JP2016174247A - ホルダ及び読取システム - Google Patents

ホルダ及び読取システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016174247A
JP2016174247A JP2015052598A JP2015052598A JP2016174247A JP 2016174247 A JP2016174247 A JP 2016174247A JP 2015052598 A JP2015052598 A JP 2015052598A JP 2015052598 A JP2015052598 A JP 2015052598A JP 2016174247 A JP2016174247 A JP 2016174247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
holder
transport direction
passport
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015052598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6660090B2 (ja
JP2016174247A5 (ja
Inventor
繁 池崎
Shigeru Ikezaki
繁 池崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP2015052598A priority Critical patent/JP6660090B2/ja
Publication of JP2016174247A publication Critical patent/JP2016174247A/ja
Publication of JP2016174247A5 publication Critical patent/JP2016174247A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6660090B2 publication Critical patent/JP6660090B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】 本発明によれば、段差を有する媒体の搬送性を向上する技術を提供すること。
【解決手段】パスポートを見開き状態で収容して搬送可能なホルダであって、第一の板部と、前記第一の板部に対面し、前記第一の板部と共にパスポートの収容ポケットを形成する第二の板部と、前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定し、前記収容ポケットの縁を規定する固定部と、を含み、前記固定部は、前記ホルダの搬送方向で下流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第一の固定領域と、前記搬送方向で上流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第二の固定領域と、を少なくとも含む。
【選択図】図3

Description

本発明はホルダ及び読取システムに関する。
シートを搬送する搬送機構において特殊なシートを搬送する場合に、ホルダに特殊なシートを収容して搬送することが提案されている。例えば特許文献1には、原稿読取装置において薄い原稿を読み取る際、キャリアシートと呼ばれているホルダに原稿を収容して原稿読取装置に投入させる仕組みが開示されている。原稿読取装置は原稿を収容したキャリアシートを搬送し、かつ、キャリアシート内の原稿を読み取る。
実開平6−77366号公報
パスポート等の冊子の途中頁を読み取る場合、フラットベッド式のスキャナが主に用いられている。しかし、フラットベッド式のスキャナは、冊子を押圧する蓋の開閉を行う必要があり、連続的な読み取りに手間がかかる場合がある。シートフィード式のスキャナであれば連続的な読み取りに適している。しかし、見開き状態の冊子を搬送する場合、搬送機構によって頁が途中でめくられてしまったり、紙詰まりを生じる場合があり、場合によっては冊子を破損してしまったりする。その対策として、特許文献1のキャリアシートのようなホルダに冊子を収容することが考えられる。しかし、見開き状態の冊子は段差を有することから、この段差がローラ間を通過するときにホルダ内の冊子が搬送方向にずれたり、搬送が円滑に行えない場合がある。
本発明は、段差を有する媒体の搬送性を向上する技術を提供するものである。
本発明によれば、例えば、パスポートを見開き状態で収容して搬送可能なホルダであって、第一の板部と、前記第一の板部に対面し、前記第一の板部と共にパスポートの収容ポケットを形成する第二の板部と、前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定し、前記収容ポケットの縁を規定する固定部と、を含み、前記固定部は、前記ホルダの搬送方向で下流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第一の固定領域と、前記搬送方向で上流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第二の固定領域と、を少なくとも含む、ことを特徴とするホルダが提供される。
本発明によれば、段差を有する媒体の搬送性を向上する技術を提供することができる。
本発明のホルダが適用可能な画像読取装置の概略図。 図1の画像読取装置の制御ユニットのブロック図。 (A)は本発明の一実施形態に係るホルダの斜視図、(B)は該ホルダの分解図、(C)は該ホルダの平面図。 (A)は段差の説明図、(B)は図3(A)のホルダを用いた搬送態様の説明図、(C)及び(D)はローラが段差を乗り越える態様を示す説明図。 (A)〜(D)は別例のホルダの分解図。 (A)〜(C)は別例のホルダの説明図。 (A)〜(C)は別例のホルダの説明図、(D)は固定具の説明図、 (A)及び(B)は別例のホルダの説明図。
図1は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。搬送媒体Sには、また、パスポートなどの冊子も含まれる。冊子を対象とする場合、後述するホルダ100を用いることができる。ホルダ100に見開き状態の冊子を収容して載置台1に載置することで、冊子がホルダ100と共に搬送され、その画像を読み取ることができる。
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。送りローラ11には、モータ等の駆動部3から伝達部5を介して駆動力が伝達され、図中矢印方向(経路RTに沿って搬送媒体Sを搬送させる正方向)に回転駆動される。伝達部5は例えば電磁クラッチであり、駆動部3からの送りローラ11への駆動力を断続する。
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向))に回転駆動される。
分離ローラ12はトルクリミッタ12aにより駆動力伝達が規制されるため、送りローラ11と当接している際は送りローラ11に連れ回りする方向(破線矢印方向)に回転する。これにより、複数の搬送媒体Sが送りローラ11と分離ローラ12との圧接部に搬送されてきた際には、一つを残して2つ以上の搬送媒体Sが下流に搬送されないようにせき止められる。
なお、本実施形態では分離ローラ12と送りローラ11とで分離機構を構成したが、このような分離機構は必ずしも設けなくてもよく、経路RTに搬送媒体Sを1つずつ順次給送する給送機構であればよい。また、分離機構を設ける場合においては、分離ローラ121のような構成の代わりに、搬送媒体Sに摩擦力を付与する分離パッドを送りローラ11に圧接させて、同様の分離作業を持たせるようにしてもよい。
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。駆動ローラ21にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ22は駆動ローラ21に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ21に連れ回る。この従動ローラ22は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ21に対して付勢された構成としてもよい。
このような第2搬送部30よりも搬送方向下流側にある第3搬送部30は、駆動ローラ31と、駆動ローラ31に柔道する従動ローラ32とを備え、第2搬送部20から搬送されてきた搬送媒体Sを排出トレイ2へ搬送する。つまり、この第3搬送部30は排出機構として機能する。駆動ローラ31にはモータ等の駆動部4から駆動力が伝達され、図中矢印方向に回転駆動される。従動ローラ32は駆動ローラ31に対して一定圧で圧接し、駆動ローラ31に連れまわる。この従動ローラ32は、バネ等の付勢ユニット(不図示)によって駆動ローラ31に対して付勢された構成としてもよい。
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。搬送速度は常に第1搬送部10の搬送速度以上とすることで、先行搬送媒体Sに後続搬送媒体Sが追いついてしまう事態を確実に回避できる。例えば、本実施形態では、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度を、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度よりも速くなるように速度制御するようにした。
なお、第2搬送部20及び第3搬送部30による搬送媒体Sの搬送速度と、第1搬送部10による搬送媒体Sの搬送速度とを同一条件とした場合でも、駆動部3を制御して後続搬送媒体Sの給送開始タイミングを間欠的にずらすことにより先行搬送媒体Sと後続搬送媒体Sとの間に最低限の間隔を形成することも可能である。
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。重送検出センサ40としては、種々のものが利用可能であるが本実施形態の場合には超音波センサであり、超音波の発信部41とその受信部42とを備え、紙等の搬送媒体Sが重送されている場合と1つずつ搬送されている場合とで、搬送媒体Sを通過する超音波の減衰量が異なることを原理として重送を検出する。
このような重送検出センサ40よりも搬送方向下流側に配置される媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。媒体検出センサ50としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合には光学センサであり、発光部51とその受光部52とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。
本実施形態の場合、搬送媒体Sの先端が媒体検出センサ50で検出されると、搬送媒体Sが重送検出センサ40により重送を検出可能な位置に到達しているように、上記の媒体検出センサ50は重送検出センサ40の近傍においてその下流側に設けられている。なお、この媒体検出センサ50は、上記の光学センサに限定されず、例えば、搬送媒体Sの端部が検知できるセンサ(イメージセンサ等)を用いてもよいし、経路RTに突出したレバー型のセンサでもよい。
媒体検出センサ50とは別の媒体検出センサ60は画像読取ユニット70よりも上流側で、第2搬送部20よりも下流側に配置された下流側の検出センサとしての一例であり、第2搬送部20により搬送される搬送媒体Sの位置を検出する。媒体検出センサ60としては、種々のものが利用可能であるが、本実施形態の場合、媒体検出センサ50と同様に光センサであり、発光部61と受光部62とを備え、搬送媒体Sの到達又は通過により受光強度(受光量)が変化することを原理として搬送媒体Sを検出する。なお、本実施形態では、第2搬送部20の搬送方向上流側と下流側のそれぞれに媒体検出センサ50、60を配置したが、何れか一方だけでもよい。
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。本実施形態の場合、画像読取ユニット70は経路RTの両側に一つずつ配置されており、搬送媒体Sの表裏面を読み取る。しかし、経路RTの片側にのみ一つ配置して、搬送媒体Sの片面のみを読み取る構成としてもよい。また、本実施形態では、画像読取ユニット70を経路RTの両側に対向配置した構造としているが、例えば、経路RTの方向に間隔をあけて配置してもよい。
図2を参照して制御部8について説明する。図2は画像読取装置Aの制御部8のブロック図である。
制御部8はCPU81、記憶部82、操作部83、通信部84及びインターフェース部85を備える。CPU81は記憶部82に記憶されたプログラムを実行することにより、画像読取装置A全体の制御を行う。記憶部82は例えばRAM、ROM等から構成される。操作部83は、例えば、スイッチやタッチパネル等で構成され、操作者からの操作を受け付ける。
通信部84は、外部装置との情報通信を行うインターフェースである。外部装置としてPC(パソコン)を想定した場合、通信部84としては、例えば、USBインターフェースやSCSIインターフェースを挙げることができる。また、このような有線通信のインターフェースの他、通信部84は無線通信のインターフェースとしてもよく、有線通信、無線通信の双方のインターフェースを備えていてもよい。
インターフェース部85はアクチュエータ86やセンサ87とのデータの入出力を行うI/Oインターフェースである。アクチュエータ86には、駆動部3、駆動部4、伝達部5等が含まれる。センサ87には、重送検出センサ40、媒体検出センサ50及び60、画像読取ユニット70等が含まれる。
画像読取装置Aの基本的な動作について説明する。制御部8は、例えば画像読取装置Aが接続された外部パソコンから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始する。載置台1に積載された搬送媒体Sはその最も下に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。
搬送の途中で搬送媒体Sは重送検出センサ40により重送の有無が判定され、重送が無いと判定されると搬送が継続される。なお、重送があると判定された場合には、搬送を停止するか、第1搬送部10による後続搬送媒体Sの取り込みを停止して、重送状態にある搬送媒体Sをそのまま排出するようにしてもよい。
制御部8は、媒体検出センサ60の検出結果に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70、70による画像の読み取りを開始し、読み取った画像を一次記憶して順次外部パソコンへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
<ホルダ>
搬送媒体Sとして冊子を読み取る場合、例えば、分離ローラ12による分離作用により、頁がめくれたり、紙詰まりが生じたりする場合がある。そこで、このような搬送媒体Sについてはホルダに収容して搬送する。
図3(A)は本発明の一実施形態に係るホルダ100の斜視図であり、特に、見開き状態のパスポートBを収容するときの態様を示している。図3(B)はホルダ100の分解図であり、図3(C)はホルダ100の平面図である。ホルダ100は段差付きの搬送媒体Sを収容してその機械搬送を可能とするものであり、ホルダ100と画像読取装置Aとのセットによって、紙等の薄い媒体の他、冊子等の読み取りも可能な画像読取システムが構成される。
ホルダ100は、板部101aと、板部102bと、固定部FPとを含む。板部101aと板部102aとは互いに対面してその隙間にパスポートBを収容する収容ポケット103を構成する。固定部FPは板部101aと、板部102bとを互いに固定し、収容ポケット103の縁を規定する。
主に図3(A)及び図3(C)を参照する。ホルダ100の外形には特に制約はないが、本実施形態の場合、長方形である。ホルダ100は、四辺100a〜100dを有する。辺100aと辺100bとが互いに対向し、辺100cと辺100dとが互いに対向している。載置台1への正常な載置態様(マニュアル等のよりユーザに教示する載置態様)として、本実施形態の場合、搬送方向D1で辺100aが下流端となり、辺100bが上流端となることを想定している。また、収容ポケット103には、図3A(A)のようにパスポートBの見開き方向が搬送方向D1としてパスポートBが収容されることを正常な収容態様として想定している。
図中、矢印D2は搬送方向D1と直交する方向を示している。D2方向をホルダ100の幅方向と呼ぶ場合がある。辺100a及び100bは幅方向D2と平行であり、搬送方向D1と直交する。逆に、辺100c及び辺100dは幅方向D2と直交し、搬送方向D1と平行である。
固定部FPは、固定領域104と固定領域105とを含む。固定領域104は搬送方向D1でホルダ100の下流側に位置し、幅方向D2に沿って(辺100aに沿って)形成されている。本実施形態の場合、固定領域104は搬送方向D1でホルダ100の下流端に位置している。また、幅方向D2に沿って連続的に形成されている。固定領域105は搬送方向D1でホルダ100の上流側に位置し、幅方向D2に沿って(辺100bに沿って)形成されている。本実施形態の場合、固定領域105は搬送方向D1でホルダ100の上流端に位置している。また、幅方向D2に沿って連続的に形成されている。
固定領域104は、収容ポケット103の搬送方向D1で下流端の縁を規定し、固定領域105は、収容ポケット103の搬送方向D1で上流端の縁を規定している。このように本実施形態では、収容ポケット103の搬送方向D1で両端部の縁が固定部FPにより規定されている。一方、収容ポケット103の搬送方向D1で両側方(辺100c、100d)は開放されており、これらの開口を介してパスポートBを出し入れ可能となっている。
収容ポケット103の搬送方向D1で両端部の間の長さL1は、見開き状態のパスポートBの見開き方向の長さLと略同じとすることができる。例えば、0.95×L≦L1≦1.20×Lとすることができる。パスポートBの出し入れのし易さの点で、1.00×L≦L1とすることができる。また、後述する位置ずれ防止の点で、L1≦1.10×Lとすることができる。
固定部FPは、図3(C)に示すように、幅方向D2でホルダ100の中心線CLに対して対称に配置されている。一般に固定部FPが形成されている部位は、形成されていない部位よりも剛性が高く、固定部FPが形成されている部位の方が変形しづらくなる。固定部FPを中心線CLに対して対称に配置することで、幅方向D2で見ると剛性の分布が等しくなることから、ローラを通過したときや排出トレイ2に排出される際に、斜行し難くなる。
主に図3(A)及び図3(B)を参照する。本実施形態の場合、ホルダ100は、シート状のカバー部材101と、シート状のベース部材102とを積層して構成されている。カバー部材101は板部101aを形成し、ベース部材102は板部102aを形成している。
カバー部材101、ベース部材102の材料は、それぞれ、弾性を有する材料であり、例えば、塩化ビニルやPET等のプラスチック材料である。本実施形態のカバー部材101、ベース部材102の外形(換言すると板部101a、102aの外形)は同形である。パスポートBを収容しない状態では、板部101aと板部102bとは互いに略接する姿勢にあり、パスポートBを収容させる場合、ユーザは、カバー部材101、ベース部材102の弾性変形を利用して図3(A)に示すように収容ポケット103の側方を開口させ、見開き状態のパスポートBを収容ポケット103に挿入する。このとき、パスポートBは、カバー部材101、ベース部材102の弾性変形によって収容ポケット103内で挟まれるため、カバー部材101又はベース部材102の内面が見開き状態のパスポートBに対して実質的に密着する。
本実施形態では、画像読取装置AによるパスポートBの読み取りを想定しているため、カバー部材101及びベース部材102の少なくとも一方は透明である。双方を透明としてもよいが片面読取の場合は一方を透明とすれば足り、他方は白色等の有色としてもよい。具体的には、カバー部材101(板部101a)を透明とし、ベース部材102(板部102a)を有色としてもよい。このように有色のベース部材102(板部102a)とする場合には、画像読取時においてベース部材102がパスポートBの背景板を構成する。
固定領域104は、接着層104aをカバー部材101とベース部材102との間に介在させて両者を接着して形成できる。同様に、固定領域105は、接着層105aをカバー部材101とベース部材102との間に介在させて両者を接着して形成できる。固定部FPは、このような接着以外にも、カバー部材101、ベース部材102の材料によっては、これらの溶着により形成してもよい。
次に、ホルダ100の機能について説明する。見開き状態のパスポートBには図4(A)に示すように頁間に段差STPが生じている。読み取り頁が表紙裏(表紙を見開いたときにその表紙の裏面)等の場合、この段差STPの落差が特に大きくなる。搬送機構のローラ間を段差STPが通過する際、段差STPに対して搬送方向D1の力がローラから作用してパスポートBがずれやすい。これは読取画像の品質に影響する。本実施形態の場合、収容ポケット103の搬送方向D1で両端部の縁が固定部FPにより規定されているため、パスポートBのサイズに合わせた収容ポケット103内ではパスポートBが実質的に圧縮状態で固定化(把持固定)されるため、このずれを抑制しつつパスポートBのスムーズな搬送を可能とする。図4(B)はその説明図である。
図4(B)は、パスポートBがホルダ100に収容されて搬送され、送りローラ11と分離ローラ12とが段差STPを乗り越える段階を示している。このとき、段差STPには、搬送方向D1と逆方向のD3方向又は搬送方向D1と同方向のD3’方向に負荷が作用する場合がある。これは、ホルダ100内でパスポートBの位置をずれさせる要因となる。特に、分離ローラ12のような分離作用を有する搬送部位を通過する場合、この位置のずれが生じやすくなる。
しかし、本実施形態では、収容ポケット103の搬送方向D1の両端部に固定領域104と固定領域105とが位置しているので、収容ポケット103内でのパスポートBの搬送方向D1の位置のずれが抑制される。特に、収容ポケット103の上流側の領域103bにおいては、固定領域105による板部101aと板部101bとの固定により、パスポートBの端部が板部101aと板部101bとにより挟持され、板部101a及び板部101bの作用を受けてパスポートBは実質的に挟持力(圧縮応力)を受けるので、パスポートBのD3方向の移動が抑制される。また、収容ポケット103の下流側の領域103aにおいては、固定領域104による板部101aと板部101bとの固定により、パスポートBの端部が板部101aと板部101bとにより挟持されるので、パスポートBのD3’方向の移動も抑制される。
このように本実施形態では、収容ポケット103内におけるパスポートBの搬送方向D1の移動が抑制される状態にあるので、その位置ずれが生じ難く、パスポートBの搬送性を向上することができる。
次に、板部101aの剛性(或いは板部101bの剛性。以下同じ)が低いと、段差STPの周辺において、例えば、板部101a或いは板部101bが段差STPの形状に倣ってしまい、ローラが段差STPを乗り越えるのが難しくなる。図4(C)はその一例を示す。同図は送りローラ11と分離ローラ12とが段差STPを乗り越える直前を示している。分離ローラ12はバネCSで送りローラ11に対してC4方向に付勢されている。板部101aの剛性が低いと図4(C)に示すように段差STPの形状に倣って板部101aが変形してしまい、送りローラ11と分離ローラ12とが段差STPを乗り越えるときに大きな抵抗となる。
そこで、例えば、図4(D)に示すように、板部101aは、段差STPと重なる部分において、少なくとも段差STPよりも緩やかに変形する剛性、或いは、段差に倣わない剛性を有していることが好ましい。これにより、分離ローラ12がバネCSに抗して送りローラ11から適度に離間し、段差STPを乗り越えやすくなる。図4(D)に示すように、板部101aが段差STPを直線的に跨ぐ剛性を有していれば、段差STPをよりスムーズにローラが乗り越えられることになる。つまり、板部101aは、パスポートBの搬送方向に段差STPを跨いでローラの押圧に抗する反発力を発揮して段差STPを傾斜に実質的に変換する作用を有し、板部101aがローラと段差STPとの間に介在してローラが段差STPから受ける負荷を大幅に低減することができる。
このような剛性を得る点で、カバー部材101やベース部材102の材料がプラスチックの場合、その厚さを0.25mm以上0.60mm以下とすることができる。更に、剛性確保と、パスポートBの出し入れのし易さの点で、その厚さを0.35mm以上0.45mm以下とすることができる。カバー部材101とベース部材102のうち、双方の厚さをこのような数値範囲内のものとしてもよいし、一方の部材(特に段差STPに面する部材)の厚さをこのような数値範囲内のものとしてもよい。また、カバー部材101及びベース部材102は、互いに同じ剛性の素材を用いてもよいし、それぞれ異なる剛性の素材を用いてもよいが、例えば、パスポートBの読取面側の方を剛性の高い素材を用いるのがよい。すなわち、搬送時にローラから受ける押圧力に実質的に抗して段差STPを緩和する程度の反発力を有する部材によってカバー部材101及び/又はベース材102を形成するのがよい。なお、カバー部材101又はベース部材102は、例えば、プラスチック板を用いることで、プラスチック板に備わる板バネの特性を上記反発力に活用できるため、段差STPが緩和され、よりスムーズにローラが乗り越え易くなる。
<ホルダの他の構成例>
図3(A)〜図3(C)の例では、板部101aと板部102aとを同形としたが大きさや形状が異なっていてもよい。図5(A)〜図5(C)の例は板部102aが板部101aよりも大きくした例を示している。なお、逆に、板部101aを板部102aよりも大きくしてもよい。
図5(A)の例では、板部102aが板部101aよりも全体的に大きくなっている。図5(B)の例では、板部102aが板部101aよりも幅方向D2にのみ大きくなっている。図5(C)の例では、板部102aが板部101aよりも搬送方向D1にのみ大きくなっている。
次に、図3(A)〜図3(C)の例では、板部101aと板部102aとを、互いに別の部材であるカバー部材101と、ベース部材102とでそれぞれ構成したが、同じ部材から構成してもよい。図3(D)はその一例を示す。同図の例では、シート状の部材110を二つ折りにして粘着層104で貼り合せている。固定領域105は部材110の折り曲げ部分である。
次に、図3(A)〜図3(C)の例では、収容ポケット103の搬送方向D1で両端部にのみ固定領域を設けたが(104、105)、他の部分に設けてもよい。
図6(A)はその一例を示す。同図の例では、固定領域104、105に加えて、辺100dに沿って固定領域106が形成されている。収容ポケット103の出し入れ口は、辺100c側のみとなる。この構成によれば、収容ポケット103の変形を抑制し易くなる。但し、中心線CLに対して固定部FPが対象に配置されず、辺100c側に比べて辺100d側の剛性が高くなる。このため、辺100c側にホルダ100が撓み易くなり、斜行し易くなる場合がある。
図6(B)は別例を示す。同図の例では、固定領域104、105に加えて、辺100dに沿って固定領域106が形成され、辺100cに沿って固定領域107が形成されている。固定領域106、107は、辺100d、辺100cの全長に及んでおらず、収容ポケット103の出し入れ口は、辺100c側、辺100d側の双方から可能である。また、中心線CLに対して固定部FPが対象に配置されているので、斜行が抑制される。この構成によれば、収容ポケット103の辺105側の領域の剛性が高まり、辺105側においてパスポートBの挟持力(又は圧縮力)を向上できる。固定領域106と固定領域107との間の距離が、パスポートBの幅よりも大きくすることで、パスポートBの端部を固定領域106と固定領域107との間に挿入するようにして収容ポケット103にパスポートBを収容でき、搬送時におけるパスポートBの幅方向D2のずれも抑制できる。
図6(C)は別例を示す。同図の例では、固定領域104、105に加えて、辺100dに沿って固定領域106A、106Bが形成され、辺100cに沿って固定領域107A、107Bが形成されている。固定領域106A、106B、107A、107Bは、辺100d、辺100cの全長に及んでおらず、収容ポケット103の出し入れ口は、辺100c側、辺100d側の双方から可能である。また、中心線CLに対して固定部FPが対象に配置されているので、斜行が抑制される。この構成によれば、収容ポケット103の辺100b側の領域と辺100a側の領域の剛性が高まり、辺100b側及び辺100a側においてパスポートBの挟持力を向上できる。また、図6(B)の構成例と同様に、搬送時におけるパスポートBの幅方向D2のずれも抑制できる。
次に、図3(A)〜図3(C)の例では、固定領域104、105を連続的に形成したが、間欠的に形成してもよい。図7(A)はその一例を示す。同図の例では、固定領域104は、辺100aに沿って間欠的に形成された複数の小領域104’により形成されている。同様に、固定領域105は、辺100bに沿って間欠的に形成された複数の小領域105’により形成されている。中心線CLに対して固定部FPが対象に配置されているので、斜行が抑制される。
次に、図3(A)〜図3(C)の例では、固定領域104、105は板部101aと板部102aを分離不能に固定したが、分離自在に固定するものであってもよい。図7(B)はその一例を示す。同図の例では、固定領域104は、辺100aに沿って間欠的に配置された複数の固定具104’により形成されている。同様に、固定領域104は、辺100bに沿って間欠的に配置された複数の固定具105’により形成されている。中心線CLに対して固定部FPが対象に配置されているので、斜行が抑制される。
図7(D)は固定具104’の断面図であり、固定具104’は板部101aに固定された係合具K1と、板部102aに固定された係合具K2とを含む。係合具K1に形成された孔に係合具K2が備える突起を嵌合することで、板部101aと板部102aとが固定され、上記の嵌合を解除することで板部101aと板部102aとが分離される。固定具105’も同様の構成である。なお、固定具104’や固定具105’として面ファスナを採用してもよく、この場合、固定領域104、105を連続的に形成することも可能である。板部101aと板部102aとを分離可能とすることでパスポートBを収容し易くすることが可能であり、特に、板部101aと板部102aの剛性を高くした場合の収容性を向上できる。
図7(C)は別例を示す。同図の例では、固定領域104、105に加えて、辺100dに沿う固定領域106や、辺100cに沿う固定領域107も、複数の固定具106’、107’により形成されている。固定具106’、107’の構成は図7(D)の例や面ファスナを利用可能である。中心線CLに対して固定部FPが対象に配置されているので、斜行が抑制される。板部101aと板部102aとを分離可能とすることでパスポートBを収容し易くすることが可能であり、特に、板部101aと板部102aの剛性を高くした場合の収容性を向上できる。また、搬送時には幅方向D2におけるパスポートBの位置ずれも抑制できる。
次に、板部101a、102aには貫通孔が形成されていてもよい。図8(A)はその一例を示す。同図の例では板部102aに複数の貫通孔102bが形成されている。貫通孔102bを介して収容ポケット103に指先を進入できるので、収容ポケット103内のパスポートBの出し入れを容易にすることができる。貫通孔102bは板部101aに形成してもよいが、画像の読み取り面となる場合は写り込みを考慮して形成しない方がよい。また、貫通孔102bの位置は、段差STPに対向しない位置とすることが好ましい。貫通孔102bが段差STPに対向すると、段差STPにおける板部の変形が助長される場合がある。
図8(A)の例では、また、搬送方向D1を示す指標PRが板部102aに表示されている。指標PRは同図の例では矢印の図形である。これにより、ユーザに対して搬送方向D1を認識させることができる。指標PRは板部101aに形成してもよいが、画像の読み取り面となる場合は写り込みを考慮して形成しない方がよい。
次に、固定部FPを板部101aと板部102aとのスペーサとして機能させてもよい。図8(B)はその一例を示す。同図の例では、接着層104a、105bを、プラスチックなどのスペーサ基材と、その表面に設けた接着剤とから構成しており、スペーサ基材の高さによって、板部101aと板部102aとの隙間Wを規定するようにしている。隙間Wを広くすることで、段差STPがより大きい搬送媒体Sの搬送が可能となる。
<他の実施形態>
上記実施形態では、ホルダ100を画像読取装置Aに適用した例を示したが、ホルダ100は、画像以外の情報を読み取る情報読取装置にも適用可能である。読み取る情報としては、例えば、紙幣等の磁気情報、無線ICタグ等の記憶情報等を挙げることができる。読取装置は、複写機や複合機の一部を構成する装置であってもよい。また、ホルダ100は、読取装置以外に、搬送機構を備えた各種の装置に適用可能である。
上記実施形態ではパスポートなどの冊子をホルダ100に収容する例を例示したが、ホルダ100に収容するものはこれに限られず、段差を有する各種の媒体を収容可能である。
100 ホルダ、101a 板部、102a 板部、FP 固定部、104 固定領域、105 固定領域、D1 搬送方向

Claims (20)

  1. パスポートを見開き状態で収容して搬送可能なホルダであって、
    第一の板部と、
    前記第一の板部に対面し、前記第一の板部と共にパスポートの収容ポケットを形成する第二の板部と、
    前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定し、前記収容ポケットの縁を規定する固定部と、を含み、
    前記固定部は、
    前記ホルダの搬送方向で下流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第一の固定領域と、
    前記搬送方向で上流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第二の固定領域と、を少なくとも含む、
    ことを特徴とするホルダ。
  2. 前記収容ポケットの、前記搬送方向で下流側の領域において、前記第一の板部と前記第二の板部とがパスポートの端部を挟持するように、前記第一の固定領域において前記第一の板部と前記第二の板部とが互いに固定され、
    前記収容ポケットの、前記搬送方向で上流側の領域において、前記第一の板部と前記第二の板部とがパスポートの端部を挟持するように、前記第二の固定領域において前記第一の板部と前記第二の板部とが互いに固定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のホルダ。
  3. 前記収容ポケットは、パスポートの見開き方向が前記搬送方向としてパスポートを収容する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホルダ。
  4. 前記収容ポケットは、前記搬送方向で両側方が開放されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のホルダ。
  5. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、搬送時において、パスポートの頁間の段差と重なる部分において、少なくとも前記段差よりも緩やかに変形する剛性を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のホルダ。
  6. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、搬送時において、パスポートの頁間の段差に倣わない剛性を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のホルダ。
  7. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、搬送時において、パスポートの頁間の段差を跨ぐ剛性を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のホルダ。
  8. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、厚さが0.25mm以上0.60mm以下のプラスチックである、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のホルダ。
  9. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、厚さが0.35mm以上0.45mm以下のプラスチックである、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のホルダ。
  10. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、パスポートの頁間の段差に対向しない位置に貫通孔を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のホルダ。
  11. 前記ホルダの外形が長方形であり、
    前記ホルダの四辺のうちの互いに対向する第一辺及び第二辺が前記搬送方向と直交し、
    前記ホルダの四辺のうちの互いに対向する第三辺及び第四辺が前記搬送方向と平行であり、
    前記第一の固定領域は、前記第一辺に沿って前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定する領域であり、
    前記第二の固定領域は、前記第二辺に沿って前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定する領域である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のホルダ。
  12. 前記固定部のうちの少なくとも一部の領域では、前記第一の板部と前記第二の板部とが互いに分離自在に固定される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のホルダ。
  13. 前記第一の固定領域及び前記第二の固定領域では、それぞれ、前記搬送方向と直交する方向に沿って、連続的又は間欠的に前記第一の板部と前記第二の板部とが互いに固定される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のホルダ。
  14. 前記固定部は、前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定すると共に、前記第一の板部と前記第二の板部との間の隙間を規定する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載のホルダ。
  15. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの少なくともいずれか一方は、透明である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載のホルダ。
  16. 前記第一の板部と前記第二の板部とのうちの一方は透明であり、他方は白色である、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか1項に記載のホルダ。
  17. 前記搬送方向と直交する方向で、前記ホルダの中心線に対して、前記固定部が対称に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれか1項に記載のホルダ。
  18. 冊子を見開き状態で収容して搬送可能なホルダであって、
    第一の板部と、
    前記第一の板部に対面し、前記第一の板部と共に冊子の収容ポケットを形成する第二の板部と、
    前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定し、前記収容ポケットの縁を規定する固定部と、を含み、
    前記固定部は、
    前記ホルダの搬送方向で下流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第一の固定領域と、
    前記搬送方向で上流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第二の固定領域と、を少なくとも含む、
    ことを特徴とするホルダ。
  19. 段差を有する媒体を見開き状態で収容して搬送可能なホルダであって、
    第一の板部と、
    前記第一の板部に対面し、前記第一の板部と共に前記媒体の収容ポケットを形成する第二の板部と、
    前記第一の板部と前記第二の板部とを互いに固定し、前記収容ポケットの縁を規定する固定部と、を含み、
    前記固定部は、
    前記ホルダの搬送方向で下流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第一の固定領域と、
    前記搬送方向で上流側に位置し、前記搬送方向と直交する方向に沿う第二の固定領域と、を少なくとも含む、
    ことを特徴とするホルダ。
  20. 請求項1〜請求項19のいずれか1項に記載のホルダと、
    読取装置と、を備え、
    前記読取装置は、
    読取手段と、
    前記読取手段へ搬送媒体を搬送可能な搬送機構と、を備え、
    前記搬送機構は前記ホルダを搬送可能である、
    ことを特徴とする読取システム。
JP2015052598A 2015-03-16 2015-03-16 画像読取システム及びホルダ Active JP6660090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015052598A JP6660090B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 画像読取システム及びホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015052598A JP6660090B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 画像読取システム及びホルダ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016174247A true JP2016174247A (ja) 2016-09-29
JP2016174247A5 JP2016174247A5 (ja) 2018-04-26
JP6660090B2 JP6660090B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=57009153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015052598A Active JP6660090B2 (ja) 2015-03-16 2015-03-16 画像読取システム及びホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6660090B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10602012B2 (en) 2017-09-28 2020-03-24 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3032952U (ja) * 1996-06-27 1997-01-17 村田機械株式会社 原稿のキャリアシート
JPH09233264A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Sharp Corp 読取用キャリアシート、及びこれを用いた画像読取処理装置
JPH10248010A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Alps Electric Co Ltd 画像読み取り装置、および、この画像読み取り装置を用いたプリンタ
JPH1169078A (ja) * 1997-08-25 1999-03-09 Canon Inc 原稿搬送用シート及び画像読取装置並びに画像読取方法
JP2005260387A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Pfu Ltd 画像処理装置及び方法及びキャリアシート
JP2005318320A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Ricoh Co Ltd キャリアシート

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233264A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Sharp Corp 読取用キャリアシート、及びこれを用いた画像読取処理装置
JP3032952U (ja) * 1996-06-27 1997-01-17 村田機械株式会社 原稿のキャリアシート
JPH10248010A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Alps Electric Co Ltd 画像読み取り装置、および、この画像読み取り装置を用いたプリンタ
JPH1169078A (ja) * 1997-08-25 1999-03-09 Canon Inc 原稿搬送用シート及び画像読取装置並びに画像読取方法
JP2005260387A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Pfu Ltd 画像処理装置及び方法及びキャリアシート
JP2005318320A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Ricoh Co Ltd キャリアシート

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10602012B2 (en) 2017-09-28 2020-03-24 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
CN111573336A (zh) * 2017-09-28 2020-08-25 精工爱普生株式会社 图像读取装置
US11039033B2 (en) 2017-09-28 2021-06-15 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
CN111573336B (zh) * 2017-09-28 2022-03-22 精工爱普生株式会社 图像读取装置
US11303775B2 (en) 2017-09-28 2022-04-12 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
US11310388B2 (en) 2017-09-28 2022-04-19 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
US11711478B2 (en) 2017-09-28 2023-07-25 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus
US11985283B2 (en) 2017-09-28 2024-05-14 Seiko Epson Corporation Image reading apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP6660090B2 (ja) 2020-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5983497B2 (ja) 画像読取装置及び媒体搬送装置
JP2016174247A (ja) ホルダ及び読取システム
JP2017208627A (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP6091203B2 (ja) 画像読取装置、シート搬送装置、並びに画像読取システム
JP7298305B2 (ja) 媒体給送装置、画像読取装置
JP2011154438A (ja) 投票用紙の読取分類装置
TWI517980B (zh) 事務機
JP2021020756A (ja) 画像読取装置
JP6619629B2 (ja) 画像読取装置
JP2018104158A (ja) シート搬送装置
JP2017098716A (ja) 画像読取装置
JP2022011683A (ja) 画像読取装置
JP5747800B2 (ja) シート搬送装置
JPH03232632A (ja) カード送り装置
JP2022011071A (ja) シート給送装置
JP2022011684A (ja) 画像読取装置
JP5204289B2 (ja) 投票用紙の読取分類装置
JP5204288B2 (ja) 投票用紙の読取分類装置
JP7204563B2 (ja) 原稿搬送装置
TWI723598B (zh) 紙張處理裝置
JP2011032004A (ja) 光学読取装置、及び、記録装置
JP6945299B2 (ja) シート搬送装置
JP2018104154A (ja) シート搬送装置
JP2017210368A (ja) シ−トフィ−ドスキャナ−
JP2024000026A (ja) 原稿搬送装置および画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180313

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180614

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180918

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190213

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6660090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250