JP2016174457A - 負荷保護回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 直流電源の逆接続時に負荷側の回路に電流が流れないようにすると共に、正接続時直流電源電圧が通常電圧から低い電圧に変化したとしても電流を流し続ける。【解決手段】 直流電源Bの正極B1と負荷Lの正極側電極L1にアノードが接続されたダイオードD1と、ダイオードD1のカソードに一端を接続された抵抗Rと、抵抗の他端にゲートが、直流電源Bの負極B2にドレインが、負荷Lの負極側電極L2にソースを接続された電界効果トランジスタQと、直流電源の負極と電界効果トランジスタのドレインの間にベースを、電界効果トランジスタのゲートとダイオードのカソードの間にコレクタを、負荷の負極側電極と電界効果トランジスタのソースの間にエミッタを接続されたトランジスタTと、前記直流電源の負極と前記電界効果トランジスタのドレインの接続点と前記ベースの間に接続された電源抵抗PRと、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、直流電源の電極を逆に接続されても負荷を保護するための負荷保護回路に関する。
従来から、バッテリーの電極を逆に接続されても、負荷(たとえば、車載用電子機器等)を保護するための保護回路は知られている。例えば、特許文献1は、直流電力で動作する負荷に逆極性電圧が印加されるのを防止するとともに、正常な極性で電圧が供給されているときは損失を低く抑えることを目的とした負荷保護回路を開示する。この負荷保護回路は、負荷に電圧を供給する正負一対の電力線のいずれか一方に、FETの入出力端子間に形成される半導体チャネルが挿入接続されており、FETの入力端子と出力端子との間には逆極性のダイオードが接続されている。そして、FETのゲート端子には、予め決められた極性の電圧が入力端子に印加されたときは半導体チャネルを通電状態とし、逆極性電圧が入力端子に印加されたときには半導体チャネルを遮断状態とする電圧が印加されるようにする。
また、特許文献2は、バッテリーの電極が逆接続された状態から電子機器を保護することを目的とした保護回路を開示する。この保護回路では、バッテリーの負極が接続されるべき電子機器のグランド端子と、この電子機器のグランドラインとの間に、基板がグランドラインに接続されるn型MOS電界効果トランジスタを接続する。また、この電子機器の電源端子とグランドラインとの間には、抵抗が直列接続され、これにより分圧された電圧がn型MOS電界効果トランジスタのゲートに印加される。この構成によれば、バッテリーが正しく接続された場合のみ、グランドラインとグランド端子とが電気的に接続され、この電子機器の電源が確立される。
そこで、本発明では、直流電源(バッテリー)を逆接続したときに負荷側の回路に電流が流れないようにすると共に、直流電源を正接続したとき、直流電源電圧が通常の電圧から低い電圧に変化したとしても電流を流し続けることができる負荷保護回路を提供する。
上記課題を解決するために、直流電源と負荷の間に設けられる負荷保護回路であって、直流電源の正極と負荷の正極側電極にアノードが接続されたダイオードと、そのダイオードのカソードに一端を接続された抵抗と、その抵抗の他端にゲートが接続され、直流電源の負極にドレインが接続され、負荷の負極側電極にソースを接続された電界効果トランジスタと、直流電源の負極と電界効果トランジスタのドレインの間にベースを接続され、電界効果トランジスタのゲートとダイオードのカソードの間にコレクタを接続され、負荷の負極側電極と電界効果トランジスタのソースの間にエミッタを接続されたトランジスタと、直流電源の負極と電界効果トランジスタのドレインの接続点とベースの間に接続された電源抵抗と、を備える負荷保護回路が提供される。
本発明によれば、直流電源を逆接続したときに負荷側の回路に電流が流れないようにすると共に、直流電源を正接続したとき、直流電源電圧が通常の電圧から低い電圧に変化したとしても電流を流し続けることができる負荷保護回路を提供できる。
以下では、図面を参照しながら、本発明に係る実施例について説明する。
<第一実施例>
図1を参照し、本実施例における負荷保護回路1を説明する。負荷保護回路1は、直流電源Bと負荷Lの間に設けられ、直流電源の正極と負極が逆接続された状態から負荷Lを保護する負荷保護回路である。負荷保護回路1は、直流電源Bの正極B1と負荷Lの正極側電極L1を接続する第1電力線LN1と、直流電源Bの負極B2と負荷Lの負極側電極L2を接続する第2電力線LN2を有する。
<第一実施例>
図1を参照し、本実施例における負荷保護回路1を説明する。負荷保護回路1は、直流電源Bと負荷Lの間に設けられ、直流電源の正極と負極が逆接続された状態から負荷Lを保護する負荷保護回路である。負荷保護回路1は、直流電源Bの正極B1と負荷Lの正極側電極L1を接続する第1電力線LN1と、直流電源Bの負極B2と負荷Lの負極側電極L2を接続する第2電力線LN2を有する。
負荷保護回路1は、第1電力線LN1にアノードが接続されたダイオードD1を備える。すなわち、ダイオードD1は、直流電源Bの正極B1と負荷Lの正極側電極L1にアノードが接続されている。また、負荷保護回路1は、ダイオードD1のカソードに一端を接続された抵抗Rと、抵抗Rの他端にカソードを接続され、第2電力線LN2にアノードを接続されたツェナーダイオードZとを備える。
すなわち、負荷保護回路1は、第1電力線LN1と第2電力線LN2の間に、ダイオードD1と抵抗RとツェナーダイオードZとの直列回路を備える。この直列回路は、後述する電界効果トランジスタQの動作を制御するため、抵抗RとツェナーダイオードZとの接続点の電圧(ツェナーダイオードの降伏電圧)を電界効果トランジスタQのゲートGに印加する。なお、抵抗Rとツェナーダイオードの降伏電圧は、分圧電圧が電界効果トランジスタQをオンにする値になるようにする。
また、負荷保護回路1は、上述した抵抗RとツェナーダイオードZとの接続点にゲートGを接続され、直流電源Bの負極B2にドレインDが接続され、負荷Lの負極側電極L2にソースSを接続された電界効果トランジスタQを備える。換言すれば、電界効果トランジスタQのゲートGは、抵抗Rの他端に接続されており、電界効果トランジスタQのドレインD−ソースS間に形成される半導体チャネルが第2電力線LN2上に挿入されている。
また、負荷保護回路1は、電界効果トランジスタQのソースSからドレインDの向きに、電界効果トランジスタQのドレインD−ソースS間に形成される半導体チャネルと並列に接続されたダイオードD2を備える。すなわち、ダイオードD2は、直流電源Bが正接続された場合に順方向(アノードが直流電源の正極に接続される方向)となるように接続されている。ダイオードD2は、電界効果トランジスタQに内蔵したものであってもよいし、内蔵されていない場合は、一般的なPN接合のダイオードをソースSからドレインDに向けて順方向となるように並列に接続してもよい。
また、負荷保護回路1は、直流電源Bの負極B2と電界効果トランジスタQのドレインDの間にベースBsを接続され、電界効果トランジスタQのゲートG(抵抗RとツェナーダイオードZとの接続点)と抵抗Rの他端の間にコレクタCを接続され、負荷Lの負極側電極L2と電界効果トランジスタQのソースSの間にエミッタEを接続されたトランジスタTを備える。そして、直流電源Bの負極B2と電界効果トランジスタQのドレインDの接続点とベースBsの間に、電源抵抗PRが設けられている。トランジスタTのベースBsとエミッタEの間に抵抗が存在しない場合、直流電源Bが逆接続された時に過電流が流れ破壊される。よって、電流制限のために電源抵抗PRが必要になる。なお、コレクタCの接続点は、抵抗RとダイオードD1の間であってもよいので、コレクタは、電界効果トランジスタQのゲートG(抵抗RとツェナーダイオードZとの接続点)とダイオードD1のカソードの間に接続されてもよい。
また、ツェナーダイオードZは、換言すれば、電界効果トランジスタQのソースSと負荷Lの負極側電極L2の間(エミッタEと第2電力線LN2の接続点)に一端を接続され、電界効果トランジスタQのゲートGと抵抗Rの他端の間に他端を接続されている。ここで、負荷とは電子機器内部の電源回路等の電子回路を含む。
図2は、負荷Lに直流電源Bを正接続した場合を説明するものである。直流電源Bが正接続された場合、負荷保護回路1では、ダイオードD2に順方向の電圧が印加される。ダイオードD2の順方向バイアス電圧は非常に小さく、直流電源Bの電圧は負荷Lに供給される。また、直流電源Bの電圧を抵抗RとツェナーダイオードZで分圧した分圧電圧が、電界効果トランジスタQの制御電圧としてゲートGに印加され、電界効果トランジスタQがオン状態になる。これにより、電界効果トランジスタQのドレインD−ソースS間の半導体チャネルは非常に小さな抵抗値になる。このため、ドレインD−ソースS間の電圧降下がほぼ0Vになり、負荷Lへは直流電源Bの電圧がほぼそのまま供給される。
図3は、負荷Lに直流電源Bを正接続した場合であって、直流電源Bがクランキング時など短時間低電圧になった場合を説明するものである。なお、電界効果トランジスタQの内部にその構造上ゲートGとソースSとの間には寄生容量が存するが、その寄生容量を説明のために点線で表した。
直流電源Bを正接続したとき、上述したように、直流電源Bの電圧を抵抗RとツェナーダイオードZで分圧した分圧電圧が電界効果トランジスタQの制御電圧としてゲートGに印加されるので、内部の寄生容量に所定量の電荷が溜まることとなる。この状態で、直流電源Bが短時間(たとえば1秒程度)低電圧になったとき、ダイオードD1が無い場合には点線矢印のように電流が逆流しようとする。しかし、負荷保護回路1は、直流電源Bの正極B1の手前にダイオードD1を備えているので電流が逆流することはなく、そうすると、ゲートGを制御する制御電圧は急激に低下することはないために、電界効果トランジスタQをオンし続け、ドレインD−ソースS間において低い抵抗値を保ったまま電流を流し続けることができる。
また、直流電源Bを逆接続したときは、ダイオードD2が逆方向にバイアスされるためダイオードD2に電流は流れず、負荷Lの(正接続時に負極側の)電極L2およびこれに並列なツェナーダイオードZと抵抗Rには電圧が供給されないので、電界効果トランジスタQのゲートGに印加される制御電圧もゼロとなる。そのため、電界効果トランジスタQはオフ状態となって、ドレインD−ソースS間の通電は阻止される。このようにして、直流電源Bが逆接続されても負荷Lの保護が図られる。
一方、負荷保護回路1は、上述のダイオードD1を備えたことで、電界効果トランジスタQの内部の寄生容量から電荷を逃がす経路がなく、電荷が溜まったままとなり易く、電界効果トランジスタQはオンの状態をしばらくの間維持することとなる。この状態で、直流電源Bを逆接続されると、負荷Lに電流が流れ破壊することになりかねない。そこで、本発明に係る負荷保護回路1は、それを回避するためにトランジスタTを備えている。
図4は、負荷Lに直流電源Bを逆接続した場合を説明するものである。直流電源Bが負荷Lに対して逆接続された場合、負荷保護回路1では、点線で示すような経路で電流が流れようとする。すなわち、負荷保護回路1は、電極B2から正電圧を受けて、トランジスタTのベースBsに正電圧をかけることになる。そうすると、電界効果トランジスタQの内部の寄生容量に溜まった電荷を逃がすための、トランジスタTのコレクタCからエミッタEへの経路が構成され、その結果電界効果トランジスタQのゲートGがオフとなると共に、コレクタCにおける電圧もほぼゼロとなり、エミッタEにおける電圧も同じくほぼゼロとなる。エミッタEは、負荷Lの(正接続時に負極側の)電極L2と接続されているので、負荷Lは保護される。
負荷保護回路1は、上述したような構成を備えることで、直流電源Bを逆接続したときに負荷L側の回路に電流が流れないようにすると共に、直流電源Bを正接続したとき、直流電源Bの電圧が通常の電圧から低い電圧に変化したとしても電流を流し続けることができる。
なお、本発明は、例示した実施例に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
1 負荷保護回路
Q 電界効果トランジスタ
D ダイオード
R 抵抗
T トランジスタ
Z ツェナーダイオード
PR 電源抵抗
B 直流電源
B1 直流電源の正極
B2 直流電源の負極
L 負荷
L1 負荷の正極側電極
L2 負荷の負極側電極
LN1 第1電力線
LN2 第2電力線
Q 電界効果トランジスタ
D ダイオード
R 抵抗
T トランジスタ
Z ツェナーダイオード
PR 電源抵抗
B 直流電源
B1 直流電源の正極
B2 直流電源の負極
L 負荷
L1 負荷の正極側電極
L2 負荷の負極側電極
LN1 第1電力線
LN2 第2電力線
Claims (1)
- 直流電源と負荷の間に設けられる負荷保護回路であって、
前記直流電源の正極と前記負荷の正極側電極にアノードが接続されたダイオードと、
前記ダイオードのカソードに一端を接続された抵抗と、
前記抵抗の他端にゲートが接続され、前記直流電源の負極にドレインが接続され、前記負荷の負極側電極にソースを接続された電界効果トランジスタと、
前記直流電源の負極と前記電界効果トランジスタのドレインの間にベースを接続され、前記電界効果トランジスタのゲートと前記ダイオードのカソードの間にコレクタを接続され、前記負荷の負極側電極と前記電界効果トランジスタのソースの間にエミッタを接続されたトランジスタと、
前記直流電源の負極と前記電界効果トランジスタのドレインの接続点と前記ベースの間に接続された電源抵抗と、
を備える負荷保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015052811A JP2016174457A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 負荷保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015052811A JP2016174457A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 負荷保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016174457A true JP2016174457A (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=57009163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015052811A Pending JP2016174457A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 負荷保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016174457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112055923A (zh) * | 2018-05-15 | 2020-12-08 | 大陆-特韦斯贸易合伙股份公司及两合公司 | 用于保护电子组件的电路布置 |
-
2015
- 2015-03-17 JP JP2015052811A patent/JP2016174457A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112055923A (zh) * | 2018-05-15 | 2020-12-08 | 大陆-特韦斯贸易合伙股份公司及两合公司 | 用于保护电子组件的电路布置 |
JP2021519057A (ja) * | 2018-05-15 | 2021-08-05 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 電子部品グループを保護する回路構成 |
JP7368378B2 (ja) | 2018-05-15 | 2023-10-24 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 電子部品グループを保護する回路構成 |
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