JP2016166615A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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【課題】差動ギヤ機構の焼き付き耐力を向上させる。【解決手段】ディファレンシャル装置1は、内部に差動ギヤ機構を収容するとともに、略水平な中心軸Ax回りに回転可能に支持されたデフケース2と、デフケース2に同心状に固定され、当該デフケース2を所定の回転方向Rに回転させるリングギヤ3と、デフケース2との間に隙間を介在させつつ、当該デフケース2の下部を覆うように設けられたバッフルプレート4とを備える。デフケース2は、当該デフケース2の内部と外部を連通させるとともに、当該デフケース2の回転に伴ってバッフルプレート4内から出没する位置に形成された潤滑油導入孔21bを有する。バッフルプレート4は、デフケース2のとの間の隙間CLが、回転方向Rの上流側の入口側隙間CL1よりも下流側の出口側隙間CL2の方が狭くなるように設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、バッフルプレートを備えるディファレンシャル装置に関する。
従来、車両用のディファレンシャル装置として、スピンロスを低減させるためのバッフルプレートを備えるものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このバッフルプレートは、差動ギヤ機構を収容するディファレンシャルケース(以下、「デフケース」という)に固定されたリングギヤ(ファイナルドリブンギヤ)に対し、隙間を介在させつつその下部を覆うように設けられている。
そのため、リングギヤが回転することにより潤滑油がバッフルプレートとの隙間内に入りにくくなり、リングギヤがバッフルプレート内から掻き出す排出油量に対して流入油量が少なくなる。これにより、リングギヤに対する潤滑油の撹拌抵抗が低減し、ひいてはスピンロスが低減する。
特許第5534603号明細書 国際公開第2014/017301号
ところで、デフケース内の差動ギヤ機構に対する潤滑油供給は、主に、リングギヤが掻き揚げた潤滑油をデフケースの孔部から導入させることで行われる。
しかしながら、上記従来のディファレンシャル装置では、上述の通りバッフルプレート内からの排出油量が増えるため、リングギヤがバッフルプレート内から掻き揚げる潤滑油量が減ってしまう。その結果、デフケース内に供給される潤滑油量も減ることとなり、差動ギヤ機構の焼き付き耐力が低下してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、差動ギヤ機構の焼き付き耐力を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内部に差動ギヤ機構を収容するとともに、略水平な中心軸回りに回転可能に支持されたケース部材と、
前記ケース部材に同心状に固定され、当該ケース部材を所定の回転方向に回転させるリングギヤと、
前記ケース部材との間に隙間を介在させつつ、当該ケース部材の下部を覆うように設けられたバッフルプレートと、
を備えるディファレンシャル装置であって、
前記ケース部材は、当該ケース部材の内部と外部を連通させるとともに、当該ケース部材の回転に伴って前記バッフルプレート内から出没する位置に形成された孔部を有し、
前記バッフルプレートは、前記ケース部材との間の隙間が、前記回転方向の上流側の入口側隙間よりも下流側の出口側隙間の方が狭くなるように設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のディファレンシャル装置において、
前記バッフルプレートは、前記ケース部材との間の隙間が前記回転方向の上流側から下流側に向かって次第に狭くなるように、軸方向に沿った内周面の中心軸が、前記ケース部材の前記中心軸に対して水平方向で前記回転方向の上流側に偏心していることを特徴とする。
ここで、「軸方向」とは、ケース本体部の中心軸に沿った方向を意味する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のディファレンシャル装置において、
前記ケース部材は、前記差動ギヤ機構を収容するとともに、前記中心軸及び前記孔部を有するケース本体部を有し、
前記リングギヤは、前記ケース部材のうち前記ケース本体部よりも軸方向の一方側の部分に固定され、
前記バッフルプレートは、前記リングギヤの下部を覆うギヤ被覆部と、前記ケース部材のうちの前記ケース本体部の下部を覆うケース被覆部とを有し、
前記ギヤ被覆部は、前記リングギヤとの間の隙間が周方向に沿って略一定となるように設けられ、
前記ケース被覆部は、前記ケース本体部との間の隙間が、前記入口側隙間よりも前記出口側隙間の方が狭くなるように設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、差動ギヤ機構を収容するケース部材の下部を覆うようにバッフルプレートが設けられ、このバッフルプレートとケース部材との間の隙間は、ケース部材の回転方向の上流側の入口側隙間よりも下流側の出口側隙間の方が狭くなっている。
これにより、ケース部材の回転に伴って出口側隙間からバッフルプレート外に排出される潤滑油量よりも入口側隙間から流入する潤滑油量の方が多くなる。その結果、バッフルプレート内には潤滑油が溜まりやすくなるため、ケース部材の回転に伴ってバッフルプレート内から出没する孔部から掬い揚げられるようにして、この溜まった潤滑油がケース部材内に好適に導入される。
したがって、ケース部材内の差動ギヤ機構に好適に潤滑油を供給することができ、差動ギヤ機構の焼き付き耐力を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、バッフルプレートとケース部材との間の隙間が回転方向の上流側から下流側に向かって次第に狭くなるように、バッフルプレートの内周面の中心軸が、ケース部材の中心軸に対して水平方向で回転方向の上流側に偏心している。
これにより、潤滑油はバッフルプレート内に円滑に流れて、より溜まりやすくなる。
したがって、ケース部材内の差動ギヤ機構にさらに好適に潤滑油を供給することができ、差動ギヤ機構の焼き付き耐力をさらに向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、バッフルプレートのうち、リングギヤの下部を覆うギヤ被覆部は、リングギヤとの間の隙間が周方向に沿って略一定となるように設けられる一方で、差動ギヤ機構が収容されるケース本体部の下部を覆うケース被覆部は、ケース本体部との間の隙間が回転方向の上流側の入口側隙間よりも下流側の出口側隙間の方が狭くなるように設けられている。
これにより、バッフルプレートのうちのギヤ被覆部では、排出油量に対して流入油量を少なくしてリングギヤに対する潤滑油の撹拌抵抗を好適に低減させるとともに、一方のケース被覆部では、上述の通りケース部材内の差動ギヤ機構に好適に潤滑油を供給することができる。
したがって、スピンロスを好適に低減させつつ、差動ギヤ機構の焼き付き耐力を向上させることができる。
実施形態におけるディファレンシャル装置の斜視図である。 実施形態におけるディファレンシャル装置の側面図である。 図2のIII−III線でのディファレンシャル装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本実施形態におけるディファレンシャル装置1の斜視図及び側面図であり、図3は、図2のIII−III線でのディファレンシャル装置1の断面図である。但し、図3では、後述のディファレンシャルケース2が図2の状態から90°回転した状態を示している。
図1及び図2に示すように、ディファレンシャル装置1は、車両用の差動装置であり、図示しないハウジングの内部に、ディファレンシャルケース(以下、「デフケース」という)2と、リングギヤ3と、バッフルプレート4とを備えている。
このうち、デフケース2は、内部がデフ室21a(図3参照)とされたケース本体部21を有している。デフ室21a内には、各一対のサイドギヤ及びピニオンギヤが噛合してなるベベルギヤ式の差動ギヤ機構(図示省略)が収容されている。
ケース本体部21には、デフ室21aの中心を通る略水平な中心軸Axに沿って当該ケース本体部21から両側方へ延出した円筒状の2つの延出部22,22が設けられている。各延出部22は外周面が軸受5で支持されており、これにより、デフケース2は中心軸Ax回りに回転可能となっている。各延出部22は、その円筒内部がデフ室21a内と連通しており、デフ室21a内のサイドギヤと接続されたドライブシャフト(図示省略)が当該円筒内部に挿通されている。
ケース本体部21のうち、中心軸Axに沿った方向(以下、「軸方向」という)の一方側(図2の左側)の端部であって、当該一方側の延出部22の基端部には、リングギヤ3が取り付けられる円環板状のフランジ部23が、当該ケース本体部21から外径方向に張り出すように突設されている。
また、ケース本体部21には、2つの潤滑油導入孔21b,21bと、2つの軸受孔21c,21cとが形成されている。
このうち、2つの潤滑油導入孔21b,21bは、外部からデフ室21a内に潤滑油を導入するためのものであり、中心軸Axと直交する方向に沿いつつ互いに軸対称となる位置に形成され、ケース本体部21の内部と外部を連通させている。また、2つの潤滑油導入孔21b,21bは、デフケース2の回転に伴って、ケース本体部21の略下半部を覆う後述のバッフルプレート4のケース被覆部42内から出没する位置に形成されている。
一方、2つの軸受孔21c,21cは、デフ室21a内のピニオンギヤのシャフト(図示省略)を軸支するものであり、2つの潤滑油導入孔21b,21bに沿った方向及び中心軸Axのいずれとも直交する方向に沿いつつ、互いに軸対称となる位置に形成されている。
リングギヤ3は、図示しないファイナルドライブギヤと噛合するファイナルドリブンギヤであり、歯面を軸方向の一方側(図2の左側)に向けつつ、その中心軸をデフケース2(ケース本体部21)の中心軸Axと一致させた状態で、デフケース2のフランジ部23に固定されている。そのため、リングギヤ3は、ファイナルドライブギヤの回転に伴って、デフケース2を一体的に回転方向R(図3参照)に回転させる。これにより、ファイナルドライブギヤの出力が差動ギヤ機構のサイドギヤに接続されたドライブシャフトに伝わるようになっている。
バッフルプレート4は、上方へ開口する椀状の潤滑油収容部品であり、デフケース2及びリングギヤ3との間に隙間を介在させつつ、これらデフケース2及びリングギヤ3の略下半部を覆うように配置されて、図示しないハウジングに固定されている。より詳しくは、バッフルプレート4は、リングギヤ3の略下半部を覆うギヤ被覆部41と、デフケース2のうちのケース本体部21の略下半部を覆うケース被覆部42とを備えて構成されている。
このうち、ギヤ被覆部41は、図3に示すように、リングギヤ3の外形にほぼ倣った形状に形成されるとともに、内外周面の中心軸がケース本体部21の中心軸Ax(すなわちリングギヤ3の中心軸)と略一致している。そのため、ギヤ被覆部41とリングギヤ3との間の隙間は、周方向の全域に亘って略一定となっている。
なお、本実施形態におけるギヤ被覆部41には、リングギヤ3の外径方向に位置する側壁の一部に切欠きが形成されているが(図1及び図2参照)、この切欠きは図示しない他部品との干渉を避けるためのものであり、形成しなくともよい。
一方、ケース被覆部42は、リングギヤ3の外形にほぼ倣った形状に形成されるとともに、軸方向に沿った内外周面の中心軸42aがケース本体部21の中心軸Axに対して偏心している。より詳しくは、ケース被覆部42は、内外周面の中心軸42aが、ケース本体部21の中心軸Axよりもやや下側、且つ、水平方向でリングギヤ3の回転方向Rの上流側(図3の左側)に偏心している。そのため、ケース本体部21の外周面(回転時の外形軌跡L)とケース被覆部42の内周面との間の隙間CLは、デフケース2の回転方向Rの上流側から下流側に向かって次第に狭くなっている。
但し、この隙間CLは、回転方向Rの下流側(最下流部)での出口側隙間CL2が上流側(最上流部)の入口側隙間CL1よりも狭ければよく、回転方向Rの上流側から下流側に向かって次第に狭くなっていなくともよい。なお、本実施形態では、隙間CLの出口側隙間CL2が、組立精度等を加味したうえでバッフルプレート4とケース本体部21とが接触しない最小の隙間として、約1.5mmに設定されている。
続いて、ディファレンシャル装置1におけるデフ室21a内の差動ギヤ機構への潤滑油供給について説明する。
ディファレンシャル装置1では、ファイナルドライブギヤの回転に伴ってリングギヤ3とデフケース2とが回転方向Rへ回転すると、図示しないハウジングの内部に貯留された潤滑油がリングギヤ3によって掻き揚げられ、バッフルプレート4内に収容される。
このとき、リングギヤ3が回転することにより、潤滑油がバッフルプレート4のギヤ被覆部41内に入りにくくなるため、リングギヤ3がギヤ被覆部41内から掻き出す排出油量に対してギヤ被覆部41内への流入油量が少なくなる。これにより、リングギヤ3に対する潤滑油の撹拌抵抗が低減し、ひいてはスピンロスが低減する。
リングギヤ3に掻き揚げられた潤滑油は、ファイナルドライブギヤとリングギヤ3自身との噛合部を潤滑するとともに、デフケース2(ケース本体部21)の2つの潤滑油導入孔21b,21bを通じてデフ室21a内に導入されて、差動ギヤ機構を潤滑する。
また、デフ室21a内の差動ギヤ機構は、バッフルプレート4のケース被覆部42内に溜まった潤滑油によっても潤滑される。具体的には、ケース被覆部42内に溜まった潤滑油が、デフケース2の回転に伴ってケース被覆部42内から出没する2つの潤滑油導入孔21b,21bから掬い揚げられるようにしてケース本体部21のデフ室21a内に導入され、差動ギヤ機構を潤滑する。
このとき、ケース本体部21とケース被覆部42との間の隙間CLは、出口側隙間CL2が入口側隙間CL1よりも狭くなっているため、デフケース2の回転に伴って出口側隙間CL2から隙間CL(ケース被覆部42)外に排出される潤滑油量よりも入口側隙間CL1から流入する潤滑油量の方が多くなる。その結果、ケース被覆部42内には潤滑油が溜まりやすくなり、ひいては、デフ室21a内に潤滑油を導入しやすくなる。
こうして、デフ室21a内の差動ギヤ機構は、バッフルプレート4のギヤ被覆部41内からリングギヤ3が掻き揚げる潤滑油に加えて、バッフルプレート4のケース被覆部42内に溜まった潤滑油によっても好適に潤滑され、焼き付きが防止される。
以上のように、本実施形態のディファレンシャル装置1によれば、差動ギヤ機構を収容するデフケース2(ケース本体部21)の下部を覆うようにバッフルプレート4(ケース被覆部42)が設けられ、このケース被覆部42とケース本体部21との間の隙間CLは、デフケース2の回転方向Rの上流側の入口側隙間CL1よりも下流側の出口側隙間CL2の方が狭くなっている。
これにより、デフケース2の回転に伴って出口側隙間CL2からケース被覆部42外に排出される潤滑油量よりも入口側隙間CL1から流入する潤滑油量の方が多くなる。その結果、ケース被覆部42内には潤滑油が溜まりやすくなるため、デフケース2の回転に伴ってケース被覆部42内から出没する潤滑油導入孔21bから掬い揚げられるようにして、この溜まった潤滑油がケース本体部21内のデフ室21aに好適に導入される。
したがって、デフ室21a内の差動ギヤ機構に好適に潤滑油を供給することができ、差動ギヤ機構の焼き付き耐力を向上させることができる。
また、バッフルプレート4(ケース被覆部42)とデフケース2(ケース本体部21)との間の隙間CLが回転方向Rの上流側から下流側に向かって次第に狭くなるように、ケース被覆部42の内周面の中心軸42aが、ケース本体部21の中心軸Axに対して水平方向で回転方向Rの上流側に偏心している。
これにより、潤滑油はケース被覆部42内に円滑に流れて、より溜まりやすくなる。
したがって、デフ室21a内の差動ギヤ機構にさらに好適に潤滑油を供給することができ、差動ギヤ機構の焼き付き耐力をさらに向上させることができる。
また、バッフルプレート4のうち、リングギヤ3の下部を覆うギヤ被覆部41は、リングギヤ3との間の隙間が周方向に沿って略一定となるように設けられる一方で、差動ギヤ機構が収容されるケース本体部21の下部を覆うケース被覆部42は、ケース本体部21との間の隙間CLが回転方向Rの上流側の入口側隙間CL1よりも下流側の出口側隙間CL2の方が狭くなるように設けられている。
これにより、バッフルプレート4のうちのギヤ被覆部41では、排出油量に対して流入油量を少なくしてリングギヤ3に対する潤滑油の撹拌抵抗を好適に低減させるとともに、一方のケース被覆部42では、上述の通りデフ室21a内の差動ギヤ機構に好適に潤滑油を供給することができる。
したがって、スピンロスを好適に低減させつつ、差動ギヤ機構の焼き付き耐力を向上させることができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、バッフルプレート4のうちのケース被覆部42のみがデフケース2の中心軸Axに対して偏心していることとしたが、ギヤ被覆部41もケース被覆部42と同様に偏心していることとしてもよい。
また、バッフルプレート4は、デフケース2及びリングギヤ3の略下半部を覆っていることとしたが、これらの下部を覆っていればよい。
1 ディファレンシャル装置
2 ディファレンシャルケース(ケース部材)
21 ケース本体部
21a デフ室
21b 潤滑油導入孔(孔部)
Ax 中心軸
L 外形軌跡
3 リングギヤ
4 バッフルプレート
41 ギヤ被覆部
42 ケース被覆部
42a 中心軸
CL 隙間
CL1 入口側隙間
CL2 出口側隙間
R 回転方向

Claims (3)

  1. 内部に差動ギヤ機構を収容するとともに、略水平な中心軸回りに回転可能に支持されたケース部材と、
    前記ケース部材に同心状に固定され、当該ケース部材を所定の回転方向に回転させるリングギヤと、
    前記ケース部材との間に隙間を介在させつつ、当該ケース部材の下部を覆うように設けられたバッフルプレートと、
    を備えるディファレンシャル装置であって、
    前記ケース部材は、当該ケース部材の内部と外部を連通させるとともに、当該ケース部材の回転に伴って前記バッフルプレート内から出没する位置に形成された孔部を有し、
    前記バッフルプレートは、前記ケース部材との間の隙間が、前記回転方向の上流側の入口側隙間よりも下流側の出口側隙間の方が狭くなるように設けられていることを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記バッフルプレートは、前記ケース部材との間の隙間が前記回転方向の上流側から下流側に向かって次第に狭くなるように、軸方向に沿った内周面の中心軸が、前記ケース部材の前記中心軸に対して水平方向で前記回転方向の上流側に偏心していることを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
  3. 前記ケース部材は、前記差動ギヤ機構を収容するとともに、前記中心軸及び前記孔部を有するケース本体部を有し、
    前記リングギヤは、前記ケース部材のうち前記ケース本体部よりも軸方向の一方側の部分に固定され、
    前記バッフルプレートは、前記リングギヤの下部を覆うギヤ被覆部と、前記ケース部材のうちの前記ケース本体部の下部を覆うケース被覆部とを有し、
    前記ギヤ被覆部は、前記リングギヤとの間の隙間が周方向に沿って略一定となるように設けられ、
    前記ケース被覆部は、前記ケース本体部との間の隙間が、前記入口側隙間よりも前記出口側隙間の方が狭くなるように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のディファレンシャル装置。
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