JP2016167046A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤担持体表面の現像剤が現像装置周辺部に飛散することを防止または抑制する性能を向上した現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。【解決手段】回転する現像剤担持体2の長手方向Yにおける両端部の周表面に当接した端部シール部材6と、現像剤担持体2に長手方向Yにおける中央部が当接するとともに端部シール部材6に長手方向Yにおける端部が当接する入り口シール部材7とを備え、端部シール部材6は、現像剤担持体2の回転方向上流側の中央部寄りに切除部6Aを備え、入り口シール部材7は、切除部6Aの長手方向Yの縁部を覆う現像装置1。【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる画像形成装置は、静電潜像の可視像処理を行う現像装置を装備している。
現像装置は、現像装置内の現像剤が不用意に現像剤担持体の周辺部に飛散することを防止するために、例えば、現像剤担持体の長手方向両端部に設けたシール部材などの構成を備えている(例えば、特許文献1)。
現像剤担持体の長手方向両端で現像剤担持体表面に接触して設けられた一対のシール部材により、同方向での現像剤の漏洩が遮断されることで同方向両端外側への現像剤の飛散防止が可能となる。
同方向中央でも、現像装置内の現像剤が外部に漏れ出ることを防止するには同方向に沿って別のシール部材を設けることが望ましい。現像剤の飛散防止のためには、これらシール部材を同方向の各端部で重なるように配置することが望ましい。
しかし、単に重なるようにシール部材を配置すると、現像剤担持体の表面によって運ばれてくる現像剤が重なった部分で堰き止められ、堰き止められた現像剤が飛散し得る。
本発明は、現像剤担持体表面の現像剤が現像装置周辺部に飛散することを防止または抑制する性能を向上した現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置の提供を目的としている。
この目的を達成するため、本発明は、回転する現像剤担持体の長手方向における両端部の周表面に当接した端部シール部材と、前記現像剤担持体に前記長手方向における中央部が当接するとともに前記端部シール部材に前記長手方向における端部が当接する入り口シール部材とを備え、前記端部シール部材は、前記現像剤担持体の回転方向上流側の前記中央部寄りに切除部を備え、前記入り口シール部材は、前記切除部の前記長手方向の縁部を覆うことを特徴とする。
本発明によれば、端部シール部材により現像剤担持体の長手方向端部からの現像剤の飛散を防止または抑制すると共に、端部シール部材に長手方向端部が重ねられている入り口シール部材により現像剤の飛散を防止または抑制して現像装置周辺部への現像剤の飛散を防止または抑制する性能が向上する。
本発明の実施の形態に係る現像装置の一例を説明するための模式図である。 図1に示した対向関係を有する端部シール部材と入り口シール部材との設置状態を現像剤担持体の長手方向一端部を対象として説明するための部分的な斜視図である。 図2に示した端部シール部材と入り口シール部材との対向関係を説明するための展開図である。 図1に示した現像装置に備えられた端部シール部材と入り口シール部材との配置関係を、入口シール部材の長手方向端部側から見た状態で示した模式図である。 図2に示した端部シール部材と入り口シール部材との配置構成及びこの配置構成を用いない場合の作用の違いを説明するための斜視図である。 図5に示した端部シール部材の表面構成を説明するための簡易的な斜視図である。 図1に示した現像装置に用いられる端部シール部材と入り口シール部材との配置関係の別例を、現像担持体の長手方向一端部を対象として説明するための部分的な斜視図である。 図7に示した端部シール部材と入り口シール部材との対向関係を説明するための展開図である。 図1に示した現像装置に用いられる端部シール部材と入り口シール部材との配置関係の他の例を説明するための展開図である。 本発明の実施の形態にかかる現像装置の一例を組み込んだプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一例を説明するための模式図である。 図2に示した端部シール部材と入り口シール部材との配置関係の仮想例を現像剤担持体の長手方向一端部を対象として説明するための部分的な斜視図である。 端部シール部材の仮想例での問題点を説明するための斜視図である。
以下、図面を参考に本発明を実施するための形態について説明する。
図1に示すように、現像装置1は、現像槽1Aと潜像担持体4に対向する一部が現像槽1A外に露出し表面に現像剤を担持する現像剤担持体2と、現像槽1A内に配置され、現像槽1A内の現像剤を現像剤担持体2に供給する現像剤供給部材3とを有している。現像装置1は、現像剤担持体2に担持され、潜像担持体4に供給する現像剤を所定の担持量に規定する規制ブレード5を有している。現像装置1は、図1の紙面に垂直な長手方向である図2に示すY方向における現像剤の漏洩による飛散を防止するための部材として、端部シール部材6及び入り口シール部材7を備えている。Y方向は、図1において現像剤担持体2の所定の回転方向である矢印で示す所定方向としてのX方向に直交する、現像剤担持体2の軸方向である。
現像剤担持体2は、表面にゴム層を備え、X方向に回転可能に設けられたローラである。現像剤担持体2に担持される現像剤として、本実施形態では、例えば、一成分系の磁性現像剤が用いられている。
現像剤担持体2がX方向に回転する過程で現像剤供給部材3から汲み上げられて現像剤担持体2に担持された現像剤は、潜像担持体4に対して供給される。
現像剤供給部材3は、現像剤担持体2に対して対向位置で相反するZ方向に移動する回転方向が設定されたスポンジローラであるが、弾性部材であれば他の素材で形成されても良い。
規制ブレード5は、現像剤担持体2の表面に所定圧力により当接可能な弾性部材、具体的には、金属板バネであるが、弾性部材であれば他の素材で形成されても良い。規制ブレード5は、現像剤担持体2の表面の現像剤を所定厚さに薄層化すると共に、規制ブレード5と現像剤担持体2との間を通過する現像剤同士の摩擦接触を促して現像剤を摩擦帯電する。
端部シール部材6は、Y方向(図2参照)における現像剤担持体2の各端部に対向して一対で設けられている。端部シール部材6は、図2及び図3に示すようにX方向に延在すると共に、現像剤担持体2に対向する表面に、X方向、Y方向にそれぞれ所定幅D、Lを最大幅として有している。
端部シール部材6は、Y方向における現像剤担持体2の両端部の周表面に当接し、現像剤担持体2の周表面に沿って現像剤担持体2と現像槽1Aとの間の隙間を埋める。このように端部シール部材6は、現像剤担持体2のY方向における各端部から漏洩しようとする現像剤を遮蔽するために用いられる部材である。端部シール部材6は、現像剤担持体2との密着性を高めるために、スポンジなどの基層の表面に摺動性が高いフェルトやブラシを積層した構造、あるいは、基層がなく、フェルトやブラシのみの構造が用いられる。
入り口シール部材7は、Y方向に延在し、Y方向における中央部が現像剤担持体2に当接していると共に、Y方向における端部が端部シール部材6に当接されている。入り口シール部材7のY方向における端部は、図4に示すように、現像剤担持体2と端部シール部材6との間に挟まれている。
入り口シール部材7は、現像槽1Aに対して基端が直接両面テープや粘着剤等によりY方向全域に亘って接合され、現像後の現像剤が現像剤担持体2から掻き落とされないで現像槽1A内に回収できる圧力で自由端を現像剤担持体2に接触させている。
入り口シール部材7は、現像剤の回収に加えて、現像剤担持体2に対して現像槽1A内から現像剤が漏れ出ることを阻止する圧力で自由端が接触可能な可塑性あるいは弾性を有する、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)のシート材が用いられている。
入り口シール部材7は、その自由端のY方向(図2参照)の各端部で現像剤担持体2と当接し、反対面のX方向の端部が端部シール部材6に当接された状態となるように、その基端が現像槽1A側に直接貼り付けられている。入り口シール部材7と端部シール部材6との当接位置において、入り口シール部材7は端部シール部材6の厚さを利用して自由端が現像剤担持体2に当接している。
図3に示すように、端部シール部材6は、X方向における上流側のY方向中央寄り(現像装置内側)に、Y方向において端部シール部材6の所定幅L以下の切除部6Aを備えている。よって端部シール部材6は、Y方向の幅がLの例(図11参照)と比べて切除部6Aが存在するため、入り口シール部材7に対する対向面積(切除部6Aがない場合の接触面積)よりも接触面積が少なく構成されている。
図2及び図3において、切除部6Aは、X方向に平行な平行辺6A1と、平行辺6A1のX方向における下流側端部からY方向中央部側に向かう交差辺6A2とを有している。交差辺6A2は、平行辺6A1に直交する直交辺(便宜上、符号6A20で示す)である。
端部シール部材6に対して入り口シール部材7は、少なくとも切除部6Aの縁部(平行辺6A1及び交差辺6A2)を覆う状態で当接されている。詳しく説明すると入り口シール部材7は、図3に示すように、X方向及びY方向において切除部6Aの縁部を囲繞した状態で端部シール部材6を覆い、被覆部6B,6Cを形成している。
被覆部6Bは、端部シール部材6の切除部6AよりもY方向における端部側の部分を入り口シール部材7が被覆する部分であり、端部シール部材6のX方向における最上流側の部分である。被覆部6Cは、端部シール部材6の切除部6AよりもX方向における下流側の部分を入り口シール部材7が被覆する部分であり、端部シール部材6のY方向における最も中央側の部分である。
図3に示すように、被覆部6Bは、端部シール部材6と入り口シール部材7と現像槽1A(図4参照)との間で、Y方向に沿って現像剤の漏れ止めのためのシーラント(封止剤)の塗布代を確保するために、おおむね3mm程度の長さが設定されている。なお、図3では、シーラントの塗布代をシーラント塗布位置と表示している。シーラント塗布位置の範囲は、シーラントが現像剤の熱で変形するために現像装置内部から遠いY方向の最端部の被覆部6Bとする。
端部シール部材6のX方向に沿う被覆部6Cの長さは、入り口シール部材7が撓みやすい状態で載置支持できるように少ない支持面積を確保できればよいので、おおむね1mm程度の長さがあればよい。
このように被覆部6Cの長さをなるべく少なくすることにより、入り口シール部材7の端部シール部材6からの脱落を防止しながら、切除部6Aに対向する位置で入り口シール部材7の切除部6Aを埋める向きの撓みを生じやすくしている。言い換えれば、切除部6Aに対向する入り口シール部材7は、端部シール部材6の裏当てが存在しないことにより切除部6A側に撓みやすくなっている。よって、現像剤担持体2と入り口シール部材7との間に現像剤が進入した場合、現像剤に押圧されて逃げる方向に入り口シール部材7が撓み、切除部6Aの形成位置での圧力の上昇が緩和される。
現像剤担持体2は、Y方向における現像剤の担持範囲を各端部シール部材6間の範囲としている。しかし、Y方向における現像剤の担持範囲(現像剤担持体2のY方向の両端部より内側)は、現像剤担持体2の回転移動等によりY方向に流れ込むことがある。これが端部における現像剤漏れとなる。特に磁気ブラシを用いる現像剤の担持方式の場合には、磁力線がY方向外側に広がることにより端部シール部材6が位置する範囲まで現像剤がY方向外側に流れ込む場合がある。
端部シール部材6が位置する範囲で現像剤担持体2と入り口シール部材7との間に現像剤の一部が入り込むと、現像剤により入り口シール部材7が押圧されてその部分の圧力が上昇する。
切除部6Aが設けられていない図11に示す構成を採るような場合には、裏当て部分からの反力を受けて現像剤が位置する部分で圧力が上昇すると現像剤が堰き止められ、現像剤が入り口シール部材7の先端(自由端)を通過して現像槽1A内へ移動することが阻害され堰き止められる。現像剤が堰き止められていると、その位置に後から移動してくる現像剤によってさらに圧力が上昇し、現像剤が現像装置外部に漏れ出してしまう。
そこで、例えば図12に示す仮想例のように、入り口シール部材7が当接する端部シール部材6の面の厚さをX方向上流側が薄くなるように変化させて、入り口シール部材7のY方向で端部シール部材6に当接する部分とそうでない部分との圧力を均衡させることが考えられる。しかし、この構成を採用するには、端部シール部材6に用いられる材料の加工状態を細かく変更しなければならず、コスト上昇を招く。しかも、端部シール部材6の基層に用いられるスポンジの厚さが薄い場合には、加工が困難となり所望する結果が得られない。
また、端部シール部材6の表面構成の変更による厚さ変更に代えて端部シール部材6そのものの材質を変化させることも考えられる。
しかし、樹脂成型により端部シール部材6を製造する場合には、樹脂成型品を製作する上での難易度が高く、コスト上昇は免れない。
端部シール部材6の厚さや材質を変化させることにより、入り口シール部材7の撓みを生じやすくした場合には、変更により現像剤担持体2のY方向端部で、入り口シール部材7の移動空間が広くなる。このため、Y方向端部外側へ現像剤が漏れ出してしまう。
これに対し、図2及び図3に示す本実施形態の構成では、端部シール部材6の現像装置内部側(Y方向中央部方向)に切除部6Aを設けて対向面積に対する接触面積の違いを出すことにより、非接触部での撓みを生起しやすくするだけの簡単な構成により圧力上昇を緩和させて現像剤の飛散を防止または抑制することが可能となる。
つまり入り口シール部材7は、端部シール部材6側の切除部6Aに対向することで撓みやすくされるので、現像剤が押圧されることにより生じる現像剤担持体2と入り口シール部材7との間の圧力上昇が緩和される。よって、現像剤担持体2側から移動してきた現像剤が現像槽1A内に回収されやすくなり、端部シール部材6による現像剤担持体2のY方向端部からの現像剤の飛散及び現像位置周辺への現像剤飛散がそれぞれ防止または抑制される。
一方、本実施形態では、端部シール部材6における切除部6Aの縁部を覆う状態で入り口シール部材7を端部シール部材6に当接させるにあたり、次のように構成している。
すなわち、入り口シール部材7が、Y方向及びX方向において切除部6Aを含むように端部シール部材6を覆う。被覆部6B,6Cの重ね合わせ部分を設けることにより、切除部6Aと入り口シール部材7との間に現像剤が入り込む隙間を設けない。
これにより、図5(A)に示すように、入り口シール部材7は、端部シール部材6の切除部6Aの少なくとも縁部を覆っていることで、入り口シール部材7と切除部6Aとの間に、図5(B)に示すような現像剤が入り込める隙間Sを形成することがない。
隙間Sが存在すると、現像剤が現像剤担持体2のX方向(図3参照)への回転に伴って移動してきた際に切除部6Aの縁部のエッジ部分に掻き取られて隙間S内に現像剤が堆積することがある。
切除部6AのY方向で隙間Sの中央寄りの現像剤は、図5(C)において矢印Qで示すように、後続の現像剤が隙間S内に入り込むことで押し出されて溢れ出ると現像領域中央側に移動する。これに対し、Y方向で隙間Sの端部側に堆積する現像剤は、溢れ出にくいことから堆積したままとなりやすく、結果として、図5(D)に示すように凝固してしまう。凝固した現像剤は、X方向に移動してくる現像剤を掻き取ることにもなり、その部分での堆積量が増加することがある。堆積量が増加して凝固した現像剤は、現像剤担持体2の表面を傷つけることや、現像剤担持体2に担持されている現像剤を掻き取ることにより画像上にスジ等の異常画像が発生することの原因となる。
以上のように、端部シール部材6の切除部6Aに対して入り口シール部材7を被覆することにより、現像剤担持体2への損傷の防止または抑制、さらにはスジなどの異常画像の発生が防止または抑制され、現像装置周辺部への現像剤の飛散を防止する性能が向上する。
端部シール部材6は、現像剤担持体2との接触時に発生する摩擦力を利用して現像剤をY方向中央側に向ける構造を備えている。
つまり、端部シール部材6は、図6において矢印で示すように、現像領域中央側に相当するY方向中央側に向け現像剤をガイド可能な向きに植毛されたブラシBが、入り口シール部材7に対向する面に備えられている。
ブラシBは、その植毛の向きにより、端部シール部材6において現像剤が端部シール部材6よりもY方向外側に移動しにくくする構成として設けられている。よって、端部シール部材6は、単なる現像剤の漏れを遮蔽するだけでなく、遮蔽とは異なる機能であるガイド機能を持たせることで多機能部品として現像装置1に備えられていることになる。
次に、端部シール部材6における切除部(以下、便宜上符号6A’で示す)の他の実施形態について説明する。
図7,8に示す構成では、端部シール部材6に設けられている切除部6A’の構成が異なっている。切除部6A’は、X方向に平行な平行辺6A1を備える一方、図7,8に示すように平行辺6A1に対してX方向下流側に向けて傾斜した傾斜辺6A21を備えている。
入り口シール部材7は、図8に示すように、X方向及びY方向において切除部6A’を含むように端部シール部材6を覆った被覆部6B’,被覆部6C’を有している。
この構成では、平行辺6A1に交差する傾斜辺6A21を有しているので、図3に示すように端部シール部材6によって現像剤を移動させる作用よりも、傾斜辺6A21に沿って現像剤を移動させる作用が上回るように構成されている。すなわち、切除部6A’の部分の入り口シール部材7と現像剤担持体2との間の現像剤は、入り口シール部材7に接触しながら回転する現像剤担持体2の回転摩擦を利用してY方向中央側に向け誘導されやすくなる。よって、隙間Sが生じる場合を説明した図5に示した直交辺6A20ではなく傾斜辺6A21が現像剤の誘導面として機能するので、現像剤の堆積が抑制されて現像剤担持体2への損傷や異常画像の発生が阻止及びまたは抑制される。
図8(a)に示すように、切除部6A’と入り口シール部材7との間には、X方向における隙間(図5符号S参照)が生じないように被覆部6C’を有している。被覆部6C’を有する場合には、Y方向において端部シール部材6と入り口シール部材7との重なる領域長さL1を長くすることができ、遮蔽効率を向上することができる。図8(b)は、被覆部6C’を有しない状態を示している。入り口シール部材7が端部シール部材6に当接すると、Y方向において端部シール部材6と入り口シール部材7とが重なる領域長さL1が図8(a)の場合よりも短くなる。よって、Y方向中央側から端部側に向けた端部シール部材6と入り口シール部材7との間の現像剤の漏れ出し(符号PLで示す方向の移動)は、Y方向において両方のシール部材6,7が重なる長さが短いほど遮蔽効率が悪くなり、長くなるほど遮蔽効率が良くなる。
図8(a)に示すように、現像剤が入り込む隙間Sを生じさせないように入り口シール部材7の配置が行われた場合には、端部シール部材6と入り口シール部材7とでY方向で重なる長さを長くして現像剤がY方向中央から端部側に向けて移動するのを抑制しやすい。よって、端部シール部材6から外側に向けて現像剤が飛散するのをほぼ確実に防止することを図ることができる。
一方、図8(b)に示すように、現像剤が入り込む隙間Sが生じるような入り口シール部材7の配置が行われた場合であっても、図5(B)に示すように交差辺を有する場合とは異なり、傾斜辺6A21が設けられていることにより現像剤が円滑にY方向中央に向けて移動する。よって、端部シール部材6の位置に現像剤が止まることが防止または抑制され、Y方向端部での現像剤飛散が防止または抑制される。すなわち、傾斜辺6A21を設けることにより重なる領域長さL1が図8(a)に示した場合よりも短い場合であっても、Y方向端部における現像剤飛散が防止または抑制される。
上述した切除部6A、6A’のX方向と平行な平行辺6A1が現像剤担持体2のY方向の端部面とY方向水平断面においてほぼ一致している。より正確には、平行辺6A1と端部面とが平行に沿うように、平行辺6A1は現像剤担持体2の端部面よりも若干Y方向端部側に現像剤担持体2の回転負荷が発生しない程度の遊び(隙間)を設けている。これにより、現像剤担持体2の端部周面が入り口シール部材7を押圧すると入り口シール部材7が撓み、その撓みを平行辺6A1に噛み合わせることにより現像剤担持体2の回転負荷を低減させ、現像装置の外側に向けて現像剤が飛散することを防止しているのである。
しかし、端部シール部材6が十分な可撓性を有していて現像剤担持体2の回転負荷を低減して現像装置の外部に向けて現像剤が飛散することを防止できるのであれば、端部シール部材6は平行辺6A1を必ずしも備えていなくてもよい。例えば、切除部6Aの縁部の形態として図9に示す例が挙げられる。
つまり切除部6Aの縁部は、X方向及びY方向に対して傾斜し、X方向下流側に向けてY方向における端部シール部材6の幅を広げる直線状の傾斜辺60(図9(A)参照)あるいは曲率半径Rを有する曲線状の傾斜辺60’(図9(B)参照)で形成してもよい。この構成により、現像剤担持体2と入り口シール部材7との間の現像剤が現像剤担持体2の端部よりも外側に広がってしまっても、端部シール部材6の現像剤担持体2の端部よりも外側の傾斜辺60,60’により現像剤がY方向中央に向けて移動するので、現像装置の外部に現像剤が飛散することを防止することができる。また、この例においても図9(C)に示すように、現像剤が入り込む隙間Sが生じるように入り口シール部材7が配置されてもよい。
なお、このような構成においては上述した被覆辺6Bを有さないことになるが、傾斜辺の始端に相当するX方向上流側端部でY方向一方側の位置に前述したシーラント(封止剤)を塗布することはもちろん可能である。
以上の構成を備えた現像装置1は、例えば、図10(A)に示す画像形成装置100の作像部として画像形成装置100に着脱容易に備えられた、図10(B)に示すプロセスカートリッジ101に組み込まれることがある。
図10(A)に示す画像形成装置100は、一例として、複数色、すなわち、イエローマゼンタ、シアン、ブラックの各色の作像部を備えてカラー画像を形成可能なプリンタである。プロセスカートリッジ101は、各色に対応して備えられている。
各プロセスカートリッジ101は、潜像担持体である感光体ドラム(便宜上、図1に用いた符号4に色の意味を表すアルファベットをつけて表示する)4Y,4M,4C,4Kを備えている。
各プロセスカートリッジ101の感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kは、中間転写装置110に備えられている中間転写ベルト111の展張面の一つに沿って並置されている。中間転写ベルト111は、駆動ローラ110A、110Bにそれぞれ掛け回されて図示矢印方向に移動するようになっている。
各プロセスカートリッジ101の構成は何れも同じであるので、感光体ドラム4Yを有するイエロー画像作像部を対象として構成を説明すると次の通りである。
感光体ドラム4Yの周囲には、感光体ドラム4Yの回転に順じて画像形成処理を実行するための帯電装置10Y,書込装置11Y,現像装置1Y,1次転写装置12Y,クリーニング装置13Yがそれぞれ配置されている。なお、図10(B)において符号13Y1は、クリーニング装置13Yに装備されているクリーニングブレードである。
帯電装置10Y,書込装置11Y,現像装置1Y,1次転写装置12Y,クリーニング装置13Yのうちで、書込装置11Y、1次転写装置12Yを除いた装置は、図10(B)に示すように、プロセスカートリッジ101に纏めて収容されている。
図10(A)において、各プロセスカートリッジ101で形成された画像は、1次転写装置12Y,12M,12C,12Kにより順次、中間転写ベルト111に転写されて重畳画像とされる。
中間転写ベルト111には、重畳画像を記録紙等の記録媒体Pに一括転写するための2次転写装置14が対向配置されている。
1次転写装置12Y,12M,12C,12K及び2次転写装置14は、転写バイアス電源112,113からの給電により画像の転写が実行される。
画像形成装置100の内部には、記録媒体の給送装置115が設けられている。給送装置115は、記録紙などの記録媒体Pを収容するカセット115A、カセット115Aから記録媒体を繰り出す繰り出しローラ115B及び繰り出された記録媒体Pを2次転写装置14の位置に向け搬送する搬送手段115Cを備えている。
2次転写による一括転写を終えた記録媒体Pは、定着装置116により画像定着を受けた後、排出ローラ17を介して排紙部100Aに排出される。
中間転写ベルト111は、一括転写が終了した位置に移動すると、ベルトクリーニング装置18により未転写トナーや異物を除去されて再度の画像転写に備えられる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、入り口シール部材に形状記憶合金を用いることにより、現像剤の堆積量に応じた現像剤の堰き止め現象を回避させるようにしても良い。つまり、現像剤の堆積量が多くなるほど現像剤担持体により入り口シール部材が摺擦される機会が多くなり、摩擦熱が発生しやすいので摩擦熱が多いほど撓み量が大きくなるように入り口シール部材を形成して現像剤の堰き止めを解消しやすくする。そして、現像剤の堆積量が多くなり入り口シール部材が現像剤の摺擦による摩擦熱で所定の初期形状に戻る温度となることにより、堰き止められた現像剤が弾き飛ばされることを利用して現像剤の飛散を防止または抑制することが期待できる。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 現像装置
2 現像剤担持体
6 端部シール部材
6A、6A’ 切除部
6A1 平行辺
6A2 交差辺
6A20 直交辺
6A21 傾斜辺
6B,6B’,6C,6C’ 被覆部
7 入り口シール部材
60 直線状の傾斜辺
60’ 曲線状の傾斜辺
100 画像形成装置
101 プロセスカートリッジ
B ブラシ
X 所定方向
Y 長手方向
L Y方向での所定幅
D X方向での所定幅
特開平9−101677号公報

Claims (9)

  1. 回転する現像剤担持体の長手方向における両端部の周表面に当接した端部シール部材と、前記現像剤担持体に前記長手方向における中央部が当接するとともに前記端部シール部材に前記長手方向における端部が当接する入り口シール部材とを備え、
    前記端部シール部材は、前記現像剤担持体の回転方向上流側の前記中央部寄りに切除部を備え、前記入り口シール部材は、前記切除部の前記長手方向の縁部を覆うことを特徴とする現像装置。
  2. 前記縁部は、前記現像剤担持体の回転方向に平行な平行辺と、当該平行辺の前記回転方向における下流側端部から前記中央部側に向かう交差辺とを有し、前記交差辺は前記平行辺に直交した直交辺であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記縁部は、前記現像剤担持体の回転方向に平行な平行辺と、当該平行辺の前記回転方向における下流側端部から前記中央部側に向かう交差辺とを有し、前記交差辺は前記平行辺に対して前記回転方向下流側に向けて傾斜した傾斜辺であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記縁部は、前記回転方向及び前記長手方向に対して傾斜し、前記回転方向上流側に向けて前記長手方向における前記端部シール部材の幅を狭める直線状または曲線状の傾斜辺であることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 前記入り口シール部材は、前記回転方向及び前記長手方向において、前記縁部と、前記端部シール部材の前記回転方向上流側の被覆部または前記長手方向における前記中央部側の被覆部とを覆うことを特徴とする請求項1ないし4のうちの何れか一つに記載の現像装置。
  6. 前記端部シール部材は、前記入り口シール部材と対向する面に、前記中央部側に向けて現像剤をガイド可能な向きに植毛されたブラシを備えていることを特徴とする請求項1ないし5のうちの何れか一つに記載の現像装置。
  7. 前記平行辺は前記長手方向における前記現像剤担持体の前記端部とほぼ一致する位置に配設されていることを特徴とする請求項2または3記載の現像装置。
  8. 潜像担持体及び前記現像剤担持体を備えた、請求項1ないし7のうちの何れか一つに記載の前記現像装置が纏めて収容されているプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1ないし7のうちの何れか一つに記載の前記現像装置、または請求項7記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。
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