JP2016178999A - 電子機器、活動量計測方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、活動量計測方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自転車による走行時の活動量をより正確に計測すること。
【解決手段】運動計測装置1は、センサ情報取得部51と、計測情報取得部52とを備える。センサ情報取得部51は、運転者周辺の気圧を取得する。計測情報取得部52は、センサ情報取得部51によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する。これにより、運動計測装置1においては、走行時に発生する気圧変化を取得し、その気圧変化を反映させて、ユーザの活動量を取得することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器、活動量計測方法及びプログラムに関する。
近年、健康維持等のためにサイクリングによる運動を行う人口が増えつつある。自転車は、足首や膝に対する負荷が比較的小さい上、景色を眺めて楽しみつつ、十分な量の運動ができることから、長時間運動を続けるのに適した道具であると言われている。
自転車による走行時において、活動量を計算する基礎となるのがケイデンス(1分間あたりのクランク回転数)であり、ケイデンスを測定する機器も普及しつつある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−338653号公報
しかしながら、自転車による走行時には、主に空気抵抗及び摩擦抵抗を受けることとなり、一般に、15km/h以上では空気抵抗が支配的となる。そのため、自転車での走行時においては、ケイデンスを測定するのみでは、正確な活動量を計測することが困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、自転車による走行時の活動量をより正確に計測することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の電子機器は、
自転車の走行における活動量を取得する電子機器であって、
運転者周辺の気圧を取得する気圧取得手段と、
前記気圧取得手段によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、自転車による走行時の活動量をより正確に計測することが可能となる。
本発明の電子機器の一実施形態としての運動計測装置1の使用状態を示す模式図である。 本発明の電子機器の一実施形態としての運動計測装置の構成を示す図であり、図2(a)は外観構成図、図2(b)は、ハードウェア構成を示すブロック図である。 図2の運動計測装置の機能的構成のうち、活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 自転車での走行時に発生する空気抵抗の概念を示す図である。 気圧変化テーブルの一例を示す模式図である。 図3の機能的構成を有する図2の運動計測装置が実行する活動量計測処理の流れを説明するフローチャートである。 図3の機能的構成を有する図2の運動計測装置が実行する乗車姿勢支援処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の電子機器の一実施形態としての運動計測装置1の使用状態を示す模式図である。
図1においては、運動計測装置1が自転車を運転するユーザの腰部背面に設置され、ユーザの腕に装着されたリスト型の端末装置等からなる表示装置2と連携する状態を示している。
図1に示すように装着された運動計測装置1において、自転車で走行するユーザの体軸周りの回動や、走行速度、ユーザ周辺の気圧変化及びケイデンス等が計測される。
[ハードウェア構成]
図2は、本発明の電子機器の一実施形態としての運動計測装置1の構成を示す図であり、図2(a)は外観構成図、図2(b)は、ハードウェア構成を示すブロック図である。
運動計測装置1は、ユーザの腰にベルトによって装着される腰装着型に構成され、測位機能や加速度検出機能等を備えた電子機器である。
図2に示すように、運動計測装置1は、制御部11と、センサユニット12と、入力部13と、LCD(Liquid Crystal Display)14と、時計回路15と、ROM(Read Only Memory)16と、RAM(Random Access Memory)17と、GPS(Global Positioning System)アンテナ18と、GPSモジュール19と、無線通信用アンテナ20と、無線通信モジュール21と、ドライブ22とを備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置によって構成され、運動計測装置1全体の動作を制御する。例えば、制御部11は、活動量計測処理(後述)及び乗車姿勢支援処理(後述)のためのプログラム等、ROM16に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
センサユニット12は、3軸加速度センサ、地磁気センサ、あるいは気温センサ等の各種センサを備えている。
入力部13は、各種釦やLCD14の表示領域に積層される静電容量式または抵抗膜式の位置入力センサ等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
LCD14は、制御部11の指示に従って画像を出力する。例えば、LCD14は、各種画像やユーザインターフェースの画面を表示する。本実施形態においては、LCD14に入力部13の位置入力センサが重畳して配置され、タッチパネルが構成されている。
時計回路15は、システムクロックあるいは発振器により生成される信号から時刻信号を生成し、現在時刻を出力する。
ROM16は、制御部11で実行される制御プログラム等の情報を格納する。
RAM17は、制御部11が各種処理を実行する際のワークエリアを提供する。
GPSアンテナ18は、GPSにおける衛星から発信される電波を受信して電気信号に変換し、変換した電気信号(以下、「GPS信号」と称する。)をGPSモジュール19に出力する。
GPSモジュール19は、GPSアンテナ18から入力されたGPS信号に基づいて、運動計測装置1の位置(緯度、経度、高度)及びGPSによって示される現在時刻を検出する。また、GPSモジュール19は、検出した位置及び現在時刻を示す情報を制御部11に出力する。
無線通信用アンテナ20は、無線通信モジュール21によって利用される無線通信に対応した周波数の電波を受信可能なアンテナであり、例えばループアンテナやロッドアンテナによって構成される。無線通信用アンテナ20は、無線通信モジュール21から入力された無線通信の電気信号を電磁波として送信したり、受信した電磁波を電気信号に変換して無線通信モジュール21に出力したりする。
無線通信モジュール21は、制御部11の指示に従って、無線通信用アンテナ20を介して他の装置に信号を送信する。また、無線通信モジュール21は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を制御部11に出力する。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ(例えばフラッシュメモリ)等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。リムーバブルメディア31は、活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理で取得されたデータ等の各種データを記憶することができる。
[機能的構成]
次に、運動計測装置1の機能的構成について説明する。
図3は、図2の運動計測装置1の機能的構成のうち、活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
活動量計測処理とは、自転車で走行しているユーザの身体の動きからケイデンスを計測すると共に、走行によってユーザの周辺に生じる気圧変化を計測し、ケイデンス及び気圧変化に基づいて、ユーザの活動量を計測する一連の処理である。また、乗車姿勢支援処理とは、自転車の走行によってユーザに生じる気圧変化に基づいて、ユーザに対して、より適切な乗車姿勢とするための支援を行う一連の処理である。なお、本実施形態において、活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理において取得された活動量やユーザの乗車姿勢(速度に対する気圧変化)等のデータは、取得された時刻と対応付けて、リムーバブルメディア31に逐次記憶される。
活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理が実行される場合には、図3に示すように、制御部11において、センサ情報取得部51と、計測情報取得部52と、乗車姿勢判定部53と、出力制御部54とが機能する。
また、ROM16の一領域には、気圧変化テーブル記憶部71が設定される。
気圧変化テーブル記憶部71には、自転車によって走行しているユーザの速度と、停車時に対する走行時の気圧低下値(腰部背面側における値)とが対応付けられた気圧変化テーブルが記憶されている。
図4は、自転車での走行時に発生する空気抵抗の概念を示す図である。
図4(a)に示すように、自転車により高速で走行した場合、運転者であるユーザの背後には渦が発生し、気圧が低くなることによって、ユーザを背後に引き寄せる力が作用する。
このような現象は、図4(b)に示すように低速時に比べ、図4(c)に示すように高速時の方が大きな力となる。即ち、走行速度が大きいほど、ケイデンスから想定される活動量に対して、空気抵抗による活動量の増加が見込まれる。
そこで、本実施形態の運動計測装置1においては、走行時におけるユーザ周辺の気圧変化に着目し、気圧変化による影響を反映させて活動量を計測すると共に、気圧変化の特性をテーブルとしたデータ(気圧変化テーブル)を参照して、ユーザがより適切な乗車姿勢を取ることを支援するものとしている。
図5は、気圧変化テーブルの一例を示す模式図である。
図5に示すように、気圧変化テーブルには、自転車によって走行しているユーザの走行速度V1〜V10と、それぞれの速度での停車時に対する走行時の標準気圧低下値ΔP1〜ΔP10とが対応付けて記憶されている。
乗車姿勢支援処理が行われる際には、走行速度に対する標準的な気圧低下値(標準気圧低下値)として、気圧変化テーブルにおけるΔP1〜ΔP10のいずれかが読み出される。なお、気圧変化テーブルに記憶された速度及び標準気圧低下値を線形補間等することによって、より正確な気圧低下値を取得して、乗車姿勢支援処理に用いることとしてもよい。また、標準気圧低下値に対して、ユーザの体格や自転車のタイプ(ロードバイクあるいはクロスバイク等)に応じた補正を加えて乗車姿勢支援処理に用いることとしてもよい。
図3において、センサ情報取得部51は、センサユニット12によって計測された物理量のデータ(センサ情報)を予め設定された時間(例えば、0.1秒)毎に取得する。本実施形態において、センサ情報取得部51は、センサユニット12から気圧及び角速度等のデータを取得する。また、センサ情報取得部51は、GPSモジュール19によって計測されたGPS情報(現在位置及び現在時刻)を予め設定された時間(例えば1秒)毎に取得する。
計測情報取得部52は、センサ情報取得部51によって取得されたセンサ情報あるいはGPS情報に基づいて、各種計測情報を取得する。例えば、計測情報取得部52は、走行開始後、ユーザの体軸回りの角速度信号を取得する。そして、計測情報取得部52は、取得された角速度に対しノイズ除去のため平滑化を施した上で、平滑化された角速度における所定の期間(例えば4秒)の移動平均値を算出する。さらに、計測情報取得部52は、この移動平均値と平滑化された角速度信号の交点を求め、この交点間の時間をペダリングの周期とする。計測情報取得部52は、このようにして求めた周期から、1分間あたりのペダリング数(ケイデンス)を取得する。
また、計測情報取得部52は、センサ情報取得部51によって走行前に取得された気圧APbと、センサ情報取得部51によって走行時に取得された気圧APcとに基づいて、次式(1)に従い、自転車で走行するユーザの活動量を取得する。
活動量=C×((APb−APc)+B)×ケイデンス (1)
なお、(1)式において、Bは気圧変化に依存しない固定値、Cは補正係数である。
さらに、計測情報取得部52は、GPSモジュール19によって計測されたGPS情報に基づいて、ユーザの走行速度を取得する。
乗車姿勢判定部53は、ユーザの走行速度と、気圧変化テーブルに記憶されている標準の気圧低下値とに基づいて、ユーザの乗車姿勢を判定する。具体的には、乗車姿勢判定部53は、予め取得されたユーザの走行環境における大気圧(以下、「基礎気圧」と呼ぶ。)において、ユーザの走行速度における腰部背面での標準気圧低下値を基礎気圧から減算して目標気圧を取得する。そして、乗車姿勢判定部53は、目標気圧と、センサ情報取得部51によって取得される走行時のユーザの腰部背面の気圧とを比較し、走行時の気圧が目標気圧を下回っている場合(例えば、走行時の気圧が目標気圧よりも閾値Th以上低い場合)、ユーザの乗車姿勢が理想の乗車姿勢よりも立ち上がった状態であると判定する。なお、ユーザの乗車姿勢が理想の乗車姿勢よりも立ち上がった状態であるときには、ユーザがより大きい風圧を受けて、腰部背面に、より大きな気圧低下を発生させていると推定される。
また、乗車姿勢判定部53は、走行時のユーザの腰部背面の気圧と目標気圧との差に応じて、ユーザの乗車姿勢の改善を支援するためのメッセージを生成する。なお、乗車姿勢判定部53は、目標気圧と走行時の気圧との差の閾値Thを多段階に設定し、走行時のユーザの腰部背面の気圧と目標気圧との差が大きい場合、「身体を大きく前傾させてください」というメッセージを生成し、走行時のユーザの腰部背面の気圧と目標気圧との差が中程度の場合、「身体を少し前傾させてください」というメッセージを生成することができる。同様に、乗車姿勢判定部53は、走行時のユーザの腰部背面の気圧と目標気圧との差が小さい場合、「この乗車姿勢を維持してください」というメッセージを生成することもできる。
出力制御部54は、計測情報取得部52によって取得された活動量等の情報を示すメッセージや、乗車姿勢判定部53によって生成されたメッセージを、無線通信モジュールを介して、表示装置2に送信する。ユーザは、表示装置2に表示されたメッセージを参考にして、乗車姿勢の改善を図ることができる。
なお、出力制御部54が、乗車姿勢判定部53によって生成されたメッセージを運動計測装置1のLCD14に表示したり、不図示のスピーカや振動モータによって、音声あるいは振動等として出力したりすることもできる。
[動作]
[活動量計測処理]
図6は、図3の機能的構成を有する図2の運動計測装置1が実行する活動量計測処理の流れを説明するフローチャートである。
活動量計測処理は、ユーザによる入力部13への活動量計測処理開始の操作により開始される。
ステップS1において、センサ情報取得部51は、センサユニット12の気圧センサから基礎気圧とする現在の気圧を取得する。なお、基礎気圧は、ユーザが自転車で走行していない状態で計測することが望ましいため、ステップS1において、出力制御部54が、停車した状態で基礎気圧を計測するようユーザにメッセージを出力することとしてもよい。
ステップS2において、計測情報取得部52は、センサユニット12の角速度センサから角速度のデータを取得し、ユーザの体軸周りの角速度を取得する。このとき、計測情報取得部52は、センサユニット12から取得された角速度のデータを平滑化した上で、平滑化された角速度における所定の期間(例えば4秒)の移動平均を体軸周りの角速度として取得する。
ステップS3において、計測情報取得部52は、ユーザの体軸周りの角速度に基づいて、ケイデンスを取得する。このとき、計測情報取得部52は、ユーザの体軸周りの角速度(移動平均値)と平滑化された角速度信号の交点間の時間をペダリングの周期とし、このペダリングの周期からケイデンスを取得する。
ステップS4において、センサ情報取得部51は、センサユニット12の気圧センサから現在の気圧(走行時の気圧)を取得する。
ステップS5において、計測情報取得部52は、ステップS1において取得された基礎気圧APbと、ステップS4において取得された気圧APcとに基づいて、式(1)に従い、自転車で走行するユーザの活動量を取得する。ステップS5において取得された活動量は、リムーバブルメディア31に逐次記憶され、自転車による一連の走行における活動量の積分値が、その走行における総活動量となる。
ステップS6において、出力制御部54は、計測情報取得部52によって取得されたユーザの活動量を示すメッセージを表示装置2に出力する。
ステップS6の後、処理終了の操作が行われるまで、ステップS2以降の処理が繰り返される。
このような処理により、走行時に発生する気圧変化を取得し、その気圧変化を反映させて、ユーザの活動量を取得することができる。
したがって、自転車による走行時の活動量をより正確に計測することができる。
[乗車姿勢支援処理]
次に、乗車姿勢支援処理について説明する。
図7は、図3の機能的構成を有する図2の運動計測装置1が実行する乗車姿勢支援処理の流れを説明するフローチャートである。
乗車姿勢支援処理は、ユーザによる入力部13への乗車姿勢支援処理開始の操作により開始される。なお、乗車姿勢支援処理が行われる場合、基礎気圧が予め取得される。
ステップS11において、計測情報取得部52は、GPSモジュール19によって計測されたGPS情報に基づいて、ユーザの走行速度を取得する。
ステップS12において、乗車姿勢判定部53は、気圧変化テーブルを参照し、ユーザの走行速度に対応する標準気圧低下値を取得する。
ステップS13において、乗車姿勢判定部53は、ユーザの走行速度における標準気圧低下値を基礎気圧から減算して目標気圧を取得する。
ステップS14において、センサ情報取得部51は、センサユニット12の気圧センサから現在の気圧(走行時の気圧)を取得する。
ステップS15において、乗車姿勢判定部53は、目標気圧と、センサ情報取得部51によって取得される現在のユーザの腰部背面の気圧との差が、予め設定された閾値Th以上であるか否かの判定を行う。
目標気圧と、センサ情報取得部51によって取得される現在のユーザの腰部背面の気圧との差が、予め設定された閾値Th以上である場合、ステップS15においてYESと判定されて、処理はステップS16に移行する。
一方、目標気圧と、センサ情報取得部51によって取得される現在のユーザの腰部背面の気圧との差が、予め設定された閾値Th未満である場合、ステップS15においてNOと判定されて、処理はステップS11に戻る。
ステップS16において、乗車姿勢判定部53は、現在のユーザの腰部背面の気圧と目標気圧との差に応じて、ユーザの乗車姿勢の改善を支援するためのメッセージを生成し、出力制御部54は、このメッセージを表示装置2に出力する。
ステップS16の後、処理終了の操作が行われるまで、ステップS11以降の処理が繰り返される。
このような処理により、走行時に発生するユーザ周辺の気圧変化を取得し、その気圧変化の状態に応じて、ユーザの乗車姿勢を支援するメッセージを出力することができる。
したがって、ユーザに対して、自転車の乗車姿勢に関する適切な支援を行うことができる。
以上のように構成される運動計測装置1は、センサ情報取得部51と、計測情報取得部52とを備える。
センサ情報取得部51は、運転者周辺の気圧を取得する。
計測情報取得部52は、センサ情報取得部51によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する。
これにより、運動計測装置1においては、走行時に発生する気圧変化を取得し、その気圧変化を反映させて、ユーザの活動量を取得することができる。
したがって、自転車による走行時の活動量をより正確に計測することができる。
また、計測情報取得部52は、走行時におけるペダルの回動に関する情報(例えばケイデンス)を取得する。
計測情報取得部52は、第1気圧及び第2気圧と、回動に関する情報とに基づいて、走行時の活動量を取得する。
これにより、走行時におけるペダルの回動に関する情報から取得される活動量に加え、走行時の気圧変化から取得される活動量を取得して、より正確な活動量を計測することができる。
また、センサ情報取得部51は、運転者の背面における気圧を取得する。
計測情報取得部52は、第1気圧に対する第2気圧の低下の大きさに基づいて、走行時の活動量を取得する。
これにより、走行によって発生するユーザ背後の空気の渦による気圧低下を計測して、適切に走行時の活動量を取得することができる。
また、運動計測装置1は、気圧変化テーブル記憶部71を備える。
気圧変化テーブル記憶部71は、非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧との差における標準値を記憶する。
乗車姿勢判定部53は、センサ情報取得部51によって実際に取得された第1気圧及び第2気圧の差と、気圧変化テーブル記憶部71に記憶されている標準値(標準気圧低下値)とに基づいて、運転者の乗車姿勢を判定する。
これにより、走行時に運転者周辺に発生する気圧変化を基準として、運転者の乗車姿勢を判定することができ、走行に伴う物理現象に基づいて、客観的な乗車姿勢の判定を行うことができる。
また、乗車姿勢判定部53は、現在の走行速度に対応する目標気圧を取得する。
乗車姿勢判定部53は、目標気圧と、第2気圧との差が予め設定された閾値以上であるか否かの判定を行い、閾値以上であると判定された場合にその旨を報知する。
これにより、走行速度に対応する目標気圧に適合しているか否かを基に、運転者の乗車姿勢について報知することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、ユーザの腰部背面における気圧の変化を取得して、その取得結果を用いて、活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理を実行するものとしたが、これに限られない。例えば、ユーザの腰部前面における気圧の変化を取得して、その取得結果を用いて、活動量計測処理及び乗車姿勢支援処理を実行することとしてもよい。この場合にも、走行による気圧変化を反映させて、より正確な活動量を計測したり、自転車の乗車姿勢に関する適切な支援を行ったりすることができる。
また、上述の実施形態では、運動計測装置1によって、ケイデンスを取得し、走行時の気圧変化及びケイデンスに基づく活動量を取得するものとしたが、これに限られない。例えば、他の装置によって計測したケイデンスに基づく活動量を、運動計測装置1によって計測した走行時の気圧変化に基づく活動量で補正することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される運動計測装置1は、ユーザの腰にベルトによって装着される腰装着型の装置を例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、活動量計測機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機、歩数計、活動量計等の計測機器、血圧計、脈拍計等の生体情報センサ等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が運動計測装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disc)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM16等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
自転車の走行における活動量を取得する電子機器であって、
運転者周辺の気圧を取得する気圧取得手段と、
前記気圧取得手段によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
[付記2]
走行時におけるペダルの回動に関する情報を取得する回動情報取得手段を備え、
前記活動量取得手段は、前記第1気圧及び第2気圧と、前記ペダルの回動に関する情報とに基づいて、走行時の活動量を取得することを特徴とする付記1に記載の電子機器。
[付記3]
前記気圧取得手段は、運転者の背面における気圧を取得し、
前記活動量取得手段は、前記第1気圧に対する前記第2気圧の低下の大きさに基づいて、走行時の活動量を取得することを特徴とする付記1又は2に記載の電子機器。
[付記4]
前記非走行時の第1気圧と、前記走行時の第2気圧との差における標準値を記憶する標準値記憶手段と、
前記気圧取得手段によって実際に取得された前記第1気圧及び前記第2気圧の差と、前記標準値記憶手段に記憶されている前記標準値とに基づいて、運転者の乗車姿勢を判定する乗車姿勢判定手段と、
を備えることを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の電子機器。
[付記5]
現在の走行速度に対応する目標気圧を取得する目標気圧取得手段を更に備え、
前記乗車姿勢判定手段は、
前記目標気圧と、前記第2気圧との差が予め設定された閾値以上であるか否かの判定を行い、閾値以上であると判定された場合にその旨を報知することを特徴とする付記4に記載の電子機器。
[付記6]
電子機器において実行される活動量計測方法であって、
運転者周辺の気圧を取得する気圧取得ステップと、
前記気圧取得ステップにおいて取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得ステップと、
を含むことを特徴とする活動量計測方法。
[付記7]
電子機器を制御するコンピュータに、
運転者周辺の気圧を取得する気圧取得機能と、
前記気圧取得機能によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1・・・運動計測装置,11・・・制御部,12・・・センサユニット,13・・・入力部,14・・・LCD,15・・・時計回路,16・・・ROM,17・・・RAM,18・・・GPSアンテナ,19・・・GPSモジュール,20・・・無線通信用アンテナ,21・・・無線通信モジュール,22・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア、51・・・センサ情報取得部、52・・・計測情報取得部、53・・・乗車姿勢判定部、54・・・出力制御部、71・・・気圧変化テーブル記憶部

Claims (7)

  1. 自転車の走行における活動量を取得する電子機器であって、
    運転者周辺の気圧を取得する気圧取得手段と、
    前記気圧取得手段によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 走行時におけるペダルの回動に関する情報を取得する回動情報取得手段を備え、
    前記活動量取得手段は、前記第1気圧及び第2気圧と、前記ペダルの回動に関する情報とに基づいて、走行時の活動量を取得することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記気圧取得手段は、運転者の背面における気圧を取得し、
    前記活動量取得手段は、前記第1気圧に対する前記第2気圧の低下の大きさに基づいて、走行時の活動量を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記非走行時の第1気圧と、前記走行時の第2気圧との差における標準値を記憶する標準値記憶手段と、
    前記気圧取得手段によって実際に取得された前記第1気圧及び前記第2気圧の差と、前記標準値記憶手段に記憶されている前記標準値とに基づいて、運転者の乗車姿勢を判定する乗車姿勢判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 現在の走行速度に対応する目標気圧を取得する目標気圧取得手段を更に備え、
    前記乗車姿勢判定手段は、
    前記目標気圧と、前記第2気圧との差が予め設定された閾値以上であるか否かの判定を行い、閾値以上であると判定された場合にその旨を報知することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 電子機器において実行される活動量計測方法であって、
    運転者周辺の気圧を取得する気圧取得ステップと、
    前記気圧取得ステップにおいて取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得ステップと、
    を含むことを特徴とする活動量計測方法。
  7. 電子機器を制御するコンピュータに、
    運転者周辺の気圧を取得する気圧取得機能と、
    前記気圧取得機能によって取得された非走行時の第1気圧と、走行時の第2気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得する活動量取得機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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