JP2016178999A5 - 電子機器、走行状態取得方法及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、電子機器、走行状態取得方法及びプログラムに関する。

近年、健康維持等のためにサイクリングによる運動を行う人口が増えつつある。自転車は、足首や膝に対する負荷が比較的小さい上、景色を眺めて楽しみつつ、十分な量の運動ができることから、長時間運動を続けるのに適した道具であると言われている。
自転車による走行時において、走行状態を取得する基礎となるのがケイデンス（１分間あたりのクランク回転数）であり、ケイデンスを測定する機器も普及しつつある（例えば、特許文献１参照）。

しかしながら、自転車による走行時には、主に空気抵抗及び摩擦抵抗を受けることとなり、一般に、１５ｋｍ／ｈ以上では空気抵抗が支配的となる。そのため、自転車での走行時においては、ケイデンスを測定するのみでは、正確な走行状態を取得することが困難である。

本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、自転車による走行時の走行状態をより正確に計測することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明の一態様の電子機器は、
自転車の走行における走行状態を取得する電子機器であって、
運転者周辺の非走行時の第１気圧と、走行時の第２気圧とを取得する気圧取得手段と、
前記気圧取得手段によって取得された、前記非走行時の第１気圧と、前記走行時の第２気圧とに基づいて、走行時の走行状態を取得する走行状態取得手段と、
を備えることを特徴とする。

本発明によれば、自転車による走行時の走行状態をより正確に計測することが可能となる。

Claims (9)

1. 自転車の走行における走行状態を取得する電子機器であって、
   運転者周辺の非走行時の第１気圧と、走行時の第２気圧とを取得する気圧取得手段と、
   前記気圧取得手段によって取得された、前記非走行時の第１気圧と、前記走行時の第２気圧とに基づいて、走行時の走行状態を取得する走行状態取得手段と、
   を備えることを特徴とする電子機器。
2. 走行時におけるペダルの回動に関する情報を取得する回動情報取得手段を備え、
   前記走行状態取得手段は、前記第１気圧及び第２気圧と、前記ペダルの回動に関する情報とに基づいて、走行時の走行状態を取得することを特徴とする請求項１に記載の電子機器。
3. 前記走行状態取得手段は、前記第１気圧に対する前記第２気圧の低下の大きさに基づいて、走行時の走行状態を取得することを特徴とする請求項１又は２に記載の電子機器。
4. 前記非走行時の第１気圧と、前記走行時の第２気圧との差における標準値を記憶する標準値記憶手段と、
   前記気圧取得手段によって実際に取得された前記第１気圧及び前記第２気圧の差と、前記標準値記憶手段に記憶されている前記標準値とに基づいて、運転者の乗車姿勢を判定する乗車姿勢判定手段と、
   を備えることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の電子機器。
5. 現在の走行速度に対応する目標気圧を取得する目標気圧取得手段を更に備え、
   前記乗車姿勢判定手段は、
   前記目標気圧と、前記第２気圧との差が予め設定された閾値以上であるか否かの判定を行い、閾値以上であると判定された場合にその旨を報知することを特徴とする請求項４に記載の電子機器。
6. 前記気圧取得手段は、運転者の背面における非走行時の第１気圧と、走行時の第２気圧とを取得することを特徴とする請求項１から５のいずれか１項に記載の電子機器。
7. 前記走行状態取得手段は、前記気圧取得手段によって取得された、前記非走行時の第１気圧と、前記走行時の第２気圧とに基づいて、走行時の活動量を取得することを特徴とする請求項１から６のいずれか１項に記載の電子機器。
8. 電子機器において実行される走行状態取得方法であって、
   運転者周辺の非走行時の第１気圧と、走行時の第２気圧とを取得する気圧取得ステップと、
   前記気圧取得ステップにおいて取得された、前記非走行時の第１気圧と、前記走行時の第２気圧とに基づいて、走行時の走行状態を取得する走行状態取得ステップと、
   を含むことを特徴とする活動量計測方法。
9. 電子機器を制御するコンピュータに、
   運転者周辺の非走行時の第１気圧と、走行時の第２気圧とを取得する気圧取得機能と、
   前記気圧取得機能によって取得された、前記非走行時の第１気圧と、前記走行時の第２気圧とに基づいて、走行時の走行状態を取得する走行状態取得機能と、
   を実現させることを特徴とするプログラム。