JP2010282665A - 入力装置および入力装置の制御方法 - Google Patents

入力装置および入力装置の制御方法 Download PDF

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智剛 青野
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Abstract


【課題】小型化が可能な簡単な構成で、押圧式の入力部を操作した際に、操作者に対して押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を呈示できる入力装置を提供する。
【解決手段】押圧による入力を受け付ける入力部12と、入力部12に対する押圧荷重を検出する荷重検出部13と、入力部12を振動させる振動部14と、荷重検出部13により検出される押圧荷重が、入力部12への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、入力部12を押圧している押圧物に対して浮揚力を発生させるように振動部14の駆動を制御する制御部15と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、押圧による入力を受け付ける入力部を備える入力装置および入力装置の制御方法に関するものである。
近年、情報機器や家電製品等には、ユーザによる入力操作を受け付ける入力部として、タッチパネルやタッチスイッチ等の押圧による入力を受け付けるプレート状の入力部を備える入力装置が広く使用されている。このような入力部には、抵抗膜方式や静電容量方式等の種々の方式がある。しかし、これらの入力部は、いずれも、指やスタイラスペンによる押圧による入力を受け付けるものであって、入力部自体は、押圧されても、押しボタンスイッチのようには変位しない。
このため、操作者は、押圧による入力が受け付けられた際にフィードバックを得ることができない。その結果、例えば、タッチパネルを備える入力装置においては、同じ位置を何度も押圧する等の誤操作による入力ミスが生じ易く、操作者にストレスを与える場合がある。
このような入力ミスを防止するものとして、例えば、押圧入力を受け付けて、音を鳴らしたり、当該押圧領域に対応して表示部に画像表示されている入力ボタン等の入力用オブジェクトの表示色を変更する等の表示態様を変更したり、バイブレータを駆動したりして、入力操作をフィードバックすることにより、聴覚や視覚あるいは触覚により入力操作を確認できるようにしたものが知られている。
しかし、これらのフィードバック方法は、いずれも、操作者に対して、単に、当該入力が完了した旨を通知するもので、押しボタンスイッチを「押した」という押下感を操作者に呈示するものではない。このため、例えば、携帯電話等の携帯端末、電卓、券売機等の情報機器の入力キーや、電子レンジやテレビ等の家電製品における操作部の入力キー等をタッチパネルで構成して、該タッチパネルに上記のフィードバック技術を適用した場合、操作者は違和感を覚えることになる。
さらに、聴覚に働きかけるフィードバック方法の場合は、騒音環境下での確認が困難になるとともに、使用機器がマナーモード等で消音状態にある場合は、対応できないことになる。また、視覚に働きかけるフィードバック方法の場合は、表示部に表示されている入力用オブジェクトのサイズが小さいと、特に指入力の場合は、指の下に入力用オブジェクトが隠れて表示態様の変化が確認できない場合がある。
また、他のフィードバック方法として、タッチパネルを備えた表示装置において、操作者が、表示パネルに表示されたタッチ操作部材(入力用オブジェクト)の表示領域を押圧すると、タッチパネルを押圧方向とは反対方向に移動させ、さらに当該表示領域への押圧力が所定値以上になると、タッチパネルを押圧方向に移動させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−92472号公報
特許文献1に開示の表示装置によると、表示パネルに表示されている入力用オブジェクトを所定値以上の押圧力で押圧すると、タッチパネルが押圧方向に移動するので、操作者にタッチパネルの押し下げ感を呈示することが可能となる。
しかしながら、この表示装置にあっては、タッチパネルを表示パネルとともに移動させるようにしているため、移動機構が複雑化し、装置全体が大型化することが懸念される。また、操作者には、タッチパネルの押し下げ感が呈示されるのみであり、押しボタンスイッチの押下感とは大きく異なるフィードバックとなる。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、小型化が可能な簡単な構成で、操作者が押圧式の入力部を操作した際に、押しボタンスイッチを操作した場合と同様のリアルな押下感を呈示できる入力装置および入力装置の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る入力装置の発明は、
押圧による入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力部を振動させる振動部と、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対して浮揚力を発生させるように前記振動部の駆動を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する第2の観点に係る入力装置の発明は、
押圧による入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力部を振動させる振動部と、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させるように前記振動部の駆動を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する第3の観点に係る入力装置の発明は、
押圧による入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力部を振動させる振動部と、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物と前記入力部との間の摩擦力を低減させるように前記振動部の駆動を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する第4の観点に係る入力装置の制御方法の発明は、
押圧による入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力部を振動させる振動部と、を有する入力装置の制御方法であって、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対して浮揚力を発生させるように前記振動部の駆動を制御する、
ことを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する第5の観点に係る入力装置の制御方法の発明は、
押圧による入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力部を振動させる振動部と、を有する入力装置の制御方法であって、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させるように前記振動部の駆動を制御する、
ことを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する第6の観点に係る入力装置の制御方法の発明は、
押圧による入力を受け付ける入力部と、
前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
前記入力部を振動させる振動部と、を有する入力装置の制御方法であって、
前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物と前記入力部との間の摩擦力を低減させるように前記振動部の駆動を制御する、
ことを特徴とするものである。
本発明によれば、入力部への押圧荷重が、入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、入力部を振動させて押圧物に対して浮揚力を発生させる、または押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させる、あるいは押圧物と入力部との間の摩擦力を低減させるので、小型化が可能な簡単な構成で、操作者に対して押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を呈示することが可能となる。
押しボタンスイッチの一般的な荷重特性を示す図である。 図1に示す押下時の荷重特性における荷重およびストロークの時間変化を示す図である。 図1に示すリリース時の荷重特性における荷重およびストロークの時間変化を示す図である。 プレートを指で押圧する場合の押圧方向の検討結果を説明するための図である。 スクイーズ膜効果の発生原理を説明するための図である。 本発明の第1実施の形態に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。 図6に示した入力装置の実装構造の一例を示す図である。 図6に示した制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る入力装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施の形態に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。 図10に示した入力装置の正面図である。 本発明者らが行った振動振幅を可変した実験による評価結果を示す図である。 本発明者らが行った振動時間を可変した実験による評価結果を示す図である。 本発明者らが行った振動開始荷重を可変した実験による評価結果を示す図である。
先ず、本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明に係る入力装置による押下感呈示方法の原理について説明する。
情報機器や家電製品に使用されている押しボタンスイッチとして、例えば、メタルドームスイッチ、エンボススイッチ、ラバースイッチ、タクタイルスイッチ等が広く知られている。これらの一般的な押しボタンスイッチにおける荷重特性は、スイッチの種類によって、押しボタンのストロークや、加える荷重(押下力)に差はあるものの、概ね、図1に示すような特性を有している。
図1の押下時の荷重特性において、A点からB点までの期間は、押しボタンの押し込み開始から押し込みにほぼ比例して荷重が増加する期間である。B点からC点までの期間は、押しボタンの押し込みによりメタルドーム等の凸型形状の弾性部材が座屈して荷重が急激に減少する期間である。C点からD点までの期間は、スイッチの接点が閉成して、押し込みにほぼ比例して荷重が増加する期間である。この押下時の荷重特性における荷重およびストロークの時間変化は、図2に示すようになる。
また、押しボタンのリリース時における荷重特性は、多少のヒシテリシスを有するが、押下時とは逆の変化を辿る。すなわち、D点からE点までの期間は、リリースの開始からほぼ比例して荷重が減少する期間で、スイッチの接点が閉状態を維持する期間である。E点からF点までの期間は、押しボタンのリリースにより弾性部材が座屈状態から凸型形状に復帰して荷重が急激に増加する期間で、この期間の開始によりスイッチの接点が開成する。F点からG点までの期間は、弾性部材の復帰後、押しボタンから指を離すまでの期間で、ほぼ比例して荷重が減少する期間である。したがって、リリース時における荷重およびストロークの時間変化は、図3に示すように、図2とは逆のパターンとなる。
なお、図1に示した荷重特性において、押しボタンの最大ストロークは、例えば、メタルドームスイッチ、エンボススイッチ、タクタイルスイッチの場合で、1mm以下であり、ラバースイッチの場合でも、3mm以下と微少である。また、B点における荷重は、メタルドームスイッチ、エンボススイッチ、タクタイルスイッチの場合で、例えば、1N前後から4N前後であり、ラバースイッチの場合で、例えば、0.5N前後である。
本発明者らは、種々の押しボタンスイッチについて実験検討したところ、操作者が押下感として認識するのは、図1において、B点からC点に遷移する現象、すなわち、押しボタンを押下している過程で、荷重が急激に減少する現象、にあることを見出した。したがって、この現象を、プレート状の入力部を押圧している指先に与えれば、操作者に押下感を呈示することが可能となる。
そこで、本発明者らは、操作者がプレートを指で押圧する方向について検討した。その結果、操作者は、図4に示すように、プレート1の押圧方向(法線方向)と平行に指2を下ろして、プレート1を押圧しているつもりでも、厳密には、指2の関節等の影響から、法線方向に対してθずれた方向に押圧しており、法線方向と直交する接線方向にも押圧力成分があることが判明した。
また、ヒトの指先での触感は、荷重の変化は明確に認識できても、上述した3mm程度の微少なストロークの違いは明確には認識できないとともに、指先が入力部の接線方向に微少量滑っても、その現象が、滑りなのかストロークの変化なのかは明確には識別できないことも判明した。
以上の点に着目して、本発明者らは、鋭意検討した。その結果、プレートを指で押圧した際、実際にはプレートが法線方向に殆ど変位しなくても、押圧の途中で、プレートを押圧している指にスクイーズ膜効果を作用させることにより浮揚力を発生させて、法線方向と直交する接線方向(平面方向)の押圧力成分を急激に減少させれば、押しボタンスイッチにおける凸型形状の弾性部材の座屈を表現できることを見出した。
すなわち、プレートに加わる荷重が所定値に達した時点で、プレートを振動させ、これにより指に対して作用するスクイーズ膜効果によって、指に対して浮揚力を発生させる。そして、プレートと指との摩擦抵抗(摩擦力)を減少させて、指先を微少量滑らせれば、操作者に、荷重が急激に減少したものと錯覚させることができる。これにより、図1と同様の押下時の荷重特性を表現でき、操作者に、押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を呈示することが可能となる。
ここで、スクイーズ膜効果とは、距離に対して十分大きい面積を有する二つの平面が急接近する際、両平面間の流体層の圧力が上昇して斥力が発生する現象(スクイーズ膜の発生する現象)である。この効果により、平面間の摩擦力が減少する。このスクイーズ膜効果を説明する代表的な理論としては、音響分野におけるランジュバンの放射圧理論と、潤滑分野におけるスクイーズ膜圧理論とが挙げられる。これらの理論は、いずれも、超音波領域の周波数で振動面を振動させることにより、振動面上部の空気などの流体層を介して発生する浮揚力を算出するものである。
ランジュバンの放射圧理論によると、図5に示すように、振動振幅ξで超音波振動する物体5の振動面上における半径aの円形物体6に働く浮揚力(スクイーズ力)FLは、下記の(1)式で表される。なお、(1)式において、ρ0は基準状態における空気の密度、c0は基準状態における音速、hは浮揚距離である。
上記(1)式から明らかなように、スクイーズ力もしくは浮揚力は、振動振幅の増大に伴って増大する。
一方、スクイーズ膜圧理論によると、図5において、円形物体6に働くスクイーズ力FSは、下記の(2)式で表される。なお、(2)式において、γは比熱比であり、他の変数は(1)式と同様である。
浮揚力の発生原因は、浮揚距離が微小になるにつれて、ランジュバンの放射圧から、スクイーズ膜圧へ変化することが知られている。したがって、上記(2)式から、浮揚距離が微小な領域においては、接触面積(πa)の増大に伴い、スクイーズ力が増大することがわかる。
上述した理論に基づいて、ヒトが超音波振動している物体表面に指を触れると、指に対してスクイーズ膜効果が作用し、これにより指に対して浮揚力が発生して、接触面との摩擦力が減少する。例えば、平常時の物体表面を指でなぞった際の摩擦係数μが、2.2程度である場合、物体表面を振幅2.5μmで超音波振動させた場合の摩擦係数μは、0.5以下程度に減少する。
なお、スクイーズ膜効果が作用することによる浮揚力は、物体表面を超音波振動させた場合に限らず、可聴周波数で振動させた場合にも生じるものである。
ここで、図4において、プレート1の法線方向に対してθずれた方向における押圧力をFとすると、法線方向に働く力は、Fcosθとなる。また、プレート1と指2との間の摩擦係数をμとすると、指2に作用する摩擦力は、μFcosθとなる。したがって、下記の(3)式を満たす場合は、指2は横方向に滑り、位置が変化する。
μ<tanθ ・・・(3)
プレート1が振動していない場合、摩擦係数μは、2以上であるので、上記(3)式を満たすことはない。その理由は、通常の操作で、θが、ほぼ63°を超えることは考えにくいからである。しかし、プレート1を振動させて指2に対してスクイーズ膜効果を作用させることによる浮揚力を発生させると、摩擦係数μが低下して、上記(3)が成立して、指2が手前(図4において、左から右方向)に滑る。そして、指2が少しでも手前に滑ると、指先のモーメントの関係からθは増大するため、上記(3)式の右辺は増加する。このような現象が繰り返されることにより、指先に加わる接線方向に対する摩擦力および指先に生じる法線方向の力が減少する。
以上のことから、プレート1を押圧した際に、押圧の途中でプレート1を振動させて、指2に対してスクイーズ膜効果を作用させることによる浮揚力を発生させ、これによりプレート1と指2との間の摩擦力を減少させて、指先を微少量滑らせれば、操作者に、荷重が急激に減少したものと錯覚させることが可能となる。これにより、図1と同様の押下時の荷重特性を表現でき、操作者に、押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を呈示することが可能となる。
本発明に係る入力装置は、以上の解析に基づいて、プレート状の押圧式の入力部を押圧する場合に、その押圧の途中で、押圧荷重が所定の基準を満たした際に、入力部を振動させて入力部を押圧している押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させることによる浮揚力を発生させることにより、操作者に押しボタンスイッチを押下した場合と同様の押下感を呈示するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図6は、本発明の第1実施の形態に係る入力装置の概略構成を示すブロック図である。この入力装置は、表示パネル11、タッチパネル12、荷重検出部13、振動部14、および、全体の動作を制御する制御部15を有する。表示パネル11は、入力ボタン等の入力用オブジェクトを表示する表示部を構成するもので、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネル等を用いて構成される。タッチパネル12は、表示パネル11に対する押圧による入力を受け付ける入力部を構成するもので、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等の公知のものを用いて構成される。荷重検出部13は、タッチパネル12に対する押圧荷重を検出するもので、例えば、歪みゲージセンサを用いて構成される。また、振動部14は、タッチパネル12を振動させるもので、例えば、ランジュバン型の超音波振動子(圧電素子)を用いて構成される。
図7は、図6に示した入力装置の実装構造の一例を示すもので、図7(a)は要部断面図、図7(b)は要部平面図である。表示パネル11は、筐体21内に収納保持される。表示パネル11上には、弾性部材からなるインシュレータ22を介して、タッチパネル12が保持される。なお、本実施の形態に係る入力装置は、表示パネル11およびタッチパネル12を、平面視で矩形状として、タッチパネル12を、図7(b)に仮想線で示す表示パネル11の表示領域Aから外れた4隅に配設したインシュレータ22を介して表示パネル11上に保持する。
また、筐体21には、表示パネル11の表示領域から外れたタッチパネル12の表面領域を覆うようにアッパカバー23が設けられ、このアッパカバー23とタッチパネル12との間に、弾性部材からなるインシュレータ24が配設される。
なお、タッチパネル12は、例えば、表面すなわち操作面が透明フィルムで構成され、裏面がガラスで構成され、操作面が押圧されると、押圧力に応じて表面の透明フィルムが微少量撓む(歪む)構造のものが使用可能である。
本実施の形態に係る入力装置には、タッチパネル12の表面の透明フィルム上で、アッパカバー23で覆われる各辺の近傍に、タッチパネル12に加わる荷重(押圧力)を検出するための歪みゲージセンサ31がそれぞれ接着等により設けられている。また、タッチパネル12の裏面のガラス面上で、対向する2つの辺の近傍には、タッチパネル12を超音波振動させるためのランジュバン型の超音波振動子32がそれぞれ接着等により設けられている。すなわち、図7に示す入力装置は、図6に示した荷重検出部13を4つの歪みゲージセンサ31を用いて構成し、振動部14を2つの超音波振動子32を用いて構成する。なお、図7(b)は、図7(a)に示した筐体21、アッパカバー23およびインシュレータ24の図示を省略している。
本実施の形態に係る入力装置は、制御部15において、タッチパネル12への入力を監視するとともに、荷重検出部13で検出される荷重を監視する。そして、タッチパネル12への入力が、表示パネル11に表示された入力用オブジェクトに対する入力で、かつ、荷重検出部13により検出される押圧荷重が、当該入力を受け付ける所定の基準(第3の基準)を満たした際に、振動部14を駆動する。これにより、タッチパネル12を超音波振動させて、タッチパネル12を押圧している指もしくはスタイラスペンの押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、タッチパネル12を押圧している指もしくはスタイラスペンの押圧物に対して、浮揚力を発生させる。言い換えると、タッチパネル12を押圧している指もしくはスタイラスペンの押圧物とタッチパネル12との間の摩擦力を低減させる。なお、荷重検出部13は、例えば、4つの歪みゲージセンサ31の出力の平均値から荷重を検出する。また、振動部14は、例えば、2つの超音波振動子32を同相で駆動する。
図8は、本実施の形態に係る入力装置の制御部15の動作を示すフローチャートである。制御部15は、タッチパネル12への入力が表示パネル11に表示された入力用オブジェクトに対する入力で、かつ、荷重検出部13により検出される押圧荷重が、当該入力を受け付ける所定の基準を満たしたのを検知すると(ステップS81)、その時点のタッチパネル12への入力を受け付けるとともに、振動部14を所定時間駆動して、タッチパネル12を所定の振動振幅で超音波振動させる(ステップS82)。これにより、タッチパネル12を押圧している押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、タッチパネル12を押圧している押圧物に対して、浮揚力を発生させる。言い換えると、タッチパネル12を押圧している押圧物とタッチパネル12との間の摩擦力を低減させる。これにより、操作者に対し押下感を呈示して、その入力操作が完了したことを認識させる。
ここで、図8のステップS81で検知する所定の基準は、例えば、図1および図2のB点の荷重である。また、ステップS82で駆動する振動部14の駆動時間は、図2のB点からC点までの時間t1である。すなわち、タッチパネル12の超音波振動を開始させる荷重(押圧力)、超音波振動の振動振幅および振動時間については、表現したい押しボタンスイッチの押下時の荷重特性に応じて適宜設定すればよい。
このように、本実施の形態に係る入力装置は、タッチパネル12により入力用オブジェクトに対応する入力が行われ、荷重検出部13で検出されるタッチパネル12に加わる荷重が、タッチパネル12への入力を受け付ける所定値に達した時点で、振動部14を駆動してスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、振動部14を駆動して浮揚力を発生させる。言い換えると、振動部14を駆動して摩擦力を低減させる。これにより、操作者に対して押下感を呈示して、当該入力操作が完了したことを認識させる。したがって、操作者は、タッチパネル12を、押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を得ながら、入力操作を行うことができるので、違和感を覚えることがない。また、タッチパネル12を「押した」と言う意識との連動で入力操作を行うことができるので、単なる押圧による入力ミスも防止することができる。しかも、特許文献1におけるように、タッチパネルを表示パネルとともに移動させる必要がないので、構成を簡単にできるとともに、装置全体の小型化が可能となる。また、タッチパネルが移動することによるタッチパネルの押し下げ感ではなく、押しボタンスイッチのリアルな押下感を操作者に呈示することが可能となる。
(第2実施の形態)
押しボタンスイッチを操作した場合、押下時のみならず、リリース時においても、指に押しボタンスイッチから何らかの触感刺激が与えられる。そこで、本発明の第2実施の形態に係る入力装置は、第1実施の形態の場合よりも、より押しボタンスイッチに近い操作感(触感)を与えるように、リリース時に触感刺激を操作者に与える。これにより、押しボタンスイッチのリリース感を呈示する。
このため、本発明の第2実施の形態に係る入力装置は、第1実施の形態に係る入力装置において、タッチパネル12への押圧による入力を受け付けた後、タッチパネル12から指もしくはスタイラスペンの押圧物をリリースする過程で、荷重検出部13により検出される押圧荷重が所定の基準(第4の基準)を満たした際に、制御部15によりさらに振動部14の駆動を制御する。これにより、押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、押下物に対して浮揚力を発生させる。言い換えると、押圧物とタッチパネル12との間の摩擦力を低減させる。
図9は、本実施の形態に係る入力装置の動作を示すフローチャートである。すなわち、制御部15は、図8で説明したステップS81およびステップS82の処理を実行した後、荷重検出部13で検出される荷重が、減少しながら所定の基準(第4の基準)に達したのを検知すると(ステップS83)、振動部14を、所定時間駆動して、タッチパネル12を所定の振動振幅で超音波振動させる(ステップS84)。
ここで、図9のステップS83で検知する所定の基準は、例えば、図1および図3のE点の荷重とする。また、ステップS84で駆動する振動部14の駆動時間は、例えば、図3のE点からF点までの時間t2とする。なお、これらリリース時に超音波振動を開始させる荷重および振動部14の駆動時間、並びに、タッチパネル12の振動振幅は、表現したい押しボタンスイッチのリリース時の荷重特性に応じて適宜設定することができる。したがって、押圧時と同じに設定することも可能である。
このように、リリース時に、所定の荷重で押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させれば、つまり押圧物に対して浮揚力を発生させれば、言い換えれば、押圧物とタッチパネル12との間の摩擦力を低減させれば、押しボタンをリリースする際に、操作者に触感刺激を与え、押しボタンスイッチのリリース感を呈示することができる。したがって、本実施の形態に係る入力装置によれば、操作者に対して、押圧時の押下感と、リリース時のリリース感とを呈示することができるので、第1実施の形態の場合よりも、より押しボタンスイッチに近い操作感(触感)を与えることができる。
(第3実施の形態)
図10および図11は、本発明の第3実施の形態に係る入力装置を示すもので、図10は概略構成を示すブロック図、図11は正面図である。この入力装置は、例えば、携帯端末に実装されるもので、図10に示すように、押圧による入力を受け付ける入力部であるタッチパネル41と、タッチパネル41に対する入力位置を検出する位置検出部42と、位置検出部42で検出された入力位置に基づく情報を表示する表示パネル43と、タッチパネル41に対する押圧荷重を検出する荷重検出部44と、タッチパネル41を振動させる振動部45と、全体の動作を制御する制御部46とを有する。
タッチパネル41には、図11に示すように、予め印刷や貼り付け等により、テンキー等の複数の入力用オブジェクト41aが形成されている。各入力用オブジェクト41aは、隣接する複数の入力用オブジェクト41aに跨る押圧による誤入力を防止するため、入力を受け付ける有効押圧領域を、当該入力用オブジェクト41aの形成領域よりも狭く設定する。なお、図10において、荷重検出部44および振動部45は、図7に示した入力装置の場合と同様に、それぞれ歪みゲージセンサおよびランジュバン型の超音波振動子を用いて、タッチパネル41に対する押圧荷重を検出するとともに、タッチパネル41を振動可能に構成される。
本実施の形態に係る入力装置は、制御部46において、タッチパネル41への入力、および、荷重検出部44で検出される荷重を、それぞれ監視するとともに、位置検出部42で検出されるタッチパネル41に対する入力位置を監視する。そして、位置検出部42により入力用オブジェクトの有効押圧領域の入力位置が検出され、かつ、荷重検出部44により検出される押圧荷重が、タッチパネル41で検出された入力を受け付ける所定の基準(第1の基準)を満たした際に、振動部45によりタッチパネル41を振動させて、タッチパネル41を押圧している指もしくはスタイラスペンの押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、タッチパネル41を押圧している指もしくはスタイラスペンの押圧物に対して、浮揚力を発生させる。言い換えると、タッチパネル41を押圧している指もしくはスタイラスペンの押圧物とタッチパネル41との間の摩擦力を低減させる。また、制御部46は、タッチパネル41で検出された入力を受け付けることにより、表示パネル43に対して入力に応じた表示を行う。
このように、本実施の形態に係る入力装置は、タッチパネル41に形成された所望の入力用オブジェクト41aの有効押圧領域を押圧すると、その押圧荷重がタッチパネル41の入力を受け付ける所定値に達した時点で、第1実施の形態に係る入力装置の場合と同様に、振動部45を駆動してスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、振動部45を駆動して浮揚力を発生させる。言い換えると、振動部45を駆動して摩擦力を低減させる。これにより、操作者に対して押下感を呈示して、当該入力操作が完了したことを認識させる。したがって、操作者は、タッチパネル41を、押しボタンスイッチを操作した場合と同様の押下感を得ながら、入力操作を行うことができるので、違和感を覚えることがない。また、タッチパネル41を「押した」と言う意識との連動で入力操作が行われるので、単なる押圧による入力ミスも防止することができる。しかも、タッチパネル41は、振動可能に構成すればよく、タッチパネル41の全体を移動可能に構成する必要がないので、構成を簡単にできるとともに、装置全体の小型化が可能となる。
なお、第3実施の形態に係る入力装置は、タッチパネル41の押圧時において振動部45の駆動を制御するようしたが、タッチパネル41への入力の受け付け後、タッチパネル41から指やスタイラスペン等の押圧物をリリースする場合にも、押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させることができる。つまり、押圧物に対して浮揚力を発生させることができる。言い換えれば、押圧物とタッチパネル41との間の摩擦力を低減させることができる。これにより、操作者に触感刺激を与えて、押しボタンスイッチのリリース感を呈示することができる。この場合は、荷重検出部44で検出される荷重が、減少しながら所定の基準(第2の基準)に達したのを検知して、第2実施の形態で説明した入力装置と同様に、振動部45によりタッチパネル41を振動させてスクイーズ膜効果を作用させる。つまり、浮揚力を発生させる。言い換えると、摩擦力を低減させる。
以下、上記各実施の形態に係る入力装置において、タッチパネルの振動を開始させる荷重(押圧力)、振動振幅および振動時間の好適例について説明する。
例えば、市販の携帯端末に広く使用されているメタルドームスイッチは、本発明者らによる測定結果によると、端末の機種によるバラツキはあるものの、0.98N(100gf)以上の所定の荷重が加わると、急激に荷重が減少する荷重特性を有していることがわかった。そこで、本発明者らは、図6および図7に示した入力装置において、タッチパネル12の押圧が開始されて、荷重が0.98N程度の所定値に達した時点で、タッチパネル12を、振動周波数が28.2KHz、振動振幅が4μm以上、振動時間が16ms〜24msの範囲内で、超音波振動させる実験を行った。
その結果、メタルドームスイッチを操作した場合のような「押した」という押下感を呈示可能であることが確認できた。また、この場合、荷重が2N以下で超音波振動を開始すれば、操作者に適正な押下感を呈示可能であることも確認できた。なお、実験では、タッチパネル12から指をリリースする際にも、押下時と同じ条件で、振動部14を駆動した。この場合の評価結果を、図12〜図14に示す。なお、振動部14の駆動信号波形は、サイン波とした。
図12は、振動部14の駆動開始時点の荷重を0.98N、振動時間を20msとし、振動振幅を2.0μm〜6.0μmの間で可変した実験の評価結果を示す。ここで、被験者は、携帯端末の使用に慣れている20代の男性3人で、評価項目は、「押下感があるか」(実線)、および、「良い感触か」(破線)である。また、評価点は、「押下感があるか」の評価項目では、「感じない」が1点、「感じる」が3点、「強く感じる」が5点であり、「良い感触か」の評価項目では、「悪い」が1点、「不通」が3点、「良い」が5点で、それぞれ平均点を示した。
図12から明らかなように、振動振幅が4μm以上では、評価が高く、押下感を呈示でき、4μm未満では、評価が低く、十分な押下感を呈示できないことが判明した。これは、振動振幅が4μm未満では、十分なスクイーズ膜効果が発生しないため、押下感として感じることができないものと推定される。
図13は、振動部14の駆動開始時点の荷重を0.98N、振動振幅を4.0μmとし、振動時間を10ms〜40msの間で可変した実験の評価結果を示す。被験者、評価項目および評価点は、図12の場合と同じである。
図13から明らかなように、振動時間は、16ms〜24msの範囲で押下感が呈示できていると言える。この結果から、振動時間が16msよりも短いと、スクイーズ膜効果を発生させても、「力の急激な減少」を感じることができず、また、振動時間が24msよりも長いと、「力の急激な減少」の期間が長すぎて違和感を覚えるため、押下感とは感じにくいと考えられる。
図14は、振動部14の振動振幅を4.0μm、振動時間を20msとし、駆動開始時点の荷重を0.5N〜3.0Nの間で可変した実験の評価結果を示す。被験者、評価項目および評価点は、図12及び図13の場合と同じである。
図14から明らかなように、荷重検出部13で検出される荷重が2N以下で、振動部14の駆動を開始すれば、評価が高く、押下感を呈示できることがわかる。これに対し、2Nを超える荷重を検出して、振動部14の駆動を開始した場合は、押下感を殆ど呈示できないことがわかる。これは、荷重が2Nを超えると、タッチパネル12の面方向の力成分も大きくなるため、その状態でスクイーズ膜効果を発生させると、摩擦抵抗の減少による指のずれが大きくなって、違和感を覚えるためと考えられる。
なお、タッチパネル12の振動周波数については、28.2KHzの超音波に限らず、スクイーズ膜効果による浮揚力が発生可能な任意の周波数で同様の結果が得られることが確認できた。また、振動部14の駆動信号波形についても、サイン波に限らず、矩形波や鋸歯波等の任意の波形でも、タッチパネル12を振動できれば、同様の結果が得られることが確認できた。
以上の評価結果から、上記各実施の形態に係る入力装置を携帯端末に用いる場合は、タッチパネルに0.98N程度以上で2N以下の所定の荷重が加わった時点で、振動振幅4μm以上、振動時間16ms〜24msの範囲内で、タッチパネルを超音波振動させれば、操作者にメタルドームスイッチを操作した場合と同様の押下感を呈示可能であることがわかる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、荷重検出部は、任意の個数の歪みゲージセンサを用いて構成することができるとともに、タッチパネルの出力信号に基づいて荷重が検出できれば、歪みゲージセンサを用いることなく構成することができる。また、振動部は、任意の個数の振動子(圧電素子)を用いて構成することができるとともに、例えば、透明圧電素子をタッチパネルの操作面の全面に設けて構成することもできる。また、本発明における所定の基準は、それぞれ異なる基準であってもよいし、同じ基準であってもよい。例えば、第2実施の形態に係る所定の基準(第4の基準)を第1実施の形態に係る所定の基準(第3の基準)より低く設定してもよい。リリース時の所定の基準(第4の基準)を、押下時の所定基準(第3の基準)より低く設定することにより、押下感が押圧物に呈示された後に、必ずリリース感を呈示することができる。
また、本発明は、入力部が一つのスイッチとして機能する入力装置にも有効に適用することができる。さらに、本発明に係る入力装置は、入力部の押圧の途中で、異なる基準(荷重)で順次にスクイーズ膜効果を発生させて、2段階スイッチ(押し込んだ後、さらに押し込む)などの多段階スイッチの荷重特性を表現することもできる。これにより、例えば、カメラのレリーズボタンに適用した場合は、フォーカスロック(1段押し)とレリーズ(2段押し)とを行うことが可能となる。また、表示部と組み合わせた場合は、押し込みの段数に応じてメニュー画面等の表示を種々変更することが可能となる。さらに、このように、多段階スイッチの荷重特性を表現する場合は、各段階での入力部の振動振幅や振動時間を変更して、各段階において異なる押下感を呈示することも可能である。
また、本発明は、荷重検出部により検出される押圧荷重が、入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、振動部を駆動させるが、上記荷重検出部により検出される押圧荷重が入力を受け付ける所定の基準を満たした際とは、荷重検出部により検出される押圧荷重が入力を受け付ける所定値に達した際であってもよいし、荷重検出部により検出される押圧荷重が入力を受け付ける所定値を超えた際でもよいし、荷重検出部により入力を受け付ける所定値が検出された際でもよい。
11 表示パネル
12 タッチパネル
13 荷重検出部
14 振動部
15 制御部
21 筐体
21 液晶パネル
22 インシュレータ
23 アッパカバー
24 インシュレータ
31 歪みゲージセンサ
32 超音波振動子
41 タッチパネル
41a 入力用オブジェクト
42 位置検出部
43 表示パネル
44 荷重検出部
45 振動部
46 制御部

Claims (6)

  1. 押圧による入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力部を振動させる振動部と、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対して浮揚力を発生させるように前記振動部の駆動を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 押圧による入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力部を振動させる振動部と、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させるように前記振動部の駆動を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  3. 押圧による入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力部を振動させる振動部と、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物と前記入力部との間の摩擦力を低減させるように前記振動部の駆動を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  4. 押圧による入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力部を振動させる振動部と、を有する入力装置の制御方法であって、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対して浮揚力を発生させるように前記振動部の駆動を制御する、
    ことを特徴とする入力装置の制御方法。
  5. 押圧による入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力部を振動させる振動部と、を有する入力装置の制御方法であって、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物に対してスクイーズ膜効果を作用させるように前記振動部の駆動を制御する、
    ことを特徴とする入力装置の制御方法。
  6. 押圧による入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部に対する押圧荷重を検出する荷重検出部と、
    前記入力部を振動させる振動部と、を有する入力装置の制御方法であって、
    前記荷重検出部により検出される押圧荷重が、前記入力部への入力を受け付ける所定の基準を満たした際に、前記入力部を押圧している押圧物と前記入力部との間の摩擦力を低減させるように前記振動部の駆動を制御する、
    ことを特徴とする入力装置の制御方法。
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