JP2016182725A - 印刷装置および印刷装置におけるインク加熱方法 - Google Patents

印刷装置および印刷装置におけるインク加熱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクを所定の温度に短時間で加熱することができる印刷装置を提供する。【解決手段】UVインクを吐出するインク吐出ヘッド12と、UVインクを貯留するサブタンク25と、サブタンク25からインク吐出ヘッド12へ供給されるUVインクが流れる循環往路36、およびインク吐出ヘッド12からサブタンク25へ戻るUVインクが流れる循環復路37、を有する第1循環流路28と、循環往路36に設けられ、循環往路36を流れるUVインクを加熱する加熱部31と、加熱部31とインク吐出ヘッド12との間において循環往路36を分岐させるフィルターハウジング59と、フィルターハウジング59からサブタンク25へ戻るUVインクが流れる往路側第2枝路54とを備え、加熱部31で加熱されたインクを第1循環流路28を通してサブタンク25へ戻すよりも、往路側第2枝路54を通してサブタンク25へ戻す方がインクの加熱効率が高い。【選択図】図2

Description

本発明は、インクを加熱する加熱部を備えた印刷装置および印刷装置におけるインク加熱方法に関するものである。
従来、UVインクを吐出するヘッドと、UVインクを貯留するサブタンクと、サブタンクからヘッドへ供給されるUVインクが流れる循環往路、およびヘッドからサブタンクに戻るインクが流れる循環復路、を有するインク循環流路と、循環往路に設けられ、循環往路を流れるUVインクを加熱する加熱機構と、循環往路においてサブタンクと加熱機構との間に設けられ、循環往路を流れるUVインクをろ過するフィルターと、を備えたインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置では、UVインクをインク循環路内で循環させながら、加熱機構によりUVインクを所定の温度に加熱することで、UVインクをヘッドからの吐出に適した粘度にしている(特許文献1参照)。
特開2013−240980号公報
本発明者は、以下の課題を見出した。
従来のインクジェット記録装置のような印刷装置では、インク循環流路にろ過部が設けられることがあり、この場合、インク循環流路におけるインクの圧力損失が大きいため、その分、インクがインク循環流路内を循環する際の加熱部におけるインクの流量が低下する。その結果、インクの加熱効率が低く、インクを所定の温度に加熱するのに長時間を要する。
また、従来のインクジェット記録装置のような印刷装置では、加熱機構からサブタンクに至るまでの第1循環流路の流路長が比較的長い。このため、加熱機構で加熱されたインクが第1循環流路を循環して再び加熱機構に至るまでにインクから放熱される放熱量が比較的大きくなる。その結果、インクの加熱効率が低く、インクを所定の温度に加熱するのに長時間を要する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、インクを所定の温度に短時間で加熱することができる印刷装置および印刷装置におけるインク加熱方法を提供することを目的としている。
本発明の印刷装置は、インクを吐出するインク吐出ヘッドと、インクを貯留するインク貯留部と、インク貯留部からインク吐出ヘッドへ供給されるインクが流れる循環往路、およびインク吐出ヘッドからインク貯留部へ戻るインクが流れる循環復路、を有する第1循環流路と、循環往路に設けられ、循環往路を流れるインクを加熱する加熱部と、加熱部とインク吐出ヘッドとの間において循環往路を分岐させる分岐部と、分岐部からインク貯留部へ戻るインクが流れる枝路と、を備え、加熱部で加熱されたインクを、第1循環流路を通してインク貯留部へ戻すよりも、枝路を通してインク貯留部へ戻す方がインクの加熱効率が高いことを特徴とする。
この構成によれば、第1循環流路とは別に、加熱したインクをインク貯留部へと戻すことが可能な枝路を有しており、第1循環流路を通すよりも枝路を通してインクをインク貯留部へ戻す方がインクの加熱効率が高い。したがって、印刷装置は、インクを所定の温度に短時間で加熱することができる。
この場合、循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路から枝路へインクが流れることを阻止する第1状態と、上流側往路から枝路へインクが流れることを許容する第2状態と、を取り得るバルブ、をさらに備えたことが好ましい。
また、この場合、分岐部は、循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路から枝路へインクが流れることを阻止する第1状態と、上流側往路から枝路へインクが流れることを許容する第2状態と、を取り得るバルブを有することが好ましい。
この構成によれば、バルブが第1状態になると、インクが第1循環流路内を循環し、インク吐出ヘッドにインクが供給される。これにより、印刷装置は、インク吐出ヘッドからインクを吐出可能な状態となる。また、バルブが第2状態になると、インクが第2循環流路内を循環する。これにより、上述したように、印刷装置は、インクを短時間で加熱可能な状態となる。したがって、本構成によれば、バルブを第1状態と第2状態との間で切り替えることにより、印刷装置を、インク吐出ヘッドからインクを吐出可能な状態と、インクを短時間で加熱可能な状態と、の間で切り替えることができる。
この場合、印刷装置の立上げ時に、バルブを第2状態に切り替える制御部、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、印刷装置の立上げ時に、バルブが第2状態に自動的に切り替わる。このため、本構成によれば、印刷装置の立上げ時に、ユーザーがバルブを第2状態に切り替える操作を行わずとも、インクを第2循環流路内で循環させることができる。
この場合、バルブを第2状態に切り替えるための切替え操作を受け付ける操作部と、操作部が切替え操作を受け付けた場合に、バルブを第2状態に切り替える制御部と、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、操作部が切替え操作を受け付けた場合に、バルブが第2状態に切り替わる。このため、本構成によれば、必要に応じて、インクを第2循環流路内で循環させることができる。
この場合、インク吐出ヘッド、および、循環往路において分岐部とインク吐出ヘッドとの間、の少なくとも一方に設けられ、第1循環流路を流れるインクをろ過するろ過部、をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路と枝路とを有する第2循環流路には、ろ過部が設けられていない。このため、第2循環流路におけるインクの圧力損失は、ろ過部が設けられた第1循環流路におけるインクの圧力損失よりも小さくなる。これにより、インクが第2循環流路内を循環する際の加熱部におけるインクの流量は、インクが第1循環流路内を循環する際の加熱部におけるインクの流量よりも多くなる。このため、インクを第2循環流路内で循環させながら、加熱部によりインクを加熱すると、インクを第1循環流路内で循環させながら、加熱部によりインクを加熱する場合に比べ、インクの加熱効率が向上する。したがって、印刷装置は、インクを所定の温度に短時間で加熱することができる。なお、循環往路において分岐部とインク吐出ヘッドとの間にろ過部を設ける場合には、ろ過部が分岐部の内部に設けられる形態も含む。
この場合、ろ過部として、循環往路において分岐部とインク吐出ヘッドとの間に設けられた第1ろ過部を有するときに、枝路の上流端は、第1ろ過部よりも上方に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1ろ過部に溜まった気泡は、第2循環流路内をインクが循環する際に、気泡自身の浮力により、枝路に入り、インク貯留部へ排出される。このため、インクを第1循環流路内で循環させる前に、インクを第2循環流路内で循環させることにより、第1ろ過部にできるだけ気泡がない状態で、インクを第1循環流路内で循環させることができる。したがって、本構成によれば、気泡がインク吐出ヘッド側に送られることが抑制される。なお、循環往路において分岐部とインク吐出ヘッドとの間に設けられた第1ろ過部を有するには、第1ろ過部が分岐部の内部に設けられる形態も含む。
この場合、循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路の流路長と枝路の流路長とを合計した流路長は、第1循環流路の流路長よりも短いことが好ましい。
この構成によれば、インクが循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路の流路長と枝路の流路長とを含む第2循環流路内を循環する際の放熱量は、インクが第1循環流路内を循環する際の放熱量よりも少なくなる。したがって、本構成によれば、インクの加熱効率が更に向上する。
本発明の印刷装置におけるインク加熱方法は、インクを吐出するインク吐出ヘッドと、インクを貯留するインク貯留部と、インク貯留部からインク吐出ヘッドへ供給されるインクが流れる循環往路、およびインク吐出ヘッドからインク貯留部へ戻るインクが流れる循環復路、を有する第1循環流路と、循環往路に設けられ、循環往路を流れるインクを加熱する加熱部と、加熱部とインク吐出ヘッドとの間において循環往路を分岐させる分岐部と、分岐部からインク貯留部へ戻るインクが流れる枝路と、を備え、前記加熱部で加熱された前記インクを、前記第1循環流路を通して前記インク貯留部へ戻すよりも、前記枝路を通して前記インク貯留部へ戻す方が前記インクの加熱効率が高い印刷装置において、循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路と枝路とを有する第2循環流路内でインクを循環させながら、加熱部によりインクを加熱することを特徴とする。
この構成によれば、第1循環流路とは別に、加熱したインクをインク貯留部へと戻すことが可能な枝路を有しており、第1循環流路を通すよりも枝路を通してインクをインク貯留部へ戻す方がインクの加熱効率が高く、循環往路のうち分岐部よりも上流側の上流側往路と枝路とを有する第2循環流路内でインクを循環させながらインクを加熱する。したがって、印刷装置におけるインク加熱方法は、インクを所定の温度に短時間で加熱することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の概略構成図である。 図1に示した印刷装置が備えるインク供給部を示す配管系統図である。 図2に示したインク供給部において実行されるインク加熱処理を示すフローチャートである。 変形例に係るインク供給部を示す配管系統図である。 他の変形例に係るインク供給部を示す配管系統図である。 他の変形例に係るインク供給部を示す配管系統図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る印刷装置1について説明する。
図1を参照して、印刷装置1の全体構成について説明する。印刷装置1は、セットされた印刷媒体100に対して、紫外線硬化型インク(以下「UVインク」という。)を吐出することにより印刷を行う。印刷媒体100は、帯状の連続紙である。なお、印刷媒体100の材質としては、特に限定されるものではなく、紙系、フィルム系など、種々のものが用いられる。
印刷装置1は、送り部2と、インク吐出部3と、照射部4とを備えている。また、印刷装置1は、図1では図示省略したが、インク吐出部3にUVインクを供給するインク供給部5(図2参照)を備えている。
送り部2は、ロール・ツー・ロール方式で、印刷媒体100を送る。送り部2は、繰出しリール6と、巻取りリール7と、回転ドラム8と、複数のローラー9とを備えている。繰出しリール6から繰り出された印刷媒体100は、回転ドラム8および複数のローラー9を経て、巻取りリール7に巻き取られる。回転ドラム8は、図示しない支持機構により回転可能に支持された円筒形状のドラムである。回転ドラム8は、回転ドラム8の周面に沿って印刷媒体100が送られると、周面と印刷媒体100との間の摩擦力により、従動回転する。回転ドラム8は、インク吐出部3に対するプラテンとして機能する。
インク吐出部3は、複数のヘッドユニット11を備えている。複数のヘッドユニット11は、回転ドラム8の周面に沿って並び設けられている。複数のヘッドユニット11は、複数種類(例えばCMYKの4色)のUVインクと一対一に対応している。各ヘッドユニット11は、インクジェット方式でUVインクを吐出するインク吐出ヘッド12(図2参照)を複数備えている。ヘッドユニット11は、回転ドラム8の周面に支持された印刷媒体100に対して、UVインクを吐出する。これにより、印刷媒体100上にカラー画像が形成される。
照射部4は、複数の仮硬化用照射器13と、本硬化用照射器14とを備えている。複数の仮硬化用照射器13は、回転ドラム8の周面に沿って、複数のヘッドユニット11と1つずつ交互に並ぶようにして設けられている。仮硬化用照射器13は、対応するヘッドユニット11に対して、印刷媒体100の送り経路下流側に設けられている。仮硬化用照射器13は、UVインクが吐出された印刷媒体100に対して、紫外線を照射する。これにより、印刷媒体100に着弾した直後のUVインクが仮硬化し、ドットの拡がりや混色が抑制される。本硬化用照射器14は、送り経路の最下流側に設けられた仮硬化用照射器13よりも、さらに下流側に設けられている。本硬化用照射器14は、UVインクの吐出および仮硬化が行われた印刷媒体100に対し、仮硬化用照射器13よりも大きい積算光量の紫外線を照射する。これにより、印刷媒体100に着弾したUVインクが、完全に硬化し、印刷媒体100に定着する。
なお、仮硬化用照射器13および本硬化用照射器14には、例えば、紫外線を照射するLED(Light Emitting Diode)ランプ、高圧水銀ランプなどを用いることができる。
図2を参照して、インク供給部5について説明する。インク供給部5は、インクカートリッジ21と、供給流路22と、供給開閉弁23と、供給ポンプ24と、サブタンク25と、液位センサー26と、加減圧部27と、第1循環流路28と、加熱部31と、脱気部32と、往路フィルター30と、逆止弁33と、第2循環流路51と、第2循環流路開閉弁52と、制御部53とを備えている。
インクカートリッジ21には、UVインクが収容されている。インクカートリッジ21は、ホルダー34に装着される。供給流路22の上流端は、ホルダー34に装着されたインクカートリッジ21に差し込まれ、供給流路22の下流端は、サブタンク25に差し込まれている。供給流路22には、上流側から順に、供給開閉弁23および供給ポンプ24が設けられている。供給開閉弁23は、供給流路22を開閉する。供給開閉弁23としては、例えば、電磁操作弁を用いることができる。供給ポンプ24は、インクカートリッジ21に収容されたUVインクを、供給流路22を介してサブタンク25へ送液する。
サブタンク25は、インクカートリッジ21から送液されたUVインクを、一時的に貯留する。サブタンク25は、開放式のものである。液位センサー26は、サブタンク25内のUVインクの液位が、第1液位L1以上であるか否かを検出すると共に、第1液位L1より高い第2液位L2以上であるか否かを検出する。液位センサー26により、サブタンク25内のUVインクの液位が、第1液位L1未満であることが検出されると、インクカートリッジ21からサブタンク25にUVインクが供給される。液位センサー26により、サブタンク25内のUVインクの液位が、第2液位L2以上であることが検出されると、インクカートリッジ21からサブタンク25へのUVインクの供給が停止する。これにより、サブタンク25の液位が、第1液位L1と第2液位L2との間に維持される。したがって、インク吐出ヘッド12のノズル面と、サブタンク25の液面との水頭差ΔHは、所定の範囲内に維持される。これにより、インク吐出ヘッド12の内部のUVインクの背圧が所定の範囲内(例えば、−400Pa以上3000Pa以下)に維持され、インク吐出ヘッド12のノズルにおいて良好なメニスカスが形成される。
加減圧部27は、エアー流路35を介して、サブタンク25内に空気を供給またはサブタンク25内の空気を排出することにより、サブタンク25内を加圧または減圧する。加減圧部27は、例えば、UVインクの第1循環流路28への初期充填時や、インク吐出ヘッド12のクリーニング時などに、サブタンク25を加圧する。
第1循環流路28は、サブタンク25からインク吐出ヘッド12を経てサブタンク25に戻るUVインクの流路である。第1循環流路28は、循環往路36と、循環復路37とを備えている。
循環往路36には、サブタンク25からインク吐出ヘッド12へ供給されるUVインクが流れる。循環往路36は、往路側幹路36aと、往路側幹路36aから分岐した複数の往路側第1枝路36bとを備えている。往路側幹路36aの上流端は、サブタンク25に差し込まれている。往路側幹路36aには、上流側から順に、循環ポンプ29と、加熱部31と、脱気部32と、往路フィルター30とが設けられている。なお、往路フィルター30よりも上流側の往路側幹路36aを、上流側幹路36cといい、往路フィルター30よりも下流側の往路側幹路36aを、下流側幹路36dという。往路側第1枝路36bは、1つのインク吐出ヘッド12に対して1つ設けられている。往路側第1枝路36bの下流端は、インク吐出ヘッド12に接続されている。
循環復路37には、インク吐出ヘッド12からサブタンク25に戻るUVインクが流れる。つまり、サブタンク25から循環往路36を介してインク吐出ヘッド12に供給されたUVインクのうち、インク吐出ヘッド12から吐出されなかったUVインクが、循環復路37を介してサブタンク25に戻る。循環復路37は、複数の復路側枝路37bと、複数の復路側枝路37bがその下流側で合流した復路側幹路37aとを備えている。復路側枝路37bは、1つのインク吐出ヘッド12に対して1つ設けられている。復路側枝路37bの上流端は、インク吐出ヘッド12に接続されている。復路側幹路37aの下流端は、サブタンク25に差し込まれている。復路側幹路37aには、逆止弁33が設けられている。
循環ポンプ29は、サブタンク25に貯留されたUVインクを、インク吐出ヘッド12側に向けて送る。なお、循環ポンプ29としては、脈動を抑制でき、経時的な流量変動が少ないことから、ギアポンプを好適に用いることができる。
加熱部31は、第1循環流路28を流れるUVインクを、所定の温度(例えば35〜40℃)に加熱する。この所定の温度とは、インク吐出ヘッド12に供給されるUVインクが、インク吐出ヘッド12からの吐出に適した粘度となる温度である。印刷装置1は、印刷装置1の立上げ時には、所定の温度よりも低温のUVインクを、加熱部31により所定の温度に加熱してから、印刷動作を開始する。
加熱部31は、ヒーターおよび温度計を有する温水タンク41と、温水循環流路42と、温水ポンプ43と、熱交換器44とを備えている。温水タンク41は、所定の温度範囲に調整された温水を貯留する。温水循環流路42は、温水タンク41から熱交換器44を経て温水タンク41に戻る流路である。温水ポンプ43は、温水を温水循環流路42内で循環させる。熱交換器44は、温水循環流路42を流れる温水と、第1循環流路28を流れるUVインクとの間で、熱交換を行う。
脱気部32は、第1循環流路28を流れるUVインクを脱気する。これにより、気泡を含んだUVインクがインク吐出ヘッド12に供給されることが防止される。脱気部32は、脱気モジュール45と、負圧ポンプ46とを備えている。脱気モジュール45は、例えば複数本の中空糸膜を備えたものである。負圧ポンプ46は、中空糸膜の外側を減圧する。これにより、中空糸膜内を流れるUVインクが脱気される。
往路フィルター30は、循環往路36を流れるUVインクをろ過することにより、UVインク中の異物を取り除く。この異物は、例えば、供給流路22の上流端がインクカートリッジ21に差し込まれる際に混入した塵埃、気泡、ギアポンプである循環ポンプ29で発生した摩擦熱によるUVインクの重合物、熱交換器44において温水と反応したUVインクの重合物、脱気モジュール45の中空糸膜から生じた繊維等である。なお、インク吐出ヘッド12の流入側にも、UVインクをろ過するヘッドフィルター38が設けられているが、循環往路36に往路フィルター30を設けることで、交換困難なヘッドフィルター38を長持ちさせることができる。
往路フィルター30は、フィルターエレメント58と、フィルターハウジング59とを備えている。フィルターエレメント58は、UVインクをろ過する。フィルターエレメント58は、フィルターハウジング59に収容されている。フィルターハウジング59は、フィルターエレメント58よりも上流側に設けられた第1継手部61および第2継手部62と、フィルターエレメント58よりも下流側に設けられた第3継手部63とを備えている。第1継手部61には、上流側幹路36cの下流端が接続されている。第2継手部62には、往路側第2枝路54の上流端が接続されている。第3継手部63には、下流側幹路36dの上流端が接続されている。第1継手部61および第2継手部62は、フィルターエレメント58よりも上方に設けられ、第3継手部63は、フィルターエレメント58よりも下方に設けられている。フィルターハウジング59は、加熱部31とフィルターエレメント58との間において、循環往路36を、第2継手部62に接続された往路側第2枝路54と、第3継手部63に接続された下流側幹路36dとに分岐させる。
逆止弁33は、循環復路37においてインク吐出ヘッド12側からサブタンク25側にUVインクが流れることを許容し、サブタンク25側からインク吐出ヘッド12側にUVインクが逆流することを阻止する。この逆止弁33により、循環復路37を逆流するUVインクに含まれる異物が、インク吐出ヘッド12に流入することが抑制される。なお、一部のインク吐出ヘッド12を交換するために、循環復路37をサブタンク25から取り外す場合などに、循環復路37においてインク吐出ヘッド12側にUVインクが逆流する。
第2循環流路51は、サブタンク25から循環ポンプ29、加熱部31および脱気部32を通過したUVインクが、フィルターエレメント58およびインク吐出ヘッド12を通過せずに、サブタンク25に戻る流路である。第2循環流路51は、往路側第2枝路54と、上記の上流側幹路36cとを備えている。
往路側第2枝路54は、フィルターハウジング59において、つまり、加熱部31とフィルターエレメント58との間において、循環往路36から分岐している。往路側第2枝路54の上流端は、上述したように、往路フィルター30の第2継手部62に接続され、往路側第2枝路54の下流端は、サブタンク25に差し込まれている。往路側第2枝路54には、第2循環流路開閉弁52が設けられている。
第2循環流路開閉弁52は、往路側第2枝路54を開閉する。すなわち、第2循環流路開閉弁52は、往路側第2枝路54を閉塞し、上流側幹路36cから往路側第2枝路54へUVインクが流れることを阻止する第1状態と、往路側第2枝路54を開放し、上流側幹路36cから往路側第2枝路54へUVインクが流れることを許容する第2状態とを取り得る。第2循環流路開閉弁52が第1状態となった状態で、循環ポンプ29が稼動すると、UVインクが第1循環流路28内を循環する。一方、第2循環流路開閉弁52が第2状態となった状態で、循環ポンプ29が稼動すると、サブタンク25から往路フィルター30に送られてきたUVインクのうち、一部はフィルターエレメント58を通過して下流側幹路36dへ流れるが、大部分は往路側第2枝路54へ流れるため、UVインクが第2循環流路51内を主に循環する。第2循環流路開閉弁52は、後述するインク加熱処理時には、第2状態となり、それ以外の場合には、第1状態となるように制御される。第2循環流路開閉弁52としては、例えば、電磁操作弁を用いることができる。
第2循環流路51の流路長、すなわち、上流側幹路36cの流路長と往路側第2枝路54の流路長とを合計した流路長は、第1循環流路28の流路長よりも短い。このため、UVインクが第2循環流路51内を循環する際の放熱量は、UVインクが第1循環流路28内を循環する際の放熱量よりも少なくなる。また、第2循環流路51内には、フィルターエレメント58およびヘッドフィルター38が設けられていない。このため、往路側第2枝路54におけるUVインクの圧力損失は、フィルターエレメント58およびヘッドフィルター38が設けられた第1循環流路28におけるUVインクの圧力損失よりも小さくなる。これにより、UVインクが第2循環流路51内を主に循環する際(第2循環流路開閉弁52が第2状態の際)の加熱部31におけるUVインクの流量は、UVインクが第1循環流路28内を循環する際(第2循環流路開閉弁52が第1状態の際)の加熱部31におけるUVインクの流量よりも多くなる。このため、UVインクを第2循環流路51内で主に循環させながら、加熱部31によりUVインクを加熱すると、UVインクを第1循環流路28内で循環させながら、加熱部31によりUVインクを加熱する場合に比べ、UVインクの加熱効率が向上する。
また、上述したように、往路フィルター30の第2継手部62つまり往路側第2枝路54の上流端は、フィルターエレメント58よりも上方に設けられている。このため、フィルターエレメント58に溜まった気泡は、第2循環流路51内をUVインクが循環する際に、気泡自身の浮力により、第2継手部62を通って往路側第2枝路54に入り、サブタンク25へ排出される。
制御部53は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えている。制御部53のROMには、後述するインク加熱処理を実行するためのプログラムが記憶されている。制御部53のCPUは、ROMからプログラムをロードしてRAMを用いて実行し、温水タンク41のヒーター、温水ポンプ43、循環ポンプ29および第2循環流路開閉弁52を制御する。
ところで、印刷装置1の立上げ時に、UVインクを所定の温度まで加熱する際、UVインクを第1循環流路28内で循環させながら、加熱部31によりUVインクを加熱することも可能であるが、この場合、上述したように、UVインクが第2循環流路51内を主に循環する場合に比べて加熱部31におけるUVインクの流量が比較的少ないため、UVインクの加熱効率が低い。そのため、UVインクを所定の温度に加熱するのに長時間(例えば15分間)を要する。つまり、印刷装置1が立ち上がってから、印刷動作を開始するまでの待ち時間が長くなってしまう。そこで、制御部53は、印刷装置1の立上げ時に、次のインク加熱処理を実行する。
図3を参照して、制御部53が実行するインク加熱処理について説明する。制御部53は、インク加熱処理を開始すると、ステップS1において、温水タンク41のヒーターをONにする。なお、制御部53は、温水タンク41内の温水の検出温度に基づいて、温水タンク41のヒーターをフィードバック制御する。制御部53は、ステップS2に進み、温水ポンプ43をONにする。制御部53は、ステップS3に進み、第2循環流路開閉弁52を第2状態にする。すなわち、制御部53は、往路側第2枝路54が開放されるように、第2循環流路開閉弁52を作動させる。制御部53は、ステップS4に進み、循環ポンプ29をONにする。これにより、UVインクが第2循環流路51内を主に循環する。制御部53は、ステップS5に進み、制御部53に内蔵されているタイマーをスタートさせる。制御部53は、ステップS6に進み、タイマーが所定の時間(例えば10分間)を経過したか否かを判断する。この所定の時間は、UVインクが所定の温度まで加熱される時間を、実験等により求めることで、予め設定されたものである。制御部53は、タイマーが所定の時間を経過していないと判断した場合に(S6;No)、ステップS6を繰り返し行う。制御部53は、タイマーが所定の時間を経過したと判断した場合に(S6;Yes)、ステップS7に進む。制御部53は、ステップS7において、第2循環流路開閉弁52を第1状態にする。すなわち、制御部53は、往路側第2枝路54が閉塞されるように、第2循環流路開閉弁52を作動させる。これにより、UVインクが第1循環流路28内を循環する。制御部53は、ステップS7を実行すると、インク加熱処理を終了する。
このインク加熱処理を制御部53が実行することにより、印刷装置1は、印刷装置1の立上げ時に、所定の時間、UVインクを第2循環流路51内で循環させながら、加熱部31によりUVインクを所定の温度に加熱する。この場合、上述したように、加熱部31におけるUVインクの流量が比較的多いため、UVインクの加熱効率が向上する。そのため、印刷装置1は、UVインクを所定の温度に短時間(例えば10分間)で加熱することができる。
以上のように、本実施形態の印刷装置1によれば、UVインクを所定の温度に短時間で加熱することができる。換言すれば、印刷装置1は、印刷装置1が立ち上がってから、印刷動作を開始するまでの待ち時間を短縮することができる。
本実施形態の印刷装置1によれば、第2循環流路開閉弁52を第1状態と第2状態との間で切り替えることにより、印刷装置1を、インク吐出ヘッド12からUVインクを吐出可能な状態と、UVインクを短時間で加熱可能な状態と、の間で切り替えることができる。
本実施形態の印刷装置1によれば、印刷装置1の立上げ時に、第2循環流路開閉弁52が第2状態に自動的に切り替わる。このため、印刷装置1の立上げ時に、ユーザーが第2循環流路開閉弁52を第2状態に切り替える操作を行わずとも、UVインクを第2循環流路51内で循環させることができる。
本実施形態の印刷装置1によれば、印刷装置1の立上げ時に、印刷動作に先立って、インク加熱処理が実行される。すなわち、印刷装置1は、UVインクを第1循環流路28内で循環させる前に、UVインクを第2循環流路51内で循環させる。そして、フィルターエレメント58に溜まった気泡は、第2循環流路51内をUVインクが循環する際に、気泡自身の浮力により、第2継手部62を通って往路側第2枝路54に入り、サブタンク25へ排出される。このため、気泡が溜まりやすいフィルターエレメント58にできるだけ気泡がない状態で、UVインクを第1循環流路28内で循環させることができる。これにより、気泡がインク吐出ヘッド12側に送られることが抑制され、気泡によってインク吐出ヘッド12の吐出不良が引き起こされる場合が低減する。したがって、印刷装置1は、印刷画像にドット抜けが発生することを抑制することができる。
なお、サブタンク25は、「インク貯留部」の一例である。ヘッドフィルター38およびフィルターエレメント58は、「ろ過部」の一例である。フィルターエレメント58は「第1ろ過部」の一例である。フィルターハウジング59は、「分岐部」の一例である。往路側第2枝路54は、「枝路」の一例である。上流側幹路36cは、「上流側往路」の一例である。第2循環流路開閉弁52は、「バルブ」の一例である。
本発明は上記した実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、本実施形態は、以下のような形態に変更することができる。
図4を参照して、変形例に係るインク供給部5Aについて説明する。インク供給部5Aは、上述したインク供給部5と略同様の構成を有するが、往路側第2枝路54が、分岐継手70を介して、往路側幹路36aから分岐している点で相違する。分岐継手70は、第1接続口71と、第2接続口72と、第3接続口73とを備えている。第2接続口72は、第1接続口71および第3接続口73に対して略直交する方向に突出している。第3接続口73は、第1接続口71とは反対側に突出している。第1接続口71には、上流側幹路36cの下流端が接続されている。第2接続口72には、往路側第2枝路54の上流端が接続されている。第3接続口73には、往路フィルター30の第1継手部61が接続されている。なお、往路フィルター30は、上記の第2継手部62を備えていない。分岐継手70は、加熱部31とフィルターエレメント58との間において、往路側幹路36aを、第2接続口72に接続された往路側第2枝路54と、往路フィルター30を介して第3接続口73に連なる下流側幹路36dとに分岐させる。このように構成されたインク供給部5Aは、上述したインク供給部5と同様の作用効果を奏する。
なお、分岐継手70は、「分岐部」の一例である。
図5を参照して、他の変形例に係るインク供給部5Bについて説明する。インク供給部5Bは、上述したインク供給部5Aと略同様の構成を有するが、分岐継手70に代えて、電磁操作方式の三方弁80を備えている点で相違する。三方弁80は、第1ポート81と、第2ポート82と、第3ポート83とを備えている。第2ポート82は、第1ポート81および第3ポート83に対して略直交する方向に突出している。第3ポート83は、第1ポート81とは反対側に突出している。第1ポート81には、上流側幹路36cの下流端が接続されている。第2ポート82には、往路側第2枝路54の上流端が接続されている。第3ポート83には、往路フィルター30の第1継手部61が接続されている。三方弁80は、加熱部31とフィルターエレメント58との間において、往路側幹路36aを、第2ポート82に接続された往路側第2枝路54と、往路フィルター30を介して第3ポート83に連なる下流側幹路36dとに分岐させる。三方弁80は、第1ポート81と第3ポート83とが連通し、上流側幹路36cから往路側第2枝路54へUVインクが流れることを阻止する第1状態と、第1ポート81と第2ポート82とが連通し、上流側幹路36cから往路側第2枝路54へUVインクが流れることを許容する第2状態とを取り得る。三方弁は制御部53によって、第1状態と第2状態とを切り替えるように制御される。このように構成されたインク供給部5Bは、上述したインク供給部5と同様の作用効果を奏する。
なお、三方弁80は、「バルブ」を有する「分岐部」の一例である。
図6を参照して、他の変形例に係るインク供給部5Cについて説明する。インク供給部5Cは、上述したインク供給部5と略同様の構成を有するが、循環往路36が、加熱部31と脱気部32との間で分岐している点で相違する。すなわち、往路フィルター30のフィルターハウジング59が、加熱部31と脱気部32との間に設けられている。第2循環流路51内でUVインクを循環させた際に、所定の温度に加熱されるUVインクの容量が増える意味では、第2循環流路51内に脱気部32が含まれるインク供給部5の構成が好ましい。一方、脱気部32における圧力損失による流量低下を抑制する意味では、第2循環流路51内に脱気部32が含まれないインク供給部5Cの構成が好ましい。そのため、脱気部32の容量が大きく、脱気部32における圧力損失が小さい場合には、インク供給部5の構成が好ましく、脱気部32の容量が小さく、脱気部32における圧力損失が大きい場合には、インク供給部5Cの構成が好ましい。
印刷装置1は、上記の第2循環流路開閉弁52や三方弁80を第2状態に切り替えるための切替え操作を受け付ける操作部を備え、制御部53は、操作部が切替え操作を受け付けた場合に、第2循環流路開閉弁52や三方弁80を第2状態に切り替えるようにしてもよい。これにより、必要に応じて、UVインクを第2循環流路51内で循環させることができる。つまり、ユーザーは、UVインクを短時間で加熱したい場合に、操作部に対して切替え操作を行えばよい。操作部としては、例えば、操作パネル、各種スイッチ等を用いることができる。
制御部53は、第2循環流路51内のUVインクが所定の温度に達したことを、第2循環流路51内(サブタンク25を含む)に設けられた温度計により、検出するようにしてもよい。
印刷装置1に用いられるインクは、UVインクに限定されるものではなく、例えば、水性インク、油性インク、溶剤インク、昇華型インクであってもよい。
またヘッドフィルター38とフィルターエレメント58は、いずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
1 :印刷装置
12 :インク吐出ヘッド
25 :サブタンク
28 :第1循環流路
31 :加熱部
36 :循環往路
36c :上流側幹路
36d :下流側幹路
37 :循環復路
51 :第2循環流路
54 :往路側第2枝路
58 :フィルターエレメント
59 :フィルターハウジング

Claims (9)

  1. インクを吐出するインク吐出ヘッドと、
    前記インクを貯留するインク貯留部と、
    前記インク貯留部から前記インク吐出ヘッドへ供給される前記インクが流れる循環往路、および前記インク吐出ヘッドから前記インク貯留部へ戻る前記インクが流れる循環復路、を有する第1循環流路と、
    前記循環往路に設けられ、前記循環往路を流れる前記インクを加熱する加熱部と、
    前記加熱部と前記インク吐出ヘッドとの間において前記循環往路を分岐させる分岐部と、
    前記分岐部から前記インク貯留部へ戻る前記インクが流れる枝路と、
    を備え、
    前記加熱部で加熱された前記インクを、前記第1循環流路を通して前記インク貯留部へ戻すよりも、前記枝路を通して前記インク貯留部へ戻す方が前記インクの加熱効率が高いことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記循環往路のうち前記分岐部よりも上流側の上流側往路から前記枝路へ前記インクが流れることを阻止する第1状態と、前記上流側往路から前記枝路へ前記インクが流れることを許容する第2状態と、を取り得るバルブ、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記分岐部は、前記循環往路のうち前記分岐部よりも上流側の上流側往路から前記枝路へ前記インクが流れることを阻止する第1状態と、前記上流側往路から前記枝路へ前記インクが流れることを許容する第2状態と、を取り得るバルブを有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷装置の立上げ時に、前記バルブを前記第2状態に切り替える制御部、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
  5. 前記バルブを前記第2状態に切り替えるための切替え操作を受け付ける操作部と、
    前記操作部が前記切替え操作を受け付けた場合に、前記バルブを前記第2状態に切り替える制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の印刷装置。
  6. 前記インク吐出ヘッド、および、前記循環往路において前記分岐部と前記インク吐出ヘッドとの間、の少なくとも一方に設けられ、前記第1循環流路を流れる前記インクをろ過するろ過部、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記ろ過部として、前記循環往路において前記分岐部と前記インク吐出ヘッドとの間に設けられた第1ろ過部を有するときに、前記枝路の上流端は、前記第1ろ過部よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記循環往路のうち前記分岐部よりも上流側の上流側往路の流路長と前記枝路の流路長とを合計した流路長は、前記第1循環流路の流路長よりも短いことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の印刷装置。
  9. インクを吐出するインク吐出ヘッドと、
    前記インクを貯留するインク貯留部と、
    前記インク貯留部から前記インク吐出ヘッドへ供給される前記インクが流れる循環往路、および前記インク吐出ヘッドから前記インク貯留部へ戻る前記インクが流れる循環復路、を有する第1循環流路と、
    前記循環往路に設けられ、前記循環往路を流れる前記インクを加熱する加熱部と、
    前記加熱部と前記インク吐出ヘッドとの間において前記循環往路を分岐させる分岐部と、
    前記分岐部から前記インク貯留部へ戻る前記インクが流れる枝路と、を備え、
    前記加熱部で加熱された前記インクを、前記第1循環流路を通して前記インク貯留部へ戻すよりも、前記枝路を通して前記インク貯留部へ戻す方が前記インクの加熱効率が高い印刷装置において、
    前記循環往路のうち前記分岐部よりも上流側の上流側往路と前記枝路とを有する第2循環流路内で前記インクを循環させながら、前記加熱部により前記インクを加熱することを特徴とする印刷装置におけるインク加熱方法。
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