調ユニット。
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