JP2016172894A - 鉄系膜形成材料および鉄系膜形成方法 - Google Patents

鉄系膜形成材料および鉄系膜形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】前駆体の分解温度や融点が低く、成膜後のO,C等の不純物量が少ない高品質な非酸化鉄系膜の提供。【解決手段】鉄系膜形成材料として、[R1−N−C(R2)=N−R3]2Fe(例えば、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄)で表される鉄系錯体化合物を用いて得られた鉄系膜。前記鉄系膜中の、C、OはX線光電子分光法で検出限界以下であり、従来の鉄カルボニル化合物、β—ジケトナート鉄錯体、又はシクロペンタジエニル系鉄錯体を原料として用いて得られた鉄系膜と比較して極めて不純物量が少ない膜を与える鉄系膜形成材料。【選択図】図1

Description

本発明は鉄系膜形成技術に関する。
鉄系(Fe,FexMy,FexKy(x,y=整数、M=金属元素、K=非金属元素(例えば、O,N等))など)の膜が、様々な分野(例えば、導電性材料、磁性材料などの分野)で求められている。鉄/酸化鉄は高密度記録材料として注目されている。FeSi合金膜は光吸収係数が非常に高い(単結晶Siの約100倍)。従って、FeSi合金が太陽電池に応用されると、薄膜化が可能となる。FeSi合金膜の理論光電変換効率は16〜23%と謂われている。このようなことから、FeSi合金は薄膜太陽電池の材料として注目されている。
金属膜の作製に、化学気相成長方法(又は、原子層制御成長方法)が、提案されている。前記方法に用いられる成膜原料化合物として、鉄カルボニル化合物、β−ジケトナート鉄錯体、又はシクロペンタジエニル系鉄錯体が提案されている。
前記化合物の他にも、下記式で表される化合物が提案(特表2006−511716)されている。
Figure 2016172894
但し、上記式において、R,R,R,R’,R’,R’は、1個以上の非金属原子からなる基である。この構造の二量体[M(II)(AMD)]であっても良い。
前記R,R,R,R’,R’,R’は、水素、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、トリアルキルシリル基、フルオロアルキル基、又は他の非金属原子もしくは基から独立して選ばれても良い。
前記R,R,R,R’,R’,R’は、炭素数が1〜4のアルキル基、フルオロアルキル基、又はシリルアルキル基である。
前記M’は、Co,Fe,Ni,Mn,Ru,Zn,Ti,V,Cr,Eu,Mg,Caである。
一以上の実施態様では、当該金属(II)アミジナートはコバルトアミジナートである。当該コバルトアミジナートには、上記一般式におけるR,R,R’,R’はイソプロピル基であり、R,R’はメチル基である。
前記特許文献の実施例(発明のベストモード)は、ビス(N,N’−ジイソプロピルアセトアミジネート)鉄[{Fe(Pr−AMD)]、及びビス(N,N’−ジ−t−ブチルアセトアミジネート)鉄[Fe(Bu−AMD)]を提案している。
特表2006−511716
成膜原料化合物として鉄カルボニル化合物やβ−ジケトナート鉄錯体(O(酸素元素)を持つ化合物)が用いられた場合、多量のOが膜内部に含まれる。膜が酸化膜の場合には、問題が起き難い。しかし、目的とする膜が非酸化膜(例えば、金属(合金)膜)の場合には、膜内部に含まれた多量のOに起因した問題が考えられる。窒化鉄膜の場合も、膜内部に含まれたOに起因した問題が考えられる。鉄カルボニル化合物はCOを持つ。この為、鉄カルボニル化合物の合成時や膜形成時において、有毒なCOに対する対策が必要となる。このことは取扱い性の問題を引き起こす。
シクロペンタジエニル系鉄錯体はO(酸素元素)を持たない。従って、成膜原料化合物としてシクロペンタジエニル系鉄錯体が用いられた場合、上記問題(多量のOに起因した問題)の恐れは小さい。しかしながら、シクロペンタジエニル系鉄錯体は、極めて安定なフェロセン系錯体である。この為、シクロペンタジエニル系鉄錯体が用いられた場合、成膜時の温度は高いことが要求されている。シクロペンタジエニル系鉄錯体は分解温度が高いことから、多量のC(炭素元素)が膜内部に含まれる。
前記特許文献が提案した化合物は融点が高い。ビス(N,N’−ジイソプロピルアセトアミジネート)鉄は、融点が110℃である。ビス(N,N’−ジ−t−ブチルアセトアミジネート)鉄は、融点が107℃である。何れの化合物も融点が100℃を越えている。融点が高い為、輸送途中において、コールドスポット(配管の閉塞)が懸念される。従って、成膜装置の温度管理に対する要求が厳しくなる。結果的に、生産性が低下する。更には、室温で固体である為、成膜原料としての高純度品の量産が困難である。つまり、化合物の高純度化の為の精製方法は昇華法になってしまい、量産が困難であり、生産コストが高くなる。
従って、本発明が解決しようとする課題は、前記の問題点を解決することである。すなわち、成膜温度(分解温度)が低く、高品質な(不純物が少ない)鉄系膜の形成が容易な技術を提供することである。
前記課題を解決する為の検討が、鋭意、推し進められて行った。その結果、例えばビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄(Fe[iso−CNC(C)N−iso−C)が用いられた場合、上記化合物(鉄カルボニル化合物、β−ジケトナート鉄錯体、又はシクロペンタジエニル系鉄錯体)が用いられた場合の問題点の多くが改善されることが判って来た。すなわち、Fe[iso−CNC(C)N−iso−Cは、融点が50℃以下であった。従って、例えば化学気相成長方法(又は原子層制御成長方法)が用いられた場合、高品質な鉄系膜が得られた。この膜をXPSで調べた結果、C,Oは検出できなかった。すなわち、膜中にC,Oが含まれているとしても、その量は極めて少ない。つまり、不純物量が少ない。しかも、前記化合物は、例えばN,N’−ジイソプロピルカルボジミドを原料として、安価に合成できることも判った。得られた化合物の純度は高かった。
前記知見を基にして本発明が達成された。
本発明は、
鉄系膜を形成する為の材料であって、
下記の式[I]及び/又は式[II]で表される化合物
を有することを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、
鉄系膜を形成する為の材料であって、
下記の式[I]及び/又は式[II]で表される化合物と、
溶媒
とを有することを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
式[I]
[R−N−C(R)=N−RFe
式[II]
[[R−N−C(R)=N−RFe]
(但し、式[I][II]において、Rは炭素数が2〜6のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6のアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記Rは、好ましくは、炭素数が2〜6の直鎖のアルキル基であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記Rは、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基の群の中から選ばれる何れかの基であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記R,Rは、iso−プロピル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、cyclo−ペンチル基、cyclo−ヘキシル基の群の中から選ばれる何れかの基であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記R,Rは、例えば側鎖を有する炭素数が3〜6のアルキル基であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記式[I][II]で表される化合物は、融点が65℃以下の化合物であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記式[I][II]で表される化合物は、融点が60℃以下の化合物であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記式[I][II]で表される化合物は、融点が50℃以下の化合物であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記式[I][II]で表される化合物が、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記溶媒が、好ましくは、炭化水素系化合物の群の中から選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記溶媒が、好ましくは、エ−テル系化合物の群の中から選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、上記鉄系膜形成材料であって、前記溶媒が、好ましくは、R−N−C(R)=N−R(但し、Rは炭素数が2〜6の直鎖のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6の側鎖を有するアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)であることを特徴とする鉄系膜形成材料を提案する。
本発明は、
前記鉄系膜形成材料を成膜室に輸送する輸送工程と、
前記成膜室に輸送された前記式[I]及び/又は式[II]で表される化合物の分解により、鉄系膜が基板上に形成される成膜工程
とを有することを特徴とする鉄系膜形成方法を提案する。
ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄は、融点が約33℃である。特許文献1が提案した化合物の融点(100℃以上)に比べて、遥かに、低い。前記化合物は、室温(25℃〜30℃)から僅かな加温によって、液化する。この為、気化が容易である。安定したガス供給が可能である。成膜室までに至る配管内での前記化合物の固化(配管の閉塞)が起こり難かった。
膜形成方法(例えば、化学気相成長方法または原子層制御成長方法)によって、高品質な鉄系膜(例えば、鉄(合金)膜)が得られた。すなわち、成膜温度(前記化合物の分解温度)が低いことから、得られた膜は不純物が少なかった。非酸化膜の場合においては、O含有量(不純物量)が少なかった。非炭化鉄膜の場合においては、C含有量(不純物量)が少なかった。
高純度なビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄は、N,N’−ジイソプロピルカルボジミドを原料として、安価に得られた。
CVD装置の概略図 CVD装置の概略図 本発明(成膜装置)の好ましい実施形態が説明される。
第1の発明は鉄系膜形成材料である。鉄系膜は、例えばFe膜である。或いは、FexMy(x,y=整数。M=金属元素。Mは一種または二種以上)膜である。又は、FexKy(x,y=整数。K=非金属元素。Kは一種または二種以上。例えば、酸化鉄、窒化鉄など)膜である。FexMy(FexKy)のM(K)が半導体元素であっても良い。本材料は、例えば化学気相成長方法(又は、原子層制御成長方法)によって、鉄系膜を形成する為の材料である。本材料は、前記式[I]及び/又は式[II]で表される化合物である。本材料は、前記式[I]及び/又は式[II]で表される化合物を有する。前記式[II]で表される化合物は式[I]で表される化合物の二量体である。
前記式[I]は下記によっても表現される。
Figure 2016172894
前記式[I][II]において、Rは炭素数が2〜6のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6のアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。
前記式[I][II]において、Rは、例えば炭素数が2〜6の直鎖のアルキル基である。
前記式[I][II]において、Rは、好ましくは、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基の群の中から選ばれる何れかの基である。特に、好ましくは、エチル基である。
前記式[I][II]において、前記R,Rは、例えばiso−プロピル基、iso−ブチル基、iso−ペンチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、cyclo−ペンチル基、cyclo−ヘキシル基の群の中から選ばれる何れかの基である。好ましくは、iso−プロピル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、cyclo−ペンチル基、cyclo−ヘキシル基の群の中から選ばれる何れかの基である。例えば、炭素数が3〜6の側鎖を有するアルキル基である。例えば、iso−プロピル基、iso−ブチル基である。特に、好ましくは、iso−プロピル基である。
前記式[I][II]で表される化合物は、融点が、例えば65℃以下の化合物である。好ましくは、融点が60℃以下の化合物である。更に好ましくは、50℃以下の化合物である。
前記式[I]{II}で表される最も好ましい化合物は、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄である。
本材料は、好ましくは、溶媒を更に有する。前記溶媒は、好ましくは、炭化水素系化合物(直鎖状、分岐鎖状、環状いずれのタイプのものでも良い。)の群の中から選ばれる一種または二種以上、若しくはエーテルの群の中から選ばれる一種または二種以上、又はR−N−C(R)=N−R(但し、Rは炭素数が2〜6の直鎖のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6の側鎖を有するアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)の群の中から選ばれる一種または二種以上である。
前記炭化水素系化合物は炭素数5〜40の炭化水素系化合物が好ましい。更に好ましくは炭素数5〜21の炭化水素系化合物である。例えば、ペンタン(C12)、ヘキサン(C14)、ヘプタン(C16)、オクタン(C18)、ノナン(C20)、デカン(C1022)、ウンデカン(C1124)、ドデカン(C1226)、トリデカン(C1328)、テトラデカン(C1430)、ペンタデカン(C1532)、ヘキサデカン(C1634)、ヘプタデカン(C1736)、オクタデカン(C1838)、ノナデカン(C1940)、イコサン(C2042)、ヘンイコサン(C2144)が挙げられる。中でも好ましいのは炭素数が5〜15の炭化水素である。
前記エーテルは、炭素数が4〜14のエ−テルが好ましい。例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジブチルエーテル、ジオキサン、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ジベンジルエーテルが挙げられる。
前記R−N−C(R)=N−Rは、好ましくは、N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジンである。
上記溶媒の中でも、特に好ましいのは、炭化水素系の溶媒(構成元素はC,H)である。それは、分解温度が高く、安定であるからによる。更には、安価である。例えば、エーテル系の溶媒は、溶解性は高いものの、成膜温度で分解の恐れが有り、膜中に酸素の混入が懸念される。
第2の発明は鉄系膜形成方法である。本方法は、例えば化学気相成長方法(又は、原子層制御成長方法)によって、鉄系膜を形成する為の方法である。本方法は輸送工程を有する。前記輸送工程は、前記鉄系膜形成材料が成膜室に輸送される工程である。本方法は成膜工程を有する。前記成膜工程は、前記成膜室に輸送された前記式[I](及び/又は[II])で表される化合物の分解により、鉄系膜が基板上に形成される工程である。
上記のようにして得られたFe系膜は、成膜された膜中のO,C量(不純物としてのO,C量)が極めて少ないものであった。O,C等の不純物が、市販のXPS(X線光電子分光法)装置では、検出できなかった。つまり、純度が高い膜であった。更に、成膜過程における支障が起き難いものであった。例えば、原料100gを気化させて成膜し、80gを使い切った後、原料容器を取り外して、配管の内部が観察された。この観察において、成膜室までの経路(配管)が、原料化合物によって、閉塞されている事実は認められなかった。
以下、具体的実施例を挙げて本発明が説明される。
〔ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄の合成方法I〕
反応は不活性ガス雰囲気下で行われた。63.1gのN,N’−ジイソプロピルカルボジミドが1000mlのジエチルエーテルに溶解された。この溶液が−40℃に冷却された。0.5molのエチルリチウムを含有するベンゼン溶液が、前記溶液に、徐々に、滴下された。この後、室温で4時間の撹拌が行われた。この混合液が、31gの塩化鉄(FeCl)が600mlのテトラヒドロフランに懸濁した溶液中に、徐々に、滴下された。滴下後、4時間の撹拌が行われた。溶媒留去後、1500mlのノルマルヘキサンが加えられた。不溶物が濾過された。溶媒留去後、減圧(0.5torr)蒸留が行われた。
これにより、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄が得られた。収量は73g(収率:81%)であった。沸点は93℃であった。融点は33〜34℃であった。
〔ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄の合成方法II〕
反応は不活性ガス雰囲気下で行われた。49.5gのN,N’−ジイソプロピルカルボジミドが200mlのジエチルエーテルに溶解された。この溶液が0℃に冷却された。0.43molのエチルマグネシウムブロマイド(マグネシウムと臭化エチルとから調整)を含有するエーテル溶液が、前記溶液に、徐々に、滴下された。この後、室温で4時間の撹拌が行われた。この混合液が水で失活させられた。この後、水酸化ナトリウム水溶液でpH12以上に調整された。pH調整後、エーテル層が分離された。水層がクロロホルムによって抽出され、先のエーテル層と併せられた。この後、溶媒が留去された。溶媒留去後、減圧蒸留が行われた。
これにより、N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジンが得られた。収量は50.3g(収率:82%)であった。
H−NMRによる測定結果は、次の通りであった。ケミカルシフト位置とピークの割れ方、更には面積から、本化合物が同定された。
H−NMR(C,ppm):0.84(t,3H,CHCH),1.14(m,12H,CH(CH),1.74(q,2H,CHCH),3.8(br,2H,CH(CH
上記のようにして得られたN,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジン50g(0.32mol)が、800mlのジエチルエーテルに加えられた。この後、−40℃に冷却された。0.32molのノルマルブチルリチウムを含有するヘキサン溶液が、前記溶液に、徐々に、滴下された。室温で4時間の撹拌が行われた。この混合液が、20.28g(0.16mol)の塩化鉄が600mlのテトラヒドロフランに懸濁した溶液中に、徐々に、滴下された。この後、4時間の撹拌が行われた。溶媒留去後、1200mlのノルマルヘキサンが加えられた。不溶物が濾過された。溶媒留去後、減圧(0.5torr)蒸留が行われた。
これにより、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄が得られた。収量は50g(収率:83.7%)であった。沸点は93℃であった。融点は33〜34℃であった。
〔Fe膜(薄膜)の形成〕
[実施例1]
図1は、Fe系膜を成膜する為の装置の概略図である。図1中、1は原料容器、2は基板を保持して加熱する基板加熱器、3は成膜チャンバ(分解反応炉)、4は基板、5は流量制御器、6はシャワーヘッドである。7は、キャリアガス(不活性ガス(Ar, Nなど)、又はH)である。10は、成膜時に、成膜チャンバ内に導入する添加ガス(不活性ガス(Ar,N等)、及び還元性ガス(H,NH等))である。
図1の装置が用いられ、基板4上にFe膜が成膜された。
ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄が、原料容器1内に、入れられた。原料容器1は、ヒータ(図示せず)により、90℃に加熱された。水素ガス(キャリアガス)が20ml/分の割合で供給された(バブリングが行われた)。これにより、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄が、水素ガスと共に、成膜チャンバ3に導かれた。成膜チャンバ3の壁、シャワーヘッド6及び原料容器1からシャワーヘッド6までの配管は110℃に加温されている。ポンプ(図示せず)により、成膜チャンバ3内は真空に排気された。成膜チャンバ3とポンプとの間に設けられた圧力調整弁(図示せず)により、所望の成膜圧力1kPaに調整されている。基板4は基板加熱器2により280℃に加熱されている。その結果、基板4上に膜が形成された。
本実施例で形成された膜は、面内均一性に優れたものであった。この膜がXPSで調べられた。その結果、Fe膜(膜中のC,Oは検出下限以下)であることが確認された。
[実施例2]
図1の装置が用いられ、基板4上にFe膜が成膜された。キャリアガス7として10sccmのArガスが、成膜時添加ガス10として40sccmのArガスと20sccmのNHガスと80sccmのHガスとが用いられた以外は、実施例1と同様に行われた。成膜時間は30分間であった。
本実施例で形成された膜は、面内均一性に優れたものであった。この膜がXPSで調べられた。その結果、Fe膜(膜中のC,Oは検出下限以下)であることが確認された。
[実施例3]
図1の装置が用いられ、基板4上にFe膜が成膜された。キャリアガス7として25sccmのArガスが、成膜時添加ガス10として100sccmのArガスと500sccmのNHガスと50sccmのHガスとが用いられた以外は、実施例1と同様に行われた。成膜時間は20分間であった。
本実施例で形成された膜は、面内均一性に優れたものであった。この膜がXPSで調べられた。その結果、Fe膜(膜中のC,Oは検出下限以下)であることが確認された。
[実施例4]
図2は、Fe系膜を成膜する為の装置の概略図である。図2中、1は原料容器、2は基板加熱器、3は成膜チャンバ、4は基板、6はシャワーヘッド、8は気化器である。9は、原料容器1から気化器8へ原料を圧送する原料圧送用ガス(例えば、不活性ガス(Ar, N等)である。10は、成膜時に、成膜チャンバ内に導入する添加ガス(不活性ガス(Ar,N等)、及び還元性ガス(H,NH等))である。11は原料圧送用ガス9の圧力制御器である。12は液体流量制御器である。液体流量制御器12は気化器8への原料液体の圧送流量を制御する。
図2の装置が用いられ、基板4上にFe膜が成膜された。
ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄のデカン溶液が、原料容器1内に、入れられた。原料圧送用ガス9としてNガスが用いられ、原料圧送用ガス圧力制御器11により0.1MPaに調整された。ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄のデカン溶液が、0.1mg/minとなるように調整(液体流量制御器12により調整)され、圧送された。これにより、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄のデカン溶液が気化器8に送り込まれた。気化器8に送り込まれたビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄は、キャリアガスとして50sccmのArガスと共に、成膜チャンバ3に導かれた。成膜時添加ガス10として、Arガス40sccm、NHガス20sccm、Hガス80sccmも成膜チャンバ3に供給された。成膜チャンバ3の壁、シャワーヘッド6及び原料容器1からシャワーヘッド6までの配管は110℃に加温されている。ポンプ(図示せず)により、成膜チャンバ3内は真空に排気された。成膜チャンバ3とポンプとの間に設けられた圧力調整弁(図示せず)により、所望の成膜圧力1kPaに調整されている。基板4は基板加熱器2により290℃に加熱されている。その結果、基板4上に膜が形成された。
本実施例で形成された膜は、面内均一性に優れたものであった。この膜がXPSで調べられた。その結果、Fe膜(膜中のC,Oは検出下限以下)であることが確認された。
[実施例5]
実施例4において、デカン(C1022)の代わりに、テトラヒドロフランが用いられた以外は、同様に行われ、基板4上に膜が形成された。
本実施例で形成された膜は、面内均一性に優れたものであった。この膜がXPSで調べられた。その結果、Fe膜(膜中のC,Oは検出下限以下)であることが確認された。
[実施例6]
実施例4において、デカン(C1022)の代わりに、N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジンが用いられた以外は、同様に行われ、基板4上に膜が形成された。
本実施例で形成された膜は、面内均一性に優れたものであった。この膜がXPSで調べられた。その結果、Fe膜(膜中のC,Oは検出下限以下)であることが確認された。
[比較例1]
実施例1において、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄の代わりに、ビス(N,N’−ジイソプロピルアセトアミジネート)鉄が用いられた以外は、同様に行われた。
すなわち、原料容器1内にビス(N,N’−ジイソプロピルアセトアミジネート)鉄が入れられた。水素ガス(キャリアガス)が20ml/分の割合で供給され、バブリングが行われた。これにより、ビス(N,N’−ジイソプロピルアセトアミジネート)鉄が、水素ガスと共に、分解反応炉3に導かれた。原料容器1及び配管は、各々、115,120℃に加温されている。系内は真空に排気されている。基板4は280℃に加熱されている。
原料容器1や配管の冷えた個所において、ビス(N,N’−ジイソプロピルアセトアミジネート)鉄が固化し、通路が塞がれた。この為、作業は中止せざるを得なかった。翌日、配管を出来るだけ均一に加温できるように配管に加熱部品が施された。そして、作業が開始された。しかしながら、キャリアガスの流れ(バブリング)が観察されず、再開できなかった。原料容器1を開けて見た処、原料固化によって、バブリング管内部で閉塞が起きていた。原料容器1を115℃で2時間加温しても、容器深部にまで熱が伝わらず、バブリング管内部に詰まった原料は融解しなかった。この為、成膜作業は諦めざるを得なかった。
[比較例2]
実施例1において、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄の代わりに、ビス(N,N’−ジ−t−ブチルアセトアミジネート)鉄が用いられた以外は、同様に行われた。
すなわち、原料容器1内にビス(N,N’−ジ−t−ブチルアセトアミジネート)鉄が入れられた。水素ガス(キャリアガス)が20ml/分の割合で供給され、バブリングが行われた。これにより、ビス(N,N’−ジ−t−ブチルアセトアミジネート)鉄が、水素ガスと共に、分解反応炉3に導かれた。原料容器1及び配管は、各々、110,120℃に加温されている。系内は真空に排気されている。基板4は280℃に加熱されている。
原料容器1や配管の冷えた個所において、ビス(N,N’−ジ−t−ブチルアセトアミジネート)鉄が固化し、通路が塞がれるようになった。この為、作業は中止せざるを得なかった。翌日、配管を出来るだけ均一に加温できるように配管に加熱部品が施された。そして、作業が開始された。しかしながら、キャリアガスの流れ(バブリング)が観察されず、再開できなかった。原料容器1を開けて見た処、バブリング管内部で固化閉塞が起きていた。原料容器1を110℃で2時間加温しても、容器深部にまで熱が伝わらず、バブリング管内部に詰まった原料は融解しなかった。この為、成膜作業は諦めざるを得なかった。
1 原料容器
2 基板加熱器
3 成膜チャンバ
4 基板
5 流量制御器
6 シャワーヘッド
7 キャリアガス
8 気化器
9 原料圧送用ガス
10 成膜時添加ガス

Claims (12)

  1. 鉄系膜を形成する為の材料であって、
    下記の式[I]及び/又は式[II]で表される化合物
    を有することを特徴とする鉄系膜形成材料。
    式[I]
    [R−N−C(R)=N−RFe
    式[II]
    [[R−N−C(R)=N−RFe]
    (但し、式[I][II]において、Rは炭素数が2〜6のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6のアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)
  2. 鉄系膜を形成する為の材料であって、
    下記の式[I]及び/又は式[II]で表される化合物と、
    溶媒
    とを有することを特徴とする鉄系膜形成材料。
    式[I]
    [R−N−C(R)=N−RFe
    式[II]
    [[R−N−C(R)=N−RFe]
    (但し、式[I][II]において、Rは炭素数が2〜6のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6のアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)
  3. 前記R,Rは、iso−プロピル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、cyclo−ペンチル基、cyclo−ヘキシル基の群の中から選ばれる何れかの基である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の鉄系膜形成材料。
  4. 前記R,Rは、炭素数が3〜6の側鎖を有するアルキル基である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの鉄系膜形成材料。
  5. 前記Rは、炭素数が2〜6の直鎖のアルキル基である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの鉄系膜形成材料。
  6. 前記Rは、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基の群の中から選ばれる何れかの基である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの鉄系膜形成材料。
  7. 前記式[I]及び/又は式[II]で表される化合物は、融点が65℃以下の化合物である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6いずれかの鉄系膜形成材料。
  8. 前記式[I]及び/又は式[II]で表される化合物が、ビス(N,N’−ジイソプロピルプロピオンアミジネート)鉄である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の鉄系膜形成材料。
  9. 前記溶媒が炭化水素系化合物の群の中から選ばれる一種または二種以上である
    ことを特徴とする請求項2〜請求項8いずれかの鉄系膜形成材料。
  10. 前記溶媒がエーテル系化合物の群の中から選ばれる一種または二種以上である
    ことを特徴とする請求項2〜請求項8いずれかの鉄系膜形成材料。
  11. 前記溶媒がR−NH−C(R)=N−R(但し、Rは炭素数が2〜6の直鎖のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6の側鎖を有するアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)である
    ことを特徴とする請求項2〜請求項8いずれかの鉄系膜形成材料。
  12. 請求項1〜請求項11いずれかの鉄系膜形成材料を成膜室に輸送する輸送工程と、
    前記成膜室に輸送された下記の式[I]及び/又は式[II]で表される化合物の分解により、鉄系膜が基板上に形成される成膜工程
    とを有することを特徴とする鉄系膜形成方法。
    式[I]
    [R−N−C(R)=N−RFe
    式[II]
    [[R−N−C(R)=N−RFe]
    (但し、式[I][II]において、Rは炭素数が2〜6のアルキル基、R,Rは炭素数が3〜6のアルキル基である。RとRとは全てが同じでも異なっていても良い。)

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