JP2016171370A - 光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法 - Google Patents

光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016171370A
JP2016171370A JP2015048180A JP2015048180A JP2016171370A JP 2016171370 A JP2016171370 A JP 2016171370A JP 2015048180 A JP2015048180 A JP 2015048180A JP 2015048180 A JP2015048180 A JP 2015048180A JP 2016171370 A JP2016171370 A JP 2016171370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
phase shift
unit
modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015048180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6620409B2 (ja
Inventor
秋山 祐一
Yuichi Akiyama
祐一 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015048180A priority Critical patent/JP6620409B2/ja
Priority to EP16158916.3A priority patent/EP3068062B1/en
Priority to US15/062,816 priority patent/US9859985B2/en
Publication of JP2016171370A publication Critical patent/JP2016171370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6620409B2 publication Critical patent/JP6620409B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • H04B10/548Phase or frequency modulation
    • H04B10/556Digital modulation, e.g. differential phase shift keying [DPSK] or frequency shift keying [FSK]
    • H04B10/5561Digital phase modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • H04B10/505Laser transmitters using external modulation
    • H04B10/5057Laser transmitters using external modulation using a feedback signal generated by analysing the optical output
    • H04B10/50577Laser transmitters using external modulation using a feedback signal generated by analysing the optical output to control the phase of the modulating signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • H04B10/5161Combination of different modulation schemes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/516Details of coding or modulation
    • H04B10/532Polarisation modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • H04B10/505Laser transmitters using external modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • H04B10/505Laser transmitters using external modulation
    • H04B10/5055Laser transmitters using external modulation using a pre-coder

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】 ひとつの光変調器で複数の変調方式間を切り換える際に、安定した特性の光変調信号を生成する。
【解決手段】 光送信装置は、入力データから電気駆動信号を生成する電気信号生成部と、第1導波路対と第2導波路対と前記第1導波路対を伝搬する光と前記第2導波路対を伝搬する光の間に位相差を与える位相シフト部とを有し前記電気駆動信号で入力光を変調する光変調器と、前記光変調器による変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されるときに前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する制御部と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、光送信装置、光伝送システム、及び光通信制御方法に関する。
次世代の長距離・大容量通信システムを実現するために、送信器においてディジタル信号処理を利用して光変調信号を生成する技術が研究されている。ディジタル信号処理を利用することで、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数多重)といった変調信号を生成するだけではなく、分散予等化信号などの任意の光波形を生成することができる。またディジタル信号処理により、異なる変調方式のための電気信号を生成することで、ひとつの光変調器を用いて、複数の変調方式間を切り換えることができる。
一般的な光伝送システムでは、送信信号を安定化するために、光変調器に対して安定化のための制御が行われており、ディジタル信号処理を適用したシステムでも、同様に安定化の技術が望まれる。安定化技術として、LN(LiNbO3:ニオブ酸リチウム)変調器に対して行われる自動バイアス制御(ABC:Automatic Bias Control)がある。ABC制御により、LN変調器に印加されるバイアス電圧のドリフトに起因する伝送信号の劣化を防いでいる。
QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAMといった4値の位相変化を利用する変調方式では、光変調器のI(In-phase)アームとQ(Quadrature-phase)アームのそれぞれについて、電気駆動信号に基づいて光変調信号が生成され、2つの光変調信号の間に相対的な位相差が与えられる。QPSKや16QAMの場合は、一般的にIアームとQアームの間にπ/2の位相差を与える位相シフト部が配置される。位相シフト部には位相差をπ/2に保つための自動バイアス制御が適用されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−082094号公報
ディジタル信号処理により電気駆動信号を生成することで、QPSK、16QAMなどの4値の位相変化を利用した変調方式と、BPSK(Binary Phase Shift Keying)のように2つの位相を用いる変調方式を切り換えることができる。BPSK変調方式とする場合は、IアームとQアームのどちらか一方のアームに対して電気駆動信号を供給して光位相変調を行い、他方のアームは消光状態となる。光変調器が理想的な特性を持つ場合には、位相シフト部により2つのアーム間に与えられる位相差は任意の値でよい。しかし、光変調器の消光比が有限である場合は、光位相変調を行っていないアームで完全な消光を得られない。位相シフト部による位相差によっては光変調器の出力段で信号が干渉し、信号特性が劣化する。
そこで、ひとつの光変調器で複数の変調方式または変調フォーマット間を切り換える際に、安定した特性の光変調信号を生成することを課題とする。
一つの態様として、光送信装置は、
入力データから電気駆動信号を生成する電気信号生成部と、
第1導波路対と、第2導波路対と、前記第1導波路対を伝搬する光と前記第2導波路対を伝搬する光の間に位相差を与える位相シフト部とを有し、前記電気駆動信号で入力光を変調する光変調器と、
前記光変調器による変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されるときに前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する制御部と、
を有する。
ひとつの光変調器で複数の変調方式または変調フォーマット間を切り換える際に、安定した特性の光変調信号を生成することができる。
ディジタル信号処理を利用した光送信装置で変調方式を変更する際に生じる問題点を説明する図である。 変調方式の変更により生成された光変調信号の波形とコンスタレーションを示す図である。 実施形態の原理を説明する図である。 実施形態の原理を説明する図である。 実施形態の光送信装置の基本構成図である。 実施例1の光送信装置の概略図である。 位相シフト量とモニタ信号強度の消光比依存性を示す図である。 実施例1の制御フローを示す図である。 実施例2の光送信装置の概略図である。 位相シフト量と低周波成分の強度の関係を示す図である。 実施例2の制御フローを示す図である。 実施形態の光送信装置を偏波多重変調方式に適用する例を示す図である。
実施形態を説明する前に、図1を参照して発明者が見出した技術課題を説明する。光伝送システム200は、光送信装置150と、外部制御部100を含む。光送信装置150は、電気信号生成部10と、光変調器20と、バイアス制御部140を有する。電気信号生成部10は、ディジタル信号処理部(DSP)11と、ディジタル−アナログコンバータ(DAC)12I、12Qと、電気アンプ13I,13Qを有する。ディジタル信号処理部11は、入力信号から電気駆動信号を生成する。DAC12I、12Qは、電気駆動信号をそれぞれアナログ信号に変換する。電気アンプ13Iと13Qは、DAC12Iと12Qから出力される電気駆動信号を光変調器20にとって適切な駆動振幅となるように増幅する。この意味で、電気アンプ13I,13Qをドライバと呼んでもよい。電気アンプ13I、13Qは電気信号生成部10の外部に配置されてもよい。電気アンプ13Iからの電気駆動信号は光変調器20のIアーム21に入力され、電気アンプ13Qからの駆動信号は光変調器のQアーム22に入力される。
光源15は搬送光として連続光を生成する。光変調器20は、搬送光を電気駆動信号で変調して光変調信号を生成する。位相シフト部23は、Iアーム21からの光信号とQアーム22からの光信号にπ/2の位相差を与え、π/2の位相差を有する光信号が合波されて光変調器20から出力される。光変調器20の出力光の一部が光カプラ31で分岐され、フォトダイオード等の光検出器(PD)32でモニタされる。光検出器32からのモニタ信号はバイアス制御部140に入力される。光変調部20にIアームとQアームの合波の漏れ光を検出する光検出器25を設ける場合は、光検出器32の代わりに光検出器25からのモニタ信号をバイアス制御部140に入力してもよい。
バイアス制御部140は、モニタ信号に基づいて位相シフト部23の電極231と、Iアーム21とQアーム22の少なくとも一方に印加されるバイアス電圧を制御する。図1では、図示の便宜上、Iアーム21を構成する2つの導波路に配置される電極211,212と、Qアーム22を構成する2つの導波路に配置される電極221,222は一本のバーとして描がれているが、電気駆動信号が入力される電極部分と、バイアス電圧が印加される電極部部分は別々に形成されてもよい。
伝搬環境等に応じて変調方式が変更される場合、外部制御部100から光送信装置150に変調方式変更指令が通知される。外部制御部100は、たとえばネットワーク側に配置される制御装置である。変調方式変更指令は、たとえば光変調信号種別情報として電気信号生成部10に入力される。一例として16QAM方式からBPSK方式に変更する場合を考える。電気信号生成部10は、16QAM方式の光変調を行っているときは、Iアーム21とQアーム22のそれぞれについて、4つの異なる強度レベルを有する電気駆動信号を生成する。光変調器20は、4つの振幅で駆動される光信号に対し、4つの位相変化を与えて16値の光信号を出力する。
16QAMからBPSKへ変更する旨の光変調種別変更情報が電気信号生成部10に入力されると(処理(1))、電気信号生成部10は、DAC12Qの出力をOFFにし、DAC12Iの出力を4つの異なる振幅の4値電気信号から、2値電気信号へ変更する(処理(2))。光変調器20ではQアーム21が消光状態となることが期待されるが、一般的な光変調器20での消光比は高々30dB程度であり、完全な消光状態にはならない。そのため、光変調器20の出力段でIアーム21とQアーム22の間で干渉が生じ、BPSK光変調信号が劣化する((3))。
図2は、BPSK光変調信号の波形の劣化を示す図である。図2(A)は、期待されるBPSK光変調信号の波形、図2(B)は図1の光送信装置150で生成されるBPSK光変調信号の波形である。図2(B)の点線の領域に示されるように、信号干渉の影響で振幅差にばらつきが生じ、光送信信号が劣化する。図2(C)に示すように、Iアームでは0ラジアンとπラジアンに信号点がくるが、Qアームでは消光比の影響で完全に消光せず、直交軸(Qチャネル)上に信号点が残るからである。
図3と図4は、実施形態の原理を説明する図である。実施形態では、位相シフト部23に対するバイアス制御を行うことで、消光比の影響による信号劣化を防止する。図3は、光変調器20の消光比が25dBのときの出力光波形を示し、図4は消光比が理想的な値(ここでは無限大とする)のときの出力光波形を示す。光変調器が理想的な消光比(無限大)を有する場合は、位相シフト量によらず良好な出力光波形となり、特別な制御は不要である。しかし、現状で一般に用いられている光変調器の消光比は25dBであり、良くても30dB程度である。したがって、図3のように位相シフト量によってビット間で振幅差が生じ、出力光波形が変動する。
図3において、コンスタレーション上の破線の丸印は位相シフト前の信号点、実線の丸印が位相シフト後の信号点である。Iアームは2値電気信号で変調されており、Qアームの電気信号はOFFになっている。しかし、直交軸の原点近傍に破線の丸印で示されるようにQアームは完全に消光になっていない。Qアームに残る光がIアームの光信号に合波されて、光変調信号に影響を与える。すなわち、位相シフト後の信号点に向かう矢印(ベクトル)には、Qアームに残る光が合算されている。コンスタレーション上の矢印の長さが各ビットの振幅に対応する。
IアームとQアームの間の位相シフト量がゼロのときは、0ラジアンの方向に向かうベクトルとπラジアンの方向に向かうベクトルの長さがほぼ等しくなり、ビット間の振幅差が抑制されている。位相シフト量がπ/4のときは、π/4方向と5π/4方向でベクトルの長さが異なる。同様に、位相シフト量が−π/4のときは−π/4方向と3π/4方でベクトルの長さが異なる。位相シフト量がπ/2のときは、π/2方向と3π/2方向でのベクトルの長さの差がさらに増大し、光波形の変動が大きくなる。
この結果から、光変調器23のIアームとQアームの間の位相シフト量が0+nπ(nは整数)になるように位相シフト部23を制御することで、安定した光信号出力が得られるとの技術思想に至る。
図5は、実施形態の光送信装置1の基本構成を示す。図1と同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略する。光送信装置1は、電気信号生成部10と、光変調器20と、変調方式変更指令受信部30と、バイアス制御部40Aを有する。電気信号生成部10は、ディジタル信号処理部(DSP)11と、DAC12I、12Qと、電気アンプ13I、13Qを有する。電気アンプ13I,13Qは電気信号生成部10の外部に設けられてもよい。ディジタル信号処理部11は入力信号から変調方式に応じた電気駆動信号を生成する。ディジタル信号処理部11は、プロセッサとメモリから構成されてもよいし、ハードウェア回路であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。DAC12I、12Qは電気駆動信号をアナログ信号に変換する。電気アンプ13Iと13Qは、DAC12Iと12Qから出力される電気駆動信号を、光変調器20にとって適切な駆動振幅となるように増幅する。電気アンプ13Iからの電気駆動信号は光変調器のIアーム21に入力され、電気アンプ13Qからの駆動信号は光変調器のQアーム22に入力される。Iアーム21とQアーム22は、それぞれマッハツェンダ型の導波路対で形成され、導波路対に互いに逆相の電気駆動信号が入力される。
光源15は搬送光として連続光を生成する。光変調器20は、搬送光を電気駆動信号で変調して光変調信号を生成する。位相シフト部23は、Iアーム21からの光信号とQアーム22からの光信号に所定の位相差を与え、互いにπ/2の位相差を有する光信号が合波されて光変調器20から出力される。バイアス制御部40Aは、光変調器20の出力信号に基づいて、光変調器20に与えるバイアス電圧を制御する。
図5の構成の特徴として、光送信装置1は、変調方式変更指令受信部30で外部制御装置100(図1参照)から変調方式変更指令を受信すると、電気信号生成部10の他に、必要に応じてバイアス制御部40Aに光変調信号種別情報を供給する(処理(a))。たとえば、16QAM方式からBPSK方式に変調方式を変更する場合、電気信号生成部10はDAC12Qの出力をOFFにし、DAC12Iの出力を4値電気信号から2値電気信号へ変更する(処理(b))。バイアス制御部40Aは、光変調種別変更情報に応じて、位相シフト部23の位相シフト量が0+nπ(nは整数)となるように位相シフト部23のバイアス電圧を設定する(処理(c))。任意で、Iアーム21に対するバイアス電圧を制御してもよい。位相シフト部23の位相シフト量を0+nπ(nは整数)に制御することで、光波形の変動が抑制され、光変調器20から安定したBPSK光変調信号が出力される。
図6は、図5のバイアス制御を実現する具体例を示す。光送信装置2は、電気信号生成部10と、光変調器20と、変調方式変更指令受信部30と、バイアス制御部40Bを有する。電気信号生成部10、光変調器20、及び変調方式変更指令受信部30の構成は、図5と同様である。光送信装置2は、変調方式変更指令受信部30で外部制御部100から変調方式変更指令を受信すると、電気信号生成部10とバイアス制御部40Bに光変調信号種別情報を供給する。たとえば、16QAMからBPSKに変調方式を変更する場合、電気信号生成部10はDAC12Qの出力をOFFにし、DAC12Iの出力を4値電気信号から2値電気信号へ変更し、バイアス制御部40Bは、光変調器20の位相シフト部23の位相シフト量が0+nπ(nは整数)となるように、位相シフト部23に与えられるバイアス電圧を制御する。
バイアス制御部40Bは、光変調器20の出力光のモニタ結果を示すモニタ信号を光検出器32から受け取る。光変調器20上にモニタPD25が配置されている場合は、光り検出器32からのモニタ信号に替えて、モニタPD25からの検出情報を用いてもよい。バイアス制御部40Bにおいて、交流(AC)成分抽出部42はモニタ信号に含まれる交流(AC)成分を抽出し、抽出した交流成分をAC成分パワー検出部43に供給する。AC成分抽出部42は、たとえばモニタ信号の直流成分を除去するコンデンサである。AC成分パワー検出部43は、抽出された交流成分のパワーを検出し、検出結果を処理部44に出力する。処理部44は、検出された交流成分のパワーに基づいて、位相シフト部23に対するバイアス電圧を制御する。任意で、AC成分抽出部42の前段に、帯域制限のためのローパスフィルタ(LPF)41を挿入してもよい。
図7は、位相シフト量と交流成分強度の関係を示す。実線は消光比が25dBのときの交流成分強度を示し、破線は消光比を無限大としたときの交流成分強度を示す。消光比が無限大であれば、位相シフト量にかかわらずモニタ信号に含まれる交流成分は一定の低い値を示す。消光比が25dBの場合は、位相シフト量が0度のときに交流成分強度が最も小さくなって、消光比が無限大のときとほぼ同程度のパワーレベルになる。位相シフト量が±90度で交流成分の強度が最も大きくなり、位相シフト量が±180度で最小になると予想される。モニタ信号に含まれる交流成分は、Qアームに残る消光比の影響による振幅変動を表わすと考えられ、図3のシミュレーション結果と一致する。
図7の関係から、バイアス制御部40Bの処理部44は、4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されたときに、モニタ信号に含まれる交流成分のパワーが最小になるように位相シフト部23に対するバイアス電圧を制御する。これにより、位相シフト部23の位相位相シフト量を0+nπ(nは整数)に制御して、振幅ばらつきが抑制された良好なBPSK光変調信号を出力する。
なお、バイアス制御部40Bにおいて、従前の16QAM変調方式で位相シフト部23の位相シフト量をπ/2に制御するバイアス制御を交流成分のモニタ結果に基づいて行っている場合は、バイアス制御部40Bに光変調信号種別情報を供給しなくてもよい。この場合は、バイアス制御部40Bは、16QAMで検出される交流成分が最小になるように制御することで、位相シフト部23の位相シフト量をπ/2に制御しているからである。この状態でBPSKに変調方式が変更された場合、バイアス制御部40Bは交流成分強度を最小にする位相バイアス制御を継続することで、位相シフト部23の位相シフト量を最適(0+nπ;nは整数)に制御することができる。
バイアス制御部40Bの処理部44は、プロセッサとメモリにより実現されてもよいしハードウエア回路で実現されてもよい。あるいは、プロセッサとメモリを含むプロセッサシステムとハードウエア回路の組み合わせで実現されてもよい。
図8は、バイアス制御部40Bで実行される制御フローを示す。図8の制御フローは、光送信装置2が用いられる光通信システムの運用中に継続して実施されるため、終了の処理は入っていない。まず、制御の開始により、位相シフト部23の電極231に印加するバイアス電圧(Vb)の初期電圧値を設定し、初期電圧値でモニタ信号に含まれる交流成分を検出し、交流成分の強度(パワーレベル)M1を取得して保存する(S11)。位相シフト部23に与えられる初期電圧値は、たとえば0ボルトとする(Vb=0)。なお、図8では、「モニタ信号に含まれる交流成分の強度」を「モニタ信号強度」と略称している。
次に、位相シフト部23のバイアス電圧VbをVb+ΔVに設定し、そのときのモニタ信号中の交流成分の強度(パワーレベル)M2を取得し保存する(S12)。交流成分の強度M1とM2を比較して、バイアス印加により交流成分の強度が増加したか否かを判断する(S13)。強度が増加していない場合(S13でNO)、つまり交流成分の強度が減少または同じ値である場合は、制御の方向が適正であると判断する。この場合、S12に戻ってバイアス電圧VbをVb+ΔVに変更する。変更後のバイアス電圧下でモニタ信号中の交流成分の強度(M3)を取得し保存する。S13で交流成分の強度が増加した場合は(S13でYES)、制御の方向が逆向きになっていることを示す。この場合はバイアス電圧VbをVb−ΔVに設定し、そのときの交流成分の強度M3を取得し保存する(S14)。交流成分の強度が増大しているか否かを判断し(S15)、強度が増大している場合は(Y15でYES)、制御の方向が逆になっているとして、S12に戻って、バイアス電圧VbをVb+ΔVに設定して交流成分の強度を取得する。S15で交流成分の強度が前回と同等または減少している場合は(S15でNO)、同じ方向に制御を続けるためバイアス電圧VbをVb−ΔVに設定して交流成分の強度を取得する。
この制御により、モニタ信号に含まれる交流成分の強度が最小となるように位相シフト部23に与えるバイアス電圧を制御することで、位相シフト部23の位相シフト量を0+nπ(nは整数)に制御することができる。
図9は、図5のバイアス制御を実現する別の具体例を示す。光送信装置3は、電気信号生成部10と、光変調器20と、変調方式変更指令受信部30と、バイアス制御部40Cを有する。電気信号生成部10、光変調器20、及び変調方式変更指令受信部30の構成は、図5及び図6と同様である。変調方式変更指令受信部30は、外部制御部100から変調方式変更指令を受信すると、電気信号生成部10とバイアス制御部40Cに光変調信号種別情報を供給する。16QAMからBPSKに変調方式を変更する場合、電気信号生成部10はDAC12Qの出力をOFFにし、DAC12Iの出力を4値電気信号から2値電気信号へ変更する。バイアス制御部40Cは、光変調器20の位相シフト部23の位相シフト量が0+nπ(nは整数)となるように、位相シフト部23に与えられるバイアス電圧を制御する。実施例2では、バイアス制御部40Cは、位相シフト部23に与えるバイアス電圧に低周波信号を重畳し、モニタ信号に含まれる低周波信号に基づいて位相シフト部23のバイアス電圧を制御する。
バイアス制御部40Cは、低周波発生部47と、検出部45と、処理部46を有する。処理部46は、低周波発生部47で生成された低周波信号を直流(DC)バイアス電圧に重畳して、位相シフト部23に与えるバイアス電圧を生成する。低周波信号は、データレートまたはシンボルレートと比較して十分に低速の信号であり、たとえばNRZ(Non-Return-to-Zero)変調方式の自動バイアス制御で一般に用いられる数kHzの周波数である。
検出部45は、モニタ信号に含まれる低周波成分を低周波信号で同期検波し、低周波成分の強度と位相を検出する。たとえば、検出された低周波成分の位相が生成された低周波信号と同相である場合は、同期検波された信号の符号は正(プラス)であり、検出された低周波成分の位相が生成された低周波信号と逆相である場合は、同期検波された信号の符号は負(マイナス)となる。処理部46は、検出部45の検出結果に基づいて、低周波成分の強度がゼロに近づくように、位相シフト部23に与えるバイアス電圧を調整する。処理部46は、プロセッサとメモリにより実現されてもよいし、ハードウエア回路で実現されてもよいし、プロセッサとメモリを含むプロセッサシステムとハードウエア回路の組み合わせで実現されてもよい。任意で、検出部45の前段に帯域制限のためのLPF41と直流成分を除去するAC成分抽出部45を挿入してもよい。
図10は、位相シフト部23の位相シフト量と検出される同期検波された低周波(f0)信号成分の強度の関係を示す図である。位相シフト部23の位相シフト量が0+nπ(nは整数)であるときに、検出される低周波成分の強度はゼロとなる。バイアス制御部40Cは、検出される低周波成分の強度がゼロに近づくように位相シフト部23に与えるバイアス電圧を制御することで、位相シフト量を0+nπ(nは整数)に制御することができる。
図11は、バイアス制御部40Cで実行される制御フローを示す。図11の制御フローは光送信装置3が用いられる光通信システムの運用中に継続して実施されるため、終了の処理は入っていない。まず、位相シフト部23に与えるバイアス電圧に低周波信号を重畳する(S21)。光変調器20の出力をモニタし、モニタ信号に含まれる低周波成分を同期検波する(S22)。同期検波の結果に基づいて、位相シフト部23のバイアス電圧を設定する(S23)。たとえば、処理部46は、同期検波された低周波成分の位相が、バイアス電圧に重畳された低周波信号と同相(プラス)であれば、設定されているバイアス電圧が最適バイアスよりも低いと判断して、バイアス電圧を大きくする方向(プラス方向)に設定する。同期検波された低周波成分の位相が、バイアス電圧に重畳された低周波信号と逆相(マイナス)であれば、設定されているバイアス電圧が最適バイアスよりも高いと判断して、バイアス電圧を小さくする方向(マイナス方向)に設定する。この制御を、低周波成分の強度の傾きが負の領域の制御(位相シフト量を0ラジアンに近づける制御)とすると、低周波成分の強度の傾きが正の領域(位相シフト量を±πラジアンに近づける制御)では、逆向きの制御となる。すなわち、同期検波された低周波成分の位相が、バイアス電圧に重畳された低周波信号と同相(プラス)であれば、設定されているバイアス電圧が最適バイアスよりも高いと判断して、バイアス電圧を小さくする方向(マイナス方向)に設定する。同期検波された低周波成分の位相が、バイアス電圧に重畳された低周波信号と逆相(マイナス)であれば、設定されているバイアス電圧が最適バイアスよりも低いと判断して、バイアス電圧を大きくする方向(プラス方向)に設定する。
<その他の適用例>
図12は、実施形態の構成を偏波多重変調に適用する例を示す。光送信装置4は、電気信号生成部50と、光変調部60と、バイアス制御部40Dと、変調方式変更指令受信部30を有する。変調方式変更指令受信部30の構成は、実施例1,2と同様である。電気信号生成部50において、ディジタル信号処理部(DSP)51は入力データから電気駆動信号XI、XQ、YI、YQを生成する。DAC51I,51Q,52I,52Qは各電気駆動信号をアナログ信号に変換する。アナログ電気駆動信号は、電気アンプ511、512、513、514でそれぞれ適切な振幅に調整され、光変調部60に入力される。
光変調部60は、X偏波用の光変調器61と、Y偏波用の光変調器62を有する。電気駆動信号XIとXQは、光変調器61のIアーム612とQアーム613にそれぞれ入力される。電気駆動信号YIとYQは、光変調器62のIアーム621とQアーム622にそれぞれ入力される。光変調器61が電気駆動信号XIとXQで光源15からの光を変調し、光変調器62は電気駆動信号YIとYQで光源15からの光を変調する。光変調器61と62からの出力は合波され、偏波多重変調信号が出力される。偏波多重変調信号の一部がPD32でモニタされる。光変調部60で、X偏波光信号の漏れ光とY偏波光信号の漏れ光をPD615及び625で検出して、モニタ信号に反映させてもよい。
変調方式変更指令受信部30は、外部制御部100から変調方式をたとえば偏波多重16QAM(DP−16QAM)から偏波多重BPSK(DP−BPSK)に変更する旨の通知を受信すると、電気信号生成部50とバイアス制御部40Dに光変調信号種別情報を供給する。電気信号生成部50は、DAC51QとDAC52Qの出力をOFFにし、DAC51IとDAC52Iの出力レベルを4値から2値に変更する。
バイアス制御部40Dは、X偏波側の光変調器61の位相シフト部63Xの位相シフト量と、Y偏波側の光変調器62の位相シフト部63Yの位相シフト量を0+nπ(nは整数)に設定する。バイアス制御部40Dの動作は実施例1のように交流成分に基づく制御であってもよいし、実施例2のように低周波成分に基づく制御であってもよい。この制御により、振幅変動が抑制された偏波多重BPSK光変調信号が出力される。
なお、偏波多重16QAMから片偏波(たとえばX偏波)BPSKへの変更であっても同様の処理が行われる。X偏波BPSKへ変更する場合は、DAC51Q、52I、52QがOFFにされ、位相シフト部63Xの位相シフト量が0+nπ(nは整数)に制御される。
上述した実施形態では、16QAMからBPSKへの変更とDP−16QAMからDP−BPSKへの変更を例にとって説明したが、4つの位相を用いる任意の変調方式から、2つの位相を用いる任意の変調方式への変更に適用でできる。たとえば、QPSK、DP−QPSK(Dural Polarization QPSK)、DQPSK(Differential QPSK)、64QAM等から、DBPSKに変更する場合にも適用される。
実施形態の構成、手法により、多値の電気信号で変調を行うディジタル信号処理部を有する光送信装置において、変調方式を切り換える際の信号特性の劣化を改善することができる。
以上の記載に対し以下の付記を提示する。
(付記1)
入力データから電気駆動信号を生成する電気信号生成部と、
第1導波路対(21)と、第2導波路対と、前記第1導波路対を伝搬する光と前記第2導波路対を伝搬する光の間に位相差を与える位相シフト部(23)とを有し、前記電気駆動信号で入力光を変調する光変調器と、
前記光変調器による変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されるときに前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する制御部と、
を有することを特徴とする光送信装置。
(付記2)
前記制御部は、前記光変調器の出力に含まれる交流成分を検出し、前記交流成分のパワーが最小となるように前記位相シフト部に与えられるバイアス電圧を調整することで前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記3)
前記制御部は、前記位相シフト部に与えられるバイアス電圧に低周波信号を重畳し、前記光変調器の出力に含まれる低周波成分を検出し、前記低周波成分の強度がゼロに近づくように前記バイアス電圧を調整することで、前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記4)
前記電気信号生成部は、前記変調方式が変更されるときに、前記第1導波路対と前記第2導波路対のいずれか一方に供給される前記電気駆動信号をオフにし、他方に供給される前記電気駆動信号を4つの振幅値をもつ4値電気信号から、2つの振幅値をもつ2値電気信号に切り換えることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の光送信装置。
(付記5)
前記光送信装置の外部から変調方式変更指令を受信する受信部、
をさらに有し、
前記制御部は、前記変調方式変更指令に基づいて前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の光送信装置。
(付記6)
前記電気信号生成部は、前記入力信号から前記電気駆動信号を生成するディジタル信号処理部を有し、
前記ディジタル信号処理部は、前記光送信装置の外部から供給される変調方式変更指令に基づいて、前記電気駆動信号の生成を制御することを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の光送信装置。
(付記7)
第1の偏波を位相変調する第1の光変調器と、第1の偏波と直交する第2の偏波を位相変調する第2光変調器と、を有し、
前記制御部は、前記変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されたときに、前記第1の光変調器に設けられる第1位相シフト部に設定される位相差と、前記第2の光変調器に設けられる第2位相シフト部に設定される位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記8)
付記1〜7のいずれかに記載の光送信装置と、
前記光送信装置に前記変調方式の変更を指示する制御信号を供給する外部制御装置と、
を有する光伝送システム。
(付記9)
入力データから電気駆動信号を生成し、
第1導波路対と、第2導波路対と、前記第1導波路対を伝搬する光と前記第2導波路対を伝搬する光の間に位相差を与える位相シフト部とを有する光変調器に前記電気駆動信号を供給して入力光を変調し、
前記光変調器による変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されるときに前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する、
ことを特徴とする光通信制御方法。
(付記10)
前記光変調器の出力に含まれる交流成分を検出し、
前記交流成分のパワーが最小となるように前記位相シフト部に与えられるバイアス電圧を調整することで、前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする付記9に記載の光通信制御方法。
(付記11)
前記位相シフト部に与えられるバイアス電圧に低周波信号を重畳し、
前記光変調器の出力に含まれる低周波成分を検出し、
前記低周波成分の強度がゼロに近づくように前記バイアス電圧を調整することで、前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする付記9に記載の光通信制御方法。
1、2、3、4 光送信装置
10、50 電気信号生成部
11、51 ディジタル信号処理部
12I、12Q、51I、51Q、52I、52Q DAC
13I、13Q、511、512、513、514 電気アンプ
15 光源
20、61、62 光変調器
21 Iアーム(第1の導波路対)
22 Qアーム(第2の導波路対)
23、63X、63Y 位相シフト部
30 変調方式変更指令受信部
32 光検出部(PD)
40A、40B、40C、40D バイアス制御部
60 光変調部
100 外部制御部(外部制御装置)
200 光伝送システム

Claims (7)

  1. 入力データから電気駆動信号を生成する電気信号生成部と、
    第1導波路対と、第2導波路対と、前記第1導波路対を伝搬する光と前記第2導波路対を伝搬する光の間に位相差を与える位相シフト部とを有し、前記電気駆動信号で入力光を変調する光変調器と、
    前記光変調器による変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されるときに前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する制御部と、
    を有することを特徴とする光送信装置。
  2. 前記制御部は、前記光変調器の出力に含まれる交流成分を検出し、前記交流成分のパワーが最小となるように前記位相シフト部に与えられるバイアス電圧を調整することで、前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. 前記制御部は、前記位相シフト部に与えられるバイアス電圧に低周波信号を重畳し、前記光変調器の出力に含まれる低周波成分を検出し、前記低周波成分の強度がゼロに近づくように前記バイアス電圧を調整することで、前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定することを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  4. 前記電気信号生成部は、前記変調方式が変更されるときに、前記第1導波路対と前記第2導波路対のいずれか一方に供給される前記電気駆動信号をオフにし、他方に供給される前記電気駆動信号を4つの振幅値をもつ4値電気信号から、2つの振幅値をもつ2値電気信号に切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光送信装置。
  5. 前記光送信装置の外部から変調方式変更指令を受信する受信部、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記変調方式変更指令に基づいて前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光送信装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光送信装置と、
    前記光送信装置に前記変調方式の変更を指示する制御信号を供給する外部制御装置と、
    を有する光伝送システム。
  7. 入力データから電気駆動信号を生成し、
    第1導波路対と、第2導波路対と、前記第1導波路対を伝搬する光と前記第2導波路対を伝搬する光の間に位相差を与える位相シフト部とを有する光変調器に前記電気駆動信号を供給して入力光を変調し、
    前記光変調器による変調方式が4つの位相を用いる変調方式から2つの位相を用いる変調方式に変更されるときに前記位相シフト部の前記位相差を0+nπ(nは整数)に設定する、
    ことを特徴とする光通信制御方法。
JP2015048180A 2015-03-11 2015-03-11 光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法 Active JP6620409B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015048180A JP6620409B2 (ja) 2015-03-11 2015-03-11 光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法
EP16158916.3A EP3068062B1 (en) 2015-03-11 2016-03-07 Optical transmitter, optical transmission system and optical communication control method
US15/062,816 US9859985B2 (en) 2015-03-11 2016-03-07 Optical transmitter, optical transmission system and optical communication control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015048180A JP6620409B2 (ja) 2015-03-11 2015-03-11 光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016171370A true JP2016171370A (ja) 2016-09-23
JP6620409B2 JP6620409B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=55527298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015048180A Active JP6620409B2 (ja) 2015-03-11 2015-03-11 光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9859985B2 (ja)
EP (1) EP3068062B1 (ja)
JP (1) JP6620409B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020022105A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6627640B2 (ja) * 2016-05-16 2020-01-08 富士通株式会社 光送信機
JP6918500B2 (ja) * 2017-01-13 2021-08-11 富士通株式会社 光送信装置、光変調器モジュール、及び光伝送システム
TWI670952B (zh) * 2017-08-14 2019-09-01 艾普仕股份有限公司 網路切換控制系統
US10498454B1 (en) * 2018-06-29 2019-12-03 Cisco Technology, Inc. Extinction ratio improvements in silicon photonics
CN109412699B (zh) * 2018-11-28 2020-11-17 武汉邮电科学研究院有限公司 脉冲生成方法、装置、相干相位敏感时域反射方法及系统
US10790910B2 (en) * 2018-12-22 2020-09-29 Intel Corporation Optical modulator-based transmission control
CN110609400A (zh) * 2019-10-23 2019-12-24 广西师范大学 一种高集成度的电光调制器及电光调制方法
US11159248B2 (en) * 2019-12-18 2021-10-26 Teradyne, Inc. Optical receiving device
JP7323042B2 (ja) * 2020-02-20 2023-08-08 日本電信電話株式会社 光iq変調器
CN111917475B (zh) * 2020-06-28 2021-09-17 复旦大学 基于单个调制器同时提供有线和单边带无线业务的系统
CN113281945A (zh) * 2021-06-22 2021-08-20 北京世维通科技股份有限公司 Mz型光强度调制器总成及制备方法
CN114978338B (zh) * 2022-05-11 2023-11-21 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种光载射频信号高速bpsk相位调制电路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082094A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Fujitsu Ltd 光送信装置および光通信システム
WO2014041629A1 (ja) * 2012-09-12 2014-03-20 三菱電機株式会社 光送信器およびdcバイアス制御方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0444688B1 (en) 1990-03-01 1997-10-08 Fujitsu Limited Optical transmitter
JP2642499B2 (ja) 1990-03-01 1997-08-20 富士通株式会社 光送信器、光変調器の制御回路および光変調方法
JP3723358B2 (ja) 1998-11-25 2005-12-07 富士通株式会社 光変調装置及び光変調器の制御方法
GB2370473B (en) * 2000-12-21 2004-04-07 Marconi Caswell Ltd Improvements in or relating to optical communication
JP4460226B2 (ja) * 2002-02-21 2010-05-12 パナソニック株式会社 無線基地局装置、無線端末装置及び無線通信方法
ATE377300T1 (de) * 2004-03-10 2007-11-15 Pirelli & C Spa Verfahren und vorrichtung zur optischen phasenmodulation
US7676161B2 (en) * 2004-12-10 2010-03-09 Nortel Networks Limited Modulation E-field based control of a non-linear transmitter
US8285153B2 (en) * 2007-02-27 2012-10-09 Celight, Inc. Single chip two-polarization quadrature synthesizer, analyser and optical communications system using the same
JP4893570B2 (ja) * 2007-09-28 2012-03-07 富士通株式会社 多値光位相変調器
US7986878B2 (en) * 2008-02-05 2011-07-26 Opnext Subsystems, Inc. Adjustable bit rate optical transmission using programmable signal modulation
CN101946428B (zh) * 2008-02-22 2013-09-25 日本电气株式会社 光通信系统、光通信方法和光通信设备
JP5874202B2 (ja) * 2011-05-30 2016-03-02 富士通株式会社 光送信装置、その制御方法、及び光伝送システム
US20130141772A1 (en) * 2011-12-02 2013-06-06 Futurewei Technologies, Co. Sensitivity Improvement of Mach-Zehnder Modulator Bias Control
US9300406B2 (en) * 2012-08-06 2016-03-29 Skorpios Technologies, Inc. Method and system for the monolithic integration of circuits for monitoring and control of RF signals
US9104085B2 (en) * 2013-09-04 2015-08-11 Finisar Sweden Ab Method for modulating a carrier light wave
US9172472B2 (en) * 2013-09-04 2015-10-27 Finisar Sweden Ab Method for modulating a carrier light wave
JP6507524B2 (ja) * 2014-08-22 2019-05-08 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光通信装置及び光変調器の制御方法
JP2016099610A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光通信装置及び光変調器の制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082094A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Fujitsu Ltd 光送信装置および光通信システム
WO2014041629A1 (ja) * 2012-09-12 2014-03-20 三菱電機株式会社 光送信器およびdcバイアス制御方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
HYEON YEONG CHOI ET AL.: "BER-adaptive flexible-format transmitter for elastic optical networks", OPTICS EXPRESS, vol. 20, no. 17, JPN6018038388, 13 August 2012 (2012-08-13), US, pages 18652 - 18658 *
TSUYOSHI YOSHIDA ET AL.: "A study on automatic bias control for arbitrary optical signal generation by dual-parallel Mach-Zehn", ECOC 2010, JPN6018038390, September 2010 (2010-09-01), US *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020022105A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法
JP2020017849A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法
JP7131165B2 (ja) 2018-07-25 2022-09-06 日本電信電話株式会社 光送受信器及び光送受信器の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3068062A1 (en) 2016-09-14
EP3068062B1 (en) 2019-04-10
US9859985B2 (en) 2018-01-02
JP6620409B2 (ja) 2019-12-18
US20160269123A1 (en) 2016-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6620409B2 (ja) 光送信器、光伝送システム、及び光通信制御方法
EP2530855B1 (en) Optical transmitter, control method for the same, and optical transmission system
JP5195677B2 (ja) 光信号送信装置および偏波多重光信号の制御方法
JP5168685B2 (ja) 直交振幅変調信号発生装置
JP2019074612A (ja) 光送信器、光伝送装置、及び光送信器の制御方法
JP5724792B2 (ja) 光送信器、光通信システムおよび光送信方法
JP6003687B2 (ja) 光送信装置および変調光信号生成方法
JP2011232553A (ja) 光送信機、光通信システムおよび変調方法
JP2011022479A (ja) 多値光送信器
JP2007067902A (ja) 差動4位相偏移変調器およびその駆動電圧設定方法
JP2013160956A (ja) 光送信器および光変調器のバイアス制御方法
US9337936B2 (en) Optical transmission apparatus, optical transmission method and program for optical transmission
JP2010243767A (ja) 光変調器の駆動方法および駆動装置、並びに、それを用いた光送信器
CN109477984B (zh) 发射器和偏置调整方法
JP2016102870A (ja) 光送信機、及び光変調器のバイアス制御方法
JP2016045340A (ja) 光通信装置及び光変調器の制御方法
JPWO2017056440A1 (ja) 光変調器、光送信器および光変調方法
JP4893776B2 (ja) 光変調装置
JP5873054B2 (ja) 光送信器、及び光信号生成方法
JP5907175B2 (ja) 光通信装置、光送信器および光送信方法
JP5215934B2 (ja) 光変調装置、光変調装置の制御方法および光送信器
JP2012227729A (ja) 光出力モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6620409

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150