JP2016176585A - トルクリミッタ装置及びギヤユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成でありながら、ギヤの傾きやブレを有効に抑制できるトルクリミッタ装置及びギヤユニットを提供する。
【解決手段】軸線方向に離れた近接部位としての、第1小径部40cと第1基準内周部36aとの隙間が40μm以下であり、フランジ部40aと第2基準内周部36cとの隙間が55μm以下であるから、通常のトルク伝達時に、第1ギヤ36とユニット軸40との間のがたつきを抑制できる。一方、例え低温環境下で各部が収縮した場合でも隙間が負とならないよう、第1小径部40cと第1基準内周部36aとの隙間が15μm以上であり、フランジ部40aと第2基準内周部36cとの隙間が30μm以上であるから、クラッチ機能を発揮したときに、第1ギヤ36とユニット軸40とがスムーズに相対回転するようになっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、トルクリミッタ装置及びギヤユニットに関し、特にレンズ鏡胴に設けられると好ましいトルクリミッタ装置及びギヤユニットに関する。
例えばデジタルスチルカメラ等に用いられるレンズ鏡胴は、一般的に複数のレンズ群をそれぞれ保持する固定筒や回転筒など複数の筒部材からなり、これら複数の筒部材は、それぞれがカム結合等によって互いに連結された状態となっている。更に、一部の筒部材をモータの動力で回転させることで、筒部材が光軸方向に適宜相対移動し、ズーム動作(変倍動作)等を実現するようになっている。
ここで、モータの動力を減速して伝達するためにギヤ列を持つギヤユニットが、レンズ鏡胴に設けられている。しかるに、レンズ鏡胴を取り付けたデジタルスチルカメラ等を落下させたときなど、大きな衝撃力が発生し、これによりギヤユニットにも過大なトルクが生じて各部の破損を招く恐れがある。そこで、ギヤユニットにも過大なトルクが生じた場合に動力伝達を遮断して、破損等を防止するトルクリミッタ装置が設けられている。
特許文献1には、通常の駆動時は軸とクラッチバネが一体で動いているものの、落下のような衝撃が加わった際には、軸に対してクラッチバネが滑り、軸とクラッチバネが空回りすることで、各ギヤへの力の伝達を防止し、ギヤの破損・駆動源のモータ等への負荷を防止・軽減させることができるトルクリミッタ装置が開示されている。
特開2006−145706号公報
ところで、特許文献1のトルクリミッタ装置において、軸とクラッチバネが滑った際に、ギヤと軸とをスムーズに相対回転させるため、ギヤと軸間にある程度の隙間を持たせる必要があるが、その結果として隙間に応じたガタツキが不可避的に生じている。これに対し、従来技術のトルクリミッタ装置は、ギヤで軸を囲むようにし、ギヤと軸との隙間を極力小さくすることでガタツキを抑制するようにしている。しかし、軸のごく一部をギヤによって囲む形状となっているため、ガタツキを抑制するには十分な効果がなく、ギヤがブレやすいため駆動トルクの伝達ロスや異音等が生じ、またブレたギヤが他部品に衝突し、破損もしくは駆動に悪影響を与える恐れがあるという問題がある。一方、ガタツキの低減のために、ギヤの一部に、ギアユニットのケースとの隙間が極力小さくなる領域を設けるということもある程度の効果は望めるが、ギヤとケースとの間には、接触による異音や動作不良を回避するために、部品のばらつきを考慮しても接触しないような大きなクリアランスを設ける必要があるため、ガタツキ抑制の効果には限界があり、十分な効果を得るには至っていない。
本発明は、上述の課題を解決することを目的としたものであり、簡素な構成でありながら、ギヤの傾きやブレを有効に抑制できるトルクリミッタ装置及びギヤユニットを提供することを目的とする。
請求項1に記載のトルクリミッタ装置は、中空のギヤと,前記ギヤ内に配置された軸と、前記ギヤと前記軸との間に配置されたコイルバネを備えたクラッチ機構とを有し、前記ギヤと前記軸との間で所定範囲内のトルクが伝達されたときは、前記クラッチ機構が前記ギヤと前記軸とをトルク伝達可能に連結し、前記ギヤと前記軸との間で所定範囲を超えるトルクが伝達されたときは、前記クラッチ機構が前記ギヤと前記軸との間に相対回転を生じさせるトルクリミッタ装置において、
前記ギヤと前記軸との間に、軸線方向に離れて2カ所の近接部位を設けていることを特徴とする。
本発明によれば、前記ギヤと前記軸との間に、軸線方向に離れて2カ所の近接部位を設けたので、前記ギヤの傾きは最大でも前記近接部位が当接するまでとなり、これにより前記ギヤのブレを抑制することができる。「近接部位」とは、互いに対向する前記ギヤと前記軸とで構成され、その隙間が常温時(20℃)に10〜60μm程度である部位であって、それ以外の部位よりも隙間が小さいものをいう。
請求項2に記載のトルクリミッタ装置は、請求項1に記載の発明において、前記軸は、前記コイルバネに隣接して軸線直交方向に延在する延在部を有し、前記近接部位の一方は、前記延在部と、それに対向する前記ギヤの部位とで形成されることを特徴とする。
前記延在部を設けることで、前記軸部の周囲に取り付けた前記コイルバネの脱落を回避できる。尚、前記延在部と、それに対向する前記ギヤの部位との間隔は、常温時(20℃)に30〜55μmであると好ましい。更に、前記近接部位の他方は、前記軸における前記延在部よりも小径の部位と、それに対向する前記ギヤの部位とで形成されることが好ましく、その間隔は、常温時(20℃)に15〜40μmであると好ましい。
請求項3に記載のトルクリミッタ装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記近接部位は、前記コイルバネを挟んで軸線方向両側に設けられていることを特徴とする。
これにより2つの前記近接部位のスパンを広げることが出来、前記ギヤの傾きを効果的に抑制できる。
請求項4に記載のトルクリミッタ装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記軸は、前記ギヤとは異なるギヤに対して一体的に回転するように連結されていることを特徴とする。
これにより前記軸を介してトルクの伝達が可能になる。
請求項5に記載のトルクリミッタ装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記軸を支持するケースに対向するようにして、前記ギヤの端面において軸線から離れた位置に突起を設けたことを特徴とすることを特徴とする。
前記ケースに前記突起を当接させることで、前記ギヤの傾きを更に抑制できる。
請求項6に記載のギヤユニットは、請求項1〜5のいずれかに記載のトルクリミッタ装置を内蔵したことを特徴とする。
本発明によれば、簡素な構成でありながら、ギヤの傾きやブレを有効に抑制できるトルクリミッタ装置及びギヤユニットを提供することができる。
本実施の形態に係るレンズ鏡胴を備えた撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラの外観図である。 デジタルスチルカメラ1に取り付けられる本実施の形態にかかるレンズ鏡胴20の斜視図である。 駆動ユニットDUを拡大して示す図である。 駆動ユニットDUのケースを取り外して開放側から見た図である。 図4の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。 ギヤユニットGUの斜視図である。 ギヤユニットGUの断面図である。 ユニット軸の斜視図である。 変形例にかかるユニット軸40’の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係るレンズ鏡胴を備えた撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラの外観図である。図1(a)は、デジタルスチルカメラ1の前面図であり、図1(b)は背面図である。
図1に示す様に、デジタルスチルカメラ1は、レンズ鏡胴と撮像素子を有する撮像部2、及び、カメラ本体部3よりなる。
撮像部2は、ズーム動作可能なレンズ鏡胴20及びCCD等の固体撮像素子(不図示)からなり、レンズ鏡胴20を介して結像された被写体像を固体撮像素子で画像信号に変換できる。
カメラ本体部3は、LCD(Liquid Crystal Display;液晶表示素子)からなるLCD表示部6、EVF(Electronic View Finder;電子ビューファインダ)7、デジタルスチルカメラ1を図示しないパーソナルコンピュータに接続する外部接続端子を有しており、撮像部2で取り込まれた画像信号に所定の信号処理を施し、LCD表示部6やEVF7への画像表示、不図示のメモリカードなどの記録媒体への画像記録、あるいはパーソナルコンピュータへの画像の転送といった処理を行う。
カメラ本体部3の前面には、上部適所にフラッシュ発光部4が設けられている。また、カメラ本体部3の背面には撮影画像の表示や記録画像の再生表示を行うLCD表示部6とEVF7が設けられている。
カメラ本体部3の上面には、シャッタボタン5と、シャッタボタン5の近くに「記録モード」と「再生モード」とを切換設定する、不図示の撮影モード切換スイッチが設けられている。記録モードは、撮影待機状態から露光制御のプロセスを経て撮影にいたる写真撮影を行うモードであり、再生モードは、メモリカードに記録された撮影画像をLCD表示部6やEVF7に再生表示するモードである。
カメラ本体部3の背面には、再生画像のコマ送りや、撮影時にズーム操作を行うための再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9が設けられている。再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9における再生画像のコマ送りとは、カメラを再生モードに設定しメモリカード13に記録された画像をコマ番号とともにLCD表示部6に順次表示する様にしたものである。なお、LCD表示部6への画像表示を昇順方向(撮影順の方向)若しくは降順方向(撮影順と逆の方向)に変更指示することも可能である。また、撮影時のズーム操作は、再生コマ送りスイッチ/ズームスイッチ9を操作することにより、ズームレンズである撮像光学系をテレ方向若しくはワイド方向に変倍させる。
さらに、カメラ本体部3の背面には、画像表示を行うためのLCD表示部6とEVF7とを選択するEVF切換スイッチ8が設けられている。
また、カメラ本体部3の底面内部には、デジタルスチルカメラ1の動作用電源としての電池(図示せず)が設けられている。
図2は、デジタルスチルカメラ1に取り付けられる本実施の形態にかかるレンズ鏡胴20の斜視図である。図2において、レンズ鏡胴20は、カメラ本体部3に取り付けられるベース部21と、ベース部21に取り付けられて、レンズ鏡胴20の各筒部材を光軸方向に駆動するための駆動ユニットDUを有している。
図3は、駆動ユニットDUを拡大して示す図である。図4は、駆動ユニットDUのケースを取り外して開放側から見た図である。図5は、図4の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。駆動ユニットDUは、ケース31に取り付けられたモータ32を有する。図4において、モータ32の回転軸32aにウォーム33が取り付けられている。ウォーム33は、図5に示す、ケース31に固定された軸34の周囲に回転自在に支持されたウォームホイール35に噛合している。ウォームホイール35は、ギヤユニットGUの第1ギヤ36に噛合している。ギヤユニットGUの第2ギヤ37は、不図示の軸に支持された第3ギヤ38に噛合している。第3ギヤ38と同軸に形成された第4ギヤ39が、レンズ鏡胴20の筒部材のギヤ部(不図示)に係合している。これにより、モータ32からのトルクを減速しつつ、レンズ鏡胴20に伝達することができる。
図6は、ギヤユニットGUの斜視図である。図7は、ギヤユニットGUの断面図である。図8は、ユニット軸の斜視図である。ギヤユニットGUは、中空の第1ギヤ36と、中空の第2ギヤ37と、両端をケース31(図5)に支持されてなり、第1ギヤ36と第2ギヤ37の内部を延在するユニット軸40と、第1ギヤ36とユニット軸40との間に設けられたコイルバネ41とから構成されている。
金属製のユニット軸40は、中央の円盤状フランジ部(延在部)40aと、フランジ部40aに隣接した大径部40bと、大径部40bに連結した第1小径部40cと、第1小径部40cに連結した第1支持部40dと、フランジ部40aを挟んで大径部40bとは反対側に形成された第2小径部40eと、第2小径部40eに連結した第2支持部40fとを同軸に形成してなる。ユニット軸40は、両端である第1支持部40dと第2支持部40fとをケース31(図5)に回転可能に支持されている。
第2小径部40eの外周の一部は、図8に示すように平行する2面でカットされたIカット部40gとなっている。一方、第2ギヤ37の内周には、Iカット部40gに対応した大径段差内周部37aと、第2支持部40fに対応した小径内周部37bとが形成されている。第2小径部40eと第2支持部40fとを第2ギヤ37に挿入することで、ユニット軸40と第2ギヤ37とは一体的に回転するようになっている。
図7において、第1ギヤ36の内周は、第1基準内周部36aと、第1基準内周部36aより大径の大径内周部36bと、大径内周部36bよりわずかに大径の第2基準内周部36cとを有する。第1ギヤ36内にユニット軸40を挿入したときに、第1基準内周部36aと第1小径部40c外周とが対向し、大径内周部36bと大径部40b外周とが対向し、第2基準内周部36cとフランジ部40a外周とが対向している。大径内周部36bと大径部40bとの間の空間内に、大径内周部36bを取り巻くようにしてコイルバネ41が配置されている。図6に示すように、コイルバネ41の一端41aは、第1ギヤ36の内周に形成された凹部36dに係合しており、図示していないが、コイルバネ41の他端も、同様に第1ギヤ36の内周に形成された凹部(36dと同様)に係合している。コイルバネ41の両端が第1ギヤ36に係合することで、両回転方向のトルクにも対応が可能である。ただし、両端係合に限定されるわけでなく、一端のみが係合する片側方向のトルクリミッタでもよい。通常、コイルバネ41自身の持つ締め付け力で大径内周部36bが締め付けられており、その摩擦力により第1ギヤ36とユニット軸40とは一体的に回転するようになっている。
本実施の形態では、径がφ3mmである第1小径部40cと第1基準内周部36aとの隙間は、常温で15〜40μmであり、径がφ7mmであるフランジ部40aと第2基準内周部36cとの隙間は常温で30〜55μmである。それ以外の第1ギヤ36とユニット軸40との間隔は、更に大きくなっている。ここで近接部位は、第1基準内周部36aと第1小径部40c、及び第2基準内周部36cとフランジ部40aとで構成する。又、第1ギヤ36とユニット軸40とコイルバネ41とでクラッチ機構を構成する。
第1ギヤ36のケース31側の端面には、第1基準内周部36aの周囲において、環状に突出した突起36eが形成されており、また第2ギヤ37のケース31側の端面には、小径内周部37bの周囲において、環状に突出した突起37cが形成されている。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図1において、ユーザーがズームスイッチ9を操作した場合、モータ32に給電されることで回転軸32aが回転し、これにより通常(所定範囲内)のトルクがギヤユニットGUを介して伝達され、所望のズーム操作を行うことができる。一方、デジタルスチルカメラ1を落下させた場合など、衝撃力がレンズ鏡胴20に付与されたとき、モータ32から第4ギヤ39までの動力伝達経路中に、過大な(所定範囲を超えた)トルクが生じることがある。かかる場合、コイルバネ41が大径内周部36bに対して巻き緩むことで摩擦力が低下し、クラッチ機能を発揮することで、第1ギヤ36とユニット軸40とが相対回転することが許容され、これにより部品の変形、破損などを抑制できる。
ここで、軸線方向に離れた近接部位としての、第1小径部40cと第1基準内周部36aとの隙間が40μm以下であり、フランジ部40aと第2基準内周部36cとの隙間が55μm以下であるから、通常のトルク伝達時に、第1ギヤ36とユニット軸40との間のがたつきを抑制できる。一方、例え低温環境下で各部が収縮した場合でも隙間が負とならないよう、第1小径部40cと第1基準内周部36aとの隙間が15μm以上であり、フランジ部40aと第2基準内周部36cとの隙間が30μm以上であるから、低温環境下でも詰りが生じることなく、クラッチ機能を発揮したときに、第1ギヤ36とユニット軸40とがスムーズに相対回転するようになっている。第1小径部40cと第1基準内周部36aとの隙間より、フランジ部40aと第2基準内周部36cとの隙間を大きくしているのは、隙間を形成する部位の径寸法の大きさによって収縮率が異なってくるからであり、具体的には径が大きい近接部位ほど、より収縮するので隙間を大きくとっている。なお、記載の寸法は、一例であり、隙間を形成する部品の径寸法や、部品の収縮率によってその値は変化する。
更に、本実施の形態では、第1ギヤ36のケース31側端面に突起36eを形成しているので、ユニット軸40が傾いたときに、突起36eに対向するケース31の台部31a(図5参照)に接することで、傾き量を制限している。同様に、第2ギヤ37のケース31側端面に突起37cが形成しているので、ユニット軸40が傾いたときに、突起37cに対向するケース31の台部31b(図5参照)に接することで、傾き量を制限している。
図9は、変形例にかかるユニット軸40’の斜視図である。本変形例では、上述の実施の形態のユニット軸に対して、フランジ部の代わりに、周方向に等間隔に配置され軸線直交方向に延在する板状の3本の延在部40a’を設けている点が異なる。本変形例でも、延在部40a’と第2基準内周部36cとの隙間は常温で30〜55μmである。それ以外の構成は、上述した実施の形態と同様である。なお、3本以上の延在部があるとユニット軸40’の位置が決まるため、この観点から3本に限定せず3本以上の延在部としてもよい。
本発明は、明細書に記載の実施例に限定されるものではなく、他の実施例・変形例を含むことは、本明細書に記載された実施例や思想から本分野の当業者にとって明らかである。明細書の記載及び実施例は、あくまでも例証を目的としており、本発明の範囲は後述するクレームによって示されている。
1 デジタルスチルカメラ
2 撮像部
3 カメラ本体部
4 フラッシュ発光部
5 シャッタボタン
6 表示部
8 切換スイッチ
9 ズームスイッチ
13 メモリカード
20 レンズ鏡胴
21 ベース部
31 ケース
31a 台部
31b 台部
32 モータ
32a 回転軸
33 ウォーム
34 軸
35 ウォームホイール
36 第1ギヤ
36a 第1基準内周部
36b 大径内周部
36c 第2基準内周部
36d 凹部
36e 突起
37 第2ギヤ
37a 大径段差内周部
37b 小径内周部
37c 突起
38 第3ギヤ
39 第4ギヤ
40、40’ ユニット軸
40a フランジ部
40a’ 延在部
40a フランジ部
40b 大径部
40c 第1小径部
40d 第1支持部
40e 第2小径部
40f 第2支持部
40g Iカット部
41 コイルバネ
DU 駆動ユニット
GU ギヤユニット

Claims (6)

  1. 中空のギヤと,前記ギヤ内に配置された軸と、前記ギヤと前記軸との間に配置されたコイルバネを備えたクラッチ機構とを有し、前記ギヤと前記軸との間で所定範囲内のトルクが伝達されたときは、前記クラッチ機構が前記ギヤと前記軸とをトルク伝達可能に連結し、前記ギヤと前記軸との間で所定範囲を超えるトルクが伝達されたときは、前記クラッチ機構が前記ギヤと前記軸との間に相対回転を生じさせるトルクリミッタ装置において、
    前記ギヤと前記軸との間に、軸線方向に離れて2カ所の近接部位を設けていることを特徴とするトルクリミッタ装置。
  2. 前記軸は、前記コイルバネに隣接して軸線直交方向に延在する延在部を有し、前記近接部位の一方は、前記延在部と、それに対向する前記ギヤの部位とで形成されることを特徴とする請求項1に記載のトルクリミッタ装置。
  3. 前記近接部位は、前記コイルバネを挟んで軸線方向両側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトルクリミッタ装置。
  4. 前記軸は、前記ギヤとは異なるギヤに対して一体的に回転するように連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトルクリミッタ装置。
  5. 前記軸を支持するケースに対向するようにして、前記ギヤの端面において軸線から離れた位置に突起を設けたことを特徴とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトルクリミッタ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のトルクリミッタ装置を内蔵したことを特徴とするギヤユニット。
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