JP2016181878A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿載置台に載置された原稿の画像読取時に画像読取装置が副走査方向に移動することを利用し、その移動による空気の流れを発光素子の周辺に導くことで、冷却効果に優れた画像読取装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】発光素子144と、長尺状の導光部材130とを有し、発光素子からの光を導光部材の内部で導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明装置であって、発光素子と導光部材の端面を対向させて支持する開放部156を発光素子の周辺に空気が流入する開放構造とした。【選択図】図6

Description

本発明は、画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
この種の画像読取装置においては、ガラス上で原稿を副走査方向に搬送しつつ、ガラスの下方で、光源部により原稿を照明して、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により原稿を主走査方向に繰り返し走査して読み取ったり、あるいはガラス上に原稿を位置決めして載置し、ガラスの下方で、光源部及び撮像素子等を副走査方向に移動させつつ、光源部により原稿を照明して、撮像素子により原稿を主走査方向に繰り返し走査して読み取ったりしている。また、原稿を照明する光源部としては、種々のものがあり、蛍光灯やLEDアレイ等が用いられている。
このような画像読取装置では、原稿を照明する光を光源等が発光し、導光部材等を経由して原稿面に光が照射され、原稿面で反射された反射光(読取光)を所定の光路に沿ってCCD等の撮像素子まで到達させて撮像している。このとき、導光部材の内部で光を導光しつつ散乱反射させることで出射面から光を取り出している。
この場合、発光素子から種々の波長の光が照射されており、その中には、赤外領域の波長の光が含まれている。
そのため、赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルターを発光素子と導光部材との間に設けた画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、光源として広指向性のLEDと導光部材とを使用し、導光部材はLEDの発光部に一端面(入射面)が接し、他端面(出射面)側が照明方向に向いた状態に配置されており、この導光部材の出射面に、赤外領域の波長の光をカットする赤外カットフィルターを設けた構成が開示されている。
特開2006−227384号公報
ところで、LEDが高輝度になるに従い、より大きな放熱機構が必要になり、導光部材を含め、周辺部材の耐熱性が必要になる。しかし、特許文献1では、赤外カットフィルターをLEDから離れた導光部材の他端面(出射面)に設けているため、LEDの近傍では導光部材に赤外領域の波長の光が導光されるため、LEDからの熱が導光部材を含む周辺部材に伝達されてしまうといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、原稿載置台に載置された原稿の画像読取時に画像読取装置が副走査方向に移動することを利用し、その移動による空気の流れを発光素子の周辺に導くことで、冷却効果に優れた画像読取装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の画像読取装置は、発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の端面から内部に導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明部を備えた画像読取装置であって、前記発光素子を前記導光部材の前記端面に対向させて支持する支持部材を備え、前記支持部材は、前記発光素子を囲むように配置された立設部を備え、前記立設部はその一部が開放された構成としている。
この構成によると、原稿載置台に載置された原稿の画像読取時に画像読取装置が副走査方向に移動することで、立設部の開放部分から発光素子の周辺に空気が流入する。従って、この流入空気によって、発光素子及びその周辺部を冷却する効果が得られる。
また、本発明の画像読取装置によれば、前記立設部には、副走査方向に向かって開放された開口部が設けられた構成としてもよい。
この構成によると、開口部を副走査方向に向かって開放することで、発光素子に向かって空気を効率よく流入させることができる。
また、本発明の画像読取装置によれば、前記開口部は、前記副走査方向に対して傾斜させて設けられた構成としてもよい。より具体的には、前記開口部は、前記被照射体から離れる方向に傾斜した構成としてもよい。
この構成によると、開口部を被照射体から離れる方向に傾斜させることで、開口部からの漏光が読取部近傍の被照射体に照射される割合、すなわち迷光を低減することができる。
また、本発明の画像読取装置によれば、前記開口部の内周面は、前記開口部から流入する空気を前記発光素子に導く曲面とされた構成としてもよい。
この構成によると、開口部から流入する空気の多くを発光素子の周辺に供給することができるので、冷却効果を高めることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上記各構成の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取られた前記被照射体の画像を記録用紙に印刷する印刷部と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、原稿の画像読取時に画像読取装置が副走査方向に移動することで、立設部の開放部分から発光素子の周辺に空気が流入する。従って、この流入空気によって、発光素子及び基板を含むその周辺部を効率よく冷却することができる。
本発明にかかる画像形成装置を示す概略斜視図である。 本発明にかかる画像形成装置を示す概略縦断面図である。 自動原稿送り装置、原稿読取部及び原稿載置台の概略縦断面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの概略構成を示す概略斜視図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの概略縦断面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略横断面図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略斜視図である。 実施の形態1にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略横断面図である。 実施の形態2にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略斜視図である。 実施の形態2にかかる光源ユニットを構成するホルダー部材の正面図である。 実施の形態2にかかる光源ユニットを構成するホルダー部材の側面図である。 実施の形態3にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略斜視図である。 実施の形態3にかかる光源ユニットを構成するホルダー部材の正面図である。 実施の形態3にかかる光源ユニットを構成するホルダー部材の側面図である。 実施の形態4にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略斜視図である。 実施の形態4にかかる光源ユニットを構成するホルダー部材の正面図である。 実施の形態5にかかる光源ユニットの一端部を拡大して示す概略横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明にかかる画像読取装置を搭載した画像形成装置100を示す概略斜視図、図2は、同概略縦断面図である。画像形成装置100は、装置本体110及び自動原稿送り装置120を備え、さらに、装置本体110は、原稿の画像を読み取る原稿読取部90と、原稿が載置される原稿載置台92とを備えている。
原稿読取部90は、装置本体110の上部に設けられている。原稿載置台92は、透明ガラスで形成され、原稿読取部90の上側に設けられている。自動原稿送り装置120は、原稿載置台92の上側に取り付けられており、原稿載置台92の上に自動で原稿を搬送する。また、自動原稿送り装置120は、装置本体110と自動原稿送り装置120とを連結する軸回りに回動自在に構成され、原稿載置台92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
自動原稿送り装置120、原稿読取部90及び原稿載置台92により、本発明にかかる原稿読取装置(画像読取装置)が構成されている。
画像形成装置100は、原稿読取装置により読み取られた原稿の画像または外部から受信した画像データに応じて、所定の用紙(原稿)に対して多色及び単色の画像を形成する。
装置本体110は、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7及び2次転写ユニット10を備える構成とされている。本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
画像形成装置100は、さらに、給紙カセット81、手差し給紙カセット82、排紙トレイ91を備えている。
図3は、図1及び図2に示す原稿読取装置、すなわち自動原稿送り装置120、原稿読取部90及び原稿載置台92の概略縦断面図である。
原稿読取部90は、光源部129を含む光源ユニット140、ミラーユニット141、集光レンズ142及び撮像素子(ここではCCD)143を備えている。光源部129は、後述する発光素子144及び導光部材130により構成されている。0
原稿載置台92は、透明なガラス板からなり、主走査方向の両端部が原稿読取部90の枠体に載置されている。自動原稿送り装置120は、副走査方向(図3中の矢印Xに沿う方向)に沿った軸線回りに(例えばヒンジによって軸支され)原稿読取部90に対して開閉可能となっている。自動原稿送り装置120の下面は、原稿読取部90の原稿載置台92上に載置された原稿Gを上から押さえる原稿カバー50(図3参照)を兼ねている。
原稿読取装置は、原稿固定方式により原稿Gを固定して原稿画像を読み取ると共に、原稿移動方式により原稿Gを移動させて原稿画像を読み取るように構成されている。
原稿固定方式によって原稿Gの原稿画像を読み取る場合、光源ユニット140は原稿載置台92に載置される原稿Gに対して光を原稿載置台92を介して照射しながら一定の速度で副走査方向Xの一方側に移動して原稿Gの画像を走査する。このとき、光源部129は、原稿載置台92の下から原稿Gが載置される載置面に向けて光を照射する。それと同時にミラーユニット141は光源ユニット140の移動速度の1/2の移動速度で同じく副走査方向Xの一方側に移動する。
光源ユニット140にて照明された原稿Gからの反射光(読取光)は、光源ユニット140に設けられた第1ミラーで反射したのち、ミラーユニット141の第2及び第3ミラーによって光路変換され、集光レンズ142を介して撮像素子143に結像し、ここで原稿画像光が読み取られて電気的な画像データに変換される。
一方、原稿移動方式によって原稿Gの原稿画像を読み取る場合、光源ユニット140及びミラーユニット141が図3に示される位置に静止したまま、自動原稿送り装置120によって原稿Gが図3に示される位置の上部を通過するように副走査方向Xの一方側に搬送される。
そして、原稿読取ガラス93上を通過した原稿Gの一方の面に、光源ユニット140からの光が該原稿読取ガラス93を介して照射されて該一方の面で反射される。原稿Gから反射された光は、上述の原稿固定方式と同様に第1ミラー146から第2ミラーさらに第3ミラーによって光路変換され、集光レンズ142を介して撮像素子143に結像し、ここで原稿画像が読み取られて電気的な画像データに変換される。
本発明の実施の形態に係る光源ユニット140は、一つ又は二つ以上の導光部材を備えたものとして構成することができる。ここでは、二つの導光部材130を備えた光源ユニット140を例にとって以下に説明する。
<実施の形態1>
図4は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の概略構成を示す概略斜視図、図5は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の概略縦断面図、図6は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略横断面図、図7は、実施の形態1にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略斜視図である。
光源ユニット140は、発光素子144と、フレーム145と、第1ミラー146と、発光素子144が搭載される光源基板(基板)147と、光源駆動回路基板148と、放熱板149と、ホルダー部材(支持部材)150と、導光部材130とを備えている。
フレーム145は、主走査方向に長尺な板状部材の所定箇所を打ち抜き加工や折り曲げ加工により加工して、他の部材を固定支持する部材である。フレーム145に設けられた複数の孔は、他の部材をビス等によって取り付けるために用いられる。また、折り曲げて底部に対して立設された部分は、各部材の位置決めや固定に用いられる。
第1ミラー146は、ガラスの一面に銀蒸着で反射膜を形成したものであり、反射膜が形成された反射面と、反射面に略直交する端面と、反射面に対向する裏面を有しており、その断面形状は略矩形状で角部が面取り加工されている。また第1ミラー146は、それぞれ図示しないミラーホルダによってフレーム145に固定されており、原稿によって反射された読取光の光路上に所定位置及び所定角度で配置されている。第1ミラー146は、後述するホルダー部材150のスリットを通過してきた読取光が最初に入射するミラーであり、スリットの略直下に位置している。
光源基板147は、プリント配線基板等の表面上に発光素子144を搭載した部材である。図4に示すように、光源基板147は、搭載されている発光素子144が導光部材130の両端面に対向するようにホルダー部材150に取り付けられている。発光素子144としては、LED(Light Emitting Diode)が装置の小型化や点光源としての特性を有しているため最も適しているが、LEDの代わりに、他の種類の半導体素子や電球等を適用しても構わない。
光源駆動回路基板148は、光源基板147に搭載された発光素子144を駆動制御する駆動回路を搭載した基板であり、フレーム145上のホルダー部材150の外部に取り付けられている。光源駆動回路基板148には図示しないハーネスの一端が接続されている。ハーネスの他端は、ホルダー部材150の周囲に沿って延伸されて光源基板147に接続され、発光素子144を駆動する電力は制御信号を伝達する。
放熱板149は、熱伝導率の高い金属などにより形成された板状部材であり、光源基板147の裏面に熱的に接触して配置されている。したがって、発光素子144が発光することで生じた熱は、光源基板147の裏面を経由して放熱板149に伝達され、外部に放散される。
ホルダー部材150は、二本の導光部材130を保持する部材であり、主走査方向に長尺な枠形状の壁部151と、壁部151と一体に形成された略半円柱側面の取付凹部152とを有している。壁部151は、フレーム145の底面に対して略鉛直方向に立設して設けられている。この壁部151は、主走査方向(図4及び図6中の矢印Yに沿う方向)に沿う長尺板部153と、主走査方向Yに直交する副走査方向Xに沿う短板部154とからなり、この壁部151内に、所定の間隔を存して並行に、二つの取付凹部152が凹部を原稿面側に向けて形成されている。短板部154には、光源基板147及び放熱板19をねじ固定するためのねじ穴となるボス部(円筒突起)154aが設けられている。二つの取付凹部152の間は、後述する読取光が通るスリットSt(図4参照)となっており、ボス部154aはスリットStに開口している。それぞれの取付凹部152には、導光部材130が位置決めして固定されている。
導光部材130は、透光性を有する略円柱状で主走査方向に延びる長尺な透光体からなり、この透光体の長手方向の両端面にそれぞれの光入射面131が形成され、透光体の長手方向に沿う側面(図5では上面側の上半分)に光出射面132が形成され、透光体の長手方向に沿う光出射面132と対向する他の側面(図5では下面側の下半分)に光反射面133が形成されている。この導光部材130は、アクリル樹脂を金型で成形することにより形成される。
また、導光部材130の光反射面133は、光出射面132に沿った幅方向から視て微小な三角形状(例えばノコギリ状)に形成されている。また、長手方向の中央に行くに従って光量を向上させるという観点から、三角形状に形成された反射面の山と山との頂点間の間隔は、長手方向の中央に行くに従い次第に小さくなっている。反射面の形状としてはノコギリ状に限定されず他の形状でもよく、光が均一となるように反射するように設計しておけば、成型やブラスト加工、印刷技術によって形成してもよい。
このような光源ユニット140の構成では、導光部材130の両端の光入射面131にそれぞれ発光素子144が対峙して配置されている。そのため、壁部151の短板部154には、各発光素子144の周囲を囲むようにして貫通穴155がそれぞれ形成されている。この貫通穴155は、発光素子144の周囲を囲む短角筒形状の第1貫通穴155aと、導光部材130の光入射面131である端面部が挿入されて光漏れを防止する短円筒形状の第2貫通穴155bとからなる。第1貫通穴155の厚みは、発光素子144の厚み(すなわち、光源基板147の搭載面から光出射面144aまでの高さ)より若干厚く形成されている。これにより、短板部154の第2貫通穴155bに挿入された導光部材130の光入射面131と、短板部154の第1貫通穴155a内に内包された発光素子144の光出射面144aとが接近して対向配置される。すなわち、請求項に記載の立設部は、本実施の形態では、短板部154に形成された貫通穴155の内壁面がこれに相当している。
従って、各発光素子144から出射された光は、対向配置された導光部材130の光入射面131に入射して導光部材130の内部で導光され、光出射面132から直接出射されるか、光反射面133で反射されて光出射面132から出射される。
各導光部材130の光出射面132は、原稿載置台92を介して原稿の同一箇所に向けられており、各導光部材130の光出射面132から出射されたそれぞれの光が原稿の同一箇所に入射して、原稿のその箇所が照明され、原稿のその箇所で反射された反射光が読取光としてスリットStを通じて第1ミラー146に到達してミラーユニット141に向けて反射される。
このような構成において、実施の形態1では、図6及び図7に示すように、短板部154の上角部が切り欠かれることによって、貫通穴155の一部が開放された状態となっている。より具体的には、貫通穴155を囲む短板部154の副走査方向Xに対向する側壁部と、この側壁部に続く上壁部の一部とが除去されて開放部156が形成されている。すなわち、短板部154を副走査方向Xから見たとき、第1貫通穴155aに内包されている発光素子144が開放部156を通して完全に露出した状態となっている。実施の形態1では、貫通穴155の全周のほぼ1/4以上が除去されている。
これにより、原稿載置台92に載置された原稿の画像読取時に光源ユニット140が副走査方向Xに移動することで、短板部154を切り欠いた開放部156から、発光素子144の周辺に空気が流入することになり、この流入空気によって、発光素子144及び光源基板147を含むその周辺部が冷却されることになる。
この場合、光源ユニット140が図6中において副走査方向X1に移動している場合には、この移動に伴って、図中、右側の開放部156から空気が流入する。この流入空気は、主に右側の発光素子144の周辺部を通過後、さらにボス部154aの周面部に沿って流れるように通過し、その一部が左側の発光素子144に到達して、左側の開放部156から光源ユニット140の外部に流出する経路を辿ることになる。もちろん、右側の開放部156から流入した空気の一部は、他の方向に拡散していく経路も存在する。
一方、光源ユニット140が図6中において副走査方向X2に移動している場合には、この移動に伴って、図中、左側の開放部156から空気が流入する。この流入空気は、主に左側の発光素子144の周辺部を通過後、さらにボス部154aの周面部に沿って流れるように通過し、その一部が右側の発光素子144に到達して、右側の開放部156から光源ユニット140の外部に流出する経路を辿ることになる。もちろん、左側の開放部156から流入した空気の一部は、他の方向に拡散していく経路も存在する。図8は、このときの空気Eの主な流れを双方向で示している。
<実施の形態2>
図9は、実施の形態2にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略斜視図、図10は、実施の形態2にかかる光源ユニット140を構成するホルダー部材の正面図、図11は、実施の形態2にかかる光源ユニット140を構成するホルダー部材の側面図である。
実施の形態1では、開放部156は、貫通穴155を囲む短板部154の副走査方向Xに対向する側壁部と、この側壁部に続く上壁部の一部とを除去して形成されている。このように開放部156を大きくとることで、冷却効果を向上させることができる。しかし、一方で、上壁部も除去することで、発光素子144から出射された光の一部が導光部材130に入射されずに外部に漏れるため、導光部材130に入射される光量が低下する可能性がある。そこで、実施の形態2では、実施の形態1のような大きな開放部とするのではなく、貫通穴155を囲む短板部154の副走査方向Xに対向する側壁部に、副走査方向Xに沿って開口穴(開口部)157を形成した構成としている。すなわち、上壁部は除去しない構成としている。すなわち、開口穴157の内面は、副走査方向Xから見ると上面、下面、側面の3面構造となっており、コ字状に形成されているが、残る面(側面に対向する面)には、光源基板147が当接されることで閉塞された一つの開口穴になる。このことは、以後の実施の形態においても同様である。
これにより、原稿載置台92に載置された原稿の画像読取時に光源ユニット140が副走査方向Xに移動することで、短板部154の側壁部に形成された開口穴157から、発光素子144の周辺に空気が流入することになり、この流入空気によって、発光素子144及び光源基板147を含むその周辺部が冷却されることになる。なお、このときの空気の流れも、実施の形態1で説明した図8に示す空気の流れと同じである。
<実施の形態3>
図12は、実施の形態3にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略斜視図、図13は、実施の形態3にかかる光源ユニット140を構成するホルダー部材の正面図、図14は、実施の形態3にかかる光源ユニット140を構成するホルダー部材の側面図である。
実施の形態2では、開口穴157を副走査方向Xに沿って形成しているが、この場合でも、発光素子144から出射された光の一部が開口穴157から迷光として外部に出力されることになる。その場合、開口穴157内を反射した迷光は、その反射角度によっては読取原稿の読取箇所の近傍に照射されてしまう可能性がある。
そこで、実施の形態3では、開口穴(開口部)158を副走査方向Xに対して傾斜させて設けている。具体的には、開口部158は、原稿載置台92に載置された原稿である被照射体から離れる方向に(下方に)傾斜して設けた構成としている。
これにより、原稿載置台92に載置された原稿の画像読取時に光源ユニット140が副走査方向Xに移動することで、短板部154の側壁部に形成された開口穴158から、発光素子144の周辺に空気が流入することになり、この流入空気によって、発光素子144及び光源基板147を含むその周辺部が冷却されることになる。なお、このときの空気の流れも、実施の形態1で説明した図8に示す空気の流れと基本的に同じである。
また、実施の形態3では、開口部158を被照射体から離れる方向に傾斜させている。この場合でも、発光素子144から出射された光の一部が開口穴158から迷光として外部に出力されることになるが、開口穴158内を反射した迷光の反射角度は、読取原稿の読取箇所からは離れた方向へ反射するので、迷光が読取箇所の近傍に照射されてしまう可能性は極めて低い。従って、実施の形態3では、冷却効果と迷光対策の両方を達成することができる。
<実施の形態4>
図15は、実施の形態4にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略斜視図、図16は、実施の形態4にかかる光源ユニット140を構成するホルダー部材の正面図である。
実施の形態4は、実施の形態3の構成にさらに改良を加えたものである。
すなわち、実施の形態3では、開口穴(開口部)158を副走査方向Xに対して傾斜させて直線的に設けているが、実施の形態4では、この開口穴158の内面を緩やかな略S字状に湾曲形成している。これにより、開口穴158を通ってホルダー部材150内に流入した空気は、開口穴158の湾曲面に案内されて発光素子144に向けて流れ込むので、発光素子144を効率よく冷却することができる。
また、実施の形態4では、開口部158を被照射体から離れる方向に湾曲させている。この場合でも、発光素子144から出射された光の一部が開口穴158から迷光として外部に出力されることになるが、開口穴158内を反射した迷光の反射角度は、読取原稿の読取箇所からは離れた方向へ反射するので、迷光が読取箇所の近傍に照射されてしまう可能性は極めて低い。従って、実施の形態4でも、実施の形態3と同様、冷却効果と迷光対策の両方を達成することができる。
<実施の形態5>
図17は、実施の形態5にかかる光源ユニット140の一端部を拡大して示す概略横断面図である。
実施の形態5は、実施の形態2から実施の形態4までのいずれの形態にも適用可能であるが、ここでは実施の形態2に適用した場合について説明する。
すなわち、開口穴157の内面は、副走査方向Xから見ると上面、下面、側面の3面構造となっており、コ字状に形成されている。実施の形態5では、この側面157aが、開口穴157から流入する空気を発光素子144に導く緩やかな略S字状の曲面となっている。
この構成によると、開口穴157から流入する空気の多くを発光素子144の光出射面144aに沿う方向に流入させることができるので、冷却効果を高めることができる。
なお、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
50 原稿カバー
90 原稿読取部(原稿読取装置)
92 原稿載置台(原稿読取装置)
100 画像形成装置
120 自動原稿送り装置(原稿読取装置、原稿カバー)
130 導光部材
131 光入射面
132 光出射面
133 光反射面
140 光源ユニット
143 撮像素子
144 発光素子(LED)
144a 光出射面
145 フレーム
146 第1ミラー
147 光源基板(基板)
148 光源駆動回路基板
149 放熱板
150 ホルダー部材(支持部材)
151 壁部
152 取付凹部
153 長尺板部
154 短板部
154a ボス部(円筒突起)
155 貫通穴(立設部)
155a 第1貫通穴
155b 第2貫通穴
157,158 開口穴(開口部)
157a 側面
St スリット

Claims (6)

  1. 発光素子と、長尺状の導光部材とを有し、前記発光素子からの光を前記導光部材の端面から内部に導光して長手方向に沿った光出射面から被照射体に照射する照明部を備えた画像読取装置であって、
    前記発光素子を前記導光部材の前記端面に対向させて支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記発光素子を囲むように配置された立設部を備え、前記立設部はその一部が開放されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記立設部には、副走査方向に向かって開放された開口部が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置であって、
    前記開口部は、前記副走査方向に対して傾斜させて設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置であって、
    前記開口部は、前記被照射体から離れる方向に傾斜していることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか一つに記載の画像読取装置であって、
    前記開口部の内周面は、前記開口部から流入する空気を前記発光素子に導く曲面とされていることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置により読み取られた前記被照射体の画像を記録用紙に印刷する印刷部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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