JP6015900B2 - 情報処理装置、運動支援情報提供システム、運動支援情報提供方法及び運動支援情報提供プログラム - Google Patents

情報処理装置、運動支援情報提供システム、運動支援情報提供方法及び運動支援情報提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、運動支援情報提供システム及び運動支援情報提供方法に関する。
一般に登山やハイキング、ジョギング等の体力を消耗する歩行を継続して行う場合は、歩行実行者の体力に応じた計画が重要である。このため従来では、登山やハイキングへ行く場合、予め目的地の地図やガイドブック等の資料を用意して、これら資料を参考に行動計画を作成することが一般に行われている。また行動計画には、目的地までの距離や歩行時間、休憩場所や休憩時間等を盛り込んだ行動(登山)計画表を作成し、この行動計画表に合わせて行動することが多い。しかし、地図やガイドブック等の資料より作成した行動計画表は、あくまでも一般的な人の体力から勘案したものであって、実際に登山やハイキングへ行く人の体力と必ずしも一致しないことが多い。このため、予め作成した行動計画表通りに登山やハイキングが実行できないばかりか、無理に行動計画表通りに行動した場合、体力を消耗して途中で動けなくなったたり、最悪の場合遭難する等の問題が生じる。
一方、ジョギング等の歩行行動の場合は、体力に限界を感じた時点で何時でも歩行行動を中止することができるため、登山やハイキングほど危険を伴うことは少ないが、予め自己の体力に応じた運動量を把握して歩行行動を行うことができれば、ジョギングにより体調を損なうことがないため、健康管理の上でも得策である。
また、ジョギングやウォーキングをする際、運動した量を定量化し、自らの運動の指標とするため、歩数計を用いることが多い。歩数と、歩数から換算した消費カロリーは利用者にとって一つの指標ではあるが、ただ単にその数値だけを目標として運動するのでは数日間もすれば飽きを生じ、楽しみにはなりにくい。そこで最近では、歩数に応じて画面上のペットが成長する、画面が進むなどのゲーム機能付き歩数計が市販されている。
例えば、特許文献1〜7では、運動の管理に関する様々な手法が提案されている
特開平8−254579号公報 特開2007−075552号公報 特開2002−346013号公報 特開2006−263002号公報 特開2007−075552号公報 特開2007−115200号公報 特開2003−323502号公報
しかしながら、同じ運動を行ったとしても、環境条件によって体に加わる負荷が大きく異なる。例えば、気温や湿度などがかなり高い、風がかなり強い、気圧がかなり低いといった環境条件では相対的に負荷が大きくなり、実質的な活動量(運動量)が相対的に大きくなると考えられる。逆に、気温、湿度、気圧、風速が適度なものであれば、実質的な活動量(運動量)が相対的に小さくなると考えられる。すなわち、毎日一定の運動を行ったとしても、気象状況によって実質的な活動量(運動量)が異なるため、期待されるトレーニング効果や適切な体調管理を実現できない可能性があるという問題があった。特許文献1〜7では、この問題に対する有効な解決策が示されていない。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、環境条件を考慮したユーザーの活動量を計測し、目標活動量を満たしながらユーザーの希望に沿った運動経路の情報を提供することができる情報処理装置、運動支援情報提供システム及び運動支援情報提供方法を提供する情報処理装置、運動支援情報提供システム及び運動支援情報提供方法を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る情報処理装置は、ユーザーが運動中の運動経路の環境情報と前記ユーザーの活動情報とを利用して、前記ユーザーの運動中の活動量を計算する活動量計算部と、前記活動量計算部が計算した前記ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、目的地までの、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき残りの運動経路を計算する運動経路計算部と、前記運動経路計算部が計算した前記運動経路の情報を含む運動支援情報を生成する運動支援情報生成部と、を含む。
本適用例に係る情報処理装置によれば、環境計測装置が計測した環境データを用いて環境条件の解析を行うことで、環境条件を考慮したユーザーの活動量を計測することができる。
また、本適用例に係る情報処理装置によれば、環境条件を加味したユーザーの活動量が目標活動量に到達するための残りの運動経路を、目的地を変えずに計算するので、例えば、ユーザーは、当該残りの運動経路を運動すれば必ず希望する目的地に到達することができる。
[適用例2]
上記適用例に係る情報処理装置において、前記運動経路計算部は、運動開始地点が前記目的地になるように前記残りの運動経路を計算するようにしてもよい。
本適用例に係る情報処理装置によれば、運動開始地点に戻る運動経路を提示することができる。従って、ユーザーは、例えば、自宅に近い場所をスタートし、必ず同じ場所に戻るように運動することができる。
[適用例3]
上記適用例に係る情報処理装置において、前記運動経路計算部は、経由地点が設定されている場合、前記ユーザーが前記経由地点を未通過であれば、前記経由地点を通過するように前記残りの運動経路を計算するようにしてもよい。
本適用例に係る情報処理装置によれば、ユーザーが希望する経由地点を通過する運動経路を提示することができる。従って、ユーザーは、必ず立ち寄りたい場所を通過することができる。
[適用例4]
上記適用例に係る情報処理装置は、前記ユーザーが運動を開始する前に、前記ユーザーが運動する領域の環境情報と地図情報とを利用して、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき運動経路の候補を選出する経路候補選出部をさらに含むようにしてもよい。
本適用例に係る情報処理装置によれば、ユーザーが運動を開始する前に、目標活動量を満たす運動をするための好適な運動経路を提示することができる。
[適用例5]
上記適用例に係る情報処理装置において、前記経路候補選出部は、前記ユーザーの活動量に関する過去の実績情報をさらに利用して、前記運動経路の候補を選出するようにしてもよい。
本適用例に係る情報処理装置によれば、ユーザーの体力も考慮された好適な運動経路を提示することができる。
[適用例6]
上記適用例に係る情報処理装置において、前記運動経路の環境情報は、前記ユーザーが運動する領域に分散して配置された複数の環境計測装置が計測した環境情報であるようにしてもよい。
本適用例に係る情報処理装置によれば、分散配置された複数の環境計測装置の各々が計測した環境情報を用いて環境条件の解析をリアルタイムに行うことで、ユーザーの運動経路の環境変化を正確に捉えることができるので、より正確なユーザーの活動量を計測することができる。
[適用例7]
上記適用例に係る情報処理装置において、前記ユーザーの運動経路に沿って配置され、前記運動経路計算部は、前記ユーザーの運動経路に沿って前方に配置された所定数の前記環境計測装置が計測した前記環境情報を利用して、前記残りの運動経路を計算するようにしてもよい。
本適用例に係る情報処理装置によれば、ユーザーの前方の環境条件を、少ない環境データで精度よく効率的に解析することができるので、目標活動量を達成する残りの運動経路を精度よく計算することができる。
[適用例8]
本適用例に係る運動支援情報提供システムは、上記のいずれかの情報処理装置と、前記ユーザーが運動する領域に分散して配置された複数の環境計測装置と、を含む。
本適用例に係る運動支援情報提供システムによれば、情報処理装置が、環境計測装置が計測した環境データを用いて環境条件の解析を行うことで、環境条件を考慮したユーザーの活動量を計測することができる。
また、本適用例に係る運動支援情報提供システムによれば、情報処理装置が、環境条件を加味したユーザーの活動量が目標活動量に到達するための残りの運動経路を、目的地を変えずに計算するので、例えば、ユーザーは、当該残りの運動経路を運動すれば必ず希望する目的地に到達することができる。
[適用例9]
本適用例に係る運動支援情報提供方法は、ユーザーが運動中の運動経路の環境情報と前記ユーザーの活動情報とを利用して、前記ユーザーの運動中の活動量を計算する活動量計算ステップと、前記活動量計算ステップで計算した前記ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、目的地までの、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき残りの運動経路を計算する運動経路計算ステップと、前記運動経路計算ステップで計算した前記運動経路の情報を含む運動支援情報を生成する運動支援情報生成ステップと、を含む。
[適用例10]
本適用例に係るプログラムは、コンピューターを、ユーザーが運動中の運動経路の環境情報と前記ユーザーの活動情報とを利用して、前記ユーザーの運動中の活動量を計算する活動量計算部と、前記活動量計算部が計算した前記ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、目的地までの、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき残りの運動経路を計算する運動経路計算部と、前記運動経路計算部が計算した前記運動経路の情報を含む運動支援情報を生成する運動支援情報生成部として機能させる。
[適用例11]
本適用例に係る記録媒体は、上記適用例に係るプログラムが記録されている、記録媒体である。
運動支援情報提供システムの概要についての説明図。 情報端末の外観の一例を示す図。 運動支援情報提供システムの構成例を示す図。 環境計測装置の構成例を示す図。 情報端末の構成例を示す図。 サーバーの構成例を示す図。 図7(A)は、ユーザー情報リストの一例を示す図であり、図7(B)は、運動履歴データリストの一例を示す図。 運動支援情報提供システムの全体処理のフローチャートの一例を示す図。 図9(A)は、情報端末の初期設定処理のフローチャートの一例を示す図であり、図9(B)は、サーバーの初期設定処理のフローチャートの一例を示す図。 初期設定の入力画面の一例を示す図。 初期設定の他の入力画面の一例を示す図。 図12(A)は、情報端末のコース設定処理のフローチャートの一例を示す図であり、図12(B)は、サーバーのコース設定処理のフローチャートの一例を示す図。 スタート地点、ゴール地点、経由地点の設定画面の一例を示す図。 スタート地点、ゴール地点、経由地点の設定画面の一例を示す図。 コース候補の選出についての説明図。 コースの選択画面の一例を示す図。 図17(A)は、情報端末の活動量計測処理のフローチャートの一例を示す図であり、図17(B)は、サーバーの活動量計測処理のフローチャートの一例を示す図。 活動量計測処理についての説明図。 活動量の計測結果の表示画面の一例を示す図。 残りのコースの表示画面の一例を示す図。 第2実施形態の運動支援情報提供システムの構成例を示す図。 第2実施形態における情報端末の構成例を示す図。 第2実施形態における情報端末の初期設定処理のフローチャートの一例を示す図。 第2実施形態における情報端末のコース設定処理のフローチャートの一例を示す図。 第2実施形態における情報端末の活動量計測処理のフローチャートの一例を示す図。 変形例2における環境計測装置の構成例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1実施形態
1−1.運動支援情報提供システムの概要
図1は、第1実施形態の運動支援情報提供システムの概要について説明するための図である。図1に示すように、第1実施形態の運動支援情報提供システムでは、各ユーザー7が運動する所定のエリアに、複数の環境計測装置2(白抜きの丸で表示)が数十m〜数百mの間隔で分散配置されている。各ユーザー7は、情報端末5を携帯し、設定されたコース(運動経路)上を移動する運動(ランニング、ジョギング、ウォーキング、サイクリングなど)を行う。各ユーザー7が運動するコースは、例えば、道路6上に設定され、複数のコースが存在してもよい。図1では、環境計測装置2は、コース(道路6)に沿ってほぼ一定の間隔(例えば約100m間隔)で配置されている。ただし、環境計測装置2は分散して配置されていればよく、その一部又は全部は、必ずしもコース(道路6)に沿って配置されていなくてもよい。また、環境計測装置2は均一な密度で配置されていなくてもよく、場所によって粗密があってもよい。例えば、道路6の周辺は環境計測装置2の密度を高く、それ以外の場所は環境計測装置2の密度を低くしてもよい。
これらの環境計測装置2により、各ユーザー7が運動するエリアに環境計測ネットワークが形成されており、各環境計測装置2は、現在の気象等の環境データを計測してサーバー(不図示)に送信する。
各情報端末5は、各ユーザー7の活動量を計算するために必要なデータ(活動データ)を当該ユーザー7から取得してサーバー(不図示)に送信する。
サーバー(不図示)は、各ユーザー7の活動データと環境データから各ユーザー7の活動量やコースを計算し、活動量やコースの計算結果の情報を各情報端末5に送信する。
図2(A)、図2(B)及び図2(C)は、情報端末5の外観の一例を示す図である。情報端末5は、ユーザー7の活動データを取得できる位置に装着される。情報端末5は、例えば、図2(A)に示すような腕時計タイプのものであってもよいし、図2(B)に示すような、衣服のポケット等に入れたり、バンドやクリップでユーザー7の体や衣服に固定するタイプのものであってもよい。あるいは、情報端末5は、図2(C)に示すように、スマートフォンや携帯電話等の端末であってもよい。ユーザー7は、情報端末5の操作部40(アップボタン42、ダウンボタン44、切替/決定ボタン46など)を操作することで初期設定や画面の切り替えなどを行い、ユーザー7の活動量などの情報は情報端末5の表示部(表示画面)70に表示される。これにより、ユーザー7は、運動開始後の活動量を知ることができる。なお、情報端末5は、表示部70に対する接触検出機構を設けて表示部70を操作部として兼用してもよい。
1−2.運動支援情報提供システムの構成
[全体構成]
図3は、第1実施形態の運動支援情報提供システムの構成例を示す図である。本実施形態の運動支援情報提供システムは、図3の構成要素(各部)の一部を省略又は変更したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
図3に示すように、第1実施形態の運動支援情報提供システム1は、複数の環境計測装置2、少なくとも1つの情報端末5、サーバー4を含む。
各環境計測装置2は、各地点の気象等の環境をリアルタイムに計測し、計測した環境データ(環境情報)を、通信ネットワーク3(インターネットやLAN等)を介してサーバー4に送信する。
各情報端末5は、例えば秒オーダーの周期でリアルタイムにユーザー7の活動データ(活動情報)を取得し、取得した活動データを、通信ネットワーク3を介してサーバー4に送信する。
サーバー4(情報処理装置の一例)は、通信ネットワーク3を介して、各環境計測装置2から環境データを受信し、各情報端末5から各ユーザー7の活動データを受信する。そして、サーバー4は、受信した環境データと活動データから、各ユーザー7の活動量やコースを計算し、各ユーザー7の活動量やコースの計算結果の情報を、通信ネットワーク3を介して各情報端末5に送信する。各情報端末5は、通信ネットワーク3を介して、サーバー4から各ユーザー7の活動量やコースの計算結果の情報を受信し、ユーザー7の活動量を表示部70に表示する。
[環境計測装置の構成]
図4は、図3の環境計測装置2の構成例を示す図である。図4に示すように、本実施形態では、各環境計測装置2は、気圧センサー10、温度センサー11、湿度センサー12を備え、所定のエリアに分散して配置される。ただし、環境計測装置2は、気圧センサー10、温度センサー11、湿度センサー12の一部を備えていなくてもよいし、逆に、他のセンサー(例えば、風向センサー、風速センサー、降雨センサー等)を備えていてもよい。
環境計測装置2は、例えば秒オーダーの周期でリアルタイムに気象等の環境を計測し、気圧センサー10、温度センサー11、湿度センサー12により計測された環境データ(気圧データ、温度データ、湿度データ)は、送信部14によりサーバー4に送信される。
[情報端末の構成]
図5は、図3の情報端末5の構成例を示す図である。図5に示すように、本実施形態では、情報端末5は、操作部40、処理部(CPU:Central Processing Unit)50、活動量センサー60、GPSデータ受信部62、通信部64、記憶部66、記録媒体68、表示部70を含んで構成されている。本実施形態の情報端末5は、図5の構成要素(各部)の一部を省略又は変更したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
操作部40は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号を処理部(CPU)50に出力する。
活動量センサー60は、情報端末5を携帯するユーザーの活動量を計算するために必要な活動データを取得するセンサーである。例えば、ユーザーの心拍数(活動データの一例)に基づいて活動量を計算する場合、活動量センサー60として心拍計が用いられる。また、ユーザーの歩数(活動データの一例)に基づいて活動量を計算する場合、活動量センサー60として歩数計が用いられる。また、ユーザーの動き(移動速度や移動時間)(活動データの一例)に基づいて活動量を計算する場合、活動量センサー60として3軸加速度センサーなどが用いられる。あるいは、ユーザーの心拍数、歩数、動きに基づいて活動量を総合的に計算する場合、活動量センサー60として心拍計、歩数計、3軸加速度センサーが用いられるようにしてもよい。
GPSデータ受信部62は、GPS衛星から送信される電波信号を受信し、当該電波信号に重畳されているGPS衛星の軌道情報や時刻情報などを含む航法メッセージを復調する処理を行う。
記憶部66は、処理部(CPU)50が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部66は、処理部(CPU)50の作業領域として用いられ、操作部40から入力されたデータ、記録媒体68から読み出されたプログラムやデータ、通信部64を介してサーバー4から受信したデータ、処理部(CPU)50が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶するためにも使用される。
処理部(CPU)50は、記憶部66や記録媒体68に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、処理部(CPU)50は、活動量センサー60、GPSデータ受信部62等からデータを受け取って各種の計算処理を行う。また、処理部(CPU)50は、操作部40からの操作信号に応じた各種の処理、表示部70に各種の情報を表示させる処理、通信部64を介したサーバー4とのデータ通信を制御する処理等を行う。
特に、本実施形態では、処理部(CPU)50は、位置情報生成部51、通信制御部52、表示制御部53を含む。ただし、本実施形態の処理部(CPU)50は、これらの一部の構成(要素)を省略又は変更したり、他の構成(要素)を追加した構成としてもよい。
位置情報生成部51は、GPSデータ受信部62が復調した航法メッセージに含まれる軌道情報や時刻情報を用いて測位計算を行い、情報端末5の位置情報を生成する処理を行う。なお、本実施形態では、位置情報生成部51は、GPSデータ受信部62が復調した航法メッセージを利用して情報端末5の位置情報を生成しているが、その他の手段を利用して情報端末5の位置情報を生成してもよい。その場合、GPSデータ受信部62はなくてもよい。例えば、位置情報生成部51は、複数の基地局(携帯電話などの基地局)から電波を受信し、受信した各電波の強度と各基地局の位置情報を利用して三角測量等の手法で情報端末5の位置情報を生成するようにしてもよい。また、例えば、位置情報生成部51は、携帯情報機器のアクセスポイントを通過する毎に当該アクセスポイントの位置情報を取得し、アクセスポイント間ではユーザーが運動するコースの情報とユーザーの速度の情報を利用して位置情報をリアルタイムに生成してもよい。
通信制御部52は、通信部64を介してサーバー4との間で行うデータ通信を制御する処理を行う。特に、本実施形態では、通信制御部52は、活動量センサー60が取得したユーザーの活動データ(心拍数、歩数、加速度などのデータ)、位置情報生成部51が生成した位置情報などを、通信部64を介してサーバー4に送信する処理を行う。また、通信制御部52は、ユーザーの活動量のデータ、ユーザーが運動する経路(コース)の候補のデータ、目標到達値(残り距離や残り時間)のデータ、地図情報などを、通信部64を介してサーバー4から受信し、記憶部66に保存する処理を行う。
表示制御部53は、表示部70の表示を制御する処理を行う。特に、本実施形態では、表示制御部53は、記憶部66に保存された、ユーザーの活動量のデータ、ユーザーが運動する経路(コース)の候補のデータ、目標到達値(残り距離や残り時間)のデータ、地図情報などを、操作部40からの操作信号に応じて選択して表示部70に表示させる処理を行う。
記録媒体68は、コンピューター読み取り可能な記録媒体であり、特に本実施形態では、コンピューターを上記の各部として機能させるためのプログラムが記憶されている。そして、本実施形態の処理部(CPU)50は、記録媒体68に記憶されているプログラムを実行することで、位置情報生成部51、通信制御部52、表示制御部53として機能する。あるいは、通信部64等を介して有線又は無線の通信ネットワークに接続されたサーバーから当該プログラムを受信し、受信したプログラムを記憶部66や記録媒体68に記憶して当該プログラムを実行するようにしてもよい。ただし、位置情報生成部51、通信制御部52、表示制御部53の少なくとも一部をハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
なお、記録媒体68は、例えば、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、メモリー(ROM、フラッシュメモリーなど)により実現することができる。
表示部70は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、処理部(CPU)50から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。表示部70には、例えば、現在の活動量や残り距離などの情報がリアルタイムに表示される。
[サーバーの構成]
図6は、図3のサーバー4の構成例を示す図である。図6に示すように、本実施形態では、サーバー4は、処理部(CPU)20、記憶部30、記録媒体32、通信部34を含んで構成されている。本実施形態のサーバー4は、図6の構成要素(各部)の一部を省略又は変更したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
記憶部30は、処理部(CPU)20が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部30は、処理部(CPU)20の作業領域として用いられ、記録媒体32から読み出されたプログラムやデータ、通信部34を介して受信した環境データ、各ユーザーの活動データ、各情報端末5の位置情報、処理部(CPU)20が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶するためにも使用される。
処理部(CPU)20は、記憶部30や記録媒体32に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、処理部(CPU)20は、通信部34を介して、環境データ、各ユーザーの活動データ、各情報端末5の位置情報などを受け取って各種の計算処理を行う。また、処理部(CPU)20は、通信部34を介した各環境計測装置2や各情報端末5とのデータ通信を制御する処理等を行う。
特に、本実施形態では、処理部(CPU)20は、環境データ取得部21、活動データ取得部22、位置情報取得部23、活動量計算部24、経路候補選出部25、運動経路計算部26、運動支援情報生成部27、通信制御部28を含む。ただし、本実施形態の処理部(CPU)20は、これらの一部の構成(要素)を省略又は変更したり、他の構成(要素)を追加した構成としてもよい。
環境データ取得部21は、通信部34から送られてくる環境データ(複数の環境計測装置2の少なくとも一部が計測した環境データ)を、環境計測装置2の識別IDと対応づけて継続して取得する処理を行う。具体的には、環境データ取得部21は、各環境データを受け取り、受け取った各環境データを環境計測装置2毎に割り当てられた識別IDと対応づけて順番に記憶部30に保存する。
活動データ取得部22は、通信部34から送られてくる活動データ(各情報端末5が各ユーザー7から取得した活動データ)を、情報端末5の識別IDと対応づけて継続して取得する処理を行う。具体的には、活動データ取得部22は、各活動データを受け取り、受け取った各活動データを情報端末5毎に割り当てられた識別IDと対応づけて順番に記憶部30に保存する。
位置情報取得部23は、通信部34から送られてくる位置情報(各情報端末5が生成した位置情報)を、情報端末5の識別IDと対応づけて継続して取得する処理を行う。具体的には、位置情報取得部23は、各位置情報を受け取り、受け取った各位置情報を情報端末5毎に割り当てられた識別IDと対応づけて順番に記憶部30に保存する。
活動量計算部24は、活動データ取得部22が取得した活動データと環境データ取得部21が取得した環境データに基づいて、各ユーザーの活動量を計算する。具体的には、活動量計算部24は、各ユーザーの活動データから各ユーザーの活動量を計算するとともに、環境データに含まれる気圧データ、温度データ、湿度データから現在の気圧、温度、湿度を解析し、解析結果に応じて、各ユーザーの活動量を補正する。例えば、活動量計算部24は、各ユーザーの活動データから基準となる気圧、温度、湿度での各ユーザーの活動量を計算し、現在の気圧、温度、湿度に応じて各ユーザーの活動量を補正する。すなわち、活動量計算部24は、現在の気圧と基準値との差に応じて各ユーザーの活動量を増減させる。また、活動量計算部24は、現在の温度と基準値との差に応じて各ユーザーの活動量を増減させる。また、活動量計算部24は、現在の湿度と基準値との差に応じて各ユーザーの活動量を増減させる。
さらに、環境計測装置2が風向センサー、風速センサー、降雨センサー等を備える場合には、活動量計算部24は、環境データに含まれる風向データ、風速データ、降雨データ等から現在の風向、風速、降雨量等を解析し、解析結果に応じて、各ユーザーの活動量を補正するようにしてもよい。例えば、活動量計算部24は、各ユーザーの活動データから基準となる気圧、温度、湿度、風向、風速、降雨量での各ユーザーの活動量を計算し、現在の風向、風速、降雨量と基準値との差に応じて各ユーザーの活動量を増減させる。なお、環境計測装置2が風向センサーや風速センサーを備えていなくても、活動量計算部24は、気圧データから2点間毎(2つの環境計測装置2の間毎)の気圧傾度(=2点間の気圧差/2点間の距離)を計算し、気圧傾度の分布から現在の風向や風速を概算することができるので、この概算された現在の風向や風速に応じて各ユーザーの活動量を補正するようにしてもよい。
経路候補選出部25は、各ユーザーが運動を開始する前に、各ユーザーが運動する所定エリアの環境情報(各環境計測装置2が計測した環境データ)と地図情報(例えば、記憶部30や記録媒体32に保存されている)とに基づいて、各ユーザーの活動量が、設定された目標活動量に到達するために各ユーザーが運動すべき1又は複数のコース(運動経路)の候補を選出する処理を行う。なお、地図情報には、道路の位置や傾斜の情報、各環境計測装置2の位置や識別IDの情報などが含まれていてもよい。
具体的には、経路候補選出部25は、環境データ取得部31が取得した環境データに基づいて、目標活動量に到達するために各ユーザーが運動すべき目標距離を補正計算し、当該補正計算された目標距離を有する1又は複数のコース(運動経路)の候補を選出する。例えば、経路候補選出部25は、活動量計算部24と同様の処理により、環境データから現在の気圧、温度、湿度、風速を解析し、解析結果に応じて目標距離を補正計算する。
特に、本実施形態では、経路候補選出部25は、各ユーザーにより設定されたスタート地点(運動開始地点)からゴール地点(目的地)までのコース(運動経路)の候補を選出する。すなわち、経路候補選出部25は、各ユーザーが設定したスタート地点からゴール地点に至るコースの中から各ユーザーの活動量が設定された目標活動量に到達するようなコースの候補を選出する。
経路候補選出部25は、各ユーザーによりゴール地点が設定されなかった場合、スタート地点がゴール地点になるようにコースの候補を選出するようにしてもよい。また、経路候補選出部25は、各ユーザーが設定された経由地点を通過するようにコースの候補を選出してもよい。
運動経路計算部26は、各ユーザーが運動中に、活動量計算部24が計算した各ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、ゴール地点までの、各ユーザーの活動量が目標活動量に到達する残りのコース(各ユーザーの運動経路)を計算する処理を行う。具体的には、運動経路計算部26は、環境データ取得部21が取得した環境データを用いて、各ユーザーの活動量が目標活動量に到達する残りの距離又は残りの時間を計算(補正計算)し、当該計算結果を満たすように、各ユーザーが運動すべき残りのコースを計算する。
運動経路計算部26は、環境データ取得部21が取得した環境データを用いて、各ユーザーが運動すべき残りのコースを計算するようにしてもよい。例えば、運動経路計算部26は、環境データ取得部21が各コース(各ユーザーの運動経路)に沿って前方に配置されたN個(1又は複数)の環境計測装置2から取得した環境データを用いて、各ユーザーが運動すべき残りのコースを計算するようにしてもよい。
また、運動経路計算部26は、各ユーザーによりゴール地点が設定されなかった場合、スタート地点がゴール地点になるように各ユーザーが運動すべき残りのコースを計算するようにしてもよい。また、運動経路計算部26は、各ユーザーが設定された経由地点をまだ通過していない場合、各ユーザーが当該経由地点を通過するように、各ユーザーが運動すべき残りのコースを計算するようにしてもよい。
通信制御部28は、通信部34を介して各環境計測装置2や各情報端末5とのデータ通信や、通信ネットワーク3に接続された他のサーバーとのデータ通信等を制御する処理を行う。特に、本実施形態では、通信制御部28は、通信部34を介して、各環境計測装置2から環境データを受信し、各情報端末5から各ユーザーの活動データや位置情報を受信する。また、通信制御部28は、通信部34を介して、各ユーザーの活動量のデータ、各ユーザーが運動する経路(コース)の候補や目標到達値(残り距離や残り時間)のデータ、地図情報などを、各情報端末5に送信する。
記録媒体32は、コンピューター読み取り可能な記録媒体であり、特に本実施形態では、コンピューターを上記の各部として機能させるためのプログラムが記憶されている。そして、本実施形態の処理部(CPU)20は、記録媒体32に記憶されているプログラムを実行することで、環境データ取得部21、活動データ取得部22、位置情報取得部23、活動量計算部24、経路候補選出部25、運動経路計算部26、運動支援情報生成部27、通信制御部28として機能する。あるいは、通信部34等を介して有線又は無線の通信ネットワークに接続された他のサーバーから当該プログラムを受信し、受信したプログラムを記憶部30や記録媒体32に記憶して当該プログラムを実行するようにしてもよい。ただし、環境データ取得部21、活動データ取得部22、位置情報取得部23、活動量計算部24、経路候補選出部25、運動経路計算部26、運動支援情報生成部27、通信制御部28の少なくとも一部をハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
なお、記録媒体32は、例えば、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、メモリー(ROM、フラッシュメモリーなど)により実現することができる。
本実施形態では、記憶部30あるいは記録媒体32には、特に、ユーザー情報リストと運動履歴データリストが記憶されている。図7(A)は、ユーザー情報リストの一例を示す図であり、図7(B)は、運動履歴データリストの一例を示す図である。
図7(A)に示すように、ユーザー情報リスト200は、ユーザー情報のリストであり、各ユーザー情報は、ユーザーID(ユーザー識別番号)(210)、端末ID(端末識別番号)(220)、年齢(230)、性別(240)、身長(250)、体重(260)、運動履歴データID(270)等で構成されている。
また、図7(B)に示すように、運動履歴データリスト300は、運動履歴データのリストであり、各運動履歴データには互いに異なる運動履歴データID(310)が割り当てられている。そして、各運動履歴データは、1又は複数のサブデータで構成され、各サブデータは、サブID(320)、運動モード(330)、運動日時(340)、運動コース(350)、目標設定情報(360)、結果情報(370)等で構成されている。さらに、目標設定情報(360)は、ユーザーが運動を開始する前に設定した目標値を示す情報であり、例えば、目標速度(362)や目標活動量(364)等の情報である。結果情報(370)は、以前にユーザーが行った運動の結果を示す情報であり、例えば、活動量(372)、移動距離(374)、運動時間(376)、平均速度(378)等の情報である。
図7(A)の各ユーザー情報は、運動履歴データID(270)と一致する運動履歴データID(310)が割り当てられた図7(B)の運動履歴データにリンクしており、各ユーザーが情報端末5を携帯して運動を行う毎に、対応するユーザー情報からリンクされる運動履歴データに新たなサブIDが割り当てられたサブデータが登録される。図7(A)及び図7(B)の例では、例えば、ユーザーIDが「0001」のユーザー情報の運動履歴データは、運動履歴データIDが「D0001」であり、サブIDが「0001」、「0002」、・・・の複数のサブデータが登録されている。
1−3.運動支援情報提供システムの処理
[全体処理]
図8は、運動支援情報提供システム1の全体処理のフローチャートの一例を示す図である。
運動支援情報提供システム1は、情報端末5の起動後、最初に、ユーザー情報や運動の目標値を設定する初期設定処理を行う(S10)。
次に、運動支援情報提供システム1は、ユーザーが運動するコースを設定するコース設定処理を行う(S12)。
そして、運動支援情報提供システム1は、ユーザーが運動を開始した後(S14のY)、ユーザーの活動量を計測する活動量計測処理を行う(S16)。
[初期設定処理]
図9(A)及び図9(B)は、運動支援情報提供システム1の初期設定処理(図8のS10の処理)のフローチャートの一例を示す図である。図9(A)は、情報端末5の処理部(CPU)50による処理のフローチャートの一例を示し、図9(B)は、サーバー4の処理部(CPU)20による処理のフローチャートの一例を示す図である。
まず、情報端末5の処理部(CPU)50は、表示部70に、図10に示すようなユーザーの年齢、性別、身長、体重の入力画面100を表示する(S110)。ユーザーはこの入力画面100に対して、アップボタン42、ダウンボタン44、切替/決定ボタン46を操作し、年齢、性別、身長、体重を入力する。
入力画面100が表示された直後は選択モードになっており、選択モードでは、アップボタン42を押下する毎にカーソルが下方向に移動し、アップボタン44を押下する毎にカーソルが上方向に移動する。カーソルの位置の入力欄は、数字が白黒反転表示されており、切替/決定ボタン46を押下することで入力モードに切り替わり、カーソルの位置の入力欄に数字を入力することができる。入力モードでは、アップボタン42を押下する毎に、カーソルがある入力欄の数字が1だけ増加し、ダウンボタン44を押下する毎に、カーソルがある入力欄の数字が1だけ減少する。ただし、カーソルが性別の入力欄にある状態では、アップボタン42又はダウンボタン44を押下する毎に、「男」と「女」が交互に表示される。入力モードで切替/決定ボタン46を押下することで、入力内容が決定されるとともに、選択モードに戻る。ユーザーは、アップボタン42、ダウンボタン44、切替/決定ボタン46を操作して年齢、性別、身長、体重を入力した後、「OK」ボタンの位置にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下すると、入力された年齢、性別、身長、体重が確定する。
ユーザーによる年齢、性別、身長、体重の入力が完了すると(S112のY)、情報端末5の処理部(CPU)50は、情報端末5の端末IDとともに、入力された年齢、性別、身長、体重の情報をサーバー4に送信する(S114)。
一方、サーバー4の処理部(CPU)20は、情報端末5から端末ID、年齢、性別、身長、体重の情報を受信し(S150)、受信した年齢、性別、身長、体重の情報をユーザー情報に設定し、基礎代謝量を計算する(S152)。
なお、情報端末5が起動した直後にサーバー4に端末IDを送信し、当該端末IDが一致するユーザー情報に既に年齢、性別、身長、体重の情報が設定されていれば、サーバー4が当該年齢、性別、身長、体重の情報を情報端末5に送信し、ステップS110において、情報端末5の表示部70に当該年齢、性別、身長、体重が入力された入力画面100を表示するようにしてもよい。ユーザーは、この入力画面100に対して、必要な項目のみ変更(例えば、体重のみ変更)すればよい。
次に、情報端末5の処理部(CPU)50は、表示部70に、図11に示すような目標値の入力画面110を表示する(S116)。
目標値の入力画面110は、「運動モード」の選択及び「速度」と「活動量」の入力が可能に構成されている。ユーザーは、「運動モード」の選択欄にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下した後、例えば、ダウンボタン44を押下する毎に、「ランニング」→「ジョギング」→「ウォーキング」→「サイクリング」の順に表示が変更される。そして、ユーザーは、切替/決定ボタン46を押下することで、自分が行う運動として「ランニング」、「ジョギング」、「ウォーキング」、「サイクリング」のいずれかを選択することができる。「速度」の入力欄は、運動モードの選択と連動して、選択された運動モードの標準的な数値が初期値として表示される。ユーザーは、「速度」の入力欄(単位は「km/h」)にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下した後、アップボタン42とダウンボタン44を操作して目標速度を0.1km/h単位で入力することができるようになっている。また、ユーザーは、「活動量」の入力欄(単位は「Ex(エクササイズ)」)にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下した後、アップボタン42とダウンボタン44を操作して目標活動量を0.1Ex単位で入力することができるようになっている。
なお、「活動量」の目標値の代わりに、「消費カロリー(単位はkcal)」の目標値の入力画面を表示部70に表示させるようにしてもよい。あるいは、ユーザーが「活動量」の表示位置にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下した後、アップボタン42又はダウンボタン44を押下する毎に、「活動量」と「消費カロリー」が交互に表示される(これに連動して単位も「Ex」と「kcal」が交互に表示される)ようにすることで、入力項目をユーザーが選択できるようにしてもよい。消費カロリー(kcal)=活動量(Ex)×体重(kg)×1.05の関係式を用いて、「活動量」と「消費カロリー」が切り替わる毎にこれに連動して数値も変更されるようにしてもよい。
また、入力画面110に「過去の目標値」ボタンを設け、ユーザーが「過去の目標値」ボタンの位置にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下することで、過去の目標値(速度と活動量の目標値)の一覧を表示し、過去のいずれかの目標値(例えば前回の目標値)を選択できるようにしてもよい。この過去の目標値としては、運動履歴データを構成する各サブデータに含まれる目標速度(362)と目標活動量(364)が用いられる。
ユーザーはこの入力画面110に対して、アップボタン42、ダウンボタン44、切替/決定ボタン46を操作し、運動モード、目標速度、目標活動量を入力した後、「OK」ボタンの位置にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下すると、入力された目標値が確定する。
ユーザーによる目標値の入力が完了すると(S118のY)、情報端末5の処理部(CPU)50は、情報端末5の端末IDとともに、入力された目標値の情報をサーバー4に送信する(S120)。
一方、サーバー4の処理部(CPU)20は、情報端末5から端末IDと目標値の情報を受信し(S154)、受信した端末IDが端末ID(220)と一致するユーザー情報からリンクされる運動履歴データに新たなサブデータを作成し、受信した目標値の情報(運動モード、目標速度、目標活動量)を当該サブデータの運動モード(330)、目標速度(362)、目標活動量(364)に設定する(S156)。
なお、運動支援情報提供システム1が複数の情報端末5を含む場合、サーバー4は、各情報端末5に対してそれぞれ図9(B)の処理を行う。
[コース設定処理]
図12(A)及び図12(B)は、運動支援情報提供システム1のコース設定処理(図8のS12の処理)のフローチャートの一例を示す図である。図12(A)は、情報端末5の処理部(CPU)50による処理のフローチャートの一例を示し、図12(B)は、サーバー4の処理部(CPU)20による処理のフローチャートの一例を示す図である。
まず、情報端末5の処理部(CPU)50は、位置情報を生成し、情報端末5の端末IDと位置情報をサーバー4に送信し(S210)、サーバー4の処理部(CPU)20は、情報端末5からこの端末IDと位置情報を受信する(S250)。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ステップS250で受信した端末IDと位置情報を元に、情報端末5の現在位置の周辺の地図情報を情報端末5に送信し(S252)、情報端末5の処理部(CPU)50は、サーバー4からこの地図情報を受信する(S212)。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、環境計測装置2から環境データを受信し、現在の環境条件(気圧、気温、湿度、風向、風速、降雨量など)を解析する(S254)。例えば、処理部(CPU)20は、ステップS250で受信した端末IDと位置情報を元に、情報端末5に最も近い環境計測装置2のみから環境データを取得し、現在の環境条件を解析するようにしてもよい。また、例えば、処理部(CPU)20は、情報端末5から所定範囲の距離にあるすべての環境計測装置2から環境データを取得し、環境データの平均値などから現在の環境条件を解析するようにしてもよい。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、基準となる環境条件で目標活動量を達成する距離(目標距離)を計算し(S256)、さらに、現在の環境条件に応じて目標距離を補正する(S258)。例えば、処理部(CPU)20は、現在の気温に応じて補正係数αを決定し、現在の湿度に応じて補正係数βを決定し、現在の気圧に応じて補正係数γを決定し、現在の風向・風速に応じて補正係数δを決定し、目標距離をα×β×γ×δ倍に補正してもよい。例えば、気温と補正係数αの対応関係、湿度と補正係数βの対応関係、気圧と補正係数γの対応関係、風向・風速と補正係数δの対応関係の各々に対応する数式(例えば多項式近似された数式)の係数値又は各対応関係のテーブルデータをあらかじめ記憶部30に記憶させておき、処理部(CPU)20がこの係数値又はテーブルデータを参照することで補正係数α,β,γ,δを計算により決定することができる。
一方、情報端末5の処理部(CPU)50は、表示部70に、図13に示すようなスタート地点、経由地点、ゴール地点の設定画面120を表示する(S214)。
設定画面120は、スタート地点を「現在地に設定」するか「地図上で設定」するかを選択可能に構成されている。また、設定画面120は、ゴール地点を「スタート地点に設定」するか「地図上で設定」するかを選択可能に構成されている。さらに、設定画面120は、経由地点を「設定しない」か「地図上で設定」するかを選択可能に構成されている。各選択肢の右側にチェックボックスが設けられており、ユーザーが、スタート地点、ゴール地点、経由地点の各々の選択肢に対して、いずれか1つのチェックボックスにカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下した後、「OK」ボタンにカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下することで、チェックされた選択肢が選択される。ユーザーが、スタート地点、ゴール地点、経由地点の少なくとも1つに対して、「地図上で設定」を選択した場合、情報端末5の処理部(CPU)50は、表示部70に、図14に示すような、ユーザーの現在地M(●印)を含む周辺の地図画面130を表示し、ユーザーは、この地図画面130上で、スタート地点、ゴール地点、経由地点の一部又は全部の位置を指定する。
ユーザーによるスタート地点、ゴール地点、経由地点の設定が完了すると(S216のY)、情報端末5の処理部(CPU)50は、端末IDとスタート地点、ゴール地点、経由地点の設定情報をサーバー4に送信し(S218)、サーバー4の処理部(CPU)20は、情報端末5からこの端末IDと設定情報を受信する(S260)。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、地図情報(例えば、記憶部30や記録媒体32に保存されている)を参照し、ステップS260で受信した設定情報に基づき、スタート地点、経由地点、ゴール地点を固定してステップS258による補正後の目標距離に合うコース候補を選出する(S262)。例えば、ユーザーが、設定画面120においてスタート地点の設定として「現在地に設定」を選択し、経由地点の設定として「地図上で設定」を選択し、ゴール地点の設定として「スタート地点に設定」を選択した場合、処理部(CPU)20は、例えば、図15(A)において点線で示されるコースAと図15(B)において点線で示されるコースBをコース候補として選出する。コースAもコースBも、ユーザーにより設定されたスタート地点S(×印)から経由地点P(□印)を経由してスタート地点と同じゴール地点G(△印)に至るコースになっている。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ステップS262で選出したコース候補の情報を情報端末5に送信し(S264)、情報端末5の処理部(CPU)50は、サーバー4からコース候補の情報を受信する(S220)。
次に、情報端末5の処理部(CPU)50は、コースの選択画面を表示する(S222)。ユーザーはこの選択画面に対して、アップボタン42、ダウンボタン44、切替/決定ボタン46を操作し、運動するコースを選択する。具体的には、処理部(CPU)50は、ステップS212で受信したコース候補のリストを含む選択画面を表示する。例えば、図16に示すように、コースの選択画面140は、「コースA」、「コースB」、「自由コース」のいずれかの選択が可能に構成される。ユーザーは、「コースA」にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下することで、例えば、図15(A)のようなコースAの経路を示す画面が表示され、コースAを確認することができる。同様に、ユーザーは、「コースB」にカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下することで、例えば、図15(B)のようなコースBの経路を示す画面が表示され、コースBを確認することができる。コースA又はコースBの表示画面において、ユーザーが切替/決定ボタン46を押下すれば、コースの選択画面140に戻る。ユーザーがあらかじめコースを決めずに自由に経路を選択したい場合は、「自由コース」を選択する。コースの選択画面140には、「コースA」、「コースB」、「自由コース」の各右側にチェックボックスが設けられており、ユーザーがいずれかのチェックボックスにカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下した後、「OK」ボタンにカーソルを移動して切替/決定ボタン46を押下することで、チェックされたコースが選択される。
ユーザーによるコースの選択が完了すると(S224のY)、情報端末5の処理部(CPU)50は、端末IDと選択されたコースの情報をサーバー4に送信する(S226)。
一方、サーバー4の処理部(CPU)20は、情報端末5から端末IDと選択されたコースの情報を受信する(S266)。そして、処理部(CPU)20は、該当する運動履歴データに新たなサブデータを作成し、ステップS266で受信したコースの情報を当該新たなサブデータの運動コース(350)に設定する(S268)。
なお、処理部(CPU)20は、S254ですべての環境計測装置2から環境データを取得し、S256〜S262の処理に代えて、各環境計測装置2の位置での環境条件から、コース候補の計算と目標距離の計算を同時に(総合的に)行うにようにしてもよい。
なお、運動支援情報提供システム1が複数の情報端末5を含む場合、サーバー4は、各情報端末5に対してそれぞれ図12(B)の処理を行う。
[活動量計測処理]
図17(A)及び図17(B)は、運動支援情報提供システム1の活動量計測処理(図8のS16の処理)のフローチャートの一例を示す図である。図17(A)は、情報端末5の処理部(CPU)50による処理のフローチャートの一例を示し、図17(B)は、サーバー4の処理部(CPU)20による処理のフローチャートの一例を示す図である。
まず、情報端末5の処理部(CPU)50は、ユーザーの活動データを取得し、端末IDと活動データをサーバー4に送信し(S310)、サーバー4の処理部(CPU)20は、情報端末5から端末IDと活動データを受信する(S350)。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、コースに沿って前方に配置された直近のN個の環境計測装置2から環境データを受信する(S352)。例えば、図15(A)に示したコースAが設定されている場合、例えば、図18に示すように、コースAに沿って、ユーザー7(活動量表示装置5)の前方に配置された直近の5個(N=5のケース)の環境計測装置2a,2b,2c,2d,2eから環境データを取得する。これにより、コースAに沿って環境計測装置2が約100m間隔で配置されているなら、前方500m前後までの環境条件がわかる。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ユーザーの活動データから、現在の環境条件を加味して、ユーザーの現在までの活動量の総和を計算する(S354)。例えば、処理部(CPU)20は、ユーザーの活動データから直近の単位時間Δtあたりのユーザーの活動量を計算し、現在の環境条件に応じて、当該単位時間Δtあたりのユーザーの活動量を補正する。現在の環境条件は、例えば、S352で情報端末5に最も近い位置にある環境計測装置2(図18の例では環境計測装置2a)から取得した環境データから解析する。そして、処理部(CPU)20は、運動開始から単位時間Δtが経過する毎に、補正後の単位時間Δtあたりのユーザーの活動量を積算することで、現在までのユーザーの活動量の総和を計算する。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ユーザーの現在までの活動量の総和と目標活動量との差分を計算し(S356)、現在までの活動量の総和と目標活動量との差分から、目標活動量に達するまでの残り距離を計算(推定)する(S358)。例えば、処理部(CPU)20は、ユーザーの現在までの活動量の総和と目標活動量との差分を、現在の単位時間Δtあたりのユーザーの活動量で割ることで、ユーザーが運動すべき残り時間を計算し、現在のユーザーの移動速度を元に残り距離を推定する。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、コースの前方の現在の環境条件に応じて、残り距離を補正する(S360)。例えば、処理部(CPU)20は、ステップS352でコースに沿って前方に配置された直近のN個の環境計測装置2(図18の例では5個の環境計測装置2a,2b,2c,2d,2e)から取得した環境データから、コースの前方の現在の環境条件を解析し、この環境条件が維持されると仮定して、あるいは、ユーザーが当該各環境計測装置2の位置を通過する時の環境条件を予測して、ステップS358で計算した残り距離を補正する。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ユーザーにより設定された未通過の経由地点とユーザーにより設定されたゴール地点を固定し、ステップS360で補正した残り距離を満たす残りのコースを計算する(S362)。例えば、処理部(CPU)20は、現在の残りのコースに対して、新たな折り返し地点の設定、設定されている折り返し地点の移動、ショートカット、回り道等の選択肢から適切なものを1又は複数選択し、補正後の残り距離を満たし、かつユーザーが未通過の経由地点を経由してゴール地点に至る残りのコースを計算する。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ステップS360で補正した残り距離とステップS362で計算した残りのコースの情報を情報端末5に送信し(S364)、情報端末5の処理部(CPU)50は、サーバー4から補正後の残り距離と残りのコースの情報を受信し、表示部70に表示する(S312)。例えば、処理部(CPU)50は、図19に示すような、目標活動距離、活動量(現在までの活動量)、移動距離、運動時間、平均速度、推定される残り距離、推定される残り時間の情報を含む画面150を表示部70に表示する。ユーザーは、残り距離や残り時間を確認することで、あとどの程度運動すれば目標活動量に達するか知ることができる。また、例えば、処理部(CPU)50は、図20に示すような、ユーザーの現在地M(●印)、経由地点P(□印)、ゴール地点Gを含む残りのコース(破線表示)を示す地図画像を表示部70に表示する。
次に、サーバー4の処理部(CPU)20は、ユーザーの活動量が目標活動量に到達したか否かを判定し(S366)、到達した場合は(S366のY)、結果情報と目標活動量に到達した旨の情報を情報端末5に送信する(S370)。情報端末5の処理部(CPU)50は、目標活動量に到達した場合(S314のY)、サーバー4から結果情報と目標活動量に到達した旨の情報を受信し、目標活動量に到達したことをユーザーに通知し、結果情報を表示部70に表示する(S318)。処理部(CPU)50は、表示部70に表示することで目標活動量に到達したことを通知してもよいし、情報端末5がスピーカーを備える場合は音で通知してもよい。結果情報は、当該運動による活動量、移動距離、運動時間、平均速度、消費カロリー、総消費カロリー(=基礎代謝量+消費カロリー)等の情報である。この結果情報は、該当する運動履歴データのサブデータの結果情報(活動量(372)、移動距離(374)、運動時間(376)、平均速度(378)等)として保存される。
一方、ユーザーの活動量が目標活動量に到達していなければ(S366のN)、サーバー4の処理部(CPU)20は、単位時間Δtの経過を待って(S368のY)、S350〜S366の処理をもう一度行う。情報端末5の処理部(CPU)50は、目標活動量に到達していない場合(S314のN)、単位時間Δtの経過を待って(S316のY)、S310及びS312の処理をもう一度行う。
なお、運動支援情報提供システム1が複数の情報端末5を含む場合、サーバー4は、各情報端末5に対してそれぞれ図17(B)の処理を行う。
以上に説明した第1実施形態の運動支援情報提供システムによれば、サーバー4は、分散配置された複数の環境計測装置2の各々が計測した環境データを用いて環境条件の解析をリアルタイムに行うことで、ユーザーが運動するコースの環境変化を正確に捉え、ユーザーの活動量、コース候補、残りコース等の補正計算をより正確に行い、これらの情報を、情報端末5を介してユーザーに提供することができる。特に、ユーザーが同じ運動をしても気圧、温度、湿度等の違いによって活動量は大きく異なるので、サーバー4は、気圧、温度、湿度等を考慮することで当該補正計算を精度よく行うことができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、サーバー4は、分散配置された複数の環境計測装置2の各々が計測した環境データを用いて目標活動量に到達するためにユーザーが運動すべき目標距離を補正計算してコースの候補を選出し、情報端末5を介して、ユーザーが目標活動量に合った運動をするための好適なコースを提示することができる。ユーザーは、この提示された情報に従い、例えば、環境条件に影響されずに、毎日、目標活動量が一定になるようなコースを選択することができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、サーバー4は、分散配置された複数の環境計測装置2の各々が計測した環境データを用いることで、リアルタイムに変化する環境条件を考慮して残りコースを計算し、情報端末5を介してユーザーに提示することができる。特に、サーバー4は、ユーザーが運動するコースに沿って前方に配置されたN個の環境計測装置2が計測した環境データを用いることで、ユーザーの前方の環境条件を、少ないデータ量で精度よく効率的に解析することができるので、残りのコースの計算精度を高めることができる。ユーザーは、この提示された情報に従い、例えば、環境条件に影響されずに、毎日、目標活動量が一定になるような運動を行うことができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、サーバー4は、ユーザーにより設定されたスタート地点、ゴール地点、経由地点を満たすようにコースの候補を選出し、情報端末5を介してユーザーに提示するので、ユーザーは、希望に添ったコースを運動することができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、サーバー4は、ゴール地点が変わらないように残りのコースを計算し、情報端末5を介してユーザーに提示するので、ユーザーは必ず決まったゴール地点に到達することができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、サーバー4は、ユーザーの設定により、スタート地点とゴール地点を一致させることもできるので、ユーザーは、必ずスタート地点に戻るように運動することも可能である。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、処理能力の高いサーバー4が、情報端末5を介さずに、多数の環境計測装置2が計測した環境データを直接受信し、ユーザーに関するデータ(ユーザー情報、運動履歴データ、活動データ、位置情報等)や環境データを集中管理し、環境条件を加味したコース選択や残りコースの補正計算等を集中処理することで、情報端末5の処理負荷を大幅に軽減することができる。
2.第2実施形態
2−1.運動支援情報提供システムの概要
第2実施形態の運動支援情報提供システムでは、第1実施形態(図1)と同様に、各ユーザー7が運動する所定のエリアに、複数の環境計測装置2が分散配置されており、各ユーザー7は、情報端末5を携帯し、設定されたコース上を移動する運動を行う。
各環境計測装置2は現在の環境データを計測し、各ユーザーが携帯する情報端末5に送信する。各情報端末5は、各ユーザー7の活動データを取得し、活動データと環境データから各ユーザー7の活動量を計算し、活動量の計算結果の情報を表示する。すなわち、第2実施形態の運動支援情報提供システムでは、各情報端末5が、サーバーを介さずに必要な環境計測装置2と直接的に通信し、活動量やコースの計算を行う。
本実施形態における情報端末5の外観は、第1実施形態(図2(A)、図2(B)、図2(C))と同様であるため、その図示及び説明を省略する。
2−2.運動支援情報提供システムの構成
[全体構成]
図21は、第2実施形態の運動支援情報提供システムの構成例を示す図である。本実施形態の運動支援情報提供システムは、図21の構成要素(各部)の一部を省略又は変更したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
図21に示すように、第2実施形態の運動支援情報提供システム1は、複数の環境計測装置2と少なくとも1つの情報端末5を含む。
各環境計測装置2は、各地点の気象等の環境をリアルタイムに計測し、計測した環境データ(環境情報)を各情報端末5に送信する。
各情報端末5(情報処理装置の一例)は、各環境計測装置2から環境データを受信するとともに、例えば秒オーダーの周期でリアルタイムにユーザー7の活動データ(活動情報)を取得する。
そして、各情報端末5は、受信した環境データと取得した活動データから、各ユーザー7の活動量やコースを計算し、各ユーザー7の活動量やコースの計算結果の情報を、表示部70に表示する。
本実施形態における環境計測装置2の構成は、第1実施形態(図4)と同様であるため、その図示及び説明を省略する。
[情報端末の構成]
図22は、図21の情報端末5の構成例を示す図である。図22に示すように、本実施形態では、情報端末5は、操作部40、処理部(CPU)50、活動量センサー60、GPSデータ受信部62、通信部64、記憶部66、記録媒体68、表示部70、環境データ受信部72を含んで構成されている。本実施形態の情報端末5は、図22の構成要素(各部)の一部を省略又は変更したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。操作部40、活動量センサー60、GPSデータ受信部62、通信部64、記憶部66、記録媒体68、表示部70の各機能は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
環境データ受信部72は、各環境計測装置2と近距離無線通信を行い、各環境計測装置2が計測した環境データを受信する処理を行う。
処理部(CPU)50は、記憶部66や記録媒体68に記憶されているプログラムに従って、各種の計算処理や制御処理を行う。特に、本実施形態では、処理部(CPU)50は、位置情報生成部51、通信制御部52、表示制御部53、環境データ取得部54、活動量計算部55、経路候補選出部56、運動経路計算部57、運動支援情報生成部58を含む。ただし、本実施形態の処理部(CPU)50は、これらの一部の構成(要素)を省略又は変更したり、他の構成(要素)を追加した構成としてもよい。
位置情報生成部51、通信制御部52、表示制御部53の各機能は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
環境データ取得部54は、環境データ受信部72が受信した環境データ(各環境計測装置2が計測した環境データ)を継続して取得し、環境計測装置2毎に割り当てられた識別IDと対応づけて順番に記憶部66に保存する処理を行う。
活動量計算部55、経路候補選出部56、運動経路計算部57、運動支援情報生成部58の各処理は、第1実施形態における、活動量計算部24、経路候補選出部25、運動経路計算部26、運動支援情報生成部27とそれぞれ同様であるため、その説明を省略する。
2−3.運動支援情報提供システムの処理
[全体処理]
本実施形態における情報端末5の全体処理のフローチャートは、図8と同様であるので、その図示及び説明を省略する。
[初期設定処理]
図23は、情報端末5の初期設定処理(図8のS10の処理)のフローチャートの一例を示す図である。
まず、情報端末5の処理部(CPU)50は、表示部70に、図10に示したようなユーザーの年齢、性別、身長、体重の入力画面100を表示する(S410)。
ユーザーによる年齢、性別、身長、体重の入力が完了すると(S412のY)、処理部(CPU)50は、情報端末5の端末IDとともに、入力された年齢、性別、身長、体重の情報を設定し、基礎代謝量を計算する(S414)。
次に、処理部(CPU)50は、表示部70に、図11に示したような目標値の入力画面110を表示する(S416)。
ユーザーによる目標値の入力が完了すると(S418のY)、処理部(CPU)50は、入力された目標値の情報(運動モード、目標速度、目標活動量)を設定する(S420)。
[コース設定処理]
図24は、情報端末5のコース設定処理(図8のS12の処理)のフローチャートの一例を示す図である。
まず、情報端末5の処理部(CPU)50は、位置情報を生成してサーバーに送信し(S510)、サーバーから地図情報を受信する(S512)。
次に、処理部(CPU)50は、表示部70に、図13に示したようなスタート地点、経由地点、ゴール地点の設定画面120を表示する(S514)。
ユーザーによるスタート地点、ゴール地点、経由地点の設定が完了すると(S516のY)、処理部(CPU)50は、環境計測装置2から環境データを受信し、現在の環境条件(気圧、気温、湿度、風向、風速、降雨量など)を解析する(S518)。
次に、処理部(CPU)50は、基準となる環境条件で目標活動量を達成する距離(目標距離)を計算し(S520)、さらに、現在の環境条件に応じて目標距離を補正する(S522)。
次に、処理部(CPU)50は、ステップS512で受信した地図情報を参照し、ユーザーにより設定されたスタート地点、経由地点、ゴール地点を固定してステップS522による補正後の目標距離に合うコース候補を選出する(S524)。
次に、処理部(CPU)50は、コースの選択画面を表示し(S526)、ユーザーによるコースの選択が完了すると(S528のY)、選択されたコースを設定する(S530)。
[活動量計測処理]
図25は、情報端末5の活動量計測処理(図8のS16の処理)のフローチャートの一例を示す図である。
まず、情報端末5の処理部(CPU)50は、ユーザーの活動データを取得する(S610)。
次に、処理部(CPU)50は、コースに沿って前方に配置された直近のN個の環境計測装置2から環境データを受信する(S612)。
次に、処理部(CPU)50は、ユーザーの活動データから、現在の環境条件を加味して、ユーザーの現在までの活動量の総和を計算する(S614)。
次に、処理部(CPU)50は、ユーザーの現在までの活動量の総和と目標活動量との差分を計算し(S616)、現在までの活動量の総和と目標活動量との差分から、目標活動量に達するまでの残り距離を計算(推定)する(S618)。
次に、処理部(CPU)50は、コースの前方の現在の環境条件に応じて、残り距離を補正する(S620)。
次に、処理部(CPU)50は、ユーザーにより設定された未通過の経由地点とユーザーにより設定されたゴール地点を固定し、ステップS620で補正した残り距離を満たす残りのコースを計算する(S622)。
次に、処理部(CPU)50は、ステップS620で補正した残り距離とステップS622で計算した残りのコースの情報を表示部70に表示する(S624)。
次に、処理部(CPU)50は、ユーザーの活動量が目標活動量に到達したか否かを判定し(S626)、到達した場合は(S626のY)、目標活動量に到達したことをユーザーに通知し、結果情報を表示部70に表示する(S630)。
一方、ユーザーの活動量が目標活動量に到達していなければ(S626のN)、処理部(CPU)50は、単位時間Δtの経過を待って(S628のY)、S610〜S626の処理をもう一度行う。
以上に説明した第2実施形態の運動支援情報提供システムによれば、情報端末5は、分散配置された複数の環境計測装置2の各々が計測した環境データを用いて環境条件の解析をリアルタイムに行うことで、ユーザーが運動するコースの環境変化を正確に捉え、ユーザーの活動量、コース候補、残りコース等の補正計算をより正確に行い、ユーザーに提供することができる。特に、ユーザーが同じ運動をしても気圧、温度、湿度等の違いによって活動量は大きく異なるので、情報端末5は、気圧、温度、湿度等を考慮することで当該補正計算を精度よく行うことができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、情報端末5は、分散配置された複数の環境計測装置2の各々が計測した環境データを用いて目標活動量に到達するためにユーザーが運動すべき目標距離を補正計算してコースの候補を選出し、ユーザーが目標活動量に合った運動をするための好適なコースを提示することができる。ユーザーは、この提示された情報に従い、例えば、環境条件に影響されずに、毎日、目標活動量が一定になるようなコースを選択することができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、情報端末5は、分散配置された複数の環境計測装置2の各々が計測した環境データを用いることで、リアルタイムに変化する環境条件を考慮して残りコースを計算し、ユーザーに提示することができる。特に、情報端末5は、ユーザーが運動するコースに沿って前方に配置されたN個の環境計測装置2が計測した環境データを用いることで、ユーザーの前方の環境条件を、少ないデータ量で精度よく効率的に解析することができるので、残りのコースの計算精度を高めることができる。ユーザーは、この提示された情報に従い、例えば、環境条件に影響されずに、毎日、目標活動量が一定になるような運動を行うことができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、情報端末5は、ユーザーにより設定されたスタート地点、ゴール地点、経由地点を満たすようにコースの候補を選出し、ユーザーに提示するので、ユーザーは、希望に添ったコースを運動することができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、情報端末5は、ゴール地点が変わらないように残りのコースを計算し、ユーザーに提示するので、ユーザーは必ず決まったゴール地点に到達することができる。
また、本実施形態の運動支援情報提供システムによれば、情報端末5は、ユーザーの設定により、スタート地点とゴール地点を一致させることもできるので、ユーザーは、必ずスタート地点に戻るように運動することも可能である。
3.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
[変形例1]
ユーザーが過去に運動を行った際の活動量に関する実績情報を記憶しておき、第1実施形態におけるサーバー4の処理部(CPU)20(特に経路候補選出部25)、あるいは、第2実施形態における情報端末5の処理部(CPU)50(特に経路候補選出部56)は、環境条件とともに過去の実績を加味して、コース候補の選出を行うようにしてもよい。実績情報は、例えば、ユーザーが過去に運動を行った際の、活動量、心拍数、移動距離、移動速度、運動時間の各計測値、環境条件、目標活動量、目標距離、目標速度などの情報である。経路候補選出部34は、実績情報を参照し、例えば、その中の環境条件と、目標距離と移動距離との差や心拍数との関係等に応じて、次回の目標距離の補正量を増減する等してコース候補を選出する。
このように、ユーザーが過去に運動を行った際の活動量に関する実績情報を用いることで、ユーザーの体力に応じた適切なコースを提示することができる。
[変形例2]
図26に示すように、各環境計測装置2は、気圧センサー10、温度センサー11、湿度センサー12に加えて、空気質センサー13を備えるようにしてもよい。空気質センサー13は、空気中の微粒子(煙、砂、花粉等)や窒素酸化物(NO)等に反応するセンサーである。空気中に存在する微粒子等の濃度が高いほど酸素濃度が低くなるので、同じ運動をした場合でも活動量が大きくなる。従って、空気質を計測して環境条件に含めることで、コース候補の選出、残り距離(残り時間)の計算、危険レベルの判定や予測等をより精度よく行うことができる。
[変形例3]
第1実施形態ではサーバー4が、第2実施形態では情報端末5が、各環境計測装置2と直接的に通信を行って環境データを取得しているが、環境計測装置2同士がアドホックに通信を行って1つの環境計測装置2に環境データを集約し、当該環境計測装置2がサーバー4又は情報端末5に環境データを一括して送信してもよい。
このようにすれば、通信対象の切り替えによるサーバー4又は情報端末5のオーバーヘッドを軽減し、環境データの通信速度を向上させることができる。
[変形例4]
本実施形態では、ユーザーの周辺に配置された環境計測装置から環境データを取得してユーザー周辺の現在の環境条件を解析しているが、例えば、ユーザーが、環境計測装置あるいは環境計測装置が組み込まれた情報端末を携帯してコースを運動し、当該環境計測装置がユーザーの周辺の環境データを取得するようにしてもよい。
[変形例5]
第2実施形態では、情報端末5が各環境計測装置2と通信を行って環境データを取得しているが、第1実施形態と同様に、サーバー4が各環境計測装置2から環境データを取得し、情報端末5は、サーバー4から環境データを取得するようにしてもよい。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 運動支援情報提供システム、2,2a,2b,2c,2d,2e 環境計測装置、3 通信ネットワーク、4 サーバー、5 情報端末、6 道路、7 ユーザー、10 気圧センサー、11 温度センサー、12 湿度センサー、13 空気質センサー、14 送信部、20 処理部(CPU)、21 環境データ取得部、22 活動データ取得部、23 位置情報取得部、24 活動量計算部、25 経路候補選出部、26 運動経路計算部、27 運動支援情報生成部、28 通信制御部、30 記憶部、32 記録媒体、34 通信部、40 操作部、42 アップボタン、44 ダウンボタン、46 切替/決定ボタン、50 処理部(CPU)、51 位置情報生成部、52 通信制御部、53 表示制御部、54 環境データ取得部、55 活動量計算部、56 経路候補選出部、57 運動経路計算部、58 運動支援情報生成部、60 活動量センサー、62 GPSデータ受信部、64 通信部、66 記憶部、68 記録媒体、70 表示部、72 環境データ受信部、100,110,120,130,140,150,160 表示画面、200 ユーザー情報リスト、300 運動履歴データリスト

Claims (16)

  1. ユーザーが運動中の運動経路の環境情報及び前記ユーザーの活動情報を利用して、前記ユーザーの運動中の活動量を計算する活動量計算部と、
    前記活動量計算部が計算した前記ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、目的地までの、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき残りの運動経路を計算する運動経路計算部と、
    前記運動経路計算部が計算した前記運動経路の情報を含む運動支援情報を生成する運動支援情報生成部と、
    を含み、
    前記環境情報は、前記ユーザーが運動する領域に分散して配置されている複数の環境計測装置により計測された環境情報であり、
    前記複数の環境計測装置は、前記ユーザーの運動経路に沿って配置され、
    前記運動経路計算部は、前記ユーザーの運動経路に沿って前方に配置されている所定数の前記環境計測装置により計測された前記環境情報を利用して、前記残りの運動経路を計算する
    情報処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記運動経路計算部は、
    運動開始地点が前記目的地になるように前記残りの運動経路を計算する、情報処理装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記運動経路計算部は、
    経由地点が設定されている場合、前記ユーザーが前記経由地点を未通過であれば、前記経由地点を通過するように前記残りの運動経路を計算する、情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記ユーザーが運動を開始する前に、前記ユーザーが運動する領域の環境情報及び地図
    報を利用して、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき運動経路の候補を選出する経路候補選出部をさらに含む、情報処理装置。
  5. 請求項4において、
    前記経路候補選出部は、
    前記ユーザーの活動量に関する過去の実績情報をさらに利用して、前記運動経路の候補を選出する、情報処理装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記ユーザーが運動する領域に分散して配置されている複数の環境計測装置と、
    を含む、運動支援情報提供システム。
  7. 活動量計算部が、ユーザーが運動中の運動経路の環境情報及び前記ユーザーの活動情報を利用して、前記ユーザーの運動中の活動量を計算する活動量計算ステップと、
    運動経路計算部が、前記活動量計算ステップで計算された前記ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、目的地までの、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき残りの運動経路を計算する運動経路計算ステップと、
    運動支援情報生成部が、前記運動経路計算ステップで計算された前記運動経路の情報を含む運動支援情報を生成する運動支援情報生成ステップと、
    を含み、
    前記環境情報は、前記ユーザーが運動する領域に分散して配置されている複数の環境計測装置により計測された環境情報であり、
    前記複数の環境計測装置は、前記ユーザーの運動経路に沿って配置され、
    前記運動経路計算ステップでは、前記運動経路計算部が、前記ユーザーの運動経路に沿って前方に配置されている所定数の前記環境計測装置により計測された前記環境情報を利用して、前記残りの運動経路を計算する
    運動支援情報提供方法。
  8. 請求項において、
    前記運動経路計算ステップでは、前記運動経路計算部が、運動開始地点が前記目的地になるように前記残りの運動経路を計算する、運動支援情報提供方法。
  9. 請求項7又は8において、
    前記運動経路計算ステップでは、
    前記運動経路計算部が、経由地点が設定されている場合、前記ユーザーが前記経由地点を未通過であれば、前記経由地点を通過するように前記残りの運動経路を計算する、運動支援情報提供方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項において、
    経路候補選出部が、前記ユーザーが運動を開始する前に、前記ユーザーが運動する領域の環境情報及び地図情報を利用して、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき運動経路の候補を選出する経路候補選出ステップをさらに含む、運動支援情報提供方法。
  11. 請求項10において、
    前記経路候補選出ステップでは、
    前記経路候補選出部が、前記ユーザーの活動量に関する過去の実績情報をさらに利用して、前記運動経路の候補を選出する、運動支援情報提供方法。
  12. ユーザーが運動中の運動経路の環境情報及び前記ユーザーの活動情報を利用して、前記ユーザーの運動中の活動量を計算する活動量計算ステップと、
    計算した前記ユーザーの運動中の活動量と設定された目標活動量との差分に応じて、目的地までの、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき残りの運動経路を計算する運動経路計算ステップと、
    計算した前記運動経路の情報を含む運動支援情報を生成する運動支援情報生成ステップと、
    をコンピューターに実行させ、
    前記環境情報は、前記ユーザーが運動する領域に分散して配置されている複数の環境計測装置により計測された環境情報であり、
    前記複数の環境計測装置は、前記ユーザーの運動経路に沿って配置され、
    前記運動経路計算ステップでは、前記ユーザーの運動経路に沿って、前方に配置されている所定数の前記環境計測装置により計測された前記環境情報を利用して、前記残りの運動経路を計算する
    運動支援情報提供プログラム。
  13. 請求項12において、
    前記運動経路計算ステップでは、
    運動開始地点が前記目的地になるように前記残りの運動経路を計算する、運動支援情報提供プログラム。
  14. 請求項12又は13において、
    前記運動経路計算ステップでは、
    経由地点が設定されている場合、前記ユーザーが前記経由地点を未通過であれば、前記経由地点を通過するように前記残りの運動経路を計算する、運動支援情報提供プログラム。
  15. 請求項12乃至14のいずれか一項において、
    前記ユーザーが運動を開始する前に、前記ユーザーが運動する領域の環境情報及び地図情報を利用して、前記ユーザーの活動量が前記目標活動量に到達するために前記ユーザーが運動すべき運動経路の候補を選出する経路候補選出ステップをさらにコンピューターに実行させる
    運動支援情報提供プログラム。
  16. 請求項15において、
    前記経路候補選出ステップでは、
    前記ユーザーの活動量に関する過去の実績情報をさらに利用して、前記運動経路の候補を選出する、運動支援情報提供プログラム。
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