JP2016180472A - 防振装置および防振ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】部材の側面から防振装置を挿入することにより当該防振装置を前記部材で保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる、防振装置、および、防振ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の防振装置10は、筒状の外側取付部材11と、振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結される内側取付部材12と、外側取付部材11及び内側取付部材12を弾性的に連結する弾性体13と、弾性体13とともに液室S2 の壁面の一部を形成するダイヤフラム20と、を有し、ダイヤフラム20の一部20bを、外側取付部材11の外面よりも径方向外側に突出するストッパ部21としたことを特徴とする。本発明の防振ユニット1は、防振装置10と、防振装置10を保持する保持部を有して前記振動発生部及び前記振動受部のいずれか他方に連結される部材ブラケット40と、を有し、さらに、ブラケット40は、ストッパ部21を接触させる接触部42を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、防振装置および防振ユニットに関する。
従来の防振ユニット(防振装置)には、外側取付部材と内側取付部材とを弾性体で連結した防振装置(防振本体)をブラケット(第2ブラケット)の下側から挿入して保持したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−117259号公報
その一方で近年、防振装置をブラケットの側面から挿入して保持する防振ユニットも提案されている。こうした防振ユニットは通常、ブラケットに保持部を設けて当該ブラケットの側面に開口させ、当該開口部から防振装置の外側取付部材から突出させた固定部を圧入することにより、ブラケットに対する防振装置の内蔵を可能にしている。
しかしながら、例えば、防振装置をブラケットの側面から挿入したときに、防振装置の固定部とブラケットの保持部との間に横方向、例えば奥行方向(挿入方向前側)に遊びがあると、防振装置が奥行方向に滑って動き出すことで、ブラケットと衝突することにより異音等を発生させる虞がある。
本発明の目的は、ブラケットの側面から防振装置を挿入することにより当該防振装置を前記ブラケットで保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる、防振装置、および、防振ユニットを提供することにある。
本発明に係る防振装置は、筒状の外側取付部材と、振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結される内側取付部材と、前記外側取付部材及び前記内側取付部材を弾性的に連結する弾性体と、前記弾性体とともに液室の壁面の一部を形成するダイヤフラムと、を有し、前記ダイヤフラムの一部を、前記外側取付部材の外面よりも径方向外側に突出するストッパ部としたことを特徴とする。ここで、「前記弾性体とともに液室の壁面の一部を形成するダイヤフラム」とは、弾性体との間に少なくとも1つの液室を形成するとともに、当該液室の壁面の一部を形成するダイヤフラムであることを意味する。
本発明に係る防振装置によれば、ブラケットの側面から防振装置を挿入することにより当該防振装置を前記ブラケットで保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる。
本発明に係る防振装置では、前記ストッパ部を、折り曲げ可能に延在させることが好ましい。
この場合、衝突により生じる異音等をさらに低減させることができる。
本発明に係る防振装置では、前記外側取付部材は、前記ダイヤフラムの一部を挿通させる開口部を有することが好ましい。
この場合、ストッパ部を容易に構成することができる。
本発明に係る防振ユニットは、上述した防振装置と、前記防振装置を保持する保持部を有して前記振動発生部及び前記振動受部のいずれか他方に連結されるブラケットと、を有し、さらに、前記ブラケットは、前記ストッパ部を接触させる接触部を有することを特徴とする。
本発明に係る防振ユニットによれば、ブラケットの側面から防振装置を挿入することにより当該防振装置を前記ブラケットで保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる。
本発明によれば、ブラケットの側面から防振装置を挿入することにより当該防振装置を前記部材で保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる、防振装置、および、防振ユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る防振ユニットを斜め前方向から示す斜視図である。 図1の縦断面を前方向から示す図である。 (a)は、図1の防振装置におけるダイヤフラムの平面図であり、(b)は、図1の、外側取付部材、仕切部材、抑え部材およびダイヤフラムを防振装置の一部として組み付けたときの、これらの関係を横方向から縦断面として概略的に示す図である。 図1の防振ユニットの分解斜視図である。 図1のユニットの縦断面を横方向から示す図である。 図1の防振ユニットを斜め後方向から示す斜視図である。 (a)は、図4を組み付けて防振ユニットとしたときの、防振装置に設けたストッパと第2ブラケットに設けた保持部との関係を概略的に示す縦断面図であり、(b)は、図4を組み付けて防振ユニットとしたときの、防振装置に設けたストッパ部と第2ブラケットに設けた保持部との関係を概略的に示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る防振装置および防振ユニットを詳細に説明する。
図1中、符号1は、本発明の一実施形態に係る防振ユニットである。防振ユニット1は、防振装置10、振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結される第1ブラケット30、および、振動発生部及び振動受部のいずれか他方に連結される第2ブラケット(ブラケット)40を有する。
図2に示すように、本実施形態に係る防振装置10は、筒状の外側取付部材11と、第1ブラケット30に連結される内側取付部材12と、外側取付部材11及び内側取付部材12を弾性的に連結する弾性体13と、を有する。
本実施形態では、防振装置10は、外側取付部材11の軸O1が上下方向に延在するように配置されている。また、本実施形態では、内側取付部材12は、軸O1 の方向(以下、本実施形態では、「軸方向」または「上下方向Y」ともいう)に対して垂直な方向(以下、「軸直方向」ともいう)に延びる開口部を有し、当該開口部が弾性体13を介して貫通孔を形成している。貫通孔には、第1ブラケット30が圧入されている。これにより本実施形態では、内側取付部材12は、弾性体13および第1ブラケット30を介して振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結されている。以下、本実施形態では、軸O1 に対して軸直な軸のうち、第1ブラケット30の圧入方向と平行な軸を軸O2 とし、本実施形態では、軸O2 の方向を前後方向Xともいう。
本実施形態では、第1ブラケット30は、防振装置10に形成された前記貫通孔に圧入される基部31と、振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結される連結部32と、を有している。
さらに本実施形態では、防振装置10は、液室が形成されている。具体的には、防振装置10には、弾性体13を壁面の一部とする主液室S1 と、ダイヤフラム20を壁面の一部とする副液室S2 と、を含む液室が形成されている。より具体的には、防振装置10は、弾性体13を壁面の一部とする主液室S1 と副液室S2 とに区画するとともに主液室S1 および副液室S2 とを流通させる通路が形成された仕切部材14と、副液室S2 の壁面の一部を形成するダイヤフラム20と、を有している。すなわち、本実施形態の防振装置10は、弾性体13とともに液室の壁面の一部を形成するダイヤフラム20を有している。
本実施形態では、仕切部材14は、外側取付部材11の内側に取り付けられている。仕切部材14は、弾性体13との間に主液室S1 を形成するとともに、ダイヤフラム20との間に副液室S2 を形成している。主液室S1 および副液室S2 には、シリコンオイル等の液体が充填されている。また、本実施形態では、仕切部材14には、主液室S1 および副液室S2 の液体を流通させる、複数の流通路14aおよび流通路14aを取り囲むように迂回するバイパス通路(オリフィス通路)14bが形成されている。本実施形態では、流通路14aおよびバイパス通路14bが前記通路を形成している。また仕切部材14には、メンブラン15が内蔵されている。メンブラン15は、複数の流通路14aに通じる空間内に移動可能に配置されている。
また、ダイヤフラム20は、外側取付部材11の下端に取り付けられている。本実施形態では、ダイヤフラム20は、仕切部材14と抑え部材16との間に保持されている。本実施形態では、抑え部材16は、環状部材であって、外側取付部材11の内側に固定されている。ダイヤフラム20は、外側取付部材11の内側に形成された開口部を閉じている。ダイヤフラム20は、弾性を有して変形および復元が可能な部材である。
本実施形態の防振装置10では、高周波振動が、防振装置10に入力された場合、メンブラン15が主液室S1 または副液室S2 の液体を介して振動することで、高周波振動を吸収する。また。低周波振動が防振装置10に入力された場合、主液室S1 および副液室S2 の間の液体がバイパス通路14bを流通することで、低周波振動を吸収する。
ダイヤフラム20の一部は、外側取付部材11の外面よりも径方向外側に突出するストッパ部として形成されている。本実施形態では、図3(a)に示すように、ダイヤフラム20は、上下方向Yからの平面視で、円形に形成されている本体20aと、本体20aの外縁から突出する突出部20bとで構成されている。本実施形態では、図3(b)に示すように、外側取付部材11は、ダイヤフラム20の一部として突出する突出部20bを挿通させる開口部11aを有している。開口部11aは、例えば、外側取付部材11に形成した貫通穴や、外側取付部材11に形成した切欠きおよび抑え部材16の間に形成された貫通穴で構成することができる。突出部20bのうち、開口部11aから突出した部分はストッパ部21を構成する。ストッパ部21は、外側取付部材11の外面よりも径方向外側に長さΔLだけ突出している。本実施形態では、外側取付部材11の外面から突出したストッパ部21は、図3(b)の矢印で示すように、外側取付部材11に向かって折り曲げることができる。ストッパ部21の折り曲げ易さは、例えば、図3(a)に示す突出部20bの長さL、ストッパ部21の長さΔL、幅Wおよび厚さTを規定することで調整することができる。
さらに本実施形態では、図2に示すように、外側取付部材11は、一対の固定部17を有する。本実施形態では、固定部17は、それぞれ、軸O1 を挟んで対向する位置に設けられている。本実施形態では、固定部17は、外側取付部材11から前後方向Xおよび上下方向Yに対して垂直な方向(以下、本実施形態では、「横方向Z」ともいう)に突出している。また、図4に示すように、本実施形態では、固定部17は、前後方向Xに延在している。詳細には、固定部17は、図4に示すように、前後方向Xおよび横方向Zを含む平面上に延在するプレート状のフランジ部分17aと、上下方向Yに沿って延在してフランジ部分17aを外側取付部材11に対して支持する張出部分17bと、張出部分17bと前後方向Xに間隔を置いて配置されているとともにフランジ部分17aから上下方向Yに沿って延在する複数の補強部分17dと、を有している。
図2に示すように、2つの固定部17は、それぞれ、第2ブラケット40の保持部41によって外側取付部材11の軸O1 の方向の両外側(本実施形態では、図2中、上下方向Yの上側および下側)から挟み込まれた状態で保持されている。本実施形態では、図4に示すように、第2ブラケット40に保持部41を設けて当該第2ブラケット40の側面に開口させ、当該開口部A1 から固定部17を挿入することで、固定部17が上下方向から挟み込まれた状態で圧入されている。詳細には、保持部41は、軸方向を向き、軸直方向に延在している面である、2つの軸方向面41a,41b、および、軸方向を向き、軸方向に延在している面である、軸直方向面41c(以下、本実施形態では、「横面41c」ともいう)によって形作られた溝で構成されており、前後方向Xに延在している。本実施形態では、軸方向面41aは、上側に配置されており、上面(以下、本実施形態では、「上面41a」ともいう)を構成し、軸方向面41bは、下側に配置されており、下面(以下、本実施形態では、「下面41b」ともいう)を構成している。これにより、防振装置10の固定部17を第2ブラケット40の保持部41に合わせて前後方向Xに移動させると、防振装置10を第2ブラケット40に対して圧入することができる。
このとき、本実施形態では、図5に示すように、防振装置10の外側取付部材11から突出したストッパ部21は、防振装置10を第2ブラケット20に組み付ける(圧入する)際、第2ブラケット40に接触したのち、防振装置10と第2ブラケット40との間で折れ曲がった状態で挟み込まれる。本実施形態では、ストッパ部21は、防振装置10の外側取付部材11と第2ブラケット40に設けた壁部(接触部)42との間に折れ曲がった状態で挟み込まれている。詳細には、図6に示すように、壁部42は、第2ブラケット40の側面に形成された開口部A2 に向かって上下方向Yの上側に突出した突起である。
防振装置10と第2ブラケット40との間にストッパ部21を介在させた場合、図5に示すように、防振装置10と第2ブラケット40との間に前後方向X(より具体的には、防振装置10の第2ブラケット40への挿入(圧入)方向前側(奥側)。例えば、図5の左側)の遊び(クリアランス)を残すことなく、防振装置10を第2ブラケット40の内側で保持することができる。このため、防振装置10が第2ブラケット40に対して前後方向Xに変位したときに、図5に示すように、ストッパ部21が第2ブラケット40との衝突の緩衝材となることで、防振装置10の前後方向Xの変位に伴う、衝突により生じる異音等の発生を低減することができる。
このように、本実施形態に係る防振装置10によれば、第2ブラケット40の側面から防振装置10を挿入することにより防振装置10を第2ブラケット40で保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる。
また、本実施形態の防振装置10では、上述のとおり、図3(a),(b)、図5および図6に示すように、ストッパ部21を折り曲げ可能に延在させている。この場合、ストッパ部21が防振装置10および第2ブラケット40と緩衝する面積を大きく確保できるため、防振装置10の前後方向Xの変位に伴う、衝突により生じる異音等をさらに低減させることができる。なお、ストッパ部21は、折り曲げ可能とすることなく、および/または、折り曲げることなく、その先端を第2ブラケット40に対して接触可能とする、および/または、接触させるだけもよい。
本実施形態に係る防振装置10では、外側取付部材11は、ダイヤフラム20の一部である、突出部20bを挿通させる開口部11aを有している。この場合、外側取付部材11に形成した開口部11aから突出部20bを突出させるだけの簡単な作業で、ストッパ部21を容易に構成することができる。
本実施形態に係る防振ユニット1は、上述した防振装置10と、防振装置10を保持する保持部41を有して前記振動発生部及び前記振動受部のいずれか他方に連結される第2ブラケット40と、を有し、さらに、第2ブラケット40は、ストッパ部21を接触させる壁部(接触部)42を有している。
本実施形態に係る防振ユニット1によれば、第2ブラケット40の側面から防振装置10を挿入することにより当該防振装置10を第2ブラケット40の内側で保持する場合に、防振装置10の前後方向Xの変位に伴う、衝突により生じる異音等を低減させることができる。
従って、本実施形態によれば、第2ブラケット40の側面から防振装置10を挿入することにより当該防振装置10を第2ブラケット40で保持する場合に、衝突により生じる異音等を低減させることができる、防振装置10、および、防振ユニット1を提供することができる。
特に、本実施形態では、第2ブラケット40への挿入(圧入)方向後側に開口部A2 を形成し、この開口部A2 に向かって突出する突起を壁部42としている。この場合、第2ブラケット40の開口部A2 から防振装置10の一部(本実施形態では、外側取付部材11の一部)を突出させることで、第2ブラケット40の小型化を図りつつ、防振装置10の前後方向Xの変位に伴う、衝突により生じる異音等を低減させることができる。
ところで、図2に示すように、本実施形態に係る防振ユニット1では、防振装置10の固定部17と第2ブラケット40の保持部41との間が上下方向にしまりばめされている。詳細には、防振装置10を第2ブラケット40に圧入させたとき、固定部17のフランジ部分17aの上面が保持部41の上面41aと接触しているとともに、固定部17の張出部分17bの下端が保持部41の下面41bと接触している。本実施形態では、固定部17に圧入部18を設けることで、固定部17と保持部41との間の上下方向Yでしまりばめを行っている。圧入部18は、例えば、ゴム等の弾性材料で形成されている。本実施形態では、圧入部18は、防振装置10の弾性体13と一体に形成されている。また、本実施形態では、防振装置10を第2ブラケット40に圧入させたとき、固定部17のフランジ部分17aにおける横方向Zの外側を向く面17c(以下、本実施形態では、「横方向外面17c」ともいう)は、保持部41の横面41cと接触しない。
図4に示すように、2つの固定部17は、それぞれ、軸O1 方向に対して垂直な軸直方向外側を向く面に、第2ストッパ部19を備えている。本実施形態では、第2ストッパ部19は、固定部17の横方向外面17cに設けられている。本実施形態では、横方向外面17cは、前後方向Xに延在している。また、本実施形態では、第2ストッパ部19は、横方向外面17cの前後方向Xに延在する部分のうちの一部に設けられている。第2ストッパ部19は、例えば、ゴム等の弾性材料で形成されている。本実施形態では、第2ストッパ部19は、圧入部18とともに防振装置10の弾性体13と一体に形成されている。
固定部17の横方向外面17cに第2ストッパ部19を設けた場合、図7(a)の概略図に示すように、固定部17の圧入を容易にするため、保持部41との間に横方向Zの遊び(クリアランス)を残すことなく、または、遊びを残しても、防振装置10が第2ブラケット40に対して横方向Z(幅方向)に変位したときに、同図に示すように、第2ストッパ部19が保持部41との衝突の緩衝材となることで、防振装置10の横方向Zの変位に伴う、衝突により生じる異音等の発生を低減することができる。
また、防振装置10では、固定部17は、互いに軸直方向に並行して延在している。本実施形態では、固定部17は、互いに前後方向Xに並行して延在している。この場合、固定部18が第2ブラケット40の保持部41に対して前後方向Xの一定の長さ分だけ、保持代を大きく確保することができるため、防振装置を第2ブラケット40に対して安定して固定することができる。特に、固定部17を、互いに前後方向Xに平行に延在させた場合には、防振装置10の圧入をスムースに行うことができる。
なお、防振装置10では、固定部17は、それぞれ、上下方向Yからの平面視において、当該固定部17の延在方向に沿って互いに接近するように形成されていてもよい。例えば、固定部17は、それぞれ、横方向外面17cが前後方向Xに沿って、圧入方向前側に向かうに従って互いに接近するように形成する。この場合、防振装置10を第2ブラケット40に対して容易に圧入することができる。
ところで、第2ストッパ部19は、固定部17を圧入するときに、必ずしも第2ブラケット40の保持部41の横面41cに接触させなくても構わない。第2ストッパ部19が横方向に変位しても、第2ストッパ部19は、結果的に、保持部41の横面41cとの衝突の緩衝材となるためである。
しかしながら、第2ブラケット40に対する防振装置10の横方向Zの変位は生じないことが好ましい。
第2ストッパ部19は、固定部17の延在方向に沿って、当該固定部17からの突出量が一定量で変化するテーパ状に形成されていることが好ましい。本実施形態では、第2ストッパ部19は、図7(b)の概略図に示すように、上下方向Yからの平面視において、前後方向Xに沿って、固定部17からの突出量が挿入(圧入)方向(白抜き矢印の方向)に向かうに従って一定量で減少する第1テーパ状部分19aと、前後方向Xに沿って、固定部17からの突出量が挿入(圧入)方向とは反対の方向(白抜き矢印と反対の方向)に向かうに従って一定量で増大する第2テーパ状部分19bとを有している。
この場合、固定部17を保持部41に圧入するときに、第2ストッパ部19は、第1テーパ状部分19aと第2テーパ状部分19bとの間に形成された横方向最外部分19cを第2ブラケット40の保持部41の横面41cに接触させながら、容易に圧入させることができる。このように、第2ストッパ部19に、少なくとも第1テーパ状部分19aを設ければ、固定部18を保持部41の横面41cに接触させながら圧入するときに第2ストッパ部19が圧入の妨げになり難く、防振装置10を容易に第2ブラケット40に固定することができる。
特に、本実施形態のように、第2ストッパ部19に第2テーパ状部分19bを設ければ、第2ストッパ部19全体の剛性が高まることから、横方向最外部分19cの耐久性、ひいては、第2ストッパ部19の耐久性を向上させることができる。
上述したところは、本発明の実施形態の例示であって、特許請求の範囲の記載によれば、種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、ストッパ部21は、前後方向Xでの衝突により生じる異音等を低減することを目的に設けられているが、横方向Zでの衝突により生じる異音等を低減することを目的に設けることもできる。また、本実施形態に係る防振ユニット1は、防振装置10、第1ブラケット30および第2ブラケット40で構成されているが、上述のとおり、少なくとも、防振装置10および第2ブラケット40を有していればよい。
また、本実施形態では、第2ストッパ部19は、圧入部18とともに弾性体13と一体に設けられているが、弾性体13、圧入部18および第2ストッパ部19はそれぞれ、別個に設け、あるいは、それぞれ組み合わせて一体に設けることができる。さらに、第2ストッパ部19は、固定部17のうち、横方向Zの外側を向いている面と併せて、または、単独で前後方向Xの圧入方向前側を向いている面に設けることもできる。また、第2ストッパ部19は、本実施形態に係るストッパ部21に置き換えることができる。
また、本実施形態では、防振装置10の固定部17に圧入部18を設け、この圧入部18とともに固定部17を第2ブラケット40の保持部41に対して圧入したが、圧入部18を省略して、直接固定部17を保持部41に対して圧入させることができる。
なお、図2中、防振装置10の圧入部18と第2ブラケット40の保持部41の上面41aとの間については、圧入部18が保持部41の上面41aに対してめり込んだように図示することで、当該圧入部18を強調して示しているが、実際には、圧入部18は、保持部41の上面41aに対して圧縮変形しており、保持部41の上面41aは平坦のままである。
本発明は、筒状の外側取付部材と、振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結される内側取付部材と、前記外側取付部材及び前記内側取付部材を弾性的に連結する弾性体と、前記弾性体とともに液室の壁面の一部を形成するダイヤフラムと、を有する防振装置、および、前記防振装置および当該防振装置を保持する保持部を有して前記振動発生部及び前記振動受部のいずれか他方に連結されるブラケットと、を有する、防振ユニットに適用することができる。
1;防振ユニット, 10;防振装置, 11;外側取付部材, 11a;開口部, 12;内側取付部材, 13;弾性体, 14;仕切部材, 15;メンブラン, 16;抑え部材, 17;固定部, 17a;フランジ部分, 17b;張出部分, 17c;横方向外面, 17d;補強部分, 18;圧入部, 19;第2ストッパ部, 19a;第1テーパ状部分, 19b;第2テーパ状部分, 19c;横方向最外部分, 20;ダイヤフラム, 20a;本体, 20b;突出部(ダイヤフラムの一部), 21;ストッパ部, 30;第1ブラケット, 40;第2ブラケット(ブラケット), 41;保持部, 41a;軸方向面(上面), 41b;軸方向面(下面), 41c;軸直方向面(横面), 42;壁部(接触部), O1 ;外側取付部材の軸, O2 ;軸, S1 ;主液室, S2 ;副液室, X;前後方向(軸直方向), Y;上下方向(軸方向), Z;横方向(軸直方向)

Claims (4)

  1. 筒状の外側取付部材と、振動発生部及び振動受部のいずれか一方に連結される内側取付部材と、前記外側取付部材及び前記内側取付部材を弾性的に連結する弾性体と、前記弾性体とともに液室の壁面の一部を形成するダイヤフラムと、を有し、
    前記ダイヤフラムの一部を、前記外側取付部材の外面よりも径方向外側に突出するストッパ部としたことを特徴とする、防振装置。
  2. 請求項1において、前記ストッパ部を、折り曲げ可能に延在させた、防振装置。
  3. 請求項1又は2において、前記外側取付部材は、前記ダイヤフラムの一部を挿通させる開口部を有する、防振装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の防振装置と、前記防振装置を保持する保持部を有して前記振動発生部及び前記振動受部のいずれか他方に連結されるブラケットと、を有し、さらに、前記ブラケットは、前記ストッパ部を接触させる接触部を有することを特徴とする、防振ユニット。
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