JP2016177939A - Ledランプおよび照明器具 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなLED直管ランプは、断面においてヒートシンクが配置される側が重くなるため、ランプに偏心が生じる。その為、LED直管ランプをソケットに装着させた後に、振動などの外的要因によりランプが回転してしまい、不点灯や落下の原因となる恐れがある。
実施の形態1では、発明に係るLED直管ランプおよび、LED直管ランプが装着された照明器具の一例として、天井に取り付けられる照明器具1に関して説明を行う。
なお、以下の説明において、便宜上、天井面側(被取付面側)を上側とし、床面側(被取付面と反対側)を下側として説明をおこなう。
はじめに、照明器具1の構成について説明を行う。図1は実施の形態1における照明器具1の斜視図であり、図2は図1に示すLED直管ランプ100の斜視図である。
照明器具1は、一面が開口した直方体形状であり天井などの被取付部に取り付けられる器具本体10と、器具本体10の長手方向における両端側に設置されるソケット20と、ソケット20に着脱可能に保持される直管ランプ100を備えている。
この器具本体10の内側には、開口側に広がるように斜めに配設された反射部11と、ソケット20を介して直管ランプ20に電力を供給する点灯装置(図示なし)を備えている。
また、給電口金120はL字形状をした一対の給電ピン124を有し、保持側口金130はT字形状をした保持ピンを有している。
次に、本実施の形態における給電側ソケット21の構成について説明を行う。図3は実施の形態1における給電ソケット21の斜視図であり、図4は図3に示す給電側ソケット21の分解斜視図である。
なお、直管ランプ100を器具本体10に装着した際に直管ランプ100の給電口金120に対向する給電ソケット21の面を前面と称し、前面の反対側の面を背面と称する。また、器具本体10に給電ソケット21を取り付けた際に器具本体10の開口部を向く給電ソケット21の面を頂面と称し、頂面の反対側であり被取付部を向く面を底面と称する。更に、給電ソケット21の前面と底面に対してそれぞれ垂直な面を側面と称する。
なお、給電ソケット本体21a、給電ソケットカバー21b、回転子21cは、例えば熱可塑性樹脂のポリカーボネイドやポリブチレンテレフタレート等の絶縁材で形成されている。また、一対の接続片21dは、りん青銅などの導通性のある材質により形成されている。
また、回転子21cには、筒部21caおよび接触部21cbを二分するように切り欠かれた回転子挿入部21cc形成されており、接触部21cbには前面方向へ突設した突出部21cdが挿入部21ccを挟み2箇所形成される。
なお、この突出部21cdは、回転子21cが給電側ソケット本体21aの開口部21abに配置された状態において、開口部21abから給電口金120側に突出する。
接続片21dは、接続端子部21daが給電ソケット本体21aの開口部21aaの中心点を挟んで対向し、接続固定部21dbが頂面側に配置されるように給電ソケット21に収納されている。
また、接続端子部21daは凹形状に窪んでいる給電ピン受部21dcが形成されており、接続固定部21dbは給電ソケット21の図示しない電線挿入孔より挿入された電線を介して図示しない点灯装置と電気的に接続されている。
次に、本実施の形態における保持ソケット22の構成について説明を行う。図5は実施の形態1における保持側ソケット22の斜視図であり、図6は図5に示す保持側ソケット22の分解斜視図である。
なお、直管ランプ100を器具本体10に装着した際に直管ランプ100の保持側口金120に対向する保持ソケット22の面を前面と称し、前面の反対側の面を背面と称する。また、器具本体10に保持ソケット22を取り付けた際に器具本体10の開口部を向く保持ソケット22の面を頂面と称し、頂面の反対側であり被取付部側に向く面を底面と称する。更に、保持ソケット22の前面と頂面に対してそれぞれ垂直な面を側面と称する。
なお、保持ソケット本体22a、保持ソケットカバー22bは、例えば熱可塑性樹脂のポリカーボネイドやポリブチレンテレフタレート等の絶縁材で形成されている。
なお、保持ソケット本体22aの背面の開口は、保持ソケットカバー22bにより塞がれる。
なお、保持部22cは、対向する保持接触部22caの間隔が拡大するように弾性変形することができるとともに、保持接触部22caには凹型形状に窪んでいる保持ピン受部22ccが形成されている。
次に、本実施の形態における直管ランプ100の構成について説明を行う。
図7は図2に示す直管ランプ100の展開図であり、図8は図7に示すA−A′断面詳細図であり、図9は図7に示す給電口金120の斜視図であり、図10は図7に示す保持口金130の斜視図である。
直管ランプ100は、発光部分であり長尺形状に形成された本体部110と、本体部110の長手方向の一方の端側に配設される給電口金120と、本体部110の長手方向の他方の端側に配設される保持口金130とを備えている。
なお、発光素子111aは、発光ダイオード(LED)であり、電力が供給されることによって発光する。基板111には発光素子111aに電力を供給するための回路配線が構成されており、基板111の回路配線は給電ピン124と電気的に接続されている。
また、ヒートシンク112は、アルミニウムなど熱伝導性が高い材料により形成されており、発光素子111aの発光によって発生する熱を放熱している。
給電端面部122には、直管ランプ100の管軸(中心軸)を通り径方向に沿って略直方体状に突出する突設部123が形成され、この突設部123には、管軸を中心として並列した一対の給電ピン124が配設されている。
また、保持側口金130は、保持周面部131および保持端面部132に開口する係止溝部134が形成されており、係止溝部134には直管ランプ100の軸方向にスライド可能な係止片135が配設されている。
なお、この係止溝部134と係止片134が、直管ランプ100がソケット20に装着された際の回転制御機構の役割を果たしている。
なお、給電口金120、保持口金130、給電ピン124及び保持ピン133の形状は、日本工業規格(以下、JISと称する)のJISC7709−1で定められているGX16t−5口金に準じた形状である。
次に、本実施の形態における係止溝部134、係止片135の構成に関して説明する。図11は図10に示す保持口金130の分解斜視図であり、図12は係止片134が保持口金130より突設した状態を示す斜視図である。
また、この係止溝部134は、保持周面部131において係止凹部134aの側方面に側面凹部134cが形成されている。
なお、側面凹部134cは、後述する係止片135のスライド動作を制御するものであり、保持端面部132側にLEDランプ100の軸方向に対して略垂直な凹部垂直部134caと、凹部垂直部134caより保持端面部132と離れるよう係止凹部134a側方に傾斜する凹部傾斜部134cbが形成されている。
また、係止本体部135aは、係止爪受部134bに対して垂直になる側面より突出するようにバネ爪部135cが配設されている。
このバネ爪部135cは、係止片135が係止溝部134に収納されている状態では、バネ爪部135cの先端が係止凹部134aの側方と接触し係止片135内側に押圧されている。
また、係止片135が係止溝部134から所定の長さ突き出している状態では、バネ爪部135cは側面凹部134cの内側の突き出し、係止される。
なお、係止片135が係止溝部134に収納された状態から、保持端面部132より所定の長さ突き出している状態へ移動するのに伴い、バネ爪部135cは係止凹部134aの側方に押圧された状態で摺動した後に、凹部傾斜部134cbを摺動しながら押圧状態が解放され、凹部垂直部134caに接触し係止される。よって、係止片135は保持端面部132より所定の長さ突き出した状態で保持される。
次に、本実施の形態1における直管ランプ100を照明器具10に装着する方法について説明する。
図14は直管ランプ100の給電ピン124を給電ソケット21に装着される工程を示した工程図であり、図14の(a)は直管ランプ100と給電ソケット21が別々の状態であり、図14の(b)は給電ピン124が給電ソケット21に挿入された状態であり、図14の(c)は直管ランプ100が回転された状態である。
また、図15は直管ランプ100の給電ピン124を保持ソケット22に装着される工程を示した工程図であり、図15の(a)は直管ランプ100と保持ソケット22が別々の状態であり、図15の(b)は給電ピン124が保持ソケット22に挿入された状態であり、図15の(c)は直管ランプ100が回転され、係止片135が保持ソケット22に挿し込まれた状態である。
給電ピン124は給電側ソケット21の切欠挿入部21acより挿入する。このとき、給電側ソケット21は、回転子21cの回転子挿入部21ccが切欠挿入部21acと直線状になるよう配置されている。
また、給電ピン124は、一対の屈曲部124bが切欠挿入部21acおよび回転子挿入部21ccと直線状になる向きで、回転子挿入部21ccまで挿入される。
保持ピン133は、保持側ソケット22の保持側挿入部22acより挿入する。このとき、保持ピン133は、端部133bの長手方向と、保持側ソケット22の保持側挿入部22acが直線状になるよう挿入される。
なお、直管ランプ100のヒートシンク112は、短手断面において挿入方向に対して垂直方向に位置する。
第一の装着状態より直管ランプ100を回転させると、給電ピン124の脚部124aが接続片21dの接続端子部daと当接し、保持ピン133の端部133bが保持片22cの保持バネ部22cdと当接する。
この状態から、第一の装着状態から90度回転させることで、給電ピン124の脚部124aは一対の接続片21dの接続端子部21dの間隔を拡大する方向に接続端子部21dを弾性変形させるよう可動し、通電金具42のピン受け部42cに当接する。また、保持ピン133の端部133bは一対の保持片22cの保持ばね部22cbの間隔を拡大する方向に保持ばね部22cbを弾性変形させるよう可動し、保持具32のピン受け部32cに当接する。
また、保持ピン133の端部133bは、保持ばね部22cbの挟持力によって保持ピン受け部22ccに嵌まり込み、保持ピン133は保持側ソケット22に保持される。
このように直管ランプ100を第一の装着状態から90度回転させ、接続片21dの給電ピン受部22dcに給電ピン124の脚部124aが嵌まり込んだ給電ピン124の位置、保持片22cの保持ピン受け部22ccに保持ピン133の端部133bが嵌まり込んだ保持ピン133の位置をそれぞれ第二の装着状態と称する。
第二の装着状態において、保持側口金130の係止片135の前方には保持側ソケット22の保持側挿入部22acが位置している状態である。
この状態において、係止片135を係止溝部134に沿ってLEDランプ100の軸方向における前方に移動させる。
係止片135は、移動により保持側挿入部22acに挿入されるとともに、係止片135のバネ爪部135cが係止溝部134の側面凹部134cに係止され、保持側端面部132から突き出した状態で保持される。
よって、直管ランプ100は、直管ランプ100に回転させる外力が付加されても、保持端面部132から突き出した係止片135が、保持ソケット22の保持側挿入部22acの内側面と接触し、直管ランプ100の回転を抑制している。
なお、口金とは給電口金120および保持口金130の両方、またはどちらか一方のことであり。ピンとは給電ピン124および保持ピン133の両方、またはどちらか一方のことである。
この給電口金120および保持口金130にはそれぞれ直管ランプ100の長手軸方向に沿って外方向へ突出するよう給電ピン124および保持ピン133が設けられているとともに、保持口金133には長手軸方向に沿って移動可能に係止片135が配設されていることにより、直管ランプ100がソケット20を備えた器具本体10に装着された際に、直管ランプ100の回転を制御することができる。
また、給電口金と保持口金の両方に係止片135が配設されていても良く、給電口金と保持口金の両方に係止片135が配設されることによって、係止片それぞれの負荷を軽減することができる。
Claims (8)
- 長尺に形成され、長手方向に沿って配列された発光素子を有する本体部と、
前記本体部の長手方向の端部を覆うように両端それぞれに配設される口金と、
前記口金の端面より前記本体部と反対方向へ突設するピンと、
すくなくとも前記本体部の両端それぞれに配設される前記口金のいずれか一方に収容され、前記端面より前記本体部と反対方向へ突出するよう可動する係止片と、
を備えたことを特徴とする直管ランプ。 - すくなくとも前記本体部の両端それぞれに配設される前記口金のいずれか一方には、前記ピンが並列するよう配設され、前記発光素子へ電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載の直管ランプ。
- 前記係止片は、前記端面において前記ピンが並列する方向に対して垂直方向に配設されることを特徴とする請求項2に記載の直管ランプ。
- 前記本体部の両端それぞれに配設される前記口金のうち、一端側の口金が並列するように前記ピンを有しており、他端側の口金が前記係止部を有していることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載に直管ランプ。
- 前記ピンを並列するように備えた前記口金が、前記係止部を有していることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載に直管ランプ。
- 前記係止片は、前記端面において前記ピンより前記発光素子の照射方向側に配設されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の直管ランプ。
- 請求項1から請求項6のいずれかに記載の直管ランプと、
前記直管ランプの長手方向の両端にそれぞれ配設され、前記ピンが挿入される挿入部、前記ピン部が回転する開口部を有する溝部が形成されている一対のソケットと、を有し、
前記係止片は前記溝部に挿し込まれることを特徴とする照明器具。 - 前記係止部は、前記口金に収容された状態で前記ピンが前記挿入部に挿入され、前記ピンが前記開口部において回転した後に、前記溝部に挿し込まれる、
ことを特徴とする請求項7に記載の照明器具。
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2015
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