JP2016177360A - 電子機器及び振動制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作者が指で操作体を接触操作したとき、シャープで明瞭な操作感触(触覚)を得ることができる電子機器及び振動制御方法を提供する。
【解決手段】 相反する第1の方向と第2の方向に移動自在に支持された操作体10を往復振動させる振動発生装置1の振動を制御するものであって、操作体10の移動時における加速度の振動周波数が異なる第1区間と第2区間に駆動信号を送信し、前記第1区間は前記操作体10が前記第1の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第2区間は前記操作体10が前記第2の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第1区間の振動周波数と前記第2区間の振動周波数とが以下の式(1)(2)のうちいずれかを満たすことを特徴とする。
第2区間の振動周波数<第1区間の振動周波数≦250Hz・・・(1)
250Hz≦第1区間の振動周波数<第2区間の振動周波数・・・(2)
【選択図】図1

Description

本発明は、指で操作体を接触操作したとき、指に振動の触覚を与える電子機器及びその振動を制御する振動制御方法に関する。
従来より、操作体に指を接触させ操作したときに、指に振動による触覚を与える振動フィードバック付きの電子機器が提案されている。
その中で、操作体を操作する指に備えられているパチニ小体が認識可能な振動加速度で指に刺激を与えることで、操作者に刺激を認識させる電子機器が提案されている。
パチニ小体とは皮膚に見られる受容体であり、皮膚下2mm以上にまばらに存在し、瞬間的刺激と振動を感知できるものである。なお、パチニ小体が感知できる振動周波数のピーク値は250Hzと言われており、250Hzに近い振動周波数を持つ振動ほど感知しやすいものである。
特許文献1ではスマートフォン、携帯電話等の電子機器において、指をタッチパネルに接触させることにより、情報を入力する技術が開示されている。上記タッチパネルにはパチニ小体が認識可能な振動周波数で振動が与えられ、タッチパネルを操作する指に刺激を与える構造となっている。
WO2013/186841号公報
特許文献1に開示された技術では、パチニ小体に対して加速度刺激を与える振動周波数は、時間経過にかかわらず常に一定である。この技術によれば、タッチパネルの振動が所定時間経過後においても、操作者の指に伝わる加速度刺激はパチニ小体への影響が大きい振動周波数のままとなり、指に伝わる振動が残留する。従って、操作者はシャープで明瞭な操作感触を得ることができないという問題点がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、操作者が指で操作体を接触操作したとき、シャープで明瞭な操作感触(触覚)を得ることができる電子機器及び振動制御方法を提供することを目的としている。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明は相反する第1の方向と第2の方向に移動自在に支持された操作体と、前記操作体を往復振動させる振動発生手段と、前記振動発生手段に駆動信号を送信し、前記振動発生手段の振動を制御する振動制御手段を有し、前記振動制御手段は、前記操作体の移動時における加速度の振動周波数が異なる第1区間と第2区間に駆動信号を送信し、前記第1区間は前記操作体が前記第1の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第2区間は前記操作体が前記第2の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第1区間の振動周波数と前記第2区間の振動周波数とが以下の式(1)(2)のうちいずれかを満たすことを特徴とする。
第2区間の振動周波数<第1区間の振動周波数≦250Hz・・・(1)
250Hz≦第1区間の振動周波数<第2区間の振動周波数・・・(2)
この構成によれば、操作体を操作する指に備えられているパチニ小体が認識可能な振動加速度で指に刺激を与え、そして刺激(振動)が残存することがないので、シャープで明瞭な触覚を操作者に与えることができる。
好適には、前記振動発生手段は、前記操作体に力を伝達する伝達部材と、前記伝達部材を前記第1の方向に駆動するアクチュエータとを有し、前記伝達部材が前記アクチュエータによって前記第1の方向へ駆動されたときに、圧縮させられる弾性部材が設けられている。
この構成によれば、前記伝達部材の第2の方向の移動をスムーズに行うことができる。
好適には、前記伝達部材が第2の方向に移動したことを検知する検知手段が設けられている。
この構成によれば、前記伝達部材の第1方向への下死点の位置を検出し、前記振動制御手段に信号を送ることができ、振動の切り替えをシャープに行うことができる。
本発明は相反する第1の方向と第2の方向に移動自在に支持された操作体を往復振動させる振動発生手段の振動を制御する振動制御方法であって、
前記操作体の移動時における加速度の振動周波数が異なる第1区間と第2区間に駆動信号を送信し、前記第1区間は前記操作体が前記第1の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第2区間は前記操作体が前記第2の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第1区間の振動周波数と前記第2区間の振動周波数とが以下の式(1)(2)のうちいずれかを満たすことを特徴とする。
第2区間の振動周波数<第1区間の振動周波数≦250Hz・・・(1)
250Hz≦第1区間の振動周波数<第2区間の振動周波数・・・(2)
この方法によれば、操作体を操作する指に備えられているパチニ小体が認識可能な振動加速度で指に刺激を与え、そして刺激(振動)が残存することがないので、シャープで明瞭な触覚を操作者に与えることができる。
本発明によれば、操作者が指で操作体を接触操作したとき、シャープで明瞭な操作感触(触覚)を得ることができる電子機器及び振動制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態を示す電子機器を模式的に示したブロック図である。 図1に示す電子機器の振動発生装置の動作前の状態を示す断面図である。 図1に示す電子機器の振動発生装置の動作後の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態を示す電子機器に使用される弾性部材の硬度と振動周波数の関係を説明するグラフである。
図1は本発明の実施形態を示す電子機器100を模式的に示したブロック図であり、図2は電子機器100の振動発生装置1の動作前の状態を示す断面図、図3は振動発生装置1の動作後の状態を示す断面図である。
図1に示すように、電子機器100は操作体10に振動与えるための振動発生装置1と、この振動発生装置1の振動を制御する振動制御装置50を備えている。振動発生装置1は振動を発生するアクチュエータ20と、その振動を操作体10に伝える伝達部材25を備えている。
振動制御装置50は振動発生装置1のアクチュエータ20に駆動制御信号を送るソレノイドドライブ回路51と、操作体10への指40の接触を検知する座標検知装置56と、この座標検知装置56から検知信号が送られる静電IC52と、操作体10の移動を検知する検知手段である感圧センサ53の信号を増幅する感圧Amp54と、静電IC52と感圧Amp54からの信号を受け、ソレノイドドライブ回路51に駆動信号を送るCPU55を備えている。このCPU55の制御信号により、振動発生装置1の駆動を制御し、操作体10に振動を付与する構成となっている。
ソレノイド駆動回路51は操作体10の移動時における加速度の振動周波数が異なる第1区間と第2区間に駆動信号を送信し、前記第1区間は前記操作体10が前記第1の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第2区間は前記操作体10が前記第2の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第1区間の振動周波数と前記第2区間の振動周波数とが以下の式(1)(2)のうちいずれかを満たす。
第2区間の振動周波数<第1区間の振動周波数≦250Hz・・・(1)
250Hz≦第1区間の振動周波数<第2区間の振動周波数・・・(2)
操作体10の第1の方向は振動発生装置1の伝達部材25のプランジャ26が励磁され、プランジャ26が指40に向かって図1中Z方向(上方向)に移動する方向を意味する。また、第2の方向はプランジャ26が引き戻され、プランジャ26が指40から離れる図1中Z方向(下方向)を意味する。
式(1)は第3弾性部材32の強度が標準のものを使用したときの関係式である。式(1)に示すように、操作者が操作体10に触れて操作体10を押し下げることによって、プランジャ26が第1の方向に向かって移動する初動区間である第1区間の振動周波数は250Hz以下である例えば200Hzとなっている。そして、プランジャ26が第2の方向に向かって移動する初動区間である第2区間の振動周波数は第1区間の周波数よりも小さく設定され、例えば100Hzとなっている。
パチニ小体が感知できる加速度刺激の振動周波数のピーク値は約250Hzと言われている。従って、操作者は振動周波数が250Hzに近い値である200Hzを得られる第1区間のとき、指への振動を大きく感じることができる。そして、プランジャ26が指から離れる方向の区間(第2区間)に移動するときは、駆動周波数は第1区間の振動周波数より小さい100Hzとなっているため、第1区間と比較して指への振動を感じ難い。
また、式(2)は弾性部材の強度が高いものを使用したときの関係式である。式(2)に示すように、操作者が操作体10に触れて操作体10を押し下げることによって、プランジャ26が第1の方向に向かって移動する初動区間である第1区間の振動周波数は250Hz以上となっている。そして、プランジャ26が第2の方向に向かって移動する初動区間である第2区間の振動周波数は第1区間の周波数よりもさらに大きく設定されている。従って、操作者は周波数が250Hzに近い周波数のとき、指への振動を大きく感じることができる。そして、プランジャ26が指から離れる方向の区間(第2区間)に移動するときは、振動周波数は第1区間の振動周波数より大きくなっており、第1区間と比較して操作者は指への振動を感じ難い。
図2に示すように、振動発生装置は、基板3上にブラケット4が固定されており、基板3とブラケット4とでベース2が構成されている。
ブラケット4の上部に複数の案内軸5が固定されており、操作体10が案内軸5に案内されて、Z方向(上下方向)に進退自在に支持されている。操作体10は複数の案内軸5で案内されているため、水平姿勢を維持して上下に移動自在である。ブラケット4と操作体10の間に付勢ばね6が設けられ、この付勢ばね6によって、操作体10はZ軸に沿って上方へ向けて付勢されている。
操作体10は、操作基材11とその上に設置された操作ノブ12とが固定されて構成されている。操作基材11は金属製または合成樹脂製であり、複数の案内軸5によってZ方向へ往復移動自在に支持されている。操作ノブ12は合成樹脂材料で形成されており、その表面12aまたは裏面12bに静電センサーなどの座標入力装置56が搭載されており、操作者の指40が操作ノブ12のどの位置に触れたのかを検知できるようになっている。
ブラケット4の天井板4aの下面にアクチュエータ20が固定されている。このアクチュエータ20は一軸駆動アクチュエータであり、ソレノイド機構である。一軸アクチュエータとしては、ソレノイド機構の他にボイスコイルモータもしくはリニアアクチュエータを使用したものであってもよい。
ソレノイド機構であるアクチュエータ20の固定部は、磁性金属材料で形成された内側ヨーク21と外側ヨーク22、ならびに両ヨーク21,22の内部に保持された励磁コイル23とで構成されている。アクチュエータ20の可動部は、伝達部材25を有している。伝達部材25は、内側ヨーク21を貫通してZ軸方向へ進退移動するプランジャ26と、内側ヨーク21に吸引される可動ヨーク27と、可動ヨーク27の下端部に固定された付勢部28と、下端部に形成された押圧部29とから構成されている。
プランジャ26は金属シャフトである。ブラケット4の上面にスラスト軸受7が固定されており、プランジャ26はスラスト軸受7に摺動自在に支持されている。スラスト軸受7は金属製で潤滑油を含んだ含浸軸受で構成されている。
伝達部材25を構成するプランジャ26の上部先端26aに第1の弾性部材31が固定されている。第1の弾性部材31は、合成ゴムや合成発泡樹脂などで形成されており、圧縮方向へ弾性変形可能である。図2は、アクチュエータ20の励磁コイル23に通電されていない状態を示している。
外側ヨーク22と、伝達部材25の付勢部28との間に、第3の弾性部材32が介在している。第3の弾性部材32は、第1の弾性部材31と同様に、合成ゴムや合成発泡樹脂などのような圧縮方向へ弾性変形可能な材料で形成されている。図2に示すように、励磁コイル23に通電されていないときは、第2の弾性部材32で発揮される与圧によって、伝達部材25が下降した状態で動かないように下向きに付勢されている。なお、第3の弾性部材32が付勢部28に固定されて、その上部が外側ヨーク22の下面に固定されることなく当接する構造であってもよい。
ベース2の基板3の上に第2の弾性部材35が設けられている。第2の弾性部材35は、第1の弾性部材31と同様に、合成ゴムや合成発泡樹脂などのような圧縮方向へ弾性変形可能な材料で形成されている。
この実施の形態では、第2の弾性部材35の部分には感圧センサ53(検知手段)が設けられている。伝達部材25が図2に示す姿勢からさらに下向きに移動すると、伝達部材25の押圧部29によって第2の弾性部材35が押され、その時、感圧センサ53が伝達部材25のプランジャ26の操作圧力量を検出し、その信号を感圧Amp54に送るようになっている。
なお、本発明では、第2の弾性部材35と感圧センサ53とが別々に構成されて、伝達部材25が下向きに押されたときに、第2の弾性部材35で上向きの弾性力が発揮されると共に感圧センサ53が動作してもよい。
図3に示すように、アクチュエータ20の励磁コイル23に通電されると、その電流磁界により内側ヨーク21が磁化され、可動ヨーク27が内側ヨーク21に吸引され、伝達部材25が第1方向であるZ軸に沿って上昇する。このとき、伝達部材25の押圧部29と第2の弾性部材35との間に、第1の隙間δ1が形成される。
ここで、図4に従い、第3弾性部材32の硬度に応じて、振動周波数の特性が変化することを説明しておく。図4の実線Aは第3弾性部材32のバネ高度が標準のものを示し、破線Bは第2弾性部材32の硬度が実線のバネ硬度の1/2倍の硬度のものを示し、一点破線Cは第2弾性部材32の硬度が実践のバネ硬度の8倍の硬度を示す。図4中、バネ硬度が標準のものは、プランジャ26の上昇による操作体10の押し上げ速度とプランジャ26の降下速度はバランスが取れている。硬度が低いものはプランジャ26の上昇とともに操作体10を容易に押し上げることができるから、振動加速度のピーク値に達するのは早い。しかし、その分、反発力が弱いため、プランジャ26の降下は遅くなる。硬度が高いものは操作体10を押し上げるのに時間がかかるため、振動加速度のピーク値に達するのは遅い。しかし、反発力は高く、プランジャ26の降下は早くなる。
次に、振動発生装置1の動作及び振動制御方法について説明する。 図2に示すように、アクチュエータ20の励磁コイル23に通電されていないときには、伝達部材25が下降し、第3の弾性部材32から伝達部材25に下向きの与圧が与えられている。
指40を操作ノブ12の表面12aに触れると、操作ノブ12に搭載されている静電センサなどの座標検知装置56で、指40の接触が検知される。そして、この検知信号は静電IC52へ送られる。指40を表面12aに沿って動作させると、座標検知装置56によって、指40の接触位置の移動状態が検知される。指40を操作ノブ12の表面12aで移動させると、図示しない表示画面でカーソル表示が移動する。カーソル表示をいずれかのメニュー表示の位置に移動させた後に、操作ノブ12を図2中下向きの力F1で押すことによってメニューの選択決定操作を行うことができる。
図2に示すように、指40の押圧操作で操作体10に下向きの押圧力F1が与えられると、操作機材11が案内軸5に案内されて下降する。そうすると、操作体10は第1の弾性部材31を介して伝達部材25とともに下向きに移動させられる。そして、伝達部材25の押圧部29で第2の弾性部材35が押され、感圧センサ53がその接触を検知し、切替え信号が生成される。切替え信号は感圧Amp54を介してCPU55に送られる。そうすると、ソレノイドドライブ回路51が始動し、アクチュエータ20の励磁コイル23に駆動電流が与えられる。この駆動電流は短時間のパルス状であり1ショットだけ与えられる。
励磁コイル23に通電されると、図3に示すように、可動ヨーク27が内側ヨーク21に吸引されて、伝達部材25が持ち上げられ、プランジャ26の上部先端26aに固定された第1の弾性部材31で、操作体10の操作基材11が上向きに突き上げられ、第1の弾性部材31が収縮し且つ第3の弾性部材32が収縮した状態で操作体10に撓みが与えられる。
この状態は、プランジャ26が第1の方向(図3中Z方向:上方向)に向かって移動する初動区間である第1区間である。この区間は操作体10に加わる振動周波数は200Hzとなっており、パチニ小体が感知できる加速度の振動周波数のピークである250Hzに近い値となっている。従って、操作者は指40に触覚(振動)を感じることができる。
その直後に、励磁コイル23への通電が断たれ、ソレノイド機構の吸引力が解除されると、収縮していた第1の弾性部材31の弾性復元力と、操作体10の撓み弾性力、さらには第3の弾性部材32の弾性復元力によって、伝達部材25が下向きに移動し、伝達部材25の下端の押圧部29で、第2の弾性部材35が収縮させられる。
この状態は、プランジャ26が第2の方向(図3中Z方向:下方向)に向かって移動する初動区間である第2区間である。この区間は操作体10に加わる振動周波数は第1区間の振動周波数より低い100Hzとなっている。この振動周波数はパチニ小体が得る振動周波数のピーク値である250Hzより大きく離れた値となっており、操作者は指40に振動を感じることができない。
従って、操作者は操作体10を接触操作したとき、操作体10に付与される初めの振動周波数のみをパチニ小体で感じることとなり、指40にシャープで明瞭な操作感触(触覚)を得ることができる。
なお、第3弾性部材32の硬度が高くても、第1区間の振動周波数を250Hzより高く設定するとともに第2区間の振動周波数を第1区間の振動周波数よりさらに高く設定すれば、操作体10の第1の方向への移動時の振動を大きく感じることができ、そして、操作体10の第2の方向への移動時の振動を感じ難い。従って、指40にシャープで明瞭な操作感触(触覚)を得ることができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
本発明は、指で、操作体に接触し、操作体を操作するものであれば、民生用電子機器、車載用電子機器に限定されず種々の電子機器に適用が可能である。
1 振動発生装置10 操作体20 アクチュエータ25 伝達部材32 第3の弾性部材
50 振動制御装置
53 感圧センサ(検知手段)
100 電子機器

Claims (4)

  1. 相反する第1の方向と第2の方向に移動自在に支持された操作体と、
    前記操作体を往復振動させる振動発生手段と、
    前記振動発生手段に駆動信号を送信し、前記振動発生手段の振動を制御する振動制御手段を有し、
    前記振動制御手段は、前記操作体の移動時における加速度の振動周波数が異なる第1区間と第2区間に駆動信号を送信し、前記第1区間は前記操作体が前記第1の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第2区間は前記操作体が前記第2の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第1区間の振動周波数と前記第2区間の振動周波数とが以下の式(1)(2)のうちいずれかを満たすことを特徴とする電子機器。
    第2区間の振動周波数<第1区間の振動周波数≦250Hz・・・(1)
    250Hz≦第1区間の振動周波数<第2区間の振動周波数・・・(2)
  2. 前記振動発生手段は、前記操作体に力を伝達する伝達部材と、前記伝達部材を前記第1の方向に駆動するアクチュエータを有し、前記伝達部材が前記アクチュエータによって前記第1の方向へ駆動されたときに、圧縮させられる弾性部材が設けられている請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記伝達部材が第2の方向に移動したことを検知する検知手段が設けられている請求項2に記載の電子機器。
  4. 相反する第1の方向と第2の方向に移動自在に支持された操作体を往復振動させる振動発生手段の振動を制御する振動制御方法であって、
    前記操作体の移動時における加速度の振動周波数が異なる第1区間と第2区間に駆動信号を送信し、前記第1区間は前記操作体が前記第1の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第2区間は前記操作体が前記第2の方向に向かって移動する際の初動区間であり、前記第1区間の振動周波数と前記第2区間の振動周波数とが以下の式(1)(2)のうちいずれかを満たすことを特徴とする振動制御方法。
    第2区間の振動周波数<第1区間の振動周波数≦250Hz・・・(1)
    250Hz≦第1区間の振動周波数<第2区間の振動周波数・・・(2)
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