JP2019002845A - 電子機器、誤差補正方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、誤差補正方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自律航法における測位精度を適切に向上させること。
【解決手段】位置情報取得装置1は、歩幅補正処理部154を備える。歩幅補正処理部154は、測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する。歩幅補正処理部154は、測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する。歩幅補正処理部154は、取得した第1の距離と、第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いるユーザの歩幅を補正する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器、誤差補正方法及びプログラムに関する。
近年、自律航法による測位と測位衛星からの電波を利用した測位との双方による測位を行う測位技術が知られている。
例えば、特許文献1には、自律航法機能を有する移動端末における測位誤差の蓄積を解消するために、地図情報から計測した距離と自律航法から算出した距離とに基づいて、歩幅補正を行う技術が開示されている。
特開2012−117975号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、自律航法による移動経路が予め把握されている必要があり、移動経路が予め把握されていない場合においては、自律航法における測位精度を向上させることが困難である。
即ち、従来の技術においては、自律航法における測位精度を向上させる上で改善の余地があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、自律航法における測位精度を適切に向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の電子機器は、
測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得手段と、
測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得手段と、
前記第1の距離取得手段により取得した前記第1の距離と、前記第2の距離取得手段により取得した前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、自律航法における測位精度を適切に向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る位置情報取得装置を含む位置情報記録システムSの構成を示すシステム構成図である。 位置情報記録システムの使用形態例を示す模式図である。 位置情報取得装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。 位置情報取得装置1の機能的構成のうち、衛星測位処理、自律測位処理、歩幅補正処理及び記録制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 歩幅の推定値が補正される状態を示す模式図である。 処理装置の機能的構成のうち、位置表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置が実行する衛星測位処理の流れを説明するフローチャートである。 図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置が実行する自律測位処理の流れを説明するフローチャートである。 図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置が実行する歩幅補正処理の流れを説明するフローチャートである。 図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置が実行する記録制御処理の流れを説明するフローチャートである。 図7の機能的構成を有する図4の処理装置が実行する位置表示処理の流れを説明するフローチャートである。 登山ルートR1を計測対象者Pが移動した際の自律航法測位を単独で行った場合の測位結果を示す模式図である。 登山ルートR1を計測対象者Pが移動した際の本発明による自律航法測位の測位結果を示す模式図である。 登山ルートR2を計測対象者Pが移動した際の自律航法測位を単独で行った場合の測位結果を示す模式図である。 登山ルートR1を計測対象者Pが移動した際の本発明による自律航法測位の測位結果を示す模式図である。 自律航法測位を単独で行った場合の測位結果を移動履歴として地図情報に重畳表示した場合の一例を示す模式図である。 本発明による自律航法測位の測位結果を移動履歴として地図情報に重畳表示した場合の一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る位置情報取得装置1を含む位置情報記録システムSの構成を示すシステム構成図である。また、図2は、位置情報記録システムSの使用形態例を示す模式図である。
図1及び図2に示すように、位置情報記録システムSは、位置情報取得装置1と、処理装置2と、を含んで構成される。また、位置情報取得装置1と処理装置2とは、Bluetooth low energy/Bluetooth LE(商標)(以下、「BLE」と称する。)あるいはWi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線通信によって通信可能に構成される。
位置情報取得装置1は、後述する衛星測位処理を実行することにより、測位衛星からの電波に基づく測位を実行する。
また、位置情報取得装置1は、各種センサを備えるセンサユニットとして機能し、計測対象に装着されることにより、計測対象の動きをセンシングしてセンサ情報を取得する。そして、位置情報取得装置1は、後述する自律測位処理を実行することにより、取得したセンサ情報(例えば、加速度及び地磁気)を用いて、自律航法による測位を実行する。なお、本実施形態においては、トレッキング等のアクティビティを行うユーザ(以下、「計測対象者P」と称する。)に位置情報取得装置1を装着することにより、計測対象者Pの動作をセンシングするものとする。一例として、位置情報取得装置1は、計測対象者Pが背負うリュックサックのショルダーストラップに装着することができる。
また、位置情報取得装置1は、後述する歩幅補正処理を実行することにより、自律航法における測位を行う際に用いる歩幅の推定値を補正する。そして、位置情報取得装置1は、補正した歩幅の推定値によって、自律航法における以後の測位を実行する。また、位置情報取得装置1は、補正した歩幅の推定値を処理装置2に送信する。
さらに、位置情報取得装置1は、後述する記録制御処理を実行することにより、測位衛星からの電波に基づく測位結果及び自律航法による測位結果のいずれかを選択し、計測対象者Pの位置情報として記録する。
処理装置2は、位置情報取得装置1から出力される計測対象者Pの位置情報を取得し、計測対象者Pの位置を地図情報に重畳して表示する。
また、処理装置2は、位置情報取得装置1が歩幅補正処理を実行した結果、自律航法における測位を行う際に用いる歩幅の推定値が補正された場合、補正された歩幅の推定値を位置情報取得装置1から受信する。そして、処理装置2は、補正された歩幅の推定値を用いて、過去に位置情報取得装置1から取得した位置情報を補正する。
[ハードウェア構成]
図3は、位置情報取得装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
位置情報取得装置1は、本発明に係る電子機器の一実施形態であり、計測対象の動きを検出する各種センサを備えたセンサユニットとして構成される。
図3に示すように、位置情報取得装置1は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、バス114と、入出力インターフェース115と、センサ部116と、衛星電波受信部117と、入力部118と、出力部119と、記憶部120と、通信部121と、を備えている。なお、位置情報取得装置1は、半導体メモリ等よりなるリムーバブルメディアを装着可能な構成としてもよい。
CPU111は、ROM112に記録されているプログラム、または、記憶部120からRAM113にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM113には、CPU111が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU111、ROM112及びRAM113は、バス114を介して相互に接続されている。このバス114にはまた、入出力インターフェース115も接続されている。入出力インターフェース115には、センサ部116、衛星電波受信部117、入力部118、出力部119、記憶部120及び通信部121が接続されている。
センサ部116は、3軸方向の加速度を検出する3軸加速度センサと、3軸方向の角速度を検出する3軸角速度センサと、3軸方向の地磁気を検出する3軸地磁気センサとを備えている。センサ部116は、予め設定されたサンプリング周期(例えば、0.001秒)毎に、3軸加速度センサ、3軸角速度センサ及び3軸地磁気センサによって3軸方向の加速度、角速度及び地磁気を検出する。センサ部116によって検出された加速度、角速度及び地磁気のデータは、測定時刻のデータと対応付けて、記憶部120に記憶あるいは処理装置2に送信される。なお、センサ部116には、3軸加速度センサ、3軸角速度センサ及び3軸地磁気センサ以外の各種センサ(気圧センサや気温センサ等)を備えることが可能である。
衛星電波受信部117は、測位衛星から受信した電波に基づいて、位置情報取得装置1の位置(緯度、経度、高度)及び現在時刻を検出する。
入力部118は、各種ボタン等で構成され、計測対象者P(ユーザ)の指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部119は、ランプやスピーカあるいは振動用モータ等で構成され、光や音声あるいはバイブレーション信号を出力する。
記憶部120は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリで構成され、各種データを記憶する。
通信部121は、端末間の直接的な無線通信によって他の装置との間で行う通信を制御する。本実施形態において、通信部121は、BLE(登録商標)あるいはWi−Fiによって処理装置2と通信する。
図4は、処理装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
処理装置2は、情報表示機能を備えた情報処理装置であり、例えば、スマートフォンとして構成される。
図4に示すように、処理装置2は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、バス214と、入出力インターフェース215と、撮像部216と、入力部217と、出力部218と、記憶部219と、通信部220と、ドライブ221と、を備えている。
これらのうち、撮像部216、入力部217、出力部218、通信部220及びドライブ221以外の構成は、図3において対応する各部分と同様である。なお、処理装置2が、位置情報取得装置1のセンサ部116と同様の構成を備えることも可能である。
撮像部216は、図示はしないが、光学レンズ部、イメージセンサ、画像処理回路等を備え、撮像画像データを生成し、CPU211等に適宜供給を行う。
入力部217は、各種ボタンやタッチパネル等で構成され、計測対象者P(ユーザ)の指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部218は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
通信部220は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。また、通信部220は、端末間の直接的な無線通信によって他の装置との間で行う通信を制御する。本実施形態において、通信部220は、BLE(登録商標)あるいはWi−Fiによって位置情報取得装置1と通信する。
ドライブ221には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア231が適宜装着される。ドライブ221によってリムーバブルメディア231から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部219にインストールされる。また、リムーバブルメディア231は、記憶部219に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部219と同様に記憶することができる。
[機能的構成]
図5は、位置情報取得装置1の機能的構成のうち、衛星測位処理、自律測位処理、歩幅補正処理及び記録制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
衛星測位処理とは、測位衛星から受信した電波に基づいて、測位を行う一連の処理である。
また、自律測位処理とは、位置情報取得装置1が備えるセンサによって取得されたセンサ情報(例えば、加速度及び地磁気)及び計測対象者Pの歩幅の推定値を用いて、自律航法による測位を行う一連の処理である。
また、歩幅補正処理とは、自律測位処理による測位結果と、衛星測位処理による測位結果とを比較し、その比較結果に基づいて、自律測位処理で用いる計測対象者Pの歩幅の推定値を補正する一連の処理である。
記録制御処理とは、衛星測位処理における測位精度に基づいて、衛星測位処理による測位結果または自律測位処理による測位結果のいずれかを選択して記録する一連の処理である。
衛星測位処理、自律測位処理、歩幅補正処理及び記録制御処理が実行される場合、図6に示すように、CPU111において、センサ情報取得部151と、衛星測位制御部152と、自律測位制御部153と、歩幅補正処理部154と、記録制御部155とが機能する。
また、記憶部120の一領域には、衛星測位結果記憶部171と、自律測位結果記憶部172と、移動履歴記憶部173とが設定される。
衛星測位結果記憶部171には、衛星測位処理によって取得された測位結果が時系列に記憶される。
また、自律測位結果記憶部172には、自律測位処理によって取得された測位結果が時系列に記憶される。
また、移動履歴記憶部173には、記録制御処理によって選択された衛星測位処理による測位結果または自律測位処理による測位結果のいずれかが、計測対象者Pの移動履歴として時系列に記憶される。
センサ情報取得部151は、センサ部116の各種センサからセンサ情報を取得する。
衛星測位制御部152は、測位衛星から受信した電波に基づいて、所定時間毎(例えば、1秒毎)に位置情報取得装置1の位置及び高度を含む衛星測位による測位結果を取得する。また、衛星測位制御部152は、取得した衛星測位による測位結果を衛星測位結果記憶部171に記憶する。さらに、衛星測位制御部152は、測位衛星から受信した電波の受信状況(測位衛星の配置、受信電波のC/N値、受信衛星数等)から推定される測位誤差を取得する。
自律測位制御部153は、センサ情報取得部151によって取得されたセンサ情報と、計測対象者Pの歩幅の推定値(初期設定値または補正値)とに基づいて、自律航法測位により計測対象者Pの位置を取得する。例えば、自律測位制御部153は、加速度センサの波形から特定される計測対象者Pの歩数と、計測対象者Pの歩幅の推定値とを乗算することにより、計測対象者Pの移動距離を算出する。また、自律測位制御部153は、磁気センサの検出結果から、計測対象者Pの移動方向を特定する。自律測位制御部153は、このように計測対象者Pの移動距離及び移動方向を所定時間毎(例えば、1秒毎)に算出する。そして、自律測位制御部153は、衛星測位により取得された過去の計測対象者Pの測位結果に対して、歩幅の推定値を用いて算出した移動距離を、磁気センサの検出結果から特定した移動方向に累積して加算し、自律航法測位による測位結果を取得する。さらに、自律測位制御部153は、取得した自律航法測位による測位結果を自律測位結果記憶部172に記憶する。
歩幅補正処理部154は、衛星測位により取得された2地点(比較地点)の測位結果と、当該2地点の間の自律航法測位により取得された測位結果とを比較する。そして、歩幅補正処理部154は、2地点の間の測位結果の差に応じて、自律測位処理で用いる計測対象者Pの歩幅の推定値を補正すると共に、補正した歩幅の推定値を処理装置2に送信する。なお、このとき対象とする2地点は、誤差を軽減する観点から、予め設定された距離(例えば、100[m])以上離れた地点とする。また、これら2地点は、衛星測位の測位精度が良好な地点(即ち、測位誤差が予め設定された値E1以下の地点)であるものとする。
図6は、歩幅の推定値が補正される状態を示す模式図である。
図6に示すように、衛星測位により取得された地点から、自律航法測位により算出した移動距離を、磁気センサの検出結果から特定した移動方向に累積して加算した場合、歩幅の推定値の誤差及び地磁気センサの検出結果の誤差を含む測位結果の誤差が生じる。そこで、本実施形態においては、衛星測位により取得された第1の地点を基準として、衛星測位により取得された第2の地点において、自律航法測位により取得された測位結果と衛星測位により取得された測位結果とを比較し、自律測位処理で用いる計測対象者Pの歩幅の推定値を補正する。一例として、歩幅の推定値を補正する場合、衛星測位により取得された第1の地点から第2の地点までの直線距離D2と、自律航法測位により取得された第1の地点から第2の地点までの直線距離D1との比を、自律航法測位で用いた歩幅X1に乗算することで、歩幅の推定値を補正値X2に補正する。なお、本実施形態において、移動方向の補正ついては、第1の地点を基準として、衛星測位により取得された第2の地点に、自律航法測位により取得された第2の地点を合わせることで補正する。
図5に戻り、記録制御部155は、衛星測位処理における測位精度に基づいて、衛星測位処理による測位結果または自律測位処理による測位結果のいずれかを選択して記録する。本実施形態において、記録制御部155は、衛星測位処理における測位精度が良好な状態(測位誤差が予め設定された値E1以下の状態)では、衛星測位処理における測位結果を選択し、計測対象者Pの現在位置として記録する。一方、記録制御部155は、衛星測位処理における測位精度が良好でない状態(測位誤差が予め設定された値E1より大きい状態)では、自律測位処理における測位結果を選択し、計測対象者Pの現在位置として記録する。なお、記録制御部155は、選択した測位結果を移動履歴記憶部173に記憶すると共に、処理装置2に送信する。
図7は、処理装置2の機能的構成のうち、位置表示処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
位置表示処理とは、位置情報取得装置1から出力される計測対象者Pの位置情報を取得し、計測対象者Pの位置を地図情報に重畳して表示する一連の処理である。
位置表示処理が実行される場合、図7に示すように、CPU211において、歩幅情報取得部251と、移動履歴更新部252と、表示制御部253とが機能する。
また、記憶部219の一領域には、地図情報記憶部271と、移動履歴記憶部272とが設定される。
地図情報記憶部271には、衛星測位あるいは自律航法測位によって取得された位置を重畳して表示するための地図情報が記憶されている。
移動履歴記憶部272には、位置情報取得装置1(記録制御部155)から受信した測位結果が、計測対象者Pの移動履歴として時系列に記憶される。なお、計測対象者Pの移動履歴には、歩幅情報取得部251によって取得される歩幅の推定値が対応付けて記憶される。
歩幅情報取得部251は、位置情報取得装置1(歩幅補正処理部154)から送信される歩幅の推定値(初期設定値及び補正値)を取得する。そして、歩幅情報取得部251は、取得した歩幅の推定値を計測対象者Pの移動履歴と対応付けて移動履歴記憶部272に記憶する。
移動履歴更新部252は、歩幅情報取得部251によって歩幅の推定値(補正値)が取得された場合に、補正前の歩幅の推定値によって算出されている自律航法測位による測位結果を、補正後の歩幅の推定値によって再計算し、移動履歴記憶部272に記憶されている移動履歴を更新する。
表示制御部253は、入力部217を介して入力される移動履歴の表示指示に応じて、移動履歴記憶部272から表示対象となる移動履歴を読み出す。また、表示制御部253は、表示対象となる移動履歴の周辺の地図情報を地図情報記憶部271から読み出す。そして、表示制御部253は、移動履歴記憶部272から読み出した移動履歴または移動履歴更新部252によって更新された移動履歴を地図情報記憶部271から読み出した地図情報に重畳して表示する。
[動作]
次に、位置情報記録システムSの動作を説明する。
[衛星測位処理]
図8は、図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置1が実行する衛星測位処理の流れを説明するフローチャートである。
衛星測位処理は、入力部118を介して衛星測位処理の開始を指示する操作が行われることにより開始される。
ステップS1において、衛星測位制御部152は、測位衛星から電波を受信する。
ステップS2において、衛星測位制御部152は、受信した測位衛星からの電波に基づいて、所定時間毎(例えば、1秒毎)に位置情報取得装置1の位置及び高度を含む衛星測位結果を取得する。
ステップS3において、衛星測位制御部152は、取得した衛星測位による測位結果を衛星測位結果記憶部171に記憶する。
ステップS3の後、入力部118を介して衛星測位処理の終了を指示する操作が行われるまで、衛星測位処理が繰り返される。
[自律測位処理]
図9は、図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置1が実行する自律測位処理の流れを説明するフローチャートである。
自律測位処理は、入力部118を介して自律測位処理の開始を指示する操作が行われることにより開始される。
ステップS11において、自律測位制御部153は、計測対象者Pの歩幅の推定値を読み出す。なお、計測対象者Pの歩幅の推定値として、自律測位処理の開始に先立ち、入力部118を介して初期設定値が入力されており、歩幅補正処理の実行に応じて、計測対象者Pの歩幅の推定値は、逐次、補正値に更新される。計測対象者Pの歩幅の推定値の初期設定値としては、例えば、計測対象者Pの身長[cm]−100[cm]の数値とすることができる。
ステップS12において、センサ情報取得部151は、センサ部116の各種センサからセンサ情報を取得する。
ステップS13において、自律測位制御部153は、センサ情報取得部151によって取得されたセンサ情報と、計測対象者Pの歩幅の推定値とに基づいて、計測対象者Pの移動距離を算出する。
ステップS14において、自律測位制御部153は、算出された計測対象者Pの移動距離と、磁気センサの検出結果から特定される計測対象者Pの移動方向とに基づいて、計測対象者の自律航法測位による測位結果を取得する。
ステップS15において、自律測位制御部153は、取得した自律航法測位による測位結果を自律測位結果記憶部172に記憶する。
ステップS15の後、入力部118を介して自律測位処理の終了を指示する操作が行われるまで、自律測位処理が繰り返される。
[歩幅補正処理]
図10は、図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置1が実行する歩幅補正処理の流れを説明するフローチャートである。
歩幅補正処理は、入力部118を介して歩幅補正処理の開始を指示する操作が行われることにより開始される。
ステップS21において、歩幅補正処理部154は、衛星測位制御部152によって取得された衛星測位における測位誤差を取得する。
ステップS22において、歩幅補正処理部154は、衛星測位における測位誤差が予め設定された値E1以下であるか否かの判定を行う。
衛星測位における測位誤差が予め設定された値E1以下でない場合、ステップS22においてNOと判定されて、処理はステップS21に移行する。
一方、衛星測位における測位誤差が予め設定された値E1以下である場合、ステップS22においてYESと判定されて、処理はステップS23に移行する。
ステップS23において、歩幅補正処理部154は、衛星測位により取得された地点を、歩幅補正を行うための比較地点に設定する。
ステップS24において、歩幅補正処理部154は、過去に歩幅補正を行うための比較地点が設定されているか否かの判定を行う。
過去に歩幅補正を行うための比較地点が設定されていない場合、ステップS25においてNOと判定されて、処理はステップS21に移行する。
一方、過去に歩幅補正を行うための比較地点が設定されている場合、ステップS25においてYESと判定されて、処理はステップS25に移行する。
ステップS25において、歩幅補正処理部154は、過去に歩幅補正を行うために設定された比較地点を第1の地点(基準点)、今回歩幅補正を行うために設定された比較地点を第2の地点として、自律航法測位により取得された測位結果と衛星測位により取得された測位結果とを比較し、自律航法測位により取得された測位結果と衛星測位により取得された測位結果との誤差を取得する。
ステップS26において、歩幅補正処理部154は、衛星測位により取得された第1の地点から第2の地点までの距離と、自律航法測位により取得された第1の地点から第2の地点までの距離との比を、自律航法測位で用いた歩幅に乗算することで、歩幅の推定値を補正する。これにより、自律測位処理で用いられる歩幅の推定値が更新される。
ステップS27において、歩幅補正処理部154は、補正した歩幅の推定値を処理装置2に送信する。
ステップS27の後、入力部118を介して歩幅補正処理の終了を指示する操作が行われるまで、歩幅補正処理が繰り返される。
[記録制御処理]
図11は、図5の機能的構成を有する図3の位置情報取得装置1が実行する記録制御処理の流れを説明するフローチャートである。
記録制御処理は、入力部118を介して記録制御処理の開始を指示する操作が行われることにより開始される。
ステップS31において、記録制御部155は、衛星測位制御部152によって取得された衛星測位における測位誤差を取得する。
ステップS32において、記録制御部155は、衛星測位における測位誤差が予め設定された値E1以下であるか否かの判定を行う。
衛星測位における測位誤差が予め設定された値E1以下でない場合、ステップS32においてNOと判定されて、処理はステップS33に移行する。
一方、衛星測位における測位誤差が予め設定された値E1以下である場合、ステップS32においてYESと判定されて、処理はステップS34に移行する。
ステップS33において、記録制御部155は、自律航法測位による測位結果を選択し、移動履歴記憶部173に記憶すると共に、処理装置2に送信する。
ステップS34において、記録制御部155は、衛星測位による測位結果を選択し、移動履歴記憶部173に記憶すると共に、処理装置2に送信する。
ステップS33及びステップS34の後、入力部118を介して記録制御処理の終了を指示する操作が行われるまで、記録制御処理が繰り返される。
[位置表示処理]
図12は、図7の機能的構成を有する図4の処理装置2が実行する位置表示処理の流れを説明するフローチャートである。
位置表示処理は、入力部217を介して位置表示処理の開始を指示する操作が行われることにより開始される。なお、位置表示処理は、移動履歴記憶部272に記憶された計測対象者Pの移動履歴を事後的に表示する場合、及び、位置情報取得装置1による測位と並行して、計測対象者Pの移動履歴を逐次更新しながら表示する場合のいずれにより実行することも可能である。
ステップS41において、表示制御部253は、表示対象となる移動履歴と対応付けて移動履歴記憶部272に記憶されている歩幅の推定値を読み出す。
ステップS42において、表示制御部253は、移動履歴記憶部272から表示対象となる移動履歴を読み出す。
ステップS43において、移動履歴更新部252は、表示対象となる移動履歴と対応付けて移動履歴記憶部272に記憶されている歩幅の推定値について、歩幅情報取得部251によって歩幅の推定値(補正値)が取得されたか否か(即ち、歩幅の推定値が補正されているか否か)の判定を行う。
表示対象となる移動履歴と対応付けて移動履歴記憶部272に記憶されている歩幅の推定値について、歩幅情報取得部251によって歩幅の推定値(補正値)が取得されていない場合、ステップS43においてNOと判定されて、処理はステップS45に移行する。
一方、表示対象となる移動履歴と対応付けて移動履歴記憶部272に記憶されている歩幅の推定値について、歩幅情報取得部251によって歩幅の推定値(補正値)が取得されている場合、ステップS43においてYESと判定されて、処理はステップS44に移行する。
ステップS44において、移動履歴更新部252は、補正前の歩幅の推定値によって算出されている自律航法測位による測位結果を、補正後の歩幅の推定値によって再計算し、移動履歴記憶部272に記憶されている移動履歴を更新する。
ステップS45において、表示制御部253は、表示対象となる移動履歴の周辺の地図情報を地図情報記憶部271から読み出す。
ステップS46において、移動履歴記憶部272から読み出した移動履歴または移動履歴更新部252によって更新された移動履歴を地図情報記憶部271から読み出した地図情報に重畳して表示する。
ステップS46の後、入力部217を介して位置表示処理の終了を指示する操作が行われるまで、位置表示処理が繰り返される。
[効果]
以上のように、位置情報記録システムSにおいては、歩幅補正処理によって、自律航法測位で用いる歩幅の推定値が補正されることにより、地図情報を用いたり、移動経路を予め把握したりすることなく、測位精度を向上させることができる。
したがって、自律航法における測位精度を適切に向上させることができる。
また、歩幅補正処理によって、衛星測位による測位結果に基づいて、自律航法測位で用いる歩幅の推定値が補正されることにより、自律航法測位を単独で行った場合に比べて、自律航法における測位精度を高めることができる。
図13Aは、登山ルートR1を計測対象者Pが移動した際の自律航法測位を単独で行った場合の測位結果を示す模式図であり、図13Bは、登山ルートR1を計測対象者Pが移動した際の本発明による自律航法測位の測位結果を示す模式図である。
また、図14Aは、登山ルートR2を計測対象者Pが移動した際の自律航法測位を単独で行った場合の測位結果を示す模式図であり、図14Bは、登山ルートR1を計測対象者Pが移動した際の本発明による自律航法測位の測位結果を示す模式図である。
なお、図13A、図13B、図14A及び図14Bにおいては、正確な測位結果を示す例として、衛星測位を連続的に行って取得された移動履歴が併せて示されている。
図13A、図13B及び図14A、図14Bに示すように、いずれの登山ルートにおいても、本発明による測位結果の方が、自律航法測位を単独で行った場合による測位結果よりも、計測対象者Pの正確な移動履歴を取得することが可能となっている。
このように、本発明による測位結果を移動履歴とすることにより、地図情報に移動履歴を重畳表示した場合に、地図情報における道路等の経路に対して、計測対象者Pの移動履歴を適切に表示することができる。
図15Aは、自律航法測位を単独で行った場合の測位結果を移動履歴として地図情報に重畳表示した場合の一例を示す模式図であり、図15Bは、本発明による自律航法測位の測位結果を移動履歴として地図情報に重畳表示した場合の一例を示す模式図である。
なお、図15A及び図15Bにおいては、正確な測位結果を示す例として、衛星測位を連続的に行って取得された移動履歴が併せて示されている。
図15A及び図15Bに示すように、本発明による測位結果を移動履歴として地図情報に重畳表示した場合、自律航法測位を単独で行った場合よりも、地図情報における道路等の経路に対して、計測対象者Pの移動履歴がより合致するものとなる。そのため、計測対象者Pの移動履歴を適切に表示することができる。
[変形例1]
上述の実施形態において、記録制御部155は、衛星測位処理における測位精度が良好な状態(測位誤差が予め設定された値E1以下の状態)では、衛星測位処理における測位結果を選択し、衛星測位処理における測位精度が良好でない状態(測位誤差が予め設定された値E1より大きい状態)では、自律測位処理における測位結果を選択して、計測対象者Pの現在位置として記録するものとした。
このような制御条件に対し、記録制御部155は、自律測位処理における測位結果が選択されている時間または距離を測定し、自律測位処理における測位結果が選択されている時間または距離が所定時間(固定または可変に設定されている閾値)を超えた場合、衛星測位処理における測位結果が選択され易くなるよう選択条件を変化させることとしてもよい。
即ち、衛星測位における測位誤差を判定するための予め設定された値E1を増加させ、測位誤差が相対的に大きい状態でも衛星測位処理における測位精度が良好な状態であると判定して、衛星測位処理における測位結果が選択され易くすることができる。
これにより、自律航法測位における誤差が過度に累積して、測位精度が低下することを抑制できる。
[変形例2]
上述の実施形態において、歩幅補正処理部154は、衛星測位により取得された2地点を比較地点として、当該2地点の間の自律航法測位により取得された測位結果を衛星測位による測位結果と比較することで、計測対象者Pの歩幅の推定値を補正することとした。
これに対し、衛星測位により取得された3地点以上を比較地点として、当該3地点の間の自律航法測位により取得された測位結果を衛星測位による測位結果と比較することで、計測対象者Pの歩幅の推定値を補正することとしてもよい。
一例として、時系列順に地点A,B,Cが衛星測位により測位され、これらの3地点を比較地点とする場合、地点A,Bを対象として歩幅補正処理を実行すると共に、地点B,Cを対象として歩幅補正処理を実行することができる。そして、それぞれの歩幅補正処理で取得された歩幅の推定値の補正値を平均することで、地点Aから地点Cの間における自律航法測位で用いる歩幅の推定値の補正値を算出することができる。
これにより、地形の変化等、計測対象者Pの歩幅が変化する要因を平準化して、歩幅の推定値を補正することができる。
以上のように構成される位置情報取得装置1は、歩幅補正処理部154を備える。
歩幅補正処理部154は、測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する。
歩幅補正処理部154は、測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する。
歩幅補正処理部154は、取得した第1の距離と、第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いるユーザの歩幅を補正する。
これにより、地図情報を用いたり、移動経路を予め把握したりすることなく、測位精度を向上させることができる。
したがって、自律航法における測位精度を適切に向上させることができる。
歩幅補正処理部154は、測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、第2の距離を取得する。
これにより、地図情報を用いたり、移動経路を予め把握したりすることなく、測位精度を向上させることができる。
また、位置情報取得装置1は、衛星測位制御部152を備える。
衛星測位制御部152は、測位衛星からの電波を利用して位置情報を取得する。
歩幅補正処理部154は、取得した第1の地点の位置情報と、取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、第1の距離を取得し、取得した第1の地点の位置情報と、取得した第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、第2の距離を取得する。
これにより、衛星測位による測位結果に基づいて、自律航法による測位で用いる歩幅が補正される。
したがって、自律航法測位を単独で行った場合に比べて、自律航法における測位精度を高めることができる。
歩幅補正処理部154は、衛星測位制御部152により取得された位置情報の誤差値を取得する。
歩幅補正処理部154は、取得した誤差値が所定値以下の第1の地点の位置情報と、取得した誤差値が所定値以下の前記第2の地点の位置情報と、に基づいて、第1の距離を取得し、取得した誤差値が所定値以下の第1の地点の位置情報と、取得した誤差値が所定値以下の第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、第2の距離を取得する。
これにより、衛星測位の測位精度が高い測位地点の測位結果に基づいて、自律航法で用いるユーザの歩幅を補正することができる。
また、位置情報取得装置1は、自律測位制御部153を備える。
自律測位制御部153は、ユーザの歩数と歩幅を用いた自律航法により位置情報を取得する。
自律測位制御部153は、ユーザの歩数と歩幅補正処理部154により補正された歩幅を用いて位置情報を取得する。
これにより、自律航法における測位精度を高めることができる。
また、位置情報取得装置1は、記録制御部155を備える。
記録制御部155は、衛星測位制御部152により取得した位置情報、または、自律測位制御部153により取得した位置情報、のいずれかを出力する。
記録制御部155は、出力状態を制御(出力する位置情報を選択)する。
記録制御部155は、歩幅補正処理部154により取得された誤差値が所定値以下の場合、衛星測位制御部152により取得した位置情報を出力するように制御し、歩幅補正処理部154により取得された誤差値が所定値を超える場合、記録制御部155が自律測位制御部153により取得した位置情報を出力するように制御する。
これにより、衛星測位の測位精度が高い測位地点では、衛星測位の測位結果を出力し、それ以外の測位地点では、自律航法により取得した位置情報を出力することができる。
歩幅補正処理部154は、記録制御部155により、自律測位制御部153により取得した位置情報を出力するように制御されている時間または距離が、所定時間または所定距離を超えた場合、所定値を大きくするように変更する。
これにより、衛星測位が所定時間または所定距離に亘って行われない場合に、衛星測位が行われ易くなるよう制御することができる。
また、位置情報取得装置1は、移動履歴記憶部173を備える。
移動履歴記憶部173は、衛星測位制御部152により取得した位置情報、または、自律測位制御部153により取得した位置情報、のいずれかを記憶する。
記録制御部155は、衛星測位制御部152により取得した位置情報、または、自律測位制御部153により取得した位置情報、のいずれかを移動履歴記憶部173に出力する。
これにより、位置情報取得装置1の移動履歴として取得された位置情報を位置情報取得装置1に記録することができる。
また、位置情報取得装置1は、通信部121を備える。
通信部121は、衛星測位制御部152により取得した位置情報、または、自律測位制御部153により取得した位置情報、のいずれかを外部機器に送信する。
記録制御部155は、衛星測位制御部152により取得した位置情報、または、自律測位制御部153により取得した位置情報、のいずれかを通信部121に出力する。
これにより、位置情報取得装置1の移動履歴として取得された位置情報を位置情報取得装置1から外部機器(処理装置2等)に送信することができる。
歩幅補正処理部154は、ユーザが歩行しているか否かを判定し、ユーザが歩行していると判定された場合に、第2の距離を取得する。
これにより、自律航法で用いるユーザの歩幅を補正するために適した状況を選択して、ユーザの歩幅の補正を実行することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、衛星測位を常時行い、衛星測位の測位誤差が予め設定された値E1より大きくなる場合に、衛星測位による測位結果に代えて、自律航法測位による測位結果を移動履歴として選択するものとした。
これに対し、衛星測位を間欠的に(例えば、10分おきに)実行し、衛星測位が行われていない期間に、自律航法測位による測位結果を移動履歴として用いることとしてもよい。
この場合にも、衛星測位の測位誤差が予め設定された値E1以下となる2地点を比較地点とし、当該2地点の間の自律航法測位により取得された測位結果を衛星測位による測位結果と比較することで、計測対象者Pの歩幅の推定値が補正される。
また、上述の実施形態において、歩幅の推定値を補正する場合、衛星測位により取得された第1の地点から第2の地点までの直線距離D2と、自律航法測位により取得された第1の地点から第2の地点までの直線距離D1との比を、自律航法測位で用いた歩幅に乗算することで、歩幅の推定値を補正することとしたが、これに限られない。例えば、歩幅の推定値を補正する場合、衛星測位により取得された第1の地点から第2の地点までの軌跡を近似した曲線に沿う距離と、自律航法測位により取得された第1の地点から第2の地点までの軌跡を近似した曲線に沿う距離との比を、自律航法測位で用いた歩幅に乗算することで、歩幅の推定値を補正することとしてもよい。
また、上述の実施形態において、自律航法測位により取得された第1の地点から第2の地点までの直線距離D1を取得する際、第1の地点の位置情報は、衛星測位により取得された第1の地点の位置情報と同一としたが、第1の地点は必ずしも、同一の位置情報である必要はない。
また、自律航法測位により取得された第1の地点から第2の地点までの距離D1は、必ずしも位置情報から取得する必要はなく、歩数と歩幅から取得してもよい。
また、上述の実施形態において、歩幅補正処理部154は、計測対象者Pの行動が歩幅補正処理の実行に適しているか否かを判定し、計測対象者Pの行動が歩幅補正処理の実行に適している場合(歩行していると推定される場合)にのみ、歩幅補正処理を実行することとしてもよい。例えば、計測対象者Pが走っている状態、自転車に乗っている状態、自動車や電車等に乗っている状態等、通常の歩行時以外である場合には、歩幅補正処理の実行を抑制することとしてもよい。
また、上述の実施形態において、位置情報記録システムSを位置情報取得装置1及び処理装置2の2つの装置によって構成するものとしたが、これに限られない。例えば、位置情報取得装置1と処理装置2との機能を兼ね備えたスマートフォン等によって、位置情報取得装置1と処理装置2とを一体化した装置として位置情報記録システムSを構成してもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される位置情報取得装置1は、センサユニットを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、測位処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図5の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が位置情報取得装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図3のROM112や、図3の記憶部120に含まれる半導体メモリ等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得手段と、
測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得手段と、
前記第1の距離取得手段により取得した前記第1の距離と、前記第2の距離取得手段により取得した前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
[付記2]
前記第2の距離取得手段は、測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、前記第2の距離を取得する、
ことを特徴とする付記1に記載の電子機器。
[付記3]
測位衛星からの電波を利用して位置情報を取得する第1の位置情報取得手段を備え、
前記第1の距離取得手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第1の地点の位置情報と、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第2の地点の位置情報と、に基づいて、前記第1の距離を取得し、
前記第2の距離取得手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第1の地点の位置情報と、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、前記第2の距離を取得する、
ことを特徴とする付記2に記載の電子機器。
[付記4]
前記第1の位置情報取得手段により取得された位置情報の誤差値を取得する誤差取得手段を備え、
前記第1の距離取得手段は、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第1の地点の位置情報と、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第2の地点の位置情報と、に基づいて、前記第1の距離を取得し、
前記第2の距離取得手段は、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第1の地点の位置情報と、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、前記第2の距離を取得する、
ことを特徴とする付記3に記載の電子機器。
[付記5]
ユーザの歩数と歩幅を用いた自律航法により位置情報を取得する第2の位置情報取得手段を備え、
前記第2の位置情報取得手段は、ユーザの歩数と前記歩幅補正手段により補正された歩幅を用いて位置情報を取得することを特徴とする付記4に記載の電子機器。
[付記6]
前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを出力する出力手段と、
前記出力手段の出力状態を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が前記所定値以下の場合、前記出力手段が前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報を出力するように制御し、
前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が前記所定値を超える場合、前記出力手段が前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報を出力するように制御する、
ことを特徴とする付記5に記載の電子機器。
[付記7]
前記制御手段により、前記出力手段が前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報を出力するように制御されている時間または距離が、所定時間または所定距離を超えた場合、前記所定値を大きくするように変更する変更手段を備えることを特徴とする付記6に記載の電子機器。
[付記8]
前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを記憶する記憶手段を備え、
前記出力手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを前記記憶手段に出力することを特徴とする付記6または7に記載の電子機器。
[付記9]
前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを外部機器に送信する送信手段を備え、
前記出力手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを前記送信手段に出力する、
ことを特徴とする付記6から8のいずれか1つに記載の電子機器。
[付記10]
前記第2の距離取得手段は、前記ユーザが歩行しているか否かを判定し、前記ユーザが歩行していると判定された場合に、前記第2の距離を取得することを特徴とする付記1から9のいずれか1つに記載の電子機器。
[付記11]
測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得ステップと、
測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得ステップと、
前記第1の距離取得ステップにおいて取得された前記第1の距離と、前記第2の距離取得ステップにおいて取得された前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正ステップと、
を含むことを特徴とする誤差補正方法。
[付記12]
コンピュータに、
測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得機能と、
測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得機能と、
前記第1の距離取得機能により取得した前記第1の距離と、前記第2の距離取得機能により取得した前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
S・・・位置情報記録システム,1・・・位置情報取得装置,2・・・処理装置,111、211・・・CPU,112、212・・・ROM,113、213・・・RAM,114、214・・・バス,115、215・・・入出力インターフェース,116・・・センサ部,117・・・衛星電波受信部,118、217・・・入力部,119、218・・・出力部,120、219・・・記憶部,121、220・・・通信部,221・・・ドライブ,216・・・撮像部,231・・・リムーバブルメディア,151・・・センサ情報取得部,152・・・衛星測位制御部,153・・・自律測位制御部,154・・・歩幅補正処理部,155・・・記録制御部,251・・・歩幅情報取得部,252・・・移動履歴更新部,253・・・表示制御部,171・・・衛星測位結果記憶部,172・・・自律測位結果記憶部,173・・・移動履歴記憶部,271・・・地図情報記憶部,272・・・移動履歴記憶部

Claims (12)

  1. 測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得手段と、
    測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得手段と、
    前記第1の距離取得手段により取得した前記第1の距離と、前記第2の距離取得手段により取得した前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第2の距離取得手段は、測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、前記第2の距離を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 測位衛星からの電波を利用して位置情報を取得する第1の位置情報取得手段を備え、
    前記第1の距離取得手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第1の地点の位置情報と、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第2の地点の位置情報と、に基づいて、前記第1の距離を取得し、
    前記第2の距離取得手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第1の地点の位置情報と、前記第1の位置情報取得手段により取得された前記第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、前記第2の距離を取得する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の位置情報取得手段により取得された位置情報の誤差値を取得する誤差取得手段を備え、
    前記第1の距離取得手段は、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第1の地点の位置情報と、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第2の地点の位置情報と、に基づいて、前記第1の距離を取得し、
    前記第2の距離取得手段は、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第1の地点の位置情報と、前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が所定値以下の前記第2の地点の位置情報を取得した時点において、ユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得した位置情報と、に基づいて、前記第2の距離を取得する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. ユーザの歩数と歩幅を用いた自律航法により位置情報を取得する第2の位置情報取得手段を備え、
    前記第2の位置情報取得手段は、ユーザの歩数と前記歩幅補正手段により補正された歩幅を用いて位置情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを出力する出力手段と、
    前記出力手段の出力状態を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が前記所定値以下の場合、前記出力手段が前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報を出力するように制御し、
    前記誤差取得手段により取得された前記誤差値が前記所定値を超える場合、前記出力手段が前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報を出力するように制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段により、前記出力手段が前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報を出力するように制御されている時間または距離が、所定時間または所定距離を超えた場合、前記所定値を大きくするように変更する変更手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを記憶する記憶手段を備え、
    前記出力手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを前記記憶手段に出力することを特徴とする請求項6または7に記載の電子機器。
  9. 前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを外部機器に送信する送信手段を備え、
    前記出力手段は、前記第1の位置情報取得手段により取得した位置情報、または、前記第2の位置情報取得手段により取得した位置情報、のいずれかを前記送信手段に出力する、
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記第2の距離取得手段は、前記ユーザが歩行しているか否かを判定し、前記ユーザが歩行していると判定された場合に、前記第2の距離を取得することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得ステップと、
    測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得ステップと、
    前記第1の距離取得ステップにおいて取得された前記第1の距離と、前記第2の距離取得ステップにおいて取得された前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正ステップと、
    を含むことを特徴とする誤差補正方法。
  12. コンピュータに、
    測位衛星からの電波を利用して取得した第1の地点の位置情報と、測位衛星からの電波を利用して取得した第2の地点の位置情報と、に基づいて、地図情報を用いることなく第1の距離を取得する第1の距離取得機能と、
    測位衛星からの電波を利用して取得した前記第1の地点の位置情報を取得した時点における位置から、測位衛星からの電波を利用して前記第2の地点の位置情報を取得した時点における位置までの第2の距離を、地図情報を用いることなくユーザの歩数と歩幅とを用いた自律航法により取得する第2の距離取得機能と、
    前記第1の距離取得機能により取得した前記第1の距離と、前記第2の距離取得機能により取得した前記第2の距離と、に基づいて、自律航法で用いる前記ユーザの歩幅を補正する歩幅補正機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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