JP2016168728A - タンクユニットおよび液体噴射システム - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクの外部に設けられた端子部への液体の付着を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】プリンターはタンクユニット20Aからインクの供給を受ける。タンクユニット20Aは、ケーシング部21と、複数のインクタンク25Aと、回路ユニット27と、を備える。複数のインクタンク25Aと回路ユニット27とはケーシング部21内に収容されている。回路ユニット27は、各インクタンク25Aの電極ピン70a,70bに電気的に接続される。回路ユニット27は、固定部90によって、ケーシング部21の内壁面との間に空間SPが形成された状態で固定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、タンクユニットおよび液体噴射システムに関する。
液体噴射システムの一態様としては、インク滴を吐出して画像を形成するインクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターは、通常、インクタンクや、インクタンクを備えるタンクユニットなどからインクの供給を受ける。インクタンクには、ユーザーによってインクが補充可能に構成されているものがある(例えば、下記特許文献1)。特許文献1の技術では、インクタンクに設けられた電極に電流を印加することによって、インクタンク内のインクを検出している。
特開2014−184594号公報
特許文献1の技術では、インクタンクに、外部と電気的に接続可能な端子部が設けられている。外部にそのような端子部が設けられているインクタンクでは、インクの補充中などに漏洩したインクの当該端子部への付着に起因する短絡などの不具合の発生が抑制されることが望ましい。
本発明は、少なくとも、液体噴射システムや液体噴射システムに液体を供給可能なタンクユニットにおける上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[1]本発明の第一形態によれば、タンクユニットが提供される。この形態のタンクユニットは、液体噴射ヘッドに液体を供給可能であって良い。前記タンクユニットは、タンクと、回路ユニットと、外装部と、固定部と、を備えて良い。前記タンクは、液体収容部と、液体供給部と、液体注入部と、タンク端子部と、を含んで良い。前記液体収容部は、前記液体を収容可能であって良い。前記液体供給部は、前記液体収容部に収容されている前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能であって良い。前記液体注入部は、外部から前記液体収容部に前記液体を注入可能であって良い。前記タンク端子部は、外部と電気的に接続されて良い。前記回路ユニットは、前記タンク端子部に電気的に接続されて良い。前記外装部は、少なくとも、前記タンクと、前記回路ユニットと、を収容して良い。前記固定部は、前記回路ユニットを、前記外装部の内壁面との間に空間が形成された状態で固定して良い。この形態のタンクユニットによれば、外装部の内壁面に付着した液体が、外装部の内壁面を伝って、タンク端子部に到達してしまうことが抑制される。
[2]上記形態のタンクユニットにおいて、前記タンクは、前記液体収容部に収容されている前記液体の検出に用いられる電極部を有し、前記タンク端子部は、前記電極部の一部であって良い。この形態のタンクユニットによれば、タンク端子部への液体の付着に起因して、検出部による液体の検出精度が低下してしまうことが抑制される。
[3]上記形態のタンクユニットにおいて、前記固定部は、前記外装部の内壁面と前記回路ユニットとに連結されて良い。この形態のタンクユニットによれば、タンク端子部に液体が到達してしまうことが抑制された状態で、回路ユニットを外装部に固定することができる。
[4]上記形態のタンクユニットにおいて、前記固定部は、前記タンクの外壁面と前記回路ユニットとに連結されて良い。この形態のタンクユニットによれば、タンク端子部に液体が到達してしまうことが抑制された状態で、回路ユニットをタンクに固定することができる。
[5]上記形態のタンクユニットにおいて、前記回路ユニットは、基板を含み、前記基板は、前記タンク端子部と電気的に接続される基板端子部を含んで良い。この形態のタンクユニットによれば、基板の基板端子部とタンク端子部との間に、外装部の内壁面に付着した液体が到達してしまうことが抑制される。
[6]上記形態のタンクユニットにおいて、前記回路ユニットは、前記基板を支持するとともに、前記固定部に固定される支持部材を含んで良い。この形態のタンクユニットによれば、支持部材によって基板が保護される。
[7]上記形態のタンクユニットにおいて、前記回路ユニットは、前記タンク端子部に電気的に接触する第1接触端子部と、前記基板端子部に電気的に接触する第2接触端子部と、を含むコネクターユニットを含んで良い。この形態のタンクユニットによれば、回路ユニットとタンク端子部との接続性が高められる。
[8]上記形態のタンクユニットにおいて、前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定して良い。この形態のタンクユニットによれば、回路ユニットとタンク端子部との接続部に、タンクから液体が垂れ落ちてしまうことが抑制される。
[9]上記形態のタンクユニットにおいて、前記タンクに前記液体が前記液体注入部を介して注入されるときの姿勢である液体注入姿勢において、前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定して良い。この形態のタンクユニットによれば、液体の補充の際に飛散した液滴が、回路ユニットとタンク端子部との接続部に到達してしまうことが抑制される。
[10]上記形態のタンクユニットにおいて、前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記固定部は、前記回路ユニットを、前記タンクに対して、鉛直方向と直交する方向に隣り合う位置に固定されて良い。この形態のタンクユニットによれば、鉛直方向に直交する方向に位置する外装部の側壁面に付着した液体が、回路ユニットとタンク端子部との接続部に到達してしまうことが抑制される。
[11]上記形態のタンクユニットにおいて、前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記第2液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクを、さらに備え、前記外装部は、前記第1タンクとともに前記第2タンクを収容し、前記回路ユニットは、前記第1タンク端子部と、前記第2タンク端子部と、に電気的に接続可能であって良い。この形態のタンクユニットであれば、第1タンクと第2タンクとが、回路ユニットおよびその固定部を共有することができ、効率的である。
[12]上記形態のタンクユニットは、第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクを、さらに備え、前記外装部は、前記第3タンクを収容し、前記回路ユニットは、前記第3タンク端子部に電気的に接続可能であり、前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記タンクユニットを鉛直方向に平面視したときに、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第3タンクとはこの順で水平方向に配列され、前記第1タンクは、前記第2タンクより大きく、前記第1タンク端子部と前記第2タンク端子部の距離は、前記第2タンク端子部と前記第3タンク端子部との間の距離と等しくて良い。この形態のタンクユニットによれば、タンクにサイズの大きい第1タンクが含まれていても、隣り合うタンク端子部同士の間の距離が変わらない。従って、回路ユニットを小型化することができる。また、回路ユニットが小型化されることによって、回路ユニットの表面積が小さくなるため、その表面に液体が付着してしまうことが抑制される。
[13]上記形態のタンクユニットにおいて、前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記第1液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記第2液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクと、第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクと、をさらに備え、前記外装部は、前記第1タンクとともに、前記第2タンクと前記第3タンクとを収容し、前記回路ユニットにおける前記基板の前記基板端子部は、前記第1タンク端子部と電気的に接続される第1基板端子部であり、前記基板は、前記第2タンク端子部と電気的に接続される第2基板端子部と、前記第3タンク端子部と電気的に接続される第3基板端子部と、を含み、前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記タンクユニットを鉛直方向に平面視したときに、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第3タンクとはこの順に水平に配列され、前記第1タンクは、前記第2タンクよりも大きく、前記第1基板端子部と前記第2基板端子部の距離は、前記第2基板端子部と前記第3基板端子部との間の距離と等しくて良い。この形態のタンクユニットによれば、タンクにサイズの大きい第1タンクが含まれていても、隣り合う基板端子部同士の間の距離が変わらない。従って、基板を小型化することができる。また、基板が小型化されることによって、基板の表面積が小さくなるため、その表面に液体が付着してしまうことが抑制される。
[14]本発明の第二形態によれば、液体噴射システムが提供される。この液体噴射システムは、上記のいずれかの形態のタンクユニットと、前記液体噴射ヘッドを含む液体噴射装置と、を備えて良い。この形態の液体噴射システムによれば、タンク端子部への液体の付着に起因する不具合の発生が抑制される。
[15]本発明の一形態によれば、液体噴射システムが提供される。この形態の液体噴射システムは、液体噴射ヘッドと、タンクと、回路ユニットと、外装部と、固定部と、を備えて良い。前記液体噴射ヘッドは、液体を噴射可能であって良い。前記タンクは、液体収容部と、液体供給部と、液体注入部と、タンク端子部と、を含んで良い。前記液体収容部は、前記液体を収容可能であって良い。前記液体供給部は、前記液体収容部に収容されている前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能であって良い。前記液体注入部は、外部から前記液体収容部に前記液体を注入可能であって良い。前記タンク端子部は、外部と電気的に接続されて良い。前記回路ユニットは、前記タンク端子部に電気的に接続されて良い。前記外装部は、少なくとも、前記液体噴射ヘッドと、前記タンクと、前記回路ユニットと、を収容して良い。前記固定部は、前記回路ユニットを、前記外装部の内壁面との間に空間が形成された状態で固定して良い。この形態の液体噴射システムによれば、外装部の内壁面に付着した液体が、外装部の内壁面を伝って、タンク端子部に到達してしまうことが抑制される。
[16]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記タンクは、前記液体収容部に収容されている前記液体の検出に用いられる電極部を有し、前記タンク端子部は、前記電極部の一部であって良い。この形態の液体噴射システムによれば、タンク端子部への液体の付着に起因して、検出部による液体の検出精度が低下してしまうことが抑制される。
[17]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記固定部は、前記外装部の内壁面と前記回路ユニットとに連結されて良い。この形態の液体噴射システムによれば、タンク端子部に液体が到達してしまうことが抑制された状態で、回路ユニットを外装部に固定することができる。
[18]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記固定部は、前記タンクの外壁面と前記回路ユニットとに連結されて良い。この形態の液体噴射システムによれば、タンク端子部に液体が到達してしまうことが抑制された状態で、回路ユニットをタンクに固定することができる。
[19]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記回路ユニットは、基板を含み、前記基板は、前記タンク端子部と電気的に接続される基板端子部を含んで良い。この形態の液体噴射システムによれば、基板の基板端子部とタンク端子部との間に、外装部の内壁面に付着した液体が到達してしまうことが抑制される。
[20]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記回路ユニットは、前記基板を支持するとともに、前記固定部に固定される支持部材を含んで良い。この形態の液体噴射システムによれば、支持部材によって基板が保護される。
[21]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記回路ユニットは、前記タンク端子部に電気的に接触する第1接触端子部と、前記基板端子部に電気的に接触する第2接触端子部と、を含むコネクターユニットを含んで良い。この形態の液体噴射システムによれば、回路ユニットとタンク端子部との接続性が高められる。
[22]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定して良い。この形態の液体噴射システムによれば、回路ユニットとタンク端子部との接続部に、タンクから液体が垂れ落ちてしまうことが抑制される。
[23]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記タンクに前記液体が前記液体注入部を介して注入されるときの姿勢である液体注入姿勢において、前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定して良い。この形態の液体噴射システムによれば、液体の補充の際に飛散した液滴が、回路ユニットとタンク端子部との接続部に到達してしまうことが抑制される。
[24]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記固定部は、前記回路ユニットを、前記タンクに対して、鉛直方向と直交する方向に隣り合う位置に固定されて良い。この形態の液体噴射システムによれば、鉛直方向に直交する方向に位置する外装部の側壁面に付着した液体が、回路ユニットとタンク端子部との接続部に到達してしまうことが抑制される。
[25]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクを、さらに備え、前記外装部は、前記第1タンクとともに前記第2タンクを収容し、前記回路ユニットは、前記第1タンク端子部と、前記第2タンク端子部と、に電気的に接続可能であって良い。この形態の液体噴射システムであれば、第1タンクと第2タンクとが、回路ユニットおよびその固定部を共有することができ、効率的である。
[26]上記形態の液体噴射システムにおいて、第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクを、さらに備え、前記外装部は、前記第3タンクを収容し、前記回路ユニットは、前記第3タンク端子部に電気的に接続可能であり、前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記液体噴射システムを鉛直方向に平面視したときに、前記第3タンクと前記第1タンクと前記第2タンクとはこの順で水平方向に配列され、前記第1タンクは、前記第2タンクより大きく、前記第3タンク端子部と前記第1タンク端子部の距離は、前記第2タンク端子部と、前記第1タンク端子部と前記第2タンク端子部との間の距離と等しくて良い。この形態の液体噴射システムによれば、タンクにサイズの大きい第1タンクが含まれていても、隣り合うタンク端子部同士の間の距離が変わらない。従って、回路ユニットを小型化することができる。また、回路ユニットが小型化されることによって、回路ユニットの表面積が小さくなるため、その表面に液体が付着してしまうことが抑制される。
[27]上記形態の液体噴射システムにおいて、前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記第1液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記第2液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクと、第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクと、をさらに備え、前記外装部は、前記第1タンクとともに、前記第2タンクと前記第3タンクとを収容し、前記回路ユニットにおける前記基板の前記基板端子部は、前記第1タンク端子部と電気的に接続される第1基板端子部であり、前記基板は、前記第2タンク端子部と電気的に接続される第2基板端子部と、前記第3タンク端子部と電気的に接続される第3基板端子部と、を含み、前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記タンクユニットを鉛直方向に平面視したときに、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第3タンクとはこの順に水平に配列され、前記第1タンクは、前記第2タンクよりも大きく、前記第1基板端子部と前記第2基板端子部の距離は、前記第2基板端子部と前記第3基板端子部との間の距離と等しくて良い。この形態の液体噴射システムによれば、タンクにサイズの大きい第1タンクが含まれていても、隣り合う基板端子部同士の間の距離が変わらない。従って、基板を小型化することができる。また、基板が小型化されることによって、基板の表面積が小さくなるため、その表面に液体が付着してしまうことが抑制される。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、液体噴射ヘッドに液体を供給可能なタンクユニットや液体噴射システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、タンクと回路ユニットとの接続構造としても実現可能である。その他に、液体噴射ヘッド以外の液体を消費する液体消費装置に液体を供給可能なタンクユニットや、液体を消費する液体消費システムとしても実現可能である。なお、本明細書において「システム」とは、一以上の機能を実現するために、複数の構成要素が、それぞれの機能が直接的または間接的に連関し合うように、一体的、あるいは、分散した状態で、複合的に組み合わされている集合を意味している。従って、本明細書におけるシステムには、複数の構成要素が一体的に組み合わされている「装置」も含まれる。
第1実施形態におけるインクジェットプリンターの構成を示す概略図。 第1実施形態におけるインクタンクの外観構成を示す概略斜視図。 第1実施形態におけるタンクユニットの概略断面図。 第2実施形態におけるタンクユニットの概略断面図。 第3実施形態におけるタンクユニットの概略断面図。 第4実施形態におけるタンクユニットの概略断面図。 第5実施形態におけるインクジェットプリンターの構成の一部を示す概略図。 第5実施形態の回路ユニットとインクタンクとの接続部位を示す概略図。 第6実施形態におけるインクジェットプリンターの構成の一部を示す概略図。 第6実施形態におけるタンクユニットの概略斜視図。 第6実施形態におけるタンクユニットの背面側を示す概略斜視図。 第6実施形態におけるインクタンクの概略側面図。 第6実施形態におけるインクタンクと回路ユニットとの接続状態を示す概略斜視図。 第6実施形態におけるインクタンクおよび回路ユニットの概略分解斜視図。 第6実施形態における回路ユニットの概略断面図。 第6実施形態におけるタンクユニットの概略背面図。 第7実施形態におけるプリンターを示す概略斜視図。 第7実施形態におけるプリンターの内部構成を示す概略断面図。 第8実施形態におけるプリンターの内部構成を示す概略断面図。 第9実施形態におけるプリンターの内部構成を示す概略断面図。 第10実施形態におけるプリンターの内部構成を示す概略断面図。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態におけるインクタンク25Aを備えるインクジェットプリンター10(以下、単に「プリンター10」と呼ぶ。)の構成を示す概略図である。図1には、重力方向を示す矢印Gが図示されている。本明細書において、「上」および「下」は、特に断らない限り、重力方向を基準とする上下方向を意味している。また、図1には、インクタンク25Aを基準とする互いに直交する三方向を示す矢印X,Y,Zが図示されている。矢印X、Y,Zが示す方向については後述する。矢印G,X,Y,Zは、以下の説明において参照される各図においても、適宜、図示されている。
プリンター10は、液体噴射システムの一実施形態であり、印刷媒体である印刷用紙PPに対してインク滴を吐出して、印刷用紙PPの印刷面に画像を形成する。プリンター10は、タンクユニット20Aと、印刷部30と、を備えている。タンクユニット20Aは、ケーシング部21と、複数のインクタンク25Aと、複数のチューブ26と、複数の回路ユニット27と、複数のケーブル配線28と、を備える。
インクタンク25Aは、本発明におけるタンクの下位概念に相当する。各インクタンク25Aにはそれぞれ異なる色のインクが収容されている。各インクタンク25Aに収容されているインクは、各インクタンク25Aに対して一本ずつ接続されている可撓性を有する樹脂製のチューブ26を介して印刷部30の印刷ヘッド部32に供給される。なお、タンクユニット20Aは、ケーシング部21内に複数のインクタンク25Aを備えていなくても良い。例えば、プリンター10が単色印刷を実行するタイプである場合には、タンクユニット20Aは、1つのインクタンク25Aのみを備えていても良い。
各インクタンク25Aには、収容しているインクの検出に用いられる電極ピン(図示は省略)が取り付けられており、当該電極ピンは、回路ユニット27に電気的に接続されている。回路ユニット27は、ケーブル配線28を介して印刷部30のインク検出部34に電気的に接続されている。インクタンク25Aおよび回路ユニット27については後述する。
タンクユニット20Aにおいては、各インクタンク25Aは、矢印Xによって示されている幅方向(後述)に一列に整列された状態でケーシング部21の内部空間21sに固定されている。ケーシング部21は、本発明における外装部の下位概念に相当する。ケーシング部21は、蓋部22を備えている。蓋部22は、ヒンジ機構24によってケーシング部21の本体に連結されており、矢印RDで示される方向に回動することによって開閉する。プリンター10のユーザーは、蓋部22を開くことによって、インクタンク25Aに対するインクの補充が可能である。なお、ケーシング部21は、蓋部22の回動によって開閉可能に構成されていなくても良く、例えば、蓋部22の着脱によって開閉可能に構成されていても良い。
印刷部30は、液体噴射装置の下位概念に相当し、ケーシング部31と、印刷ヘッド部32と、印刷用紙PPの搬送機構33と、インク検出部34と、制御部35と、を備えている。ケーシング部31は、印刷部30の外装部であり、制御部35と、印刷ヘッド部32と、搬送機構33と、を内部に収容している。
印刷ヘッド部32は、印刷用紙PPの搬送路の上において、主走査方向SDに往復移動可能に設置されている。印刷ヘッド部32は、上述した複数のチューブ26を介してタンクユニット20Aの各インクタンク25Aに接続されている。印刷ヘッド部32は、制御部35の制御下において、各インクタンク25Aから供給されたインクを噴射可能である。印刷ヘッド部32は、本発明における液体噴射ヘッドの下位概念に相当する。搬送機構33は、搬送ローラーの回転駆動によって、印刷用紙PPを主走査方向SDに交差する搬送方向TDに搬送可能である。
インク検出部34は、上述したように、複数のケーブル配線28および回路ユニット27を介して、各インクタンク25Aの電極ピンに電気的に接続されている。インク検出部34は、各インクタンク25Aにおけるインクを検出するための電流を、ケーブル配線28を介して、各インクタンク25Aの電極ピンに周期的に印加し、抵抗の変化を検出する。インク検出部34は、検出結果を制御部35に送信する。
制御部35は、例えば、中央処理装置と主記憶装置とを備えるマイクロコンピューターによって構成される。制御部35は、中央処理装置が主記憶装置に種々のプログラムを読み込んで実行することによって、種々の機能を発揮する。本実施形態では、制御部35は、外部から入力された印刷データに基づいて、印刷部30を制御して印刷処理を実行する印刷処理部として機能する。印刷処理では、搬送機構33が印刷用紙PPを搬送し、印刷ヘッド部32が主走査方向SDに往復移動しつつインク滴を吐出することによって、印刷用紙PPの印刷面に印刷画像が形成される。
また、制御部35は、インク検出部34によって検出された抵抗の変化に基づいて、各インクタンク25Aに所定の量以上のインクが収容されているか否かを検出するインク残量管理部としても機能する。制御部35は、インクタンク25Aにおいてインク残量が所定の量より少なくなったインク不足の状態を検出した場合には、例えば、ユーザーにインクの補充時期の到来を報知する報知処理などを実行する。また、制御部35は、印刷ヘッド部32によるインク滴の吐出が可能な残り回数の計測を開始し、当該残り回数が0になったときには、インクタンク25Aがインク切れの状態であるとして、印刷処理を中断する。
本実施形態では、タンクユニット20Aのケーシング部21と印刷部30のケーシング部31とは、脱着および回動が可能な状態で連結されている(図示は省略)。このように、タンクユニット20Aと印刷部30とが別体として構成されていることによって、タンクユニット20Aと印刷部30とをそれぞれ別個にメンテナンスすることが可能であり、プリンター10のメンテナンス性が高められている。また、タンクユニット20Aと印刷部30とが連結されていることによって、プリンター10の移動や設置が容易化されている。ただし、タンクユニット20Aと印刷部30とは連結されていなくても良い。
図1に加えて、図2,図3を参照して、インクタンク25Aの構成と、タンクユニット20Aにおけるインクタンク25Aの装着状態と、を説明する。図2は、インクタンク25Aの外観構成を示す概略斜視図である。図3は、タンクユニット20Aの内部構成を示す概略断面図であり、装着されているインクタンク25Aを第6面部46に正対する方向に見たとき(矢印Xの方向に平面視したとき)の図である。図3では、インクタンク25Aの内部構造の一部が破線で模式的に図示されている。
インクタンク25Aは、6つの面部41〜46を有する中空容器として構成されている。6つの面部41〜46について、インクタンク25Aがタンクユニット20Aに装着されているときの姿勢(図1)を基準として説明する。以下の説明では、この姿勢を「基準姿勢」とも呼ぶ。本実施形態では、インクを噴射する際の印刷ヘッド部32に対してインクが供給されるときのインクタンク25Aの姿勢は基準姿勢と同じである。また、本実施形態では、ユーザーによってインクタンク25Aにインクが補充されるときのインクタンク25Aの姿勢も、基準姿勢と同じである。基準姿勢は、本発明における液体供給姿勢および液体注入姿勢の一態様に相当する。以下の説明における方向に関する記載は、特に断らない限り、インクタンク25Aが基準姿勢であるときの方向を意味している。他の実施形態においても同様である。
インクタンク25Aでは、第1面部41は下方に向く底面部を構成し、第2面部42は上方を向く上面部を構成する(図2)。第3面部43は、第1面部41と第2面部42とに交差し、タンクユニット20Aにおいてケーシング部21の蓋部22が開かれたときにユーザーの方に向く正面部を構成する。第4面部44は、第1面部41と第2面部42とに交差し、第3面部43とは反対の方向を向く背面部を構成する。第5面部45は、前記の4つの面部41〜44のそれぞれに交差し、第3面部43に正対したときに左側に位置する左側面部を構成する。第6面部46は、4つの面部41〜44のそれぞれに交差し、第3面部43に正対したときに、第3面部43とは反対側の右側に位置する右側面部を構成する。なお、本明細書では、2つの面部が「交差する」とは、2つの面部が相互に実際に交差する状態と、一方の面部の延長面が他方の面部に交差する状態と、2つの面部の延長面同士が交差する状態と、のいずれかの状態であることを意味する。
続いて、インクタンク25Aを基準とする三方向を示す矢印X,Y,Zについて説明する。矢印Xは、インクタンク25Aの幅方向(左右方向)に平行な方向を示しており、第5面部45から第6面部46に向かう方向を示している。以下の説明において、「右」は矢印Xの方向側を意味し、「左」は矢印Xの逆方向側を意味している。矢印Yは、インクタンク25Aの奥行き方向(前後方向)に平行な方向を示しており、第4面部44から第3面部43に向かう方向を示している。以下の説明において、「前」は矢印Yの方向側を意味し、「後」は矢印Yの逆方向側を意味している。矢印Zは、インクタンク25Aの高さ方向(上下方向)を示しており、第1面部41から第2面部42に向かう方向を示している。基準姿勢では、矢印Zは重力方向と反対の方向を向く。
本実施形態のインクタンク25Aの第2面部42は、高さ位置が異なる第1上面部42aと第2上面部42bとを有している。第1上面部42aは、第2上面部42bよりも高い位置にある。また、第1上面部42aは、第4面部44側に位置しており、第2上面部42bは、第3面部43側に位置している。
インクタンク25Aは、内部に、インク収容部50と、大気導入部51と、が形成されている(図3)。インク収容部50は、インクINを貯留可能な中空部位であり、本発明における液体収容部の下位概念に相当する。本実施形態では、インク収容部50は、第2上面部42bより下側の領域において、インクタンク25Aの幅方向および前後方向の全体にわたって形成されている。
大気導入部51は、インクタンク25Aの外部からインク収容部50へと大気(空気)を導入する大気流路として機能する。大気導入部51は、第1上面部42aとインク収容部50との間に形成されている。大気導入部51は、大気室52と、大気取入口53と、大気導入口54と、を有する。大気室52は、外部から取り入れられた大気を収容可能な中空部位である。大気取入口53は、大気室52とインクタンク25Aとの外部とを連通する連通口である。大気導入口54は、大気室52とインク収容部50とを連通する連通口である。なお、大気室52は、インク収容部50から溢れ出たインクINも貯留可能である。
インクタンク25Aの第1面部41には、インク供給部61が形成されている(図3)。インク供給部61は、インク収容部50のインクINが印刷ヘッド部32(図1)へと流出可能なように、外部からインク収容部50に連通する部位である。インク供給部61は、本発明における液体供給部の下位概念に相当する。インク供給部61は、インク収容部50の下端に連通する貫通孔62を有している。本実施形態では、インク供給部61は、第4面部44側に位置しており、チューブ26が後方から気密に接続されている。なお、インク供給部61は、チューブ26の装着方向が矢印Zの逆方向になる構成を有していても良い。
インクタンク25Aの第2上面部42bには、インク注入部63が設けられている(図2,図3)。インク注入部63は、インク収容部50にインクINを注入可能なように、外部からインク収容部50に連通する部位である。インク注入部63は、本発明における液体注入部の下位概念に相当する。本実施形態では、インク注入部63は、インク収容部50に連通する貫通孔64を有する円筒状の部位として構成されており、第2上面部42bから上方に向かって突出している。
インク注入部63の上端部63tは、第1上面部42aよりも低い位置にある。インク注入部63の上端部63tには、通常、貫通孔64を封止可能なキャップ部材65が気密に取り付けられている。キャップ部材65は、例えば、ナイロンやポリプロピレンなどの合成樹脂によって作製される。ユーザーは、キャップ部材65をインク注入部63から取り外すことによって、インク収容部50にインクINを補充することができる。なお、本実施形態では、インク注入部63が第3面部43側に形成されているため、インクタンク25Aがタンクユニット20Aに装着されているときに、ユーザーがインク注入部63にアクセスしやすくなっている。
本実施形態のインクタンク25Aは、少なくとも第3面部43を構成する壁部の一部または全部が、インク収容部50におけるインクINの液面をユーザーが視認可能なように、透明または半透明に構成されている。これによって、ユーザーは、インクタンク25AにインクINを補充するときなどに、インクタンク25Aに収容されているインク量を視認することができる。さらに、第3面部43の壁面には、マーク部66が設けられている。マーク部66は、基準姿勢にあるインクタンク25Aに所定の基準量のインクINが収容されているときのインクINの液面の位置を示すように形成されている。インクタンク25Aでは、マーク部66の表示によって、インクタンク25Aに収容されるべきインクINの最大量(基準量)が規定されている。マーク部66は、例えば、第3面部43の壁面部における凸部または凹部として形成されていても良く、印刷やシールの貼付によって形成されていても良い。マーク部66は省略されても良い。
本実施形態のインクタンク25Aでは、第4面部44側の第1上面部42aに、一対の電極ピン70a,70bが取り付けられている(図3)。一対の電極ピン70a,70bは、本発明における電極部の下位概念に相当し、インク収容部50内に収容されているインクINの検出に用いられる。第1電極ピン70aおよび第2電極ピン70bは、例えば、金属ピンなど、棒状に延伸している導電性部材によって構成されている。
各電極ピン70a,70bは、インク収容部50の底面に向かって延伸するように、第2上面部42bに設けられた貫通孔からインク収容部50内へと挿入されている。各電極ピン70a,70bの下端部である先端部71a,71bは、インク不足の状態のときのインク収容部50におけるインクINの液面の高さに位置している。各電極ピン70a,70bの上端部である後端部72a,72bは、外部から電気的に接続可能なように第2上面部42bから上方に突出している(図2,図3)。各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bは、本発明におけるタンク端子部の下位概念に相当する。
各電極ピン70a,70bは、回路ユニット27に接続されている(図3)。本実施形態のタンクユニット20Aでは、ケーシング部21内に収容されるインクタンク25Aの数に対応する個数の回路ユニット27が設けられている(図1)。各回路ユニット27は、基板部80と、一対の基板端子81a,81bと、ケーブル接続部82と、を有している(図3)。基板部80は、例えば、プリント基板によって構成される。基板部80は、可撓性を有するフレキシブルプリント基板によって構成されても良い。
一対の基板端子81a,81bは、本発明における基板端子部の下位概念に相当し、基板部80の板面上に配列されている。第1基板端子81aは、第1電極ピン70aの後端部72aに電気的に接触する。第2基板端子81bは、第2電極ピン70bの後端部72bに電気的に接触する。
ケーブル接続部82は、基板部80の板面上に固定されている。ケーブル接続部82は、タンクユニット20Aのケーブル配線28と接続されている。また、ケーブル接続部82は、基板部80に形成されている配線パターンを介して、各基板端子81a,81bに接続されている。
プリンター10(図1)では、インクタンク25Aの各電極ピン70a,70bは、回路ユニット27を介して、インク検出部34に接続されている。インク検出部34は、印刷処理の実行中や印刷処理の休止中に、第1電極ピン70aに対して、周期的に電流を印加し、第1電極ピン70aと第2電極ピン70bとの間の抵抗を検出する。
インク収容部50内のインクINが消費され、その液面が各電極ピン70a,70bの先端部71a,71bより低い位置まで低下し、インクINと各電極ピン70a,70bとの間の電気的導通が遮断されると、電極ピン70a,70b同士の間の抵抗が増大する。制御部35は、インク検出部34によって検出される抵抗が所定の閾値以上に増大したときに、インク不足の状態を検出する。なお、制御部35は、各電極ピン70a,70bにおけるインクINとの接触面積の変化に応じた抵抗の変化を、インク収容部50におけるインク量の変化として検出しても良い。
本実施形態のタンクユニット20Aでは、回路ユニット27は、固定部90によって、インクタンク25Aの第1上面部42aの上方に固定されている。本実施形態では、固定部90は、複数の突起部91によって構成されている。複数の突起部91は、ケーシング部21の内壁面のうちのインクタンク25Aの上方に位置する上壁面101から下方に延伸している柱状部位である。
回路ユニット27の基板部80は、その外縁部において、複数の突起部91によって、ケーシング部21の上壁面101と連結されている。これによって、回路ユニット27とケーシング部21の上壁面101との間であって、複数の突起部91の隣り合う位置には、空間SPが形成されている。なお、各突起部91と基板部80とはネジ止めによって連結されていても良いし、接着剤や溶着などによって接合されていても良い。あるいは、各突起部91の先端に基板部80の一部と係り合って基板部80を固定する係合部などが設けられていても良い。
インクタンク25AへのインクINの補充の際にインク滴が飛散してしまうと、ケーシング部21の内壁面に付着する可能性がある。また、プリンター10の運搬時などに、インクINが収容されているインクタンク25Aがプリンター10ごと傾けられてしまうと、タンクユニット20Aのケーシング部21内において、インクタンク25AからインクINが漏洩してしまう可能性がある。本実施形態のタンクユニット20Aであれば、回路ユニット27が空間SPを挟んでケーシング部21の上壁面101から離間した位置に固定されている。そのため、上述のようにケーシング部21内において漏洩したインクがケーシング部21の内壁面を伝って、回路ユニット27まで到達してしまうことが抑制される。従って、回路ユニット27および各電極ピン70a,70bとの接続部位において短絡などの不具合が発生することが抑制されており、インク残量の誤検出の発生が抑制されている。
また、本実施形態のタンクユニット20Aであれば、回路ユニット27がインクタンク25Aの上方に位置している。そのため、漏洩したインクINがインクタンク25Aから回路ユニット27へと垂れ落ちてくることが抑制されている。本実施形態では、各電極ピン70a,70bが上下方向に延伸しており、回路ユニット27はその上端部である後端部72a,72bに接続されている。従って、インク収容部50内のインクINが各電極ピン70a,70bを伝って回路ユニット27まで到達してしまうことが抑制されている。
本実施形態のタンクユニット20Aであれば、回路ユニット27は、インク注入部63の上端部63tよりも上方の位置で固定されている。従って、インク注入部63を介してインクINが補充されるときに飛散したインク滴が回路ユニット27に到達してしまうことが抑制されている。また、本実施形態のタンクユニット20Aであれば、回路ユニット27が前後方向における第4面部44側の領域において固定されている。すなわち、回路ユニット27は、ユーザーの手が届きにくいケーシング部21内の奥まった位置において、各電極ピン70a,70bに接続されている。従って、ユーザーの手が誤って接触してしまうことによって、回路ユニット27と各電極ピン70a,70bとの間の接続性が悪化してしまうことが抑制されている。
その他に、本実施形態のタンクユニット20Aであれば、回路ユニット27が、各電極ピン70a,70bに対応する基板端子81a,81bを基板部80の基板面に有している。そのため、回路ユニット27の取り付けによって、各電極ピン70a,70bに対する電気的導通を一度に確保することができ、インクタンク25Aに対する電気的接続が容易化されている。また、2つの電極ピン70a,70bのうちのいずれか一方にのみ電流が印加されてしまうことが抑制され、インク残量の誤検出や、インク収容部50のインクINに無駄な電流が印加されてしまうことによるインクINの劣化などが抑制さる。
以上のように、本実施形態のタンクユニット20Aであれば、インクタンク25AからインクINが漏洩してしまった場合であっても、そのインクINが回路ユニット27まで到達してしまうことが抑制されている。従って、回路ユニット27と各電極ピン70a,70bとの接続部位における短絡などの不具合の発生が抑制されている。また、本実施形態のプリンター10によれば、上記のタンクユニット20Aを備えていることによって、インクタンク25AからのインクINの漏洩に起因して、インクの検出精度が低下してしまうことが抑制されている。
B.第2実施形態:
図4は、本発明の第2実施形態におけるタンクユニット20Bの内部構成を示す概略断面図であり、装着されているインクタンク25Bを第6面部46に正対する方向に見たとき(矢印Xの方向に平面視したとき)の図である。第2実施形態のタンクユニット20Bの構成は、以下に説明する点以外は、第1実施形態のタンクユニット20Aとほぼ同じである。第2実施形態のプリンターの構成は、タンクユニット20Bの構成が異なっている点以外は、第1実施形態で説明したプリンター10とほぼ同じである。以下の説明および参照図では、第1実施形態で説明したのと同じ、または、対応する各構成部に対して、第1実施形態で用いたのと同じ符号が用いられている。
第2実施形態のタンクユニット20Bが備えているインクタンク25Bは、電極ピン70a,70bの設置位置が第1実施形態のインクタンク25Aとは異なっている。インクタンク25Bでは、電極ピン70a,70bは、第4面部44の下側の部位に設けられた貫通孔を介して、第1電極ピン70aを上側とし、第2電極ピン70bを下側として、インク収容部50内に矢印Yの方向に挿入されている。第2実施形態のプリンターでは、インク収容部50においてインクINの液面が第1電極ピン70aよりも下の位置に到達したときに、インク不足が検出される。
第2実施形態のタンクユニット20Bでは、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bは、第4面部44において外部に突出している。そのため、第2実施形態では、回路ユニット27は、第4面部44に対向する位置に配置されており、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bに対して、矢印Yの方向に接続される。
第2実施形態のタンクユニット20Bでは、回路ユニット27を固定する固定部90は、第1実施形態と同様に、複数の突起部91によって構成されている。ただし、各突起部91は、ケーシング部21の内壁面のうちのインクタンク25Bの第4面部44と対向する位置にある背面側側壁面102からインクタンク25Bに向かって延伸している。第2実施形態では、回路ユニット27の基板部80は、その外縁部において、複数の突起部91によって、ケーシング部21の背面側側壁面102と連結されている。これによって、回路ユニット27とケーシング部21の背面側側壁面102との間であって、複数の突起部91の隣り合う位置には、空間SPが形成されている。
以上のように、第2実施形態のタンクユニット20Bでは、回路ユニット27が、空間SPを挟んでケーシング部21の背面側側壁面102から離間した位置において固定されている。従って、第1実施形態で説明したのと同様に、インクタンク25Bから漏洩したインクINが、ケーシング部21の内壁面を伝って回路ユニット27まで到達してしまうことが抑制されている。
また、第2実施形態のタンクユニット20Bであれば、回路ユニット27が、インクタンク25Bに対して、重力方向(鉛直方向)に直交する方向である側方に位置している。回路ユニット27がこの位置に固定されていれば、インクタンク25Bの側方に位置しているケーシング部21の内壁面に付着したインクINが回路ユニット27に到達してしまうことが抑制される。
さらに、第2実施形態のタンクユニット20Bであれば、回路ユニット27が、インクタンク25B後方における下側の領域に位置しており、第1実施形態の構成よりもユーザーがアクセスしにくい位置にある。従って、ユーザーが誤って回路ユニット27に触れてしまうことによる接続不良などが抑制されている。その他に、第2実施形態のタンクユニット20Bおよびそれを備えるプリンターであれば、第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
C.第3実施形態:
図5は、本発明の第3実施形態におけるタンクユニット20Cの内部構成を示す概略断面図であり、装着されているインクタンク25Aを第6面部46に正対する方向に見たとき(矢印Xの方向に平面視したとき)の図である。第3実施形態のタンクユニット20Cの構成は、以下に説明する点以外は、第1実施形態のタンクユニット20Aとほぼ同じである。第3実施形態のプリンターの構成は、タンクユニット20Cの構成が異なっている点以外は、第1実施形態で説明したプリンター10とほぼ同じである。以下の説明および参照図では、第1実施形態で説明したのと同じ、または、対応する各構成部に対して、第1実施形態で用いたのと同じ符号が用いられている。
第3実施形態のタンクユニット20Cでは、固定部90が、回路ユニット27とインクタンク25Aの第1上面部42aとの間において、矢印Zの方向に延伸している複数の突起部92として構成されている。回路ユニット27の基板部80は、その外周縁部において、固定部90の突起部92によって、インクタンク25Aの第1上面部42aに連結されている。すなわち、固定部90は、回路ユニット27とインクタンク25Aの外壁面とに連結されている。これによって、回路ユニット27の上方には空間SPが形成されている。なお、突起部92は、インクタンク25Aの第1上面部42aの一部を上方に突起させた部位として構成されても良い。
第3実施形態のタンクユニット20Cであれば、回路ユニット27がケーシング部21の内壁面に連結されていないため、ケーシング部21の内壁面に付着したインクINが回路ユニット27に到達してしまうことが抑制されている。その他に、第3実施形態のタンクユニット20Cおよびそれを備えるプリンターであれば、第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
D.第4実施形態:
図6は、第4実施形態におけるタンクユニット20Dの内部構成を示す概略断面図であり、装着されているインクタンク25Bを第6面部46に正対する方向に見たとき(矢印Xの方向に平面視したとき)の図である。第4実施形態のタンクユニット20Dの構成は、以下に説明する点以外は、第2実施形態のタンクユニット20Bとほぼ同じである。第4実施形態のプリンターの構成は、タンクユニット20Dの構成が異なっている点以外は、第2実施形態で説明したプリンターとほぼ同じである。以下の説明および参照図では、第2実施形態で説明したのと同じ、または、対応する各構成部に対して、第2実施形態で用いたのと同じ符号が用いられている。
第4実施形態のタンクユニット20Dでは、固定部90が、回路ユニット27とインクタンク25Bの第4面部44との間において矢印Yの方向に延伸している複数の突起部92として構成されている。回路ユニット27の基板部80は、その外周縁部において、固定部90の突起部92によって、インクタンク25Bの第4面部44に連結されている。これによって、回路ユニット27とケーシング部21の背面側側壁面102との間には空間SPが形成されている。なお、突起部92は、インクタンク25Bの第4面部44の一部を上方に突起させた部位として構成されても良い。
第4実施形態のタンクユニット20Dであれば、回路ユニット27がケーシング部21の内壁面に連結されていないため、ケーシング部21の内壁面に付着したインクINが回路ユニット27に到達してしまうことが抑制されている。その他に、第4実施形態のタンクユニット20Dおよびそれを備えるプリンターであれば、第1実施形態および第2実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
E.第5実施形態:
図7,図8を参照して、本発明の第5実施形態におけるプリンター10Eおよびタンクユニット20Eを説明する。図7は、第5実施形態のプリンター10Eの構成の一部を示す概略斜視図である。図7では、プリンター10Eにおける印刷部30の内部構成および複数のチューブ26の図示は便宜上、省略されている。図8は、第5実施形態の回路ユニット27Eとインクタンク25Aの電極ピン70a,70bとの接続部位を矢印Xの逆方向に見たときの概略図である。第5実施形態のプリンター10Eは、タンクユニット20Eの構成が異なっている点以外は、第1実施形態のプリンター10の構成とほぼ同じである。第5実施形態のタンクユニット20Eは、以下に説明する点以外は、第1実施形態のタンクユニットとほぼ同じである。以下の説明および参照図では、第1実施形態で説明したのと同じ、または、対応する各構成部に対して、第1実施形態で用いたのと同じ符号が用いられている。
第5実施形態のタンクユニット20Eでは、複数のインクタンク25に対して、単一の回路ユニット27Eを備えている(図7,図8)。回路ユニット27Eは、基板部80Eと、複数のコネクターユニット83と、を備えている。基板部80Eは、ケーシング部21内において、矢印Xの方向に延在しており、各インクタンク25の上方にわたって架設されている(図7)。基板部80Eの下側の基板面には、各インクタンク25Aの一対の電極ピン70a,70bに電気的に接続される一対の基板端子81a,81bが、インクタンク25Aの個数に対応する組数だけ設けられている(図8)。
基板部80Eの矢印Xの方向における一方の端部には、単一のケーブル接続部82が設けられている(図7)。ケーブル接続部82は、基板部80Eに設けられている配線パターンを介して、各組の基板端子81a,81bに接続されている。ケーブル接続部82は、ケーブル配線28を介して、インク検出部34(図1)に接続される。各組の基板端子81a,81bは、基準姿勢において、タンクユニット20Eを鉛直方向(矢印Zの方向)に平面視したときに、各組の間の距離が等しくなるように配置されている。このように、第5実施形態の回路ユニット27Eでは、インク検出部34と各インクタンク25Aとの間の電気的接続経路が単一の基板部80Eに纏められており、その電気的接続構成が簡素化されている。なお、本明細書において、距離などの値が「等しい」とは、実質的に等しいことを意味している。従って、値が「等しい」と言える範囲には、例えば、公差等を考慮して、±5%程度の誤差が含まれても良い。
各インクタンク25Aと基板部80Eとの間には、コネクターユニット83が1つずつ配置されている。コネクターユニット83は、略板形状を有しており、一対の第1端子84a,84bと、一対の第2端子85a,85bとが、厚み方向に対向する位置に設けられている。一対の第1端子84a,84bと一対の第2端子85a,85bとは、コネクターユニット83の内部において電気的に接続されている。
一対の第1端子84a,84bは、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bに電気的に接触する。一対の第1端子84a,84bは、本発明における第1接触端子部の下位概念に相当する。一対の第2端子85a,85bは、一対の基板端子81a,81bに電気的に接触する。一対の第2端子85a,85bは、本発明における第2接触端子部の下位概念に相当する。各コネクターユニット83は、基板部80Eとの間において延伸している連結部86を介して連結されている。
第5実施形態のタンクユニット20Eでは、基板部80Eと、各インクタンク25Aにおける一対の電極ピン70a,70bと、の間にコネクターユニット83を介在させることによって、両者の間の接続性が高められている。また、基板部80Eが直接的に各電極ピン70a,70bに接触しないため、基板部80Eが各電極ピン70a,70bから受ける押圧力によって撓み変形してしまうなどの損傷・劣化が抑制されている。
第5実施形態のタンクユニット20Eでは、回路ユニット27Eは、基板部80Eの矢印Xの方向における両端部において、固定部90の突起部91によってケーシング部21の上壁面101に連結されている。これによって、回路ユニット27Eの基板部80Eとケーシング部21の上壁面101との間には空間SPが形成されている。第5実施形態のタンクユニット20Eでは、空間SPを有することによって、ケーシング部21の内壁面に付着したインクINが、回路ユニット27Eと各電極ピン70a,70bとの接続部位まで到達してしまうことが抑制されている。
以上のように、第5実施形態のタンクユニット20Eによれば、回路ユニット27Eが、単一の基板部80Eを有することによって、各インクタンク25Aとの間の電気的接続構成が簡素化されている。また、複数のコネクターユニット83を有することによって、各インクタンク25Aとの間の接続性が高められるとともに、基板部80Eの保護性が高められている。その他に、第5実施形態のタンクユニット20Eおよびそれを備えるプリンター10Eによれば、第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。なお、第5実施形態における単一の基板部80Eの構成は、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態のそれぞれに適用されても良い。また、第5実施形態におけるコネクターユニット83の構成も、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態のそれぞれに適用されても良い。
F.第6実施形態:
図9〜図16を参照して、本発明の第6実施形態におけるプリンター10Fおよびタンクユニット20Fの構成を説明する。図9は、第6実施形態のプリンター10Fの構成の一部を示す概略斜視図である。図9では、第6実施形態のタンクユニット20Fの蓋部22が閉じられた状態が図示されている。図10は、蓋部22が開かれた状態の第6実施形態のタンクユニット20Fを示す概略斜視図である。図11は、タンクユニット20Fの背面側を示す概略斜視図である。図12は、第6実施形態のインクタンク25Fを矢印Xの逆方向に見たときの概略側面図である。図12には、インクタンク25Fの一部の内部構造が破線によって模式的に図示されている。また、図12には、第6実施形態の回路ユニット27Fの一部が図示されている。図13は、インクタンク25Fと回路ユニット27Fとの接続状態を示す概略斜視図であり、図11からケーシング部21を取り除いた図に相当する。図14は、第6実施形態のインクタンク25Fから電極ピン70a,70bを分離するとともに、第6実施形態の回路ユニット27Fを分解した状態を示す概略分解斜視図である。図15は、図13に示すA−A切断における回路ユニット27Fの概略断面図である。図16は、タンクユニット20Fの背面に正対して見たとき(矢印Yの方向に平面視したとき)の概略背面図である。第6実施形態のプリンター10Fは、タンクユニット20Fの構成が異なっている点以外は、第1実施形態のプリンター10(図1)とほぼ同じである。第6実施形態のタンクユニット20Fは、以下に説明する点以外は、第5実施形態のタンクユニット20Eの構成と同様である。以下の説明および参照図においては、上記の各実施形態で説明したのと同じ、または、対応する構成部に対して、上記の各実施形態で用いたのと同じ符号が用いられている。
第6実施形態のタンクユニット20Fは、ケーシング部21F内に、複数のインクタンク25Fが、水平方向に、より具体的には、矢印Xの方向に一列に配列された状態で収容されている(図9〜図11)。第6実施形態のインクタンク25Fには、インク容量が異なる2種類のインクタンク25Fa,25Fbが含まれる。第6実施形態では、タンクユニット20Fは、3つの第1インクタンク25Faと、1つの第2インクタンク25Fbと、を収容している。第2インクタンク25Fbは、基準姿勢において、タンクユニット20Fを鉛直方向(矢印Zの逆方向)に平面視したとき、第2インクタンク25Fbは、第1インクタンク25Fbよりも大きい。より具体的には、第2インクタンク25Fbは、矢印Xの方向における幅が第1インクタンク25Faよりも大きい。これによって、第2インクタンク25Fbは、インク容量が第1インクタンク25Faよりも大きくなっている。第2インクタンク25Fbのその他の構成は、第1インクタンク25Faとほぼ同じである。以下では、特に断らない限り、2種類のインクタンク25Fa,25Fbを区別することなく、インクタンク25Fとして説明する。なお、第6実施形態では、第2インクタンク25Fbが本発明における第1タンクの下位概念に相当する。また、第2インクタンク25Fbの隣に配置されている第1インクタンク25Faが本発明における第2インクタンクの下位概念に相当し、当該第1インクタンク25Faの隣に配置されている第1インクタンク25Faが本発明における第3インクタンクの下位概念に相当する。
タンクユニット20Fのケーシング部21Fには、各インクタンク25Fの第3面部43と対向する壁部に、窓部23が設けられている(図9,図10)。ユーザーは、窓部23を介して、各インクタンク25Fに収容されているインクINの液面の位置を視認することができる。タンクユニット20Fでは、ケーシング部21Fの蓋部22を開くと、各インクタンク25Fのインク注入部63が外部に露出する(図10)。ユーザーは、インク注入部63からキャップ部材65を取り外すことによって、各インクタンク25FにインクINを補充することができる。
インクタンク25Fの第2面部42には、第4面部44側の第1上面部42aと、第3面部43側の第2上面部42bと、の間に、第1上面部42aよりも高い位置にある第3上面部42cが設けられている(図12)。インクタンク25Fでは、大気導入部51は、各上面部42a〜42cの下側に位置しており、インク収容部50の上方において、矢印Yの方向のほぼ全域にわたって形成されている。また、大気導入部51は、インク収容部50の第4面部44側において、インク収容部50におけるインク供給部61との接続部位61cまで延びている。大気導入部51は、第1上面部42bおよび第2上面部42bの下方では、インク注入部63の貫通孔64と一対の電極ピン70a,70bと干渉しないように、それらの配置領域よりも第6面部46側に位置している。
タンクユニット20Fでは、各インクタンク25Fの第4面部44側の上方に、各インクタンク25Fに電気的に接続される単一の回路ユニット27Fが配置されている(図11,図13)。回路ユニット27Fは、基板部80Fと、複数のコネクターユニット83Fと、支持部材87と、を備えている(図14)。
基板部80Fは、タンクユニット20Fにおいて、各インクタンク25Fに電気的に接続可能なように、矢印Xの方向に延在している。基板部80Fの下側の基板面には、各インクタンク25Fの一対の電極ピン70a,70bに対応して設けられた複数組の一対の基板端子81a,81bが設けられている(図12)。タンクユニット20Fは、各インクタンク25Fごとに設けられた一対の後端部72a,72bを複数組、有している。複数組の一対の後端部72a,72bは、基準姿勢において、タンクユニット20Fを鉛直方向(矢印Zの逆方向)に平面視したときに、各組の間の距離が等しくなるように配列されている。これに対応して、複数組の一対の基板端子81a,81bも、同様に、タンクユニット20Fを鉛直方向(矢印Zの逆方向)に平面視したときに、各組の間の距離が等しくなるように配列されている。このように、第6実施形態のタンクユニット20Fでは、インクタンク25Fにサイズの大きい第2インクタンク25Fbが含まれていても、一対の後端部72a,72bの組同士の間の距離が一定である。また、それに対応して、一対の基板端子81a,81bの組同士の間の距離が一定である。従って、第2インクタンク25Fbを含むことによって、基板部80や、基板部80を含む回路ユニット27Fが大型化してしまうことが抑制されており、基板部80や回路ユニット27Fを小型に構成することが可能である。従って、それらの表面積を小さく構成することができ、それらの表面に誤ってインクが付着してしまうことが抑制される。
基板部80Fの上側の基板面には、矢印Xの逆方向側の端部に寄った位置に単一のケーブル接続部82が設けられている(図14)。各基板端子81a,81bとケーブル接続部82とは、基板部80Fの形成されている配線パターン(図示は省略)を介して接続されている。
コネクターユニット83Fは、基板部80Fと各インクタンク25Fとの間の電気的接続を仲介可能なように、基板部80Fの下方において、複数のインクタンク25Fのうちの対応するひとつの上にそれぞれ配置される(図14)。コネクターユニット83Fは、略板形状を有しており、一対の第1端子84a,84bと、一対の第2端子85a,85bと、を有している(図14,図15)。一対の第2端子85a,85bは、一対の基板端子81a,81bに電気的に接触する。一対の第1端子84a,84bは、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bに電気的に接触する。
ここで、各インクタンク25Fでは、第1円筒部68aおよび第2円筒部68bが、第1上面部42aにおいて上方に突出するように設けられている(図14)。第1円筒部68aおよび第2円筒部68bは、矢印Xの方向に隣り合って配列されている。一対の電極ピン70a,70bは、インクタンク25Fに対して、第1円筒部68aおよび第2円筒部68bの貫通孔を介して取り付けられる。第1電極ピン70aは、第1円筒部68aの貫通孔に挿入され、第2電極ピン70bは、第2円筒部68bの貫通孔に挿入される。各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bは、インク注入部63の上端部63tよりも高い位置であって、第3上面部42cよりも低い位置に位置している(図12)。
回路ユニット27Fの支持部材87は、各コネクターユニット83Fの第1端子84a,84bが第1上面部42aの上方に延出するように、インクタンク25Fの第3上面部42c上に配置される(図12,図13)。これによって、各コネクターユニット83Fの第1端子84a,84bが第1上面部42aにおいて突出している各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bに接触する(図12)。
第6実施形態のコネクターユニット83Fでは、第1端子84aと第2端子85aとは第1板状導電部83aを介して連結されている(図15)。また、第1端子84bと第2端子85bとは、第2板状導電部83bを介して連結されている。各板状導電部89a,89bは、板バネ状に折れ曲がっていることによって、各端子コネクターユニット83Fの厚み方向に弾性変形可能に構成されている。第1端子84a,84bおよび第2端子85a,85bは、各板状導電部89a,89bによってコネクターユニット83Fの厚み方向に付勢されている。これによって、コネクターユニット83Fでは、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bに対する基板端子81a,81bの接触性が高められている。また、基板部80Fが、各電極ピン70a,70bから受ける押圧力によって撓み変形してしまうことが抑制されている。
支持部材87は、タンクユニット20Fにおいて、各インクタンク25Fの上方に位置するように、矢印Xの方向に延在している板状の部材である。支持部材87の矢印Xの方向における長さは、基板部80Fの矢印Xの方向における長さよりも長い。支持部材87は、例えば、ナイロンやポリプロピレンなどの合成樹脂によって構成される。
支持部材87は、基板部80Fおよび複数のコネクターユニット83Fの下方に配置される。基板部80Fおよび複数のコネクターユニット83Fは、支持部材87に固定されて支持される。支持部材87には、基板部80Fの外縁部に係り合って基板部80Fの移動を規制する係合爪87eや、コネクターユニット83Fが嵌合する嵌合穴87hが設けられている。回路ユニット27Fでは、基板部80Fが支持部材87によって支持されるため、基板部80Fの撓み変形などが抑制され、基板部80Fの保護性が高められている。また、支持部材87によって複数のコネクターユニット83Fを対応するインクタンク25Fに一度に接続させることができ、回路ユニット27Fの接続性が高められている。
タンクユニット20Fにおいて、支持部材87の矢印Yの逆方向側(背面側)の端部には、複数の保護壁部88が、各インクタンク25Fと対向する位置において鉛直方向に垂下するように形成されている(図13,図14)。各保護壁部88は、矢印Yの方向において、回路ユニット27Fと各電極ピン70a,70bとの接続部位に重なる位置に設けられている。タンクユニット20Fでは、支持部材87の各保護壁部88によって、回路ユニット27Fと各電極ピン70a,70bとの接続部位が、異物の侵入などから保護されている。また、タンクユニット20Fでは、回路ユニット27Fと各電極ピン70a,70bとの接続部位は、前述の保護壁部88と、インクタンク25Fにおいて上方に突出している第3上面部42cを有する突出部と、の間に位置している。従って、回路ユニット27Fと各電極ピン70a,70bとの接続部位の保護性が、さらに高められている。
タンクユニット20Fのケーシング部21Fの上壁面101には、矢印Xの方向における両端に、鉛直方向に延伸している柱状の突起部91Fが、回路ユニット27Fを固定する固定部90として設けられている(図11,図16)。回路ユニット27Fの支持部材87は、矢印Xの方向における両端部において、ネジ止めによって、各突起部91Fの先端部に固定される。これによって、タンクユニット20Fでは、回路ユニット27Fの上方であって、各突起部91Fの間には、空間SPが形成されている。この空間SPによって、ケーシング部21Fの内壁面に付着したインクが回路ユニット27Fと各電極ピン70a,70bとの接続部位まで伝っていくことが抑制される。
以上のように、第6実施形態のタンクユニット20Fによれば、回路ユニット27Fが、支持部材87を有することによって、基板部80Fやコネクターユニット83Fの保護性や、回路ユニット27Fの各インクタンク25Fに対する接続性が高められている。その他に、第6実施形態のタンクユニット20Fによれば、上記各実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
G.第7実施形態:
図17,図18を参照して本発明の第7実施形態におけるプリンター10Gを説明する。図17は、第7実施形態のプリンター10Gを示す概略斜視図である。図18は、プリンター10Gの内部構成を示す概略断面図であり、プリンター10に装着されているインクタンク25Aを第6面部46に正対する方向に見たとき(矢印Xの方向に平面視したとき)の図である。第7実施形態のプリンター10Gの構成は、以下に説明する点以外は、第1実施形態のプリンター10とほぼ同じである。以下の説明および参照図では、上記の各実施形態で説明したのと同じ、または、対応する各構成部に対して、上記の各実施形態で用いたのと同じ符号が用いられている。
第7実施形態のプリンター10Gでは、第1実施形態で説明したのと同様なインクタンク25Aが、複数個、プリンター10Gのケーシング部31G内に、印刷部30とともに収容されている(図17)。プリンター10Gは、複数のインクタンク25Aを備えていなくても良く、例えば、単色印刷を実行するタイプである場合には、インクタンク25Aを1つのみ備えていても良い。ケーシング部31Gは、本発明における外装部の下位概念に相当する。ケーシング部31Gには、各インクタンク25Aに対するユーザーのアクセスが可能なように、第1実施形態のタンクユニット20のケーシング部21(図1)に設けられていたのと同様な蓋部22が設けられている。
プリンター10Gでは、回路ユニット27は、固定部90を構成する突起部91によって、ケーシング部31Gの上壁面103と連結されている。これによって、回路ユニット27とケーシング部31Gの上壁面103との間には空間SPが形成されている。従って、プリンター10Gにおいても、第1実施形態で説明したのと同様に、ケーシング部31Gの内壁面に付着したインクが、回路ユニット27と各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bとの接続部位に到達してしまうことが抑制されている。
第7実施形態のプリンター10Gであれば、インクタンク25Aが本体内部に一体的に収納されるため、プリンター10Gの設置効率が高められている。その他に、第7実施形態のプリンター10Gであれば、第1実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
H.第8実施形態:
図19は、本発明の第8実施形態におけるプリンター10Hの内部構成を示す概略断面図である。第8実施形態のプリンター10Hは、第2実施形態で説明したインクタンク25Bを備え、第2実施形態で説明したのと同様な回路ユニット27の固定構造を備えている点以外は、第7実施形態のプリンター10Gとほぼ同じである。第8実施形態のプリンター10Hでは、ケーシング部31Gの内部に、インクタンク25Bの第4面部44と対向するように延伸している内壁部104が設けられている。内壁部104には、回路ユニット27を固定する固定部90である突起部91が設けられている。これによって、インクタンク25Bの背面側に配置されている回路ユニット27と内壁部104の壁面との間には空間SPが形成されている。第8実施形態のプリンター10Hであっても、ケーシング部31Gの内壁面に付着したインクが、回路ユニット27と各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bとの接続部位に到達してしまうことが抑制されている。その他に、第8実施形態のプリンター10Hであれば、第2実施形態や第7実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
I.第9実施形態:
図20は、本発明の第9実施形態におけるプリンター10Iの内部構成を示す概略断面図である。第9実施形態のプリンター10Iは、第3実施形態(図5)で説明したのと同様に、回路ユニット27が固定部90である突起部92によってインクタンク25Aに固定されている点以外は、第7実施形態のプリンター10Gとほぼ同じ構成を有している。第9実施形態のプリンター10Iであれば、第3実施形態および第7実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
J.第10実施形態:
図21は、本発明の第10実施形態におけるプリンター10Jの内部構成を示す概略断面図である。第10実施形態のプリンター10Jは、第4実施形態(図6)で説明したのと同様に、回路ユニット27が固定部90である突起部92によってインクタンク25Aに固定されている点以外は、第8実施形態のプリンター10Hとほぼ同じ構成を有している。第10実施形態のプリンター10Jであれば、第4実施形態および第8実施形態で説明したのと同様な種々の作用効果を奏することができる。
K.変形例:
K1.変形例1:
上記各実施形態では、回路ユニット27,27E,27Fの固定部90として、柱状の突起部91,92が設けられている。これに対して、突起部91,92は、柱状以外の形状を有していても良い。例えば、板状の形状を有していても良いし、湾曲していても良いし、折れ曲がっていても良い。突起部91,92は、回路ユニット27とケーシング部21の上壁面101との間において延在するように、回路ユニット27の外表面およびケーシング部21の内壁面から突出していれば良い。また、固定部90としての突起部91,92は複数でなくても良く、1つのみであっても良い。突起部91,92は、回路ユニット27,27E,27Fの外縁部や端部ではなく、中央などに設けられていても良い。
K2.変形例2:
上記の各実施形態では、固定部90は、回路ユニット27,27E,27Fの基板面に交差する方向に延伸している突起部91,92によって構成されている。これに対して、固定部90は、例えば、回路ユニット27,27E,27Fの基板面に平行な方向に延伸する支持腕部などによって構成されていても良い。固定部90は、ケーシング部21,31Gの内壁面と回路ユニット27,27E,27Fとの間に空間SPを形成するように、回路ユニット27,27E,27Fを固定できれば良い。
K3.変形例3:
上記の各実施形態において、インクタンク25A,25B,25Fは、インクの検出に用いられる一対の電極ピン70a,70bを備えている。これに対して、インクタンク25A,25B,25Fは、一対の電極ピン70a,70bを備えていなくても良く、一対の電極ピン70a,70bの代わりに、外部との電気的接続のための他の端子部を備えていても良い。例えば、インクタンク25A,25B,25Fは、制御部35との間でインクに関する情報を表す電気信号を通信するための端子部を備えていても良い。インクタンク25A,25B,25Fは、外部との間で何らかの電気信号のやりとりに用いられる端子部を備えていれば良い。
K4.変形例4:
上記の各実施形態において、インクタンク25A,25B,25Fは、内部のインクINの液面が外部から視認可能に構成されている。これに対して、インクタンク25A,25B,25Fでは、内部のインクINの液面が外部から視認可能に構成されていなくても良い。
K5.変形例5:
上記の各実施形態において、回路ユニット27,27E,27Fは、インクタンク25A,25B,25Fの上方や、側方に固定されている。これに対して、回路ユニット27,27E,27Fは、インクタンク25A,25B,25Fの下方に固定されていても良い。
K6.変形例6:
上記の各実施形態において、回路ユニット27,27E,27Fは、基板部80,80E,80Fを備えている。これに対して、回路ユニット27,27E,27Fは、基板部80,80E,80Fを備えていなくても良い。回路ユニット27,27E,27Fは、例えば、インクタンク25A,25B,25Fの各電極ピン70a,70bに電気的に接続されるケーブル配線が纏められたユニットとして構成されていても良い。回路ユニット27,27E,27Fは、インクタンク25A,25B,25Fが有する端子部に電気的に接続可能な回路を有していれば良い。
K7.変形例7:
上記の第6実施形態では、回路ユニット27Fは、板状の支持部材87を備えている。これに対して、回路ユニット27Fは、支持部材87を備えていなくても良い。また、回路ユニット27Fは、板状の支持部材87の代わりに、例えば、柱状の支持部材を備えていても良い。また、上記の第6実施形態以外の各実施形態の回路ユニット27,27Eは、支持部材を備えていない。これに対して、それらの実施形態の回路ユニット27,27Eにおいても基板部80,80Eを支持可能な支持部材が適宜追加されても良い。この場合には、第6実施形態のように、固定部90は支持部材に連結されても良い。
K8.変形例8:
上記の各実施形態では、回路ユニット27,27E,27Fは、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bにおける端面に電気的に接触している。これに対して、回路ユニット27,27E,27Fは、各電極ピン70a,70bの後端部72a,72bにおける側面に電気的に接触しても良い。
K9.変形例9:
上記の各実施形態では、各インクタンク25A,25B,25Fがタンクユニット20A〜20Jやプリンター10G〜10Jに装着されたときの姿勢である基準姿勢と、印刷ヘッド部32にインクが供給されるときの姿勢と、ユーザーによってインクが補充されるときの姿勢とが同じである。これに対して、印刷ヘッド部32にインクが供給されるときの姿勢、あるいは、ユーザーによってインクが補充されるときの姿勢は、基準姿勢と同じでなくて良い。
K10.変形例10:
上記の第5実施形態の回路ユニット27Eにおいて、コネクターユニット83は省略されても良い。この場合には、基板部80Eが各インクタンク25Aの電極ピン70a,70bに直接的に接触しても良い。
K11.変形例11:
上記の第6実施形態の回路ユニット27Fは、各インクタンク25Fに共通に接続される単一の基板部80Fを備えている。これに対して、第6実施形態の回路ユニット27Fは、各インクタンク25Fのうちの対応するひとつに接続される複数の基板部を備えていても良い。
K12.変形例12:
上記の第7実施形態、第8実施形態、第9実施形態、第10実施形態のプリンター10G,10H,10I,10Jは、回路ユニット27を備えている。これに対して、上記の第7実施形態、第8実施形態、第9実施形態、第10実施形態のプリンター10G,10H,10I,10Jは、回路ユニット27の代わりに、第5実施形態の回路ユニット27Eや第6実施形態の回路ユニット27Fを備えていても良い。
K13.変形例13:
上記の第7実施形態、第8実施形態、第9実施形態、第10実施形態のプリンター10G,10H,10I,10Jにおいて、第6実施形態のタンクユニット20Fのように、サイズの大きいインクタンクが一部に含まれていても良い。この場合には、第6実施形態で説明したように、隣り合って配置されているインクタンク同士の間の端子間の距離は一定であることが望ましい。また、回路ユニットが有する対応する端子間の距離も同様に一定であることが望ましい。これによって、第6実施形態で説明したのと同様に、回路ユニットや基板の小型化が可能である。
K14.変形例14:
上記各実施形態におけるタンクユニット20A〜20Fおよびプリンター10G〜10Jにおける固定部90による回路ユニット27,27E,27Fの固定構造は、インクを供給可能なタンクユニット以外の液体を供給可能なタンクユニットや、プリンター以外の他の液体噴射システムに適用されても良い。例えば、液体洗剤を供給可能なタンクユニットや、液体洗剤を噴射する洗剤噴射システムに適用されても良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10,10E〜10J…プリンター
20A〜20F…タンクユニット
21…ケーシング部
21s…内部空間
22…蓋部
23…窓部
24…ヒンジ機構
25A,25B,25F(25Fa,25Fb)…インクタンク
26…チューブ
27,27E,27F…回路ユニット
28…ケーブル配線
30…印刷部
31,31G…ケーシング部
32…印刷ヘッド部
33…搬送機構
34…インク検出部
35…制御部
41〜46…面部
42a〜42c…上面部
50…インク収容部
51…大気導入部
52…大気室
53…大気取入口
54…大気導入口
61…インク供給部
62…貫通孔
63…インク注入部
63t…上端部
64…貫通孔
65…キャップ部材
66…マーク部
70a,70b…一対の電極ピン
71a,71b…先端部
72a,72b…後端部
80,80E,80F…基板部
81a,81b…基板端子
82…ケーブル接続部
83,83F…コネクターユニット
84a,84b…第1端子
85a,85b…第2端子
86…連結部
87…支持部材
87e…係合爪
87h…嵌合穴
88…保護壁部
89a,89b…板状導電部
90…固定部
91,91F,92…突起部
101…上壁面
102…背面側側壁面
103…上壁面
104…内壁部

Claims (27)

  1. 液体噴射ヘッドに液体を供給可能なタンクユニットであって、
    前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部に収容されている前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記液体を注入可能な液体注入部と、外部と電気的に接続されるタンク端子部と、を含むタンクと、
    前記タンク端子部に電気的に接続される回路ユニットと、
    少なくとも、前記タンクと、前記回路ユニットと、を収容する外装部と、
    前記回路ユニットを、前記外装部の内壁面との間に空間が形成された状態で固定する固定部と、
    を備える、タンクユニット。
  2. 請求項1記載のタンクユニットであって、
    前記タンクは、前記液体収容部に収容されている前記液体の検出に用いられる電極部を有し、
    前記タンク端子部は、前記電極部の一部である、タンクユニット。
  3. 請求項1または請求項2記載のタンクユニットであって、
    前記固定部は、前記外装部の内壁面と前記回路ユニットとに連結されている、タンクユニット。
  4. 請求項1または請求項2記載のタンクユニットであって、
    前記固定部は、前記タンクの外壁面と前記回路ユニットとに連結されている、タンクユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のタンクユニットであって、
    前記回路ユニットは、基板を含み、
    前記基板は、前記タンク端子部と電気的に接続される基板端子部を含む、タンクユニット。
  6. 請求項5記載のタンクユニットであって、
    前記回路ユニットは、前記基板を支持するとともに、前記固定部に固定される支持部材を含む、タンクユニット。
  7. 請求項5または請求項6記載のタンクユニットであって、
    前記回路ユニットは、前記タンク端子部に電気的に接触する第1接触端子部と、前記基板端子部に電気的に接触する第2接触端子部と、を含むコネクターユニットを含む、タンクユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のタンクユニットであって、
    前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、
    前記固定部は、前記回路ユニットを、前記タンクよりも上方に固定する、タンクユニット。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のタンクユニットであって、
    前記タンクに前記液体が前記液体注入部を介して注入されるときの姿勢である液体注入姿勢において、
    前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定する、タンクユニット。
  10. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のタンクユニットであって、
    前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、
    前記固定部は、前記回路ユニットを、前記タンクに対して、鉛直方向と直交する方向に隣り合う位置に固定する、タンクユニット。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のタンクユニットであって、
    前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記第1液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、
    第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記第2液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクを、さらに備え、
    前記外装部は、前記第1タンクとともに前記第2タンクを収容し、
    前記回路ユニットは、前記第1タンク端子部と、前記第2タンク端子部と、に電気的に接続可能である、タンクユニット。
  12. 請求項11記載のタンクユニットであって、
    第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクを、さらに備え、
    前記外装部は、前記第3タンクを収容し、
    前記回路ユニットは、前記第3タンク端子部に電気的に接続可能であり、
    前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記タンクユニットを鉛直方向に平面視したときに、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第3タンクとはこの順で水平方向に配列され、
    前記第1タンクは、前記第2タンクより大きく、
    前記第1タンク端子部と前記第2タンク端子部の距離は、前記第2タンク端子部と前記第3タンク端子部との間の距離と等しい、タンクユニット。
  13. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のタンクユニットであって、
    前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記第1液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、
    第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記第2液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクと、
    第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクと、
    をさらに備え、
    前記外装部は、前記第1タンクとともに、前記第2タンクと前記第3タンクとを収容し、
    前記回路ユニットにおける前記基板の前記基板端子部は、前記第1タンク端子部と電気的に接続される第1基板端子部であり、
    前記基板は、前記第2タンク端子部と電気的に接続される第2基板端子部と、前記第3タンク端子部と電気的に接続される第3基板端子部と、を含み、
    前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記タンクユニットを鉛直方向に平面視したときに、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第3タンクとはこの順に水平に配列され、
    前記第1タンクは、前記第2タンクよりも大きく、
    前記第1基板端子部と前記第2基板端子部の距離は、前記第2基板端子部と前記第3基板端子部との間の距離と等しい、タンクユニット。
  14. 液体噴射システムであって、
    請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のタンクユニットと、
    前記液体噴射ヘッドを含む液体噴射装置と、
    を備える、液体噴射システム。
  15. 液体噴射システムであって、
    液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、
    前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部に収容されている前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記液体を注入可能な液体注入部と、外部と電気的に接続されるタンク端子部と、を含むタンクと、
    前記タンク端子部に電気的に接続される回路ユニットと、
    少なくとも、前記液体噴射ヘッドと、前記タンクと、前記回路ユニットと、を収容する外装部と、
    前記回路ユニットを、前記外装部の内壁面との間に空間が形成された状態で固定する固定部と、
    を備える、液体噴射システム。
  16. 請求項15記載の液体噴射システムであって、
    前記タンクは、前記液体収容部に収容されている前記液体の検出に用いられる電極部を有し、
    前記タンク端子部は、前記電極部の一部である、液体噴射システム。
  17. 請求項15または請求項16記載の液体噴射システムであって、
    前記固定部は、前記外装部の内壁面と前記回路ユニットとに連結されている、液体噴射システム。
  18. 請求項15または請求項16記載の液体噴射システムであって、
    前記固定部は、前記タンクの外壁面と前記回路ユニットとに連結されている、液体噴射システム。
  19. 請求項15から請求項18のいずれか一項に記載の液体噴射システムであって、
    前記回路ユニットは、基板を含み、
    前記基板は、前記タンク端子部と電気的に接続される基板端子部を含む、液体噴射システム。
  20. 請求項19記載の液体噴射システムであって、
    前記回路ユニットは、前記基板を支持するとともに、前記固定部に固定される支持部材を含む、液体噴射システム。
  21. 請求項19または請求項20記載の液体噴射システムであって、
    前記回路ユニットは、前記タンク端子部に電気的に接触する第1接触端子部と、前記基板端子部に電気的に接触する第2接触端子部と、を含むコネクターユニットを含む、液体噴射システム。
  22. 請求項15から請求項21のいずれか一項に記載の液体噴射システムであって、
    前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、
    前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定する、液体噴射システム。
  23. 請求項15から請求項22のいずれか一項に記載の液体噴射システムであって、
    前記タンクに前記液体が前記液体注入部を介して注入されるときの姿勢である液体注入姿勢において、
    前記固定部は、前記回路ユニットを、前記液体注入部よりも上方に固定する、液体噴射システム。
  24. 請求項15から請求項21のいずれか一項に記載の液体噴射システムであって、
    前記タンクが、前記液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、
    前記固定部は、前記回路ユニットを、前記タンクに対して、鉛直方向と直交する方向に隣り合う位置に固定する、液体噴射システム。
  25. 請求項15から請求項24のいずれか一項に記載の液体噴射システムであって、
    前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、
    第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクを、さらに備え、
    前記外装部は、前記第1タンクとともに前記第2タンクを収容し、
    前記回路ユニットは、前記第1タンク端子部と、前記第2タンク端子部と、に電気的に接続可能である、液体噴射システム。
  26. 請求項25記載の液体噴射システムであって、
    第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクを、さらに備え、
    前記外装部は、前記第3タンクを収容し、
    前記回路ユニットは、前記第3タンク端子部に電気的に接続可能であり、
    前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記液体噴射システムを鉛直方向に平面視したときに、前記第3タンクと前記第1タンクと前記第2タンクとはこの順で水平方向に配列され、
    前記第1タンクは、前記第2タンクより大きく、
    前記第3タンク端子部と前記第1タンク端子部の距離は、前記第2タンク端子部と、前記第1タンク端子部と前記第2タンク端子部との間の距離と等しい、液体噴射システム。
  27. 請求項19から請求項21のいずれか一項に記載の液体噴射システムであって、
    前記タンクは、第1液体を収容可能な第1液体収容部と、前記第1液体収容部に収容されている前記第1液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第1液体供給部と、外部から前記第1液体収容部に前記第1液体を注入可能な第1液体注入部と、外部と電気的に接続される第1タンク端子部と、を含む第1タンクであり、
    第2液体を収容可能な第2液体収容部と、前記第2液体収容部に収容されている前記第2液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第2液体供給部と、外部から前記第2液体収容部に前記第2液体を注入可能な第2液体注入部と、外部と電気的に接続される第2タンク端子部と、を含む第2タンクと、
    第3液体を収容可能な第3液体収容部と、前記第3液体収容部に収容されている前記第3液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な第3液体供給部と、外部から前記第3液体収容部に前記第3液体を注入可能な第3液体注入部と、外部と電気的に接続される第3タンク端子部と、を含む第3タンクと、
    をさらに備え、
    前記外装部は、前記第1タンクとともに、前記第2タンクと前記第3タンクとを収容し、
    前記回路ユニットにおける前記基板の前記基板端子部は、前記第1タンク端子部と電気的に接続される第1基板端子部であり、
    前記基板は、前記第2タンク端子部と電気的に接続される第2基板端子部と、前記第3タンク端子部と電気的に接続される第3基板端子部と、を含み、
    前記第1液体を噴射する際の前記液体噴射ヘッドに前記第1液体を供給するときの姿勢である液体供給姿勢において、前記タンクユニットを鉛直方向に平面視したときに、前記第1タンクと前記第2タンクと前記第3タンクとはこの順に水平に配列され、
    前記第1タンクは、前記第2タンクよりも大きく、
    前記第1基板端子部と前記第2基板端子部の距離は、前記第2基板端子部と前記第3基板端子部との間の距離と等しい、タンクユニット。
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