JP2016168895A - 高速鉄道車両 - Google Patents

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健也 久保田
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健也 久保田
慎二 木下
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慎二 木下
祐貴 橋本
Yuki Hashimoto
祐貴 橋本
宏史 河田
Hiroshi Kawada
宏史 河田
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Abstract

【課題】高速鉄道車両において車外から車内へ荷棚部を通じて透過する透過音を抑制して、より快適性の高い鉄道車両を提供する。
【解決手段】構体と、この構体の車内側に備えられる荷棚部Aと、を備える鉄道車両であって、この荷棚部Aは、構体に固定される荷棚受25と、荷棚受25から延伸するとともに荷物が載置される荷棚20と、から構成されており、荷棚受25に構体の車外から車内へ透過する透過音を抑制する遮音材45が備えられることを特徴とする鉄道車両。
【選択図】図2

Description

本発明は、高速で運行される高速鉄道車両に関するものであり、特に、高速で走行する際に生じる車外騒音が車内に透過して車内騒音が増大することを抑制できる高速鉄道車両に関する。
高速鉄道車両は、高速で走行できる性能を有する車両であり、構体強度、車内外騒音の抑制等の様々な課題を解決しながら開発が進められてきた。一般に、鉄道車両の高速走行に伴う車外騒音レベルは、鉄道車両の速度の6〜8乗に比例して増大する。このため、高速鉄道車両の運行速度の向上に伴って、鉄道車両の周囲で生じる車外騒音が車内へ透過することによる車内騒音の増大の問題が顕在化してきた。
特許文献1には、ヘリウムを封入した柔軟性のある容器(音響反射装置)と、二酸化炭素を封入した柔軟性のある容器(遮音吸音装置)とを組合せたものを鉄道車両構体と内装材の間に挿入することで、車内に到達する透過音を低減する技術が開示されている。
また、特許文献2には、鉄道車両構体に側窓および内装パネルを固定する際に、緩衝体を介在させることで、鉄道車両構体振動が側窓や内装パネルに伝搬することを抑制する技術が開示されている。
特開2006−119228号公報 特開2005−225266号公報
鉄道車両が高速で走行する際に、鉄道車両の車外で生じる騒音が鉄道車両の車内へ透過する透過音が顕在化することを抑制するために、鉄道車両構体を構成する側構体および屋根構体の車内側の面に遮音材を配置する対策が講じられてきた。しかしながら、側構体と屋根構体との接続部には、乗客等が荷物を載置する荷棚が備えられる。この荷棚は側構体の上部に備えられる固定部を介して固定されるため、この固定部が備えられる側構体には遮音材を備えない。このため、結果的に荷棚部において車外から車内へ透過する透過音によって、車内騒音が増大する傾向があった。
本発明の課題は、高速鉄道車両において車外から車内へ荷棚部を通じて透過する透過音を抑制して、より快適性の高い鉄道車両を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、構体と、この構体の車内側に備えられる荷棚部と、を備える鉄道車両であって、荷棚部が車外から前記構体の内部に透過する透過音を抑制することを特徴とする。
本発明によれば、高速鉄道車両において車外から車内へ荷棚部を通じて透過する透過音を抑制して、より快適性の高い鉄道車両を提供することができる。
図1は、高速鉄道車両の長手方向に交差する客室内断面図である。 図2は、高速鉄道車両の実施例1の荷棚部(図1のA部)の断面図である。 図3は、高速鉄道車両の実施例2の荷棚部(図1のA部相当)の断面図である。 図4は、高速鉄道車両の実施例3の荷棚部(図1のA部相当)の断面図である。
以下、本発明の実施例1を図1〜4を用いて説明する。説明の前に、説明に供される各方向を定義する。各方向は、鉄道車両構体10の長手方向(レールに沿う方向)100と、鉄道車両構体10の幅方向(枕木に沿う方向)110と、鉄道車両構体10の高さ方向120である。各方向は、単に長手方向100、幅方向110、高さ方向120と記す場合がある。
図1は、高速鉄道車両の長手方向に交差する客室内断面図である。鉄道車両構体10は、床面をなすとともに横梁48を有する台枠11と、台枠11の幅方向110の両端部に立設される側構体12と、台枠11の長手方向100の両端部に立設される妻構体(図示なし)と、側構体12および妻構体の上端部に載置される屋根構体13とからなる。屋根構体13の幅方向110の両端部は、側構体12の上端部との接続部である軒部14と称される。
台枠11の上部には、空調装置で温度、湿度が調和された調和空気が供給されるダクト46などが配設されており、ダクト46の上方に座席40等が配置される上床47が備えられる。車内に調和空気を供給する立ち上がりダクト44が、ダクト46の側方から高さ方向120に沿って側構体12の車内側に荷棚20の下方まで備えられる。
側構体12と、軒14と、屋根構体13の車内側には、車外騒音が車内へ透過することを抑制する遮音材45が備えられており、遮音材45の車内側には内装パネル41が備えられる。遮音材45には車外と車内との間の熱の出入りを抑制する断熱機能を備えてもよいし、内装パネル41に遮音性を付加してもよい。
図2は、高速鉄道車両の実施例1の荷棚部(図1のA部)の断面図である。荷棚部Aは、側構体12の車内側に固定される荷棚受25と、荷棚受25に接続するともに荷物が置かれる荷棚20から構成される。荷棚受25は、軽合金を長手方向100に沿って押し出し成形した中空押し出し形材などから構成されており、この中空部に遮音材45を備える。
側構体12の荷棚受25が備えられる部位には、長手方向100に沿って離散的に備えられる断面L状の部位と、この部位の下方に同様の形態で断面Cチャンネル状(カーテンレール状)の固定部12aが備えられる。側構体12に面する側の荷棚受25は断面L状の部位に係止する係止部25aを有しており、荷棚受25は断面L状の部位に係止部25aを係止するとともに、固定部12aに当接された後、固定部12aに備えられるボルトによって側構体12に固定される。この係止部25aは、荷棚受25と一体に押し出し成形してもよいし、別部品で準備した係止部25aを荷棚受25に溶接等で固定してもよい。
従来、側構体12の上部の近傍(軒部14の幅方向110の端部)には、上述した荷棚等の内装部品が備えられるため、これら内装部品が固定される部位の側構体12の車内側(図2のB部)に、遮音材45を備えることが困難であった。このため、特に高速鉄道車両が高速でトンネルを通過する時、トンネル内で生じる高いレベルの車外騒音が鉄道車両構体10の遮音材45が貼付されていない部位(図2B部)などから車内へ透過して、車内騒音レベルを押し上げて快適性を阻害していた。
本発明による荷棚部Aを備える鉄道車両は、荷棚受25に備えられる遮音材45が車外から車内へ透過する透過音を抑制することができるので、より快適性の高いサービスを提供する高速鉄道車両を構成することができる。
図3は、高速鉄道車両の実施例2の荷棚部(図1のA部相当)の断面図である。上述した説明と共通の部位に係る説明を省略して、実施例2の特徴的な事項を中心に説明する。実施例2に示す荷棚部Aは、荷棚受25と、荷物が載置される荷棚20から構成されており、荷棚20は荷棚受25に長手方向100に沿って配設されるばねヒンジ25cの軸23aの周りに回動可能に備えられる。軸23aは、側構体12の内、遮音材45が備えられていない部位Bの下端部に配設される。
荷棚受25は、上述した構成と同様の構成で側構体12に固定されており、荷棚受25に備えられる蝶番をなす軸23aより下方に延伸する延伸部25bを有する。延伸部25bの下端部には、止金受25eが備えられており、荷棚20の幅方向110の側構体12に近い側の端部に備えられる止金25dが止金受25eに係り留めされる。荷棚20の止金25dが備えられる側の端面には、緩衝材24が備えられる。
一般に、鉄道車両は高速で走行する際、軌道の不整等によって台車が振動する。この振動する台車は、鉄道車両を加振するため、鉄道車両構体10の一部が局所的に振動することがある。荷棚20は、軸23aの周りに回動可能に保持されるため、この振動が荷棚20の振動を誘発しないように、緩衝材24を配して、側構体12の振動が荷棚20に伝達することを抑制している。
荷棚20は、乗客等が荷物を荷棚20の上面に載置しないとき、軸23aの周りに回動して側構体12に沿う態様で保持されて、内装パネル41と荷棚20の上面との間に空気層Cを形成する。荷棚20に荷物が載置されていない場合、軸23aを有すばねヒンジ25cによって、荷棚20は図3の2点鎖線で示されるように側構体12に沿う姿勢が保持される。乗客等が荷棚20に荷物等を載置する場合、乗客が荷棚20を手前(通路側)に、止金25dが止金受25eに掛かり止めされるまで展開する。展開された荷棚20は、この姿勢が止金25d等によって保持されるため、乗客等は容易に荷棚の上面に荷物を載せることができる。
以上の構成によって、側構体12に遮音材45が貼付されない部位Bに荷棚20が重ねられるので、部位Bに遮音材45が貼付されていない場合であっても、側構体12と荷棚20の2つの部位によって、車外から車内へ透過する透過音を低減することができるし、内装パネル41と荷棚20で形成される空気層Cによって車内騒音が吸音されるので、車内騒音レベルが小さく、より快適性の高いサービスを提供する高速鉄道車両を構成することができる。
図3に示す荷棚20は、荷棚20を軽合金からなる中空押し出し形材で構成し、荷物が載置される側に近い面の内部に遮音材45を備え、荷物が載置される側から遠い面の内部に吸音材55を備え、さらに、吸音材55を多孔板(図示なし)覆われている。この構成によって、荷棚20に荷物が載置されておらず立設される態様で上方に回動して保持されるとき、荷棚20の内部に備えられる遮音材45によって、部位Bを透過して車内に透過する透過音を遮断することができる。
さらに、荷棚20の下面に近い側に備えられる吸音材55が車内の音を吸音するので、車内騒音レベルが小さく、より快適性の高いサービスを提供する高速鉄道車両を構成することができる。なお、荷棚受25に、図2で示すように遮音材45を備えても良い。
図4は、高速鉄道車両の実施例3の荷棚部(図1のA部相当)の断面図である。上述した説明と共通の部位に係る説明を省略して、実施例3の特徴的な事項を中心に説明する。実施例3に示す荷棚部Aは、荷棚受25と、荷物が載置される荷棚20から構成されており、荷棚20は幅方向110に沿って荷棚20aと荷棚20bとに分割される。
荷棚20aと荷棚20bの幅方向110の一方の端部とは、長手方向100に沿って備えられる軸23bによって接続されており、荷棚20bの幅方向の他方の端部は荷棚受25から下方に延伸する延伸部25bに軸23aを介して回動可能に備えられる。軸23aは、軸23bと同様に長手方向100に沿って配設される。
乗客が荷物を荷棚20に載置しない時、荷棚20aを軸23b周りに回動方向50bに回動して荷棚20bに重ねた後、荷棚20bと荷棚20bに重ねられた荷棚20aの双方を軸23a周りに回動方向50cに回動する。この動作によって、側構体12の遮音材45が備えられていない部位Bを、荷棚20aおよび荷棚20bが覆うことができるとともに、遮音材45に代わって荷棚20aおよび荷棚20bが車外から車内へ透過する透過音を抑制することができる。
したがって、本発明による荷棚部Aを備える鉄道車両は、荷棚受25に備えられる遮音材45が車外から車内へ透過する透過音を抑制することができるので、より快適性の高いサービスを提供する高速鉄道車両を構成することができる。なお、荷棚20aおよび荷棚20bに、図3で説明した遮音材45または吸音材55を備えてもいし、さらに、図2で示すように荷棚受25に遮音材45を備えても、同様の効果を得ることができる。
10…鉄道車両車体 11…台枠
12…側構体 12a…固定レール
13…屋根構体 14…軒部
20、20a、20b…荷棚 23a…軸
23b…軸 24…緩衝材
25…荷棚受 25a…係止部
25b…延伸部 25c…バネヒンジ
25d…止金 25e…止金受
26…ボルト 40…腰掛
41…内装パネル 44…立ち上がりダクト
45…断熱材 46…ダクト
47…上床 48…横梁
50a、50b、50c…荷棚の回動を示す矢印

Claims (3)

  1. 構体と、
    前記構体の車内側に備えられる荷棚部と、
    を備える鉄道車両において、
    前記荷棚部が、車外から前記構体の内部に透過する透過音を抑制すること
    を特徴とする鉄道車両。
  2. 請求項1に記載される鉄道車両において、
    前記荷棚部は、
    前記構体に固定される荷棚受と、
    前記荷棚受から延伸するとともに荷物が載置される荷棚と、
    から構成されており、
    前記荷棚受に前記構体の車外から車内へ透過する透過音を抑制する遮音材が備えられること
    を特徴とする鉄道車両。
  3. 請求項1に記載される鉄道車両において、
    前記荷棚部は、
    前記構体に固定される荷棚受と、
    前記荷棚受から延伸するとともに荷物が載置される荷棚と、
    から構成されており、
    前記荷棚と、前記荷棚受とは、前記構体の長手方向に沿って備えられる軸を介して接続されており、
    前記荷棚を前記軸周りに回動して高さ方向に沿って備えること
    を特徴とする鉄道車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019043341A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社日立製作所 鉄道車両
JP2020189562A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 東日本旅客鉄道株式会社 鉄道車両

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JP2019043341A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社日立製作所 鉄道車両
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