JP2016166989A - 楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サウンドホールが設けられた表板であって、演奏によって振動する表板を有する楽器の音量を減少させることなく、音色をより良くする技術的手段を提供する。【解決手段】ギターは、胴体10、音響管30および支持部材40を含んでいる。胴体10は、表板12、裏板14および側板によって構成されている。表板12にはサウンドホール60が設けられている。音響管30は、両端が開口している。音響管30の開口端32は、サウンドホール60の周縁部分に接触している。音響管30は、表板12に固定されていない。支持部材40は、棒状の部材である。支持部材40の一端は、音響管30の開口端34に固定されている。支持部材40の他端は、裏板14の内側の面に設けられている棒状の響棒15a1、15a2に固定されている。【選択図】図4

Description

この発明は、サウンドホールが設けられた表板であって、演奏によって振動する表板を有する楽器に関し、特にギターに関する。
ギターは、サウンドホールが設けられた表板を有する楽器である。この種の楽器では、演奏によって表板が振動し、その振動により生じた音がサウンドホールから放射される。
特開2010−44339号公報
ギターに関し、音色をより良くする技術が特許文献1に開示されている。特許文献1の技術は、ギターのサウンドホールに取り付ける筒状の部材に関するものである。筒状の部材をサウンドホールに取り付けると、当該筒状の部材とギターの胴体とによりヘルムホルツ共鳴が発生する。その結果、ギターの低音が増強されてギターの音色が良くなる。しかし、特許文献1の筒状の部材は、サウンドホールへの装着に際して表板に固定される。表板に筒状の部材が固定されると、表板の質量が当該筒状の部材の質量分だけ増加する。このため、表板の振動は、その質量の増加に応じた分だけ減衰する傾向にある。表板の振動が減衰すると、サウンドホールから放射される音の音圧レベルが減少する。従って、特許文献1の筒状の部材を用いた場合、ギターの音量が減少する、という問題がある。ギターに限られず、サウンドホールが設けられた表板であって、演奏によって振動する表板を有する楽器であれば、特許文献1の筒状の部材を用いた場合と同様の問題が生じる。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、サウンドホールが設けられた表板であって、演奏によって振動する表板を有する楽器の音量を減少させることなく、その楽器の音色をより良くする技術的手段を提供することを目的としている。
この発明は、サウンドホールが設けられた表板を含む中空の胴体と、両端が開口する音響管と、前記胴体の内側に収容されて、前記音響管を前記表板に固定することなく、前記音響管の一方の開口端が前記サウンドホールの周縁部分に接触または近接するように前記音響管を前記胴体に支持する支持部材と、を具備することを特徴とする楽器を提供する。また、この発明は、これらの特徴を有するギターを提供する。
この発明によれば、音響管の一方の開口端がサウンドホールの周縁部分に接触または近接するため、音響管はバスレフポートとして機能する。このため、本楽器は、音響管と胴体とによるヘルムホルツ共鳴周波数の音(特に低音)が増強される。また、音響管は、表板に固定されずに支持部材を介して胴体に固定される。このため、表板は、音響管によってその振動が妨げられない。従って、本楽器は、音量が減少することなく、音色がより良くなる。また、このような構成をギターに適用することで、ギターの音量を減少させることなく、そのギターの音色をより良くすることができる。
この発明による楽器の第1実施形態であるギター1の構成を示す平面図である。 同ギター1の側面上方向から俯瞰してギター1の内部を透視した透視斜視図である。 同ギター1の表板12を透かして裏板14の内側の面を示す透視平面図である。 図1のA−A´線に沿って同ギター1の胴体10を切断して胴体10の内部の構成の一部を示す断面図である。 特許文献1のギターの周波数特性を例示する図である。 同ギター1の周波数特性を例示する図である。 この発明の第2実施形態であるギター1Aの構成を示す透視平面図である。 図7のB−B´線に沿って同ギター1Aの胴体10を切断して胴体10の内部の構成を示す断面図である。 この発明の第3実施形態であるギター1Bの構成を示す透視平面図である。 図9のC−C´線に沿って同ギター1Bの胴体10を切断して胴体10の内部の構成の一部を示す断面図である。 この発明の第4実施形態であるギター1Cの構成を示す透視平面図である。 この発明の第5実施形態であるギター1Dの構成を示す断面図である。 この発明の第6実施形態であるギター1Eの構成を示す断面図である。 この発明の第7実施形態であるギター1Fの構成を示す組み立て図である。 同ギター1Fの音響管片300の構成を示す平面図である。 この発明の第8実施形態であるギター1Gの側板16を透かしてギター1Gの内部の構成を示す透視側面図である。 同ギター1Gの音響管30Gの構成を示す側面図および平面図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明による楽器の第1実施形態であるギター1の構成を示す平面図である。図2は、ギター1の側面上方向から俯瞰してギター1の内部を透視した透視斜視図である。本実施形態のギター1は、アコースティックギターである。ギター1は、胴体10、ネック20、音響管30および支持部材40を有している。
胴体10は、表板12、裏板14および側板16によって構成された中空の箱状の部材である。表板12および裏板14は、互いに対向して配置された板状の部材である。側板16は、表板12と裏板14との間に表板12および裏板14に交差するように配置された板状の部材である。側板16は、表板12の縁および裏板14の縁に各々接着固定されている。側板16は、表板12と裏板14とによって挟まれた空間を胴体10の外部の空間から閉ざしている。本明細書では、胴体10における表板12側の面を正面と呼ぶ。
ネック20は、断面が半円状の柱状部材である。ネック20の一方の端部は、胴体10の側板16に固定されている。ネック20を胴体10側に延長した表板12の面上には、ブリッジ50が設けられている。ブリッジ50とネック20の他方の端部との間には、弦が張られる。この張られた弦の振動に応じて(換言すると、ギター1の演奏に応じて)、表板12が振動し、胴体10内の空気が共鳴する。なお、本明細書では、ネック20を胴体10側に延長したときの中心線のことをネック20の延長線と呼び、そのネック20の延長線に沿った方向をネック20の延長方向と呼ぶ。
表板12には、その表裏を貫通する円形のサウンドホール60が設けられている。サウンドホール60は、ネック20とブリッジ50の間の位置に設けられている。サウンドホール60は、胴体10内の共鳴音を胴体10外に放射する役割を担う。また、サウンドホール60付近の胴体は、ネック20の延長方向に沿ってくびれている。
図3は、ギター1の表板12を透かして裏板14の内側の面を示す透視平面図である。裏板14の内側の面には、棒状の複数の響棒15a1〜15a4、15b1および15b2が接着固定されている。響棒15a1〜15a4は、ネック20の延長線に垂直に配置されたものである。響棒15a1〜15a4は、ネック20の延長線に沿ってほぼ等間隔に配置されている。響棒15b1および15b2は、ネックの延長線にほぼ沿った方向に配置されたものである。響棒15b1および15b2は、ネック20の延長線を挟むように配置されている。以後、響棒15a1〜15a4、15b1および15b2を区別しない場合には、響棒15と表記する。響棒15は、主に裏板14を補強する役割を担う。響棒15は、固定される位置および個数によってギター1の音色を調整する役割も担う。
また、ネック20が胴体10に固定される位置の当該胴体10の内側には、ネック支持部材17が設けられている。ネック支持部材17は、ブロック状の部材である。ネック20は、側板16に固定されるとともに、ネック支持部材17に固定される。ネック支持部材17は、弦の張力に抗してネック20を胴体10に支持する役割を担う。
図4は、図1のA−A´線(ネックの延長線)に沿ってギター1の胴体10を切断して胴体10の内部の構成の一部を示す断面図である。図4に示すように、胴体10内には、音響管30と支持部材40とが収容されている。本実施形態によるギター1の特徴は、この音響管30および支持部材40にある。
図3および図4に示すように、音響管30は、両端が開口している円筒状の管体である。音響管30は、例えば、木材や合成樹脂などを成形してなるものであり、音響管30の形状を維持する程度の剛性を有している。本明細書では、音響管30の中心となる線を音響管30の軸と呼ぶ。音響管30の軸に沿った方向の長さ(以下、音響管30の長さという)は、表板12と裏板14との間の距離よりも短くなっている。例えば、音響管30の長さは、表板12と裏板14との間の距離の半分程度である。音響管30の一方の開口端32は、サウンドホール60に向かって開口しており、他方の開口端34は、裏板14に向かって開口している。
音響管30の内径は、サウンドホール60の径と同じになっている。音響管30は、その軸の延長線がサウンドホール60の中心に重なるように配置されている。音響管30の開口端32は、表板12の内側の面におけるサウンドホール60の周縁部分に接触している。このため、音響管30と表板12との間に隙間はない。
胴体10の内外の空気は、音響管30の内側の空間およびサウンドホール60を介して互いに移動する。このため、本実施形態による音響管30およびサウンドホール60は、バスレフポートとして機能する。すなわち、音響管30は、ヘルムホルツ共鳴器におけるネックであり、胴体10とともにヘルムホルツ共鳴器を構成している。より詳細には、音響管30は、音響管30の開口面の面積(サウンドホール60の面積)、音響管30に連通した胴体10の容積、音響管30の長さ(より正確には、胴体10内の空間と音響管30との境界面から胴体10外の空間とサウンドホール60との境界面までの距離)により決定されるヘルムホルツ共鳴周波数の音(具体的には低音)を増強する。
音響管30は、表板12に接触しているが、表板12に固定されてはいない。このため、表板12には音響管30の質量が付加されない。従って、表板12は、従来のギター(例えば特許文献1の筒状の部材を装着していない通常のギター)のそれと同様の振動を行う。すなわち、音響管30は、表板12の振動を妨げない。
支持部材40は、音響管30を表板12に固定することなく胴体10に固定する部材である。より詳細に説明する。本実施形態の支持部材40は、棒状の部材である。支持部材40は、例えば、木材や合成樹脂などを成形してなるものであり、音響管30を支持可能な程度の剛性を有している。本実施形態では、4本の支持部材40が音響管30の周方向に沿って分散して設けられている。支持部材40の一端は、音響管30の開口端34の端部に固定されている。支持部材40の他端は、裏板14の響棒15に固定されている。具体的には、4本の支持部材40のうちの2本は響棒15a1に固定されており、残りの2本は、響棒15a2に固定されている。このように、支持部材40は、表板12に固定されていない。従って、支持部材40によって表板12の振動を妨げることはない。また、表板12の振動に伴って裏板14も振動するが、響棒15は、裏板14よりも振動が小さい部分である。このように、響棒15は元々振動が小さい部分であるため、支持部材40が響棒15に固定されても支持部材40によって胴体10全体の振動が妨げられる虞も少ない。なお、支持部材40の形状および本数は上記に例示したものに限られない。
図5は、従来のギターに特許文献1の筒状の部材を着脱した際のギターの周波数特性を例示する図である。図5の実線は、特許文献1の筒状部材をサウンドホールに装着した場合のギターの周波数特性を示しており、図5の破線は、特許文献1の筒状の部材を取り外した場合のギターの周波数特性を示している。また、図6は、本実施形態のギター1の周波数特性を例示する図である。図6の実線は、ギター1の周波数特性を示しており、図6の破線は、ギター1から音響管30を取り除いたギターの周波数特性を示している。
図5の実線の100Hz付近のピークは、同破線の100Hz付近のピークよりも低域側にシフトしている。同様に、図6の実線の100Hz付近のピークは、同破線の100Hz付近のピークよりも低域側にシフトしている。このように、本実施形態のギター1は、特許文献1の筒状の部材をサウンドホールに装着した態様と同様に、ギター1から音響管30を取り除いたギターに比べ、低音が増強されている。
図5の実線の200Hz付近のピークの音圧レベルは、同破線の200Hz付近のピークの音圧レベルよりも低下している。さらに、図5の実線の200Hz以上の各周波数の音圧レベルも、同破線の200Hz以上の各周波数の音圧レベルよりも低下している。一方、図6の実線の200Hz付近のピークの音圧レベルは、同破線の200Hz付近のピークの音圧レベルと同じである。さらに、図6の実線の200Hz以上の各周波数の音圧レベルも、同破線の200Hz以上の各周波数の音圧レベルと同程度である。このように、特許文献1の筒状の部材を装着したギターに比べ、本実施形態によるギター1は、音圧レベルが低下しないため、音量が減少しない。
以上のように、本実施形態によるギター1は、バスレフポートとして機能する音響管30と、その音響管30を支持する支持部材40とを有している。音響管30および支持部材40は、表板12に固定されていないため、表板12の振動を妨げない。すなわち、支持部材40は、表板12の振動を妨げることなく、音響管30を胴体10に固定している。このため、ギター1では、表板12の振動を妨げることなく、低音を増強することができる。これにより、ギター1では、音量を減少させることなく、そのギター1の音色をより良くすることができる。具体的には、ギター1では、音響管をサウンドホールに装着しないギターに比べて音色(特に低音の音色)をより良くすることができ、さらに、音響管をサウンドホールに装着したギター(例えば特許文献1の筒状の部材を装着したギター)に比べて音量を減少させない。従って、ユーザは、ギター1を用いることにより、従来のギターと同様の音量を確保しつつ、より深みのある音を楽しむことができる。また、ギター1では、音響管30は支持部材40を介して響棒15に固定されているため、表板12の振動に伴う胴体10全体の振動を妨げる虞も少ない。このため、ギター1では、低音を増強することによって楽器本来の鳴りが損なわれることもない。
<第2実施形態>
図7は、この発明による楽器の第2実施形態であるギター1Aの構成を示す透視平面図である。図8は、図7のB−B´線に沿ってギター1Aの胴体10を切断して胴体10の内部の構成を示す断面図である。図7および図8に示すように、本実施形態によるギター1Aは、支持部材40に代えて支持部材40Aを有する点において第1実施形態によるギター1と異なる。
支持部材40Aは、その一端が開口端34の端部に固定されている点において支持部材40と同様であるが、その他端が側板16の内側の面に固定されている点において支持部材40と異なる。より詳細に説明する。支持部材40Aは、開口端34の端部におけるネック20の延長線から遠い部分と、胴体10のくびれている付近の側板16との間に設けられている。支持部材40Aは、ネック20の延長線に垂直に設けられており、裏板14(あるいは表板12)に水平に設けられている。本実施形態では、支持部材40Aは2個設けられており、各支持部材40Aは、開口端34の端部から互いに反対方向の側面16に向かって延びている。
このように、本実施形態によるギター1Aにおいても、第1実施形態と同様に、音響管30および支持部材40Aが表板12に固定されていない。また、ギター1Aでは、音響管30は支持部材40Aを介して側板16に固定されている。側板16は、表板12に比べてあまり振動しない部分である。側板16は元々振動が小さい部分であるため、支持部材40Aが側板16に固定されても支持部材40Aによって胴体10全体の振動が妨げられる虞も少ない。従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図9は、この発明による楽器の第3実施形態であるギター1Bの構成を示す透視平面図である。図10は、図9のC−C´線に沿ってギター1Bの胴体10を切断して胴体10の内部の構成の一部を示す断面図である。図9および図10に示すように、本実施形態によるギター1Bは、支持部材40に代えて支持部材40Bを有する点において第1実施形態によるギター1と異なる。
支持部材40Bは、その一端が開口端34の端部に固定されている点において支持部材40と同様であるが、その他端がネック支持部材17に固定されている点において支持部材40と異なる。より詳細に説明する。支持部材40Bは、開口端34の端部におけるネック20側と、ネック支持部材17との間に設けられている。支持部材40Bは、ネック20の延長線に沿って設けられており、裏板14(あるいは表板12)に水平に設けられている。
このように、本実施形態によるギター1Bにおいても、第1実施形態と同様に、音響管30および支持部材40Bが表板12に固定されていない。また、ギター1Bでは、音響管30は支持部材40Bを介してネック支持部材17に固定されている。ネック支持部材17は、表板12に比べてあまり振動しない部分である。ネック支持部材17は元々振動が小さい部分であるため、支持部材40Bがネック支持部材17に固定されても支持部材40Bによって胴体10全体の振動が妨げられる虞も少ない。従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
図11は、この発明による楽器の第4実施形態であるギター1Cの構成を示す透視平面図である。本実施形態によるギター1Cは、第2実施形態のギター1Aの技術的特徴と第3実施形態のギター1Bの技術的特徴を組み合わせたものである。すなわち、ギター1Cは、第2実施形態の支持部材40Aと第3実施形態の支持部材40Bの両方を有している。
本実施形態によるギター1Cでは、ネック20の延長線に垂直に配置された支持部材40Aとネック20の延長線に沿って配置された支持部材40Bの両方を有しているため、音響管30をより確実に胴体10に固定することができる。また、本実施形態によるギター1Cは、支持部材40Aおよび40Bを有するため、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果が得られる。
<第5実施形態>
図12は、この発明による楽器の第5実施形態であるギター1Dの構成を示す断面図である。図12は、ギター1Dのサウンドホール60付近をネック20の延長線に沿って切断したときのギター1Dの内部の構成を示している。本実施形態によるギター1Dは、緩衝材70をさらに有する点において第1実施形態によるギター1と異なる。
緩衝材70は、音響管30の開口端32とサウンドホール60の周縁部分の表板12の内側の面との間に設けられ、音響管30と表板12との隙間を埋める部材である。緩衝材70は、柔軟な材料からなる部材であり、例えば、ウレタンスポンジである。緩衝材70は、柔軟な部材であるため、表板12の振動に応じて容易に変形する。このため、緩衝材70は、表板12の振動を妨げない。
本実施形態によるギター1Dでは、音響管30の開口端32が緩衝材70を介してサウンドホール60の周縁部分に接触しているため、音響管30およびサウンドホール60を介して胴体10の内外を移動する空気が音響管30と表板12との間から漏えいすることはほとんどない。従って、ギター1Dでは、第1実施形態によるギター1と同様に、ヘルムホルツ共鳴が生じる。また、ギター1Dでは、緩衝材70が表板12の振動を妨げない。従って、本実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第6実施形態>
図13は、この発明による楽器の第6実施形態であるギター1Eの構成を示す断面図である。図13は、ギター1Eのサウンドホール60付近をネック20の延長線に沿って切断したときのギター1Eの内部の構成を示している。本実施形態によるギター1Eは、第5実施形態のギター1Dを変形したものである。ギター1Eは、音響管30に代えて音響管30Eを有し、緩衝材70に代えて緩衝材70Eを有する点において第5実施形態のギター1Dと異なる。
音響管30Eは、サウンドホール60の径よりも若干小さい外径を有する円筒状の管体である点において音響管30と異なる。音響管30Eは、その軸がサウンドホール60の中心に重なるように配置されている。音響管30Eは、開口端32Eの開口面がサウンドホール60の開口面に重なるように配置されている。音響管30Eは、第1および第5実施形態と同様に、支持部材40によって裏板14の響棒15に固定されている。
緩衝材70Eは、音響管30Eの開口端32Eの端部における側面と、サウンドホール60の周縁部分におけるサウンドホール60の中心に対向する面との間の極僅かな隙間に設けられ、その隙間を埋める部材である。緩衝材70Eは、第5実施形態と同様に、柔軟な部材であり、表板12の振動に応じて容易に変形する。
このように、本実施形態によるギター1Eは、表板12の振動を妨げることなく音響管30Eの開口端32Eとサウンドホール60の周縁との隙間を埋める緩衝材70Eを有しているため、本実施形態においても第5実施形態と同様の効果が得られる。
<第7実施形態>
図14は、この発明による楽器の第7実施形態であるギター1Fの構成の一部を示す組み立て図である。本実施形態によるギター1Fは、音響管30に代えて音響管30Fを有する点および支持部材40に代えて支持部材40Fを有する点において第1実施形態によるギター1と異なる。図14に示すように、本実施形態によるギター1Fは、音響管30Fを支持部材40Fに対して着脱可能にし、支持部材40Fを響棒15(すなわち胴体10)に対して着脱可能にしたものである。換言すると、ギター1Fは、音響管30Fを胴体10に対して着脱可能にしたものである。
音響管30Fは、複数(図14では、4個)の音響管片300に分割される点において音響管30と異なる。より詳細には、円筒状の音響管30Fは、音響管30Fの軸に沿った方向に切断されて、音響管30Fの周方向に均等に4分割される。図15は、分割された音響管片300の構成を示す平面図である。音響管片300の円弧方向(すなわち音響管30Fの周方向)の一方の端部には、結合部301が設けられ、同他方の端部には、結合部302が設けられている。結合部301は、当該結合部301が設けられている端部から突出する部分である。一方、結合部302は、当該結合部302が設けられている端部から窪んでいる部分である。突出している結合部301は、窪んでいる結合部302に挿入可能になっている。このため、音響管片300の結合部301を当該音響管片300に隣接する音響管片300の結合部301に挿入することにより、各音響管片300から音響管30Fを組み立てることができる一方、音響管片300の結合部301を当該音響管片300に隣接する音響管片300の結合部302から取り出すことにより、音響管30Fを各音響管片300に分解することができる。また、音響管片300における音響管30Fに組み立てたときのその軸に沿った方向の一方の端部には、結合部303が設けられている。結合部303は、音響管片300の側面から窪んでいる部分である。
支持部材40Fは、棒状の両端に各々突起を有する点において支持部材40と異なる。支持部材40Fの一端の突起は、音響管片300の窪んでいる結合部303に挿入可能になっている。このため、支持部材40Fの一端の突起を音響管片300の結合部303に挿入することにより、支持部材40Fに音響管片300(換言すると音響管30F)を取り付けることができる一方、支持部材40Fの一端の突起を音響管片300の結合部303から取り出すことにより、支持部材40Fから音響管片300(換言すると音響管30F)を取り外すことができる。また、本実施形態による響棒15は、支持部材40Fの他端の突起を挿入可能な窪みを有している。このため、支持部材40Fの他端の突起を響棒15の窪みに挿入することにより、支持部材40Fを響棒15(すなわち胴体10)に取り付けることができる一方、支持部材40Fの他端の突起を響棒15の窪みから取り出すことにより、響棒15(すなわち胴体10)から支持部材40Fを取り外すことができる。
低音を増強した音色を得たい場合には、ユーザは、ギター1Fに音響管30Fおよび支持部材40Fを装着する。具体的には、ユーザは、音響管30Fを各音響管片300に分解して、分解した各音響管片300と支持部材40Fとをサウンドホール60から胴体10内に収容した後に、胴体10内において音響管30Fを組み立てるとともに音響管30Fと支持部材40Fとを結合して支持部材40Fを響棒15に取り付ける。一方、従来のギターと同じ音色を得たい場合には、ユーザは、ギター1Fから音響管30Fおよび支持部材40Fを取り外す。具体的には、ユーザは、胴体10内において響棒15から支持部材40Fを取り外して支持部材40Fと音響管30Fとを分離し、さらに音響管30Fを各音響管片300に分離した後に、分解した各音響管片300と支持部材40Fとをサウンドホール60から胴体10外に取り出す。
このように、本実施形態によるギター1Fは、音響管30Fを支持部材40Fに対して着脱可能な構成にしており、その結果、音響管30Fを胴体10に対して着脱可能にしている。ギター1Fは、音響管30Fを胴体10に取り付けると、第1実施形態のギター1と同様な状態になる。このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、音響管30Fを胴体10に対して着脱可能であるため、ユーザは、低音を増強した音色とサウンドホールに音響管が取り付けられていない従来のギターと同じ音色のいずれかを選択することができ、ギター1Fの音色を調整することができる。このため、ギター1Fを用いれば、ユーザは、複数の音色の音を1個のギターで表現することができる。
また、本実施形態によるギター1Fでは、複数種類の音響管30Fおよび支持部材40Fを用意するようにしても良い。例えば、音響管30Fの長さが異なる複数の音響管30F(より正確には、組み立てた後の音響管30Fの長さが異なる複数組の音響管片300)と、それら複数の音響管30Fの各々に対応する長さを有する複数の支持部材40Fとを用意するようにしても良い。この態様では、ユーザは、長さの異なる音響管30Fおよび支持部材40Fの中から1の音響管30Fおよび支持部材40Fを選択し、その選択した音響管30Fおよび支持部材40Fを胴体10に取り付ける。このため、この態様では、選択した音響管30Fの長さに従ってヘルムホルツ共鳴周波数が変化してギター1Fの音色(特に低音の音色)が変化する。従って、この態様のギター1Fを用いれば、ユーザは、より多彩な音色の音を1個のギターで表現することができる。
なお、本実施形態のギター1Fは、音響管30Fを支持部材40Fから取り外すことが可能であるとともに、支持部材40Fを響棒15(胴体10)から取り外すことが可能な構成になっていた。しかし、ギター1Fは、支持部材40Fが響棒15(胴体10)に接着固定されていても良いし、支持部材40Fが音響管30Fに接着固定されていても良い。少なくとも、音響管30Fを胴体10から取り外すことができれば、本実施形態と同様の効果が得られるからである。
<第8実施形態>
図16は、この発明による楽器の第8実施形態であるギター1Gの側板を透かしてギター1Gの内部の構成の一部を示す透視側面図である。本実施形態によるギター1Gは、音響管30Eに代えて音響管30Gを有する点および支持部材40Eに代えて支持部材40Gを有する点において第6実施形態によるギター1Eと異なる。図16に示すように、本実施形態によるギター1Gは、音響管30Gを支持部材40Gに対して着脱可能にしたものである。また、本実施形態によるギター1Gは、音響管30Gの着脱を実現する構成が第7実施形態によるギター1Fと異なる。
図17は、音響管30Gの構成を示す側面図および平面図である。音響管30Gは、その外側面に溝部39Gが設けられている点において音響管30Eと異なる。溝部39Gは、音響管30Gの開口端34Gから音響管30Gの中央に向かって音響管30Gの軸に沿った方向に延びる細長い窪みである。溝部39Gは、複数個(例えば4個)設けられている。各溝部39Gは、音響管30Gの周方向に沿って分散して設けられている。また、音響管30Gの溝部39Gが設けられている開口端34Gに対して反対の開口端32Gの端部における側面には、音響管30Gと表板12との極僅かな隙間を塞ぐ緩衝材70Eが固定されている。
図16に示すように、支持部材40Gは、その一端が溝部39Gに挿入される点において支持部材40と異なる。支持部材40Gは、音響管30Gの溝部39Gの個数と同じ数(例えば4個)だけ設けられており、音響管30Gの溝部39Gと同様に音響管30Gの周方向に沿って分散して設けられている。
低音を増強した音色を得たい場合には、ユーザは、音響管30Gを支持部材40Gに取り付ける。より詳細に説明すると、ユーザは、音響管30Gの溝部39Gの設けられている開口端34G側から音響管30Gをサウンドホール60内に挿入する。次いで、ユーザは、支持部材40Gの先端の位置と溝部39Gの位置を合わせて、支持部材40Gの先端を開口端34G側から溝部39G内に挿入する。そして、ユーザは、支持部材40Gの先端が溝部39G内において開口端34G側から音響管30Gの中央側の先端に向かって移動するように、音響管30Gをサウンドホール60内に挿入する。支持部材40Gの先端が溝部39Gにおける音響管30Gの中央側の先端に到達すると、音響管30Gの開口端32Gの開口面はサウンドホール60の開口面に重なり、緩衝材70Eは音響管30Gと表板12との隙間を埋める。従って、音響管30Gを支持部材40Gに取り付けると第6実施形態と同じ状態になり、この状態では、第6実施形態と同様の効果が得られる。
従来のギターと同じ音色を得たい場合には、ユーザは、音響管30Gを支持部材40Gから取り外す。より詳細に説明すると、ユーザは、支持部材40Gの先端が溝部39G内において音響管30Gの中央側の先端から開口端34Gに向かって移動するように音響管30Gを移動して、支持部材40Gの先端を溝部39G外へ取り出す。そして、ユーザは、支持部材40Gから取り外した音響管30Gをサウンドホール60から胴体10外に取り出す。
このように、本実施形態によるギター1Gは、音響管30Gを支持部材40Gに対して着脱可能にすることにより音響管30Gを胴体10に対して着脱可能にしている。このため、本実施形態においても、第7実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態によるギター1Gは、音響管を音響管片に分解することなく着脱可能であるため、第7実施形態によるギター1Fに比べて、着脱が容易である。
また、本実施形態によるギター1Gにおいても、第7実施形態と同様に、複数種類の音響管30G(例えば、音響管30Gの長さが異なる音響管30G)を用意するようにしても良い。そして、第7実施形態と同様に、ユーザは、長さの異なる音響管30Gの中から1の音響管30Gを選択し、その選択した音響管30Gを支持部材40Gに取り付ける。この態様では、溝部39Gは、音響管30Gの溝部39Gの設けられていない開口端32Gから溝部39Gにおける音響管30Gの中央側の先端までの距離が複数の音響管30Gの各々において同じになるように設けられる。溝部39Gがこのように設けられることにより、音響管30Gの長さが異なっていても音響管30Gの開口端32Gの開口面をサウンドホール60の開口面に重ね合わせることができる。この態様においても、第7実施形態と同様に、選択した音響管30Gの長さに従ってヘルムホルツ共鳴周波数が変化してギター1Gの音色が変化する。従って、この態様のギター1Gを用いれば、ユーザは、より多彩な音色の音を1個のギターで表現することができる。
本実施形態では、支持部材40Gの他端は響棒15に固定されている。しかし、支持部材40Gは、響棒15(すなわち胴体10)に対して着脱可能になっていても良い。音響管30Gが胴体10に対して着脱可能であることに変わりはないからである。その着脱可能な構成は、第7実施形態と同様にして実現することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の第1から第8実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記各実施形態では、アコースティックギターに関する具体的な実施形態を例示した。しかし、本発明による楽器は、アコースティックギターに限られない。少なくとも、サウンドホールが設けられた表板であって、演奏によって振動する表板を有する楽器であれば、本発明の技術的特徴を適用することができる。例えば、音を電気的に増幅する機能を有するアコースティックギター(いわゆるエレアコ)や、バイオリンなどの他の弦楽器に適用することができる。さらには、弦楽器に限られず、カホンなどの打楽器にも適用することができる。カホンなどもサウンドホールが設けられた表板であって、演奏によって振動する表板を備えているからである。
(2)上記第5および第6実施形態における緩衝材70および70Eは、ウレタンスポンジであった。しかし、緩衝材は、ウレタンスポンジに限られない。少なくとも、表板の振動を妨げることなく音響管と表板との隙間を埋めることが可能な材料であれば良い。例えば、緩衝材は、ゴムなどの弾性体からなるものであっても良いし、剛性の低い薄膜であっても良い。
(3)上記各実施形態による音響管30〜30Gは、まっすぐな円筒状の管であった。しかし、音響管の形状は、これに限られない。音響管は、その一方の開口端から他方の開口端に至る途中において屈曲していても良い。具体的には、音響管の一方の開口端がサウンドホールの周縁部分に接し、他方の開口端が側面に向かって開口する、という具合である。この態様では、例えば、屈曲することよって裏板と向かい合うようになった音響管の側面に支持部材の一端を固定すれば良い。このように音響管を屈曲させると、音響管の長さを表板と裏板との間の距離よりも長くすることができる。また、音響管は、f形のサウンドホールに合わせた形状の管であっても良い。この態様においても、上記各実施形態と同様の効果が得られる。また、音響管の両端付近の形状を、音響管の内壁により囲まれた空間が音響管の中央側から両端に進むに従って放射状に徐々に広がるフレア形状にしても良い。この態様では、音響管を介した空気の流入および流出を滑らかにすることができ、空気の流入および流出に起因する異音(いわゆる風切り音)の発生を低減することができる。
(4)上記各実施形態による支持部材40〜40Gは、棒状の部材であった。しかし、支持部材は、棒状の部材に限られない。例えば、支持部材は、板状の部材であっても良い。また、支持部材による音響管の支持態様は、接着固定に限られない。例えば、磁石を用いて音響管を固定しても良い。具体的には、音響管を鉄材からなる管体とし、支持部材の先端に磁石を設け、支持部材の先端と音響管とを磁力により結合する、という具合である。
(5)上記第7および第8実施形態によるギター1Fおよび1Gは、音響管30Fおよび30Gを支持部材40Fおよび40Gおよび胴体10に対して着脱可能にしたものであった。音響管を支持部材および胴体に対して着脱可能な具体的な構成は、上記第7および第8実施形態に例示した構成に限られない。
(6)上記各実施形態の特徴を組み合わせても良い。
(7)上記第1実施形態のギター1では、音響管30の開口端32がサウンドホール60の周縁部分に接していた。しかし、音響管30の開口端32がサウンドホール60の周縁部分に近接して、音響管30の開口端32とサウンドホール60の周縁部分との間に極僅かな隙間を有していても良い。この極僅かな隙間は、具体的には、音響管30の側壁を開口端32から表板12の内側の面まで延長したときの当該延長した側壁部分の表面積(すなわち、隙間部分の表面積)が、開口端32の開口面の面積あるいはサウンドホール60の面積よりも十分に小さくなるような隙間である。さらに具体的には、音響管30の開口端32と表板12の内側の面との間の距離は、1mm以下であり、好ましくは0.3mm以下である。このように、音響管30と表板12との隙間は極僅かであるため、音響管30およびサウンドホール60を介する空気の移動に際して、この隙間から漏えいする空気は少ない。このため、この態様においても、音響管30およびサウンドホール60は、バスレフポートとして機能する。従って、この態様においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(8)ギターは、表板12が振動しない間は音響管30の開口端32とサウンドホール60の周縁部分との間に僅かな隙間を有し、表板12が振動した際には音響管30の開口端32とサウンドホール60の周縁部分とが接触するものであっても良い。この態様においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(9)上記第8実施形態では、音響管30Gに緩衝材70Eが設けられていた。しかし、この緩衝材70Eを省略しても良い。この際、音響管30Gの開口端32は、サウンドホール60の周縁部分に接していても良いし近接していても良い。音響管30Gを装着することによって音量を減少させずに低音が増強されることと、音響管30Gを着脱することによって音響管30Gの音色が変わることに変わりはないからである。
(10)上記各実施形態による音響管30〜30Gは、表板12に固定されず、かつ、支持部材40〜40Gを介して表板12以外の他の胴体10部分に固定されていた。しかし、音響管は、支持部材を介して表板以外の他の胴体部分に固定されるとともに、表板に固定されても良い。この態様では、音響管は支持部材と表板とによって支持されるため、音響管の質量は、支持部材と表板とに分散される。すなわち、表板には、音響管の質量の一部が付加される。このため、表板の振動は、音響管が表板に固定されない態様に比べて減衰するものの、音響管が表板のみに固定される態様に比べて減少する度合いは少ない。従って、上記各実施形態に比べて音量は減少するものの、音響管が表板のみに固定される態様に比べて音量の減少する度合いは少なくなる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G…ギター、10…胴体、12…表板、14…裏板、15…響棒、16…側板、17…ネック支持部材、20…ネック、30,30E,30F,30G…音響管、32,34…開口端、39G…溝部、300…音響管片、301,302,303…結合部、40,40A,40B,40F,40G…支持部材、50…ブリッジ、60…サウンドホール、70,70E…緩衝材。

Claims (4)

  1. サウンドホールが設けられた表板を含む中空の胴体と、
    両端が開口する音響管と、
    前記胴体の内側に収容されて、前記音響管を前記表板に固定することなく、前記音響管の一方の開口端が前記サウンドホールの周縁部分に接触または近接するように前記音響管を前記胴体に支持する支持部材と、
    を具備することを特徴とする楽器。
  2. 前記支持部材を、前記表板に対向する裏板を補強する棒状部材、前記表板に交差する側板および弦が張られるネックを支持するネック支持部材の少なくとも一つに固定したことを特徴とする請求項1に記載の楽器。
  3. 前記音響管と前記表板との隙間を埋める緩衝材をさらに具備することを特徴とする請求項1または2に記載の楽器。
  4. 前記音響管を前記胴体に対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1の請求項に記載の楽器。
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