JP6329913B2 - 防振装置用ブラケットおよび防振装置 - Google Patents

防振装置用ブラケットおよび防振装置 Download PDF

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Description

本発明は、防振装置用ブラケットおよび防振装置に関する。
従来の防振装置用ブラケットには、2つの脚部を有するブラケット部材を一組有し、当該ブラケット部材の間に筒状のカップ部材を配置して、当該カップ部材を前記ブラケット部材にそれぞれ溶接するとともに、前記カップ部材の上方からコの字に形成されたストッパ部材を被せて前記カップ部材に溶接することによって一体化したものがある(例えば、特許文献1参照。)。この防振装置用ブラケットによれば、ブラケット部材の股下に位置するカップ部材の下端開口部から、当該カップ部材の内側に、防振装置本体を圧入固定することで、当該防振装置用ブラケットを備える防振装置とすることができる。
特願2011−256958号公報
しかしながら、上記の防振装置用ブラケットは、部品点数が多く、簡易な構造とするには改良の余地があった。
本発明の目的は、部品点数の少ない簡易な構造の防振装置用ブラケットおよび防振装置を提供することである。
本発明に係る防振装置用ブラケットは、振動発生部および振動受部の一方に連結される外側取付部材、前記振動発生部および前記振動受部の他方に連結される内側取付部材ならびに前記外側取付部材および前記内側取付部材を連結する弾性体を有する防振装置本体を保持する、防振装置用ブラケットであって、前記防振装置用ブラケットは、1枚の金属板を曲げることで形成され、前記外側取付部材の被保持部を保持する凹面が形成された突出凹部をそれぞれ有する、一対の側壁を備えた第1ブラケット部材と、1枚の金属板を曲げることで形成され、前記振動発生部および前記振動受部の一方の側に固定される固定部と、当該固定部の両端部分からそれぞれ起立し、前記第1ブラケット部材の前記突出凹部を保持する凹所をそれぞれ有する、一対の脚部と、を備えた第2ブラケット部材と、を有することを特徴とする。
本発明に係る防振装置用ブラケットによれば、部品点数の少ない簡易な構造の、防振装置用ブラケットとすることができる。
本発明に係る防振装置用ブラケットにおいて、前記第2ブラケット部材は、前記一対の脚部の先端部分に掛け渡されて、当該脚部および前記固定部とともに前記第1ブラケット部材を囲繞する梁部を有するものであることが好ましい。
この場合、防振装置用ブラケットの剛性(強度)を向上させることができる。
本発明に係る防振装置用ブラケットにおいて、前記第2ブラケット部材は、前記一対の脚部に掛け渡され、前記防振装置本体の前記弾性体の変位を制限するストッパを有するものであることが好ましい。
この場合、防振装置にストッパ機能を簡易に付加することができる。
本発明に係る防振装置用ブラケットにおいて、前記ストッパは、前記第2ブラケット部材の前記固定部の一縁と対向する他縁側を、前記固定部を残して曲げることで形成されたものとすることができる。
この場合、より少ない部品点数で、防振装置にストッパ機能を付加することができる。
本発明に係る防振装置は、上記のいずれかの防振装置用ブラケットと、当該防振装置用ブラケットに取り付けられた前記防振装置本体とを備えることを特徴とする。
本発明に係る防振装置によれば、部品点数の少ない簡易な構造の、防振装置とすることができる。
本発明に係る防振装置において、前記外側取付部材の前記被保持部は、外向きに突出させた突起であることが好ましい。
この場合、防振装置本体の外側取付部材全体を大型化させることなく、防振装置用ブラケットで防振装置をより確実に保持することができる。
本発明によれば、部品点数の少ない簡易な構造の防振装置用ブラケットおよび防振装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置用ブラケットの正面側を、上方から示す斜視図である。 図1の防振装置用ブラケットを構成する第1ブラケット部材の正面側を、上方から示す斜視図である。 図1の防振装置用ブラケットを構成する第2ブラケット部材の正面側を、上方から示す斜視図である。 図1の防振装置用ブラケットに取り付け可能な防振装置本体の一例を示す断面図である。 図1の防振装置用ブラケットおよび図4の防振装置本体を用いた、本発明の一実施形態に係る防振装置を示す正面図である。 図5の背面図である。 図5を下方から示す斜視図である。 図6を上方から示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る防振装置の正面側を、下方から示す斜視図である。 本発明に係る防振装置用ブラケットの、他の例の第2ブラケット部材の正面側を、下方から示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の様々な実施形態に係る、防振装置用ブラケットおよび防振装置を説明する。なお、以下、本実施形態に係る、防振装置は、車体または車台に、図示せぬエンジンを支持するためのエンジンマウントユニットとして説明する。本実施形態では、振動発生部および振動受部の一方をエンジンとし、振動発生部および振動受部の他方を車体または車台とする。また、車両の前後方向をX−X軸、鉛直方向をY−Y軸、左右方向をX−X軸およびY−Y軸に直交するZ−Z軸で示す。また、以下の説明にて、上下方向とは、鉛直方向を意味し、重力方向を下方、重力方向と反対方向を上方という。
図1中、符号1Aは、本発明の一実施形態に係る防振装置用ブラケット(以下、単に「ブラケット」ともいう。)である。本実施形態では、ブラケット1Aは、第1ブラケット部材2および第2ブラケット部材3で構成されている。ブラケット1Aは、窓部Wによって左右方向に開口している。
図2は、第1ブラケット部材2を示し、第1ブラケット部材2は、1枚の金属板に曲げ加工を施すことで形成され、後述の防振装置本体10の外側取付部材11の被保持部11aを保持する凹面2cが形成された突出凹部2bを、それぞれ有する一対の側壁2Bを備えた一体物である。本実施形態では、一対の側壁2B,2Bは、1枚の矩形の金属板がその長辺を前後方向に延在させるように配置し、当該金属板をほぼ逆U字に曲げることで、上方に配置される平坦な上壁2Aの両側から下方に向かって延在している。突出凹部2bは、側壁2B,2Bにそれぞれ、当該側壁2Bの一部を前後方向外向きに突出するように曲げることで形成されている。本実施形態では、突出凹部2bは、下面2b1 、上面2b2 およびこれらの一端を繋ぐ側面2b3 で形作られた突起である。さらに本実施形態では、下面2b1 、上面2b2 および側面2b3 はそれぞれ、平坦な面で構成されている。凹面2cは、互いに向かい合う側(内側)に形成されている。本実施形態では、凹面2cは、下面2c1 、上面2c2 およびこれらの一端を繋ぐ側面2c3 で形作られた、内側に開口した溝形状をしている。さらに本実施形態では、下面2c1 、上面2c2 および側面2c3 はそれぞれ、平坦な面で構成されている。
図3は、第2ブラケット部材3を示し、第2ブラケット部材3は、1枚の金属板に曲げ加工を施すことで形成され、振動発生部および振動受部の一方の側に固定される固定部3Aと、固定部3Aの両端部分からそれぞれ起立し、第1ブラケット部材2の突出凹部2bを保持する凹所3cを、それぞれ有する一対の脚部3Bと、を備えた一体物である。本実施形態では、一対の脚部3B,3Bは、固定部3Aの一縁3E1 の両端部分から当該一縁E1 の延在方向に間隔を置いて起立する。また、凹所3cは、脚部3B,3Bにそれぞれ、互いに向い合わせになるように形成されている。本実施形態では、凹所3cは、下面(または下縁)3c1 、上面(または上縁)3c2 およびこれらの一端を繋ぐ側面(または側縁)3c3 で形作られた、内側に開口した切り欠き形状をしている。図1に示すように、第2ブラケット部材3の凹所3cは、第1ブラケット部材2の突出凹部2bを保持する。本実施形態では、第1ブラケット部材2は、第2ブラケット部材3に圧入固定されている。
本実施形態の第2ブラケット部材3では、凹所3cの下面3c1 は、第1ブラケット部材2の突出凹部2bの下面b1を支持する。一方、凹所3cの上面3c2 は、第1ブラケット部材2の突出凹部2bの上面2b2 と接触し、また、第2ブラケット部材3の凹所3cの側面3c3 は、第1ブラケット部材2の突出凹部2bの側面2b3 と接触する。これにより、第1ブラケット部材2は第2ブラケット部材3に対して固定されている。
加えて、本実施形態の第2ブラケット部材3では、固定部3Aの一縁3E1 と対向する他縁3E2 側にも、当該他縁3E2 の延在方向に両端部分から間隔を置いて起立する一対の脚部3B,3Bを有する。さらに本実施形態では、第2ブラケット部材3は、脚部3B、3Bの先端部分に掛け渡されて当該脚部3B、3Bおよび固定部3Aとともに第1ブラケット部材2を囲繞する梁部3Dを有する。第2ブラケット部材3には、固定部3A、脚部3B、3Bおよび梁部3Dの内側に窓部Wが形成されている。梁部3Dは、第1ブラケット部材2の上壁2Aと接触し、梁部3Dと凹所3cとの間の脚部3Bも、第1ブラケット部材2の側壁2Bと接触する。これにより、本実施形態では、梁部3Dと凹所3cとの間でも、第1ブラケット部材2は、第2ブラケット部材3に圧入固定されている。
図1に示すように、本実施形態では、第1ブラケット部材2は、第2ブラケット部材3の窓部Wから一対の脚部3B,3Bそれぞれに形成された凹所3cを案内に、左右方向に沿って圧入固定される。すなわち、図1に示すように、本発明の一実施形態に係るブラケット1Aは、第2ブラケット部材3の左右(横)から第1ブラケット部材2を圧入固定することにより形成されている。なお、第1ブラケット部材2と第2ブラケット部材3との圧入部分は、溶接することもできる。
次いで図4中、符号10は、ブラケット1Aに取り付けられる防振装置本体である。防振装置本体10は、振動発生部および振動受部の一方に連結される外側取付部材11、前記振動発生部および前記振動受部の他方に連結される内側取付部材12、ならびに、外側取付部材11および内側取付部材12を連結する弾性体13を有する。本実施形態では、外側取付部材11は円筒状の部材である。外側取付部材11の内側に配置された内側取付部材12は、加硫接着された円錐リング状の弾性体13を介して連結されている。
また、本実施形態では、内側取付部材12の上端には、図示せぬエンジンサポート部材20を固定するためのカバー部材14が固定されている。カバー部材14は、内側取付部材12との間の弾性体13を介して開口部Aを形成する。開口部Aには、エンジンサポート部材20を導入することができる。これにより、エンジンサポート部材20は、開口部Aに導入されることで内側取付部材12に固定保持することができる。なお、本実施形態では、外側取付部材11の下端側は、ダイアフラム14によって密封されている。また、弾性体13とダイアフラム14との間の仕切壁には、メンブラン15が収容されている。これにより、本実施形態の防振装置本体10は、弾性体13とメンブラン15との間、および、ダイアフラム14とメンブラン15との間に、互いに流通可能な液室R1 ,R2 を形成している。なお、本実施形態では、防振装置本体10を液入り防振装置で説明したが、本発明によれば、防振装置本体10として、ダイアフラム14等を省略した、非液入りとすることもできる。
防振装置本体10は、外側取付部材11の被保持部11aを第1ブラケット部材2の凹面2cに挿入することにより、当該凹面2cを案内に、ブラケット1Aの内側に配置することができる。本実施形態では、被保持部11aは、外側取付部材11から外向きに突出させた突起である。さらに詳細には、被保持部11aは、下面11a1 、上面11a2 およびこれらの一端を繋ぐ側面11a3 で形作られた突起である。本実施形態では、下面11a1 、上面11a2 および側面11a3 はそれぞれ、平坦な面で構成されている。さらに、本実施形態では、被保持部11aは、防振装置本体10の中心軸を挟んだ対向する位置に一対として設けられている。本実施形態では、被保持部11aはそれぞれ、第1ブラケット部材2の凹面2cに圧入固定されている。
図5に示すように、本実施形態の第1ブラケット部材2では、凹面2cの下面2c1 は、外側取付部材11の被保持部11aの下面11a1 を支持する。一方、凹面2cの上面2c2 は、被保持部11aの上面11a2 と接触し、また、凹面2cの側面2c3 は、被保持部11aの側面11a3 と接触する。これにより、防振装置本体10は、第1ブラケット部材2に対して固定される。
図5〜図8中、符号100Aは、本発明の一実施形態に係る防振装置である。防振装置100Aは、ブラケット1Aに防振装置本体10を取り付けたものである。
図5に示すように、本実施形態では、防振装置本体10をブラケット1Aに取り付けるとき、防振装置本体10は、一対の被保持部11aをそれぞれ、第1ブラケット部材2に形成された凹面2cに挿入したのち、当該凹面2cを案内に圧入固定される。すなわち、本発明の一実施形態に係る、防振装置100Aは、ブラケット1Aの左右(横)から防振装置本体10を圧入固定することにより形成される。なお、第1ブラケット部材2と防振装置本体10との圧入部分は、溶接することもできる。
上述のとおり、本実施形態に係るブラケット1Aは、1枚の金属板を曲げることで形成され、防振装置本体10の外側取付部材11の被保持部11aを保持する凹面2cが形成された突出凹部2bを、それぞれ有する一対の側壁2B,2Bを備えた第1ブラケット部材2と、1枚の金属板を曲げることで形成され、振動発生部および前記振動受部側に固定される固定部3Aと、固定部3Aの両端部分からそれぞれ起立し、第1ブラケット部材2の突出凹部2bを保持する凹所3cを、それぞれ有する一対の脚部3B,3Bと、を備えた第2ブラケット部材3と、を有することを特徴とする。
本発明に係るブラケット1Aによれば、構成部品が実質的に、第1ブラケット部材2および第2ブラケット部材3のみで済むため、従来の防振装置用ブラケットに比べて、部品点数の少ない簡易な構造の、防振装置用ブラケットとすることができる。また、部品点数が削減されることで、製造コストの低減とともに、組み付け部分や溶接等の接合部分も削減できることから、耐久性を維持しつつ簡易な構造とすることができる。従来のブラケットは、防振装置本体が円筒形であるため、カップ部材を縦型の筒状にすることで、防振装置本体をカップ部材の下方から圧入し、或いは、カップ部材の上方に形成されたストッパ部材との間の隙間から防振装置本体を横から導入したのち、当該防振装置本体をカップ部材の上方から圧入していた。このため、防振装置用ブラケットの設計自由度に制限があった。これに対し、本実施形態に係るブラケット1Aは、ブラケット1Aの横(左右)からそのまま、ブラケット1Aの内側に挿入して取り付けることができるため、ブラケット1Aや防振装置本体に対する、形状等の設計自由度を大きく確保することができる。さらに、本実施形態では、第1ブラケット部材2および第2ブラケット部材3はいずれも、1枚の金属板を曲げ加工するだけで済む。
また、本発明に係るブラケット1Aでは、上方への入力を、第1ブラケット部材2の突出凹部2bの上面2b2 と接触する、第2ブラケット部材3の凹所3cの上面3c2 で受け、また、下方への入力を、第1ブラケット部材2の突出凹部2bの下面2b1 を支持する、第2ブラケット部材3の凹所3cの下面3c1 で受け、さらに、前後への入力を、第1ブラケット部材2の突出凹部2bの側面2b3 と接触する、第2ブラケット部材3の凹所3cの側面3c3 で受ける。このため、第1ブラケット部材2および第2ブラケット部材3を溶接した場合、当該溶接部分に対する強度要求を少なくしながら、第1ブラケット部材2と第2ブラケット部材3との取り付け部分における耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係るブラケット1Aでは、従来のように、主たる振動入力となる上下方向から防振装置本体10を圧入するのではなく、上下方向に対して交差する前後方向から防振装置本体10を圧入するため、第1ブラケット部材2と防振装置本体10との取り付け部分における耐久性を向上させることができる。
特に、本実施形態に係るブラケット1Aでは、第2ブラケット部材3は、一対の脚部3B,3Bの先端部分に掛け渡されて、当該脚部3B,3Bおよび固定部3Aとともに第1ブラケット部材2を囲繞する梁部3Dを有する。この場合、第2ブラケット部材3が第1ブラケット部材2を囲繞することで、第1ブラケット部材2を補強することができ、結果として、ブラケット1Aの剛性(強度)を向上させることができる。
また、本実施形態に係る防振装置は、上記のブラケット1Aと、当該ブラケット1Aによって保持された防振装置本体10とを備えている。
本発明に係る防振装置100Aによれば、ブラケット1Aの構成部品が実質的に、第1ブラケット部材2および第2ブラケット部材3のみで済むため、従来の防振装置に比べて、部品点数の少ない簡易な構造の防振装置とすることができる。
特に、本実施形態に係る防振装置100Aでは、外側取付部材11の被保持部11aは、外向きに突出させた突起である。この場合、外側取付部材11を保持するための被保持部11aのみが第1ブラケット部材2の凹面2cに保持されることから、外側取付部材11の周方向全体を大型化させることなく、防振装置本体10をより確実に保持することができる。
次いで、図9は、他の実施形態に係る防振装置100Bを示す。防振装置100Bは、他の実施形態に係るブラケット1Bに防振装置本体10を取り付けたものである。以下、図1〜8に示す実施形態と実質的に同一の部分は、同一の符号をもって、その説明を省略する。
本実施形態に係るブラケット1Bでは、第2ブラケット部材3は、一対の脚部3B,3Bに掛け渡されるストッパS1 を有する。本実施形態では、ストッパS1 は、第1ブラケット部材2と一体に、または、(例えば、溶接等を介して)別体に形成されている。本実施形態に係る防振装置100Bでは、第1ブラケット部材2の内側に掛け渡されることで、防振装置本体10の弾性体13の下方移動が所定以上の間隔となるとき、弾性体13の下方移動に追従して下方移動したエンジンサポート部材20がストッパS1 に接触する。これにより、ストッパS1 は、防振装置本体10の弾性体13の下方移動を制限する。この場合、防振装置100Bにストッパ機能を簡易に付加することができる。なお、本実施形態では、防振装置本体10の弾性体13の上方への移動は、第1ブラケット2の上壁2Aの内面に、防振装置本体10の弾性体13の上端に設けられた、他のストッパS2 が接触することで制限される。
図10は、さらに他の実施形態に係る第2ブラケット部材3´を示す。第2ブラケット部材3´は、図1〜10に示す第2ブラケット部材3に代えて、防振装置用ブラケットや防振装置に採用することができる。以下、図1〜10に示す、第2ブラケット部材3と実質的に同一の部分は、同一の符号をもって、その説明を省略する。
本実施形態に係るストッパS1 は、第2ブラケット部材3´の固定部3Aの一縁3E1 と対向する他縁3E2 側(背面側)を、当該固定部3aを残して曲げることで形成されたものである。詳細には、第2ブラケット部材3´は、固定部3Aの他縁3E2 から起立させた一対の脚部3Bと、当該脚部3Bの先端部分を連結する梁部を、他方の一対の脚部3B,3Bと反対の外向きに折り返してなる折返し部3Fと、を有し、折返し部3FをストッパS1 としてなる。この場合、ストッパS1 を曲げ加工により、第2ブラケット部材3´とともに一体に形成できることから、より少ない部品点数で防振装置にストッパ機能を付加することができる。なお、折返し部3Fは、一対の脚部3Bの梁部に代えて、固定部3Aの他縁3E2 から起立させた1枚壁の先端部分を曲げ加工してもよい。
上述したところは、本発明の実施形態の例示であって、特許請求の範囲の記載によれば、種々の変更が可能である。例えば、第1ブラケット部材は、1枚の金属板をプレスによって一体に形成することができる。また、第2ブラケット部材は、1枚の金属板から外形を打ち抜いたのち、プレスによって一体に形成することができる。本発明の防振装置は、エンジンマウントユニットに限定されるものではなく、建設機械に搭載される発電機用マウントユニットや、工場等に設置される機械用マウントユニットとして使用することができる。さらに、各実施形態の構成は、それぞれ、互いに適宜、組み合わせて使用することができる。
本発明は、振動発生部および振動受部の一方に連結される外側取付部材、前記振動発生部および前記振動受部の他方に連結される内側取付部材ならびに前記外側取付部材および前記内側取付部材を連結する弾性体を有する防振装置本体を保持する、防振装置用ブラケットおよび防振装置に採用することができる。
1A,1B:ブラケット(防振装置用ブラケット), 2:第1ブラケット部材, 2B:側壁, 2b:突出凹部, 2b1 :下面, 2b2 :上面, 2b3 :側面, 2c:凹面, 2c1 :下面, 2c2 :上面, 2c3 :側面, 3:第2ブラケット部材, 3A:固定部, 3B:脚部, 3c:凹所, 3c1 :下面, 3c2 :上面, 3c3 :側面, 3D:梁部, 3E1 :一縁, 3E2 :他縁, S1 :ストッパ, 10:防振装置本体, 11:外側取付部材, 11a:被保持部, 11a1 :下面, 11a2 :上面, 11a3 :側面, 12:内側取付部材, 13:弾性体, 20:エンジンサポート部材, 100A,100B:防振装置

Claims (6)

  1. 振動発生部および振動受部の一方に連結される外側取付部材、前記振動発生部および前記振動受部の他方に連結される内側取付部材ならびに前記外側取付部材および前記内側取付部材を連結する弾性体を有する防振装置本体を保持する、防振装置用ブラケットであって、
    前記防振装置用ブラケットは、
    1枚の金属板を曲げることで形成され、前記外側取付部材の被保持部を保持する凹面が形成された突出凹部をそれぞれ有する、一対の側壁を備えた第1ブラケット部材と、
    1枚の金属板を曲げることで形成され、前記振動発生部および前記振動受部の一方の側に固定される固定部と、当該固定部の両端部分からそれぞれ起立し、前記第1ブラケット部材の前記突出凹部を保持する凹所をそれぞれ有する、一対の脚部と、を備えた第2ブラケット部材と、
    を有することを特徴とする、防振装置用ブラケット。
  2. 請求項1において、前記第2ブラケット部材は、前記一対の脚部の先端部分に掛け渡されて、当該脚部および前記固定部とともに前記第1ブラケット部材を囲繞する梁部を有するものである、防振装置用ブラケット。
  3. 請求項1または2において、前記第2ブラケット部材は、前記一対の脚部に掛け渡され、前記防振装置本体の前記弾性体の変位を制限するストッパを有するものである、防振装置用ブラケット。
  4. 請求項3において、前記ストッパは、前記第2ブラケット部材の前記固定部の一縁と対向する他縁側を、前記固定部を残して曲げることで形成されたものである、防振装置用ブラケット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の防振装置用ブラケットと、当該防振装置用ブラケットに取り付けられた前記防振装置本体とを備えることを特徴とする、防振装置。
  6. 請求項5において、前記外側取付部材の前記被保持部は、前記突出凹部に向かって突出させた突起である、防振装置。
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