JP5888309B2 - トレーニング支援装置およびシステム、フォーム解析装置および方法、ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、歩行または走行フォーム等の解析に用いて好適な、トレーニング支援装置およびシステム、フォーム解析装置および方法、ならびにプログラムに関する。
従来、加速度センサが搭載されたスマートホン等を身体の一部に装着し、歩行または走行中の姿勢等に関するデータを計測することが行われていた。しかしながら、スマートホンを身体に装着する煩わしさや腕振り等の運動の評価に必要なフォーム解析等ができない。したがって、身体への装着の煩わしさから解放し、腕振り等のフォーム解析が可能なトレーニング支援装置の出現が期待されていた。
このため、例えば、特許文献1,2には、ユーザの運動パフォーマンスをモニタする、リストバンドを備えたモジュールに関する技術が開示されている。また、例えば、特許文献3には、加速度センサを実装したリストバンド型の運動計測装置を用い、走行中における腕振り等の走行フォーム等を計測する技術が開示されている。
特表2012−524640号公報 特表2011−516210号公報 特開2013−143996号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示された技術によれば、身体へ装着する煩わしさからは解放されるものの、フォーム解析等の高度な運動能力評価はできない。また、特許文献3に開示された技術によれば、大がかりなモーションキャプチャ等の画像処理技術に代わって腕振り等のフォーム解析はできるが、例えば、腕振りと足の着地とのバランス等の解析は困難であり、その解析能力は制限される。また、フォーム解析は、リストバンド型の運動計測装置内で処理されるため非効率的である。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、フォーム解析を効率的に行なうトレーニング支援装置およびシステム、フォーム解析装置および方法、ならびにプログラムを提供することを第1の目的とする。また、フォーム解析能力の拡張をはかった、トレーニング支援装置およびプログラムを提供することを第2の目的とする。
本発明の一つの態様は、腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度成分を計測するトレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置であって、前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される前記加速度成分に基づき、前記腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行い、前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信する制御部を備え、前記制御部は、足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析することを特徴とするフォーム解析装置である。
本発明によれば、フォーム解析を効率的に行なうトレーニング支援装置およびシステム、フォーム解析装置および方法、ならびにプログラムを提供することができる。また、フォーム解析能力の拡張をはかった、トレーニング支援装置およびプログラムも提供することが出来る。
本発明の実施の形態のトレーニング支援システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態のトレーニング支援装置(リスト端末)の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のフォーム解析装置(フォーム解析サーバ)の内部構成を示すブロック図である。 図1のトレーニング支援装置を装着した走者の走行フォームの軌跡を示した図である。 図1のトレーニング支援装置を装着した走者の走行時における1周期の動きを説明するために引用した図である。 図1のフォーム解析装置の動作を示すフローチャートである。 図1のトレーニング支援装置の着地時におけるZ軸の加速度成分と着地タイミングとの関係を説明するために引用した図である。 図1のトレーニング支援装置の動きと腕の振りとの関係を説明するために引用した図である。 本発明の実施の形態の変形例のトレーニング支援装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態のトレーニング支援装置に表示される画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という)について詳細に説明する。なお、本実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態の構成:トレーニング支援システム1)
図1に示すように、本実施形態のトレーニング支援システム1は、歩行または走行するユーザの腕の一部に装着された、比較的小型で軽量のトレーニング支援装置11と、フォーム解析装置12とがIP(Internet Protocol)網等の通信網13経由で接続されることによって構築される。以下の説明では、便宜上、トレーニング支援装置をリスト端末11、フォーム解析装置をフォーム解析サーバ12とそれぞれ称して説明を行う。なお、リスト端末11に近距離無線通信機能を内蔵していれば、図示省略したスマートホンがサーバ12との間の通信を仲介する構成としてもよい。
図1に示す接続構成によれば、リスト端末11は、歩行または走行中におけるユーザの手首等の装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度成分(波形)を計測し、フォーム解析サーバ12は、リスト端末11から通信網13経由で取得される加速度成分に基づき、腕の振りと足の着地とのバランスを含むトレーニングフォームの解析を行い、当該トレーニングフォームの解析結果を通信網13経由でリスト端末11へ送信する。リスト端末11は、フォーム解析サーバ12から送信されるユーザのトレーニングフォームの解析結果を、例えば、図10(a)(b)(c)に示す画面により表示する。詳細は後述する。なおバランスとは、複数のデータ(値)の関係のことを意味する。
リスト端末11は、歩行または走行中におけるユーザの手首に装着されるリストバンド23を有し、後述する表示部をガラス面21と裏蓋22で覆った時計形状の外観を有している。リスト端末11は、装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度成分を検出する加速度センサを内蔵している。ここで、X軸とは、リスト端末11を手首に装着したときの腕の長手方向をいい、Y軸はその長手方向に直交する方向をいい、Z軸は、リスト端末11のガラス面21から裏蓋22に向かう、あるいはその逆方向に向かう鉛直方向をいう。なお、以下の説明では、便宜上、X軸の手首側に向かう方向を手前方向(逆は奥方向)といい、Z軸の裏蓋22へ向かう方向を下方向(逆は上方向)という。
(リスト端末11の構成)
リスト端末11は、歩行または走行中のユーザのトレーニングフォームを解析するフォーム解析サーバ12とはIP網13経由で接続される。リスト端末11は、例えば、図2に示すように、制御部110と、記憶部111と、計測部112と、通信部113と、操作部114と、表示部115と、GPS(Global Positioning System)受信部116と、鳴動部117と、電源部118と、を含み構成される。
制御部110として、例えば、マイクロプロセッサが実装され、マイクロプロセッサは、記憶部111に記憶された本実施形態のプログラム(端末プログラム)を逐次読み出し実行することにより、通信部113、およびIP網13経由でフォーム解析サーバ12と通信を行なう。制御部110は、計測部112により計測される、ユーザの歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度データをフォーム解析サーバ12へ送信してフォーム解析要求を発行する。そして、これを受けたフォーム解析サーバ12から取得される、腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を、表示部115、または鳴動部117へ、あるいはその両方に出力する。
記憶部111は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSDRAM(Synchronous DRAM)を記憶素子として持つ半導体記憶装置、あるいはHD(Hard Disc)等の磁気ディスク装置であり、本実施形態のプログラムが記憶されるプログラム領域の他に、制御部110によりプログラムの実行中に生成されるデータ、あるいは、フォーム解析サーバ12から取得される腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果のデータ等が記憶される。
計測部112には3軸加速度センサが内蔵される。3軸加速度センサは、X軸,Y軸,Z軸の3軸方向の加速度を1デバイスで測定することができるMEMS(Micro Electro Mechanical System)センサの1種であり、ここでは、現在最も市場に流通している半導体型を使用するものとする。他に、静電容量型、ピエゾ抵抗型、熱検知型がある。
通信部113は、IP網13との通信インタフェースを司り、フォーム解析サーバ12との間で、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に基づく通信を行う。通信部113は、計測部112により計測され制御部110により生成される計測データをフォーム解析サーバ12へ送信し、フォーム解析サーバ12により生成されるフォーム解析結果のデータをIP網13経由で受信して制御部110へ転送する。
操作部114は、例えば、キースイッチ等の入力デバイス、あるいはマウス等のポインティングデバイスである。操作部114は、ユーザが操作することによって制御部110に対して計測開始指示等のイベントを発行する。表示部115は、LCD(Liquid Crystal Device)や有機EL(Organic Electro-Luminescense)等の表示素子と、これらを駆動する駆動回路とからなる表示モニタである。表示部115には、制御部110により生成される、例えば、図10(a)(b)(c)に示す画面が表示される。なお、操作部114と表示部115は、操作部114が持つ入力機能と表示部115が持つ表示機能とが一体化され構成されるタッチパネルで代替してもよい。
GPS受信部116は、GPS衛星を利用してリスト端末11を装着したユーザの現在位置を計測する。具体的に、複数のGPS衛星から送られてくる電波を図示省略したアンテナを介して受信することにより、ユーザの現在位置を示す、緯度・経度からなる位置データを取得し、取得した位置データを制御部110へ出力する。
鳴動部117は、制御部110により生成される音声データをスピーカへ出力する。鳴動部117は、制御部110により生成されるメッセージを、アラームやブザー、あるいは音声等で出力する。電源部118は、制御部110をはじめ、記憶部111、計測部112、通信部113、操作部114、表示部115、GPS受信部116、鳴動部117等、リスト端末11を構成する各ハードウェアブロックに電力を供給するバッテリである。
(フォーム解析サーバ12の構成)
フォーム解析サーバ12は、腕の一部に装着され、歩行または走行中におけるユーザの装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度成分を計測するリスト端末11とはIP網13経由で接続される。フォーム解析サーバ12は、例えば、図3に示すように、制御部120と、記憶部121と、通信部122と、操作部123と、表示部124とが、アドレス、データ、コントロールのための各信号線がそれぞれ複数本で構成されるシステムバス125に共通接続され、構成される。
制御部120として、例えば、マイクロプロセッサが実装される。マイクロプロセッサは、記憶部121に記憶された本実施形態のプログラム(サーバプログラム)を逐次読み出し実行することにより、通信部122およびIP網13経由でリスト端末11と通信を行なう。制御部120は、リスト端末11からIP網13経由で取得されるユーザの装着部位にかかる3軸の加速度成分のデータに基づき、腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行い、当該トレーニングフォームの解析結果をIP網13経由で要求のあったリスト端末11へ送信する。
制御部120は、リスト端末11から送信されるユーザの装着部位にかかる3軸加速度成分のデータに基づき、足の着地時における、X軸の加速度成分とY軸の加速度成分のバランスの変化を検出して上半身の腕の振りと足の着地とのタイミングバランスを解析してもよい。制御部120は、リスト端末11からIP網13経由で取得されるユーザの装着部位にかかる3軸の加速度成分のデータを所定の間隔でサンプリングし、X軸の加速度成分がほぼ0で、前回サンプルと比較してY軸の加速度成分が増加し、足の着地の衝撃によりY軸とZ軸の加速度成分が所定の方向に増加した場合のサンプルを、バランスの解析の対象から除外してもよい。
記憶部121は、例えば、DRAMやSDRAMを記憶素子として持つ半導体記憶装置、あるいはHD等の磁気ディスク装置であり、本実施形態の、例えば、図6にその手順が示されるプログラム(サーバプログラム)が記憶されるプログラム領域の他に、制御部120によるプログラムの実行中に生成される腕の振りと足の着地のバランスを含む解析途中のデータ、あるいは、フォーム解析に必要な正常走行時の登録フォーム、リスト端末11から送信される計測データ等が記憶される。
通信部122は、IP網13との間の通信インタフェースを司り、リスト端末11との間で、例えば、TCP/IPに基づく通信を行う。通信部122は、リスト端末11から送信されるユーザの装着部位にかかる計測データをIP網13経由で受信して制御部120へ転送し、制御部120により生成されるフォーム解析データをIP網13経由でリスト端末11へ送信する。
操作部123は、例えば、キースイッチ等の入力デバイス、あるいはマウス等のポインティングデバイスである。表示部124は、LCDや有機EL等の表示素子と、これらを駆動する駆動回路とを含む表示モニタである。
(実施形態の動作)
動作説明に先立ち、走行フォームとリスト端末11の計測部112に内蔵された3軸加速度センサの動きについて、図4を参照しながら説明する。図4(a)は、走者の左手首にリスト端末11が装着された場合の手と足の連携動作を、図4(b)に、比較例として、3軸加速度センサを腰に装着した場合の手と足の連携動作を示す。いずれも、点線は右手、点線は左手、太実線は左足、細実線は右足の動きを示す。
図4(a)によれば、3軸加速度センサを装着したユーザの左足が前に出るのに連携して左手が後方に移動(手が前方に移動)し、右足が前に出るのに連携して左手が前方に移動する(右手が後方に移動する)動作を1周期として、連続して繰り返し動作している様子が示されている(図中、(1)〜(5)で示す)。なお、(6)に、右足着地時に左手が最前方に来た場合のリスト端末11の位置が、(7)に、左足着地時に左手が最後方に来た場合のリスト端末11の位置が示されている。
図5に、リスト端末11と、リスト端末11を装着したユーザの1周期分の動きを抜粋して示してある。ここでは、歩行または走行による、「右足を出して(左手が前)左足を出す(右手が前)」という動作を1周期として定義する。
以下、図6のフローチャートを参照しながら本実施形態のトレーニング支援システム1の動作について詳細に説明する。
図6において、フォーム解析サーバ12(制御部120)は、リスト端末11との通信の有無を常時監視している(ステップS101)。リスト端末11との通信が検出されると、制御部120は、IP網13、および通信部122を介して取得される、ユーザの装着部位にかかる3軸加速度成分の取り込みを行う(ステップS102)。
続いて、制御部120は、取り込んだ3軸加速度成分を、n歩(1歩あるいは2歩)毎のデータ成分に分割する(ステップS103)。制御部120は、n歩毎のデータ成分の中でピーク値を検出することにより分割を行うことができる。これは、歩行または走行中、リスト端末11に伝わる衝撃の中で、足が着地するときの衝撃が最も大きいことに基づく。
図7(a)に、走者であるユーザの動作とリスト端末11の計測部112で計測された鉛直方向の加速度の値との関係が示されている。図7(a)は、走者の1歩にかかる時間Aについて示したもので、実験によって得られた結果である。図7(a)によれば、鉛直方向の加速度の値は着地地点t5で下向きのピークP1を示し、腰の位置が最も低くなった時点t6で上向きのピークP2を示している。この結果に基づき、着地周期の解析と着地タイミングの予測が可能である。
図7(b)は、走行中の加速度の値を時間に対してプロットしたグラフである。図7(b)に示した記号A1,A2,A3は、図7(a)における記号Aと同等の時間の長さを示し、走者の1歩にかかる時間に相当する。例えば、図7(a)における着地点t5に相当する時点を着地タイミングと特定して周期を求める。そして、求められた周期から、次の1歩における着地タイミングの時間を予測する。その時間の算出は、例えば、直前の連続する10歩の時間の平均値を用いて行う。
説明を図6のフローチャートに戻す。制御部120は、リスト端末11から通信により取得したユーザの装着部位にかかる3軸加速度データをn歩毎の加速度成分に分割した後、n歩毎に、記憶部121の所定の領域に予め登録されてある正常歩行あるいは正常走行時の登録フォームと比較する(ステップS104)。歩行または走行の1周期における足の動きと腕の動きは、仮に、正しい姿勢、正しい腕の振り方で走り続けた場合、リスト端末11に内蔵された計測部112(3軸加速度センサ)から出力されるX,Y,Z軸のそれぞれの加速度は、毎周期でほぼ同じ波形になる。したがって、本実施形態のフォーム解析サーバ12では、これを正常フォームで歩行あるいは走行しているときの加速度であるものと見做すことにした。
フォームが崩れた場合、すなわち、n歩毎に登録フォームと比較した結果(ステップS104)、不一致が発生した場合(ステップS104“≠”)の動作について以下に説明する。フォームが崩れた場合、ユーザがリスト端末11の表示を見ながら走行していることが考えられる。ユーザがリスト端末11を見る動作を行なった場合、リスト端末11が顔の前に位置する状態になるため、明らかに正しいフォームではないが、リスト端末11を見ている状態にあることから、この状態をリスト端末11に内蔵された3軸加速度センサ(計測部112)が検知した場合は、フォーム解析の対象から除外する必要がある。
図4(a)、あるいは図5に示すように、ユーザの左手首にリスト端末11を装着した場合、リスト端末11を見る動作をしながら走行した場合(ステップS105“YES”)、X軸の加速度成分はほとんどなく、Y軸とZ軸の加速度成分が増え、更に、足の着地の衝撃により、Y軸は手前方向、Z軸は下方向の成分が増えることになる。したがって、制御部120は、この加速度成分の変化を検知したときに走行フォームの解析から除外する(ステップS106)。リスト端末11を見ることなく進行方向を見ながら走行していた場合に(ステップS105“NO)、走行フォームの解析が開始される(ステップS107)。
走行フォームの解析にあたり、制御部120は、まず、上半身の前傾の有無を判定する(ステップS108)。上半身が前傾姿勢になると、それに伴いリスト端末11の位置も変わり、また足の着地の仕方も変化する。したがって、リスト端末11から送信される3軸加速度センサにかかるX,Y,Z軸それぞれの加速度も正常走行時のデータとは変化するため容易に検出が可能である。制御部120は、上半身が前傾姿勢になっていないと判定された場合(ステップS108“NO”)、次に、腕の振りの変化を検出する(ステップS109)。
腕の振り方が変化した場合(ステップS109“YES”)、例えば、真っ直ぐ前後に振っていた腕が振られた場合、リスト端末11に内蔵された3軸加速度センサ(計測部112)に伝わるX,Y,Z軸のいずれかが、腕が横に振られることにより波形が変化するため検出が可能である。本実施形態において、ユーザの手首に装着されるリスト端末11によれば、ガラス面21と裏蓋22とを挟む方向がZ軸であるため、手の甲側の手首にリスト端末11が装着されていると仮定すれば、真っ直ぐ前後に腕を振っていた場合は、X軸とY軸の加速度成分がほとんどを占め、Z軸の加速度成分がほとんど検出されないが、腕が横に振られた場合は、Z軸の加速度成分が増えることになる。
次に、制御部120は、腕の振りの前後の動きをリスト端末11から出力される3軸加速度センサ(計測部112)のX,Y,Z軸の加速度成分から抽出することにより、腕振りのサイクル時間(腕の振りのサイクル時間)の算出(ステップS110)と、腕の曲げ具合(腕の振り速度および腕の曲げ程度算出)を割り出す(ステップS111)。腕振りは、特に、歩行あるいは走行時のリズムを作るために重要な役割を果たす。腕振りのサイクル時間は、図5に示す例では、X軸とY軸の加速度成分の繰り返しになるため、同じ波形が繰り返されるタイミングを検出して求める。また、腕の曲げ具合は、曲げすぎていると、手首に装着しているリスト端末11の振れ幅は小さくなり、伸ばしすぎていると手首に装着しているリスト端末の振れ幅は大きくなる。このように、腕振りのサイクル時間と腕振りによる加速度成分を解析することにより、腕の振れ幅の大小がわかり、結果、腕の曲げ具合を割り出すことができる。
図8(a)(b)(c)に、リスト端末11の動きと腕の振りとの関係を示す。図8(a)に示すように、肘を直角に曲げた場合を基準にすると、図8(b)に示すように、鋭角に曲げた場合は、振り子の長さが短くなり、振れ幅も小さくなるため、加速度は小さくなり、直角に曲げた場合と同じサイクルで振った場合は、肘が鋭角に曲がっていることがわかる。また、図8(c)に示すように鈍角に曲げた場合は、振り子の長さが長くなり、触れ幅も大きくなるため加速度は大きくなり、直角に曲げた場合と同じサイクルで振った場合は、肘が鋭角に曲がっていることがわかる。
次に、制御部120は、腕振りの成分と、足の着地の衝撃による成分のタイミングから、「腕は振れているが、腕の振りに足がついていってない」等、歩行や走行のバランスを検知する(ステップS112)。こここで、「足の着地の衝撃による成分」とは、足の着地の衝撃をリスト端末11が受けるときのリスト端末11の状態(向き)のことをいう。足が着地したときの手首の位置によって、リスト端末11から出力される加速度センサ(計測部112)に伝わるX,Y,Z成分は変化するが、毎回同じ位置にあれば、同じX,Y,Z成分が出力されるはずであり(但し、右足と左足で変わる)、足と腕振りのタイミングがずれてくれば足の着地時に検出されるX,Y,Zの加速度成分が変化する。したがって、この加速度成分を検知することにより上記したバランスの検知が可能である。
例えば、図4(a)の、リスト端末11を左手首に装着した走者の走行フォームの軌跡に示すように、走行中のリスト端末11の向きは、Y軸が上下に向いている状態がほとんどである。したがって、足が着地したときは、Y成分(リスト端末11の12時側)にピークが検出される。そのとき、手を前に出していれば、同時にX軸の左側(9時側)の成分、手を後ろに出していれば、X軸の右側(3時側)の成分が増え、Y軸が真下を向いていれば、X軸の成分がほぼ0になる。したがって、制御部120は、Y成分とX成分のバランスが大きく狂ったときに“足と腕のタイミングがずれている”と判定する。逆に、足が着地したときのY成分とX成分の量が毎回同じであればタイミングが合っていると判定する。
続いて制御部120は、上記した一連の処理のn回の繰り返しを検出すると(ステップS113“YES”)、生成された解析結果データを、通信部122,IP網13経由で要求のあったリスト端末11へ送信する。上記した一連の処理がn回に満たない場合は(ステップS113“NO”)、ステップS104の登録フォームとの比較処理に戻る。なお、ステップS104の「登録フォームとの比較処理」において、一致が検出された場合(ステップS104“=”)、および、ステップS108の「前傾姿勢判定処理」において、上半身が前傾していると判定された場合(ステップS108“YES”)も同様、生成された解析結果データを、通信部122,IP網13経由で要求のあったリスト端末11送信する。
リスト端末11では、IP網13、および通信部113を経由して受信した解析結果データを、制御部110による制御の下で、表示部115に表示する。そのときの画面構成は、例えば、図10(a)(b)(c)に示されている。画面構成の詳細は後述する。
なお、図6のフローチャートによれば、制御部120は、最初に、リスト端末11を見ながら走行しているか否かを判定し、次に、走行姿勢、腕の振り、走行バランスの順で走行フォームの解析を行ったが、この順序に制限されることはなく、任意である。また、リスト端末11は、片方の手首に装着するため、左足と右足とではリスト端末11から出力される3軸加速度成分(波形)が異なり、したがって、2歩で1成分(n=2)とするのが最適である。
(変形例)
上記した本実施形態のトレーニング支援システム1によれば、フォーム解析をフォーム解析サーバ12が行うものとして説明したが、以下に説明するように、リスト端末11に比較的高性能なマイクロプロセッサを実装することにより、リスト端末11でフォーム解析を行うことも可能である。以下にその具体的な説明を行う。
ここで、リスト端末11は、図2と同じ構成を使用するものとするが、制御部110が実行するプログラムの手順が異なる。制御部110は、ユーザの装着部位における加速度成分から足の着地時の衝撃による加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割し、分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形とを比較し、異なると判定された場合に、逐次出力される加速度成分から足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、歩行または走行中における腕の振りと足の着地のタイミングのバランスを解析して出力する一連の手順からなるプログラムを実行する。
このため、制御部110は、計測部112から出力される加速度成分から足の着地時の衝撃による加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割する。そして、分割した加速度成分の波形と、記憶部111の所定の領域に予め登録された加速度成分の波形を比較し、異なる場合に、計測部112から逐次出力される加速度成分から足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、歩行または走行中における腕の振りと足の着地のタイミングのバランスを解析して表示部115へ表示する。
制御部110は、着地時における、X軸の加速度成分とY軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析してもよい。制御部110は、計測部112から出力される加速度成分を所定の間隔でサンプリングし、X軸の加速度成分がほぼ0で、前回サンプルと比較してY軸の加速度成分が増加し、足の着地の衝撃によりY軸とZ軸の加速度成分が所定の方向に増加した場合のサンプルを、バランスの解析の対象から除外してもよい。制御部110は、歩行または走行中における腕の振りと足の着地のタイミングのバランスの解析結果を、歩行または走行している人物を模擬したアイコンに強調表示してもよい。
以下、図9に示すフローチャートを参照しながら、変形例のリスト端末11の動作について詳細に説明する。
計測部112は、歩行あるいは走者による操作部114の操作をトリガに、装着部位の加速度センサによるX,Y,Z軸の加速度検出を開始し、制御部110は、この3軸加速度成分を取り込む(ステップS201)。続いて制御部110は、取り込んだ3軸加速度成分を、n歩(1歩あるいは2歩)毎のデータ成分に分割する(ステップS202)。制御部110は、加速度成分の波形の中でピーク値を検出することにより分割を行う。これは、歩行または走行中、リスト端末11に伝わる衝撃の中で、足が着地するときの衝撃が最も大きいことに基づく。
制御部110は、計測部112から出力される3軸加速度成分をn歩毎の加速度成分に分割した後(ステップS202)、n歩毎に記憶部111の所定の領域に予め登録されてある正常歩行または走行時の登録フォームと比較する(ステップS203)。フォームが崩れた場合、すなわち、n歩毎に登録フォームと比較し、不一致が発生した場合(ステップS203“≠”)の動作について以下に説明する。
フォームが崩れた場合、まず、歩行あるいは走者がリスト端末11の表示を見ながら走行していることが考えられる。リスト端末11を見る動作を行なった場合(ステップS204“YES”)、リスト端末11が顔の前にある状態になるため、明らかに正しいフォームではないが、リスト端末11を見ている状態にあることから、この状態を計測部112が検知した場合は、フォーム解析の対象から除外する(ステップS205)。リスト端末11を見ることなく進行を見ながら走行していた場合に(ステップS204“YES”)、走行フォームの解析が開始される(ステップS206)。
走行フォームの解析にあたり、制御部110は、まず、上半身の前傾の有無を判定する(ステップS207)。上半身が前傾姿勢になると、それに伴いリスト端末11の位置も変わり、また足の着地の仕方も変化する。したがって、計測部112に内蔵された3軸加速度センサに伝わるX,Y,Z軸それぞれの加速度も正常走行時の波形とは変化するため検出が可能である。制御部120は、上半身が前傾姿勢になっていないと判定された場合(ステップS207“NO”)、次に、腕の振りの変化を検出する(ステップS208)。
腕の振り方が変化した場合(ステップS208“YES”)、例えば、真っ直ぐ前後に振っていた腕が振られた場合、3軸加速度センサ(計測部112)に伝わるX,Y,Z軸のいずれかが、腕が横に振られることにより波形が変化するため、検出が可能である。本実施形態のトレーニング支援システム1において、走者の手首に装着されるリスト端末11によれば、ガラス面21と裏蓋22を挟む方向がZ軸であるため、手の甲側の手首にリスト端末11が装着されていると仮定すれば、真っ直ぐ前後に腕を振っていた場合は、X軸とY軸の加速度成分がほとんどを占め、Z軸の加速度成分がほとんど検出されないが、腕が横に振られた場合は、Z軸の加速度成分が増えることになる。これを制御部110が検知する。
次に、制御部110は、腕の振りの前後の動きを3軸加速度センサ(計測部112)のX,Y,Z軸の加速度成分から抽出することにより、腕振りのサイクル時間(腕の振りのサイクル時間)の算出(ステップS209)と、腕の曲げ具合(腕の振り速度および腕の曲げ程度算出)を割り出す(ステップS210)。腕振りは、特に、歩行あるいは走行時のリズムを作るために重要な役割を果たす。制御部110は、腕振りのサイクル時間がX軸とY軸の加速度成分の繰り返しになるため、同じ波形が繰り返されるタイミングを検出することにより求める。また、腕の曲げ具合は、曲げすぎていると、手首に装着しているリスト端末11の振れ幅は小さくなり、伸ばしすぎていると手首に装着しているリスト端末の振れ幅は大きくなる。したがって、腕振りのサイクル時間と腕振りによる加速度成分を解析することにより、腕の振れ幅の大小がわかり、結果、腕の曲げ具合を割り出すことができる。
次に、制御部110は、腕振りの成分と、足の着地の衝撃による成分のタイミングから、足と腕のタイミングバランスを検知する(ステップS211)。足が着地したときは、Y成分(リスト端末11の12時側)にピークが検出され、そのとき、手を前に出していれば、同時にX軸の左側(9時側)の成分、手を後ろに出していれば、X軸の右側(3時側)の成分が増え、Y軸が真下を向いていれば、X軸の成分がほぼ0になる。したがって、制御部110は、Y成分とX成分のバランスが大きく狂ったときに“足と腕のタイミングがずれている”と判定する。逆に、足が着地したときのY成分とX成分の量が毎回同じであればタイミングが合っていると判定する。
続いて制御部110は、上記した一連の処理のn回の繰り返しを検出し(ステップS212“YES”)、生成された解析結果データを表示部115へ出力する。上記した一連の処理がn回に満たない場合は(ステップS212“NO”)、ステップS203の登録フォームとの比較処理に戻る。なお、ステップS203の「登録フォームとの比較処理」において、一致が検出された場合(ステップS203“=”)、および、ステップS207の「上半身の前傾判定処理」において、上半身が前傾していると判定された場合(ステップS207“YES”)も同様、生成された解析結果データを表示部115へ出力する。
表示部115は、制御部110による制御の下で、例えば、図10に示す画面を表示する。図10(a)は、登録フォームと合致した正常走行状態(OK状態)を示し、図10(b)は、登録フォームとフォームが異なる状態(NG状態)を示し、図10(c)は、リスト端末11を見ながら走行している状態を示す。
図10(a)(b)(c)に例示した画面は、表示部115に、いずれも記号A,B,C,Dで示す領域に領域分割され表示される。記号Aで示す領域には、走者の状態をアイコンで模した走行インジケータが表示される。記号Bで示す領域には、縦軸に加速度、横軸に時間を目盛った加速度波形がX,Y,Z軸毎に表示される。記号Cで示す領域には、GPSにより位置測位された結果、演算により生成される距離、速度データ、およびGPS受信インジケータが表示される。記号Dで示す領域には、上段にラップタイム、下段にスプリットタイム等の計測タイムが表示される。
なお、図10(b)において、領域Aに表示される走行インジケータにはNGと判定された箇所が強調表示される。ここでは、手の振りが悪いことから腕の部位が点滅表示されている。走者は画面表示された内容を確認することにより、自身の走行フォームを含む走行状態を把握することができる。すなわち、図10に示す画面はユーザに対するガイダンス表示となっており、ユーザはアドバイス表示として利用することができる。なお、走行中、可能な範囲で画面を注視することを回避するため、表示部115への画面表示に代え、鳴動部117によるアラームや音声出力によるメッセージを出力してもよい。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態のトレーニング支援システム1によれば、小型、軽量のリスト端末11を、例えば、手首に装着して歩行または走行することにより、スマートホン等を腰に装着した歩行または走行から解放され、歩行あるいは走行時における装着の煩わしさや違和感から解放される。また、ランニングにおいて特に重要な腕の振り等に関する走行フォームをフォーム解析サーバ12で解析し、リスト端末11が通信により取得することで、リスト端末11の演算負荷が減少するとともに、歩行あるいは走行時における上半身の腕の振りと足の着地等のバランスの解析等、高度なフォーム解析を行うことが出来る。
なお、フォーム解析はフォーム解析サーバ12によらず、少なくとも一部をリスト端末11で行うことも可能である。その場合、モーションキャプチャ等の画像処理技術を使用することなく、フォーム解析を含む走行時における腕振りの軌跡等の身体運動データをリスト端末11のみで容易に計測することが出来る。また、歩行あるいは走行時における上半身の腕の振りと足の着地等のバランスの解析等、高度なフォーム解析を行うことが出来る。したがって、フォーム解析を効率的に行い、かつフォーム解析能力の拡張をはかった、トレーニング支援装置(リスト端末11)およびシステム(トレーニング支援システム1)、フォーム解析装置(フォーム解析サーバ12)および方法、ならびにプログラム(サーバプログラムおよび端末プログラム)を提供することができる。
なお、本実施形態のトレーニング支援システム1によれば、特に、ランニングへの適用例についてのみ例示したが、ランニングに限らず、ウォーキングは勿論のこと、サイクリング、トライアスロン等、運動トレーング全般への適用が可能である。
以下に、本願出願時の特許請求の範囲を付記する。
[請求項1]
歩行または走行中のトレーニングフォームを解析するフォーム解析装置とは通信網経由で接続されるトレーニング支援装置であって、
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部と、
前記フォーム解析装置に対し、前記通信網を経由した通信により前記計測部で計測した前記加速度の情報を送信し、前記フォーム解析装置から通信により取得される、腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を出力する制御部と、
を備えたことを特徴とするトレーニング支援装置。
[請求項2]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度成分を計測するトレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置であって、
前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される前記加速度成分に基づき、前記腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行い、前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信する制御部、を備えたことを特徴とするフォーム解析装置。
[請求項3]
前記制御部は、
足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析することを特徴とする請求項2記載のフォーム解析装置。
[請求項4]
前記制御部は、
前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される前記加速度成分を所定の間隔でサンプリングし、前記X軸の加速度成分がほぼ0で、前回サンプルと比較して前記Y軸の加速度成分が増加し、前記足の着地の衝撃により前記Y軸と前記Z軸の加速度成分が所定の方向に増加した場合のサンプルを、前記バランスの解析の対象から除外することを特徴とする請求項2または3記載のフォーム解析装置。
[請求項5]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する、フォーム解析装置とは通信網経由で接続されるトレーニング支援装置のプログラムであって、
コンピュータに、
前記通信網経由で前記フォーム解析装置と通信を行なう手順と、
前記通信により、前記計測した前記加速度の情報を送信し、前記フォーム解析装置から取得される、腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を出力する手順と、を実行させるプログラム。
[請求項6]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部を有するトレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置のプログラムであって、
コンピュータに、
前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で加速度成分を取得する手順と、
前記取得した前記加速度成分に基づき、腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行なう手順と、
前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信する手順と、を実行させるプログラム。
[請求項7]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部と、後記フォーム解析装置から通信により取得される、腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を出力する制御部とを備えたトレーニング支援装置と、
前記トレーニング支援装置とは通信網経由で接続され、前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される加速度成分に基づき、腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行い、前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信するフォーム解析装置と、を備えたことを特徴とするトレーニング支援システム。
[請求項8]
前記トレーニング支援装置は表示部を更に備え、
前記制御部は、前記フォーム解析装置から受信した前記トレーニングフォームの解析結果に応じて前記表示部にガイダンス表示をさせることを特徴とする請求項7記載のトレーニング支援システム。
[請求項9]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部を有するトレーニング支援装置と、前記トレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置とを備えたトレーニング支援システムのフォーム解析方法であって、
前記トレーニング支援装置が、前記通信網経由で前記計測された加速度成分を前記フォーム解析装置に送信するステップと、
前記フォーム解析装置が、受信した前記加速度成分に基づき腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行なうステップと、
前記フォーム解析装置が、前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信するステップと、を有することを特徴とするフォーム解析方法。
[請求項10]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸,Y軸,Z軸の3軸方向の加速度成分を計測する計測部と、
前記計測部から出力される前記加速度成分から足の着地時の加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割し、前記分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形を比較し、前記計測部から逐次出力される前記加速度成分から前記足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスを解析して出力する制御部と、を有することを特徴とするトレーニング支援装置。
[請求項11]
前記制御部は、
前記計測部から出力される前記加速度成分から足の着地時の加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割することを特徴とする請求項10記載のトレーニング支援装置。
[請求項12]
前記制御部は、
前記分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形を比較し、前記計測部から逐次出力される前記加速度成分から前記足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスを解析して出力することを特徴とする請求項10または11記載のトレーニング支援装置。
[請求項13]
前記制御部は、
前記着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングのバランスを解析することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
[請求項14]
前記制御部は、
前記計測部から出力される加速度成分を所定の間隔でサンプリングし、前記X軸の加速度成分がほぼ0で、前回サンプルと比較して前記Y軸の加速度成分が増加し、前記足の着地の衝撃により前記Y軸と前記Z軸の加速度成分が所定の方向に増加した場合のサンプルを、前記バランスの解析の対象から除外することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
[請求項15]
表示部を更に備え、
前記制御部は、前記前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスの解析結果に応じて前記表示部にガイダンス表示をさせることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
[請求項16]
表示部を更に備え、
前記制御部は、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスの解析結果を、歩行または走行している人物を模擬したアイコンに強調表示することを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
[請求項17]
腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測するトレーニング支援装置のプログラムであって、
コンピュータに、
前記装着部位における加速度成分から足の着地時の衝撃による加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割する手順と、
前記分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形とを比較する手順と、
前記比較により異なると判定された場合に、逐次出力される前記加速度成分から前記足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスを解析して出力する手順と、を実行させるプログラム。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…トレーニング支援システム、11…リスト端末(トレーニング支援装置)、12…フォーム解析サーバ(フォーム解析装置)、13…IP網(通信網)、21…ガラス面、22…裏蓋、23…リストバンド、110…制御部、111…記憶部、112…計測部、113…通信部、114…操作部、115…表示部、116…GPS受信部、117…鳴動部、118…電源部、120…制御部、121…記憶部、122…通信部、123…操作部、124…表示部、125…システムバス

Claims (16)

  1. 歩行または走行中のトレーニングフォームを解析するトレーニング支援装置であって、
    腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部と、
    前記計測部で計測した前記加速度の情報から腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を出力する制御部と、を備え、
    前記制御部は、足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析することを特徴とするトレーニング支援装置。
  2. 腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度成分を計測するトレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置であって、
    前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される前記加速度成分に基づき、前記腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行い、前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信する制御部備え、
    前記制御部は、
    足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析することを特徴とするフォーム解析装置。
  3. 前記制御部は、
    前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される前記加速度成分を所定の間隔でサンプリングし、前記X軸の加速度成分がほぼ0で、前回サンプルと比較して前記Y軸の加速度成分が増加し、前記足の着地の衝撃により前記Y軸と前記Z軸の加速度成分が所定の方向に増加した場合のサンプルを、前記バランスの解析の対象から除外することを特徴とする請求項2記載のフォーム解析装置。
  4. 腕の一部に装着されるトレーニング支援装置のプログラムであって、
    コンピュータに、
    歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する手順と、
    前記計測した前記加速度の情報から腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を出力する手順とを実行させ、
    前記解析結果を出力する手順は、
    足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析することを特徴とするプログラム。
  5. 腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部を有するトレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置のプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で加速度成分を取得する手順と、
    前記取得した前記加速度成分に基づき、腕の振りと足の着地のバランスを含むトレーニングフォームの解析を行なう手順と、
    前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信する手順と、を実行させ、前記解析を行う手順は、
    足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析することを特徴とするプログラム。
  6. 腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部と、後記フォーム解析装置から通信により取得される、腕の振りと足の着地のバランスを含む解析結果を出力する制御部とを備えたトレーニング支援装置と、
    前記トレーニング支援装置とは通信網経由で接続され、前記トレーニング支援装置から前記通信網経由で取得される加速度成分に基づき、足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析したトレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信するフォーム解析装置と、を備えたことを特徴とするトレーニング支援システム。
  7. 前記トレーニング支援装置は表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記フォーム解析装置から受信した前記トレーニングフォームの解析結果に応じて前記表示部にガイダンス表示をさせることを特徴とする請求項6記載のトレーニング支援システム。
  8. 腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測する計測部を有するトレーニング支援装置と、前記トレーニング支援装置とは通信網経由で接続されるフォーム解析装置とを備えたトレーニング支援システムのフォーム解析方法であって、
    前記トレーニング支援装置が、前記通信網経由で前記計測された加速度成分を前記フォーム解析装置に送信するステップと、
    前記フォーム解析装置が、受信した前記加速度成分に基づき足の着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングバランスを解析してトレーニングフォームの解析を行なうステップと、
    前記フォーム解析装置が、前記トレーニングフォームの解析結果を前記通信網経由で前記トレーニング支援装置へ送信するステップと、を有することを特徴とするフォーム解析方法。
  9. 腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸,Y軸,Z軸の3軸方向の加速度成分を計測する計測部と、
    前記計測部から出力される前記加速度成分から足の着地時の加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割し、前記分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形を比較し、前記比較により異なると判定された場合に、前記計測部から逐次出力される前記加速度成分から前記足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスを解析して出力する制御部と、
    を有することを特徴とするトレーニング支援装置。
  10. 前記制御部は、
    前記計測部から出力される前記加速度成分から足の着地時の加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割することを特徴とする請求項9記載のトレーニング支援装置。
  11. 前記制御部は、
    前記分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形を比較し、前記比較により異なると判定された場合に、前記計測部から逐次出力される前記加速度成分から前記足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスを解析して出力することを特徴とする請求項9または10記載のトレーニング支援装置。
  12. 前記制御部は、
    前記着地時における、前記X軸の加速度成分と前記Y軸の加速度成分のバランスの変化を検出することにより前記腕の振りと足の着地のタイミングのバランスを解析することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
  13. 前記制御部は、
    前記計測部から出力される加速度成分を所定の間隔でサンプリングし、前記X軸の加速度成分がほぼ0で、前回サンプルと比較して前記Y軸の加速度成分が増加し、前記足の着地の衝撃により前記Y軸と前記Z軸の加速度成分が所定の方向に増加した場合のサンプルを、前記バランスの解析の対象から除外することを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
  14. 表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスの解析結果に応じて前記表示部にガイダンス表示をさせることを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
  15. 表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスの解析結果を、歩行または走行している人物を模擬したアイコンに強調表示することを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項記載のトレーニング支援装置。
  16. 腕の一部に装着され、歩行または走行中における装着部位の少なくともX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の加速度を計測するトレーニング支援装置のプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記装着部位における加速度成分から足の着地時の衝撃による加速度成分を基点に少なくとも1歩毎の加速度成分に分割する手順と、
    前記分割した加速度成分の波形と、予め登録された加速度成分の波形とを比較する手順と、
    前記比較により異なると判定された場合に、逐次出力される前記加速度成分から前記足の着地時における腕の振りによる加速度成分を抽出し、前記歩行または走行中における前記腕の振りと前記足の着地のタイミングのバランスを解析して出力する手順と、を実行させるプログラム。
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