JP2016172026A - 家具部材と椅子用樹脂部材および椅子用脚基体 - Google Patents

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利房 中野
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大亮 和氣
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大樹 堀
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昌泰 開作
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和男 藤本
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俊成 筒井
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Abstract

【課題】靴墨等に由来する濃色の汚れに対しても、その汚れが付着しにくく拭き取りやすい、防汚性に優れる家具部材と椅子用樹脂部材および椅子用脚基体を提供する。【解決手段】本発明の家具部材と椅子用樹脂部材および椅子用脚基体は、耐汚染性と耐摩耗性とを共に備える部材であって、樹脂成形体からなる基体と、該基体の表面に形成された、単層の防汚性樹脂硬化被膜と、を備える。そのため、靴墨等に由来する濃色の汚れが付着しても、この汚れを簡単に落とすことができる。したがって、本発明の部材および椅子用脚基体は、汚れに対する清掃やメンテナンス等の心配や美観維持の懸念を生じることなく、前記汚れを受け易い部位や様々な用途向けの家具に採用することができる。特に、白色や明るいカラー等の淡色に塗装される部材および椅子用脚基体に、好適に使用できる。【選択図】図1

Description

本発明は、家具の一部を構成する家具部材と椅子用樹脂部材および椅子の脚を支持する椅子用脚基体に関し、より詳しくは、汚れが付着しにくく拭き取りやすい、防汚性に優れる家具部材と椅子用樹脂部材および椅子用脚基体に関する。
オフィスや商工業施設の事務部門等で使用される、テーブル,脚付き天板,パーティションボード,間仕切りや椅子等のオフィス用家具(ファニチャーとも言う)の分野では、従来、場所を移動できる仕様ではなかった商品が、部屋内での移動や配置替えを簡単にできるようにとの理由で、前記椅子のような移動用キャスター等をその脚部に備えるものが増えている(特許文献1〜3等を参照)。
上記のようなオフィス用家具の脚部等、家具の一部を構成する家具部材、特に自重を支承する部分には、その強度や耐久性等を考慮して、主にスチール,アルミ等からなる金属製の部材が用いられてきた。しかしながら、近年、この金属製の家具部材(脚部)に代わる、軽量な樹脂製の家具部材(脚部材)が開発され、導入されてきている。特に、オフィス用途の事務用椅子(以下、オフィスチェアー)の分野においては、そのデザイン性の高さも相俟って、前記オフィスチェアーの脚部材として、金属製の支柱と、樹脂製の脚羽根を含む脚基体とからなる脚体が、採用されるようになってきている。
本出願人も、前記事務用椅子の脚体に関し、樹脂製脚羽根を有する脚基体(椅子用脚ベース)の提案を、既に行っている(特許文献4および本願の図1を参照)。
上記提案によれば、椅子用脚基体を構成する「放射状の脚羽根」の互いに隣接する基端同士が、脚羽根の強度を維持確保するために形成されたリブ(脚基体の内部にあり図では見えない)の外周壁により滑らかに接続されるので、椅子の一部を構成する脚基体のデザインの自由度を高め、この脚基体の外観,見栄え等を向上させることができる。
また、脚基体およびその脚羽根の作製(射出成形)時に、脚羽根の裏側方向から、前記リブ同士の間に形成される空間(空隙)に冷却ユニットを挿入できるため、この脚基体および脚羽根の製造に要する時間(成形サイクル)が短縮される。これにより、前記基体の製造効率を高め、結果、脚基体およびそれを脚体に使用した椅子のコストダウンを図ることができる。
特開平9−302824号公報 特開平11−128012号公報 特開2005−143762号公報 特開2013−78417号公報
ところで、オフィス用テーブルやオフィスチェアー等、オフィスに導入される家具は、近年、デザイナー等によって提案された、統一されたテーマやコンセプトに基づいて選定されることも多く、その要望に応えるために、デザインの多様さと選べるカラーの豊富さ、すなわち品揃えの多さが求められるようになってきている。
なかでも、前記オフィス用テーブル,脚付き天板やオフィスチェアー等に用いられる、脚部用の脚基体(脚羽根)は、長い間、黒色または濃色のものが主流であったため、明るさや清潔感等が求められる、医療関連や研究開発系,情報技術系のオフィス向け、あるいは、華やかさが求められる接客,応接スペース等向けに、白色やパステルカラー等を有する淡色系の脚基体を、との要望がある。
しかしながら、前記オフィステーブルやオフィスチェアー用の脚部用脚基体は、床に近い位置に配置されて椅子本体を支持しており複数方向にほぼ水平方向に延びるアーム状をしているため、靴で踏まれたり、床掃除の際等に汚れや傷がつきやすい。そのため、従来の脚基体および脚羽根部分を、明るいカラーで塗装しただけでは、靴底の汚れや、靴墨等に由来する着色や落ちない汚れが多数発生して、見栄えが急激に悪化することがわかっている。
そこで、オフィステーブルやオフィスチェアーに用いられる脚部用の脚基体に、前記のような汚れが、付着しにくく拭き取りやすい性能を付与できれば、これらの汚れに対する清掃,メンテナンスの心配や美観維持等の懸念が払拭され、白色や淡色等からなる脚部を有するテーブルやチェアーを、より多くのオフィスやスペースに容易に導入することが可能になるものと考えられる。なお、椅子のフレームやカバー等の背樹脂部材についても、これらは手で持ちやすい高さに配置されているため、汚れた手で持ったり、頻繁に手で触って移動させるため、手垢が付いて汚れるという問題がある。
本発明の目的は、靴墨等に由来する濃色の汚れに対しても、その汚れが付着しにくく拭き取りやすい、防汚性に優れる家具部材と椅子用樹脂部材および椅子用脚基体を提供することである。
本発明は、耐汚染性と耐摩耗性とを共に備える家具部材であって、樹脂成形体からなる基体と、該基体の表面に形成された、単層の防汚性樹脂硬化被膜と、を備えることを特徴とする家具部材である。
また本発明は、表面硬度が、鉛筆硬度でH以上、5H以下であることを特徴とする。
またさらに、本発明は、表面粗さが、算術平均粗さRaで1.0μm以上、4.0μm以下であることを特徴とする。
さらにまた、本発明は、前記防汚性樹脂硬化被膜の厚さが、30μm以上、200μm以下であることを特徴とする。
ここで、本発明は、前記防汚性樹脂硬化被膜が、粉体塗料からなることを特徴とする家具部材である。
さらに、本発明は、前記粉体塗料が、5〜50重量%の酸化チタンを含有することを特徴とする。
一方、本発明の椅子用樹脂部材は、耐汚染性と耐摩耗性とを共に備える椅子用樹脂部材であって、繊維強化ポリアミド製の基体と、該基体の表面に形成された、単層の防汚性樹脂硬化被膜と、を備えることを特徴とする。
そして、本発明は、耐汚染性と耐摩耗性とを共に備える椅子用脚基体であって、繊維強化ポリアミドからなる、椅子の支柱の下部を支承するボス状のセンターハブ部、および、該センターハブ部から放射状に突出する複数のアーム状脚羽根と、これらセンターハブ部とアーム状脚羽根の表面に形成された防汚性樹脂製塗膜と、を備えることを特徴とする。
本発明の家具部材によれば、樹脂成形体からなる基体の表面に、単層の防汚性樹脂硬化被膜を有するため、靴墨等に由来する濃色の汚れが付着しても、この汚れを簡単に落とすことができる。したがって、本発明の家具部材は、汚れに対する清掃やメンテナンス等の心配や美観維持の懸念を生じることなく、前記汚れを受け易い、家具の種々の部位や様々な用途向けの家具に採用することができる。特に、白色や明るいカラー等の淡色に塗装される家具部材に、好適に使用できる。
また、本発明の家具部材のうち、表面硬度が、鉛筆硬度でH以上、5H以下であるものは、前記濃色の汚れが付着しにくいことに加え、靴裏等による擦過を受けた場合でも、傷等が発生することがない。したがって、表面硬度が高い(硬い)ことと相俟って、前記濃色の汚れがより付着しにくく、表面に付着した汚れを、拭き取り等により、弱い力でより簡単に落とすことができるようになる。すなわち、家具部材の、耐摩耗性とメンテナンス性とが向上する。
また、本発明の家具部材のなかで、表面粗さが、算術平均粗さRaで1.0μm以上、4.0μm以下であるものは、家具部材の表面に、汚れの付着や塗膜の磨耗,傷付きの原因となる引っ掛かりや凹凸が少なく、前記濃色の汚れの付着を、より効果的に防止することができる。しかも、前記の鉛筆硬度と同様、上記表面粗さが上記範囲内にあるものは、表面に付着した汚れを、拭き取り等により、弱い力でより簡単に落とすことができるようになる。したがって、本発明によっても、家具部材の耐摩耗性とメンテナンス性が向上する。
さらに、本発明の家具部材のなかでも、前記防汚性樹脂硬化被膜(単層)の厚さが、30μm以上、200μm以下であるものは、前記基体表面の「しぼ」の質感を維持しながら、前記靴裏等による擦過に対する耐性や耐磨耗性を向上させることができる。なお、重ね塗りや積層等により、防汚性樹脂硬化被膜を膜厚あるいは複層とすれば、前記耐磨耗性が向上することは明らかであるが、膜の厚み増加分のコストアップになる。したがって、本発明の防汚性樹脂硬化被膜(単層)の厚さは、これらコストと性能のバランスを鑑みて規定されたものであり、膜厚を200μmを超える値に設定してみても、その膜厚の増加に見合う性能の向上が見られないことは、過去の実験や知見等からも確かめられている。
ここで、本発明の家具部材の防汚性樹脂硬化被膜を構成する材料としては、粉体塗料を好適に使用する。この粉体塗料は、静電塗装法等により、前記「しぼ」付きの基体の表面に、均一な厚みの塗料膜(未硬化)を形成することができる。また、前記均一な厚みの塗料膜を加熱して、所定仕様温度の熱を加えることにより、同様に均一な厚みの硬化塗膜(防汚性樹脂硬化被膜)を得ることができる。しかも、前記粉体塗料は、静電塗装法等を用いた場合、塗装工程での有機溶剤の使用量が少なく安全で、飛散等による人体への暴露も少なく、排気や廃棄物も少ないため環境にも優しいという利点がある。勿論、粉体塗料の使用は、前記のような、要求される性能レベルの高い家具部材用防汚性樹脂硬化被膜を、複雑な形状の家具部材に対して、均一な膜厚で、再現性良く得られるというメリットもある。
また本発明において、前記家具部材の防汚性樹脂硬化被膜を構成する粉体塗料が、5〜50重量%の酸化チタンを含有するものである場合、前記樹脂成形体からなる基体の表面に、白色や淡色の防汚性樹脂硬化被膜を、表面硬度が鉛筆硬度でH以上5H以下で、かつ、表面粗さが算術平均粗さRaで1.0μm以上4.0μm以下の状態で、コストの過大な上昇を招くことなく、均一な膜厚で効率良く作製することができる。
一方、本発明の椅子用樹脂部材は、繊維強化ポリアミド製の基体と、該基体の表面に形成された単層の防汚性樹脂硬化被膜とを備えるため、前記家具部材と同等の耐汚染性と耐摩耗性とを奏する。
そして、本発明の椅子用脚基体は、その表面に前記と同様の防汚性樹脂製塗膜を備える。この構成により、本発明の椅子用脚体は、単層の防汚性樹脂硬化被膜を有するため、靴墨等に由来する濃色の汚れが付着しても、この汚れを簡単に落とすことができる。したがって、本発明の椅子用脚体は、汚れに対する清掃性,メンテナンス性が向上する。そして、上記メンテナンスの心配や美観維持の懸念を生じることなく、前記汚れを受け易い、オフィスチェアーの脚体や、オフィステーブルの脚部等に用いることができる。
また、特に、白色や明るいカラー等の淡色に塗装される脚体に好適に使用できるとともに、このような淡色の椅子用脚体が求められる、明るくクリーンなイメージのオフィスや、華やかさが必要とされる接客,応接スペース等での使用に、適するものとすることができる。
(a)は実施形態におけるオフィスチェアーの全体構成を示す斜視図であり、(b)はそのオフィスチェアーの脚体に使用されている樹脂製の脚基体の構成を示す斜視図である。 脚羽根の摩耗試験機の概略構成図である。
以下の実施形態では、本発明の家具部材の具体例として、オフィス用途の事務用回転椅子(オフィスチェアー)に用いられる脚部材(支柱と脚基体とからなる脚体)について説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるオフィスチェアー10の構成を説明する斜視図であり、(a)は椅子全体を示す図、(b)はその脚体に用いられている脚基体1の全体像を示す図である。
図1(a)に示すように、前記オフィスチェアー10は、その上部構造として、人が座るための座(座面)4と、この座4の裏側に配置された支持基部(図示省略)と、前記座4の後方上側に一体に設けられた背もたれ5と、を備える。
また、オフィスチェアー10は、その下部構造として、放射状に広がる5本のアーム(脚羽根1b)を有する脚基体1と、各脚羽根1bの先端部に取り付けられたキャスター2と、を備える。そして、これら上部構造と下部構造とは、下端が上記脚基体1のセンターハブ部1aの穴に固定され、上端が前記座4の裏側に配置された支持基部に接続された、金属製の脚支柱3により接続されている。
なお、前記座4および裏面の支持基部と、前記背もたれ5は、従来公知の構造のものをどれでも利用可能であるため、詳細な説明を省略する。
前記5本の脚羽根1bを有する脚基体1は、中央に穴を有する筒状(ボス状)のセンターハブ部1aと、このセンターハブ部1aから放射状に突出する複数の脚羽根1bとから構成されており、全体として、図1(b)に示すように平面視星型に形成されている。
なお、前記脚基体1は、射出成形等を用いて一体に成形された樹脂成形体であり、その形成材料には、強度や耐久性等を考慮して、黒色または濃色の繊維強化ポリアミドが好適に用いられ、前記ポリアミドとしては、PA6またはPA66が好適に選択される。
また、脚支柱3としては、伸縮可能なガススプリングが用いられることが多く、その上端で、前記座4の裏面に配置された支持基部を介して該座4を支承しているとともに、その下端は、前記脚基体1のセンターハブ部1aに設けられた穴に嵌め入れられている。なお、脚支柱3は、黒色または脚基体1と同色の樹脂製カバーに覆われている場合もある。
そして、前記脚支柱3と脚基体1、および脚基体1の各脚羽根1bの先端に取り付けられたキャスター2からなる椅子の脚体は、上記構成により、前記座4を含む椅子の上部構造を、回転自在にかつ水平移動自在に支持している。
ここで、本発明の家具部材の特徴は、この脚体を構成する黒色または濃色の脚基体1が、その表面に、白色または淡色の、粉体塗料からなる単層の防汚性樹脂硬化被膜を備えている点である。
前記粉体塗料としては、たとえば水酸基含有ポリエステル樹脂を主成分とし、これに硬化剤としてブロックイソシアネート樹脂や、添加剤としてグリシジル末端エポキシ樹脂等を添加した組成物を粉砕(微紛化)したものなどが用いられる。そのほかにも、たとえば、カルボキシル基末端ポリエステル樹脂−グリシジル基末端エポキシ樹脂,カルボキシル基末端ポリエステル樹脂−β−ヒドロキシアルキルアミド,グリシジル基末端エポキシ樹脂−アジピン酸ジヒドラジド等、粉体塗料として一般的に知られている粉体塗料組成物が使用可能である。
また、前記粉体塗料は、白色顔料および充填剤として、5〜50重量%の酸化チタンを含有する。前記酸化チタンの含有量が5〜50重量%である場合、樹脂成形体からなる脚基体1の表面に、所要の性能を有する、白色や淡色の防汚性樹脂硬化被膜を、コストの過大な上昇を招くことなく、均一な膜厚で効率良く作製することができる。なお、前記酸化チタンの含有量が、5重量%未満であるかまたは50重量%を越える場合は、後記する硬化被膜(脚基体1)の表面硬度(鉛筆硬度)や表面粗さ(算術平均粗さRa)の設定を満たすことができないおそれがある。
前記粉体塗料を用いた防汚性樹脂硬化被膜の形成には、静電塗装法が好適に用いられる。この静電塗装は、導電性プライマ等を塗布して予め表面に導電性を付与した、樹脂製の脚基体1の表面を帯電させることにより、前記粉体塗料のパウダーを付着させ、該脚基体1の表面に、均一な厚みの粉体塗料層(未硬化)を形成する。そして、表面に形成された前記粉体塗料層(未硬化)に、たとえば180℃等、樹脂の融点以上の温度をかけて焼き付け硬化させることにより、前記防汚性を有する樹脂硬化被膜を得ることができる。なお、前記の硬化前の粉体塗料層を、脚基体1の表面に形成する際の層厚は、後記の焼き付け硬化後の厚みの減少を考慮して、若干厚めに形成される。
また、加熱による硬化完了後の防汚性樹脂硬化被膜の厚さ、すなわち単層の膜厚は、通常30μm以上200μm以下であり、好ましくは50μm以上150μm以下、より好ましくは80μm以上130μm以下、に設定される。この設定は、脚基体1の表面の「しぼ」の質感の維持と、靴裏等による擦過に対する耐磨耗性のバランスを考慮しての結果であって、膜厚を200μmを超える値に設定してみても、そのコストの増加に見合う性能(耐磨耗性)の向上が見られないことは、過去の実験や知見等から確認されている。
さらに、前記防汚性樹脂硬化被膜は、その硬化後の表面粗さが、算術平均粗さRaで1.0μm以上、4.0μm以下であり、表面硬度が、鉛筆硬度でH以上、5H以下に設定されている。この構成により、汚れが付着しにくいことに加え、靴裏等による擦過を受けた場合でも、傷等が発生することがない。したがって、表面硬度が高いことと相俟って、前記濃色の汚れがより付着しにくく、表面に付着した汚れを、拭き取り等により、弱い力でより簡単に落とすことができるようになる。すなわち、脚基体1および最も靴裏に接する脚羽根1bの、耐摩耗性とメンテナンス性とが向上する。
なお、前記表面粗さが、算術平均粗さRaで1.0μm未満のものは、膜厚が薄いことによる耐磨耗性の低下が懸念される。逆に、算術平均粗さRaが4.0μmを超えるものは、前記脚基体1の表面の「しぼ」を覆い隠して平坦にしてしまうおそれがある。
また、前記表面硬度が、鉛筆硬度でH未満のものは、被膜が磨耗により早期に消失してしまうおそれがある。逆に、鉛筆硬度が5Hを超えるものは、被膜が硬過ぎて、衝撃等により剥離や脱落してしまうおそれがある。
つぎに、前記防汚性樹脂硬化被膜を有する、実際のオフィスチェアーの脚部(脚基体)を作製し、その脚基体の脚羽根部分(すなわち、最も多く靴底と接すると思われる部分)を用いて、椅子用脚基体の「汚れ落ち性能」と「耐摩耗性」とを評価した。
[粉体塗料の調製]
まず、試験用脚基体に塗工する粉体塗料を調製した。
各粉体塗料は、後記の<使用原料>一覧に記載の原料を、「表1」および「表2」に記載の配合量(重量部)にもとづいてヘンシェルミキサなどの混合機で乾式混合し、2軸のエクストルーダによって110℃で溶融混練し、混練物を冷却、微粉砕した後、120メッシュのふるいを用いて分級して、粉体塗料とした。
<使用原料>
[樹脂]
A.ユピカコート GV−710〔日本ユピカ社製 水酸基末端ポリエステル樹脂〕
B.URALAC P1630〔DSM社製 水酸基末端ポリエステル樹脂〕
C.ユピカコート GV−150〔日本ユピカ社製 水酸基末端ポリエステル樹脂〕
[硬化剤]
D.VESTAGON B−1530〔EVONIK INDUSTRIES社製 ブロックイソシアネート樹脂〕
[添加剤]
E.D.E.R. 662E〔DOW CHEMICAL社製 グリシジル末端エポキシ樹脂〕
F.ネオスタン U−870〔日東化成社製 ジ−n−ブチル錫マレイン酸塩〕
G.キュアゾール C11Z〔四国化成工業社製 2−ウンデシルイミダゾール〕
H.ベンゾイン〔MIWON SPECIALTY CHEMICAL社製 ベンゾイン〕
J.JONCRYL 683〔ジョンソンポリマー社製 カルボキシル基末端アクリル樹脂〕
K.ファインディック A−261〔DIC社製 グリシジル基末端アクリル樹脂〕
L.セリダスト 3940F〔CLARIANT社製 フッ素変性ワックス〕
[顔料]
M.タイピュア R−706〔デュポン社製 酸化チタン〕
N.カーボン MA−100 パウダー〔三菱化学社製 カーボンブラック〕
P.スーパーS〔丸尾カルシウム社製 炭酸カルシウム〕
[後添加剤]
Q.カープレックス FPS−1〔DSL.ジャパン社製 微粉シリカ〕
つぎに、試験に用いた供試用サンプルである脚羽根からなるテストピースは、以下のように作製した。
[供試用脚羽根の作製]
実施例および比較例のサンプルとして、予めその表面に導電性を付与して準備した脚基体の脚羽根に、静電塗装により、先に作製した「表1」,「表2」記載の各配合の粉体塗料を、約0.02g/cm(厚み換算で、付着物の層厚100μm相当)付着させ、この状態で、オーブン中で粉体塗料を加熱硬化させ、上記脚羽根の表面に、樹脂硬化被膜を有する実施例および比較例の脚基体を作製した。
[参考例]
参考例Aとして、原料の段階から樹脂に白色顔料を添加(練り込み)した白色の樹脂組成物を用いて、前記実施例・比較例の試作ベースである脚基体(黒色)と同等の成形方法により、白色の脚羽根(参考例A)を作製し、後記の「汚れ落ち性能」試験の検体に加えた。なお、この参考例Aの脚羽根は、本出願人が従来から販売している商品に相当するものである。
また、防汚性能の比較のために、他社カタログに「(樹脂製)脚基体の成形時に、表面が汚れにくくなる処理を施している」と記載のある他社品(B社製椅子用脚羽根)を「参考例B」として、他社カタログに「脚羽根の上面に、着脱容易な、汚れを防止するポリプロピレン製カバーが取り付けられている」と記載のある他社品(C社製椅子用脚羽根)を「参考例C」として、今回の「汚れ落ち性能」の評価試験に加えている。なお、樹脂性脚基体の耐汚染性を向上させる試みとして、前記防汚性樹脂硬化被膜が単層ではなく、通常の塗膜の上に、クリアコートを積層(多重塗装)した厚膜のものもあるが、基体表面のしぼ(質感)が失われることに加え、それによる加工コストの増加が過大になり過ぎて現実的でないため、今回の評価試験では比較の対象外とした。
上記のようにして得られた実施例1〜7および比較例1,2と参考例A〜Cの供試用サンプルに対して、汚れの落ち易さを比較する試験と、硬化被膜の耐久性を比較する耐摩耗性とを実施して、その塗膜物性を評価した。なお、他の諸物性との相関を見るため、これらの試験に先立って、被膜の膜厚(設定膜厚)、表面粗さ(算術平均粗さRa)と、表面硬度(鉛筆硬度)の計測を行っている。これらの試験・評価結果は、後記の「表3」,「表4」にまとめて記載している。
以下に、上記測定と試験の詳細を説明する。
<硬化被膜の膜厚の測定>
まず、得られた各供試サンプルの表面(上面)に形成された前記防汚性樹脂硬化被膜の膜厚を測定した。膜厚の測定は、JIS K 5600−1−7:2014「塗料一般試験方法−第1部:通則−第7節:膜厚」に準じて行われ、測定に用いた機器は、デジタルマイクロスコープ測定機〔キーエンス社製〕型番VHX−5000である。なお、測定膜厚は、測定箇所によってばらつくため、後記の「表3」,「表4」には塗工の「設定膜厚」を表示している。このように設定膜厚を「100μm」とした場合、すなわち前記「表1」,「表2」記載の各配合の粉体塗料を、コロナガンを用いて−80kVで約0.02g/cm(層厚100μmに相当)塗工する塗装条件では、何度作製を行っても、有効範囲80〜130μm(実測値:86〜124μm)で平均厚さ100μm(実測平均:102μm)の塗装膜が得られることを、上記測定方法による事前の実験で確認している。
<表面粗さ(算術平均粗さRa)の測定>
各供試サンプルの表面粗さは、JIS B 0601:2013「製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式」のSS4.2.1「輪郭曲線の算術平均高さ」算術平均粗さRaに準じて測定した。なお、測定に用いた機器は、表面粗さ測定機 サーフテスト SJ−210(ミツトヨ社製)である。
<表面硬度(鉛筆硬度)の測定>
各供試サンプルの表面硬度は、JIS K 5600−5−4:1999「塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第4節:引っかき硬度(鉛筆法)」に準じて測定した。
続いて、脚羽根の「汚れ落ち性能」試験と「耐摩耗性」試験とを行った。
<脚羽根の汚れ落ち性能の評価>
耐汚染性(汚れ落ち性能)の試験は、前記供試用の各脚羽根に、所定の2種類の汚れを付着させ、その付着した各汚れを、以下に選定の3つの汚れ除去方法により除去操作を行ってから、汚れを付着させた部位(汚れが残る領域)と、汚れ付着操作を行う前の状態(新品の状態)との間の色差、すなわち、除去しきれなかった汚れの量を色差計で計測し、汚れの「落ち易さ」を評価した。
なお、前記色差ΔEは、JIS K 5600−4−6「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第6節:測色(色差の計算)」に準じて計測した。したがって、前記色差ΔEは、その値が小さいほど、初期状態(白色)からの着色が少なく、脚羽根が、拭き取り後に綺麗な白色に戻っていることを表す。
[付着させた「汚れ」の種類と成分]
・靴墨(市販の黒の靴墨。)
・カーボンブラック(通常世間にある汚れで、最も細かく落ちにくいと言われる。)
まず、脚羽根の塗装色(汚す前)のLab値を測定してから、上記各汚れ材料を、各試験毎に少量、約2cm四方程度の範囲にふりかけ、乾布(何もつけない、乾燥状態の雑巾)を用いて擦り込み、付着させた。
[汚れ除去方法]
以下の拭き取り作業には、通常入手容易な清掃用布地(綿素材のタオルまたは雑巾)を使用し、清掃用布地は、試験の都度に新しい雑巾または洗浄した雑巾を使用した。また、拭き取り作業は、雑巾で、軽く力を入れて10回程度擦ることにより行った。
1.水拭き(水に浸して固く搾った雑巾を拭き取りに使用。)
10回拭き取り後に、前記汚れ付着前との色差ΔEを測定。
2.洗剤拭き〔水で薄めた中性洗剤液(3%水溶液)を適量滴下させた雑巾を拭き取りに使用。〕 10回拭き取り後に、前記汚れ付着前との色差ΔEを測定。
3.エタノール拭き(市販のエタノールを少量滴下させた雑巾を拭き取りに使用。)
同様に、10回拭き取り後に前記汚れ付着前後との色差ΔEを測定。
<汚れ落ち性能の評価>
拭き取り試験(汚れ落ち試験)後の結果を、下記の「表3」,「表4」にまとめて記載する。なお、汚れ付着前の原色部位との色差ΔEが、10未満のものを「○」で、10以上20未満のものを「△」で、20以上のものを「×」で評価した。
汚れ落ち性能の試験の結果から、本発明の防汚性樹脂硬化被膜を有する椅子用脚基体は、どの汚れの拭き取り方法においても、優れた耐汚染性(汚れの落ち易さ)を示した。特に、実施例1と実施例2の脚羽根は、一般に、どこにでも付着して最も落としにくいといわれる「カーボンブラック」を汚れ源とした試験においても、エタノールで拭き取った場合は、色差ΔEが8程度になるまで綺麗にすることができた。また、靴墨を汚れ源とした試験においては、エタノール拭きを行った場合、拭き取り後の色差ΔEは約0.5にまで達して、肉眼でも、どの部分で汚れ試験を行ったか判別できない程度にまで、綺麗にすることができた。
なお、上記表3,表4の結果から、樹脂製家具部材の汚れ落ち性能を向上させるには、部材の表面粗さ(Ra)を1.0μm〜4.0μmとすることが好ましく、より好ましくは表面粗さ(Ra)を2.0μm〜3.0μm程度に維持することが肝要であることが見てとれる。
また、上記表3,表4の結果から、樹脂製家具部材の汚れ落ち性能を向上させるには、表面硬度(鉛筆硬度)をH〜3Hとすることが好ましく、より好ましくは表面硬度(鉛筆硬度)を2H〜3H程度に維持することが肝要であることが見てとれる。
つぎに、脚羽根の摩耗試験について説明する。
脚羽根の耐摩耗性を評価する摩耗試験は、図2に示すように、脚羽根1bの上部(頂部)を摩擦する摩擦ヘッドと、その摩擦ヘッドを同じ位置で往復動(スライド移動)させるエアーシリンダーA等のヘッド駆動手段とを備える。摩擦ヘッドは、中央の金属板を基体(ヘッドベースB)として、その下側(下面)には、脚羽根1bの上部を摩擦するための摩擦材Hが取り付けられており、ヘッドベースBの上側(上面)には、摩擦材Hと脚羽根1bの摺接時にこの摺接面に荷重をかけるための錘Gが配設されている。そして、エアーシリンダーAは、内部のピストンに繋がるシリンダーロッドRを介して、摩擦ヘッドを往復動させる。なお、エアーシリンダーAは、モーター等、他の往復動駆動手段で代替してもよい。
<脚羽根の摩耗試験>
・摩擦材:6号帆布(幅50mm,長さ250mm)
・摩擦ヘッドのストローク:100mm
・摩擦ヘッドの荷重:下方に4kg
・摩擦ヘッドの1往復のサイクルタイム:8秒(ヘッドスピード50mm/秒)
・摩擦ヘッドの往復回数:450往復/時間
<脚羽根の耐摩耗性の評価>
人が同じ姿勢でいられる時間が20分程度であるという調査結果から、脚羽根が靴底で擦られる、時間あたりの最大回数は3回であると推定。そこで、脚羽根の塗膜の保証期間を10年と仮定すると、事務用椅子の脚羽根が、10年間で擦られる最大回数は、10年×250日/年×8時間/日×前記3回/時間=6万回ということになる。したがって、上記脚羽根の摩耗試験は、6万回(約133時間)の摩擦後でも、被膜表面が摩滅していないことを試験合格の基準とし、上記6万回の摩擦をクリアできた脚羽根を「○」で、上記6万回の摩擦終了までに表面被膜が摩滅したものを「×」として評価する。
前記試験の結果を、前記「表3」,「表4」に合わせて記載する。
結果は、実施例1〜7の脚羽根において、摩擦6万回の条件をクリアした。これに対して、表面被膜の柔らかい(鉛筆硬度F)比較例2の脚羽根は、上記摩擦6万回の条件をクリアできなかった。
なお、前記試験において、摩擦材を6号帆布としたのは、通常の金属塗装品を摩擦した際に、およそ数千回までに塗膜はがれを起こしたので、模擬靴底として適当な素材と判断した。ちなみに、他の脚羽根で前記摩擦試験を行った場合、金属塗装品のうち、溶剤形塗装品で5千回程度、通常の粉体塗料塗装品で1万回程度で、塗膜の剥離や摩滅が発生する。また、脚羽根以外の他の商品(ポリプロピレン製などの樹脂塗装品)で行った場合、通常4千回程度で剥離または摩滅が生じる。
つぎに、以下の「表5」に示す実施例8〜11は、前記椅子用脚体の色(すなわち、黒色の脚基体の上に塗装される粉体塗料の色)を、事務用椅子の座や背もたれ等の色(白色以外)に合わせて着色した場合の配合である。
なお、実施例8はプルシアンブルー色を、実施例9はライトオリーブ色を、実施例10はカーマイン色を、実施例11はダンジェリン色を表す。
これらの実施例8〜11についても、前記実施例1〜7と同等の汚れ落ち性能試験と耐摩耗性試験とを実施したところ、これらと同等の性能を備えることが確認できた。なお、実施例8〜11はそれぞれ、前記実施例1〜7(白色)より濃色であるため、前述の汚れが、実施例1〜7より目立ちにくい点で有利である。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
本発明の家具部材の防汚性樹脂硬化被膜は、オフィスチェアー等の事務用回転椅子の脚部(脚体)、ミーティングスペースや会議室等で使用される天板付家具(テーブル)の脚部、パーティションボード、間仕切り,展示パネル,ユニットパネル,ウォール等の脚部、本棚,ラック,ロッカー,カウンター等の収納家具の脚部、ワゴン,カート,キャリー等の移動式家具、スタンド,ショーケース等の展示用家具、リサイクルボックス、くず入れ、ドア等のハンドル,取っ手、などの家具または家具部材の汚れ防止にも利用することができる。
1 脚基体
1a センターハブ部
1b 脚羽根
2 キャスター
3 脚支柱
4 座
5 背もたれ
10 オフィスチェアー

Claims (8)

  1. 耐汚染性と耐摩耗性とを共に備える家具部材であって、
    樹脂成形体からなる基体と、該基体の表面に形成された、単層の防汚性樹脂硬化被膜と、を備えることを特徴とする家具部材。
  2. 表面硬度が、鉛筆硬度でH以上、5H以下であることを特徴とする請求項1に記載の家具部材。
  3. 表面粗さが、算術平均粗さRaで1.0μm以上、4.0μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の家具部材。
  4. 前記防汚性樹脂硬化被膜の厚さが、30μm以上、200μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の家具部材。
  5. 前記防汚性樹脂硬化被膜が、粉体塗料からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の家具部材。
  6. 前記粉体塗料が、5〜50重量%の酸化チタンを含有することを特徴とする請求項5に記載の家具部材。
  7. 耐汚染性と耐摩耗性とを共に備える椅子用樹脂部材であって、
    繊維強化ポリアミド製の基体と、該基体の表面に形成された、単層の防汚性樹脂硬化被膜と、を備えることを特徴とする椅子用樹脂部材。
  8. 繊維強化ポリアミドからなる椅子用脚基体であって、
    椅子の支柱の下部を支承するボス状のセンターハブ部と、該センターハブ部から放射状に突出する複数のアーム状脚羽根と、これらセンターハブ部とアーム状脚羽根の表面に形成された防汚性樹脂製塗膜と、を備えることを特徴とする椅子用脚基体。
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