JP2016176222A - 回動補助装置 - Google Patents

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Takeshi Suzuki
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Abstract

【課題】回動部材の回動によっても部品が外部に露出することがなく、見栄えを向上させることができ、部品点数を少なくして構造を簡単とした回動補助装置を提供する。
【解決手段】回転しない巻き取り部22を有する固定部材2と、固定部材2に上下方向に回動可能に一端部が連結された回動部材5と、巻き取り部22に一端部が連結された状態で回動部材5の内部に引き込まれ、回動部材5の上下方向への回動によって巻き取り部22の外周面への巻き取り量が変化する長尺部材6と、長尺部材6の他端部が連結された状態で回動部材5の内部に取り付けられ、巻き取り部22への長尺部材6の巻き取り量の変化によって荷重特性が変化する弾性部材7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車場のゲート、複写機の蓋等の開閉動作する相手部材の上下方向への回動を補助する回動補助装置に関する。
上下方向に回動することによって開閉作動するゲート等の部材は、上下方向への回動時に自重よるモーメントが作用するため、開閉の際の回動操作に負担がかかって回動させにくい問題がある。このため、回動をアシストする回動補助装置が開発されている。
特許文献1には、門扉や遮断機等に用いられる従来の回動補助装置が開示されている。この回動補助装置は、門扉等の相手部材に取り付けられる回動部材(揺動腕)と、回動部材を回動可能に支持する支柱等の固定部材とを有しており、回動部材の内部にばねからなる弾性部材を配置し、回動部材の回動中心にリンクを連結し、このリンクを弾性部材に連結した構造となっている。この構造では、回動部材を上下方向に回動させると、リンクが弾性部材を伸縮させるため、弾性部材の荷重変化によりトルクが変化して相手部材を上下方向に回動させる際の操作性を向上させるようになっている。
特開平7−4164号公報
しかしながら、従来の回動補助装置は、回動部材の回転中心位置と弾性部材に連結されるリンクの回転中心位置とが異なっているため、回動部材を回動操作するとリンクが回動部材の外部に露出する。このため、見栄えが悪い問題を有している。又、部品点数が多く、構造が複雑であり、組み立てが面倒である問題も有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、回動部材の回動によっても部品が外部に露出することがなく、見栄えを向上させることができ、部品点数を少なくして構造を簡単とした回動補助装置を提供することを目的とする。
本発明の回動補助装置は、回転しない巻き取り部を有する固定部材と、前記固定部材に上下方向に回動可能に一端部が連結された回動部材と、前記巻き取り部に一端部が連結された状態で前記回動部材の内部に引き込まれ、前記回動部材の上下方向への回動によって前記巻き取り部の外周面への巻き取り量が変化する長尺部材と、前記長尺部材の他端部が連結された状態で前記回動部材の内部に取り付けられ、前記巻き取り部への前記長尺部材の巻き取り量の変化によって荷重特性が変化する弾性部材と、を備えていることを特徴とする。
この場合、前記弾性部材が取り付けられる弾性体支持ブラケットをさらに有し、前記弾性体支持ブラケットは前記弾性部材の初期荷重の調整が可能なように前記回動部材に位置調整可能に取り付けられていることが好ましい。
又、前記巻き取り部は外形が円又は楕円に形成されていることが好ましい。
又、前記弾性部材は圧縮ばね又は引っ張りばねであることが好ましい。
本発明によれば、回動部材の上下方向への回動によって長尺部材の巻き取り部への巻き取り量が変化し、この変化によって弾性部材の荷重が変化するため、回動部材の回動操作を向上させることができる。又、長尺部材及び弾性部材が回動部材の内部に設けられており、回動部材の回動があってもこれらが外部に露出しないため、見栄えを向上させることができる。又、長尺部材と弾性部材とを機能部品として備えるだけであるため、部品点数が少なく、構造を簡単とすることができる。
本発明の第1実施形態の回動補助装置を示す正面図である。 図1の平面図である。 図1の側面図である。 第1実施形態の回動補助装置の動作を示す正面図である。 第1実施形態の回動補助装置のトルク−モーメント特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態の回動補助装置を示す正面図である。 第2実施形態のトルク−モーメント特性を示すグラフである。 本発明の第3実施形態の回動補助装置を示す正面図である。 第3実施形態のトルク−モーメント特性を示すグラフである。 本発明の第4実施形態の回動補助装置を示す正面図である。 本発明の第5実施形態の回動補助装置を示す正面図である。 図11の平面図である。
以下、本発明を図示する実施形態により具体的に説明する。なお、各実施形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
(第1実施形態)
図1〜図5は、本発明の第1実施形態の回動補助装置1を示す。回動補助装置1は固定部材2と、回動部材5と、長尺部材6と、弾性部材7とを備えている。本発明は、回動部材5が駐車場のゲート、複写機の蓋等の相手部材8に取り付けられることにより、相手部材8を開閉させるための回動操作性に寄与するものである。この場合、相手部材8が平板等の板状形状であるとき、回動補助部材1は板状の相手部材8の左右両側に配置されることが好ましい。
図1及び図2に示すように、固定部材2は相手部材8が取り付けられる支柱、複写機本体等の支持部材9に固定される固定ブラケット21と、固定ブラケット21に回転しないように固定された巻き取り部としての巻き取り部材22とを備えている。巻き取り部材22は固定ブラケット21への固定状態で外周面25に対して長尺部材6が巻き取り及び引き出しされる。これにより巻き取り部材22への長尺部材6の巻き取り量が変化する。この実施形態では、固定ブラケット21及び巻き取り部材22が別部品となっており、巻き取り部材22が回転しないように固定ブラケット21に組み付けられるが、固定ブラケット21及び巻き取り部材22を一体に形成しても良く、この方が部品点数を少なくすることができる。
巻き取り部材22は外形が半径Rとなっている円板状に形成され、長尺部材6は半径Rの円形の外周面25に巻き付けられる。外周面25には、V溝等の溝部23が形成されており、長尺部材6は溝部23内に入り込んで巻き取り部材22に巻き付けられる。
回動部材5はL字形に屈曲された横長形状の本体部51と、本体部51の長さ方向の一端(図1及び図2における左端)から下方に連設された弧状ブラケットとなっている連結片部52とが一体に形成されている(図1及び図3参照)。連結片部52は回動部材5の一端部を構成するものであり、一端部としての連結片部52は固定ブラケット21に回動可能に連結され、これにより回動部材5の全体が固定ブラケット21を中心に上下方向に回動する。回動部材5の本体部51は相手部材8への挿入等によって相手部材8に取り付けられており、回動部材5が回動することにより相手部材8が上下方向に回動し、この上下方向への回動によって相手部材8が開閉動作する。図4における実線位置が相手部材8の全開状態、鎖線位置が相手部材8の全閉状態であり、相手部材8(すなわち回動部材5)はこの間で上下方向に回動する。
この実施形態において、回動部材5の一端部である連結片部52は、円形の巻き取り部材22の中心部分で固定ブラケット21に連結される。図3における符号53は回動部材5の回転中心となるピン等からなる回転軸である。
長尺部材6はロープ、ワイヤ、チェーン等が用いられる。長尺部材6は長さ方向の一端部61が巻き取り部としての巻き取り部材22に固定される。この固定はねじ62をねじ込んで一端部61を巻き取り部材22の溝部23に固定することにより行うことができるが、ピン等への巻き付け、接着、溶着等の他の手段によって行っても良い。長尺部材6は巻き取り部材22に固定された一端部61から巻き取り部材22の外周面25に沿って巻き付けられた後、伸長状態のままで回動部材5の内部に引き込まれる。回動部材5内に引き込まれた長尺部材6は弾性部材7の内部を挿通した後、弾性部材7の自由端(図1及び図2における右端)に取り付けられた係止プレート64に挿通端となる他端部63が係止される。かかる長尺部材6は図4に示すように、回動部材5の回動に伴って巻き取り部材22への巻き取り量が変化する。
弾性部材7は回動部材5の本体部51の内部に取り付けられる。この実施形態において、弾性部材7は圧縮ばねが用いられている。圧縮ばねからなる弾性部材7は回動部材5の本体部51の長さ方向に沿って配置される。弾性部材7には長尺部材6の係止プレート64が取り付けられ、この係止プレート64に長尺部材6の他端部63が係止されている。このため、長尺部材7の巻き取り部材22への巻き取り量が変化すると、弾性部材7が伸縮し、この伸縮によって弾性部材7の荷重が変化し、この荷重と巻き取り部材22の半径Rとによってトルクが変化する。ここで、弾性部材7は弾性部材支持ブラケット10の長さ方向に沿って取り付けられ、弾性部材支持ブラケット10を介して回動部材5の本体部51の内部に取り付けられる。
弾性部材支持ブラケット10は弾性部材7を収容可能な長さに形成されており、弾性部材7を収容する収容部11と、収容部11の長さ方向の両端部の板状の固定片部12とによって形成されている。弾性部材7は一端部(図1及び図2における左端部)が弾性用支持ブラケット10の本体部11に当接した状態となっている。固定片部12には、調整長孔13が形成されており、この調整長孔13に固定ねじ14を回動部材5の本体部51にねじ込むことにより弾性用支持ブラケット10が回動部材5に固定される。さらに、図1及び図2に示すように、弾性部材支持ブラケット10と回動部材5の本体部51との間には、調整ねじ15が掛け渡されており、固定ねじ14を弛めた状態で調整ねじ15を正逆方向に回転させることにより弾性部材支持ブラケット10の回動部材5に対する長さ方向位置を調整することができる。この位置調整によって弾性部材7の初期長さが調整されるため、弾性部材7の初期荷重の調整が可能となっている。
次に、この実施形態の回動補助装置1の動作を図4により説明する。図4の実線は相手部材8が全閉した状態であり、回動部材5は水平状態となっている。この状態から相手部材8を図4の反時計方向である上方向(開方向)に回動させると、回動部材5が回転軸53を中心にして同方向に回動し、この回動によって、長尺部材6は巻き取り部材22への巻き取り量が変化する。この場合には、長尺部材6は巻き取り部材22の外周面25の接線方向への巻き取り量が減少するため、弾性部材7が伸びるように動作し、弾性部材7の荷重が減少する。このような作動では、弾性部材7の負荷荷重と長尺部材6を巻き取る半径によって相手部材8を持ち上げるトルクが発生するため、相手部材8を軽い力で上方向(開方向)に回動操作することができる。
一方、鎖線で示す全開状態(垂直状態)から相手部材8を時計方向である下方向(閉方向)に回動させる場合には、回動部材5が同方向に回動して巻き取り部材22への長尺部材6の巻き取り量が増大して長尺部材6が弾性部材7を圧縮させる。このため弾性部材7の荷重が増大して下方向への回動の抵抗となる。このため相手部材8を下方向へ軽い操作力で回動させることができる。
図5はこの実施形態における相手部材8の回動に伴って変化するモーメントMと、伸縮によって変化する弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径RとによるトルクTとの関係を示すグラフであり、横軸に相手部材8(回動部材5)の回動角度、縦軸にトルクをプロットしてある。相手部材8の全開状態(角度0°)では、相手部材8のモーメントM及び弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径RとによるトルクTが大きいため、相手部材8は安定した全開状態を維持することができる。この全開状態から相手部材8を上方向(閉方向)に回動させると、上述したモーメントM及びトルクTが徐々に小さくなるため、相手部材8を軽く回動させることができる。又、反対方向である閉状態(90°)から開状態(0°)への回動では、相手部材8のモーメントMが大きくなるが、弾性部材7の荷重が高くなって弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径Rとによるトルクが大きくなるため、相手部材8を軽い操作力で回動させることができる。このように相手部材8の全開状態(角度0°)から全閉状態(角度90°)の間において、回動角度による相手部材8(回動部材5)のモーメントMに対して弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径RとによるトルクTが作用するため、操作性が向上する。かかる特性は巻き取り部材22(巻き取り部)の巻き取り径、弾性部材7の長さやばね特性を変化させることにより任意に調整することができる。
図5に示すように、この実施形態では、回動部材5の角度が90°〜0°の全域でモーメントMとトルクTとの差が小さくなるバランス(モーメントM≒トルクT)となっており、回動部材5を全域で軽い操作力で回動させることができる。又、角度80°〜0°の範囲では、モーメントM>トルクTとなるため、開方向への操作では回動部材5が自然落下する下り勝手の回動状態となり、閉方向への操作では軽い操作力による回動が可能となる。又、80°〜−80°の範囲では、モーメントM<トルクTとなるため、跳ね上げ回動する上り勝手となり、開方向への自然回動を抑制することができる。
このような実施形態では、回動部材5の上下方向への回動によって長尺部材6の巻き取り部材22(巻き取り部)への巻き取り量が変化し、この変化によって弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径Rとによるトルクが変化するため、回動部材5が取り付けられる相手部材8の回動操作を向上させることができる。又、長尺部材6及び弾性部材7が回動部材5の内部に設けられており、回動部材5の回動があってもこれらが外部に露出しないため、見栄えを向上させることができる。さらに、機能部品として長尺部材6と弾性部材7と巻き取り部材22とを備えるだけであるため、部品点数が少なく、構造を簡単とすることができる。
(第2実施形態)
図6及び図7は、本発明の第2実施形態の回動補助装置1Aを示す。この実施形態の回動補助装置1Aは、第1実施形態の回動補助装置1における巻き取り部(巻き取り部材22)を変更し、他の部材は第1実施形態と同様となっている。
回動補助装置1Aにおける巻き取り部材22(巻き取り部)は固定部材2を構成するものであり、固定ブラケット21に回転しないように固定される。図6に示すように、この巻き取り部材22の外形は横軸が縦軸よりも長くなっている楕円形状に形成されており、楕円形状の外周面25に長尺部材6が巻き取られる。巻き取り部材22が楕円形状となっていることにより、横軸の径R1が縦軸の径R2よりも大きくなる(R1>R2)。これに応じて、長尺部材6の巻き取り径が変化する。このため、図7に示すように回動部材5(相手部材8)の上下方向への回動の際の特性を変化させることができる。これにより所望の特性にマッチさせることができる。
この実施形態では、巻き取り部材22が縦横方向の半径が異なった楕円形状(横軸径R1>縦軸径R2)となっているため、巻き取り部材22の半径と弾性部材7の荷重とによるトルクが非線形に変化する特性を有している。この非線形特性を利用して第1実施形態よりもモーメントMとトルクTとの差がさらに小さくなるバランス状態を高めることができる。具体的には図7に示すように、モーメントMとトルクTの大小関係の変曲点が角度50°となっており、角度50°〜0°の範囲では、モーメントM>トルクTとなるため、回動部材5の開方向操作では自然落下する下り勝手の回動状態となり、閉方向操作では軽い操作力で回動させることができ、角度90°〜50°の範囲では、モーメントM<トルクTとなるため、回動部材5が跳ね上げ回動する上り勝手となり、閉方向への回動操作力の軽減と開方向への自然回動を抑制することができる。
(第3実施形態)
図8及び図9は、本発明の第3実施形態の回動補助装置1Bを示す。図8に示すように、この実施形態の回動補助装置1Bにおいては、長尺部材6が巻き取られる巻き取り部(巻き取り部材22)は、横軸R1が縦軸R2よりも短くなっている外形の楕円形状に形成されている(R1<R2)。これに応じて、長尺部材6の巻き取り径が変化し、図9に示すように回動部材5(相手部材8)の上下方向への回動の際の特性を変化させることができ、所望の特性にマッチさせることができる。
この実施形態では、巻き取り部材22が縦横方向の半径が異なった楕円形状(横軸径R1<縦軸径R2)となっているため、第2実施形態とは異なった非線形のトルク特性を有している。すなわち、図9に示すように、回動部材5の角度が80°〜0°の範囲では、モーメントMとトルクTとの差が大きくなってなっており(モーメントM>トルクT)、回動部材5の開方向操作での自然落下する下り勝手の回動状態をより顕著にすることができる。
以上の第1実施形態〜第3実施形態で示すように、巻き取り部材22の半径を変化させることにより要求される仕様に応じた回動特性を自由に設定することができる。
(第4実施形態)
図10は、本発明の第4実施形態の回動補助装置1Cを示す。回動補助装置1Cにおいては、第1実施形態と同様に、外形が円形の巻き取り部材22(巻き取り部)が固定ブラケット21に回転しないように固定される。符号24は巻き取り部材22が固定ブラケット21に取り付けられる取付中心である。これに対し、回動部材5の回転軸53は、巻き取り部材22の取付中心24とずれた位置となっており、回動部材5は巻き取り部材22の取付中心24と位置ずれした状態で回動する。このような構造においても、回動部材5の上下方向への回動によって長尺部材6の巻き取り部材22への巻き取り量が変化するため、弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径とによるトルクを変化させることができる。これにより回動部材5(相手部材8)の回動操作を向上させることができる。なお、この実施形態おいては、係止プレート64を端部(右端部)に有した連結ロッド65が弾性部材6の内部に挿通され、この連結ロッド65に長尺部材6の他端部63が連結された構造となっており、長尺部材6の長さの短縮化がなされている。
(第5実施形態)
図11及び図12は、本発明の第5実施形態の回動補助装置1Dの正面図及び平面図を示す。この実施形態では、長尺部材6が連結される弾性部材7として、引っ張りばねを用いるものである。
引っ張りばねからなる弾性部材7は、弾性部材支持ブラケット10の内部に取り付けられており、弾性部材支持ブラケット10を回動部材5に取り付けることにより弾性部材7が回動部材5の内部に取り付けられる。引っ張りばねからなる弾性部材7は一側(右側)のフック部71が弾性部材支持ブラケット10に係止され、他側(左側)のフック部72が長尺部材6の他端部63に係止される。これにより回動部材5の上下方向への回動に伴い長尺部材6の巻き取り部材22への巻き取り動作が伝達され、長尺部材6の巻き取り量が変化することにより弾性部材7が伸縮し、これにより弾性部材7の荷重と巻き取り部材22の半径とによるトルクが変化する。
すなわち、回動部材5が水平状態となっている相手部材8の全開状態では、弾性部材7が伸長状態となっており、回動部材5が垂直状態となっている相手部材8の全閉状態では、弾性部材7が短縮状態となっており、これらの間では、長尺部材6の巻き取り部材22への巻き取り量の変化に伴って弾性部材7が伸縮するため、その荷重が変化する。これにより、第1実施形態と同様に、回動部材5(相手部材8)の上下方向の回動操作を向上させることができる。又、この実施形態においても、長尺部材6及び弾性部材7が回動部材5の内部に設けられており、回動部材5の回動があってもこれらが外部に露出しないため、見栄えを向上させることができ、機能部品として長尺部材6と弾性部材7とを備えるだけであるため、部品点数が少なく、構造を簡単とすることができる。
本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々変形が可能である。例えば、弾性部材7としては、ねじりばねを用いても良い。
1、1A、1B、1C、1D 回動補助装置
2 固定部材
5 回動部材
6 長尺部材
7 弾性部材
10 弾性部材支持ブラケット

Claims (4)

  1. 回転しない巻き取り部を有する固定部材と、
    前記固定部材に上下方向に回動可能に一端部が連結された回動部材と、
    前記巻き取り部に一端部が連結された状態で前記回動部材の内部に引き込まれ、前記回動部材の上下方向への回動によって前記巻き取り部の外周面への巻き取り量が変化する長尺部材と、
    前記長尺部材の他端部が連結された状態で前記回動部材の内部に取り付けられ、前記巻き取り部への前記長尺部材の巻き取り量の変化によって荷重特性が変化する弾性部材と、を備えていることを特徴とする回動補助装置。
  2. 請求項1記載の回動補助装置であって、
    前記弾性部材が取り付けられる弾性体支持ブラケットをさらに有し、前記弾性体支持ブラケットは前記弾性部材の初期荷重の調整が可能なように前記回動部材に位置調整可能に取り付けられていることを特徴とする回動補助装置。
  3. 請求項1又は2記載の回動補助装置であって、
    前記巻き取り部の外形が円又は楕円に形成されていることを特徴とする回動補助装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の回動補助装置であって、
    前記弾性部材は圧縮ばね又は引っ張りばねであることを特徴とする回動補助装置。
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