JP2016023796A - 変速機の潤滑装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】潤滑油供給源よりも高所に位置する要潤滑部31,32を潤滑する変速機の潤滑装置は、要潤滑部と潤滑油供給源との間に設けられた潤滑油供給路を備え、潤滑油供給路の下流部には、潤滑油の流量を制限する環状隙間絞り13,14が設けられ、潤滑油は環状隙間絞りを通って要潤滑部に供給される。下流部は、潤滑油供給源よりも要潤滑部に近い位置であり、好ましくは前記要潤滑部の近傍の位置である。
【選択図】図3
Description
ここで、特許文献1に開示された潤滑装置において潤滑油量をさらに低減させるためには、オリフィス絞りの径を小さくする必要がある。
潤滑油供給源よりも高所に位置する要潤滑部を潤滑する変速機の潤滑装置であって、
前記要潤滑部と前記潤滑油供給源との間に設けられた潤滑油供給路を備え、
前記潤滑油供給路の下流部には環状隙間絞りが設けられ、前記潤滑油は該環状隙間絞りを通って要潤滑部に供給されることを特徴とする。
前記環状隙間絞りは、変速機ケースに設けられた孔部の内周面と、該孔部に嵌入された円筒体の外周面との間の隙間で構成されることを特徴とする。
前記要潤滑部は、前記変速機ケースに取り付けられて中空回転軸の一端を回転自在に支持する支持部材を含み、
前記円筒体は、前記中空回転軸内に挿通され、前記支持部材側の端部で前記孔部に嵌入されていることを特徴とする。
前記変速機ケースは、第1ケースと第2ケースとを有し、
前記支持部材は、前記変速機ケースの第1ケースに取り付けられ、
前記要潤滑部は、前記変速機ケースの第2ケースに取り付けられて前記中空回転軸の他端を回転自在に支持する第2の支持部材を含み、
前記孔部は、前記変速機ケースの第1ケースに設けられ、
前記円筒体は、管状部材であって、前記第2の支持部材側の端部で、前記変速機ケースの第2ケースに設けられた第2の孔部に嵌入され、
前記第2の孔部の内周面と前記管状部材の外周面との間の隙間で第2の環状隙間絞りが構成され、
前記潤滑油供給路は、前記第1ケース側から前記管状部材内を通って第2ケース側に通じる分岐油路を有し、
前記潤滑油の一部は、前記第2の環状隙間絞りを通って第2の支持部材に供給されることを特徴とする。
特に、環状隙間絞りはオリフィス絞りに比べて圧力損失が大きい特性を有するため、この環状隙間絞りを潤滑油供給路の下流部に設けることにより、潤滑油供給源の油圧が高い状態で、潤滑油供給源よりも高所に位置する要潤滑部に確実に潤滑油を供給しつつ、潤滑油量を充分に低減させることができる。
この自動変速機100は、FF(フロントエンジンフロントドライブ)式の車両に搭載される横置き型の自動変速機であり、変速機ケース10の第1ケース11内に収納された変速機構、差動装置(共に図示せず)を備える。
上記コントロールバルブユニット21内にはプレッシャレギュレータバルブ22(以下、レギュレータバルブと称す)が設けられている。レギュレータバルブ22には、オイルポンプ23によりオイルパン20から吸い上げられた作動油が送られる。オイルポンプ23は、入力軸に取り付けられて車両の駆動源により駆動される機械式のオイルポンプである。なお、当該車両の駆動源はエンジンであってもモータであってもよい。
カウンタ軸30は、ニードル軸受31を介して第1ケース11に回転自在に支持され、ローラ軸受32を介して第2ケース12に回転自在に支持されている。軸受31,32は、変速機ケース10に取り付けられる支持部材の一例であり、本実施形態における要潤滑部に相当する。
駆動源による駆動力は、カウンタドライブギヤ41からカウンタドリブンギヤ33へ、次にファイナルドライブギヤ34からファイナルドリブンギヤ51へ伝達され、図示しない差動装置へ入力される。
レギュレータバルブ22から排出された潤滑油は、潤滑油路25を介して、さらに第1環状隙間絞り13を通ってニードル軸受31に供給され、残りの潤滑油は、管状部材36の内部36aを通る。図5に示すように、管状部材36の内部36aから出た潤滑油は、第2環状隙間絞り14を介してローラ軸受32に供給される。
11a、12a 第1孔部、第2孔部
13、14 第1環状隙間、第2環状隙間
22 プレッシャレギュレータバルブ
25 潤滑油路
30 カウンタ軸
31、32 ニードル軸受、ローラ軸受(要潤滑部)
36 管状部材
36a 管状部材の内部(分岐油路)
100 自動変速機
Claims (4)
- 潤滑油供給源よりも高所に位置する要潤滑部を潤滑する変速機の潤滑装置であって、
前記要潤滑部と前記潤滑油供給源との間に設けられた潤滑油供給路を備え、
前記潤滑油供給路の下流部には環状隙間絞りが設けられ、前記潤滑油は該環状隙間絞りを通って要潤滑部に供給されることを特徴とする
変速機の潤滑装置。 - 前記環状隙間絞りは、変速機ケースに設けられた孔部の内周面と、該孔部に嵌入された円筒体の外周面との間の隙間で構成されることを特徴とする、
請求項1に記載の変速機の潤滑装置。 - 前記要潤滑部は、前記変速機ケースに取り付けられて中空回転軸の一端を回転自在に支持する支持部材を含み、
前記円筒体は、前記中空回転軸内に挿通され、前記支持部材側の端部で前記孔部に嵌入されていることを特徴とする、
請求項2に記載の変速機の潤滑装置。 - 前記変速機ケースは、第1ケースと第2ケースとを有し、
前記支持部材は、前記変速機ケースの第1ケースに取り付けられ、
前記要潤滑部は、前記変速機ケースの第2ケースに取り付けられて前記中空回転軸の他端を回転自在に支持する第2の支持部材を含み、
前記孔部は、前記変速機ケースの第1ケースに設けられ、
前記円筒体は、管状部材であって、前記第2の支持部材側の端部で、前記変速機ケースの第2ケースに設けられた第2の孔部に嵌入され、
前記第2の孔部の内周面と前記管状部材の外周面との間の隙間で第2の環状隙間絞りが構成され、
前記潤滑油供給路は、前記第1ケース側から前記管状部材内を通って第2ケース側に通じる分岐油路を有し、
前記潤滑油の一部は、前記第2の環状隙間絞りを通って第2の支持部材に供給されることを特徴とする、
請求項3に記載の変速機の潤滑装置。
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JP2014151015A JP6201923B2 (ja) | 2014-07-24 | 2014-07-24 | 変速機の潤滑装置 |
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JP6201923B2 JP6201923B2 (ja) | 2017-09-27 |
Family
ID=55270723
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017214969A (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社Subaru | 潤滑構造 |
CN111561555A (zh) * | 2019-02-13 | 2020-08-21 | 本田技研工业株式会社 | 油供给单元 |
Citations (3)
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JPS593058U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-10 | 日野自動車株式会社 | トランスミツシヨン |
JPS62106177A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-16 | Honda Motor Co Ltd | 軸部材の給油装置 |
JP2009127794A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Mazda Motor Corp | 自動変速機 |
-
2014
- 2014-07-24 JP JP2014151015A patent/JP6201923B2/ja active Active
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CN111561555B (zh) * | 2019-02-13 | 2022-11-29 | 本田技研工业株式会社 | 油供给单元 |
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---|---|
JP6201923B2 (ja) | 2017-09-27 |
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