JP2016178050A - 電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】電池モジュール内の電池を間接的に加温させるに当たり、その加温効率を従来よりも向上させる。【解決手段】電池モジュール20は、水平方向に連結されて一対となり、一対の電池モジュール20,20間には、カバー23の側面に設けられた供給スリット27aに連通する送風ダクト26が形成される。ヒータ42は、送風ダクト26の下部であって電池ホルダ22に接するようにして設けられる。ヒータ42の熱が電池ホルダ22を介して複数の円筒電池21に伝達されるとともに、ヒータ42によりその上部にある送風ダクト26内の空気が加温されて当該加温された空気が複数の円筒電池21に供給される。【選択図】図6
Description
本発明は、複数の円筒電池を含む電池モジュールを有する電池パックに関する。
多数の電池を直列または並列に接続させた電池パックが電動車両の電源として利用されている。電池の温度が低いと、充放電可能容量の低下を招く。そこで従来から、電池パックにヒータを設け、電池温度が低いときに当該ヒータで各電池を加温させる技術が知られている。
例えば特許文献1では、可撓性のシートヒータを波形に曲げて円筒電池間に挿入させ、このシートヒータによって直接各電池を加温させている。また特許文献2では、複数の電池を保持する金属製のホルダにヒータを直付けして、ホルダを介してヒータの熱を各電池に伝達させている。さらに特許文献3では、電池を収容するケースの底面に凹みを設けて空隙を形成するとともに、ケース底板からヒータを外付けしている。ヒータの熱は、ケース底板および空隙を介して各電池に伝達される。
ところで、シートヒータにより直接各電池を加温させる場合、各電池がシートヒータに囲まれるので、電池の高温時に熱がこもって放熱が困難になるおそれがある。
電池ホルダやケーシングにヒータを取り付けて間接的に電池を加温する場合、加温手段の構造は電池からの放熱を妨げるようなものとはならないが、加温時の熱の利用効率の点で改善の余地がある。すなわち、電池ホルダにヒータを直付けする場合、ヒータの面のうち、電池ホルダに接していない面からの熱は外部に放出されてしまい、その分電池の加温効率は低くなる。また、ケーシング底板にヒータを外付けする場合、ヒータ→底板→電池との熱の伝達経路の他に、ヒータ→底板→側面板→外気と熱が逃げる経路が形成され、その分電池の加温効率は低くなる。
そこで、本発明は、電池を間接的に加温させるに当たり、その加温効率を従来よりも向上させることの可能な、電池パックを提供することを目的とする。
本発明は、複数の電池モジュールとヒータとを含む電池パックに関するものである。各電池モジュールは、複数の円筒電池と、前記複数の円筒電池を立設状態でその下部側を保持する熱伝導性部材からなる電池ホルダと、前記複数の円筒電池の上部側を覆うように被さり前記電池ホルダとともに前記複数の円筒電池を収容するカバーと、を備える。前記電池モジュールは、水平方向に連結されて一対となり、前記一対の電池モジュール間には、前記カバー側面に設けられた開口に連通する送風ダクトが形成され、前記ヒータは、前記送風ダクトの下部であって前記電池ホルダに接するようにして設けられる。前記ヒータの熱が前記電池ホルダを介して前記複数の円筒電池に伝達されるとともに、前記ヒータによりその上部にある前記送風ダクト内の空気が加温されて当該加温された空気が前記複数の円筒電池に供給される。
本発明によれば、電池を間接的に加温させるに当たり、その加温効率を従来よりも向上させることが可能となる。
<電池パックの構成>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の電池パック10は、電動車両100のフロアパネル110下部に配置されている。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の電池パック10は、電動車両100のフロアパネル110下部に配置されている。
なお、以下の説明およびこれに対応する図では、電動車両100の前進方向を前とし、後退方向を後とする。また、この前後方向(車両長さ方向)に対する幅方向(車幅方向)を左右方向とする。さらに、鉛直方向の上下方向を単に上方向及び下方向と呼ぶ。
電池パック10は、モータジェネレータ104に駆動電力を供給する複数の電池モジュール20とこれを収容するケーシング11で構成されている。電池モジュール20の構成については後段で詳細に説明する。
ケーシング11の上面は、フロアパネル110の凹凸形状に合わせた形状となっている。具体的には、前席シート106の下側と後席シート107の下側に位置するケーシング11の上面は上に凸となっており、後席シート107の足元(リアフロア)に位置するケーシング11の上面は下に凸(凹部)となっている。
図1,2に示すように、ケーシング11の中には、電動車両100の前後方向に電池モジュール20が長手方向に3列に並べて搭載され、図3に示すように、電動車両100の幅方向(左右方向)には、電池モジュール20が幅方向に6列に並べて搭載されている。
ケーシング11の前側部分(前席シート106の下側)と後側部分(後席シート107の下側)は中央部分と比較して高く形成されており、図1、図2に示すように、電池モジュール20は上下二段に搭載される。相対的に高さの低い中央部分(リアフロア下側)では電池モジュール20は一段搭載となっている。
したがって、本実施形態の電動車両100の電池パック10の下段には、長手方向3列×幅6列=18個、上段には、長手方向2列×幅6列=12個、合計30個の電池モジュール20が搭載されている。ただし、当然ながら、こうした電池モジュール20の個数や配置は、適宜、変更されてもよい。
図1から図3に示すように、ケーシング11に整列して搭載された各電池モジュール20の間には、電池パック10の内部に導入された冷却空気を各電池モジュール20に分配する分配ダクト50が配置されている。分配ダクト50の上流端は、センターコンソール108から車室内の空気(冷却空気)を取り込む冷却ブロワ39と連結される。分配ダクト50は適宜分岐され、それぞれの下流端は、各電池モジュール20の送風ダクト26に連結される。
電池モジュール20は、水平方向(左右方向)に連結されて一対となっており、一対の電池モジュール20,20の間には、送風ダクト26が形成される。図3に示す例では、水平方向のうち左右方向に3対の電池モジュール20が並べられており、送風ダクト26は、左右方向に3か所ずつ配置される。
送風ダクト26に送られた冷却空気は、後述するように、カバー23の供給スリット27aから各電池モジュール20内に供給される。さらに各電池モジュール20内に供給された冷却空気は、カバー23の排出スリット27bから電池モジュール20外に排出される。
<電池モジュールの構成>
次に、図4から図7を参照して各電池モジュール20の構造について説明する。図4に示す様に、電池モジュール20は、複数の円筒電池21と、複数の円筒電池21を保持する電池ホルダ22と、樹脂製のカバー23とを含んでいる。円筒電池21は、充放電可能な二次電池であり、例えば、円筒型のケースに収められたニッケル水素電池、リチウムイオン電池等である。
次に、図4から図7を参照して各電池モジュール20の構造について説明する。図4に示す様に、電池モジュール20は、複数の円筒電池21と、複数の円筒電池21を保持する電池ホルダ22と、樹脂製のカバー23とを含んでいる。円筒電池21は、充放電可能な二次電池であり、例えば、円筒型のケースに収められたニッケル水素電池、リチウムイオン電池等である。
電池ホルダ22は、複数の円筒電池21それぞれを起立保持する板部材である。電池ホルダ22は、複数の円筒電池21を立設状態でその下部側を保持する。具体的には、電池ホルダ22には、円筒電池21の下部が差し込まれる多数の貫通孔22aが形成されている。電池ホルダ22への円筒電池21の組み付けは、円筒電池21を貫通孔22aに差し込み、貫通孔22aの内面(円筒面)と円筒電池21の外面(円筒面)との隙間に接着剤を充填して貫通孔22aに円筒電池21を固定することによって行う。これにより、電池ホルダ22は、複数の円筒電池21の全てに、接触、または、近接することができる。
また、電池ホルダ22は、散熱板としての機能を備えている。円筒電池21を電池ホルダ22の貫通孔22aに組み付けることによって、温度の高い一部の円筒電池21の熱が電池ホルダ22に伝達され、当該温度の高い一部の円筒電池21の温度が低下する。また、電池ホルダ22の熱を温度の低い一部の円筒電池21に伝達させてその円筒電池21の温度を上昇させる。
つまり、各円筒電池21は、各円筒電池21と電池ホルダ22との間で熱移動可能なように各貫通孔22aによって保持されており、電池ホルダ22によって各円筒電池21の温度のバラツキが抑制される。このため、電池ホルダ22は、各円筒電池21の間の熱移動を効率よく行えるような熱伝導性の部材から構成され、例えばアルミニウム等の金属材料で構成される。また、電池ホルダ22の厚さは、貫通孔22aの円筒面によって円筒電池21の下部側を保持することができ、また、熱伝導により効果的に熱移動が行える程度の厚さ、例えば、10〜20mm程度、あるいは、円筒電池21の長さの1/4程度の厚さである。
樹脂製のカバー23は、複数の円筒電池21の上部側を覆うように被さり、電池ホルダ22とともに複数の円筒電池21を収容する。カバー23には、上面に各円筒電池21の各電極が突出する穴が設けられた天井板23aと、電池ホルダ22に組み付けられた複数の円筒電池21の外周を覆う四角筒23bとから構成されている。このカバー23を電池ホルダ22の上に取り付けると図5に示すように、カバー23の天井板23aの穴からは各円筒電池21の電極が突出する。
四角筒23bの幅方向両面には、複数のスリット(開口)が切り込まれている。両側面の一方のスリットは供給スリット27aであり、他方のスリットは排出スリット27bである。供給スリット27aは送風ダクト26と連通しており、供給スリット27aを介して送風ダクト26の冷却空気がカバー23内部に取り込まれる。また排出スリット27bから、カバー23内にある冷却後の空気が排出される。供給スリット27a及び排出スリット27bは、電池モジュール20の長手方向(前後方向)に沿ってカバー23の側面(四角筒23bの幅方向側面)に複数切り込まれている。
図6に示すように、供給スリット27aの開口位置は、排出スリット27bの開口位置よりも鉛直方向上側となるように、供給スリット27a及び排出スリット27bが形成されている。このような位置関係を採ることで、後述する円筒電池21の加温の際に、カバー23内の暖気が排出スリット27bから逃げ難くなる。
図4に戻り、供給スリット27aは、電池モジュール20の長手方向(前後方向)両端側の開口面積が、長手方向中央部分の開口面積よりも大きくなるように形成されている。例えば供給スリット27aの上下方向幅を、中央から両端に向かうに従って大きくなるように形成する。このような形状を備えることで、後述する円筒電池21の加温の際に、相対的に低温となり易い長手方向両端側の円筒電池21に、相対的に多くの暖気を供給することが可能となる。
四角筒23bの幅方向片面のうち、供給スリット27aが形成された側面の上側と下側には、それぞれ断面略L字型の上側フランジ24及び下側フランジ25が形成されている。このフランジ24,25は、供給スリット27a側にのみ設けられてよい。例えば、図4,5の図示例では、左側側面に上側及び下側フランジ24,25が形成され、図示されていない右側側面には上側及び下側フランジ24,25は形成されない。
上側フランジ24は、水平方向に延びた後、鉛直上方向に向かって延び、下側フランジ25は、水平方向に延びた後、鉛直下方向に向かって延びる。詳細は後述するが、図6のように、電池モジュール20,20を水平方向に一対に組み合わせる際に、各モジュールの上側フランジ24,24同士、及び、下側フランジ25,25同士が当接されて、送風ダクト26が形成される。
カバー23の天井板23aの上側には各円筒電池21の上側の電極(正極)を接続する正極バスバー29が取り付けられ、その上に樹脂製の蓋31が取り付けられる。また、電池ホルダ22の下側には、円筒電池21の下側の電極(負極)を接続するための負極バスバーモジュール34が取り付けられる。
負極バスバーモジュール34は、各円筒電池21の負極に接触する金属バスバー36と、当該金属バスバー36を保持する樹脂板38と、からなる。樹脂板38のうち、各円筒電池21に対応する位置には、貫通孔が形成されており、円筒電池21の負極が下方に露出できるようになっている。
負極バスバーモジュール34の下方には、排気室カバー32が配されている。排気室カバー32は、下方に向かって凹んだ略皿形となっている。排気室カバー32の周縁近傍は、樹脂板38に固着されており、電池ホルダ22との間には、閉鎖空間である排気室33が形成される。樹脂板38には、この排気室33と外部空間とを連通する開口(図示せず)が形成されている。円筒電池21の異常反応によりガスが生じた場合、当該ガスは、この排気室33に放出され、その後、この排気室33から開口を通って外部に放出されるようになっている。
図6に示すように、右側の電池モジュール20は、カバー23の左側面に上側及び下側フランジ24,25が形成されている。一方、左側の電池モジュール20は、カバー右側側面に上側及び下側フランジ24,25が形成されている。左右2つの電池モジュール20,20は、各フランジ24,25の垂直面を合わせるように組みつけられる。各フランジ24,25の各垂直面間には、ゴムやスポンジ等の弾性シール部材28が挟み込まれている。このように、2つの電池モジュール20,20を各フランジ24,25の垂直面を合わせるように組みつけることで、断面矩形の送風ダクト26が形成される。上述したように、送風ダクト26には、冷却ブロワ39及び分配ダクト50を介して、車室内の空気が送られる。
なお、送風ダクト26は、電池モジュール20の高さ方向略中央に形成されており、送風ダクト26の上方、および、下方には、二つの電池モジュール20で囲まれた間隙が形成されることになる。このうち、送風ダクト26の下方に形成される下側間隙40は、図6に示す通り、電池ホルダ22の外表面と、下側フランジ25の外表面とで囲まれる。また、電池モジュール20の前後端(長手方向両端)には、樹脂等からなるブラケット(図示せず)が配されており、当該下側間隙40の前後端は、当該ブラケットにより閉鎖されている。したがって、この下側間隙40は、下方のみが開口した空間である。
ところで、こうした電池パック10は、屋外で使用されることも多く、環境温度によっては、低温になることがある。電池パック10、ひいては、当該電池パック10に設けられた円筒電池21は、過度に温度が低くなると、充放電可能容量の低下等の問題を招く。そこで、本実施形態では、電池パック10に、円筒電池21を加温するためのヒータ42を設けている。これについて、図6,7を参照して説明する。
本実施形態では、円筒電池21を加温するヒータ42を、送風ダクト26の下部である下側間隙40に配している。より具体的には、ヒータ42は、電池ホルダ22の外表面に接するようにして、下側間隙40に設けられる。
ヒータ42は、下側間隙40に収容可能な体格であればよく、また電池ホルダ22に接するような形状を備えていればよい。図6に示す例では、2つの電池ホルダ22,22のそれぞれにヒータ42を設けている。これに代えて、2つの電池ホルダ22,22に接触する単一のヒータ42を設けてもよい。ヒータ42は、例えば、電熱線のような発熱体から構成される。
このように、本実施形態に係る電池パック10では、従来デッドスペースとなっていた下側間隙40にヒータ42を配置することで、電池パック10の体積を増やすことなく円筒電池21の加温が可能となる。
<円筒電池の加温>
図7を用いて、本実施形態に係る電池パック10の加温プロセスを説明する。図7には、送風ダクト26及びその下側間隙40周辺の拡大図が示されている。ヒータ42の電源をオンにして昇温させると、ヒータ42の熱は熱伝導性部材である電池ホルダ22を介して各円筒電池21に伝達される。また、ヒータ42周辺の暖気は、上昇して送風ダクト26の下側フランジ25を加温する。またヒータ42からの輻射が下側フランジ25を加温する。これにより送風ダクト26が温められ、また送風ダクト26内の空気が加温される。送風ダクト26内の暖気はカバー23の供給スリット27aからカバー23内に供給され、当該カバー23内の各円筒電池21を加温する。なお、円筒電池21の加温時には冷却ブロワ39は停止状態であり、送風ダクト26内の暖気は主に温度差に基づく自然対流によってカバー23内に供給される。
図7を用いて、本実施形態に係る電池パック10の加温プロセスを説明する。図7には、送風ダクト26及びその下側間隙40周辺の拡大図が示されている。ヒータ42の電源をオンにして昇温させると、ヒータ42の熱は熱伝導性部材である電池ホルダ22を介して各円筒電池21に伝達される。また、ヒータ42周辺の暖気は、上昇して送風ダクト26の下側フランジ25を加温する。またヒータ42からの輻射が下側フランジ25を加温する。これにより送風ダクト26が温められ、また送風ダクト26内の空気が加温される。送風ダクト26内の暖気はカバー23の供給スリット27aからカバー23内に供給され、当該カバー23内の各円筒電池21を加温する。なお、円筒電池21の加温時には冷却ブロワ39は停止状態であり、送風ダクト26内の暖気は主に温度差に基づく自然対流によってカバー23内に供給される。
このように、本実施形態に係る電池パック10では、電池ホルダ22を介した熱伝達に加えて、ヒータ42周辺の暖気や輻射を利用して送風ダクト26内の空気を温め、これを円筒電池21に供給している。このようにすることで、ヒータ42にて生じた熱を効率良く円筒電池21に伝達することが可能となる。
<本実施形態に係る電池モジュールの別例>
上述した実施形態では、電池モジュール20,20を一対に組み立てた例を示したが、この例に限らない。例えば、電池パック10の配置スペースや要求される電池容量によっては、電池モジュール20が、単一で配置される場合もある。この場合には、カバー23に形成される上側及び下側フランジ24,25の形状を変更したり、電池モジュール20に隣接する他部材を配置したりする等して、電池ホルダ22に隣接する間隙を形成し、この間隙にヒータ42を配置することが望ましい。
上述した実施形態では、電池モジュール20,20を一対に組み立てた例を示したが、この例に限らない。例えば、電池パック10の配置スペースや要求される電池容量によっては、電池モジュール20が、単一で配置される場合もある。この場合には、カバー23に形成される上側及び下側フランジ24,25の形状を変更したり、電池モジュール20に隣接する他部材を配置したりする等して、電池ホルダ22に隣接する間隙を形成し、この間隙にヒータ42を配置することが望ましい。
例えば、図8に示すように、カバー23の側面から突出するフランジ43の垂直面を、電池ホルダ22の下端高さまで延ばすことで、電池ホルダ22に隣接し、下方に開口する下側間隙40を形成し、当該下側間隙40にヒータ42を設けるようにしてもよい。なお、上述した実施形態と同様に、ヒータ42は電池ホルダ22に接するように設けられる。
10 電池パック、20 電池モジュール、21 円筒電池、22 電池ホルダ、23 カバー、24 上側フランジ、25 下側フランジ、26 送風ダクト、27a 供給スリット、27b 排出スリット、39 冷却ブロワ、40 下側間隙、42 ヒータ。
Claims (1)
- 複数の電池モジュールとヒータとを含む電池パックであって、
各電池モジュールは、
複数の円筒電池と、
前記複数の円筒電池を立設状態でその下部側を保持する熱伝導性部材からなる電池ホルダと、
前記複数の円筒電池の上部側を覆うように被さり前記電池ホルダとともに前記複数の円筒電池を収容するカバーと、
を備え、
前記電池モジュールは、水平方向に連結されて一対となり、
前記一対の電池モジュール間には、前記カバー側面に設けられた開口に連通する送風ダクトが形成され、
前記ヒータは、前記送風ダクトの下部であって前記電池ホルダに接するようにして設けられ、
前記ヒータの熱が前記電池ホルダを介して前記複数の円筒電池に伝達されるとともに、前記ヒータによりその上部にある前記送風ダクト内の空気が加温されて当該加温された空気が前記複数の円筒電池に供給されることを特徴とする、電池パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015058905A JP2016178050A (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015058905A JP2016178050A (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 電池パック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016178050A true JP2016178050A (ja) | 2016-10-06 |
Family
ID=57069360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015058905A Pending JP2016178050A (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 電池パック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016178050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021104276A1 (de) | 2021-02-23 | 2022-08-25 | Audi Aktiengesellschaft | Batteriemodulanordnung, Batteriemodul und Kraftfahrzeug |
-
2015
- 2015-03-23 JP JP2015058905A patent/JP2016178050A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102021104276A1 (de) | 2021-02-23 | 2022-08-25 | Audi Aktiengesellschaft | Batteriemodulanordnung, Batteriemodul und Kraftfahrzeug |
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